ハタラクティブ
ハタラクティブ

正社員になれないのはなぜ?年齢別の就活のコツやおすすめの仕事を解説!

正社員になれないのはなぜ?年齢別の就活のコツやおすすめの仕事を解説!の画像

この記事のまとめ

  • 日本の就業者のうち、正社員になれない(ならない)非正規雇用者は約40%
  • 非正規雇用社員から正社員になる人は、年平均で約12万人いる
  • 就職しやすい職種には営業職や介護職、IT系職種などがある
  • 正社員になれない原因には、面接対策不足やスキル不足などが挙げられる
  • なかなか正社員になれない人は「未経験OK」や「フリーター歓迎」の求人を探そう

フリーターや契約社員といった非正規雇用社員として働く人のなかには、「正社員になりたくてもなれない」とお悩みの方もいるでしょう。正社員になれない原因には、面接の対策不足やビジネスマナーが身についていないことなどが挙げられます。

正社員になるには、就きたい職種や業界の情報収集をして面接対策をするだけでなく、「未経験OK」「ニート・フリーター歓迎」といった求人を探すことも有効な手段です。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えながら、正社員になれない人の割合や背景、就職するにはどうすれば良いのかを解説していきます。就職するのにおすすめの職種もあわせてご紹介するので、正社員を目指している方はぜひご一読ください。

正社員になれない人の割合とその背景

まずは、正社員になれない人の割合とその背景について確認してみましょう。高校や大学卒業後、多くの方が選択する正社員という働き方ですが、なかには正社員にならず非正規雇用社員として働いている方もいます。一体どのくらいの人々が、そのような状況にあるのでしょうか。

正社員になれない人の割合

2023年4~6月期のデータを収集した総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」に調査によると、就業者5,733万人のうち3,643万人は正社員として、2,090万人は非正規雇用社員として働いているようです。日本の就業者のうち、約40%が非正規雇用者であるといえるでしょう。

また、2022年までのデータを収集した総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)(p.1)」を参照すると、2012年から2022年にかけて、非正規雇用社員の比率は緩やかに上昇していることが分かります。非正規社員のなかでも一部の方々は正社員としての就職を希望しているにもかかわらず、正社員になれない状況が続いているのが現状です。

正社員と非正規社員の大きな差は、収入にあります。「大卒者の割合は?学歴別に正社員と非正規雇用社員の平均賃金の差も解説」のコラムでは、大卒の場合の両者の賃金差をまとめました。

就職せず非正規雇用社員で働いていた人の理由

総務省統計局の同資料によると、2023年4~6月における非正規雇用社員の方が正社員にならない・なれない主な理由は以下のとおりです。

理由割合
自分の都合のよい時間に働きたいから34.9%
家計の補助・学費等を得たいから18.5%
家事・育児・介護等と両立しやすいから11.6%
通勤時間が短いから4.6%
専門的な技能等をいかせるから8.1%
正規の職員・従業員の仕事がないから9.7%
その他13.1%

引用:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)(p.3)/表2、図2 非正規の職員・従業員についた主な理由別の内訳 (2023年4~6月期平均)及び推移

上記のように、非正規雇用社員として働く理由はさまざまですが、そのなかで最も割合が多かったのは「自分の都合のよい時間に働きたいから」でした。また、「家計の補助・学費等を得たいから」「家事・育児・介護等と両立しやすいから」なども、非正規雇用社員として働く人によく見られる理由です。

正社員になることで給与や雇用の安定性が高まるメリットがありますが、同時に非正規雇用社員よりも多くの職務量と責任が伴うようになります。自分の性格や生活スタイルが正社員の働き方に合わないということも、あえて非正規雇用社員として働く方の意見として挙げられるでしょう。

参照元
総務省統計局
労働力調査 最新の主な結果

非正規雇用社員から正社員になった人の割合

就職を希望していて、非正規雇用社員から正社員へとステップアップした方ももちろん存在しています。厚生労働省の「令和4年版労働経済の分析(p.36)」によると、2021年に非正規雇用社員から正社員へ転換した人は、年平均で12万人でした。

「ずっとフリーターで、バイトから正社員になれない…」とお悩みの方もいるでしょう。しかしこの結果を見ると、アルバイトや契約社員、派遣社員といった非正規雇用社員から正社員になる人は、少なくないと分かります。非正規雇用社員から正社員になるのは、決して不可能なことではありません。

参照元
厚生労働省
令和4年版 労働経済の分析

「なかなか正社員になれない」と感じる人に多い特徴

ここでは、「なかなか正社員になれない」と感じている人に多い特徴について解説します。「正社員になりたいのに、就職活動がうまくいかない…」とお悩みの方は、以下のような特徴に自分が当てはまっていないかチェックしてみましょう。

面接対策が不足している

面接対策の不足は、就職活動がうまくいかない原因としてよく挙げられます。面接は就職活動における最重要局面で、企業に合った対策がきちんとできていないと、正社員への道は遠のいてしまいます。自分の強みや志望動機をしっかりアピールし、過度に緊張せず自然体で話せるかが、面接を成功させるポイントです。

ビジネスマナーが身についていない

社会人に必須といっても過言ではないビジネスマナーが身についていないことで、正社員になれない方は少なくありません。ビジネスマナーとは、職場での礼儀や行動規範のことを指し、社内外の人間関係を円滑に進めるための重要な要素です。

たとえば、会議での発言の仕方やメールの送信内容、言葉遣いなどに配慮できていないと、周囲から社会人として非常識と思われてしまう可能性があります。面接ではこれらの要素もチェックされており、ビジネスマナーの理解も面接対策と同様に大切なことといえるでしょう。

スキルや知識が不足している

具体的な業務知識や専門的な技術、それらを証明する資格など、志望する職場で必要な知識やスキルが充分に備わっていない場合、正社員として採用されるのは難しい可能性があるでしょう。

特に現代社会ではITスキルが問われることが多く、基本的なパソコン操作のほかにWord、Excel、PowerPointなどを使いこなせることは、就職において強い武器となります。

高卒でも取れる資格で高収入は目指せる?おすすめの資格を紹介」のコラムでは、企業に評価されやすい資格の種類を紹介しています。これから資格取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

主体的に行動していない

就職を目指すにあたって主体的に行動していない方も、なかなか正社員になれない傾向にあります。働くうえで指示どおりの作業をこなすことはもちろん必要ですが、正社員は自主的に仕事を探したり、積極的に問題解決に向けて動いたりすることも必要です。

面接のなかで指示待ちの傾向が見られると、面接官に不安を抱かせてしまい、正社員になれない恐れがあるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

選考で不採用になってしまう理由としては、自分が話したいことを面接で正直に話し過ぎていることや、応募書類に不備が発生していることも考えられるでしょう。

ハタラクティブでは、面接対策や応募書類の添削をきめ細やかに行っているので、選考の前にしっかり対策を立ててから本番に臨めます。「不採用が続いてしまう」「何年も正社員になれないままで就職をあきらめかけている」という方は、ぜひ私たちにご相談ください!

非正規雇用社員から正社員になりやすい職場の特徴

ここでは、非正規雇用社員から正社員になりやすい職場の特徴をご紹介します。現在フリーターや契約社員として働いている場合、新たに正社員として働ける会社を探す人が多いでしょう。

しかし、現在の職場で就職しやすい環境が整っているのであれば、その職場で正社員を目指すほうが良い場合もあります。以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。

正社員登用制度が整備されている

正社員になりやすい職場の特徴は、正社員登用制度がきちんと整備されていることです。一定期間働いた実績のある非正規雇用社員が正社員登用制度を利用すると、これまでの成果や能力、面接結果などに応じて、正社員に登用されるチャンスがあります。

正社員になりたいと考えている方は、現在の職場に正社員登用制度がないか、どうすれば利用できるのかをチェックしてみましょう。正社員登用制度の詳細は「正社員登用制度とは?面接や試験は難しい?受かる人の特徴をおさえよう」のコラムで確認できます。

フリーターや契約社員にも裁量の大きな仕事を任せてくれる

フリーターや契約社員に裁量の大きな仕事を任せてくれるのも、正社員になりやすい職場の特徴です。フリーターや契約社員も正社員に準じる活躍ができる企業は、そのまま正社員として成長できる機会が多くあります。

普段の業務から正社員と同様に活躍できる機会を得られれば就職の足がかりになるほか、社内で評価を上げる有効な手段にもなります。

「正社員になれない」と感じるときの対処法

正社員になれないとお悩みの方が就職するには、就きたい仕事について学んだり面接対策を徹底したりすることが大切です。以下で詳しく説明します。

就きたい職種・業界について学ぶ

就職するには、正社員として就きたい職種や業界について学び、知識を得ることが大切です。その職種の仕事内容、業界の動向、必要なスキル・資格など、就きたい職種に関する情報を集めることで、その仕事への理解を深められます。

同業者へのインタビューや情報誌、インターネットなどを利用して、業界・企業研究をしっかりと行いましょう。

面接対策を徹底する

正社員になりたい企業に合わせて、面接対策を徹底的に行うことも重要です。面接は、企業があなたのスキルや経験、人柄、意欲などを評価する場です。面接でよくある質問に対する回答を事前に準備したり、自分のこれまでの経験を伝えられるよう整理したりすることで、ほかの応募者よりも一歩リードできるでしょう。

「未経験OK」「ニート・フリーター歓迎」の求人を探す

就職しやすい仕事を見つけるには、「未経験OK」や「ニート・フリーター歓迎」の求人を積極的に探すことも一つの方法です。

契約社員やフリーターは、正社員から転職を目指す人に経験やスキルの面ではどうしても負けてしまうでしょう。しかし、未経験者やフリーターを歓迎している求人であればスキルや経験の有無は大きな問題にならず、非正規雇用社員から正社員になりやすいといえます。

未経験で就職しやすい仕事については、「未経験でもできる仕事8選!正社員就職成功のコツもご紹介します」のコラムで詳しくまとめました。

年齢別に見る正社員就職のコツ

ここでは、年齢別に見る正社員就職のコツをご紹介します。20代、30代、40代に向けてそれぞれ解説しているので、自分の年齢に応じたアドバイスを参考に、正社員への道を進みましょう。

20代の場合

20代はスキルや経験よりも、ポテンシャルや仕事への意欲を重視される傾向にあります。そのため、就職活動では自己分析や企業研究を重視することが大切です。自分の強みや興味関心、キャリアの方向性を明確にし、その企業で働きたい理由を面接でアピールできるように対策しましょう。

30代の場合

30代になると、就職活動では20代よりもスキルや経験をアピールすることが大切になります。スキルや経験とは、必ずしも正社員として培ったものでなくても構いません。

フリーターや契約社員として働くなかで得た経験が就職先でも活かせるものなら、面接で評価される十分なアピールポイントになります。また、20代とは重視されるポイントが違うとはいえ、新しいことに挑戦する姿勢や学習意欲も評価されるでしょう。

30歳職歴なしから正社員になろう!就活の準備や就職成功のポイントを解説」のコラムでは、30代で正社員の職歴がない方に向けたアドバイスをまとめています。コラムも参考に、1日も早く就活をスタートさせましょう。

40代の場合

40代はキャリアの中間点とも言える時期のため、面接では専門性やリーダーシップ能力を主に評価されるようになります。就職したい仕事について自分自身で知識を学び、少しでも専門性を高めることが必要です。

また、40代から初めて就職を目指す場合は、正社員の雇用形態に固執しないことも大切。「非正規雇用社員から正社員になりやすい職場の特徴」でも解説した正社員登用制度がある企業や、フリーターにも裁量の大きな仕事を任せてくれる職場に、非正規雇用社員として転職することも視野に入れましょう。

「正社員になれない」と感じる人が就職しやすいおすすめの仕事

ここでは、「正社員になれない」と感じる人が就職しやすいおすすめの仕事をいくつかご紹介します。「就職はしたいけど、どんな仕事をしたいか決められていない」という方は参考にしてみてください。

営業職

営業職は人と接することが多く、コミュニケーションスキルを活かせる仕事です。顧客との信頼関係を築きながら商品やサービスを売り込む仕事なので、向上心のある方や会話が好きな方には特におすすめといえます。

営業職は数多くの企業で必要とされているため、求人数が豊富なのが特徴です。研修制度が整っている企業も多く、営業経験がない方でもチャンスがあります。また、成果に応じて昇進や昇給のチャンスもあるため、モチベーションを保ちやすいでしょう。

介護職

少子高齢化社会が進む日本では介護職の需要が高まっており、採用の間口が広いのが特徴です。介護職は未経験・無資格から始められる仕事ではあるものの、将来的に資格を取得することで介護福祉士やケアマネジャーなどにキャリアアップできます。

人を助けることが好きな方や、人の役に立つことにやりがいを感じる方に特に向いているでしょう。

IT系職種

プログラマーやエンジニアといったIT系職種も、就職しやすい仕事としておすすめです。介護職と同様に需要が伸びているため、未経験者も入社しやすいとされています。

プログラミングの知識があれば大きなアドバンテージとなりますが、それがない場合でも、入社後の研修で一から学ぶことができるため安心です。IT業界はテレワークやフレックスタイム制度を導入している企業が多いため、労働環境に柔軟性を求める方にも適しています。

IT業界への就職を検討する方は、「IT業界に未経験者の転職は難しい?必要なスキルや志望動機の例文を紹介!」のコラムも参考にしてくださいね。

「就職活動がうまくいかなくて正社員になれない…」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、20代の若年層を中心に就職・転職のサポートを行っています。

キャリアアドバイザーのカウンセリング結果にもとづき、あなたにぴったりの求人を提案。面接対策や履歴書・職務経歴書の作成などにも丁寧にアドバイスを行います。面接の日程調整の際は企業とのやりとりをハタラクティブが代行するので、1人で行うよりも効率的に就職活動を進められるでしょう。

もちろん、これらのサービスはすべて無料です。非正規雇用社員から正社員を目指す方は、ぜひお気軽にご利用ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube