この記事のまとめ
- 派遣社員とは、派遣会社から紹介された企業で就業する働き方を指す
- 派遣社員には「登録型派遣」「紹介予定派遣」「常用型派遣」の3種類がある
- 派遣社員になるには、派遣会社に登録したあと面談をする必要がある
- 未経験から派遣社員になるには、マニュアルや研修制度が整っている求人を選ぶのがコツ
- 自分に合った仕事や働き方を見つけたいなら、エージェントに相談するのがおすすめ
派遣社員になるにはまず、派遣会社に登録をする必要があります。派遣会社のWebサイトで仮登録を済ませたあとに、直接面談を行い本登録。自分で求人を探したり派遣会社からの紹介を待ったりして、就業先企業を決めるという流れです。
正社員は基本的に無期雇用である一方で、派遣社員は最長3年間と雇用期間が定められています。また、正社員の給与は固定給ですが、派遣社員は時給または日給制が一般的です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えつつ、派遣社員になる手順を解説します。派遣社員になるメリットとデメリット、正社員との違いもご紹介するので、仕事を探すときの参考にしてみてください。
派遣社員とは
派遣社員とは一般的に、派遣会社と契約を結んだあとに、派遣会社から紹介された企業で就業する働き方を指します。さまざまな職種や企業で経験を積みたいと考える人、ライフステージに応じて働き方を変えたい人にとって、魅力的な選択肢といえるでしょう。
派遣の種類
派遣社員は主に、「登録型派遣」「紹介予定派遣」「常用型派遣」の3種類です。以下でそれぞれの特徴を解説するので、派遣社員について理解を深めましょう。
| 派遣の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 登録型派遣 | 派遣先が決まった時点で派遣会社と雇用契約を結び、派遣期間が終了すると契約も終わる働き方です |
| 紹介予定派遣 | 最長6ヶ月の派遣期間の後、派遣先企業と直接雇用契約を結ぶことを前提とした働き方です |
| 常用型派遣 | 派遣会社と無期限の雇用契約を結ぶため、派遣先が変わっても収入が安定しやすい働き方です |
登録型派遣
登録型派遣は「一般派遣」とも呼ばれる種類です。登録型派遣として働く場合、派遣社員は派遣会社からの紹介によって就業する企業を決めたあとに、派遣会社と契約を締結します。派遣期間が終了すると雇用契約も終わるのが特徴です。
給与の支払いや福利厚生などは、勤務先の派遣先企業からではなく、登録した派遣会社の規定に則って行われます。短期間や単発の案件が多く、いろいろな職場で経験を積みたい人におすすめです。
紹介予定派遣
紹介予定派遣は、派遣先企業で契約社員または正社員として雇用されることを前提とした働き方です。まずは派遣社員として勤務し、最長6ヶ月の派遣期間を終えたあとに、派遣先企業と派遣社員双方の合意があれば企業と直接雇用契約を結びます。
正社員や契約社員を目指すことができ、入社前に仕事内容や職場の雰囲気をじっくりと確認したうえで就職できるのがメリットです。
「紹介予定派遣って何?社員を目指せる?実態やメリットを解説!」のコラムでは、紹介予定派遣の実態や紹介予定派遣から正社員を目指すときのコツを紹介しているのでチェックしてみてください。
常用型派遣
常用型派遣は「無期雇用派遣」とも呼ばれており、派遣社員は派遣会社と期間の定めのない長期雇用契約を結びます。派遣先の契約期間が切れて、次の派遣先が決まるまでの待機期間中も収入を得られるため、ほかの派遣形態と比べて安定した働き方ができるでしょう。
派遣会社としては、専門的なスキルをもつ人材を確保し、多くの企業に継続的に派遣することで収益を安定させるのが目的です。事務職や軽作業などの職種でも常用型派遣は存在しますが、特に専門性の高いIT関連や医療関連などの分野で積極的に活用される傾向があります。
派遣登録の種類
登録方法によって、手続きの手軽さや、担当者とのコミュニケーションのとり方が異なります。派遣登録の種類を知ることで、自分に合った働き方や仕事探しを効率的に進められるでしょう。
| 派遣登録の方法 | 特徴 |
|---|---|
| 電話登録 | 電話で希望条件やスキルなどを伝えて登録する方法です。場所を選ばず手軽にできるため、時間がない人や、外出が難しい人におすすめです。 |
| 来社登録 | 派遣会社のオフィスに訪問し、担当者と面談して登録する方法です。直接相談できるため、疑問点を解消しやすく、より丁寧なヒアリングを受けられます。 |
| Web登録 | パソコンやスマートフォンから、Web上で登録する方法です。来社する手間が省け、自分の都合の良い時間に登録できるのがメリットです。 |
電話登録
電話登録は、派遣会社に電話をかけて、基本情報を伝えるだけで仮登録ができる方法です。来社する時間がない人や遠方に住んでいる人、まずは気軽に話を聞いてみたい人にとって便利な登録方法です。
最初の段階は電話で完結しますが、多くの場合は本登録のために後日来社して、面談や適性検査を受ける必要があります。手軽に始められる反面、仕事内容や条件について詳しい相談がしにくい点には注意しましょう。
来社登録
来社登録は、派遣会社のオフィスに直接訪問して登録する方法です。担当者と顔を合わせて話せるため、電話やオンラインでは伝えにくい、就業先への細かな希望や条件を直接伝えられるメリットがあります。
その場でスキルチェックや適性検査を受けられる点も魅力的です。時間はかかりますが、自分の能力を正確に把握してもらうことで、より希望に沿った仕事を紹介してもらいやすくなりますよ。また、キャリアプランや仕事への不安なども相談しやすいでしょう。
Web登録
Web登録は、インターネット上で24時間いつでも好きなときに登録できる便利な方法です。スマートフォンやパソコンさえあれば、時間や場所を問わず手続きできるため、多忙な方や地方に住んでいる方でも手軽に始められます。
ただし、Web登録はあくまで「仮登録」です。多くの場合、本登録を完了させるためには、後日改めて、担当者とのオンライン面談や来社面談が必要になります。気軽に始められる一方、詳細な相談はしにくいという点も理解しておきましょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純
派遣社員になるには、派遣会社に登録をして派遣先企業を決めることで、働き始められます。一般的な登録型派遣の場合、派遣先それぞれで派遣期間が定められているため、終了したら次の派遣先企業へ異動、もしくは契約更新が可能な企業であればその手続きが必要です。
派遣社員で働くときは、無職の期間が発生しないよう計画を立てて派遣先企業を選びましょう。
派遣社員になるには?登録から就業開始までの流れ
ここでは、派遣社員として働き始めるまでの手順を解説します。登録から就業開始まで5つのステップを紹介するので、「派遣社員になるにはどうしたら良いの?」と疑問に思っている方は以下を参考にしてみてください。
1.派遣会社のWebサイトで仮登録をする
まずは、希望する派遣会社のWebサイトで仮登録をします。大手の派遣会社や業界特化型の派遣会社など多様な種類があるので、自分に合うものを選択しましょう。
仮登録では自分の名前や連絡先といった基本情報に加え、スキルや資格、希望の職種、派遣先企業へ求めることなどを入力します。なお、この仮登録の時点で、本登録を行いたい日時も入力する場合が多いようです。
2.派遣会社を訪問し担当者と面談を行い本登録をする
次に、派遣会社を直接訪れて面談を行い、本登録をします。面談では、派遣社員として就業を始めるまでの流れや求人検索システムの利用方法、派遣会社がどのようなサポートを行っているか、などの説明を受けるのが一般的です。
また、仮登録で入力した情報をもとに、あらためて希望職種や希望条件などのヒアリングが行われるほか、一般常識テストやパソコンでタイピングテストを行ったりする場合もあります。
自分のスキルや希望に合う派遣先を見つけるためには、面談では嘘偽りなく回答することを心がけましょう。
派遣会社のオフィスに行くときの服装と持ち物
派遣会社へ面談に行く際、服装選びに迷う方もいるかもしれません。面談は企業との面接ではないので、清潔感のある服装であれば基本的に自由です。迷ったときは、オフィスカジュアルやスーツを着用すると良いでしょう。
面談時の持ち物は筆記用具や履歴書、身分証明書など、派遣会社から指定されたものを持参します。
3.自分で求人を検索する/派遣会社からの紹介を待つ
派遣会社で本登録が完了したら求人を探します。派遣会社のWebサイトで自分で求人情報を検索したり、派遣会社からの求人紹介を待ったりすることが可能です。紹介された求人に興味を持てなかったら、断っても構いません。
4.担当者と一緒に希望する企業へ行く
希望する仕事が見つかったら、派遣会社の担当者と一緒に企業へ面接に行きます。このときに、実際に行う業務や職場を見学できるので、不明点があれば確認することが大切です。
また、あなたのスキルや人柄を把握した派遣会社の担当者もサポートしてくれるので、就業意欲を伝えるとともに、自分自身をしっかりとアピールしましょう。採用・不採用の結果は、企業からではなく派遣会社から聞きます。
5.派遣先が決定したら手続きを行い就業スタート!
派遣先企業で採用が決まったら、企業と派遣会社が契約を結びます。そのあと、就業時の服装や髪型、注意事項などの説明を受ければ、いよいよ就業開始です。
就業初日は、派遣会社の担当者が派遣先企業まで同行してくれます。「派遣が初めてで不安…」という方も安心ですね。
また、就業開始後に派遣先でのトラブルや、困りごとの仲介役になってくれるのも派遣会社です。たとえば、労働条件や勤務日数、仕事内容などに相違があった場合は相談しましょう。
派遣社員として働き始めたあとに副業しても良い?
派遣社員としての業務に支障が出なければ、就業開始後に副業を行っても問題ないでしょう。ただし、派遣会社や派遣先企業によっては、副業を禁止している場合もあるので注意が必要です。事前に規則を確認し、必要に応じて許可を得てから始めるか判断するのが安心ですね。初めての派遣登録が不安な方に向けた6つの気をつけること
初めて派遣登録をするときは、何から手をつければ良いのかわからず、不安に感じますよね。ここでは、派遣登録をスムーズに進めるための気をつけるべきポイントを6つ紹介します。これらのポイントを押さえて、派遣の仕事探しを成功させましょう。
1.身だしなみを整える
派遣会社に登録に行く際は、面接と同じように身だしなみを整えましょう。身だしなみは、あなたの第一印象を左右します。たとえば、派手な色合いの服は避けてシンプルなデザインのTシャツやブラウス、パンツなどにするのがおすすめです。
スーツを着ていく必要はありませんが、清潔感のある服装や髪型を心がけることで、あなたの「やる気」や「真面目さ」が伝わるでしょう。
また、だらしない印象を与えないよう、シワのない服を選び、靴もきれいに磨いておくなど細部まで気を配ることが大切です。
2.無断欠席・遅刻を避ける
派遣登録後の面談を予約した際は、無断欠席・遅刻を避けましょう。派遣登録の予約をしたあとは、派遣会社にあなたの職歴やスキル、働きたい条件を伝え、仕事を紹介してもらうための面談が始まります。
面談に無断で遅刻・欠席することは、派遣会社の担当者からの印象を悪くします。その結果、今後の仕事の紹介に影響が出たり、同じ派遣会社での再登録が難しくなったりする可能性があります。
無断欠席や遅刻を避けるのは、社会人として基本のマナーです。体調不良などでやむを得ず遅刻・欠席する場合は、必ず事前に派遣会社へ連絡を入れましょう。もし登録をキャンセルするなら、できるだけ早めに連絡を入れてくださいね。
3.忘れ物に気をつける
派遣登録に行く際は、忘れ物に注意しましょう。必要な持ち物を事前に確認し、当日は余裕をもって行動することが大切です。
派遣登録に行くときの持ち物の例を、以下にまとめました。
- ・身分証明書
- ・職務経歴書や履歴書
- ・各種資格証明書のコピー
- ・筆記用具
ただし、派遣登録に必要な持ち物は、派遣会社によって異なります。事前に派遣会社からの資料やメールに必要な持ち物の記載がないか確認し、しっかり準備しておきましょう。
4.質問には正直に答える
派遣会社の担当者との面談では、学歴や職歴、保有スキルなどの質問には正直に答えましょう。嘘の経歴やスキルが発覚した場合、内定の取り消しや、採用後の解雇につながる可能性があります。
正直に話すことで、担当者はあなたの能力や希望を正しく理解し、あなたにぴったりの仕事を見つけやすくなるでしょう。また、面談中にわからないことがあれば、積極的に質問することもおすすめです。
「職歴の嘘がバレるのはどんなとき?詐称せずに自分を正直にアピールしよう」のコラムでは、職歴の嘘がバレる状況やリスクを解説するのでチェックしてみてください。
担当者からの連絡は速やかに返すのがおすすめ
派遣会社に登録したら、担当者からの連絡は速やかに返しましょう。信頼関係を築くためには、正直な受け答えだけでなく、レスポンスの速さも重要です。返信が遅れると、「仕事への意欲が低い」と判断されたり、人気の案件が他の人に決まってしまったりする可能性があります。特に、急な欠員募集や人気の案件では、担当者も複数の候補者と連絡を取っているため、連絡が早い人から優先的に話が進むことが一般的です。
すぐに返信できない場合でも、「後ほど改めてご連絡します」と一言伝えるだけで、担当者からの印象が良くなりますよ。信頼関係を築くためにも、スピード感をもってやり取りをするのが望ましいでしょう。
5.丁寧な言葉遣いを心がける
派遣会社の担当者や、これから紹介されるかもしれない派遣先の社員と話す際は、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。言葉遣いは、あなたの人間性を表す大切な要素です。
尊敬語や謙譲語を使いこなす必要はありません。たとえば、「~です」「~ます」といった丁寧語を使い、相手に不快感を与えないよう、正しい敬語を意識することが大切です。
6.説明された内容をメモする
派遣登録の面談では、説明された内容をメモをとりましょう。 派遣登録の面談では、仕事内容や勤務条件、給与、福利厚生などたくさんの情報が提供されます。すべての内容を一度聞いただけで記憶するのは難しいため、メモをとることで誤認を防げるでしょう。
メモをとることで、あとから内容を確認できるだけでなく、あなたの「熱心さ」や「真面目さ」が担当者に伝わります。特に、業務の進め方や緊急連絡先など、重要な情報は確実にメモするようにしておくのがおすすめです。
派遣先企業の紹介を断るときの注意点
派遣会社から紹介された仕事を断る際は、できるだけ早く連絡を入れましょう。連絡が遅れると、派遣会社や企業に迷惑がかかる可能性があるためです。断る理由は「今回の仕事は、私の希望と少し違っていたため、今回は見送らせていただきます」など、やんわりと伝えましょう。家族の都合や個人的な事情など具体的な理由を詳しく説明する必要はありません。
感謝の気持ちを伝えることも大切です。「ご提案いただきありがとうございました」と伝え、丁寧に対応することで、今後のスムーズな仕事紹介にもつながりますよ。
派遣社員と正社員の違い
派遣社員と正社員では給与形態や福利厚生、雇用期間などに違いがあります。以下で解説するので、どちらを選択するか迷っているときの参考にしてみてください。
給与形態および年収
派遣社員と正社員は、給与形態および年収が異なります。以下で、派遣社員と正社員の給与形態の違いをまとめました。
| 項目 | 派遣社員 | 正社員 |
|---|---|---|
| 給与形態 | 主に時給制 | 主に月給制 |
| 賞与 | 原則なし (派遣会社や就業条件により 支給される場合がある) | あり(年2回程度) |
| 昇給 | 基本的になし (スキルアップや実績に応じて 時給交渉で昇給する可能性がある) | 定期昇給あり |
| 手当 | 就業規則によって異なる | 住宅手当や家族手当、役職手当など多様 |
正社員は固定の基本給が支払われ、それに加えて時間外手当や業績に応じたボーナスなどが支給されるのが一般的です。一方、派遣社員は時給制や日給制であることが多く、働いた時間に応じて給与が計算されます。
賞与や手当は企業によって異なるため、雇用契約のときに確認しておきましょう。
また、派遣社員と正社員では年収にも違いがあります。国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」を参考に、正社員と派遣社員を含む正社員・正職員以外の平均給与をまとめました。(男女計)
| 正社員(正職員) | 530万3,000円 |
| 正社員(正職員)以外 | 201万9,000円 |
引用:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査 2 平均給与(p.15)」
正社員の平均年収は530万3,000円です。一方、派遣社員を含む正社員以外の平均年収は201万9,000円となり、正社員の平均年収と328万4,000円の差があることがわかります。
正社員の年収は役職や職種、勤務年数などにより変動するものの、派遣社員よりも高めに設定されるのが一般的です。派遣社員の年収は派遣会社や就業先、職種、仕事内容によって異なり、有期雇用契約であるため、派遣期間が短い場合は年収が低めになる傾向があります。
なお2020年、厚生労働省によって「派遣労働者の同一労働同一賃金」が施行されました。これは、派遣社員と正社員の不合理な待遇差をなくすことを目的とした制度です。
これにより派遣社員と正社員の賃金や待遇に大きな差が生じないよう対策をとる企業も出てきているようです。
しかし、単に給与や年収の数字だけで判断するのではなく、自分がどのような働き方を望むかを考えることが最も重要です。正社員と派遣社員それぞれの働き方を深く理解し、自分のライフプランに合った選択をしましょう。
「自分に合った仕事の見つけ方とは?見つけるメリットや注意点を解説」のコラムでは、自分に合った仕事の見つけ方や見つけるメリットを解説しているので参考にしてみてください。
参照元
国税庁
標本調査結果
厚生労働省
派遣労働者の同一労働同一賃金について
福利厚生
正社員は企業から社会保険(厚生年金および健康保険)、雇用保険、退職金制度などの充実した福利厚生が受けられます。一方、派遣社員の福利厚生は就業先企業ではなく派遣会社から提供され、内容は企業間で差があるものの、正社員ほど手厚くないようです。
また、派遣会社独自の福利厚生として、スキルアップのための研修や資格取得支援、健康診断などのサービスを提供している会社もあります。自分が所属する派遣会社にどのような福利厚生があるか確認してみましょう。
派遣社員も有給休暇はとれる?
派遣社員も法律で定められた条件を満たせば有給休暇を取得できます。有給休暇の取得にあたっては、派遣先の業務状況を考慮しつつ、計画的に申請することがマナーです。労働基準法では、有給休暇を取得した日については、通常勤務した場合と同額の賃金(日給)を支払うことが義務付けられています。これは法律で認められた労働者の権利であり、遠慮せずに適切に活用しましょう。
雇用主
派遣社員と正社員の最も基本的な違いは雇用主にあります。派遣社員は「派遣元(派遣会社)」に雇用され、「派遣先企業」で働きます。つまり雇用契約を結ぶ会社と、実際に働く場所は別です。一方、正社員は働く企業と直接雇用契約を結びます。
派遣社員と正社員は雇用主が異なるため、指示命令系統や責任の所在にも違いが出てきます。派遣社員の場合、業務内容や就業時間などの指示は派遣先企業から受けますが、給与支払いや社会保険の手続き、労務管理などは派遣会社が担当するという「二重の関係」が生じます。
何か問題が発生した場合には、まず派遣会社の担当者に相談するのが基本的な流れとなっていることを理解しておきましょう。
雇用期間
正社員は、基本的に雇用期間の定めがない無期雇用です。そのため、退職は、本人の意思や定年、または会社の経営状況による解雇など限定的な場合にのみ発生します。
一方、派遣社員の雇用期間には「3年ルール」という制限があります。これは、同じ派遣先の同じ部署で働ける期間が、最長で3年までと定められているルールです。3年経過後も同じ派遣会社で働く場合は、部署を変更することで、引き続き就業できる可能性があります。
また、派遣契約は、原則として期間満了まで継続されます。派遣先企業が、一方的な都合で契約を途中で解除することは、労働者派遣法によって厳しく制限されており、やむを得ない場合にのみ認められます。
派遣労働者における「3年ルール」と「5年ルール」
一般的に「派遣3年ルール」とは、厚生労働省の「平成27年 労働者派遣法改正法の概要 平成27年労働者派遣法改正法の概要 2 労働者派遣の期間制限の見直し(p.4)」により、派遣労働者は同一の派遣先企業で勤務できる年数が最長で3年と定められていることを指します。これは、企業が派遣社員を雇用する理由の一つに、正社員の退職や休暇による一時的な人員確保を目的としているためです。ただし、同一企業内で部署異動をする場合は、同じ派遣先企業で3年以上勤務できる可能性があります。
また、厚生労働省の「無期転換ルールについて」によると、「5年ルール」とは、非正規雇用の人が有期契約から無期契約に転換できる制度で、「無期転換ルール」とも呼ばれます。
これは、厚生労働省によって定められた制度で、同一企業で働く従業員の有期契約期間が通算で5年を超えた場合に、その従業員が企業に対して無期契約への転換を申し込むことができるというものです。
このルールは、派遣労働者やアルバイト、契約社員など、雇用期間に定めのある非正規雇用の人すべてが対象となります。
参照元
厚生労働省
労働契約(契約の締結、労働条件の変更、解雇等)に関する法令・ルール
派遣社員として就業するメリット
ここでは、正社員やパートにはない、派遣社員ならではのメリットを解説します。派遣社員は自分にマッチしているのかを見極めるときの参考にしてみてください。
パートや契約社員に比べて時給が高い
派遣社員のメリットは、パートや契約社員よりも時給が高い傾向にあることです。この背景には、派遣社員が専門的なスキルを活かした仕事に就くことが多いという理由があります。
派遣社員の平均賃金と、パートや契約社員を含む短時間労働者の賃金の違いをみてみましょう。
派遣社員厚生労働省の「令和4年派遣労働者実態調査の概況(5)賃金(p.18)」によると、派遣社員の平均賃金は1,510円です。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況 2 短時間労働者の賃金(p.17)」で、短時間労働者の平均賃金は1,476円と、派遣社員の平均賃金よりも34円少ないことがわかります。
ただし、データは調査年や調査対象が異なるため、この差はあくまで傾向として捉える必要があります。
参照元
厚生労働省
令和4年派遣労働者実態調査の概況
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
正社員よりも派遣のほうが給料が高い場合もある
特定の職種や条件では、派遣社員の方が正社員よりも月収が高くなるケースがあります。これは特に短期間の専門性の高い仕事や繁忙期の案件に顕著に表れます。
正社員は基本給に加えて賞与や福利厚生があるものの、派遣社員は時給換算で高い報酬を得られることがあるようです。ただし、長期的には、正社員の昇給や賞与を考慮すると逆転する可能性が高いことも念頭に置いておきましょう。
高収入を得られる仕事に興味のある方は、「高収入の仕事を一覧でご紹介!役立つ資格や就職するときのポイントも解説」のコラムで高収入を得やすい仕事を紹介しているので、仕事を探すときの参考にしてみてください。
派遣会社からのサポートを受けられる
派遣会社からのサポートを受けられるのも、派遣社員のメリットの一つです。個人で仕事を探す場合には得られない強みとなり、スムーズに就職先を見つけやすくなるでしょう。
派遣会社が提供する主なサポート例は、以下のとおりです。
- ・求人紹介やスキルに合った職場のマッチング
- ・就業前の研修や資格取得支援
- ・就業中のトラブル対応や相談窓口
- ・キャリアカウンセリングやスキルアップ支援
特に未経験分野へのチャレンジの際は、派遣会社が提供する研修制度を利用することで、スキルを磨きながら実務経験を積めます。
また、職場での悩みや契約更新の交渉なども派遣会社が行ってくれるため、直接企業に言いにくい内容も相談しやすいでしょう。
派遣社員として就業するデメリット
派遣社員として働くことには、自分のライフスタイルに合わせて仕事を選べるなどのメリットがある一方で、いくつか注意すべきデメリットも存在します。派遣社員のメリットだけでなく、デメリットも把握しておけば、ミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。
収入が安定しにくい
派遣社員の多くは時給制で働くため、収入が安定しにくいというデメリットがあります。たとえば、ゴールデンウィークや年末年始など、祝日が多い月は出勤日数が少なくなるため、そのぶん月の収入が減ってしまいます。
また、急な病気やプライベートな用事で仕事を休んだ場合も、その時間分の給料は発生しません。そのため、正社員のように毎月決まった給料がもらえるわけではないことを理解しておく必要があります。
さらに、正社員のような定期的な昇給制度やボーナス、退職金がないケースも一般的です。いくら長く働いても収入が上がりにくいと感じる場面があるかもしれません。
収入を安定させるには、複数の派遣会社に登録して、仕事が途切れないようにしたり、副業やスキルアップで収入源を増やすなど、自分に合った方法を考えてみましょう。
ただし、ダブルワークをする際は、派遣元や派遣先によって禁止している場合があるので注意が必要です。事前に就業規則を確認したうえで始めましょう。
これは、正社員になった場合も同じです。「正社員の副業は禁止されてる?会社にバレる理由や成功させるポイントを解説」のコラムでは、正社員の副業が会社にバレる理由や始めるときの注意点を解説しているので参考にしてみてください。
同じ職場で働ける期間に制限がある
同じ職場で働ける期間に制限があるのも、派遣社員として働くデメリットの一つです。「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律第四十二条の二」で、有期雇用派遣の場合、同じ事業所の同じ部署では最長3年までしか働けないと法律で定められています。これが「派遣の3年ルール」と呼ばれ、派遣社員の雇用を安定させるのが目的です。
しかし、どれだけ仕事にやりがいを感じていても、3年経つと別の派遣先を探さなければいけないため、また一から仕事を覚える必要があるなど、キャリアの継続性を保ちにくいと感じる人もいるでしょう。また、せっかく築いた人間関係もリセットされてしまうため、新しい環境に飛び込むのが苦手な人にとってはストレスになることもあります。
参照元
e-Gov法令検索
労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律
「無期雇用派遣」とは
「無期雇用派遣」とは、派遣会社と期間を定めずに雇用契約を結ぶ働き方で、「正社員型派遣」と呼ばれることもあります。一般的な有期雇用の派遣社員とは異なり、派遣先での就業期間が終わったあとも派遣会社との雇用関係は継続します。そのため、派遣先が見つからない待機期間にも給料が支払われ、収入が途切れる心配がありません。
ただし、最長3年までしか同じ企業で働けない「3年ルール」が適用されるため、職場が変わる可能性はあります。一般的な派遣と比べて雇用の安全性は高いものの、環境の変化に対応できる柔軟性も必要となるでしょう。
「正社員型派遣とはどんな働き方?正社員との違いやメリットを解説!」のコラムでは、正社員型派遣の働き方や正社員型派遣になるメリット・デメリットを解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
派遣社員として登録する会社を選ぶときのポイント
自分にぴったりの仕事を見つけるためには、派遣会社選びが重要となります。しかし、派遣会社は豊富にあるため、どの企業を選べば良いか迷う方もいるでしょう。
派遣会社によって、扱っている仕事やサポート体制は異なります。以下では、派遣社員として登録する会社を選ぶときのポイントを解説するので、自分に合った派遣会社を見つけるときの参考にしてみてください。
扱っている求人の種類と数を確認する
登録する派遣会社を探すときは、扱っている求人の種類と数を確認することが大切です。派遣会社によって得意とする業界や職種が異なるため、自分の希望に合った求人を多く扱っている会社を選びましょう。
たとえば、事務職の仕事を探しているなら、ITや医療、アパレルなど派遣会社が専門とする分野によって、取り扱う事務職の求人の種類や数が大きく異なります。また、未経験からでも挑戦できる求人を多く扱っている会社も、選択肢を広げやすくなるのでチェックしておくと良いでしょう。
もし興味のある仕事が複数あるなら、幅広い職種の求人を取り扱っている派遣会社に複数登録しておくと、効率的に仕事を探せますよ。
同じ求人の労働条件や時給を比較する
同じ求人の労働条件や時給を比較するのも、自分に合った派遣会社を見つけるポイントの一つです。同じような仕事内容でも、派遣会社によって派遣会社のマージン率が異なるため時給や労働条件に違いが出てきます。
時給が100円違うだけでも、月に換算すると大きな差になります。たとえば、時給1,500円と1,600円の求人を比較してみましょう。
| 時給 | 労働時間/日 | 労働日数/月 | 月収 |
|---|---|---|---|
| 1,500円 | 8時間 | 20日 | 24万円 |
| 1,600円 | 8時間 | 20日 | 25.6万円 |
このように、月収で1.6万円の差が生まれます。年間にすると約20万円にもなるため、時給はしっかり確認するべきポイントです。
同じ会社の同じ部署の求人でも、派遣会社によって時給が違うことはよくあるので複数の派遣会社に登録して比較することをおすすめします。また、時給の高さだけでなく、残業の有無や通勤手当の支給条件なども異なることがあるため、確認してみてくださいね。
福利厚生の充実度を調べる
派遣会社に登録する際は、福利厚生の充実度も調べてみましょう。福利厚生は、働く上でのおすすめポイントの一つであり、生活の質にもつながるからです。
派遣会社の福利厚生は会社によって大きく異なります。社会保険の加入条件や健康診断の実施、スキルアップ支援などを比較しましょう。
なかには、派遣スタッフ向けの割引サービスや研修制度を用意している会社もあります。面談時に具体的にどんな福利厚生があるか質問してみると良いでしょう。
フォロー体制の有無を確認する
自分に合った派遣会社を見つけるには、フォロー体制の有無を確認することも大切です。担当者との連絡頻度や、トラブル発生時の対応力を事前に把握しておきましょう。
フォロー体制がしっかりしている派遣会社は、登録から就業後のサポートまで、きめ細かく対応してくれます。たとえば、担当者が定期的に連絡をくれたり、職場での悩みを聞いてくれたりするでしょう。
フォロー体制の良し悪しは、実際に利用した人の口コミをチェックしたり、登録面談の際に担当者の対応が丁寧かどうかを確認したりすることである程度見極めることが可能です。登録後のミスマッチを避けるためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。
未経験から派遣社員で働くには
未経験から派遣で働くことが可能です。しかし、未経験から派遣として働きたいと思っても、「自分にできる仕事はあるのか」「派遣先で役に立てないのでは」と不安になりますよね。
ここでは、未経験の業界や職種で派遣社員として働くときのポイントを紹介します。これまで派遣社員として働いたことがない方はチェックしてみてください。
マニュアルや研修制度が整っている求人を選ぶ
初めて派遣社員として働くときは、マニュアルや研修制度が整っている求人に注目してみましょう。マニュアルや研修制度が整っている求人は、比較的業務を覚えやすく、専門知識や経験がなくても業務を始められます。
また、就業開始後に業務の研修だけでなくビジネスマナーや、コミュニケーションスキルを学べる企業もあるでしょう。新しい働き方を始めることに不安を感じている方は、環境が整っている企業を探すことで安心して業務に取り組めますよ。
専門的な資格やスキルを求められない仕事を選ぶ
未経験から派遣社員で働く際は、専門的な資格やスキルを求められない仕事を選ぶのも一つの方法です。たとえば、派遣の求人に多いコールセンターやデータ入力などの仕事は、基本的なパソコン操作ができれば始められます。未経験から派遣社員で働く際におすすめの職種は後述するので、あわせてチェックしてみてくださいね。
派遣社員・正社員に関わらず、未経験から安心して働ける求人はあります。自分に合った環境で経験を重ねてスキルが定着すれば、キャリアアップにもつながるでしょう。
「未経験でもできる仕事16選!正社員として就職するためのコツも紹介」のコラムでは、未経験でもできる仕事の特徴や職種を紹介しているのでチェックしてみてください。
仕事で活かせるスキルを身につけておいくのがおすすめ
未経験から派遣社員として働く際、事前に仕事で活かせるスキルを身につけておくと、希望の仕事に就ける可能性が高まります。たとえば、事務職を希望するなら、WordやExcelなどの基本的なパソコンスキルを習得しておくと選考で有利になるでしょう。インターネット上には無料で学べるオンライン講座や学習サイトが多数あるので、活用してみるのもおすすめです。フリーターやニートから派遣社員を目指す手段
派遣社員は多様な働き方があるため、ブランクのあるフリーターやニートの方も自身のライフスタイルに合わせて仕事を見つけやすいでしょう。仕事に慣れてから正社員を目指すというステップアップも可能です。
以下で、フリーターやニートから派遣社員を目指す手段を解説するので、新しいキャリアへの第一歩を踏み出してみましょう。
派遣情報サイトで仕事を探す
フリーターやニートから派遣社員を目指す場合、まずは派遣情報サイトで仕事を探すのがおすすめです。多くの派遣情報サイトでは、職種や勤務地、時給などの希望条件を設定して、求人を検索できます。たとえば、「事務」「在宅勤務」「残業なし」といった細かい条件で探せるため、自分のペースで仕事を探せるでしょう。
また、気になる求人を扱う派遣会社に登録したあとは、面談を受けます。面談を通して、より詳細なスキルや経験、希望条件を伝えれば、派遣会社の担当者があなたに合った仕事を紹介してくれるのでミスマッチを防げるでしょう。自分に合った仕事を見つけられるか不安な方も、安心して仕事を探せますよ。
未経験から採用されやすい仕事を選ぶ
フリーターやニートから派遣社員を目指すなら、未経験者歓迎の仕事を選ぶことが重要です。スキルや職務経験がなくても、採用されやすいでしょう。
求人を探すときは、「未経験可」「研修あり」などの条件が明記されている求人を優先的にチェックすることがポイントです。未経験から挑戦しやすい派遣の仕事の例は、以下が挙げられます。
- ・コールセンター業務
- ・一般事務
- ・データ入力
- ・倉庫内での軽作業
- ・商品仕分けや検品作業
- ・工場での製造補助
これらの職種は、マニュアルや研修制度が整っていることが多いようです。仕事内容を基礎から学べるので、未経験から安心して働けるでしょう。
また、仕事を選ぶときは、将来のキャリアプランを考えて選ぶことも重要です。たとえば、最初は一般事務からスタートし、経験を積みながら専門的な業務へステップアップするという道筋も考えられます。自分の適性や興味に合わせて選んでみてくださいね。
自分に合った仕事がわからない方は、「仕事の決め方が分からないときの対処法とは?適職の見つけ方を解説」のコラムを参考にしてみてください。仕事の決め方がわからない原因や仕事の決め方において大切なポイントを解説しているので、仕事の決め方がみえてくるでしょう。
未経験から派遣社員で働く際におすすめの職種6選
ここでは、未経験から派遣社員で働く際におすすめの職種を6つ紹介します。それぞれの特徴や平均年収などを比較しながら、これまでの経験が活かせる仕事、興味のある仕事がないかチェックしてみましょう。正社員としてステップアップする際の足がかりにもなるので、ぜひ参考にしてみてください。(※ご紹介している職種の情報は2025年5月時点のものです)
未経験から派遣社員で働く際におすすめの職種
- コールセンター
- 受付
- 接客・販売職
- 一般事務
- 営業アシスタント
- プログラマー
1.コールセンター
| 仕事内容 | 電話を通じて商品販売や問い合わせ対応、市場調査などを行う |
| 平均年収 | 393.6万円 |
| 向いている人 | ・表情が見えないぶん、声のトーンや言葉遣いに気づかえる人 ・顧客ニーズを把握して適切な回答や提案ができるコミュニケーション能力がある人 ・感情的にならず、冷静な対応ができる人 |
| ポイント | ・電話を通して顧客とコミュニケーションを取り、悩みや疑問を解消するお手伝いができる ・スキル、学歴問わずチャレンジできる求人が多い ・24時間365日対応を実施している場合、出勤時間が不規則になることがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag コールセンターオペレーター」
コールセンターは、製品やサービスについての問い合わせ対応や商品の案内、予約受付などを行う仕事です。コールセンターの業務はマニュアルが用意されている場合が多いため、派遣が初めてで不安な方も安心してスタートできるでしょう。
電話対応を通じて、コミュニケーション能力や課題解決能力など、さまざまなビジネススキルが磨かれます。お客さまと直接話すことで、ニーズを深く理解する経験も積めるでしょう。
これらのスキルは、将来的に営業職や企画職、マーケティング職など、顧客と直接関わる職種へのキャリアアップを考えるうえで強力な武器になりますよ。
「コールセンターの仕事内容とは?向いている人の特徴や働くメリットを解説」のコラムでは、コールセンターで働くメリットや未経験から正社員を目指す方法を解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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2.受付
| 仕事内容 | 来客の訪問目的を確認し、担当者への取り次ぎや案内を行う |
| 平均年収 | 356.4万円 |
| 向いている人 | ・マナーや振る舞いに気を配って接客できる人 ・人付き合いが好きな人 ・イレギュラーな状況でも慌てない人 |
| ポイント | ・業務内容によっては語学力を求められることもある ・「秘書検定」「TOEIC」「MOS」などを取得しておくと活躍しやすい ・企業の印象を左右することもある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 受付事務」
受付の主な業務内容は、来客対応や電話応対、会議室の予約管理などです。会社の顔としてお客さまを最初にお迎えする重要な役割を担います。
受付の仕事は、特別な資格や経験がなくても始められるため、未経験から挑戦しやすいでしょう。接客経験やコミュニケーションスキルがあれば、すぐに仕事に慣れて活躍できる可能性があります。
受付の仕事では、言葉遣いや立ち振る舞いなど基本的なビジネスマナーが身につきます。これらのスキルは、どの仕事でも活かせるため、将来のキャリアにもつながるでしょう。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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3.接客・販売職
| 仕事内容 | 接客、商品販売(レジ)、在庫管理、ディスプレイなど、売場の運営を担当する |
| 平均年収 | 369.4万円 |
| 向いている人 | ・長時間立って接客できる体力がある人 ・トレンドに敏感な人 ・顧客のニーズを把握し、それに合ったコミュニケーションをとれる人 |
| ポイント | ・シフト制で働き、休日が不規則になることが多い ・ファッションや雑貨が好きだと活躍しやすい ・商品の包装や配送の手配も担うことがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag デパート店員」
接客・販売職は、主に、商品の説明や販売、レジ業務などを行う仕事です。飲食店やアパレルショップ、雑貨店などさまざまな場所で需要があり、自分の好きな分野を選べばモチベーションを保ちながら働けるでしょう。
接客・販売職は経験よりも、「人と話すのが好き」「人に喜んでもらいたい」といった適性を重視される傾向があるため、未経験から始めやすいのが特徴です。
接客・販売の経験は、お客さんのニーズを読み取る力や課題解決能力を養うことにつながります。これらのスキルは、将来的に営業職や企画職などへキャリアチェンジする際にも役立つでしょう。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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4.一般事務
| 仕事内容 | 社内の文書作成、データ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する |
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 向いている人 | ・正確さ、几帳面さ、スピード感をもって作業することが得意な人 ・電話応対や来客対応などができる、コミュニケーション力のある人 ・一つの作業を集中して続けられる人 |
| ポイント | ・特別な学歴や資格は不要で、経験を積みながらスキルアップできる ・パソコンスキル、文書作成、簿記などに関する資格を取得すると活躍の幅が広がる ・就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 一般事務」
事務職は広く派遣社員に求められる職種の一つで、特に一般事務は未経験から始めやすい仕事です。パソコンの基本操作ができれば、データ入力や書類作成などを任されます。また、電話応対や来客対応を求められることもあるでしょう。
なお、データ入力をメインの仕事として募集している求人もあります。
「高卒から事務職への就職は難しい?仕事内容や効果的な志望動機を解説」のコラムでは事務職の種類や仕事内容を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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5.営業アシスタント
| 仕事内容 | 事務作業に加え、商談への同行や顧客フォローなど多岐にわたる業務を通じて営業活動を支援する |
| 平均年収 | 365万円 |
| 向いている人 | ・人の役に立つことが好きな人 ・マルチタスク能力がある人 ・コミュニケーションをとれる人 ・臨機応変に対応できる柔軟性がある人 |
| ポイント | ・事務作業だけでなく、営業チームの一員として業務改善提案などを行うこともある ・営業や顧客との橋渡し役として重要な役割を担う ・経験を積めば、営業職や企画職など、キャリアの選択肢が広がることがある |
営業アシスタントとは電話対応や資料作成、スケジュール管理などを行い、営業担当者をサポートする仕事です。直接、顧客とのやり取りをしたり、営業担当者とお客さまの商談に同行したりすることもあります。
営業アシスタントは営業担当者をサポートするのがメインなので、基本的なパソコンスキルやコミュニケーション能力があれば対応できるものが多く、営業経験がなくても始めやすい仕事です。
営業アシスタントとして働くことで、企業のビジネスの流れや営業のプロセスを間近で学べます。営業の知識が身につくだけでなく、スケジュール管理能力やマルチタスクをこなす能力も養われるのもメリットです。将来的に営業職へキャリアチェンジしたい人にもおすすめの仕事といえます。
営業をサポートする仕事には、営業アシスタントだけなく、縁の下の力持ちとして支える「営業事務」もおすすめです。「営業事務とは?向いている人の特徴や就職・転職を成功させるポイントを解説」のコラムでは、営業事務の仕事内容や向いている人の特徴を解説しているのでチェックしてみてください。
6.プログラマー
| 仕事内容 | システムエンジニア(SE)が作成した詳細設計に基づきコンピュータプログラムを作成し、ソフトウェアを開発する |
| 平均年収 | 574.1万円 |
| 向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味をもっている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
| ポイント | ・内部情報や個人情報の取り扱い、コンプライアンスに注意を払う必要がある ・セキュリティ上、リモートワークが制限される場合もある ・ノーコードやAIの台頭により、システム全体の開発力や専門性が重視される傾向 |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag プログラマー」
プログラマーはPython(パイソン)やJava(ジャバ)などのプログラミング言語を使って、パソコンやスマホで動くシステムやWebサイトを作る仕事です。
「未経験からプログラマーになれるの?」と驚く人もいるかもしれませんが、実はIT関連の職種では未経験OKの求人が増えています。その理由は、IT業界は常に人手不足であり、教育体制を整えて未経験者を積極的に採用している企業が多いからです。
派遣会社によっては、無料でプログラミング学習サービスを提供しているところもあります。また、就業前にプログラミングの基礎知識を身につければ、より好条件で働けたり、いち早く活躍できたりする可能性があるでしょう。
プログラミングスキルは、一度身につければ市場価値の高いスキルとして長く活躍でき、キャリアアップの選択肢が広がります。
「ITとは?覚えたい用語や未経験からチャレンジしやすい職種をご紹介!」のコラムでは、IT企業で働くメリットとデメリットやIT業界のなかで未経験からチャレンジできる職種を紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
将来的には正社員を目指したいときの方法
派遣社員は、スキルや経験を積み上げるための一歩として有効です。しかし「将来的には正社員を目指したい」と考える方もいるでしょう。以下で、将来的には正社員を目指したいときの方法を紹介するので、参考にしてみてください。
紹介予定派遣として働く
将来的に正社員を目指したいときは、紹介予定派遣として働くのがおすすめです。紹介予定派遣とは、一定期間派遣社員として働き、その後、本人と派遣先企業双方の合意があれば正社員として直接雇用される制度です。
この派遣期間は、企業にとってはあなたのスキルや仕事への取り組み方、人柄などをじっくり見極める機会となります。一方、あなたにとっては、実際にその会社の雰囲気や仕事内容、人間関係などを体験し、長期的に働きたいと思える会社かどうかを見極める貴重な期間となるでしょう。
ただし、紹介予定派遣だからといって、必ず正社員になれるわけではありません。正社員として採用されるためには、積極的な姿勢を示したり、スキルアップに励んだりすることを心がけましょう。
就職・転職エージェントに相談する
将来的に正社員を目指しているのであれば、就職・転職エージェントに相談するのも方法の一つです。エージェントにはプロのキャリアアドバイザーが在籍しているので、一人ひとりの経験やスキル、目指すキャリアパスに合った求人を見つけられるでしょう。
また、就職・転職エージェントを活用すれば、自己PRのコツ、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策などのアドバイスも受けられますよ。就職活動に不安がある方は、利用を検討してみてくださいね。
「就職エージェントとは?サービスの概要やおすすめの活用法を紹介!」のコラムでは、就活エージェントを利用するメリット・デメリットや使ったほうが良い人の特徴を解説しているので、迷っている方はあわせてチェックしてみてください。
【まとめ】働き方に迷ったらエージェントに相談しよう
派遣社員は、柔軟な働き方を実現できる雇用形態です。「登録型」「紹介予定」「常用型」など複数の種類があり、自分に合った選択が可能となっています。
扱う求人数やフォロー体制を確認して自分に合った派遣会社を見つければ、最適な仕事に巡り合えるでしょう。将来的に正社員を目指すなら、紹介予定派遣や転職エージェントの活用がおすすめです。
「派遣社員になりたいけどできる仕事があるか不安」「自分に合った仕事がわからない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは第二新卒や新卒、既卒、フリーターなど20代に特化した就職・転職エージェントです。
専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、就活に関するあなたのお悩みや企業へ求めることなどを丁寧にヒアリングし、ぴったりの求人をご紹介します。
また、非公開求人も多数取り扱っているので、より多くの選択肢から自分に合う仕事に出会えるはずです。ご登録・ご利用はすべて無料なので、1人でお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
派遣社員に関してよくある質問
ここでは、派遣社員に関してよくある質問を取り上げ、Q&A形式で解説していきます。
派遣社員として3年間就業したあとはどうなるの?
派遣社員として3年間就業したあとは、ほかの職場で働くのが一般的です。派遣社員は原則として、1つの派遣先で働ける最長期間が3年と決まっているからです。
なかには、3年間の契約期間が終了したあとに就業先企業の別の部署に異動し、派遣社員を続けられる場合もあります。正社員になることを前提とした「紹介予定派遣」として働ける派遣先や正社員の仕事を探すことも考えてみましょう。
派遣社員から正社員になるのは難しい?
派遣社員から正社員を目指すことは十分に可能です。正社員への道として、紹介予定派遣はミスマッチのリスクが少ないためおすすめです。実際に働きながら仕事内容や職場の雰囲気を確かめ、納得したうえで正社員を目指せるからです。
しかし、正社員になるには企業からの合意が不可欠です。日頃から責任感をもって仕事に取り組み、信頼関係を築くことが大切です。また、スキルアップのための資格取得や、主体的な業務改善提案も良いアピールになります。これらの努力は、転職活動の際にも大きな強みとなるでしょう。
派遣社員から正社員にならない人がいるのはなぜ?
正社員の働き方を避ける理由は人によってさまざまです。ハタラクティブが若年層(18~29歳)を対象に実施した独自調査「若者しごと白書2025 4-4. 正社員になりたくない理由(p.44)」によると、正社員になりたくない理由で最も多いのは「プライベートの時間が制限されると思うから(34.1%)」です。次に「組織に縛られたくないから(28.5%)」となっていることから、こより自由な働き方を求めて正社員という働き方を選ばない傾向にあるといえるでしょう。
働き方を選ぶときは、自分の価値観を明確にすることが大切です。「どんな働き方をすれば、プライベートの時間を大切にできるか?」「組織に縛られずに、自分らしくいられるか?」など、自分にとって何が一番重要かを考えてみてくださいね。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
正社員から派遣になってよかったと思う人の特徴は?
正社員から派遣社員になって「よかった」と感じやすい人の特徴は、「自由な働き方を求める」「短期間で働きたい」「自分のライフスタイルに合わせて働きたい」という方です。また、多様な業界や職種を試してみたいという方も、正社員よりも派遣社員のほうが合っていると感じやすいでしょう。
正社員か派遣かどっちが自分に向いているかわからないという方は、就職・転職エージェントに相談するのも手です。ハタラクティブでは、豊富なカウンセリング実績をもつキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人をご提案するのでぴったりの職場を見つけられますよ。サービスは無料なので、お気軽にご相談ください。
