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正社員登用制度とは?面接や試験は難しい?受かる人の特徴をおさえよう

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この記事のまとめ

  • 正社員登用は、能力や勤務実績に応じて非正規雇用から正規雇用に切り替えること
  • 正社員登用されるには、書類審査や適性検査の試験を経て面接を受ける必要がある
  • これから求人に応募する場合は、正社員登用の条件や実績を確認するのがおすすめ
  • 正社員登用のメリットとデメリットを知ったうえで自分の進路を考えよう

「非正規雇用社員から正社員になりたい」「フリーターから正社員になれるか不安」といったお悩みを聞くことがよくあります。現在よりも安定した働き方をするためにはどうすれば良いか気になりますよね。

正社員登用制度を利用して正社員になるには、試験内容や受かるためのコツを知ったうえで対策するのがおすすめ。また、将来的に正社員登用制度を利用して正社員を目指したい場合は、求人や企業情報から制度活用の実績がある職場なのかを確かめてから応募することが大切です。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交え、正社員登用の概要や受かる人・受からない人の特徴を解説しています。正社員登用試験を乗り越えるための参考にしてみてください。

正社員登用制度とは

正社員登用制度とは「契約社員やパートタイマー・アルバイトなどの非正規雇用者を、能力や勤務実績に基づき正社員に登用(昇格)するための制度」のことで、「せいしゃいんとうようせいど」が正しい読み方です。正社員登用制度があることで企業は労働力を確保しやすく、非正規雇用社員はモチベーションが向上するというメリットがあります。

無期転換ルールとの違い

無期転換ルールとは、「労働契約法第十八条」に基づき、5年以上契約を続けた有期雇用労働者が期間を定めずに働くことを申し込んだ際、雇用主は承諾しなければいけないというものです。この場合、非正規雇用社員から正社員になれるとは限りません。

一方、正社員登用制度は企業が自主的に設けるもので、社内試験や面接など独自の選考を経て、非正規雇用者を正社員に昇格させる制度です。企業によって、正社員登用制度を受けられる条件の一つとして一定の勤務期間が必須とされている場合もあります。

正社員登用制度を利用して正社員になるのは難しい?

正社員登用制度を利用して正社員になる難しさは、企業によって異なるでしょう。どのような企業においても、「能力」や「勤務態度」が評価対象の一部であることは共通しているといえます。
しかし、会社が正社員を増やす意向がなければ、正社員登用の試験を受けても合格しにくいことも。そのため、登用制度を利用するには、会社の方針や状況をよく見極めるのがおすすめですよ。

参照元
e-Gov法令検索
労働契約法

正社員登用の試験内容

「正社員登用試験を受けたいけど何をするもの?」と、実際の試験内容が気になる方は多いでしょう。多くの場合、正社員登用試験では書類審査、適性検査、面接が行われますが、どれか一つのみが実施されたり、その企業独自の選考過程があったりします。

以下で、実施されることの多い三つの選考過程をそれぞれ詳しく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

書類選考

正社員登用の試験の一つは、書類選考です。

正社員登用を行う人事担当者は、書類を通じてあなたのスキルや経験、労働意欲などを改めて評価します。志望動機は「今後のキャリアビジョン」や「正社員を希望する理由」だけでなく、「正社員になるからこそ企業に貢献できること」といった点を意識して書きましょう。企業側が自分を正社員にするメリットを明らかにできれば、正社員登用する必要性が人事担当者に伝わりやすいためです。

また、履歴書や職務経歴書のほかに、上長からの推薦状を必要とする企業も。自分の会社がどのような規定を設けているか、しっかり確認して書類選考に臨むようにしましょう。

正社員登用の志望動機の例文

「パートとして働くなかで、会社のビジョンと自分の目標が一致すると感じました。これまでの経験を活かしながら、より大きな責任を持って会社の一員になりたいと考えています。正社員として働くことで、個人の能力とスキルをさらに伸ばし、会社の成長に貢献できるよう、より一層精進します。」

筆記試験(レポート・適性検査)

筆記試験も、よく行われる正社員登用試験の一つです。筆記試験には、レポート作成や一般常識・専門知識のテスト、適性検査などが含まれます。これらは、あなたの知識や思考法、問題解決能力を判断するためのもの。これまでに培った知識だけでなく、社会人としての基礎知識やマナーを復習してから臨むのがおすすめですよ。

面接

多くの場合、選考の最後に面接が行われることがあるようです。面接では、あなたの人格、熱意、コミュニケーション能力などが評価されるでしょう。応募書類に記入した内容について深掘りされることも。「正社員として増える業務量や責任を負えるか」「企業の将来性に合うか」といった、さまざまな観点から質問を受けるでしょう。

正社員登用制度ありの求人で注目するポイント

正社員登用制度ありの求人で注目するポイント

  • 正社員登用の条件
  • これまでの正社員登用実績
  • 正社員の給与

「非正規雇用社員として入社して、いずれはその会社で正社員になりたい」とお考えの方は、求人を探す際に正社員登用制度についても調べるのがおすすめです。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

入社してから正社員登用試験のレベルが高過ぎることや、そもそも正社員登用制度を活用しにくかったりすることに気づく場合があります。
以下で正社員登用制度ありの求人を探す際に注目するポイントやその理由をご紹介するので、求人探しを始める前に参考にしてみてくださいね。

1.正社員登用の条件

注目するポイントの一つは、「正社員登用の条件」です。正社員登用試験に受かるには、「仕事のスキル」「業務遂行能力」「組織内での人間関係」などといった点に加え、企業が設定した条件をクリアしているかが大切。企業によってこの条件は大きく異なりますが、一般的には勤続期間や能力、成果、勤務態度などが評価基準とされています。

しかし、正社員登用の条件が業務内容に対してレベルが高過ぎると、正社員登用される可能性はかなり低いでしょう。正社員登用される条件として記載されているものをチェックし、自分が働きながらクリアできる条件かを検討するのがおすすめですよ。

2.これまでの正社員登用実績

「これまでの正社員登用の実績」もしっかり確認しましょう。企業が正社員登用制度を設けているだけでなく、それが実際に活用されているかどうかが大切です。制度を利用したキャリア形成ができる職場であれば、入社後の働き方も想像しやすいでしょう。

求人だけでなく、企業のWebサイトや就職情報サイトの口コミなどから実績を確認できることもあるので、インターネットで調べてみるのも良い方法ですよ。

3.正社員の給与

「正社員の給与」も、注目するポイントの一つ。正社員登用制度の活用を考えている場合、「正社員になることで収入がどの程度上がるのか」「明確な給与体系が提示されているのか」を確認することは重要なポイントです。正社員登用後の給与水準が不透明だと、将来的な給与の見通しや生活設計が困難となるでしょう。将来的に収入が安定した生活を送れるかを知るには、事前に詳細な情報を得ることが必要です。

正社員登用制度を利用するメリット・デメリット

ここでは、正社員登用制度を利用するメリット・デメリットをご紹介。メリット・デメリットの両方を把握することで、正社員になった場合の働き方を想像しやすくなります。また、応募する求人が正社員登用制度を活用したい企業であるかを確認することも可能です。

自分の目標を達成できるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

正社員登用制度を利用するメリットは、「慣れ親しんだ職場で正社員になれる」「収入や待遇がアップする」「社会的信用度が高まる」といった点があります。

それぞれ詳しく解説するので、ぜひご一読ください。

1.慣れ親しんだ職場で正社員になれる

正社員登用制度を利用すると、慣れ親しんだ職場で正社員になれるというメリットがあります。すでに働き慣れた職場で正社員になれれば、これまでの経験を業務に活かしやすく、環境や人間関係の変化からストレスを受けることも少ないでしょう。同じ職場で勤務できれば、新たな環境への不安を抱えずに正社員として働き始められますよ。

2.収入や待遇がアップする

正社員登用制度を利用して正社員になると、収入面や待遇面がアップするでしょう。正社員は非正規雇用社員に比べて、給与や福利厚生が充実している傾向にあります。年収が増えるだけでなく、緊急時の手当や休暇も受けられるようになると、生活に余裕が生まれるでしょう。

3.社会的信用度が高まる

正社員になると、社会的信用度が高まるというメリットもあります。雇用形態は信用情報に関わる要素の一つであるため、ローンの審査や賃貸契約などの場合、正社員であることが役立つでしょう。これからのライフイベントを考える際に、より将来設計しやすくなるはずです。

デメリット

「これまでと同じ仕事内容を続けられるとは限らない」「副業ができなくなる可能性がある」という点が、正社員登用制度を利用するデメリットに挙げられます。これまでの働き方や生活を振り返りながら、以下の解説をぜひご覧ください。

1.これまでと同じ仕事内容を続けられるとは限らない

正社員登用を経て正社員になった場合のデメリットは、これまでと同じ仕事内容を続けられるとは限らないという点です。正社員はより幅広い業務を任されるため、非正規雇用社員として働いていたころの業務内容とは異なることがあるでしょう。

2.副業ができなくなる可能性がある

正社員になると、副業ができなくなることがあります。これまでアルバイトの掛け持ちなど、副業を行っていた場合は、正社員になってもその副業を続けられるかどうかを確認しましょう。副業に関する就労規則は企業によって異なるため、正社員登用の選考を受ける前にチェックする必要があります。

正社員登用試験に受かる人・落ちる人の特徴はある?

正社員登用試験に受かる人・落ちる人の特徴はある?

  • 成果を出している
  • 社内で良好な人間関係を築いている
  • 正社員になりたい意思がある

正社員登用制度に挑む前に、受かる特徴を押さえて対策をしたいですよね。
ここでは、正社員登用試験に受かる人・落ちる人の特徴を解説します。正社員登用試験の準備や心構えの参考としてもご活用ください。

正社員登用試験に受かる人の特徴

正社員登用試験に受かるには、企業にとってのメリットがある人材であることが重要。以下で正社員登用試験に受かる3つの特徴を紹介しています。

成果を出している

正社員登用される人は、自分の仕事で成果を出しているのが特徴です。自分の仕事が企業の成長に貢献していると評価されれば、登用の可能性が高くなるでしょう。自分の実績を洗い出しておくと、正社員としての市場価値がある人材であることを企業にアピールしやすくなります。

社内で良好な人間関係を築いている

ほかの社員との良好な人間関係を築いていると、正社員登用試験に受かりやすいでしょう。組織にとって、チームが効率的に稼働できるかどうかが重要です。協調性やコミュニケーション能力を周囲に還元していると、企業から「今後も一緒に働いてほしい」「周囲にとっての働きやすさを向上させてくれる人材」という印象を持たれやすいでしょう。

正社員になりたいという強い意志がある

正社員登用試験に受かる場合は、「正社員になりたい」という強い意志があるといえます。熱意があると、長期的な目標やその過程を具体的にイメージできたり、面接の人事担当者とのやり取りに説得力を持たせられたりするでしょう。また、企業側に「長く働いてもらえる」「目標に向かってより一層努力してもらえる」という安心感を与えられますよ。

正社員登用試験に落ちる可能性のある人の特徴

社会人としての基本的な意識や将来のビジョンが曖昧なままだと、正社員登用試験に落ちるかもしれません。以下の特徴に当てはまっている人は、正社員登用試験を受ける前に対策しましょう。

遅刻・欠席が多い

正社員登用試験に落ちる理由の一つは、遅刻や欠席が多いことです。遅刻や欠席が多いと、「仕事に対するやる気や社会人としての意識が不足している」という印象になってしまいます。やむを得ない理由での遅刻・欠席は仕方がないですが、自分の努力や工夫で防げるものは会社側の迷惑になります。遅刻や欠席が多い状態で正社員登用試験に臨んでも信用性を疑問視され、正社員登用できる可能性は低いと考えられるでしょう。

正社員になりたい目的が不明確

正社員になりたい目的が不明確だと、登用試験に落ちやすいでしょう。企業は明確な目標と意欲を持った人材を正社員として望んでいます。企業としては、正社員登用試験を受ける目的が曖昧だと将来像をイメージできず、「幅広い仕事や責任を負わせて大丈夫なのか」を不安になるのではないでしょうか。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

将来的に正社員になりたいという目標がある場合は、はじめから正社員就職を目指すのも手です。
就職エージェントに登録すれば、キャリアアドバイザーがマンツーマンで就職をサポートしてくれますよ。

若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブは、キャリアアドバイザーとの面談を通してあなたの適性を明らかにし、おすすめの求人をご紹介。面接の対策や書類添削なども行い、就職をサポートします。

エージェントサービスを利用するうえで必要な費用はありませんので、安心してご登録ください。正社員として働くことに興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

正社員登用制度に関するよくある質問と回答

ここでは、正社員登用制度に関するよくある質問と回答をまとめました。正社員登用の辞退や、バイト先に正社員登用制度があるか知る方法などについて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

正社員になる前にパート・アルバイトで経験を積みたいです

正社員になる前にパート・アルバイトで経験を積むのも、良い方法です。正社員登用制度をクリアするのを目標に働けば、仕事の内容や社風が自分に合うかを確かめながらスキルを身につけられます。また、職種によりますが、「未経験者歓迎」の求人を出している企業もあるので、自分に合った働き方を考えて応募するのがおすすめですよ。

正社員登用を辞退したくなりました

正社員登用を辞退するのは問題ありません。
ただし、辞退理由を聞かれる可能性は高いので、しっかりと答えられるようにしておきましょう。また、正社員登用を辞退したあとも同じ会社で働き続けるのか、ほかの企業に転職するのかどうかを前もって考えておくことが大切です。

正社員登用できると嘘をつく企業があるか不安です

企業によっては、正社員登用制度があっても実績が少ないことがあるでしょう。正社員登用制度の活用を希望する社員が少なかったり、正社員登用の難易度が高かったりする場合などが考えられます。気になる企業を見つけたら、求人情報だけでなく、Webサイトや就職情報サイトの口コミなども調べるようにするのがおすすめです。

バイト先に正社員登用制度があるか知る方法はありますか?

バイト先の正社員登用制度については、バイト先の店長や上司に直接聞いてみるのが確実といえます。バイトを始める前であれば、面接時に逆質問するのも手。正社員登用制度の有無を知れるうえ、面接担当者に「将来を考えている」「就労意欲がある」といったポジティブな印象を与えられる可能性があります。
正社員として働くことがキャリアプランにある場合は、ぜひ就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。キャリアアドバイザーが、マンツーマンであなたの就職を支援します。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube