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就職は無理だと感じる…就活に苦戦する原因と成功させる方法を解説

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この記事のまとめ

  • 「就職は無理だ」と就活に対して不安を感じる人は、一定数存在する
  • 就職を無理だと感じるのは、内定が出ない場合や周囲と比較してしまうことが原因
  • 完璧主義な人や自己肯定感が低い人は、内定を得られないと「就職は無理」と感じやすい
  • 就職が無理だと感じたら、旅行や友人と遊ぶなどで気持ちをリフレッシュすると良い
  • 「就職は無理」と感じる方は、就職支援サービスを利用するのも手

就職活動をしていると「もう無理だ」「一生就職できない」と不安に感じることもあるでしょう。求人に応募しても、なかなか内定を得られないと「自分に合う仕事が分からない」と判断が難しくなりますよね。

内定が通らない以外にも、やりたいことが見つからなかったり、学歴や経歴に自信がなかったりすると「就職は無理」と感じることがあります。自己分析や企業研究、面接対策を念入りに行うことで、自信を持って就活に臨めれば成功しやすくなるでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの荒井さんのアドバイスを交えながら、就職を無理だと感じてしまう理由を解説しています。また、おすすめの職種や就活を成功させる方法をご紹介しているので、現在就職活動中の方やうまくいっていない方はぜひ参考にしてみてください。

就職が無理だと感じるのは自分だけ?

「就職できる気がしない」「就職は無理ゲー」と就活に対して不安を感じている人は、一定数存在します。「若者しごと白書2024(p40)」をもとに、就活前と就活中に分けて、感じる不安を以下にまとめました。

就活を始める前に感じる不安

正社員としての就職活動を始めるときに感じる不安は、以下のとおりです。

  • ・選考時に自己アピールがうまくいくか(63.9%)
  • ・自分の経歴で適切な仕事が見つかるか(63.2%)
  • ・内定を獲得するまでの就活を持続できるか(59.5%)

人によって感じる不安はさまざまですが、企業に足してうまく自己アピールができるか不安な方が多いようです。また、自分の経歴に合った仕事が見つかるか不安な方もいるので、「就活がうまくいかない」と思う人は多くいるといえるでしょう。

就活中に感じる不安

以下では、就活を始めてから何に対して不安を感じるか見てみましょう。

  • ・事前の面接対策(63.9%)
  • ・面接でのアピール方法(63.0%)
  • ・実際の業務内容や社風の理解(61.9%)

上記の結果から、「事前の面接対策」が63.9%、「面接でのアピール方法」が63.0%と多くの割合を占めていることから、就活を始めると面接に対して不安を感じる人が多いことが分かります。

就職活動において無理だと感じることは決して自分だけが抱えている不安ではなく、ほかの多くの人も同じように感じていることを理解し、前向きに取り組むことを心掛けましょう。

面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説」のコラムでは、面接での注意点を解説しているので、就活を進めるときの参考にしてみてください。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024

「就職は無理」と感じる7つの理由

「就職は無理」と感じる理由

  • なかなか書類選考が通らない
  • 内定を得られない
  • やりたい仕事が見つからない
  • 学歴や経歴に自信がない
  • コミュニケーション能力に自信がない
  • 就活のモチベーションが低下している
  • 周りと比較してしまっている

就活がうまく進まない原因が分かれば、改善策を見つけられるかもしれません。以下では、「就職は無理」と感じる理由を7つ解説するので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

1.なかなか書類選考が通らない

「就職は無理」と感じる理由には、なかなか書類選考が通らないことが挙げられるでしょう。書類選考に通過しなければ、面接の機会を得られないので内定の獲得が難しくなります。

特に、既卒やフリーターからの就職は、転職として扱われるのが基本。履歴書と職務経歴書の提出が求められ、スキルや経験が豊富な人がライバルになり得るのでより選考が厳しくなるでしょう。

一つや二つのミスで内定を諦める必要はない

就活を進めるなかで、すべての人が失敗しないとは限らないので過度に心配して内定を諦める必要はありません。どれだけ経験が豊富な人材でも企業ニーズに合わなければすべての求人から採用されることはないので、自分に適した仕事を探すことを心掛けましょう。

また、面接官の質問に対して、スムーズに受け答えできることだけが内定を確実にする条件ではありません。これまでの時間や努力を思い出し、入社したいという思いを強く持って面接に臨みましょう。

2.内定を得られない

就活を始めてから何社かの選考を受けても内定が出ないと、「就職は無理」と不安を感じやすくなるでしょう。応募書類の選考に進めても面接での不採用が続くと、次の選考でも「また面接で落とされるのでは」とネガティブな気持ちになりがちです。

積極的に求人に応募して選考に通っても、いつも面接で落とされるとモチベーションの維持も難しくなるでしょう。受けた面接を振り返り、反省点を見つける癖をつけるのがおすすめです。

3.やりたい仕事が見つからない

やりたい仕事が見つからない場合も、就職するのが難しく感じるでしょう。選考に臨む際に自分の希望や目標が明確でないと熱意を伝えることが難しく、不合格になりやすい傾向があります。

また、自身のやりたい仕事が見つからないと、「気になる求人が見つからない」と応募できる企業が制限されることでさらに内定を獲得するのが難しくなるでしょう。求人探しで行き詰まると就活が長引く傾向があるため、事前に自分のやりたいことを考えておくことが大切です。

4.学歴や経歴に自信がない

学歴や経歴に自信を持てず弱気になることで、就職のハードルが高くなる場合があるでしょう。一部の大企業や人気企業では「大学卒業以上」といった学歴を応募条件に設定することがあります。

応募したい求人を見つけても学歴や経歴の条件に該当しないと、「自分が応募できる求人はない」と自信が持てなくなるでしょう。学歴に自信がない方は、学歴不問とする求人を探したり、人柄やポテンシャルを重視する企業を見つけたりするのも方法の一つです。

学歴や経歴に自信が持てないと感じる方は、「高卒就職のメリット・デメリットとは?就活に学歴は関係ある?」のコラムで学歴に自信がない人が就活を成功させる方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーターや引きこもりからの就職は無理?

フリーターや引きこもりの方も、就職することは可能ですよ。フリーターには社会経験があるため、経験やスキルをアピールすることで評価される可能性が高いでしょう。

また、フリーターや引きこもりに関係なく、学校卒業3年以内であれば既卒に該当し、企業によっては新卒枠での応募も可能となっています。フリーターから正社員を目指す場合、興味のある業界や職種のアルバイト経験を積むことも有効でしょう。

さらに、新卒3年以内に離職した場合は、第二新卒としての就職活動が可能です。第二新卒は、若くても基本的なビジネススキルを持つ人材として需要があります。ただし、面接では無職期間についての質問が予想されるため、その理由や活動内容について準備しておくことが重要です。

5.コミュニケーション能力に自信がない

コミュニケーション能力に自信がないのも、就職が難しく感じる理由の一つです。自分自身がコミュ障であるという認識がある場合、面接への苦手意識が払拭できず正社員への就職が無理だと感じることもあるでしょう。

面接は直接企業の採用担当者と顔を合わせて行うため、緊張や焦りなどが生まれることもあります。面接が原因で「就職が詰んだ」「自分には無理だ」と感じる人もいるかもしれません。

面接に苦手意識がある場合は、身近な人に面接の練習を手伝ってもらうことがおすすめです。面接対策をプロに頼みたいという場合は、就職支援サービスの活用も検討してみましょう。

6.就活のモチベーションが低下している

なかなか仕事が決まらず、「就活は大変」「一生終わらないのでは」とモチベーションが下がってしまうことが「就職は無理」と感じる理由として挙げられます。

就活に疲れを感じている場合は、一時的に休んでリフレッシュも検討しましょう。就活を辞めるという選択に至る前に、一度距離を取ってみることで気持ちがリセットされ「また頑張ってみよう」と前向きになれるかもしれませんよ。

7.周りと比較してしまっている

就職が無理だと感じている人の中には、ほかの就活生の動向を見て不安や落ち込んだりすることもあるでしょう。新卒の就職活動は同じ時期に始まるため、どうしてもほかの就活生と比べてしまいがちです。

周囲と比較して焦ってしまうと、自分の準備してきたものが100%発揮できなくなってしまうことも。周囲の人を参考にすることは良いことですが、比較しすぎないように注意しましょう。

学部によって「就職は無理」と感じることがあるって本当?

理工学部は専門性が強いため、文系学部と比べて就職活動が難しいというイメージを持たれているようです。ただし、理工学部の就活生だからといって就職が無理というわけではありません。

IT業界や製造業では、理工学部出身者の需要が非常に高くなっています。特定の学部に限らず、就活を成功させるためには、自己分析や業界研究をしっかり行い、自身の強みや興味に合った企業を見つけることを心掛けましょう。

就職が無理だと感じてしまう人の特徴

ここでは、就職が無理だと感じてしまう人の特徴をまとめています。就活が難しいと感じている人は、当てはまるものがあるか確認してみましょう。

自己肯定感が低い

就職が無理だと感じてしまう人の特徴には、自己肯定感が低いことが挙げられるでしょう。自己肯定感が低いと企業や面接官にアピールしにくくなるうえ、就活も後ろ向きになりがちです。

「自分にできる仕事はない」「自分にアピールできるものはない」と思ったまま就活に臨むと、面接官に自信のなさが伝わり、内定が遠のいて就活がうまくいかず自信喪失につながるといった悪循環になりかねません。就活では特別な能力やスキルは必須ではないので、企業に活かせる適性や経験、長所などを改めて分析してみましょう。

仕事でしたいことが見つかっていない

就きたい仕事や具体的な目標がないことも、就活を困難にする要因の一つです。就職に何を求めているのかが明確でない場合、企業へのアプローチや就職活動が難しくなり、失敗する可能性が高くなるでしょう。

また、自身が何を求めているのかが明確でないと、就活に対する熱意やモチベーションも低下してしまいます。やりたいことの見つけ方については「自分が何をしたいのかわからない…原因ややりたいことを見つける方法を紹介」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

完璧主義である

完璧主義や真面目な性格の就活生は、失敗を重く受け止める傾向があるので「就活は難しい」と感じる可能性があります。完璧を求めるあまり、失敗や挫折で就職を諦める人もいるかもしれません。

また、理想の条件を求めすぎると、応募できる求人が限られるのでより就職が難しくなることも。すべての条件を満たす求人を見つけることは難しいため、ある程度の許容度を持つことが大切です。

仕事をしたくない

仕事への興味や意欲がなければ、就職は困難です。「周囲がやっているから」「そういう時期だから」という理由で就活をしていると、企業側に就業意欲が伝わらず内定を獲得しにくくなるでしょう。

仕事に対して本当の関心がない場合、内定を得ることは難しく、また無理して就職しても早期退職をすることになってしまうことも。広い視野で企業や業界を研究することで、自分が興味を持てる分野を見つけてみましょう。

アルバイトが忙しく就活に時間が取れない

アルバイトが忙しく就活に時間が取れないため、「今すぐ就職するのは無理」と感じる人もいるでしょう。アルバイトで生活費を稼ぐ必要があると就活の時間を確保が難しく、長期化してしまうこともあります。

また、交通費や服装など面接を受けるための費用を得るために、アルバイトを増やさざるを得ない場合もあるでしょう。就活が長期化するとスキルや経験が身につかないまま年齢が重なり、応募できる求人数が減ったり、空白期間が長いことで採用担当者に就業意欲が低いと思われたりするリスクがあります。

正社員として内定を目指すなら、一時的にアルバイトを減らす、週末のシフトに入りやすい仕事を選ぶといった対策を行い、就職活動に集中する時間をできるだけ確保しましょう。

合否が気になり就活の準備が手につかない

「就職は無理」と感じるのは、合否が気になり就活の準備が手につかないという理由もあります。複数の企業を併願して就職活動を進めると、一つの選考結果に気を取られ、次の選考に集中できない場合があるでしょう。

次の選考に向けた書類や面接の準備が遅れると、焦って書類を作成したり、面接対策が不十分だったりすることで選考を通過することが難しくなります。複数の企業に応募する際は、多くても5社に留めて、日程管理ができる範囲で就活を行いましょう。

周囲と比較して焦って就活している

周囲と比較することで就職に対して悲観的になってしまうこともあるでしょう。重要なことは内定をもらうことではなく、自分に合った会社を見つけることです。

内定がもらえないのは、自分に合った会社が見つかっていないからかもしれません。周囲が内定を得ていても焦らず、自分に合った会社を探しましょう。

狭い視野で就活を進めている

狭い視野で就活を進めていると、就職先が見つからず「難しい」と感じる可能性があります。希望条件に優先順位をつけて、なるべく広範囲で求人を探せば自分に合った仕事が見つかりやすくなるでしょう。

希望する業界や職種に未経験から挑戦するのが難しい場合、同業界でアルバイト経験を積んだり、活かせる資格を取得したりするのも手。就活では、求人の探し方や目指し方を多角的な視点から探してみることが大切です。

「就職は無理」と就活に苦戦する5つの原因

「就職は無理」と就活に苦戦する原因

  • 自己分析が不足している
  • イメージや知名度で就職先を選んでいる
  • 自分の将来像が見えていない
  • 周囲に相談していない
  • 就活以外に忙しいことがある

「就職は無理」と感じる原因は人によって異なりますが、適切な対策をすれば解決する可能性があります。以下で、「就職は無理」と就活に苦戦する原因を5つ解説するので、自分の状況と照らし合わせてみてください。

1.自己分析が不足している

「就職は無理」と就活に苦戦する原因には、自己分析が不足していることが挙げられます。自分の強みや価値観を客観的に把握し、応募先企業に合わせたアピールができなければ内定を獲得しやすくなるでしょう。

自己分析をするときは、過去の経験を振り返って自分の強みや特技、興味があることを明確にすることが大切です。自己分析をするときのコツは、「仕事の選び方が分からない!何を基準に就活するか迷ったときの対処法6つ」のコラムで解説しているので実施するときの参考にしてみてください。

2.イメージや知名度で就職先を選んでいる

イメージや知名度で就職先を選ぶと、就活に苦戦する可能性があるので避けるのが賢明です。思い込みで業界や職種を選ぶと、現実と理想のギャップからミスマッチが起こりやすいでしょう。

また、企業の規模や知名度に引かれて応募しても、その企業のニーズや求める人材像に適合していなければ、採用される可能性は低いです。非効率な時間を過ごさないためにも企業の事業内容やニーズを踏まえて検討を重ねましょう。

3.自分の将来像が見えていない

自分の将来像やキャリアプランを明確にしておくことが、企業を選び応募するうえで重要です。面接では、入社後の仕事や将来の目標について聞かれることが多く、明確に答えられないと、志望動機や企業との相性を疑われる可能性があるでしょう。

就職活動は、自分の理想の働き方やライフスタイルを実現するための手段でもあります。自分自身への理解を深め、どのようにキャリアを築いていきたいかを考えることで、就職活動の進め方に迷いがなくなるでしょう。

4.周囲に相談していない

就活における悩みや不安を一人で抱え込み、周囲に相談しないこともうまくいかない原因の一つです。一人で悩みを解決しようとすると、誤った判断や行動力の低下につながってしまうかもしれません。

悩みが解決しない場合は、友人や家族に相談することで自分では思いつかなかった解決策が見つかる可能性があります。身近な人に相談できないと思ったら、「就職相談の窓口にはどんな所がある?サービス内容も知って上手に活用しよう」のコラムも参考にしてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

荒井幹太

荒井幹太

就活が上手く行かないときは誰でも一度はあります。「スムーズに進められないのは自分だけ」と自分を責める必要はありませんよ。

就活がうまく進まないときは、何かしら理由があるので原因を明確にすることが大切です。面接の伝え方なのか、書類の書き方なのか原因は人それぞれ。自分で原因を見つけられないときは、放置せずに第三者の意見を求めてみましょう。

自分の就活の進め方を客観視してもらうことで、修正するべき点や良かった点が明確になります。相談するのは家族や友人、先輩など信頼できる周囲の人からフィードバックをもらうことをおすすめします。

5.就活以外に忙しいことがある

働きながら就職活動を進める人は仕事が忙しくて時間を確保できず、面接がうまくいかないこともあるでしょう。また、学業との折り合いやスケジュール調整が難しく同時に選考を進めるのも難しい場合もあります。仕事や学業を疎かにすることはできないため、時間の使い方を見直してみましょう。

「就職は無理」という気持ちを切り替える方法

就職が無理だと思ったら、リフレッシュすることも大切です。いくつかその方法を挙げますので、自分に合ったリフレッシュ方法を見つける参考としてみてください。

旅行や遠出をしてみる

旅行や遠出は非日常を体験できるため、就活から離れてリフレッシュできるでしょう。新しい環境や経験を通じて視野が広がり、リフレッシュ効果が期待できます。

また、遠出が難しい方は散歩を習慣化してみることも良いでしょう。生活リズムの整理や睡眠の改善にも役立ちます。

仲の良い友人と遊ぶ

就活が無理だと感じた場合は、気の合う友人と過ごすことも助けになるでしょう。友人に悩みを打ち明けたり、友人の経験を聞いたりすることで、悩みが解決するかもしれません。

時には就職活動のことを忘れて、楽しい時間を過ごすこともリフレッシュにつながるでしょう。「転職活動に疲れたと感じるのはなぜ?見直すポイントや世代別の対処法を解説」のコラムでは就活や転職活動で疲れた気持ちにならないための方法を解説しているので、参考にしてみてください。

「就職は無理」と感じる人におすすめの5つの職種

「就職は無理」と感じる人におすすめの職種

  • 営業職
  • 警備員
  • 介護職
  • IT関連の仕事
  • ドライバー

就活が難航している場合は、職種を見直すことも一つの方法でしょう。ここでは、未経験であっても挑戦しやすく、内定を得やすい職種を解説するので興味があるものを探してみてください。

1.営業職

営業職は比較的求人数が多く、人柄が重視される傾向があるため挑戦しやすい職種です。未経験から正社員就職のチャンスが見込めるので、人柄やポテンシャルをアピールしましょう。

また、営業職は実力主義の環境も多く、成績が良ければ高収入が見込めます。コミュニケーション能力も養えるので、将来のキャリアチェンジにも役立つでしょう。

2.警備員

警備員は、経験や資格がなくても正社員を目指せるのでおすすめです。配属前に研修を受けるため、不安を取り除いたうえで働けるでしょう。

さらに、人手不足のため、福利厚生や手当が充実している企業も増加しています。資格取得支援制度が利用できる企業であれば、働きながら警備関連の資格を取得できるのでスキルアップや賃金アップも狙えるでしょう。

3.介護職

高齢化が進む日本では介護士の需要は高く、未経験者も採用されやすいでしょう。シフト勤務や訪問介護など、多様な働き方が選べるため将来も働き続けることが可能です。

また、学歴や年齢、性別に関係なくキャリアアップしやすい職種の一つ。一部の企業は、資格取得費用を負担してくれるところもあります。

働きながら介護福祉士や社会福祉士などの国家資格を目指すことも可能なので自己の能力を向上させ、雇用や収入を確保したい人におすすめの職業になっています。

4.IT関連の仕事

就活が難しいと感じている人は、エンジニアやプログラマーといったIT関連の仕事も視野にいれてみましょう。IT業界では人材不足の傾向があるので、未経験者からエンジニアやプログラマーとしてキャリアをスタートさせることが可能です。

入社後の研修を実施している企業も多く、やる気次第でスキルアップも可能です。将来的には、システムエンジニアやデータベースエンジニアなど、専門的な知識を必要とする職種へのステップアップも可能でしょう。

IT業界に未経験者の転職は難しい?必要なスキルや志望動機の例文を紹介!」のコラムでは、未経験からIT業界への就職を成功させるポイントを解説しているので、参考にしてみてください。

5.ドライバー

就職がうまくいかないと感じている方は、ドライバーもおすすめですよ。ECサイトの拡大により、宅配ドライバーの需要が高まり、求人数も増加している傾向があるためです。

就職には運転免許が必須と思われがちですが、入社後には免許取得をサポートしてくれる企業もあり、免許がなくても採用の機会があることもメリットでしょう。長距離配送やルート配送など、多様な選択肢がありますので、自分に合った職場を選ぶことができます。

どうしても無理なら就職以外の選択肢を検討しよう

どうしても就職ができないと思うのであれば、フリーランスになるのも選択肢の一つです。フリーランスになれば自分のスケジュールを自由に設定できるため、企業の規則に縛られず仕事をすることが可能です。そのほかにも、起業によって自らサービス・価値を創造し、提供するという方法もあります

ただし、これらの働き方は会社員と異なり、個人で仕事を取る必要があるので安定した収入を得ることは難しいのがデメリットです。安定した収入を得るためには、専門スキルを向上させたり、確実な経営戦略を策定したりする必要があります。

「就職は無理」と感じる人が就活を成功させる方法

就活がうまくいかないと思っても諦める必要はありません。うまくいかない要因がどこにあるのかを見極めることで、成功確率を上げられるでしょう。

ここでは、就活を成功させるポイントを10個紹介しますので、就活を進めるときの参考にしてください。

時間の使い方を見直す

「就職は無理」から就活を成功させるために、時間の使い方を見直してみましょう。アルバイトをしながら就活している方は、1日の時間をどのように使っているか把握することが大切です。

移動時間や帰宅後、就寝前などの隙間時間を就活の時間に当てられるでしょう。1日のなかで、どのくらいの時間を今より効率的に使えるのかどうかを見直してみることがおすすめです。

自己分析・企業研究をもう一度徹底してみる

自己分析・企業研究をもう一度徹底してみるのも、就活を成功させるためのポイントです。自己分析が足りていないことがうまくいかない一因の場合、自分の適性の理解を深めれば、自分を十分にアピールできるでしょう。

また、自己分析の結果をもとに、企業研究を念入りに行うことも有効です。自己分析で明らかになった自分の強みが、企業ニーズとマッチしていれば採用される可能性が高まるでしょう。

仕事で自分が譲れないものを絞る

就活がうまくいかない方は、仕事で自分が譲れないものを絞り求人探しの軸を決めてみましょう。特定の企業や業界に固執せず、多様な選択肢から探せれば自分に合った仕事が見つかりやすくなります。

仕事での軸が明確になれば、面接時にも熱意を持って志望動機や入社意欲に説得力が上がるので好印象を得やすくなるでしょう。

仕事の決め方については、「仕事の決め方で大切なことは?自分に合ってるか不安なときの対処法を解説」のコラムでも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

過去の就活を振り返って改善点を探す

過去の就活を振り返って改善点を探すのも、就活を成功させる方法の一つです。面接後に内容を振り返るクセをつけて、次の選考に活かせることがないか考えてみましょう。

面接でミスをしたり、反応が悪かったりした回答があっても、前向きに捉えることが重要です。面接に失敗しても内容を振り返り、改善することで内定をもらえる可能性を高められるでしょう。

応募書類の書き方を見直す

書類選考に通らず就活がうまくいかないと感じたら、応募書類の書き方を見直してみましょう。エントリーシートや履歴書などの応募書類を第三者に添削してもらうことで、自分では気づかなかった改善点が見えてくることがあります。

また、志望動機と自己PRを使い回すことも避けたほうが良いでしょう。使い回された文章はどの企業でも通用する抽象的なことが多く、入社への熱意が伝わりづらくなってしまいます。

面接練習をしっかりと行う

多くの就活生が不安を感じている面接対策として、しっかり面接練習を行いましょう。面接練習を通じて、本番をイメージすることが、少しでも不安を和らげるために効果的です。

個人で練習する際には、録画したり、家族や友人に面接官役をお願いしてみるのもいいかもしれません。面接のポイントを知りたい方は、「面接で手応えありなのに落ちる理由は?合格フラグなしで受かる原因を解説」のコラムで、詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

就活生としてのマナーを見直す

就活生としてのマナーを見直すのも、就活を成功させる方法として有効です、応募書類に誤字・脱字はないか、文字の大きさは適切か、敬語などの言葉遣いや就活生としての態度は適切か、清潔感や服装は社会人としてふさわしいか、などをチェックしてみましょう。

周囲と比較しない

就活においては、周囲と比較することは避けましょう。内定を早くもらえることが良いことであるとは限りません。

重要なのは、自分にとって最適な企業と出会うことです。内定が遅れる理由は、自分に合った企業に出会っていないだけかもしれません。

個々のスキルや経験、価値観は一人一人違います。周囲と比べず、自分のペースで就活を進め、納得のいく結果を得るために努力しましょう。

自分に自信を持つ

自信を持つことは、就活においてとても重要な要素です。不安を抱えたまま自己PRをしても、面接官に響かず内定を獲得するのが難しくなるでしょう。

また、就活では不採用のほうが多いため、理想の企業に出会うための機会と捉えたり、面接まで進むことができたとポジティブに捉えたりすることがおすすめです。マイナス思考を捨て、前向きな姿勢を持って自己肯定感を高めることで、自分らしい仕事が見つかりやすくなるでしょう。

就職支援サービスを活用する

就活がうまく進まないと感じる場合、就職支援サービスの活用も検討しましょう。プロの就職支援サービスを活用することで今抱えている不安を取り除くことができるかもしれません。

就職支援サービスにはハローワークや就職・転職エージェントがあります。以下でそれぞれ解説するので、受けたいサービスや特徴を理解して自分に合った方法を選びましょう。

ハローワーク

ハローワーク」は、仕事の紹介から相談、面接練習など就職活動の全体を支援してくれる公共の職業安定所です。日本全国にあり、地元の求人情報が豊富なため、地元での就職を希望する方には適しています。

ただし、自分で求人を探したり、紹介以降のスケジュール調整したりする必要があるので、積極性が求められるでしょう。ハローワークで受けられるサービスや利用するときの流れは「ハローワークとは?詳しいサービス内容や利用時の流れなど分かりやすく解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。

参照元
厚生労働省
ハローワーク

就職・転職エージェント

なかなか内定を得られず「自分には就職は無理」と感じる方は、就職・転職エージェントを利用するのも手です。就職・転職エージェントでは、専属のキャリアアドバイザーから応募書類の添削や面接練習など、プロ視点から就活・転職活動に関するさまざまなアドバイスやサポートを受けられます。

また、求人の検索を代行も行ってくれるため、書類作成や企業研究に時間を割くことが可能。紹介される求人の給与や福利厚生などの詳細情報も提供されるため、就職に関する不安や悩みを低減できるでしょう。

「一人で就活を進めるのが不安」「自分に合った仕事が見つからない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。

専属のキャリアアドバイザーがあなた個々の希望や条件、悩みをヒアリングを実施するので、ぴったりの求人を見つけられるでしょう。応募書類の添削や面接対策も行うので、安心して就活・転職活動に臨めます。企業とのやり取りもキャリアアドバイザーが徹底サポートするので、就活に不安がある方は、ぜひご利用ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube