- ハタラクティブ プラスTOP
- 就職の方法の記事一覧
- 仕事探しの相談はどこですべき?選ぶポイントやおすすめの支援機関を解説
仕事探しの相談はどこですべき?選ぶポイントやおすすめの支援機関を解説
この記事のまとめ
- 仕事探しの相談先を決めるときは、就職や転職の知識の有無があるかを見定めよう
- 仕事探しの相談先には、就職・転職エージェントやハローワークなどがある
- 仕事探しの相談以外に、自己分析のアドバイスや面接対策を実施している機関もある
- 仕事探しの相談する前に、悩みや相談したいことを明確化しておくのがおすすめ
現在、仕事に就いていない状態の方や転職を考えている方のなかで、仕事を探し始める方もいるでしょう。いざ仕事探しを始めてみると多種多様な求人から「今の状態から入れる企業はあるのか?」「一人では自分に合った職場を見つけられないのでは」と不安になりますよね。
仕事探しの相談先を決めるときは、就職・転職活動に関する知識が豊富かどうか、自分の悩みを理解してくれるかといった点を見極めましょう。仕事探しの相談以外にも、自己分析のアドバイスや面接対策も行っている機関もあります。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えながら、仕事探しの相談先の決め方をまとめています。また、おすすめの就職機関や相談前にしておくと良い準備をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
仕事探しの相談先を決めるときの3つのポイント
仕事探しの相談先を適当に決めてしまうと、自分に適したアドバイスを得られない可能性があるので注意しましょう。以下で、仕事探しの相談先を決めるときのポイントを3つ解説するので、仕事を探す際の相談相手をどのように見つければ良いか分からない方は参考にしてみてください。
仕事探しの相談先を決めるときのポイント
- 就職・転職活動に関する知識が豊富かどうか
- 自分の悩みを理解し相談に乗ってくれるか
- 私情を交えずに忌憚のない意見をくれるか
1.就職・転職活動に関する知識が豊富かどうか
仕事を探す際の相談相手を選ぶ際に、相手が就職・転職活動に関して知識を多く蓄えているかは重要なポイントになるでしょう。就職・転職活動に関する知識が豊富であれば、注意しておいた方が良いことや業界分析の方法など自分が知らないさまざまな情報を得られます。
新たな情報を得られれば、新たな仕事選びの可能性が開けるでしょう。特に、自分のやりたいことが決まっていない場合、幅広く情報を得ることでキャリアビジョンが見えてくるかもしれません。
自分のやりたいことが決まっていない方は「仕事でやりたいことがない・分からないのはなぜ?適職を見つけるコツを解説」のコラムで適職を見つけるコツを解説しているので、参考にしてみてください。
2.自分の悩みを理解し相談に乗ってくれるか
仕事を探す際は、自分の悩みについて理解を示してくれる相手に相談することが望ましいでしょう。あなたがどのような事を企業側に求めているのか、どのような点が気がかりとなっているかを理解してくれる相談相手であれば、的外れなアドバイスを避けられたり、入社後に後悔したりすることを避けられます。
3.私情を交えずに忌憚のない意見をくれるか
私情を交えずに忌憚のない意見をくれるかも、仕事探しの相談先を決めるときに大切なポイントです。周囲の友達や家族に仕事選びの相談をすると、私情が入りやすくなるので適切なアドバイスを得られない可能性があるでしょう。
あなた自身が気づけていないことや状況を理解し、客観的な視点からアドバイスをくれる人が相談相手として適切です。
最終的な決定は自分で行おう
仕事探しの相談をしたあとの最終的な決定は、相談相手ではなく自分で行いましょう。あくまでも相談から得たアドバイスは参考に留め、「▲▲社よりも△△社のほうが良い」といった相手の指示に従う必要はありません。
相談してさまざまな情報を得たら、慎重に精査したうえで自分の後悔しない選択をすることが大切です。自分で納得して決めた仕事であれば、後悔せず前向きに取り組めるでしょう。
仕事探しの相談先でおすすめの支援機関
仕事探しの相談先でおすすめの支援機関には、「就職・転職エージェント」「ハローワーク」「サポステ」「ジョブカフェ」が挙げられます。以下でそれぞれの特徴を解説するので、自分に合った支援機関を選ぶときの参考にしてみてください。
就職・転職エージェント
仕事探しの相談先には、就職・転職エージェントがあります。就職・転職エージェントでは就職に関する情報が豊富なキャリアアドバイザーがあなた自身の悩みや希望を聞いたうえで、仕事を探すときのアドバイスを得られるのでミスマッチを防げるのがメリットといえるでしょう。
あなた自身の希望だけでなく、第三者の目線であなたの状況に合った企業の紹介を行ってくれるため、客観的な視点も取り入れられるでしょう。また、履歴書や面接についても相談できるので、一人で就活や転職活動を行うのが不安な方におすすめです。
ハローワーク
仕事探しの相談がしたいときは、ハローワークを利用するのも手です。「ハローワーク」は誰もが利用できる公共職業安定所で、厚生労働省が運営している国の機関となります。
全国に500ヵ所以上存在しているので、利用しやすいハローワークを調べてみるのも良いでしょう。職業相談はもちろん、セミナーや職業訓練を受けられるのも特徴の一つです。
ハローワークで受けられるサービスは「ハローワークとは?詳しいサービス内容や利用時の流れなど分かりやすく解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
第二新卒や既卒の方は「新卒応援ハローワーク」もおすすめ
「新卒応援ハローワーク」は従来のハローワークとは違い、大学や専門学校、高校の卒業前の学生から卒業後3年以内の人や正社員として勤務した経験がない方の就活支援に特化した機関です。
全年齢に向けた支援ではなく、これから初めて就職活動を行う方を対象とした支援サービスが用意されているので、適切なアドバイスを得られるでしょう。
地域若者サポートステーション(サポステ)
地域若者サポートステーションも、仕事探しの相談をするときにおすすめです。「地域若者サポートステーション」はサポステとも呼ばれる厚生労働省が委託している就職支援機関で、現在職業に就いていない15〜49歳の方を利用対象としています。就職相談を受けたり、セミナーに参加したりすることもできるほか、就職後にぶつかる壁や悩みについても相談できるでしょう。
ジョブカフェ
仕事探しの相談先に迷っている方は、ジョブカフェも検討してみましょう。「ジョブカフェ」は「若年者のためのワンストップサービスセンター」が正式名称で、各都道府県が運営していて名前の通り若年層に向けた就職支援施設となっています。
社会人未経験の方はもちろん、在職している方も利用できるのが特徴の一つ。正社員となったあとも相談できたり、地域の特徴を活かした就職セミナーや実際の仕事の体験に参加できたりできるので選択肢に入れてみてください。
就職・転職エージェントと他サービスの併用もおすすめ
就職活動を効率良く行いたい方は、就職・転職エージェントを利用しながら就職支援サービスを利用するのも手です。たとえば、ハローワークで求人を探しながら、就職・転職エージェントでも仕事を紹介してもらえれば、選択肢の幅が広がるでしょう。
また、求人サイトに登録するのもOK。求人サイトはインターネット上で仕事探しができるので、隙間時間を有効活用できるうえに就職に関する多くの情報を集められるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
中村凌河
未経験の仕事を探す場合はある程度「こんな職場が良い」「この仕事は避けたいな」といった条件を明確にしたうえで、就職・転職エージェントに相談するのが良いでしょう。
希望条件や避けたいことが明確になっていれば、エージェントが応募可能で最適な仕事を紹介しやすくなるのでミスマッチを防ぎやすくなります。どんな仕事があるか分からない方は、求人サイトで検索してみたり、ハローワークで求人を探してみたりするとさまざまな職種の求人を見つけられますよ。
参照元
厚生労働省
トップページ
仕事探しの相談以外で受けられる5つのサービス
就職支援機関やサービスの種類は数多く存在し、仕事探しの相談以外にも受けられるサービスがあります。以下で、仕事探しの相談以外で受けられるサービスを5つ解説するので、チェックしてみてください。
仕事探しの相談以外で受けられるサービス
- 適性検査
- 自己分析
- 仕事探しのサポート
- 応募書類作成のサポート・添削
- 面接対策
1.適性検査
適性検査では、得意なことや苦手なことを明らかにできます。この適性検査を受けることで適性を再確認できれば、どのような仕事がしたいのか、どのような業務を避けたいのかが見えてくるかもしれません。
2.自己分析
就職・転職活動を行うときは、自己分析をすることが大切です。自己分析でも過去の経験を振り返り、自分が得意なことや苦手なことはもちろん、持っているスキルや価値観といった適性を明確にできるので、仕事が探しやすくなるでしょう。
自己分析のサポートも就職相談のサービスに含まれている場合があるので、自己分析に不安が残る方は頼ってみることも一つの手です。自己分析をするときのコツは、「仕事の選び方が分からない!何を基準に就活するか迷ったときの対処法6つ」のコラムで解説しているので参考にしてみてください。
3.仕事探しのアドバイス
支援機関では、仕事探しのアドバイスを得られる場合があります。「どんなふうに仕事を探せば良いんだろう」「自分の希望する条件を満たす職場を見つけるためには何をチェックすべきか分からない」と悩むことがあるでしょう。
仕事探しのアドバイスを得られれば、自分に合った仕事を見つけるために役立ちます。
4.応募書類作成の添削
就職相談では、応募書類作成のサポートや実際に記入したものを持ち寄れば添削を行ってもらうことも可能です。添削を行ってもらうことで自己PRや志望動機がブラッシュアップされ、より良い応募書類を作成できれば内定を得やすくなるでしょう。
応募書類の作成の仕方に不安がある方は「自己PRが書けないニートの方へ!対処法や作成するときのポイントを解説」のコラムで作成時のポイントを解説しているので参考にしてみてください。
5.面接対策
面接対策も、支援の一環として機関が行っているサービスの一つです。面接での言葉遣い、服装、お辞儀の姿勢、入退室の仕方など、マナー面に関する相談も可能。面接で与える第一印象は選考結果に影響する可能性があるので、不安を感じる人は利用してみても良いかもしれません。
仕事探しの相談をするときの注意点
仕事を探すなかで、相談しやすいという理由から身近な人に相談することもあるでしょう。以下では、家族や友人へ相談する場合や職場の同僚や上司に相談する場合に注意すべきことを解説するので、参考にしてみてください。
家族や友人への相談の場合
仕事を探すうえで家族や友人に相談をする場合は、すべてのアドバイスを真に受けないように注意しましょう。たとえば、早く就職して欲しいと願う家族に相談すると、いち早く入社できそうな企業を勧められるなど私情が入ってしまうことがあるかもしれません。
また、企業に関する情報や就職に関する情報が現在のものではなく、過去のものである可能性も。家族や友人に相談するときは仕事選びに関する内容は避けて、不安感や悩みを解消する目的で行うと良いでしょう。
同僚や上司への相談の場合
同僚や上司に新たな仕事を探す相談をすると、自分の知らない業界の情報やさまざまな考え方を知れるかもしれません。ただし、勤務時間に同僚や上司に相談をしてしまうと、仕事の妨げになったり、職場内で転職する噂が広がったりする可能性があります。
上司に転職の相談をする前に同僚や先輩が先に報告してしまうと、退職を引き止められ円満退職が難しくなることもあるので注意しましょう。「会社の辞め方を解説!伝え方のコツやトラブルの対処法も紹介」のコラムでは、基本的な辞め方や退職時のトラブルが起きたときの対処法を解説しているので、参考にしてみてください。
仕事探しの相談でよくある内容
仕事探しの相談でよくある内容には、労働条件や社風、福利厚生などさまざま挙げられます。ハタラクティブの「若者しごと白書2024(p.52)」によると、転職したい理由に多いのは、以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 転職したい理由【男女・学歴別】
転職したいと考える理由に一番多いのが、男性・女性、高卒・大卒すべて「今より多くの収入を得たいため」となっていることが分かります。次に、男性は「新しい経験やスキルを得たいため」、女性と高卒は「今よりもやりがいのある仕事がしたいため」、大卒の場合、「福利厚生が充実したところで働きたいため」となっています。
この結果から、退職して仕事を探すときは、前職よりも多くの収入を得られる職場を求める人が多いといえるでしょう。また、やりがいを感じられたり、充実した福利厚生を得られたりするところを探したいと考える人が多いようです。
自分に合った職場を見つけるポイントは、「自分に合う仕事をする大切さって?その特徴や仕事探しの方法」のコラムで解説しているのでチェックしてみてください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
仕事探しの相談前にしておくべき4つの準備
ここでは、就職相談を行う前に自身でチェックしておくべきことを解説します。相談できる時間にも限りがあるので、就職相談をより有意義な時間に変えるための参考にしてみてください。
仕事探しの相談前にしておくべき準備
- 早めの行動を心掛ける
- 生活習慣が乱れていたら整える
- 悩みや相談内容を明確にしておく
- 譲れない仕事探しの条件を決めておく
1.早めの行動を心掛ける
就職をしようと考えている人は、早めに行動に移すことを心掛けましょう。企業側が募集を出す際に年齢制限を設けることは法律によって禁止されていますが、年齢を重ねれば重ねるほどスキルや経験が求められるため就職が難しくなる傾向にあります。
年齢が若ければ社会人経験が浅くても、ポテンシャルを評価され採用につながりやすいでしょう。年齢による就活の違いについて詳しく知りたい方は「正社員になれないのはなぜ?年齢別の就活のコツやおすすめの仕事を解説!」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
2.生活習慣が乱れていたら整える
就職活動や就職後に正社員としての生活に対応できるよう、生活習慣が乱れていたら整えておきましょう。就活での面接や就職後の業務は、日中に行われることがほとんどです。
就寝・起床時間が不規則で昼夜逆転していると、生活リズムに体がついていかず集中できないこともあるかもしれません。また、仕事探しの相談を行える施設も日中に利用できる所が多いため、あらかじめ生活習慣を整えておいたほうが良いでしょう。
3.悩みや相談内容を明確にしておく
仕事を探すうえで抱えている悩みや不安を明確にし、相談したいことをはっきりさせておけば、相談の時間がより有意義な時間になるでしょう。「なぜそれに悩んでいるのか」「どうすればその悩みは解消されるのか」など、より具体的な悩みにしておくことで、相談時に的確なアドバイスをもらえる可能性があります。
4.譲れない仕事探しの条件を決めておく
就職相談をする際に、企業への希望や譲れない条件、避けたい条件を決めておくと良いでしょう。たとえば、「通勤時間△分圏内が良い」「残業は避けたい」など仕事をするうえで大切なことを明確にしておくと、自分に合った職場が探しやすくなります。
どうしても絞れない場合は、条件に優先順位を設けて相談に向かうことも一つの手です。また、前職を辞めた理由を再度考えてみることで、「何に不安があったのか」が分かれば条件を絞れるかもしれませんよ。
「どこに仕事探しの相談をすれば良いか分からない」「自分に合った仕事を見つけたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
専属のキャリアアドバイザーがあなたの不安や希望をヒアリングし、一人ひとりに合った求人をご提案。紹介する企業はすべて担当者が実際に足を運んだ優良企業なので、職場の雰囲気もお伝えできますよ。
また、応募書類の添削や面接対策も行うので、仕事探しの相談以外もしっかりサポートも実施。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube