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人はなぜ働くのか?理由やメリットについて解説!

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この記事のまとめ

  • お金を稼ぐためや自己実現のためなど、「なぜ働くのか」は人により異なる
  • 仕事にやりがいを見出せなかったり成果を出せなかったりすると、なぜ働くのか悩むことがある
  • 働くメリットは収入だけでなく、人間関係を構築できたり自己成長できたりすること
  • なぜ働くのか悩んだら、仕事にやりがいや幸せを感じる瞬間を思い出してみよう

「なぜ働くのか」「今の会社で働き続ける理由はなんだろう」と悩んでいる方もいるかもしれません。自分なりの働く意味を見出せないでいると、仕事へのやりがいや楽しさを感じられずに不安になってしまいますよね。

「なぜ働くのか」分からなくなってしまったときは、悩みの原因を突き止めたり、働くメリットを整理したりして、仕事に前向きな気持ちで向き合ってみましょう。また、自分が仕事をしていてやりがいや幸せを感じる瞬間について考えてみるのもおすすめです。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの吉田さんのアドバイスを交えつつ、働く意味やメリットについてご紹介します。また、自分に合った働く理由を見つけるための方法もまとめました。このコラムを参考に、「なぜ働くのか」という問いを深堀りし、自分なりの答えを探してみましょう。

人はなぜ働くのか?その意味とは

日々働くなかで、「なぜ働く必要があるのか」と感じ、悩んでしまうこともあるでしょう。働く意味は一人ひとり異なります。内閣府の「『国民生活に関する世論調査』の概要」によると、働く目的について以下のような回答が得られました。

働く目的割合
お金を得るために働く62.9%
社会の一員として、務めを果たすために働く10.5%
自分の才能や能力を発揮するために働く6.9%
生きがいをみつけるために働く13.3%
無回答6.3%

参照:内閣府「『国民生活に関する世論調査』の概要 3 生き方、考え方について(2)働く目的は何か(p.71)

働く目的とは、主に「生きるためのお金を得るため」と「自己実現のため」の2つに分けられることが分かります。なかでも「お金を得るために働く」と回答した人は全体の60%にのぼり、多くの人が働く目的としていることが分かるでしょう。

ただし、年代によって回答の傾向が異なる点に注意する必要があります。以下は、年代ごとの働く目的の調査結果です。

働く目的18~29歳30~39歳40~49歳50~59歳60~69歳70歳以上
お金を得るために働く75.9%79.9%77.2%73.7%63.1%40.4%
社会の一員として、務めを果たすために働く5.5%5.8%6.4%11.3%8.7%15.9%
自分の才能や能力を発揮するために働く6.2%3.7%6.4%6.2%9.1%7.6%
生きがいをみつけるために働く9.0%6.3%8.2%5.4%15.9%22.8%
無回答3.4%4.2%1.9%3.4%3.2%13.4%

参照:内閣府「『国民生活に関する世論調査』の概要 3 生き方、考え方について(2)働く目的は何か(p.71)

60代や70代では、「社会の一員として、務めを果たすために働く」「生きがいをみつけるために働く」といった回答の割合が大きくなっています。反対に、若年層は「お金を得るために働く」と回答した割合が大きいという結果となりました。
年齢を重ねるにつれ、金銭面よりも自己実現や社会での役割を果たすといった、やりがいを重視するようになる傾向があるようです。

参照元
内閣府
国民生活に関する世論調査(令和6年8月調査)

なぜ働くのかと悩む理由

仕事をしているなかでやりがいを感じられなかったり待遇に不満があったりすると、働く理由が分からず悩むこともありますよね。しかし、多くの人が人生で「なぜ働くのか」という疑問に直面しており、珍しいことではありません。この項で「なぜ働くのか」と悩む理由を明確にし、解決するための一歩を踏み出しましょう。

仕事にやりがいを感じられないため

仕事に対するやりがいを感じられないと、「なぜ働くのか」といった悩みが生じる可能性があります。
やりがいとは仕事に対して価値を見出し、手ごたえや充足感を感じられること。仕事でやりがいを感じられないと、「自分は会社や世の中の役に立っているのか」「この仕事に意味はあるのか」といったマイナス思考に陥りかねません。

結果として自分の存在価値や仕事の意義を見出せなくなり、「なぜ働くのか」と疑問を抱く場合があるでしょう。仕事に手ごたえややりがいを感じられないという場合は、「自分が何をしたいのかわからない…原因ややりたいことを見つける方法を紹介」のコラムも参考にしてみてください。

努力しても成果を出せないため

「なぜ働くのか」悩んでしまう理由として、努力や成果に反映されていないことも考えられます。頑張ったことが分かりやすい成果につながらないと、「頑張っても意味がない」「楽しくない」と感じ、仕事に対して前向きな気持ちで取り組めなくなることも。成功体験が少ないことで仕事の意味を見失い、悩んでしまう場合があるようです。

仕事に対する給与や待遇が見合わないため

仕事をいくら頑張っていても、努力に見合う適切な待遇がなければ「なぜ働くのか」という疑問を抱きかねません。なぜなら、給与や待遇は仕事を評価する重要な指標の一つであり、働くモチベーションに大きく関わるためです。

給与がずっと上がらなかったり待遇が改善されなかったりすると、「適切な評価や対価を得られないのに働くのはなぜか」と考えてしまい、働く意味を見失ってしまう可能性があります。

仕事量が多くプライベートとのバランスが取れないため

仕事とプライベートのバランスが崩れていることも、働く意義を見失う理由といえます。仕事量が多かったり休みが思うように取れなかったりすると、心身に疲れが溜まってしまうもの。疲れが取れないまま働き続けていると、仕事自体に嫌気がさしてしまうでしょう。

また、忙しさから食事や睡眠が疎かになると、体調不良につながるリスクがあります。体調の悪化から気分を落ち込ませる要因になるほか、「体調を崩してまで仕事をしなくてはいけないのか」といった不満につながることも。結果として、「なぜ働くのか」という疑問につながるようです。

職場の人間関係が良くないため

「なぜ働くのか」という疑問には、職場での人間関係が関係していることもあるようです。
仕事を進めるうえでは、同僚や上司とのコミュニケーションや連携が必要不可欠といえます。人間関係がぎくしゃくしていると連携が取れず、業務上のやりとりがうまくいかない可能性があるでしょう。

また、職場には多様なバックグラウンドや考え方をもった人が集まります。なかには「合わないな」と感じる人もいるでしょう。しかし、業務を進めるうえでは、どのような相手とも円滑にコミュニケーションを取る努力をしなくてはいけません。

上記のような人間関係の悩みや不安があると、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまうもの。たとえ仕事自体が充実していたとしても、疲れから「なぜこんな気持ちで働かなくてはいけないのか」といった思考に陥り、働く意味が分からなくなってしまう恐れがあります。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

吉田 聖斗

吉田 聖斗

なぜ働くのかという自分なりの応えが見つけられないと、今の仕事に対して前向きになれないだけでなく、自分に合った仕事があるのか分からず悩んでしまいますよね。そのような場合は、ぜひ就職・転職エージェントにご相談ください。

就職エージェントは、単に求人紹介を行うだけの機関ではありません。キャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりの価値観や強みを明確にするお手伝いをします。「自分は何のために働くのか」という働く意義や目的を、一緒に見つけていきましょう。

また、エージェントでは、ヒアリングであなたの適性を丁寧に見極めたうえで、マッチ度の高い求人情報を厳選してご紹介します。就職・転職活動の準備から内定獲得まで一貫してサポートするので、ぜひお気軽にご相談ください!

働くことで得られるメリット

働くことで、収入を得られるだけでなく、自分の人生を豊かにできるメリットがあります。ここでは、働くことで得られる主なメリットについてご紹介。働く意味について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

働くことで得られるメリット

  • 収入を得られる
  • 人とのつながりができる
  • 自分の成長を感じられる

収入を得られる

収入を得られることは、働くうえでの大きなメリットといえます。労働の対価を得ることで、「自分の頑張りが評価されている」と感じられるでしょう。

また、お金があれば日々の生活を送れるだけでなく、趣味や旅行といった活動を楽しむことが可能です。自分の稼いだお金で休暇を楽しむことで、働く意欲につながるといえます。

人とのつながりができる

普通に生活しているだけでは出会えないような多様な人とのつながりができることも、働くメリットです。同僚、上司、お客さまなど、さまざまな立場の人と関わることで、視野が広がったり、新たな人脈を築いたりできる可能性があります。

また、仕事中のコミュニケーションは、仕事のリフレッシュやモチベーション維持につながる効果が期待できるでしょう。
一人で黙々と業務を進めていると、どうしても疲れてしまうもの。そのようなときに何気ない世間話をしたり、お互いに助け合ったりすることで、気持ちを切り替えて前向きに仕事に取り組めるでしょう。

良好な人間関係は、人生を豊かにするだけでなく、仕事自体にも良い影響を与えます。人と関わりあうことで、「この仕事をしていて良かった」と感じられる可能性もあるでしょう。

自分の成長を感じられる

働くメリットとして、「新しい仕事を任せてもらえた」「難しい業務を一人で完遂できた」など、仕事をとおして自分の成長を感じられることも挙げられます。新しい知識やスキルを習得したり、課題に挑戦し、乗り越えたりすることは、大きな達成感ややりがいを感じられるものです。

また、仕事で成功体験を積むことは、大きな自信につながります。自信がつくことで「ほかの仕事も挑戦したい」「もっと上を目指したい」という意欲が湧き、仕事をする楽しさや喜びを感じられる可能性があるでしょう。

自分に合った働く理由を見つけるためには

働く理由は、「お金を稼ぐため」「やりがい」「成長」「社会貢献」など、人によって大きく異なります。自分に合った働く理由を見つけることは、仕事へのモチベーションを高め、充実感を得るために欠かせません。ここでは、自分に合った働く理由を見つけるための考え方を解説します。

何に対してやりがいを感じるかを知る

「なぜ働くのか」自分なりの答えを見つけるためには、自分が何に対してやりがいを感じているか知ることが大切です。たとえば、やりがいを感じる瞬間について、以下のような例が挙げられるでしょう。

  • ・自分の仕事が社会に貢献していると実感できたとき
    ・自分のアイディアを業務に取り入れられたとき
    ・上司や同僚から褒められたとき
    ・頑張りや結果を評価してもらえたとき
    ・お客さまの要望に応えられたとき

やりがいを探ることは、自分自身の仕事に対する価値観や興味関心に迫ることといえます。どんなときに心が動いたか、達成感や充実感を得たかを整理することで、働く意味や目的が見えてくる可能性があるでしょう。

何に対して幸せを感じるか理由を知る

やりがいを知ることと同時に、「何に対して幸せを感じるか」「なぜ幸せを感じるか」も大切なポイントです。以下の例を参考に、仕事で幸せを感じる瞬間について考えてみましょう。

  • ・収入を得られたとき
    ・会社の同僚やお客さまから感謝されたとき
    ・得意分野や好きなことを活かして仕事をしているとき
    ・働くことで自分や家族の生活を守っているとき

自分が何に幸せを感じるのか、その理由を知ることで、今の仕事の良さを再確認することが可能です。結果として、ポジティブに仕事に取り組めるようになる可能性があります。

また、幸せを感じる瞬間を整理することで、仕事選びの際に優先すべき価値観や条件が明確になることも。たとえば、お客さまの笑顔を見ることに幸せを感じるのであれば、接客業やサービス業、営業職などに就くことで、働く幸せを感じられるでしょう。
自分の価値観や考えに合った仕事を選ぶことで前向きな気持ちになれ、「なぜ働くのか」という悩みが解消される可能性があります。

自分に合った仕事が分からない人はエージェントに相談しよう

「仕事にやりがいや幸せを感じられない」「自分に合った仕事が分からない」という場合は、就職・転職エージェントに相談するのがおすすめです。
初めての就職・転職活動だったり、今の仕事に対してネガティブな考えをもっていたりすると、「なぜ働くのか」「自分に合う仕事があるのか」と不安になることもあるでしょう。そのような状態では仕事探しの方向性を定められず、自分に合った仕事を見つけられない可能性があります。

しかし、就職・転職活動に詳しいエージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが悩みを丁寧にヒアリング。自己分析の方法や仕事探しの考え方のアドバイスも受けられるため、疑問や不安を解消しながら自分に合った仕事を探せるでしょう。

「今の職場でなぜ働くのか見えてこない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒など、若年層に特化した就職支援を行っています。

専任のキャリアアドバイザーがあなたの不安や悩みを聞き取り、適性や希望に合った求人情報をご紹介します。一人ひとりの強みを引き出す自己分析を一緒に行い、仕事に望むものや価値観、強みや長所を明らかにしながら厳選した求人のみをご提案するので、やりたいことや働く意味が分からず悩んでいる方におすすめです。

また、応募書類の書き方や面接での受け答えなど選考対策に関するアドバイスも行い、就職・転職活動をトータルサポートします。サービスはすべて無料です。なぜ働くのか見出せない現状を変えたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「なぜ働くのか」に関するQ&A

ここでは、「なぜ働くのか」という悩みや疑問に関して、よくある質問にQ&A方式でお答えします。選考や面接で質問された際の対処法について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「なぜ働くのか」を面接で聞かれたときの例文は?

「なぜ働くのか」といった質問に正解はないため、自分自身の価値観や考えを伝えましょう。ポイントは、「前向きな回答を意識する」「仕事で大切にしていることを自分なりに伝える」ことです。

具体例として、「自己成長のため」「社会の役に立つため」などが挙げられるでしょう。なんのために働くのか聞かれた際の例文は、「なんのために働くのか分からなくなったら?仕事をする理由の見つけ方」のコラムでも紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

就活の際に「なぜ働くのか」を小論文や作文で書くこともある?

なかには、小論文や作文の提出を求める企業もあるようです。小論文は、論理的思考力や文章力などを評価するために行われるもの。そのため、面接以上に深く掘り下げて、自分の考えを表現する必要があります。

「導入」「本論」「結論」に分けて文章にしたり、自分自身の価値観を言葉にしたりする練習を重ね、本番に挑みましょう。「就職試験とは?面接を受けるときのポイントや成功させるための対策を解説」のコラムでは、就職試験の内容や対策について解説しています。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
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