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職業相談をハローワークで!利用するメリットや実績作りについて解説

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この記事のまとめ

  • ハローワークの職業相談では、求人紹介や書類添削などの支援も受けられる
  • ハローワークで職業相談すると、地元の求人を紹介してもらえるメリットがある
  • ハローワークで職業相談すると、失業保険の手当を受給するための実績作りに繋がる
  • ハローワークで職業相談する際は、予め聞きたいことや自分の経歴をまとめておくと良い
  • ハローワークの職業相談を有効活用するには、混雑時を避けて訪問するのがおすすめ

「ハローワークの職業相談って何をするところ?」「実績作りって何?」と疑問に思う方もいるでしょう。ハローワークの職業相談では、仕事探しで生じた疑問や悩みを無料で相談でき、相談員からアドバイスをもらえます。相談以外にも地元の求人を紹介してもらえたり、就活全体をフォローしてもらったりできるメリットもあるので、活用するのがおすすめですよ。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの荒井さんのアドバイスを交えつつ、ハローワークの職業相談を利用するメリットや有効活用する方法について紹介します。求職活動中の方が気になりがちな「実績作り」についても解説しているので、参考にしてください。

ハローワークの職業相談って何するところ?

ハローワークの職業相談では、仕事探しをするうえで抱える悩みや疑問を相談員へ無料で相談できます。

ハローワークの相談員は専門的な知識を持っており、新たな職場へ適応するための支援からキャリア形成のためのアドバイスまで受けることが可能です。あなたにとって有益な情報を得られる場所といえるでしょう。

ハローワークの職業相談の特徴

職業相談をハローワークで行うと、自分に合った求人を紹介してもらえたり応募書類の添削をしてもらえたりと、さまざまな就職支援が受けられるのが特徴です。ハローワークが保有する求人情報から、求職者のスキルや経験、希望する勤務地などに応じた情報を提供することで、効率的な職探しをサポートしているのです。

また、詳しくは後述しますが、失業保険を受け取るための実績作りで職業相談を利用する方もいます。

職業相談では何を聞く?相談する内容

職業相談では、仕事に関する問題や疑問全般に対してアドバイスしています。たとえば、自分に合った職種の選び方や求人情報の見つけ方、応募書類の書き方、面接対策など、求職活動に関する相談であれば何でもOKです。

また、自己PRの方法やスキルアップのためのサポートなど、自己ブランディングに関する相談も歓迎しています。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

荒井幹太

荒井幹太

転職やキャリアアップを検討している方は、少なからず悩んだり疑問を感じたりすることがありますよね。そのようなときは、1人で悩みすぎると行き詰まりやすいので、周りの人に相談することをおすすめします。第三者の意見を聞くことで、あなたが知らなかったことや意外な長所を知るきっかけにもなりますよ。

わたしたちハタラクティブは、話を聞きながらあなたの強みを見つけて、それを活かせる仕事をご紹介しています。

ハローワークで職業相談する3つのメリット

ハローワークで職業相談する3つのメリット

  • 地元の求人情報が豊富
  • 求人紹介や選考対策をしてもらえる
  • 職業訓練を受けることができる

ハローワークで職業相談すると、自分の住んでいる地域の求人情報を紹介してもらえたり職業訓練を受けられたりするなど、さまざまなメリットがあります。相談するか悩んでいる方は、以下を参考にしてみてください。

1.地元の求人情報が豊富

ハローワークで取り扱っている求人情報は、地元の中小企業が中心となります。地元を離れたくない方や自宅近くで勤務したい方にとっては、メリットが大きいといえるでしょう。

また、ハローワークは国が運営しているので、企業側は無料で求人情報を掲載することが可能です。そのため、他の求人サイトや転職エージェントと比較すると、地元の求人情報が多い傾向にあります。

2.求人紹介や選考対策をしてもらえる

ハローワークで職業相談すると、希望や適性に合った求人を紹介してもらえたり、応募書類の添削や面接対策をしてもらえたりするメリットがあります。ハローワークの相談員は専門的な知識をもっているため、1人で仕事探しをすることが不安な方にとって大きな手助けとなるでしょう。

3.職業訓練を受けることができる

ハローワークでは、就職のために必要なスキルを身に付けるため、職業訓練を受けることができます。職業訓練では特定のスキルを身につけるための教育が行われ、その分野はIT関連技術や語学など多岐にわたるのが特徴。訓練期間は基本的に3~6ヶ月ですが、1年以上かけてじっくり学べるコースも用意されています。

職業相談は失業保険の受給に必要な実績作りになる

ハローワークで職業相談を行うことは、失業保険を受けるために必要な「実績作り」にもなります。失業保険の手当を継続的に受給するためには、求職活動の実績を作り、ハローワークで定期的に申告する必要があるのです。

職業相談の内容には特に決まりがなく、すぐに終わらせてしまったとしても求職活動の実績になります。

ハローワークで職業相談するデメリット

ハローワークで職業相談すると、混雑時は待ち時間が長くなる場合があります。 ハローワークは多くの人が利用する公共施設なので、特に仕事終わりの夕方や週初めなどは混雑する可能性が高いようです。混雑を避けたい方は、平日夜間や土曜日に開庁しているところもあるので、最寄りのハローワークで探してみることをおすすめします。

また、相談員によって対応の質に違いが生じてしまったり、十分な満足度を得られなかったりすることも考えられるでしょう。相談員も一人の人間です。自分に合わないと感じるようであれば、受付へ相談して担当を変えてもらうのも一つの手です。

ハローワークを利用するメリット・デメリットについては「ハローワークとは?詳しいサービス内容や利用時の流れなど分かりやすく解説」のコラムでも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

ハローワークで職業相談するやり方

ハローワークの職業相談が初めての方は、実際の利用手順が気になりますよね。ここでは、ハローワークの職業相談を利用する流れや持ち物をご紹介します。

職業相談の流れ

ハローワークに着いたら、最初に求職者としての登録が必要です。求職申込書に必要事項を記入し、受付へ提出します。

基本的に、窓口での職業相談に予約は必要ありません。ただし、相談内容が特殊だったり相談員を指名したりする場合には、予約が必要なことも。自分がしたい職業相談に予約が必要かどうか不安な場合は、受付で聞いてみるのがおすすめです。
職業相談では、相談員に自身のスキルや経験、希望の仕事内容などを伝え、求人情報や自分に合った就職活動の進め方などのアドバイスをもらいましょう。

職業相談後はそのまま帰るのではなく、ハローワーク内のパソコンを利用して、求人情報を確認してみるのもおすすめです。相談員から紹介された求人以外で、気になる内容や挑戦してみたい仕事が見つかる可能性もあります。

職業相談に必要な持ち物

ハローワークの職業相談に行く際は、以下の持ち物を持参すると良いでしょう。

  • ・身分証明証(運転免許証やパスポートなど)
  • ・筆記用具やメモ帳

応募する求人が決まっている場合は、求人票を持っていきましょう。また、履歴書や職務経歴書などの添削を希望する場合は、記入済みのものを持っていくとスムーズに進みます。そのほか、受付で求職者としての登録が完了していればハローワークカード、基本手当の申請をしたい場合は離職票が必要です。

ハローワークの利用方法については「ハローワークの利用方法とは?初めての方へ使い方を解説!」のコラムで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

ハローワークの職業相談を活用する3つのポイント

ハローワークの職業相談を活用する3つのポイント

  • 自分の経歴や希望を整理しておく
  • 相談員から聞かれそうな質問に備えておく
  • 相談したいことを考えておく

ハローワークの職業相談を最大限に活用するためには、予めあなたの希望や転職の目的をはっきりさせておくことが大切です。職業相談を利用する前に、以下のポイントをしっかりおさえましょう。

1.自分の経歴や希望を整理しておく

ハローワークで職業相談をする前に、自分の経歴と希望の職種や地域、働き方などについて整理しておきましょう。なぜなら、相談員が求職者の状況を理解し、より具体的なアドバイスを提供するために必要となるからです。

経歴には、これまでの学歴や職歴、習得しているスキルなども含まれます。とっさに思い出せないことも多いので、メモにまとめておくのがおすすめです。

2.相談員から聞かれそうな質問に備えておく

相談員からの質問にスムーズに答えられるよう、予め質問内容を予想しておくことも大切です。職業相談では、これまでの職歴や所持している資格、今後のキャリアプラン、求職活動の進捗状況などについて聞かれることが多いようです。

3.相談したいことを考えておく

相談員に提供してもらいたい情報やアドバイスを明確にするためにも、相談したいことは事前に考えておくことがおすすめです。たとえば、「自分のスキルを活かせる業界を知りたい」「具体的な転職活動のステップを知りたい」など、自分が何を解決したいのかを明確にしておくと、相談員も適切なアドバイスを提供しやすくなります。

相談したいことを後から思い出して後悔しないよう、メモにまとめて持参すると当日もスムーズに進められるでしょう。「ハローワークに行くときの服装は?状況別のポイントや利用の流れをご紹介」のコラムではハローワークを利用する際の服装について解説しているので、ぜひ参考にしてください。

実績作りをするなら失業認定日の職業相談がおすすめ

失業保険の基本手当を受給するための実績作りをしている方は、失業認定日にハローワークで職業相談をするのがおすすめです。

失業保険の基本手当を受給するには、認定日から次の認定日前日までに原則2回、求職活動の実績作りが必要となります。ハローワークに行く認定日に職業相談もすると、効率的な求職活動となるでしょう。

ハローワークで職業相談する際の注意点

ハローワークでの職業相談を最大限に活用するためには、自分自身で情報収集したり他社サービスを併用したりするなどして、あなたが主体となって動くことが大切です。以下では、ハローワークの職業相談を利用する際の注意点を3つまとめたので、参考にしてください。

混雑時の職業相談は避けた方が良い

ハローワークが混雑する時間を避けると、スムーズに職業相談できるでしょう。一般的にハローワークが混雑しやすい日時は、午前中や月曜日、失業認定日などです。スケジュールに余裕があるのであれば、混雑する時間帯を避けて訪れると、職員とじっくりと話す時間が確保できます。

職業相談で紹介された求人は断っても良い

ハローワークの職業相談で紹介された求人は、納得できなければ断ることも可能です。自分のキャリアや希望条件に合わない求人に無理に応募すると、入社後ミスマッチが起きる可能性があるので注意しましょう。

また、紹介された求人を断っても、職業相談をしていれば求職活動の実績としてカウントされるので安心してください。断る場合は理由を相談員に伝えると、今後自分に合った求人を紹介してもらいやすいでしょう。

居住地を管轄するハローワークでしかできない手続きもある

ハローワークの初回登録や雇用保険の手続きなどは、自分が住んでいる地域を管轄するハローワークでしか受けられません。そのため、ハローワークを職業相談のみではなく各種手続きも行いたい方は、居住地を管轄するハローワークを利用しましょう。

職業相談で得られる情報には限界がある

ハローワークの相談員は、各企業のすべての情報を知っている訳ではありません。状況によっては、相談員を通じて企業へ問い合わせることもあります。しかし、回答まで時間がかかったり納得のできる回答を得られなかったりすることも。

職業相談で得られる情報には限界があるので、自分が主体となって企業へ直接問い合わせたり、企業へ独自取材を行っている転職エージェントを活用したりするのもおすすめです。

「ハローワーク以外で職業相談できるところを知りたい」「転職エージェントの活用も検討している」といった方は、ぜひハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは20代を中心とする若者に向けた転職エージェントです。経験豊富なアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、希望や適性に合わせた求人をご紹介します。

取り扱っている求人は実際に取材を行い、仕事内容や職場の雰囲気などを把握している企業のみなのが特徴。疑問や質問もすべてクリアにしたうえで入社できます。サービスはすべて無料なので、自分に合った企業を見つけたい方はぜひ一度ご相談ください。

職業相談に関するFAQ

ここでは、ハローワークの職業相談に関する疑問にQ&A形式で回答していきます。

管轄外のハローワークで職業相談できる?

管轄外のハローワークで職業相談を受けることは可能です。初回登録や雇用保険の手続きなど、一部サービスは居住地を管轄するハローワークでしか受けられません。職業相談以外のサービスも利用したい方は注意が必要です。

ハローワークで実績作り目当ての職業相談は怒られる?

実績作りの一環として職業相談を利用することは問題ありません。職業相談では相談員からハンコをもらえば、求職活動の実績作りとして認められます。すぐに終わらせても問題ありませんが、相談内容や対応は誠実に行いましょう。

電話で職業相談できる?

基本的にハローワークに電話して、職業相談することはできません。ただし、各種手続きの方法や必要な持ち物、離職票を提出するタイミングといった基本的な利用方法に関する質問であれば、電話で教えてもらうことも可能です。

また、「実際に応募した企業と求人情報に記載されている内容が異なる」といった求人情報の誤りに関する相談は、専用窓口に電話することができます。

ハローワーク以外に職業相談できる場所はある?

ハローワーク以外にも職業相談できる機関はあります。たとえば、職業訓練校、専門的なキャリアカウンセラーなどが挙げられます。また、転職エージェントでは各企業に独自取材をしているところもあるので、企業のことを詳しく知りたいといった方におすすめです。

ハタラクティブ」で取り扱っている求人は、企業へ実際に取材を行い、職場の雰囲気や業務内容などを把握しているのが特徴。自分が抱える疑問をクリアにして応募したい方は、ぜひご利用ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube