ハタラクティブ
ハタラクティブ

仕事が続かないのはなぜ?対処法やおすすめの仕事を紹介

仕事が続かないのはなぜ?対処法やおすすめの仕事を紹介の画像

この記事のまとめ

  • 仕事が続かない原因の一つは、入社後のミスマッチ
  • 仕事が続かないままでいると忍耐力が低下する可能性がある
  • 仕事が続かない人は生活リズムの見直しやリフレッシュなどの対処法がおすすめ
  • どうしても仕事が続かないときは、転職エージェントの活用もおすすめ

一つの仕事を長く続けられずに、悩んでいる人はいるのではないでしょうか。実際に「仕事を長く続けたいのにすぐに辞めたくなってしまう」と相談を受けることがあります。

仕事が続かない原因は、入社後のミスマッチや職場での人間関係、過度な完璧主義など、さまざまな原因が考えられます。短期間での退職を繰り返さないためにも、自分の中の原因を明確にし、長く続けられる仕事を見つける指標にしましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えつつ、仕事が続かない状況を抜け出すための対処法をご紹介します。現在仕事が続かず悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

仕事が続かない5つの主な理由

仕事が続かない5つの主な理由

  • 仕事でミスマッチを起こしている
  • 人間関係を構築するのが苦手
  • 完璧を求め過ぎてしまう
  • 移り気で一つのことを長く続けるのが苦手
  • 仕事以外の理由で問題を抱えている

仕事が続かないのは、ミスマッチや完璧主義など、さまざまな理由があります。ここでは、仕事が続かない主な理由を5つ解説しているので、自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。

1.仕事でミスマッチを起こしている

「自分のスキルを仕事に活かせない」「会社の方針と自分の価値観が合わない」など、ミスマッチが原因で仕事が続かない場合があります。

仕事内容が自分が持っているスキルや知識と噛み合っていなかったり、会社との価値観の違いを感じていたりすると、仕事へのモチベーションの低下につながることも。そのようなミスマッチの結果、仕事に打ち込めず早期退職になることもあるでしょう。

仕事が続かず早期退職した経験がすでにある場合は、「早期退職の理由は面接でどう伝える?伝え方のポイントや例文を紹介!」のコラムをぜひご覧ください。

理想と現実のギャップで仕事が続かないこともある

理想と現実のギャップにより、仕事が続かないこともあります。
たとえば、「華やかな業界だと思っていたのに仕事内容が地味」「企画職から始められると思ったら事務仕事からのスタートだった」など、仕事に対して抱いていた理想のイメージと、実際の仕事内容にギャップがある場合、ストレスやモチベーション低下の原因になることも。

イメージだけでなく、企業研究や業界研究を入念に行ったうえで仕事を選びましょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純

北島愛純

興味関心だけで選んでしまったり、事前に下調べをしないまま選んでしまったりすると、早期離職につながる可能性があります。
自分の希望すべてを叶えることは難しいですが、仕事のモチベーション向上につながるような軸を見つけておくと仕事を続けられるでしょう。

短期での退職を繰り返すよりも、同じ仕事を長く続けたほうが、昇進や昇給のチャンスに恵まれ、経済的な安定につながります。

2.人間関係を構築するのが苦手

職場での人間関係を構築するのが苦手なことも、仕事が続かない原因の一つです。

職場の人間関係はプライベートとは異なり、苦手と感じた相手や相性が合わない相手ともある程度の付き合いをしなければいけない場面があります。そのため、職場の人間関係に苦手意識を抱くようになり、ストレスで仕事が続かないこともあるようです。

3.完璧を求め過ぎてしまう

自分に完璧を求め過ぎてしまうことも、仕事が続かない原因になります。
自分の仕事に細部までこだわり過ぎてしまうと、納得できる結果が得られなかったり、ミスをしたりしたときに大きなストレスや過度なプレッシャーを感じてしまうことも。

ミスはしないほうが良いですが、多かれ少なかれ誰しもミスをすることはあります。完璧主義になり過ぎると些細なミスも引きずってしまい、早期退職につながるリスクがあるでしょう。

4.移り気で一つのことを長く続けるのが苦手

移り気で一つのことを長く続けることが苦手なため、仕事が続かないこともあります。

「企画職に就いたけれどデザインもやってみたい」「営業職だけれど、やっぱり事務の仕事もやってみたい」というように、興味の対象が次々と変わってしまうと、今の仕事に集中しにくくなる場合もあるでしょう。その結果、同じ仕事を長く続けられず、職を転々とすることもあるようです。

5.仕事以外の理由で問題を抱えている

仕事以外の理由で問題を抱えており、仕事を続けることが困難になる場合もあります。
たとえば、「家族の介護をしなければいけなくなった」「病気になってしまったので仕事を続けるのが難しい」など、家庭や健康上のやむを得ない理由で仕事を続けたくても続けられないということもあるでしょう。

仕事が続かない4つのデメリット

仕事が続かない4つのデメリット

  • 忍耐力が低下する可能性がある
  • 昇給のチャンスを逃してしまう
  • 社会的信用を得にくい
  • スキルアップできない

仕事が続かない状況のままでいると、以下のようなデメリットが考えられます。

1.忍耐力が低下する可能性がある

仕事が続かないままでは、忍耐力が低下しやすいでしょう。

仕事をするうえでは、多少なりとも忍耐力が求められる場面があります。そのようななかでさまざまな問題に対応し、解決する経験を積むことで忍耐力が身についていくでしょう。
しかし、仕事が続かないと問題解決の経験を積むチャンスも少なくなるため、忍耐力を身につけにくくなることがあります。

2.昇給のチャンスを逃してしまう

昇給のチャンスを逃してしまうのも、仕事が続かないデメリットです。

雇用形態にもよりますが、一般的に同じ会社で長く働いていると、昇給のチャンスが増えます。仕事での成果を評価されて昇給になる場合もありますが、会社によっては勤務年数で昇給している場合もあるからです。
しかし、短期間で仕事を転々としているとキャリアを積めず、昇給のチャンスを逃してしまう場合があります。
給料について詳しく知りたい方は、「正社員の給料を分類別に紹介!病欠時の給与計算や前払いの可否も解説」のコラムもチェックしておきましょう。

3.社会的信用を得にくい

社会的信用を得にくいのも、仕事が続かないことのデメリットの一つです。転職活動をする際、短期間での転職を繰り返していると、「何か問題があるのではないか?」と懸念されて不利になる可能性があります。

また、クレジットカードやローンの審査に通りにくくなる、結婚を考えている場合は相手の両親から反対される可能性があるなど、プライベートにも影響する場合があります。

4.スキルアップできない

仕事が続かないと、スキルアップしにくくなることも。

業務に関するスキルや知識は、仕事での経験を通して身についていくものです。
しかし、一つの仕事を長く続けられない状態だと、スキルが十分に身につかないままになってしまいます。そのため、転職活動をする際に応募先の企業が求めるスキルやキャリアのレベルに達しておらず、不利になってしまうこともあるでしょう。

仕事が続かない現状を抜け出すための対処法

仕事が続かない現状を抜け出すための対処法

  • リフレッシュする時間を作る
  • 仕事で力を入れ過ぎない
  • 無理に人間関係を築こうとしない
  • 仕事をお金を稼ぐための手段だと考える
  • 仕事をするうえでの目標を考える

仕事が続かない現状に悩んでいる方は、下記で解説する5つの対処法を試してみましょう。

1.リフレッシュする時間を作る

仕事が続かないときは、リフレッシュする時間を作ってみましょう。
一日中仕事に追われる生活は疲れやストレスを溜め込み、仕事へのモチベーションが低下する可能性があるため、適度な休息を取ることが大切です。

たとえば、趣味に没頭する、旅行をするなど、心身ともにリラックスする時間を持つことで、仕事への集中力やモチベーションを保つことができるでしょう。
気持ちを切り替える方法は、「仕事が憂鬱で会社に行きたくない…つらいときの対処法は?乗り切る方法も」のコラムでも紹介しています。

2.仕事で力を入れ過ぎない

業務に力を入れ過ぎないことも、仕事を長く続けるための対処法の一つです。
細かい部分まで完璧を求めて力を入れ過ぎてしまうと、ストレスやプレッシャーでかえってミスをしやすくなります。

適度に力を抜いて仕事をすることで必要以上のプレッシャーを感じることなく、本来のパフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。

3.無理に人間関係を築こうとしない

職場で無理に人間関係を築こうとせず、適切な距離感でコミュニケーションを取ることも、仕事を長続きさせるのに効果的です。

たとえば、苦手な人とは挨拶と仕事上の最低限の付き合いだけにする、強制でない社内行事に無理に毎回参加しないなど、自分にとってストレスのない関係性やポジションを確立すると良いでしょう。

4.仕事をお金を稼ぐための手段だと考える

「お金を稼ぐために仕事をしている」と割り切って考えるのも、仕事が続かない状況に有効な対処法の一つです。
「仕事はあくまでも自分の目標を達成するための手段であり、目的ではない」という視点を持つことで、ストレスを軽減でき、仕事を長く続けられる可能性があります。

5.仕事をするうえでの目標を考える

仕事をするうえでの目標を設定してみるのも、仕事が続かない対処法としておすすめです。
目標は具体的な仕事の成果だけでなく、自己成長やスキルアップといったものでも問題ありません。

大小問わず目標を持って仕事に臨むことで、モチベーションを向上したり、自己肯定感を高めることにつながる可能性があります。

仕事が続かないと悩む人におすすめの仕事

「仕事が続かない」と悩んでいる方は、下記で紹介する仕事を検討してみましょう。これまで仕事で抱えていた悩みの解消につながる可能性があります。

人との関わりが少ない仕事

人とのコミュニケーションに自信がない方には、人との関わりが少ない仕事がおすすめです。
たとえば、工場勤務や警備員など、1人で黙々とするタイプの仕事は、社内の人間関係やお客さまとの関わりに悩むことが少なくなるでしょう。

人間関係に悩みやすい傾向にある方は、人とのかかわりが少ない仕事を選ぶことで、長く働き続けられる可能性があります。

在宅でできる仕事もおすすめ

人との関わりが少ない仕事をしたい方は、在宅でできる職種を選択するのもおすすめです。
たとえばライティングやデザイン、プログラミングなど、現在は多くの仕事でリモートワークを可能としている企業が増えています。
在宅でもある程度のコミュニケーションは必要となりますが、オフィス勤務よりも軽減できる可能性があります。

また、通勤の必要がないのも在宅勤務の魅力の一つなので、通勤でストレスを抱えている方や、通勤の時間を別のことに使いたい方にもおすすめです。

自分の裁量で決められる仕事

自分の裁量で決められる仕事も、仕事が続かなくて悩んでいる方におすすめです。
Webデザイナーやライター、事務職などは、自分のペースで配分を決めて進められます。

一口に自分の裁量といっても、「一つ一つの仕事にじっくり向き合いたい」「ノルマや締め切りに追われたくない」 など、大事にしたい領域は人それぞれ。自分の希望に合わせて、どのような裁量で仕事を進めたいか考えて選びましょう。
自分に合う仕事の探し方は、「自分に合う仕事をする大切さって?その特徴や仕事探しの方法」のコラムで解説しています。

仕事が続かない人は自己分析をしてみよう

仕事が続かないことで悩んでいる方は、自己分析をしてみましょう。

自己分析で「なぜ仕事が続かないのか?」「どのような仕事であれば長く続けられるのか?」を深掘りすれば、根本的な解決策を見つけられる可能性があります。

仕事が続かない原因を考えてみる

まずは、仕事が続かない原因を自己分析してみましょう。
これまで仕事で抱いてきた不満点を整理し、「仕事を辞めたい」と思った共通の原因を洗い出せば、早期退職を繰り返すことを防げる可能性があります。

仕事におけるストレスの根本的な原因を把握し、長く続けられる仕事を見つける指標にしましょう。

自分の希望や価値観を深堀りする

仕事が続かない原因が分かったら、自分の希望や価値観を深く掘り下げてみましょう。
快適に働ける環境、仕事をするうえで求めるもの、活かしたいスキルなどを明確にしていくことで、自分が仕事で本当にやりたいことを見つけられる可能性があります。

また、時間と労力を使って何を達成したいのか、どのような生活を送りたいのかというように、仕事に対する価値観も深掘りすれば、今後の職場選びにつながるでしょう。

どうしても仕事が続かないときはどうする?

対処法を試してみても仕事が続かない場合は、以下の方法を試してみましょう。

転職することに罪悪感を抱かないようにする

転職することに対して、必要以上に罪悪感を抱かないようにしましょう。
仕事はあなた自身の人生を充実させ、豊かにするためのものです。自分が満足できなかったり、大きなストレスを感じていたりする仕事を無理に続ける必要はありません。

自分のスキルや興味、価値観に合った仕事を見つけることで、仕事を長く続けられる可能性が高まるでしょう。

自分の生活リズムを見直す

どうしても仕事が長く続かない人は、生活リズムを見直してみるのも有効です。
たとえば、寝不足で仕事に集中できないといった場合は、十分な睡眠時間を確保することを優先しましょう。

適切な食事や運動、睡眠を取って生活リズムを改善することで、仕事のパフォーマンスの向上につながる可能性があります。

転職支援機関を活用する

どうしても仕事が続かない方は、転職支援機関を活用してみましょう。
転職支援機関は転職のプロがサポートしてくれるため、自分のスキルや知識、経験を十分に活かせる仕事を見つけられる可能性が高まります。

1人で転職活動をするのが不安な方は自分だけで悩みを抱え込まず、就職支援機関の利用を検討してみると良いでしょう。

転職エージェントのハタラクティブでは、アドバイザーがあなたの希望を丁寧にヒアリングしたうえで求人をご紹介。
紹介する求人は直接お話を聞いた企業のもののみなので、ミスマッチを起こして仕事が続かないリスクを軽減できます。

仕事が続かずに悩んでいる方、自分に合った仕事を見つけたい方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube