ハタラクティブ
ハタラクティブ

大学中退理由は面接でどう答える?履歴書の書き方は?例文つきでご紹介!

大学中退理由は面接でどう答える?履歴書の書き方は?例文つきでご紹介!の画像

この記事のまとめ

  • 大学中退理由は転学や就職、経済的事情など人それぞれ
  • 就活の面接では、必ずと言っていいほど大学中退理由を聞かれる
  • 履歴書の学歴や大学中退理由には嘘を書いてはいけない
  • 大学中退後の就職活動では、自己分析と企業研究を徹底的に行うのがポイント
  • 大学中退からの就活に不安を感じる場合は、就職・転職エージェントに相談してみよう

「大学中退後の履歴書の書き方が分からない」「面接で中退理由をどう答えれば良いか迷っている」という方は多くいます。また、一般的にはどのような理由で、大学を中退しているか知りたい方もいるでしょう。

履歴書の学歴欄には、大学中退の年月を書くとともに中退理由を簡単に記入します。たとえば、「経済的事情により退学」「親の介護のため退学」などが挙げられるでしょう。
「一身上の都合により退学」でも問題ありません。ただし、面接の際は大学中退理由を聞かれることが多いので、スムーズに回答できるよう準備しておくと安心ですね。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えつつ、大学中退後の就職活動のポイントを解説します。大学中退からの就職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

大学中退理由の例と割合

大学中退する理由には、転学や就職といった進路変更、就業意欲の低下、経済的な事情などが挙げられます。なかには病気やケガ、家庭の事情など、やむを得ない理由から大学中退を決めた人もいるでしょう。

どのような理由で大学を中退する人が多いのか、その割合については以下をご覧ください。

大学中退理由別の割合

文部科学省の「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」を参考に、大学中退理由の割合をランキング形式でご紹介します。

 大学中退理由割合
1位転学等16.3%
2位学生生活不適応・就学意欲低下15.7%
3位就職・起業等14.3%
4位経済的困窮13.5%
5位学力不振7.7%
6位心身消耗・疾患5.0%
7位病気・けが・死亡3.3%
8位海外留学0.6%

引用:文部科学省「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)

なお、上記のランキングでは「その他(19.5%)」と、「不明(2.3%)」の回答は、大学中退の理由が不明瞭なため除外。また、この割合はあくまで一例であり、対象の年度により変動します。
大学中退を決めるときは、その理由が自分の思い描く将来像と合っているか、よく考えることが大切です。

参照元
文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等 経済的支援・中退・休学などの状況

大学中退理由は履歴書にどう書く?【書き方の例文】

大学中退から就職を目指す方のなかには、履歴書の書き方に悩む人もいるかもしれませんね。履歴書には、事実を時系列順に書けば問題ないので難しくないですよ。

以下の書き方を参考に、履歴書の学歴欄を記入してみましょう。

  • 学歴
  • 20●●年3月 東京都立●●高等学校 卒業
  • 20●●年4月 ●●大学●●学部●●学科 入学
  • 20●●年●月 ●●大学●●学部●●学科 中途退学(経済的事情により退学)

退学理由が「病気療養のため退学しましたが、現在は完治しフルタイム勤務可能」のように長くなる場合は、「中途退学」の一つ下の行に記入すれば問題ありません。

大学中退理由や学歴欄に嘘を書いてはいけない

履歴書は公的な文書のため、嘘を書くのは厳禁です
大学を中退したにも関わらず「卒業」と偽ることは、経歴詐称に該当し処分される恐れも。たとえ処分を免れたとしても、事実と異なる情報を書くこと自体が、信用失墜や不採用の理由となり得ます。

大学中退理由がどうであれ、大学中退を経て今があるという事実を前向きにアピールしましょう。

履歴書の大学中退理由は「一身上の都合により退学」でもOK

単位不足や就学意欲の低下、あるいは極めて個人的な理由で中退した場合、「事実を言いたくない」と感じることもありますよね。
そのような場合は履歴書に、「一身上の都合により退学」と記入しても大丈夫です。

ただし、面接では中退理由についてよく聞かれるので、次項の例文を参考に、説明できるよう準備しておきましょう。

面接では大学中退理由を聞かれる?【答え方の例文】

面接では大学中退理由を聞かれる?【答え方の例文】

  • 大学中退した理由が「学業不振」の場合
  • 大学中退した理由が「進路変更」の場合
  • 大学中退した理由が「経済的な事情」の場合
  • 大学中退した理由が「病気やケガ」の場合
  • 大学中退した理由が「人間関係」の場合

就活の面接では、必ずと言っていいほど大学中退理由を聞かれます
ここでは、大学中退の理由別に例文を紹介するので、自分に当てはまるものを参考に面接での回答を考えてみてください。

大学中退した理由が「学業不振」の場合

  • 大学在学中は●●を専攻していましたが、授業についていけなくなり大学を中退しました。授業の内容を理解できなくなった一番の理由は、テスト対策で答えを暗記することばかりに意識が向いてしまったためだと考えています。
    より理解を深めるには自分の頭で考えたり、分からない部分は積極的に質問したりすべきだったと反省しています。
  • 大学中退後は、自分の意思で一つのことを成し遂げたいという想いから、●●の資格取得に向けて勉強に励んでおりました。その後、●●を取得しましたので、この知識を活かして御社に貢献していきたいと考えております。

大学中退理由が学業不振だった場合、まずは正直にその事実と反省点を述べます。そして、反省点を克服するためにどのような努力をしたかを示すのがポイントです。

大学中退した理由が「進路変更」の場合

  • 大学に入学してから●●に対する関心が高まり、新たな道を選択するため大学を中退しました。
    受験の際は特定の分野で夢中になれるものがなく、「合格できそうな大学ならどこでも良い」といった安易な考えから大学を決めてしまったことが退学の理由です。
    就職活動では同じ過ちを繰り返さないよう、企業研究を徹底的に行いました。
    そのなかで、業務の進め方を個々の裁量に任せていただけるという御社の特徴に惹かれ、応募させていただきました。
    入社後は、大学中退後にアルバイトで得た●●の経験を活かして、自ら行動し業績アップに貢献していきたいと存じます。

進路変更を理由に大学を中退した場合は、「なぜ進路変更に至ったか」を説明します。その際は、自分の成長や視野の拡大を強調すると良いでしょう。

大学中退した理由が「経済的な事情」の場合

  • 大学の学費は両親が支払ってくれていたのですが、父の収入が減少し経済的に困難になってしまったため中退しました。
    私もアルバイトをして、なんとか大学に通い続けたいと考えていたものの、学業と仕事の両立はやはり難しかったというのが事実です。これまでお世話になった家族を支えたいという気持ちも強く、大学を中退し働くことを決めました。
    就職後は常に自分には何ができるかを考えて、全力で業務に取り組みたい所存です。

経済的な事情から大学中退した場合は、事実を伝えるだけでなく、その背景も説明するのがポイントです。また、大学を中退したあとに、就職という道を選択した理由も付け加えると良いでしょう。

大学中退した理由が「病気やケガ」の場合

  • 大学●年生の●月に体調を崩し、通い続けることが困難になったため大学を中退しました。●ヶ月間の入院を経て自宅療養をしておりましたが、現在は完全に回復しており仕事に支障はありません。
    担当医師からも「フルタイムで働いても問題ない」といわれています。
    療養中は同級生が次々と就職先が決まるなか、思うように身体が動かないもどかしさや焦りも感じていました。同時に、そんな私を根気よく支えてくれた家族や医療関係の方々に対し、感謝の気持ちが大きくなりました。
    少しでも恩返しをしたいという気持ちから、御社の仕事内容に興味を持ち志望させていただきました。

大学を中退した理由が病気やケガの場合は、療養していた期間に加え、現在は問題なく働けることをアピールしましょう
なお、面接の際、できれば病名や症状を伝えたくないと考える方もいるかもしれませんね。たとえば、精神的理由や個人的な事情で大学を中退した場合、自ら申し出るのは勇気がいることです。
就活の面接では「就業には問題ない」という事実が伝われば良いので、病名や症状の詳細を伝えなくても問題ないでしょう。

大学中退した理由が「人間関係」の場合

  • 大学での人間関係で悩んだ結果、中退を決意しました。
    私は在学中に●●のサークル活動に打ち込んでいたのですが、トラブルが起きてしまい、その後、仲間との関係を修復できずサークルに参加しなくなってしまいました。
    大学では「●●について研究したい」という目的があり入学したにも関わらず、本来の目的とかけ離れた部分で中退を決意したことを反省しています。
  • 大学中退後は人間関係で二度と同じ過ちを繰り返さないために、コミュニケーションスキルを身につけたいと考え、接客業でアルバイトをしていました。
    アルバイトでは相手の話に耳を傾けることの大切さや、自分の提案を伝えるときのコツなど多くのことを学びました。
    この経験は、御社の業務においても活かせる自分の強みではないかと感じています。入社後は良好な人間関係構築に努めつつ、お客さまとの対話を楽しみながら御社に貢献していきたいと思っております。

人間関係のトラブルが理由で大学を中退した方もいるでしょう。
そのような場合は、反省点を伝えるとともに、大学中退後に何を感じどのように過ごしたかを説明します。また、大学中退後に学んだことや、自分の長所につなげてアピールすると効果的です。

大学中退後に就職・転職活動をする際のポイント

大学中退後に就職・転職活動をする際のポイント

  • 自己分析と企業研究をしっかりと行う
  • 面接では自分の経験やスキルをアピールする
  • 就活に役立つ資格を取得する
  • ポテンシャル重視の企業を選ぶ

ここでは、大学中退後に就職や転職活動をする際に覚えておきたいポイントをまとめました。
「就活したいけど、何から始めれば良いか分からない」という方は、以下を参考に今できることから始めてみましょう。

自己分析と企業研究をしっかりと行う

大学中退後の就活では、自分の強み・弱み、得意・苦手、これまでの経験、就職後に何がしたいかなどを明確に理解することが大切です。このような作業を自己分析といいます。
それぞれノートに書き出してみると考えをまとめやすく、自分を客観的に見つめ直すことができるのでおすすめです。

一方、企業研究とは、気になる企業の事業内容や企業理念、従業員数、福利厚生などを詳しく調べる作業を指します。
企業によっては、面接のときに「社長の名前は?」と聞かれる場合も。求人サイトで応募要項を確認するだけでなく、企業のWebサイトで応募企業についてチェックしておきましょう。
企業研究を徹底的に行っておくと、志望動機を考えるときにも役立ちますよ。

面接では自分の経験やスキルをアピールする

面接の際は、大学在学中や退学を通じて学んだこと、あるいは中退後に身につけたスキルなどをアピールしましょう。
面接では大学中退した理由をよく聞かれるので、「ネガティブな印象を与えてしまうのでは?」と心配になる人もいるかもしれません。面接官には、なるべくポジティブな印象を与えたいですよね。

そのためには、経験から得たものや入社への熱意、将来のキャリアプランを前向きな言葉で伝えるのが効果的です。

就活に役立つ資格を取得する

大学中退からの就活では、就職後の業務に活かせる資格を取得してみるのもおすすめです。たとえば、事務職を目指す場合は簿記の資格、IT関連の仕事にはMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などが役立つでしょう。

資格の勉強は独学で身につけるほか、専門のスクールに通ったり、ハローワークの職業訓練を受けたりする方法もあります。
職業訓練にどのようなコースがあるかは地域によって異なるものの、基本的には無料で受講できるので、一度検索してみると良いでしょう。

参照元
ハローワークインターネットサービス
訓練検索・一覧

ポテンシャル重視の企業を選ぶ

大学中退後に就職をする場合は、企業選びも重要です。学歴よりもスキルや適性、成長意欲といったポテンシャルを重視する企業を選ぶことをおすすめします。
大学を中退した理由が何であれ、自分の可能性を信じ評価してくれる企業であれば、成長できる場所を見つけることができるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

大学中退理由は、学外活動と学業の両立ができなくなったことによる中退や家庭の事情、人間関係など人それぞれです。

大学中退後の就活は中途採用枠で応募するのが一般的なので、新卒と比較すると選択肢が狭まる可能性も。ただし、正社員の経験がない方や、大卒でない若者を積極的に採用する企業はあるので、就活では企業選びが重要です。

一度就職して経験を積んでから、より自分に合う企業へ転職するという道もありますよ。

大学中退から就職を目指すときはプロに相談しよう!

大学生活から一転して社会に出るということに、不安に感じる方も多いでしょう。大学中退後の就職活動は、一人で苦悩するよりも、プロの意見やアドバイスを参考にすることをおすすめします。

就職・転職エージェントにはキャリアアドバイザーが在籍しているので、自分に合う企業の選び方や自己分析のやり方、履歴書の書き方などさまざまなサポートを受けることが可能です。

ハタラクティブは、20代のフリーターや既卒など若年層に特化した就職・転職エージェント。専属のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、あなたにピッタリの求人をご紹介します。
また、履歴書の書き方や面接対策、企業に合った志望動機の考え方などもアドバイス。大学中退から就職を目指す方をサポートいたします。
登録・相談はすべて無料なので、ぜひ一度お問い合わせください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube