この記事のまとめ

  • フリーターから正社員就職は難しいといわれるが、実際は6〜7割が成功している
  • フリーターから正社員になるため、未経験者歓迎の求人や人手不足の業界に注目する
  • アルバイト経験で身につけたスキルを整理し、面接では前向きな姿勢をアピールする
  • 「販売職」「営業職」「介護職」などは未経験でフリーターから正社員を目指せる
  • フリーターから正社員を目指すなら、就職エージェントに相談するのもおすすめ

「フリーターから正社員になるのは難しい?」「就職活動がうまくいかない」と悩んでいる方もいるでしょう。

確かにフリーターから正社員への道にはハードルがありますが、データによると正社員を目指したフリーターの6〜7割は就職に成功しています。「フリーターだから」と諦めず、就職に向けてスキルを身につけたり、面接対策を行ったりするのが重要です。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えながら、フリーターから正社員就職が難しいといわれる理由や、就職活動がうまくいかない原因を解説。難易度を下げるコツや就職に挑戦しやすい職種もご紹介します。

「未経験者歓迎の求人を探す」「人手不足業界にチャレンジする」など、具体的な対策を知って、フリーターから正社員への一歩を踏み出しましょう。

数字でみるフリーターから正社員になる難しさ

フリーターから正社員になるのは、たしかにハードルがあります。ここでは、フリーターから正社員になる難しさについて、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―『第5回 若者のワークスタイル調査』から―」のデータを交えて解説します。ぜひ、ご自身の状況と照らし合わせてみてくださいね。

フリーターから正社員になれた人の割合

前述の独立行政法人 労働政策研究・研修機構のデータによると、正社員になろうとしたフリーターのうち、実際になれた人の割合は、以下の表のとおりです。

年齢正社員になれた人の割合
(男性)
正社員になれた人の割合
(女性)
25~29歳66.7%61.2%
30~34歳75.2%63.0%

参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容―『第5回 若者のワークスタイル調査』から― (p.124)図表4-28 男女別・年齢別 正社員になろうとした者のうち、正社員になれた割合 (2021 年調査)

表によると、フリーターから正社員を目指した方のうち、6~7割程度が正社員になれていました。また、25~34歳の男性・女性は、30~34歳の男性を除き、年齢や性別で大きな差はみられません。

正社員希望のフリーター10人のうち、6~7人程度が就職できていることから、フリーターから正社員になるのは一定のハードルがあるものの、「難しい」とは一概にいえないでしょう。

フリーター継続期間と正社員になれた人の割合

フリーターの期間が延びるほど、正社員就職が難しくなります。以下は、前述のデータに掲載されているフリーター継続期間と正社員になれた割合を示す表です。

引用元の画像

引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の分化 - 『第5回 若者のワークスタイル調査』から-(128p)図表4-33 フリーター継続期間と正社員になれた割合

データによると、男女問わず、フリーター期間が延びるほど正社員になれた方の割合が下がる傾向にあります。特に、フリーター期間が4年を超えると、正社員になれた方の割合は大きく下がっていました。

フリーターから正社員を目指す場合は、早めに就職活動を始めることが鍵と考えられるでしょう。
フリーターから早めに正社員を目指すべき理由は、「フリーターとは?正社員で働くメリットや転職活動を成功させるコツを解説!」のコラムで詳しく解説しています。ぜひ、正社員就職に向けて動き出す際の参考にしてみてください。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.213 大都市の若者の就業行動と意識の変容 ―「第5回 若者のワークスタイル調査」から―

フリーターから正社員就職が難しいといわれる4つの理由

フリーターから正社員への転職を目指すとき、「思ったより難しい」と感じるかもしれません。実際、フリーターから正社員への就職は、新卒での就職や正社員からの転職と比べて、ハードルがあります。これらのハードルを理解し、適切に対策することで、正社員就職の可能性が広がるでしょう。

以下では、フリーターから正社員就職が難しいといわれる理由についてまとめました。選考の実情や企業側の視点を理解することで、フリーターから就職を目指す際に、効果的な対策を立てられるでしょう。

フリーターから正社員就職が難しいといわれる理由

  • 新卒採用主義がある
  • 企業側に「すぐ辞めそう」と懸念される
  • アピールできる実績が少ない
  • 応募時に実務経験が求められる場合がある

1.新卒採用主義がある

日本では、依然として新卒採用主義が根強く残っています。企業によっては新卒一括採用を重視する傾向があり、これがフリーターから正社員への転身を難しくしている大きな要因の一つです。

新卒採用では「一から育てる」という考え方が基本になっているため、すでに社会人としての経験があるフリーターは、企業側の求める「白紙の状態」ではないと判断されがち。企業によっては、「新卒でない」という理由だけで書類選考の時点で不利になってしまうケースもみられます

2.企業側に「すぐ辞めそう」と懸念される

フリーターから正社員になるのが難しいといわれる理由として、企業側の「離職リスク」に対する懸念があります。採用担当者は、なぜフリーターになったのか、なぜ今まで正社員として働いてこなかったのかという点に疑問をもちます。

特に短期間で複数のアルバイト経験がある場合、「この人は、正社員になってもすぐに辞めてしまいそう」と不安をもたれやすいようです。応募書類や面接で「長く働きたい」という意志を伝えられなければ、就職が難しくなる可能性があります

3.アピールできる実績が少ない

アピールできる具体的な実績が少ない点も、フリーターから正社員就職が難しいとされる理由の一つです。

一般的に、アルバイトやパートの仕事内容は、比較的単純な作業や補助的な業務が中心。責任のある立場や専門的なスキルを要する業務に携わる機会が限られています。そのため、履歴書や面接でアピールできる仕事上の成果や実績が乏しくなりがちです。

「予算△△万円のプロジェクトを担当した」「チームリーダーとして△人をマネジメントした」など、数字で示せる実績がある正社員と比べ、就職が難しいかもしれません

4.応募時に実務経験が求められる場合がある

「◎◎業界での実務経験△年以上」という条件が設けられた求人がある点も、フリーターから正社員になるのが難しいといわれる理由の一つです。企業は、中途採用の際に即戦力となる人材を求める傾向があります。特に専門性の高い職種や技術職では、関連する業界での実務経験が必須条件となっているケースもみられます。

フリーターで実務経験のない場合、求人の選択肢が狭まったり、書類選考で不利になったりする可能性があるでしょう。

フリーターから正社員就職が難しいと感じる5つの原因

フリーターから正社員就職を目指す際に、「就職活動がうまくいかない」と悩むこともあるでしょう。就職が難しい場合、客観的な理由だけでなく、フリーターの方自身が抱える心理的な不安が原因となっていることも少なくありません。

以下では、ハタラクティブの「若者しごと白書2025」のデータをもとに、フリーターが正社員就職を難しいと感じる主な原因について解説します。原因を知り、就職に向けて対策を考えてみましょう。

※各グラフ内の数値は、左から順に「非常に不安」「やや不安」「どちらともいえない」「あまり不安ではない」「全く不安ではない」と答えた人の割合を示しています。ここでは、「非常に不安だ」「やや不安だ」を合算した数値を「不安」として記載しました。

フリーターから正社員就職が難しいと感じる原因

  • 経歴やスキルに不安がある
  • 自分に向いている仕事が分からない
  • 就職活動の進め方が分からない
  • 選考時にうまくアピールする自信がない
  • 面接対策に不安がある

1.経歴やスキルに不安がある

前述のハタラクティブの調査によると、「自分の経歴やスキルで就職・転職できる仕事があるか不安※」と答えたフリーターの方は、72.7%に及んでいます。

引用元の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)

「フリーター期間が長い」「正社員の経験がない」という場合、応募書類作成や面接の際にも自信のなさとなって表れることがあるようです。

しかし実際には、アルバイト経験から得られたスキルや知識は正社員として就職してからも活かせます。接客業であればコミュニケーション能力、販売業であれば営業スキルなどを自信をもってアピールすると、内定獲得に近づけるかもしれません。

2.自分に向いている仕事が分からない

「自分に向いている仕事(適職)が分からず、就職や転職が不安※」と答えたフリーターの方の割合は65.4%でした。

引用元の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)

先述したように、一般的にアルバイトは業務範囲が限定的。幅広い仕事を経験する機会が限られているため、自分の強みやスキルに合った仕事を見つけられていない可能性があります。

向いている仕事が分からない状態で就職活動を始めると、どの求人に応募すべきか判断できず、就職活動が行き詰ってしまいがちです。また、面接で「志望動機」や「キャリアプラン」を問われても、説得力のある回答ができません。

自分に合った仕事を見つけることは、入社後の定着率や仕事の満足度にも大きく関わります。焦らず時間をかけて向いている仕事を見つけることが、長期的には正社員としての成功につながるでしょう。

3.就職活動の進め方が分からない

前述の調査で、「就職・転職活動の進め方が分からず不安※」と答えたフリーターの方の割合は、57.9%に上りました。

引用元の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)

また、「事前準備をたくさんする必要があり不安」と答えたフリーターの方も、63.7%いたようです。

引用元の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)

特に新卒時に本格的な就職活動を経験していない場合、「どこから手をつければ良いのか」「どうやって求人を探せば良いのか」といった基本的な就職活動の進め方が分からないことがあります。

就職活動の情報不足は、効率的な活動の妨げになります。たとえば、求人サイトの選び方や履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策など、知らないことが多いと準備に時間が掛かり、チャンスを逃してしまいかねません。

就職活動の進め方が分からない場合は、情報収集をして不安を解消しましょう。一人で悩まず、専門家のアドバイスを積極的に求めることも大切ですよ。

4.選考時にうまくアピールする自信がない

フリーターの方は、選考時のアピールへの自信のなさから、「就職が難しい」と感じることがあります。前述の調査では、「選考時にうまく自分を伝えられるか不安※」と答えたフリーターの方は、71.4%でした。

引用元の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度(p.35)

「自分には特別なスキルや実績がない」「フリーター期間をどう説明すれば良いか分からない」という不安がある場合、面接や書類選考で自分の強みを効果的に伝えられないことがあります。

しかし、フリーター経験を通して身につけたスキルや強みは、就職活動においても評価してもらえます。自分自身の強みを理解し、自信を取り戻していくことが大切でしょう。

5.面接対策に不安がある

「うまく話せるか」「想定外の質問にどう対応すれば良いか」「フリーター期間について厳しく追及されないか」など、面接に関する不安を抱えているフリーターは多いようです。前述の調査で、「事前の面接対策が不安」と答えたフリーターの割合は、71.1%でした。

引用元の画像

引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 3-8. 3-9. 就職活動・転職活動における選考中の不安度(p.37)

面接対策の不安が大きい理由として、以下が考えられます。

  • ・面接経験が少ない
  • ・フリーターになった理由や空白期間について聞かれる
  • ・ビジネスマナーに自信がない

正社員として働いた経験がない場合、面接に慣れていなかったり、ビジネスマナーに自信をもてなかったりするのも無理はありません。また、経歴に関する質問への答え方に悩んでしまうこともあるでしょう。

面接は練習と経験を重ねることで上達します。最初は緊張して思うように話せなくても、回数を重ねるうちに自然と対応できるようになるでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025

フリーターから正社員就職する難易度を下げるコツ6選

フリーターから正社員になるのは難しいといわれますが、コツを知っておくことで難易度を下げられる場合があります。以下では、フリーターから正社員を目指す場合の求人探しや選考対策のコツをまとめました。ぜひ、就職活動の参考にしてみてくださいね。

フリーターから正社員就職する難易度を下げるコツ

  • 未経験者歓迎の求人を探す
  • 人手不足の業界で仕事を見つける
  • アルバイト経験を活かせる仕事を選ぶ
  • スキルや資格を取得する
  • 面接対策をする
  • 就職エージェントのサポートを受ける

1.未経験者歓迎の求人を探す

フリーターから正社員就職を目指す場合、「未経験者歓迎」の求人を狙うことで成功率が高まります。なぜなら、未経験歓迎の企業では、経験よりも意欲やポテンシャルが重視される傾向にあるからです。

未経験者歓迎の求人を見つけるには、求人サイトの検索機能で「未経験OK」「経験不問」などのキーワードを使うのがおすすめ。また、ハローワークの窓口や就職エージェントでも、フリーターからの正社員就職を目指していることを伝えると、適した求人を紹介してもらえるでしょう。

2.人手不足の業界で仕事を見つける

フリーターから正社員になるためには、人手不足に悩む業界や職種を狙うのがおすすめです。人材確保に苦労している企業は、経験や経歴にこだわらず、意欲のある人材を積極的に採用する傾向があります。現在、特に人手不足が深刻な業界は、以下のとおりです。

  • ・介護業界
  • ・建設業界
  • ・運輸業界
  • ・IT業界
  • ・飲食業界
  • ・小売業界

人材不足の業界では、将来的に活躍できる人材を育成するため、教育・研修精度が整っている傾向にあります。未経験でフリーターから正社員になった場合も、頑張り次第でスキルアップやキャリアアップを目指せる環境が整っているでしょう。

3.アルバイト経験を活かせる仕事を選ぶ

フリーターが正社員就職を目指す際、これまでのアルバイト経験を活かせる業界や職種を選ぶことが、成功への近道になるでしょう。一見、単純な作業や補助的な役割に思えるアルバイトも、そこで培ったスキルや知識は正社員としても十分に通用する価値があります。

アルバイト経験を正社員就職に活かすには、まず自分の経験を棚卸しして、転用可能なスキルを見つけることが重要です。たとえば以下のような経験は、さまざまな職種で活かせます。

アルバイト経験活かせる仕事
飲食店での接客営業職、販売職、サービス業
レジ打ちや在庫管理事務職、小売業
コールセンターでの対応カスタマーサービス、事務職、営業サポート

アルバイト経験は決して無駄ではありません。むしろ、実務経験として適切に言語化し、アピールすることで、正社員就職への大きな武器となります。自分の経験を過小評価せず、自信をもって活かしていきましょう

4.スキルや資格を取得する

フリーターから正社員就職を目指すうえで、スキルや資格の取得は大きな武器となります。特に経歴やアピールポイントに不安がある場合、具体的なスキルや資格があることで、採用担当者に「この人は努力家だ」「成長意欲がある」という印象を与えられるでしょう。

業界や職種によって価値のある資格やスキルは異なりますが、以下は幅広い仕事で役立つ傾向にあります。

  • ・日商簿記検定
  • ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
  • ・ITパスポート
  • ・TOEIC

資格取得を目指す際は、まず志望する業界・職種でどのような資格が評価されているかをリサーチすることが大切です。企業の求人票に「歓迎する資格」として記載されていることも多いため、それを参考にしてみてくださいね。

5.面接対策をする

フリーターから正社員就職を成功させるには、面接で採用担当者に好印象を与えることが不可欠です。特にフリーターは経験面でハンデがある場合が多いため、面接でのアピール力が採用の可否を大きく左右します。効果的な面接対策を行い、正社員就職を目指しましょう。

面接対策では、特に以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

フリーターになった理由を整理する

面接では、「なぜフリーターになったのか」と質問されることがあります。この質問に対して「正社員になれなかったから」「特に理由はない」など、後ろ向きな回答をするとマイナス評価につながりがちです。

就職を成功させるポイントは、ネガティブな理由を前向きな表現に変えること。たとえば「さまざまな職場を経験して、自分に合った仕事を見極めたかった」「特定のスキルを習得するために時間的な融通が利くフリーターを選んだ」など、主体的な選択であったことをアピールしましょう。

また、フリーター期間中に学んだことや気づきについても触れると、意欲的な印象を与えられます。

正社員になりたい理由をまとめる

「なぜ今、正社員になりたいのか」という質問も頻出します。なぜなら、企業側は面接の質問を通して「すぐに辞めないか」「本気で働く意思があるか」を見極めたいからです。

回答では、将来のキャリアプランや成長意欲を具体的に伝えることが大切。たとえば「長期的にスキルを磨き、△△の分野で専門性を高めていきたい」「責任ある仕事に挑戦し、成長していきたい」など、前向きな姿勢と具体的な目標を示しましょう。

また、企業を選んだ理由と絡めて説明すると、より説得力が増します。「御社の◎◎という事業分野に興味があり、長期的に貢献していきたい」と、企業特有の魅力と自分のキャリアプランを結びつけることがポイントです。

仕事に対する熱意や責任感をアピールする

フリーターから正社員への転身を図る際、企業が最も懸念するのは「責任感」と「定着率」。そのため、仕事に対する熱意や責任感を具体的なエピソードを交えてアピールすることが重要です。たとえば、長期間同じアルバイト先で働いていた経験や、困難な状況でも諦めずに取り組んだ経験などは、責任感や定着性をアピールする材料になります。「どんな状況でも投げ出さない」「最後までやり遂げる」という姿勢を示すことで、企業側の不安を払拭しましょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

経歴よりもポテンシャルを重視してフリーターの方を採用する企業は存在します。就職を成功させるポイントは、これまでの経歴やフリーターになった理由をうまく伝えることです。

わたしたちハタラクティブでは、蓄積された過去のデータをもとにした効果的な面接対策を実施しています。また、ポテンシャルに重点を置いた採用を行っている企業の求人も多く取り扱っているので、ぜひ一度お問い合わせくださいね。

6.就職エージェントのサポートを受ける

フリーターから正社員就職を目指す際は、就職エージェントのサポートを活用するのがおすすめです。プロのキャリアアドバイザーによる個別サポートを受けることで、自分だけでは気づかない強みを見つけられたり、適職を紹介してもらえたりするでしょう。

また、応募書類の添削や面接対策などのサポートも充実しています。履歴書や職務経歴書の書き方、アルバイト経験の効果的なアピール方法など、フリーター特有の悩みに対するアドバイスを受けられるのは心強いポイントですよ。

正社員になるにはどうする?フリーターから就職する方法を解説!」のコラムでは、フリーターから正社員として就職する方法を解説しています。正社員を目指している方は、ぜひご一読ください。

アルバイト先で正社員を目指すのも一つの手

アルバイト先の正社員登用制度を利用してフリーターから正社員へのキャリアアップを目指す手もあります。職場環境や業務内容がすでに分かっているアルバイト先で正社員になれることが、正社員登用制度のメリットです。企業側にとっても、人材育成に掛ける時間やコストを減らせる点は魅力的でしょう。

ただし、どの企業でも正社員登用制度が利用できるわけではありません。現在のアルバイト先には制度が導入されているか、また、どの程度の登用実績があるかを確かめておくことが大切です。

アルバイトから正社員登用を目指す方は、「アルバイトから正社員登用は難しい?就職のコツとメリット・デメリットは?」のコラムをご確認くださいね。

フリーターから正社員就職する難易度が低い傾向にある職業6選

フリーターから正社員になるのにおすすめの職種は、販売職や営業職、介護職などです。これらの職種は需要が高いため求人数が豊富で、未経験・無資格から挑戦しやすい傾向があります。

以下でフリーターの方におすすめの6つの職種を、 職業情報提供サイト job tagに掲載されている情報とともに解説しているので、ぜひご一読ください。

フリーターから正社員を目指せる職業

  • 販売職
  • 営業職
  • 介護職
  • 工場作業スタッフ
  • ITエンジニア
  • 施工管理職

1.販売職

販売職は、商品を購入しに店を訪れたお客さまの対応をする仕事です。代表的な職種としては、アパレルや食料品店、家電量販店の販売員などが挙げられます。以下では、ショップ店員の仕事について表にまとめました。

仕事内容接客、商品販売(レジ)、在庫管理、ディスプレイなど、売場の運営を担当する
平均年収369万4,000万円
向いている人・長時間立って接客できる体力がある人
・トレンドに敏感な人
・顧客のニーズを把握し、それに合ったコミュニケーションをとれる人
ポイント・シフト制で働き、休日が不規則になることが多い
・ファッションや雑貨が好きだと活躍しやすい
・商品の包装や配送の手配も担うことがある

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag デパート店員

販売職は、資格・経験なしから始めやすい仕事の一つです。「人と接することが好き」「アルバイトでの接客経験を活かしたい」というフリーターの方は、販売職への就職を検討してみてください

2.営業職

営業職とは、自社の商品やサービスを顧客に提案し、購入・契約につなげる仕事のこと。事前にアポイントをとって顧客を訪問する「訪問営業」やアポイントなしで営業活動を行う「飛び込み営業」など、働き方は企業によって異なるため、自分の適性に合ったものを選択しましょう。ここでは、訪問営業の仕事について表でご紹介します。

仕事内容顧客のもとへ直接出向いて商品やサービスの提案・販売を行う
向いている人・移動や外回りを苦に感じない人
・対面での商談を得意とする人
・表情や態度が明るく、社交的な性格の人
ポイント・営業職の基本的なスタイル
・事前にアポイントを入れるかは、企業や状況によって異なることがある(アポイントを入れない営業方法=飛び込み営業)
・商品やサンプルを持って移動しなければいけないことがある

参照:ハタラクティブ「営業職とは

営業職は、幅広い業種で欠かせない仕事のため求人数が豊富で、未経験から挑戦しやすい傾向があります。顧客とのコミュニケーションが重要なので、接客業のアルバイトで身につけた対人スキルを活かせるでしょう。

3.介護職

少子高齢化が進む日本において、介護職の需要は非常に高まっています。それと同時に人手不足も深刻化しているため、介護職は未経験のフリーターから挑戦しやすい職種といえるでしょう。訪問介護員や施設介護員の仕事について表でご紹介するので、ぜひご覧ください。

仕事内容高齢者や障がいのある方の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う
平均年収378万6,000円
向いている人・相手の気持ちを察知できる人
・細かい観察力のある人
・福祉系の専門知識を学び、活かす意欲のある人
ポイント・24時間体制の施設が多い
・人材不足により、需要は増加傾向にある
・労働環境や賃金を改善する動きが進行している

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 訪問介護/ホームヘルパー」「施設介護員

未経験者を歓迎している企業では、入社後の研修制度や資格取得支援制度が充実していることも。働きながらスキルを身につけることで、将来的なキャリアアップを望めます

4.工場作業スタッフ

工場作業スタッフも、「未経験歓迎」の求人が出ている職種です。主な仕事内容は、原材料の運搬や格納、製造ラインの管理など。各自の持ち場がしっかりと決められており、ルーティン化された業務が多いという特徴があります。

仕事内容工場内で原材料や製品の搬入出、機械清掃、構内清掃、廃棄物処理などを行う
平均年収345万4,000円
向いている人・指示を正確に守れる人
・安全意識の高い人
・報告や連絡をきちんとできる人
ポイント・男女比は職場、仕事内容などにより異なる
・雇用形態は多様で、非正規社員の割合が高い
・シフト制で早朝勤務になることがある

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 工場労務作業員

工場作業スタッフは、黙々と仕事に取り組める傾向があるので、「一人で作業する仕事に就きたい」というフリーターの方におすすめです。

5.ITエンジニア

ITエンジニアとは、コンピューターシステムの設計をする仕事のこと。システムエンジニアやインフラエンジニアなど、担う役割によって名称はさらに細分化されます。以下では、サーバーの運用や監視など、基本的な業務から始めやすいインフラエンジニアの仕事について表にまとめました

仕事内容情報システム(ITインフラ)の基盤となるサーバーやネットワークの設計・構築・運用を行う
平均年収752万6,000円
向いている人・システムの仕組みに興味があり、技術の勉強が好きな人
・細かい作業を正確に進められる人
・トラブル解決に粘り強く取り組める人
ポイント・特別な資格は必須ではなく、研修で基礎から学べる傾向がある
・情報処理の資格を取る人が多く、経験を活かして転職もできる
・新しい技術への興味、周囲の人とのコミュニケーション力が大切

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag システムエンジニア(基盤システム)

IT業界は、需要の高まりによる人手不足を解消するため、未経験者の採用に力を入れているのが特徴です。ITエンジニアの仕事に興味があるフリーターの方は、「未経験OK」「経歴不問」といった条件で求人を検索してみてください。

6.施工管理職

施工管理とは、建設現場全体を管理する仕事のことです。主な業務内容は、期限内に工事が完了するようにスケジュールを調整したり、現場で事故が起きないように防止措置をとったりすること。仕事を通して、リーダーシップや管理能力が培われます。

仕事内容工程・安全・品質・原価の4つを軸に、建設工事全体を管理する
平均年収641万6,000円
向いている人・全体を俯瞰し現場の状況管理ができるリーダーシップがある人
・傾聴し自分の考えも伝えられるコミュニケーションが得意な人
・トラブル対応力がある人
ポイント・一部業務を除き、経験、スキル、学歴問わず挑戦できる求人が多い
・1級建築施工管理技士を取得すると、市場価値がより高まる
・将来的に地図に残る建物の建築に携われる

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 建築施工管理技術者

施工管理職の魅力は、自分が携わった建物が形として残る達成感を得られること。未経験の方も実務経験を積むと、「施工管理技士」の資格取得を目指すことが可能です。「建築関係の仕事に興味がある」「専門的な知識を身につけたい」というフリーターの方は、就職を検討してみましょう

フリーターから就職するのは難しい?就活成功の秘訣をご紹介」のコラムでは、フリーターから就職を目指せる仕事の特徴やおすすめの職種を解説しています。正社員を目指すフリーターの方は、ぜひ仕事探しの参考にしてみてくださいね。

※ここでは、2025年5月時点のデータをもとに年収を紹介しています。

参照元
職業情報提供サイト job tag
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フリーターから正社員になった人の体験談

中古本や家電の販売・買取チェーンでアルバイトをしていたT・Sさんは、結婚が決まったことをきっかけに、彼女やご両親を安心させるために正社員として就職を決意。就職活動について「一人では何もできない」と感じていたため、就職エージェントの利用を検討しました。

情報を探すなかで、フリーター支援に特化したハタラクティブを見つけ、キャリアアドバイザーのカウンセリングを受けたそうです。「アルバイト経験を活かせること」「接客業」「早く成長できる環境があること」を軸に就職活動を行い、1ヶ月足らずで小型食品スーパーマーケットチェーンに店長候補として就職が決まりました。

T・Sさんは、フリーターから正社員就職を希望している方に向けて、「就職の軸をもつこと」「就職エージェントのサポートを受けること」をアドバイスしています。また、選考で「どうしてもそこで働きたい」と伝えることも大切だと話していますよ。

大切なのは『軸をもつこと』と『熱意』。面接に失敗しながらも切り開いた正社員への道」では、T・Sさんの体験記を確認できるので、フリーターから正社員になるためのヒントにしてみてくださいね。

【まとめ】フリーターから正社員になれる可能性は十分ある!

フリーターから正社員への転身は、決して不可能ではありません。確かに新卒採用主義や経験不足など、いくつかのハードルがありますが、適切な戦略を立てれば十分に実現可能です。特に未経験者歓迎の求人を探したり、人手不足業界にチャレンジしたりすることで、チャンスは広がります。

「フリーターから正社員就職が難しい」と感じている場合は、フリーターの方を対象にした就職エージェントのハタラクティブをご利用ください。未経験歓迎・職歴不問の求人を取り扱っています。
模擬面接や応募書類の添削も行っているので、就職活動が不安な方は、ぜひご相談くださいね。

フリーターから正社員を目指す際によくある疑問Q&A

ここでは、フリーターからの就職に関するよくある疑問に回答します。「フリーターから就職できる?」と不安な方は、ぜひご覧くださいね。

正社員になることは時代的に難しいですか?

現代は、フリーターから正社員になるチャンスが増えていると考えられる時代です。少子高齢化による労働力不足から、多くの業界で人材が求められています。特に、IT関連や介護・福祉分野などでは人材が不足しており、フリーターから正社員になれる可能性があるでしょう。

就職活動において大切なのは、積極的に行動すること。たとえば就職エージェントを活用したり、スキルアップを図ったりするなど、自分自身の市場価値を高める努力が重要です。時代的には決して難しい状況ではないので、ぜひ就職に向けて一歩を踏み出してみてくださいね。

フリーターから正社員就職が難しい仕事とは?

医師や弁護士など専門知識や国家資格が必要な仕事が挙げられます。また、大手企業の総合職や金融機関の正社員も、フリーターからの就職が難しいといわれるようです。

しかし、難しいといわれる仕事も、「未経験可」の求人が出ていたり、職種未経験者向けの特別枠が設けられたりする可能性も。難しいからと諦めるのではなく、強みを活かせる就職方法を探してみるのがおすすめです。

フリーターから正社員を目指す方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーがあなたの強みに合う仕事の求人をご紹介します。