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フリーターは結婚できる?後悔しない決断をするために考えてほしいこと

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この記事のまとめ

  • フリーターが結婚できるかどうかは、パートナー同士の価値観によって変わる
  • フリーターの結婚率は、男性より女性の方が高い
  • フリーターと結婚すると柔軟な生活を築きやすいが、収入が安定しないデメリットもある
  • フリーターと結婚する際は生活費や養育費、介護費用などを備えておくことが大切
  • 結婚したいフリーターの方は、正社員を目指すのがおすすめ

フリーターを続けていると、「自分は結婚できるのか」「相手の彼氏・彼女が冷めてしまわないか」など、不安を感じることがありますよね。「フリーターが結婚できるかどうか」は、付き合っている男女の考え方によるため、双方の合意があれば可能です。

しかし、フリーターは雇用や収入が安定しにくい傾向があるため、計画的な行動をしなければ将来が不安になる可能性があります。結論を出す前に、フリーターが結婚するメリット・デメリットを把握し、パートナーとよく話し合うことが大切です。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんの意見を参考に、フリーターが結婚するメリット・デメリットについて解説します。また、フリーターが結婚する際に考えてほしいこともまとめたので、参考にしながら後悔しない決断をしましょう。

フリーターは結婚できる?

フリーターが結婚することは可能でしょう。しかし、結婚は単に法律上の結びつきというだけでなく、お互いの人生に大きく関わること。将来不安を感じないよう、必要なお金やライフプランについて、パートナーとよく話し合ったうえで決断することが大切です。

結婚できるかどうかはお互いの価値観で変わる

「フリーターが結婚できるかどうか」は、パートナーとなる男女の価値観や考え方によって変わります。結婚観というのは人それぞれで、重要だと考えるポイントも異なるからです。

たとえば、安定した仕事に就いていることが結婚する条件の方もいれば、愛情が一番だと考える方もいるでしょう。フリーターであることが、ネガティブな要因なのかポジティブな要因なのかは、パートナーやその家族の価値観に大きく左右されるようです。

そのため、フリーターであっても、パートナーや家族の理解とコミュニケーションがしっかりしている関係であれば、結婚できる可能性は十分あるでしょう。

フリーターの結婚率はどれくらい?

フリーターで結婚した人は、世の中にどれくらい存在するのでしょうか。厚生労働省が2022年に実施した「国民生活基礎調査」によると、配偶者有りと回答した総数が1億884万8,000人で、うちパート・アルバイトの雇用形態の方は1304万5,000人でした。フリーターの既婚者数をパート・アルバイトの総数とすると、フリーターで結婚している人は、既婚者全体の約11.9%。また、正社員(一般常雇者)の結婚率は約40.3%で、フリーターの結婚率と比較すると大きな差があることが分かります。

以下では同じデータをもとに、フリーターの結婚率を男女別にまとめました。

フリーター女性の結婚率

女性の既婚者数は全体で5678万6,000人で、うち1018万5,000人がパート・アルバイトの雇用形態の方です。よって、フリーター女性の結婚率は約17.9%となります。

女性正社員(一般常雇者)の結婚率は約35%なので、フリーター女性の結婚率は半分程度という結果となりました。

フリーター男性の結婚率

男性の既婚者数は全体で5206万2,000人で、うち286万1,000人がパート・アルバイトの雇用形態の方なので、フリーター男性の結婚率は約5.4%でした。男性正社員(一般常雇者)の結婚率は約46%のため、女性よりも大きな差があることが分かります。

女性より男性の方が結婚率が低いのは、結婚するにあたって「男性の収入」は無視できない問題だからです。

共働きの世帯は増えていますが、女性は結婚や出産で仕事を休まなくてはならなかったり、経歴にブランクが生じることで昇給の機会を逃したりする場合があります。その場合、生活資金はパートナーに頼らざるを得ない状況になるため、結婚において男性の収入や将来性が重視されるようです。

正社員であれば安定した収入が得られ、長く勤めれば昇給や昇格のチャンスも得られるでしょう。しかしフリーターは、雇用や収入が安定しにくい傾向があり、生涯得られる賃金に大きな差が生じてしまうようです。

参照元
e‐Stat政府統計の総合窓口
令和4年国民生活基礎調査

フリーターと結婚するメリット・デメリット

フリーターと結婚すると、柔軟な生活を築きやすい一方で雇用や収入が安定しにくく、将来に不安を感じることもあります。デメリットを考えると、「結婚を考えるなら、フリーターの彼氏・彼女に見切りをつけた方が良い…?」と悩む方もいますよね。

ここでは、フリーターと結婚するメリットとデメリットについてまとめたので、参考にしながら慎重に判断しましょう。

フリーターと結婚するメリット

フリーターと結婚すると、柔軟な生活が築きやすいのが一番のメリットといえるでしょう。パートナーと役割を分担して、一方が仕事に専念することも可能です。以下で詳しく解説していきます。

柔軟な生活を築きやすい

フリーターと結婚すると、状況に合わせて柔軟に暮らしていきやすいでしょう。なぜなら、フリーターはシフト制であることが多く、休みの希望が通りやすかったり収入を調整しやすかったりするからです。

「相手と休みを合わせたい」「今月は長時間働いて収入を得たい」など、そのときの状況に応じて柔軟に働けるのがフリーターの特徴。結婚するパートナーとの時間を大切にしたい方や、何かに縛られて働きたくないと考えている方にとって、メリットが大きいといえるでしょう。

どちらかが仕事に専念しやすい

パートナーと役割を分担し、どちらかが仕事に専念できるのも、フリーターと結婚するメリットです。フリーターは正社員と比べて時間に融通が利きやすいため、家事や育児の負担を減らして仕事に専念することができます。

また、仕事に集中しながら行うのは難しいようなライフイベントにも、柔軟に対応できるでしょう。たとえば、子どもができたときはフリーターの方が働く時間を調整することで、子育てと仕事を両立することが可能です。

フリーターと結婚するデメリット

フリーターは収入が安定しにくく、社会的な信用も低い傾向があります。パートナーとしっかり話し合って必要な準備をしないと、将来に不安を感じたり周囲から結婚を反対されたりすることも。

以下を参考に、どのようなデメリットがあるのか把握しておきましょう。

収入が安定しにくい

フリーターの方々は、正社員に比べると雇用や収入が安定しにくい傾向があります。厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」の資料によると、フリーターと正社員の年齢別賃金は、以下の表のとおりとなりました。

 正社員正社員以外(フリーター)
20~24歳22万1,000円19万6,200円
25~29歳25万5,900円21万2,300円
30~34歳28万8,400円21万5,500円
35~39歳32万3,500円21万3,300円
40~44歳34万7,500円21万7,600円
45~49歳36万6,300円21万2,800円
50~54歳38万7,500円21万1,900円

引用:「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(6)雇用形態別にみた賃金 (第6‐1表)

上の表から、どの年代でもフリーターの賃金は正社員の賃金よりも低いことが分かります。また、正社員は年齢が上がるにつれて賃金が上がっていきますが、フリーターの賃金は横ばいのままです。

収入が安定していないと、住宅ローンやクレジットカードの審査に影響したり、将来のための貯蓄計画が立てにくかったりと、さまざまなデメリットが考えられます。金銭的な保証が少ないことは大きなリスクを伴うため、結婚に踏み切れずいる方も多いでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

フリーターとして結婚した場合、出産や相手の転勤などのライフイベントに合わせて、勤務先を変えたり勤務時間を調整したりする必要があるでしょう。しかし、職場によっては希望の休みが通りにくかったり、思うように稼げなかったりすることもありますよね。

フリーターとしての結婚生活に不安がある方は、安定した収入と福利厚生が得られる正社員がおすすめです。わたしたちハタラクティブでは、あなたの希望に合わせた就職先を探すお手伝いをしています。未経験者を歓迎している求人も取り扱っているので、自分の経験やスキルに自信のないフリーターの方も安心して応募できますよ。

参照元
厚生労働省
賃金構造基本統計調査

社会的信用が低いため周囲から反対されやすい

フリーターは、収入や雇用が安定しにくいことから、社会的な信用が正社員に比べて低い傾向があります。そのため、世間体を気にしたり将来を不安視する家族や友人から、結婚を反対されることも。

結婚の条件として、「正社員として安定している」「有名な企業に勤めている」といった、社会的ステータスを重視する考え方を持つ人は少なからず存在します。フリーターが結婚するには、相手の家族や友人から理解してもらうよう説得する必要があり、ハードルが高いと感じることもあるでしょう。

将来や生活に不安を感じやすい

雇用や収入の不安定さは、将来のライフプランを立てるうえでの不安材料になります。子どもの教育費や老後の貯蓄、病気やケガに対する医療費など、今後必要とされる費用を賄うためには安定した収入減が必要です。

フリーターは、福利厚生も正社員と比較すると充実しておらず、病気やケガで仕事ができなくなると収入が途絶えてしまうことがあります。また、厚生年金に加入していないフリーターは、将来もらえる年金額も正社員より少なく、十分な備えが必要とされるでしょう。

フリーターでいるリスクについては、「フリーターでいることは何が悪い?就職しないリスクや改善策をご紹介!」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

フリーターとの結婚で考えたいお金のこと

フリーターと結婚するうえで、考えておきたいのが「お金のこと」です。結婚して子どもができると、生活費のほかにも養育費や学費が必要となります。また、親の介護に伴い仕事ができなくなる可能性も。

ここでは、フリーターと結婚する前に考えておきたいお金のことについてまとめたので、参考にパートナーとよく話し合っておきましょう。

2人の収入で生活費が賄えるか

フリーターと結婚するうえで、「お互いの収入で暮らしていけるかどうか」は最も重要なことです。総務省統計局が2023年11月に実施した「家計調査」の結果によると、2人以上の世帯の生活費は1ヶ月で22万4,868でした。これは、学校の授業料や保育料、保険料などを除いた金額のため、実際はさらに高くなる可能性があります。

フリーターと結婚するデメリット」で解説したとおり、フリーターは正社員と比較すると収入が安定しない傾向があるため、必要な生活費は余裕を持って考えてくのがおすすめです。お互いの収入と支出をリストアップし、毎月の固定費から趣味や娯楽に掛かる費用まで、しっかり計算してみてください。

参照元
e‐Stat政府統計の総合窓口
家計調査

子どもがいる場合は養育費や学費は確保できるか

結婚して子どもを産む予定がある場合は、養育費や学費を確保しておくことも必要です。文部科学省が2021年に実施した「子供の学習費調査」では、校種別の学習費総額は以下のとおりでした。

校種学習費総額
公立幼稚園16万5,126円
私立幼稚園30万8,909円
公立小学校35万2,566円
私立小学校166万6,949円
公立中学校53万8,799円
私立中学校143万6,353円
公立高等学校(全日制)51万2,971円
私立高等学校(全日制)105万4,444円

引用:令和3年度子供の学習費調査の結果について

この結果は、保護者が支出した1年間あたりの子ども1人に対する学習費となっており、養育する子どもの人数によって増えます。先述した生活資金に上乗せされると考えると、フリーターの収入で養うのは難しい場合があるでしょう。

あらかじめ子育てに掛かる費用を知って資金を積み立て、早い段階から準備する必要があります。

参照元
文部科学省
結果の概要‐令和3年度子供の学習費調査

親の介護が必要になったとき対応できるか

結婚すると、お互いの親の介護が必要となる可能性があるため、対応できるようパートナーと話し合っておくことが大切です。

厚生労働省の「令和4年度 介護給付費等実態統計の概況 受給者1人当たり費用額」では、受給者1人あたりに掛かる介護費用を、サービスの種類別にまとめられています。訪問介護サービスを例に挙げると、令和5年4月に審査した受給者1人あたり費用額は88万1,000円でした。月額で約7万円程度の負担が発生するため、フリーターの働き方によっては月収分に相当するでしょう。

また、親の介護によって働ける時間が減ることも考慮しておく必要があります。フリーターは時給制であることが多いので、十分な収入を得られず不安定な暮らしを強いられる可能性も。「介護に必要な費用はどれくらいか」「2人の収入で対応できるか」を、良く考えておきましょう。

介護保険の仕組みや要介護状態になったときの対応なども、事前に情報を集めておくと安心です。

参照元
厚生労働省
令和4年度 介護給付費等実態統計の概況

どちらかがケガや病気で働けなくても生活できるか

フリーターで結婚して、もしもどちらかがケガや病気で働けなくなった場合、生活資金を確保できるかどうかも考えておきましょう。フリーターは、働いた時間分の給料がもらえる時給制であることが多いため、ケガや病気になると収入が途絶える可能性があります。

また、正社員として働いていたパートナーが休職する場合、休職手当が出たとしても主な収入減はフリーターの収入のみです。貯蓄を切り崩したり生活を切り詰めたりする必要があるので、「相手の収入だけで暮らしていけるかどうか」を良く話し合っておきましょう。

フリーターと結婚して後悔しないためには?

フリーターと結婚する際は、「お互いの収入で暮らしていけるかどうか分からない」「働き方を変えた方が良いのでは?」など、さまざまな悩みがあるでしょう。

ここでは、フリーターとの結婚で後悔しないためのポイントを紹介します。悩んでいる方は参考にしながら、後悔しない判断をしましょう。

パートナーとよく話し合う

後悔しない選択をするためには、お互いの考えや今後のことについてしっかりと話し合うことが大切です。たとえば、自分が考えているライフプランや必要な資金、家事育児の分担などによって、フリーターとして働き続けるのか、正社員を目指した方が良いのかが変わってきます。

パートナーの考えを理解しないまま結婚すると、「考え方が合わない」「思い描いていた暮らし方と違う」といったように、後悔やミスマッチを感じる恐れも。お互いが考えていることを結婚する前に伝えておくことで、結婚生活をより豊かなものにできるでしょう。

生活資金を確保しておく

生活に必要な資金を確保しておくことも、フリーターと結婚して後悔しないために必要です。「フリーターとの結婚で考えたいお金のこと」で先述したとおり、結婚すると2人の生活費のみではなく、養育費や親の介護費用などの負担も生じる可能性があるため、しっかりとした資金計画が欠かせません。

また、生活資金以外にも結婚式や引っ越しなど、さまざまな費用が掛かることが予想されます。フリーターの収入は不安定な傾向があるため、あらかじめ結婚後の生活資金を計算して貯金しておくことが大切です。急な出費にも対応できるよう、余裕を持って計画的に貯金しておきましょう。

お互いのキャリアを見直す

フリーターで結婚して後悔しないために、お互いのキャリアについて考え直してみましょう。「将来どのようなキャリアを築いていきたいか」「今後生じるライフイベントにどのように対応していくか」などを話し合い、お互いが納得して支え合えるものにすることが重要です。今後の生活に掛かる費用も考慮しながら、必要なキャリアプランを考えると良いでしょう。

将来フリーターから正社員を目指したいと考えている場合は、早めに動き出すことをおすすめします。就職活動では、一般的に年齢を重ねると即戦力となるスキルや経験を求められる傾向があり、フリーターの期間が長いと不利になる可能性があるからです。就職活動中は、パートナーに生活や資金をフォローしてもらう場合もあるため、「いつから動き始めるか」を具体的に話し合っておきましょう。

家事スキルを磨いておくのもおすすめ!

フリーターとして結婚したいと考えている方は、家事スキルを高めておくと良いでしょう。料理や清掃、洗濯などの家事をスムーズにこなせれば、忙しいパートナーをサポートできるのみではなく、健康管理や節約などにもつながります。

ただし、家事スキルが高いからといって、どちらかに負担が掛かり過ぎてしまうのは避けましょう。不満を抱えてしまい、円満な結婚生活に亀裂が生じる恐れがあります。お互いが納得できるよう、しっかり話し合いましょう。

結婚したいフリーターは正社員になろう!

結婚したいと考えているフリーターの方は、正社員への就職も視野に入れると良いでしょう。正社員はフリーターよりも雇用や収入が安定しやすく、社会的な信頼が高い傾向があるからです。

ここでは、フリーターから正社員になるメリットと正社員になる方法についてまとめたので、参考にしながら今後のキャリアについて考えてみましょう。

フリーターから正社員になるメリット

フリーターから正社員になるメリットとして最初に挙げられるものが、「雇用と収入の安定」です。「フリーターと結婚するデメリット」で先述したとおり、フリーターの賃金は年齢を重ねても横ばいなのに対して、正社員は上がっていく傾向があります。

また、雇用に関しても、フリーターは期間が定められていることが多いですが、正社員は無期雇用のため職を失う可能性は低いといえるでしょう。雇用や収入が安定すると、社会的信用が得られやすくなります。住宅ローンやクレジットカードの審査などの際に有利に働くので、幅広いライフプランの選択が可能となるでしょう。

昇進や昇給の機会も多いため、「安定した収入を得たい」「経験やキャリアを積みたい」と考えている方は、正社員を目指すことをおすすめします。

フリーターから正社員になる方法

フリーターから正社員になるには、正社員登用制度を利用したり、転職サイトや就職・転職エージェントを活用したりするなど、さまざまな方法があります。

以下で詳しくまとめたので、「どのような方法が合うか分からない」と悩む方は参考にしてみてください。

正社員登用制度を活用する

現在勤めている会社が正社員登用制度を設けている場合は、これを利用するのが一番の近道となるでしょう。現在の職場で正社員になれば就職活動は不要となり、フリーターとして働いた経験や知識を活かして活躍しやすいといったメリットもあります。

ただし、正社員登用制度を利用すれば、すべての人が正社員になれるというわけではありません。正社員として登用されるには、これまでの実績やスキルなど、会社が設ける基準を満たしている必要があります。さらに、書類選考や面接などの試験を突破しなければならない場合も。正社員になれる条件や試験内容は会社によって異なるため、利用する前に確認しておきましょう。

アルバイトから正社員登用は難しい?就職のコツとメリット・デメリットは?」のコラムでは、アルバイトから正社員に登用されるために必要なことや、正社員になるメリット・デメリットについてまとめています。正社員登用制度の利用を検討している方は、あわせて参考にしてみてください。

転職サイトを利用する

「自分のペースで仕事を探したい」「今の仕事を続けながら転職活動したい」と考えている方は、転職サイトを利用するのがおすすめです。転職サイトは、自分が希望する職場の条件を設定し、求人情報を確認できるウェブサイトのこと。時間を気にせず求人情報や企業情報が確認でき、応募もウェブ上で行えるので気軽に始めやすいでしょう。

就職・転職エージェントに相談する

「結婚する前に正社員になりたい」「フリーターから正社員になれるか不安」といった方は、就職・転職エージェントに相談するのも一つの手です。就職・転職エージェントでは、求職者の適性や希望に合わせた求人紹介のみではなく、応募書類の書き方や面接での自己PRの仕方まで、就職・転職活動全般をフォローしています。非公開求人を取り扱っているところもあるので、転職サイトでは見つからないような魅力的な求人と出会える可能性もあるでしょう。

就職・転職エージェントの利用を検討している場合は、若年層を中心に支援を行っているハタラクティブをご検討ください。ハタラクティブでは、経験豊富なアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、求職者の希望に合った求人をご紹介しています。

また、面接日の調整や入社後のフォローも行っているので、「今の仕事を続けながら就職活動したい」と考えているフリーターの方も安心です。サービスはすべて無料でご利用いただけるので、ぜひ一度ご相談ください。

フリーターの結婚に関するFAQ

ここでは、フリーターの結婚に関して抱きやすい疑問にQ&A形式でお答えしていきます。

20~30代のフリーター女性は結婚できる?

20~30代のフリーター女性も結婚できるでしょう。なぜなら、「フリーターが結婚できるかどうか」は、パートナー同士の考え方や価値観によって変わるからです。大切なのは、結婚する前にお互いの考えや今後の生活のことをしっかりと話し合うこと。必要に応じてフォローし合える関係が築けるようであれば、雇用形態に関係なく結婚できるでしょう。

なお、このコラムの「フリーターの結婚率はどれくらい?」で先述したとおり、フリーター女性の結婚率は約17.9%に対して、フリーター男性の結婚率は約5.4%でした。フリーター男性よりフリーター女性の方が結婚しやすい傾向があるといえます。

フリーターの彼氏・彼女と結婚するのはあり?

フリーターの彼氏・彼女と結婚するかどうかは、パートナーとの関係性や経済面、親や友人の考え方などによって変わります。いくら結婚への気持ちが強くても、将来について話し合えず生活の見通しが立たなかったり周囲の反対にあったりすれば、諦めざるを得ない状況に陥る可能性もあるでしょう。

結婚する前に、「2人で生活していける資金があるか」「親や友人を説得できるか」などを、具体的によく話し合ったうえで決断することが必要です。お互いが納得できるような結論に至るまでは、結婚に踏み切るのは避けた方が良いでしょう。

フリーターは結婚相談所を利用できる?

フリーターも結婚相談所の利用は可能です。結婚相談所は雇用形態や収入に関わらず、結婚願望のある人であれば登録することができます。登録時に本人確認を行っているため、安心して利用でき、結婚に対して真剣に考えている人と出会えるのがメリットです。
ただし、結婚相談所は入会費や月額会費などの費用が掛かるので、自分の収入で無理なく利用できるかどうかをよく考えて検討しましょう。

フリーターと結婚した人は後悔していない?

「フリーターと結婚して後悔しているかどうか」は、人それぞれなので一概にはいえません。結婚して後悔しないためには、雇用形態に関わらず、「夫婦間でコミュニケーションが取れているか」「パートナーを理解しサポートができているかどうか」が大きいでしょう。

特にフリーターと結婚した場合は、経済的に不安定となりやすい傾向があります。今後のライフプランに応じた備えを計画的に行い、必要に応じて話し合っていければ、充実した結婚生活が送れるでしょう。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube