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フリーターと無職の違いとは?正社員の目指し方や就活のポイントを解説!

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この記事のまとめ

  • フリーターと無職の違いは、「仕事に就いて収入を得ているかどうか」である
  • フリーターや無職のままだと、生活が困窮したり正社員就職しづらくなったりする
  • フリーターと無職の違いを知っておくことで、就活方法を考えるのに役立つ
  • 就職したいフリーターや無職の方は、就職支援サービスを頼るのもおすすめ

「フリーターと無職の違いって?」「自分はどちらに当てはまるのだろう?」と疑問に思っている方もいるでしょう。フリーターとは、非正規雇用の仕事に就いているアルバイトやパートの人のこと。無職とは、仕事に就いていない状態にある人のことを指します。

フリーターの方は、勤務先で正社員登用制度を利用したり、アルバイトやパートの経験が活きる分野で正社員就職を目指したりするのがおすすめです。無職の方は、短時間のアルバイトから始めてみるのが良いでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えながら、フリーターや無職の方が正社員を目指すための方法を解説します。「何から始めれば良いか分からない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フリーターと無職の違いとは?

フリーターと無職の違いは、「仕事に就いているかどうか」です。フリーターはアルバイトやパートといった非正規雇用で働いている人のことを指し、無職は仕事に就いていない人のことを指します。

この項では、フリーターと無職の定義をそれぞれ解説しているので、両者の違いを知りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フリーターの定義

厚生労働省の「平成16年雇用管理調査結果の概況 IVフリーターについて」によると、「フリーターとは15~34歳の若年者(学生及び主婦を除く)のうち、勤め先における呼称がアルバイト又はパートである者」と定義されています。正社員として雇われていないものの、アルバイトやパートといった非正規で働き、収入を得ている状態のことです。

参照元
厚生労働省
平成16年雇用管理調査結果の概況

フリーターの割合

政府統計の総合窓口e-Statの「労働力調査」によると、2022年時点での15~34歳のフリーター人口は132万人でした。同サイトの「年齢(5歳階級)、男女別人口」によると2022年の日本の総人口は約1億2,500万人なので、フリーターの割合は1%ほどであることが分かります。

フリーターの割合はどれくらい?続けるリスクや就職するコツを解説」のコラムでは、フリーターの割合を学歴別・男女別に詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

無職の定義

無職とは、文字通り「職に就いていない状態」のことを指します。経済活動を行っていない、すなわち収入を得ていない状態にあることがフリーターとの違いといえるでしょう。

なお、正規・非正規を問わず就業していれば無職の定義からは外れるため、アルバイトをしている人は無職扱いされないのが一般的です。

無職の人の割合

政府統計の総合窓口e-Statの「労働力調査」によると、15~34歳の若年無業者は2022年時点で57万人でした。前述した日本の総人口と照らし合わせて見ると、若年無業者の割合は約0.5%となります。

参照元
政府統計の総合窓口e-Stat
労働力調査
人口推計/各月1日現在人口

ニートとフリーター、無職の違いとは?

厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書」では、「ニートとは15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、通学や家事のない独身者」と定義されています。ニートは無職同様、「就業していないこと」がフリーターとの違いといえるでしょう。

参照元
厚生労働省
「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」

フリーターや無職のままだとどうなる?

フリーターや無職の状態が長期間続くと、生活が困窮したり正社員就職が難しくなったりする恐れがあります。また、社会的信用を得にくくなるというリスクも。以下でフリーターや無職のままでいる懸念点を解説しているので、ご自身の将来を考えるための参考にしてみてください。

生活が困窮する恐れがある

フリーターや無職のままだと、将来的に生活が困窮する恐れがあります。無職とは違い就業しているフリーターも、雇用期間が限定的だったり会社の経営が悪化して契約が更新されなかったりする可能性があるため、収入が不安定な傾向です。安定した収入を得られなければ、生活費の捻出が非常に難しくなってしまうでしょう。

また、フリーターや無職の状態だと十分な貯金を作れないというデメリットもあります。ケガや病気による急な出費や老後の生活に備えられないため、経済的な余裕がないことは大きな不安材料になり得るでしょう。

年齢を重ねるほど正社員就職が難しくなる

フリーターや無職の期間が長くなるほど、正社員として働きたいと思っても、就職先を見つけるのが困難になりがちです。その要因には、「30代以降になると企業側から即戦力になり得るスキルを求められるから」「長い空白期間があることがマイナスに評価されるから」といった内容が挙げられます。

「正社員になりたい」とお考えのフリーターや無職の方は、経歴よりも将来性を評価されやすい20代のうちに就活を始めるのがおすすめです。

社会的信用を得にくくなる

フリーターや無職の期間が長期に渡ると、社会的信用を得るのも難しくなります。経済力や社会的地位をはじめとした社会的信用度が低い場合、ローン審査や賃貸契約がスムーズに進みにくくなるかもしれません。

また、雇用や収入の不安定さから、結婚したいと思っても相手の親に反対されてしまうこともあるでしょう。フリーターや無職のままだと、「マイホームが欲しい」「結婚して家庭をもちたい」といった人生設計の実現が難しくなる可能性があります。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純

北島愛純

無職は収入自体がない状態を指し、フリーターは収入があっても雇用が不安定な状態を表します。フリーターも無職もそのままの期間が長引くと就職がしづらくなるため、正社員になりたいとお考えの方は、早めの行動が肝心です。

私たちハタラクティブでは、社会人経験が浅い方向けに就職支援サービスを実施しています。あなたの希望や適性をしっかりと把握したうえでぴったりの求人をご紹介しますので、ぜひご相談くださいね。

フリーターと無職の就活方法の違い

フリーターや無職の方が就活をする際は、それぞれの状況に応じた適切なアプローチが求められます。以下でフリーターの方と無職の方の就活方法の違いを解説しているので、ご自身の状況に当てはまるものを参考にしてみてください。

無職の人はアルバイトから始めるのがおすすめ

無職の方には、アルバイトから始めることをおすすめします。いきなり正社員として毎日フルタイムで働くと、心身に負担が掛かる可能性があるためです。

無職の方は、週に何日かのアルバイトから始めて働くことにゆっくりと慣れるのが良いでしょう。アルバイトを通じて新しいスキルを得たり、人間関係を築いたりすることで、自信をもって次のステップに進めるようになるはずです。

無職の方が始めやすいアルバイトは、「ニートにおすすめのバイトとは?求人の見つけ方や受かるコツを押さえよう!」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。

フリーターの人は正社員登用制度を活用しよう

フリーターの方は、現在の職場の正社員登用制度を積極的に活用しましょう。正社員登用制度とは、非正規雇用から正規雇用へのキャリアアップのチャンスを会社側が提供する制度のこと。雰囲気や業務内容を把握している現職で正社員になれるのがメリットです。

ただし、すべての企業で正社員登用制度が導入されているわけではありません。アルバイト先での導入状況や登用実績、試験の内容などを確認してみましょう。

正社員登用について、詳しくは「アルバイトから正社員登用は難しい?就職のコツとメリット・デメリットは?」のコラムをご一読ください。

アルバイト経験が活かせる仕事に注目するのも手

フリーターの方は、アルバイト経験が活かせる仕事に注目するのも手です。正社員経験がないフリーターの方も、アルバイト経験が活きる分野であればスキルをアピールしやすいでしょう。企業からも「成長スピードが早そう」と好意的に評価してもらえる可能性があります。

自分がこれまで経験してきた仕事を振り返り、それが活かせる業界や職種に注目してみましょう。たとえ専門分野に特化していなくても、さまざまな業界で求められるコミュニケーションスキルやリーダーシップなどを強みとしてアピールするのも良い方法です。

フリーターや無職から応募しやすい仕事は?

介護職や配送ドライバー、建設職などはフリーターや無職の方も挑戦しやすいでしょう。業界全体で人手不足が続いている影響で、未経験者を採用する企業が多いからです。
ほかにも、特別な資格やスキルが問われない営業職や販売職などもフリーターや無職の方におすすめ。求人を探す際は、「未経験OK」「経歴不問」といった条件を掲げている求人に注目してみると良いでしょう。

フリーター・無職の方向け!おすすめの時間の使い方3選

フリーター・無職の方向け!おすすめの時間の使い方

  • 睡眠や食事のリズムを整える
  • 資格やスキル取得のために時間を使う
  • 就職支援機関を頼る

フリーターや無職の方は、正社員に比べて自由な時間が多いのが特徴です。ただ無為に過ごすのではなく、正社員就職するための準備期間として、この時間を上手く活用しましょう。

以下で、フリーターや無職の方におすすめの時間の使い方を3つご紹介します。

1.睡眠や食事のリズムを整える

日常生活のリズムが崩れがちなフリーターや無職の方は、一日の中で適切な時間に睡眠と食事を取ることを心掛け、生活のリズムを整えましょう。睡眠不足や不規則な食事が続くと体力低下や体調不良につながり、就活にも集中しにくくなってしまいます。

規則的な生活を送ることは精神的、肉体的な健康を維持するためだけでなく、就活に向けた体力作りにも有効です。

2.資格やスキル取得のために時間を使う

フリーターや無職の期間を自己投資の時間と捉え、資格やスキル取得のために充てるのもおすすめです。就職に役立つスキルとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ・パソコンスキル
  • ・ITスキル
  • ・デザインスキル

業界を問わず役立つパソコンスキルや専門分野に特化したスキルは、就活を有利に進めるための強みとなり得るでしょう。また、「フリーターや無職の期間を有意義に使った」という証明にもなります。

3.就職支援機関を頼る

フリーターや無職の方は、第三者からのサポートが受けられるハローワークや就職・転職エージェントといった就職支援機関を頼るのも一つの手です。

ハローワークとは、国が運営する公共職業安定所のこと。求人紹介や職業相談などのサービスを無料で受けられます。就職・転職エージェントとは、民間企業が提供する就職支援サービスのことです。専任のアドバイザーが選考対策を一貫してサポートしてくれるのが特徴です。

自分に合った仕事や選考でのアピール方法について客観的なアドバイスをもらえるため、経歴に不安のある方も安心して就活を進められるでしょう。

「正社員として就職したい」とお考えのフリーターや無職の方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層向けの就職支援を行う就職・転職エージェントです。

専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望をしっかりとヒアリングしたうえで、ぴったりのお仕事をご紹介。応募書類の添削や面接対策、企業とのやり取りなども全面的にバックアップいたします。サービスはすべて無料で利用可能なので、お気軽にお問い合わせください。

フリーターと無職の違いに関する疑問Q&A

ここでは、フリーターと無職の違いに関するよくある疑問をQ&A形式で解決していきます。

フリーターは無職扱いされるって本当?

フリーターは無職扱いされないのが一般的です。
フリーターはアルバイトやパートとして働いているのに対し、無職は仕事に就いていない状態となります。つまり、フリーターは仕事をして収入を得ているため、無職と同じとはいえないでしょう。詳しくは、このコラムの「フリーターと無職の違いとは?」で解説しているので、ぜひご一読ください。

無職でアルバイトに受からない…どうすれば良い?

履歴書の内容を見直してみましょう。「なぜそのアルバイトに応募したのか」「どのように貢献できるのか」を分かりやすく伝えるのがポイントです。
また、アルバイトに受からなくても落ち込み過ぎず、「自分に合う職場はほかにあるはず」と前向きに気持ちを切り替えて行動しましょう。「バイトが怖いニートにおすすめな職種は?応募が怖いときの対処法を解説」では、アルバイトに受かるためのコツに触れているので、チェックしてみてください。

現在フリーターの場合、履歴書の職業欄にはどう書く?

入社日と勤務している会社名と一緒に、「アルバイトとして勤務」と明記しましょう。
アピールできそうな経験やスキルは、履歴書の自己PR欄に書くのがおすすめです。フリーター向けの履歴書の書き方は「職歴なしは不利?履歴書の書き方や就活でアピールすべきポイントを解説!」で紹介しているので参考にしてみてください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube