この記事のまとめ
- ハローワークは「求職登録→求人検索→職業相談→応募→面接→採用結果」という流れ
- ハローワークでの求職活動の流れは「求人を探す→紹介状をもらって応募する」が基本
- 面接対策や失業保険の受給手続きなど、ハローワークは求人紹介以外のサービスもある
- 無料で利用でき、地域に密着した求人が豊富な点などがハローワークを利用するメリット
- 一人での仕事探しが不安な場合は、就職・転職エージェントを利用しよう
ハローワークに行こうと考えているものの、「利用の流れが分からない…」「一度も行ったことがないから怖い…」と悩む方もいるでしょう。ハローワークの利用が初めてだと、「失業保険の手続きはどうすればいいの?」「仕事探しや応募の流れは?」と不安になりますよね。
ハローワークは「公共職業安定所」ともいい、誰でも利用できる国の行政機関です。国民の安定的な雇用を確保する目的で、就職支援や雇用保険に関する手続きを行っています。それぞれのサービスについて適切な理解を持つことで、初めての方も安心して利用できますよ。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中野さんのアドバイスを交えつつ、ハローワークを利用する際の基本的な流れについてまとめました。ハローワークに関する知識を深め、自分の就職活動に役立ててみましょう。
ハローワークが初めての方も安心!求職登録から採用までの6つの流れ
初めてハローワークを利用される方へ、その流れと手続きの方法を、6つのステップに分けて紹介します。基本的な流れを押さえて、ハローワークをスムーズに利用しましょう。
求職登録から採用までのハローワークの6つの流れ
- 利用の手続きをする
- 検索機や自宅のパソコンで求人を探す
- ハローワークの窓口で求職・職業相談をする
- 求人に応募して紹介状を発行してもらう
- 応募企業による書類選考・面接を受ける
- 採用結果の連絡を待つ
1.利用の手続きをする
ハローワークを利用する流れとして、まず求職の登録から始まります。求職の登録・申し込みを行うことで、ハローワークの各種サービスを受けることが可能になりますよ。
ハローワークのインターネットサービスの「求職申込み手続きのご案内」によれば、下記の求職登録・申し込み手続きの方法があります。
ハローワークに行って手続きする場合
最寄りのハローワークに直接行って求職登録する方法です。最寄りのハローワークで自分の求職情報をパソコンで入力、または指定の書類に記入しましょう。
氏名や住所といった基本情報に加え、学歴や職歴を問う項目もあるため、事前に自身の経歴をまとめたメモや履歴書などを持参するとスムーズですよ。初めて利用する場合も、窓口のスタッフに聞けば手続きの流れを教えてくれるでしょう。
自宅のパソコンやスマホで手続きする場合
求職登録はインターネットで行うことも可能です。まず、スマホやパソコンでハローワークの公式サイトにアクセスし、求職者マイページのアカウントを作成します。
アカウント作成から14日以内に求職情報を入力しましょう。その後、オンライン上の求職登録(「オンライン登録者」)が完了する流れです。
ただし、オンライン上で受けられるサービスには制限があります。より多くのサービスを希望するのであれば、実際にハローワークに赴き「利用者登録」を行うのがおすすめですよ。
ハローワークを初めて利用するときに押さえておきたいポイントは「ハローワークの利用方法とは?初めての方へ使い方を解説!」のコラムで解説しているので、チェックしてみてくださいね。
ハローワークは登録目的のみでの利用もOK
ハローワークは、求職の登録目的のみで訪れても問題ありません。求人情報を収集するためだけに利用するのもOKですよ。
ハローワークは活動中の求職者だけでなく、将来的な職探しの参考にしたい方が訪れる場でもあります。登録をすることで、就職や仕事に関するさまざまな情報が得られますので、ぜひ活用してみてください。2.ハローワークの検索機や自宅のパソコンで求人を探す
ハローワークの提供する数多くの求人情報から、自分の希望や能力に合った仕事を探しましょう。ハローワークの検索機を利用することで、希望条件に基づいた求人情報を確認できますよ。
また、自宅のパソコンやスマートフォンからでも求人情報を閲覧することが可能です。
3.ハローワークの窓口で求職・職業相談をする
検索機や自宅のパソコンなどを使い自分で職探しをする以外にも、ハローワークの窓口で求職・職業相談する方法もあります。就職活動に詳しいスタッフがあなたの希望条件やスキルを考慮し、適切な求人を紹介してくれますよ。
また、仕事選びのポイントや履歴書の書き方、面接の対策などに関してもアドバイスしてくれます。「職安とは?どうやって利用する?サービスの特徴や求人の探し方を紹介」のコラムでハローワークを上手に活用するためのポイントを解説しているので、参考にしてみてくださいね。
気になる企業は職場見学がおすすめ
気になる求人がある場合、応募をする前にハローワークを経由して「職場見学」ができる可能性があります。求人票に「応募前職場見学可」と記載されている会社もありますが、記載されていなくても見学ができる場合があるのでハローワークの窓口で相談してみましょう。
事前に職場見学をすることで、入社後にミスマッチを感じにくいメリットがあります。求人票に載っている内容や企業のWebサイトからは分からない、リアルな職場の雰囲気を見てみたい方におすすめですよ。4.求人に応募して紹介状を発行してもらう
理想的な仕事が見つかったら、その求人に応募するための手続きを始めましょう。
求人に応募するには、前述したハローワークの窓口で紹介状の発行を依頼します。ハローワークから受け取った紹介状は、応募先企業に履歴書を送る際、一緒に提出するのが一般的です。
インターネット上で自主応募する場合の流れと注意点
ハローワークのインターネットサービスで見つけた求人に、オンライン上で自主応募もできます。求人情報の「オンライン自主応募の受付」という項目に「可」の記載があれば、オンライン自主応募が可能。右上にある「自主応募」ボタンを押し、応募する流れとなります。
ただし、厚生労働省の「検索で探した求人に直接応募する ハローワークインターネットサービス『オンライン自主応募』のご案内」によれば、オンライン自主応募の場合はハローワークからの紹介に該当しません。そのため、ハローワークでの職業紹介が条件となっている「再就職手当」などが受給できなくなる点に注意が必要です。
参照元厚生労働省
2021年9月21日からハローワークインターネットサービスの機能がより便利になります!
5.応募企業による書類選考・面接を受ける
ハローワークから紹介状を発行してもらったあとは、応募企業による書類選考や面接を受けます。選考には「事前に応募書類を郵送する」か「履歴書や職務経歴書を持参のうえ直接面接を受けに行く」かの二通りがあるので、応募企業の指示に従いましょう。
面接でのマナーや受け答えに自信がない場合は、ハローワークで模擬面接を受けてみるのもおすすめですよ。
6.採用結果の連絡を待つ
応募先での書類選考や面接が終わったら、採用結果の連絡を待ちます。採用された場合は、ハローワークにその旨を連絡しましょう。
また、雇用保険の基本手当(失業手当)は採用日以降は支給されません。ただし、要件を満たしていれば「再就職手当」や「就業促進定着手当」などが受給できる場合があります。
詳しくはハローワークインターネットサービスの「就職促進給付」をチェックしてみましょう。
参照元
ハローワークインターネットサービス
トップページ
ハローワークで失業保険を受給する流れ
ハローワークでの失業保険受給は、仕事がない期間中に就職活動費や生活費を補うための重要なサポートです。ここでは、ハローワークインターネットサービスの「雇用保険の具体的な手続き」を参考に、ハローワークにおける失業保険受給手続きの流れを詳しく説明します。
失業保険の受給条件や期間については、「失業したらやることは何?必要な手続きや失業保険を申請する方法を解説」のコラムで解説しているので、こちらもチェックしてみてくださいね。
ハローワークで失業保険を受給する流れ
- 管轄のハローワークに必要書類を提出する
- 失業保険の受給説明会に参加する
- 求職活動を行い失業認定を受ける
- 基本手当(失業手当)を受給する
1.管轄のハローワークに必要書類を提出する
離職後は早めに最寄りのハローワークに行き、失業保険を受給するために必要な書類を提出しましょう。
手続きには、以下の書類が必要です。
- ・雇用保険被保険者離職票1、2
- ・個人番号確認書類(マイナンバーカードなど)
- ・本人確認書類
- ・銀行口座の通帳
- ・印鑑など
雇用保険の手続きは、休祝日・年末年始を除く月〜金曜日の午前8時30分〜午後5時15分の間に可能です。また、手続きにはある程度の時間がかかるので、午後4時前までの来所がおすすめですよ。
失業保険の受給条件
ハローワークインターネットサービスの「受給要件」によると、失業保険を受給するためには「離職日以前の過去2年間のうちに、被保険者として働いた期間が通算12ヶ月以上あること」や「就職する意思があり、すぐにでも就職できる状態にあること」などです。
失業保険の受給を検討している方は、自分が要件に当てはまるか事前に確認しておきましょう。2.失業保険の受給説明会に参加する
失業保険の受給資格が決定したら、求職活動の方法や失業保険の受給方法についての説明会に参加しましょう。説明会は指定の日時に行われるので、雇用保険の手続きの際にハローワークからもらう「雇用保険受給資格者のしおり」と筆記用具を持参して行きます。
失業保険受給の流れをスムーズにするためにも、説明会での内容をしっかりと理解しておくことが大切ですよ。また、説明会では「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」をもらい、第1回目の「失業認定日」を教えてもらえます。
3.求職活動を行い失業認定を受ける
説明会を受けたあとは、具体的な求職活動を開始します。失業保険を受給するには、4週に1回の頻度で失業認定を受けることが原則。定期的にハローワークに通い、求職活動の状況を記録した「求職活動申告書」を提出し、失業認定を受けましょう。
4.基本手当(失業手当)を受給する
失業認定日から5営業日ほどで、指定の口座に失業手当が支払われます。給付期間が終了する、または再就職が決定するまでは、失業認定と受給の手順を追いながら仕事を探すのが基本的な流れです。
基本手当の支給を受けるためには
失業保険の基本手当を受給するには、失業の認定を受けようとする期間中に原則として2回以上の求職活動の実績が必要となります。また、自己都合などで退職した場合、離職理由によっては、待期期間満了後の2ヶ月間は基本手当が支給されません。この給付制限は、過去5年間に2回以上自己都合で離職している場合、3ヶ月間となります。
さらに、ハローワークが定める「求職活動」とは、以下のとおりです。
・求人への応募
・ハローワークが行う職業相談や職業紹介などを受けたこと
・許可・届出のある民間機関が行う職業相談や職業紹介などを受けたこと
・公的機関が実施する職業相談などを受けたこと
・再就職に資する各種国家試験、検定などの資格試験の受験
ハローワークインターネットサービス
トップページ
ハローワークに行く際の服装と持ち物
ハローワークに行く際は、何を身につけ、何を持って行くのか気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、初めて利用する場合や模擬面接を受ける場合の服装、持参すると便利なものについて具体的に解説します。
初めて訪れる際の服装
初めてハローワークを訪れる際は、スーツはもちろん、カジュアルな服装でも問題ありません。ただし、できるだけ清潔感のある格好を心掛け、過度な肌の露出は避けましょう。
求職活動をする場であることを意識し、TPOに配慮した服装をするのがおすすめです。「ハローワークに行くときの服装は?状況別のポイントや利用の流れをご紹介」のコラムでも、ハローワークへ行くときの服装について解説しているので参考にしてみてくださいね。
模擬面接を受ける際の服装
ハローワークで模擬面接を受ける場合は、スーツの着用が基本です。本番の面接同様、第一印象が大切なので、きちんとした装いが求められますよ。
男性はスーツにネクタイ、女性はスーツに襟ぐりが開き過ぎていないブラウス(シャツ)やカットソーがおすすめ。また、清潔感のある髪型やナチュラルメイクを心掛けましょうね。
ハローワークへ持参すると便利な持ち物
ハローワークを利用する際は、筆記用具を持参しましょう。求職活動をスムーズに進めるため、必要な情報を速やかにメモできるようにしておくと便利です。
また、学歴と職歴を記載した履歴書や職務経歴書があれば、求職登録や窓口のスタッフに職業相談するときに役立ちますよ。
そのほかに、身分証明書(免許証や保険証など)も念のため持って行きましょう。急な手続きで本人確認が必要になった場合にスムーズです。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中野 来未
ハローワークは国の公共機関で、誰でもご利用いただけます。雇用保険関連の手続きを除けば、必要なものは基本的にないので、私服や手ぶらで行って問題ありません。
お仕事を探している方は、ハローワークの多彩なサービスを十分に活用するためにも、初回利用時に求職の申し込みをしておきましょう。また、就職活動では、複数の就職支援サービスを利用し、幅広く情報収集するのがおすすめです。
わたしたちハタラクティブは、お話をするなかで「強み」や「仕事に活かせる経験」を見つけ、ご相談者さまに合ったお仕事をご紹介しています。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にご利用くださいね。
ハローワークで仕事探しのほかにできること
ハローワークは、仕事を探す際に必要なサポートを行ってくれる公的機関です。ハローワークで仕事探しのほかに利用できるサービスについて、以下で具体的に解説します。
ハローワークで仕事探しのほかにできること
- 履歴書の書き方指導や添削サービスなどのサポート
- 雇用保険(失業保険)の手続き
- 職業訓練の受講手続き
- 求職者向けに面接会やセミナーの開催
1.履歴書の書き方指導や添削サービスなどのサポート
ハローワークでは履歴書の書き方指導や添削サービスなどを実施しています。初めて求職活動をする方や、久しぶりの求職活動で履歴書の書き方に不安がある人は利用してみましょう。
ハローワークインターネットサービスの「履歴書・職務経歴書の書き方」では、厚生労働省様式の履歴書のダウンロードが可能です。応募書類の作り方について説明したパンフレットも用意されているので、こちらも参考にしてみましょう。
履歴書のほかにも、求職活動で不明な点や困ったことがあれば、窓口のスタッフに職業相談することも可能ですよ。専門家から、自分に適した求人情報の選び方や選考対策のアドバイスが受けられるので、ぜひ利用してみてくださいね。
参照元
ハローワークインターネットサービス
トップページ
2.雇用保険(失業保険)の手続き
ハローワークでは、失業保険の受給手続きも実施しています。
失業保険とは、被保険者が離職した場合に、安心して就職活動に専念し、再就職を果たすために支給される雇用保険上の基本手当(失業手当)のことです。失業保険は、受給要件を満たしハローワークで適切な手続きを踏むことで受け取れます。
詳しい受給方法はこのコラムの「ハローワークで失業保険を受給する流れ」で解説しているので、チェックしてみてくださいね。
3.職業訓練の受講手続き
ハローワークでは、多様な職種の訓練が行える公的制度「ハロートレーニング」も提供しています。
受講の案内や手続きもサポートしてくれるので、興味がある方は窓口で相談してみましょう。「新しい分野に挑戦したい」「就職に役立つ技術を磨きたい」と考えている方にとって、ハロートレーニングの利用はおすすめですよ。
参照元
厚生労働省
人材開発
4.求職者向けに面接会やセミナーの開催
ハローワークでは、面接会やセミナーを開催して、求職者の就活スキル向上を支援しています。状況によっては、オンラインでの面接会や職場見学も可能ですよ。
各ハローワークによって、イベントの開催日程や内容は異なります。自分が利用したい地域のハローワークのWebサイトをチェックし、どのようなイベントがあるか事前に把握しておきましょう。
ハローワークの利用者層は幅広い
各ハローワークを利用する人は新卒者や高卒者、中高年などさまざま。多様なバックグラウンドを持つ方たちが訪れるため、ハローワークでは幅広いニーズに応えられるように、多様な支援サービスの窓口を設置しています。
たとえば、若年層を対象とした「わかものハローワーク」、子育てをしている方向けの「マザーズハローワーク」、「障がい者専用就職支援窓口」などです。
「ハローワークの利用が初めてで怖い…」「育児が一段落して社会復帰したいけどできる仕事がないかも…」と不安を抱えている場合も安心できるので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
参照元厚生労働省
トップページ
求職活動でハローワークを利用するメリット・デメリット
ハローワークは、就職活動中の方にとってメリットの大きいサービスです。ただし、希望する就職先や生活スタイルによって、ハローワークの利用にデメリットを感じる場合もあるでしょう。
ここでは、ハローワークを利用するメリット・デメリットを紹介します。
ただし、ハローワークを利用する際に感じるメリットやデメリットは人によって異なるので、ここで紹介する内容は参考程度にご覧ください。
メリット
ハローワークの利用には主に以下のようなメリットがあります。
求職活動でハローワークを利用するメリット
- 無料でサービスが利用できる
- 地域に密着した求人が多い
- 給付金をもらいながら就職活動ができる
無料でサービスが利用できる
ハローワークは国(厚生労働省)が提供しているサービスのため、利益を得ることを目的としていません。そのため、学歴や職歴、スキルにかかわらず、誰でも無料で仕事探しのサポートが受けられるのがメリットです。
地域に密着した求人が多い
ハローワークは全国にありますが、各地域ごとに運営されており、その地域に密着した求人を多く取り扱っています。民間の求人サイトに掲載されていない求人情報が見られたり、地元の中小企業の求人情報がチェックできたりすることは、ハローワークを利用するメリットといえるでしょう。
「地元で働きたい」「近隣の地域で働きたい」などの希望がある方は、ハローワークの利用が有効な場合があります。
給付金をもらいながら就職活動ができる
給付金をもらいながら就職活動ができることも、民間の就職支援サービスにはないメリットといえます。たとえば、雇用保険の基本手当(失業手当)がその一つです。ほかにも、職業訓練を受ける際に要件を満たせばもらえる「職業訓練受講給付金」、早期に就職が決まった方を対象とした「再就職手当」などの給付金があります。
就職活動中の生活費に不安を感じている方や、各種給付金の詳細を知りたい方はハローワークの相談窓口で相談してみましょう。
デメリット
ハローワークを利用する際、以下のような内容をデメリットと感じる可能性があります。
求職活動でハローワークを利用するデメリット
基本的に平日日中しか利用できない
地域や相談員によってサポートにバラつきがある
求人を出している企業の質に差がある
基本的に平日日中しか利用できない
ハローワークの開庁時間は、基本的に平日の午前8時30分から午後5時15分までです。一部の施設では平日夜間や土曜日も職業相談ができる場合がありますが、一部利用できないサービスも。
就業中で平日の休みがない方など、平日の日中に活動できない方にとっては、開庁時間が限られていることがデメリットとなる可能性があるでしょう。
地域や相談員によってサポートにバラつきがある
地域や相談員によってサポートにばらつきがある場合もあるようです。ハローワークは、国の行政機関ですが、運営は各地域ごとに行われています。そのため、地域によって対応していないサービスがあったり、相談員によってサポートにバラつきがあったりすることは珍しくないようです。
地域によって希望するサービスが受けられない可能性がある点はデメリットといえるでしょう。
求人を出している企業の質に差がある
ハローワークに求人を出している企業の質はさまざまです。ハローワークは求職者だけでなく企業も無料で利用できます。そのため、業績不振だったり労働環境が悪かったりする企業の求人が掲載されている場合もあるようです。ほかにも、人材の定着率の低い企業が、短期間で何度も募集をかけているケースも考えられます。
もちろん優良な企業の求人も多くありますが、なかには応募して問題ないのか見極めが必要な求人が紛れ込んでいる可能性があることに注意しましょう。
ハローワークでの仕事探しに向き・不向きはある?
ハローワークでの仕事探しは、人によって向き・不向きがあります。「求職活動でハローワークを利用するメリット・デメリット」を踏まえて、ハローワークでの仕事探しが向いている人と向いていない人の特徴を解説するので、参考にしてみてくださいね。
ただし、ここで紹介する内容がすべての方に当てはまるとは限らないので、あくまで一例としてご覧ください。
ハローワークでの仕事探しが向いている人
以下のような方は、ハローワークでの仕事探しが向いていると考えられます。
ハローワークでの仕事探しが向いている人
- 地元の会社で働きたい
- 中小企業で働きたい
- 職種や条件に強いこだわりがない
- 多くの求人のなかから選びたい
地元の会社で働きたい
地元の会社での就職を希望している方は、ハローワークでの仕事探しに向いているでしょう。既述したように、ハローワークは管轄の地域に密着した求人を多く取り扱っています。
インターネットや求人サイトなどには掲載されていない求人情報が見られる可能性があるので、地元企業で働きたい方にはハローワークの利用がおすすめですよ。
中小企業で働きたい
中小企業で働きたい方にも、ハローワークはおすすめです。
ハローワークの求人は、地域の中小企業が多い傾向にあります。求人の掲載料が無料のため、採用活動にコストをかけづらい企業も利用しやすいのが特徴。大手企業への就職を希望しておらず、比較的身近でアットホームな雰囲気の会社へ就職したいと考えている方は、ハローワークの求人をチェックしてみましょう。
職種や条件に強いこだわりがない
職種や条件に強いこだわりがない方も、ハローワークでの仕事探しが向いている可能性があります。特定の職種を希望している方や、給与や休日などの待遇面に譲れない条件がある方は、ハローワーク以外のサービスを利用したほうが希望の求人が見つかりやすいでしょう。
強いこだわりがなければ、ハローワークの幅広い求人のなかから自分が応募したい企業を探してみることも一つの方法といえます。
多くの求人のなかから選びたい
多くの求人のなかから選びたい方も、ハローワークに足を運んでみましょう。「求人数の多さ」は、ハローワークの特徴です。無料で求人が掲載できることから、採用活動にかかるコストを削減したいと考える企業が多く利用しています。
求人サイトや求人情報誌に載っていない求人も確認できるので、どなたでも就職活動中の情報収集に活用しやすいでしょう。
ハローワークでの仕事探しが向いていない人
ハローワークでの仕事探しが向いていない人の特徴は、以下のような内容が挙げられるでしょう
ハローワークでの仕事探しが向いていない人
- 大手企業で働きたい
- 高い専門性や資格を活かして働きたい
- 好待遇であることを重視したい
- 在職中に転職活動がしたい
大手企業で働きたい
大手企業への就職を目指している方は、ハローワーク以外で仕事探しをしたほうが希望の求人が見つかりやすい可能性があります。先述したとおり、ハローワークの求人は地域の企業や中小企業が主です。大手企業はハローワークを使わず、自社のWebサイトやほかの求人媒体を利用している可能性も考えられます。
大手企業の求人を探す場合は、企業のWebサイトや求人サイトや就職・転職エージェントをチェックしてみるのがおすすめですよ。
高い専門性や資格を活かして働きたい
高い専門性や資格を活かして働きたい方も、ハローワークでは希望の求人が見つかりにくいでしょう。専門性の高い仕事や、特別な資格・スキルが必要な仕事は、ハローワークではあまり募集されていない傾向にあるようです。
民間の就職支援サービスのなかには、特定の職業や業界に特化したものもあるので活用してみましょう。
好待遇であることを重視したい
好待遇であることを重視したい方も、ハローワークでの仕事探しが向いていない可能性があります。ハローワークは多くの求人数を取り扱っていますが、労働条件や給与などの待遇面にそれほど期待できない企業もあるようです。
就職活動において、好待遇であることを重視する場合はハローワーク以外で仕事探しをしたほうが、希望に合う求人が見つかりやすいと考えられます。
在職中に転職活動がしたい
在職中に転職活動を始めたい方は、ハローワークが利用しにくい可能性があります。ハローワークの開庁時間は基本的に平日の日中なので、土日休みの仕事の場合は、利用できるタイミングが少ないでしょう。
限られたタイミングでハローワークへ通っても、なかなか思うように転職活動が進まない可能性があります。在職中に転職活動がしたい方は、ハローワーク以外で仕事を探したほうがスムーズに進められるでしょう。
ハローワーク以外での職探しの流れ
ハローワークと民間の就職・転職支援サービスでは、それぞれ異なる求人情報や特色を持っています。そのため、ハローワークに限定せず、ほかのサービスを併用することもおすすめです。
以下でハローワーク以外での職探しの方法とその流れを紹介します。
企業のWebサイトで採用情報を確認する
就職したい特定の企業があるなら、その企業のWebサイトをチェックしてみましょう。
企業によっては「採用情報」「RECRUIT」などの文言で、採用情報が載っているページへアクセスできる場合があります。そのページを確認すれば、現在求人の募集を行っているのか、どのような職種で行っているのかなどが分かるでしょう。
求人募集を行っている場合は、採用情報ページで紹介されているやり方に従って応募してくださいね。
求人情報誌・チラシをチェックする
求人情報誌や求人チラシを活用した職探しも可能です。コンビニや百貨店などに、無料で持ち帰れる求人情報誌やチラシが置いてある場合があるので、見つけたら家に持って帰って目を通してみましょう。
気になる求人を見つけたら、自分で企業に連絡を取ります。担当者から選考や面接について案内されるので、指示に従いましょう。
求人サイトを利用する
求人サイトを活用した職探しの方法もあります。一般的な求人サイトの利用の流れは以下のとおりです。
1.会員登録をする
2.求人を検索する
3.応募(エントリー)する
4.書類選考・面接を受ける
求人サイトを活用するメリットは、どこでもスマホで簡単に求人の検索ができることでしょう。また、気になる求人があった際に求人サイトからエントリーができる手軽さもありますよ。
就職・転職エージェントを活用する
プロのサポートを受けながら就職・転職活動を進めたい方には、就職・転職エージェントの活用がおすすめです。就職・転職エージェントは、一般的に以下のような流れで利用します。
1.エージェントを選んで登録する
2.カウンセリング(面談)を受ける
3.求人を紹介してもらい応募する
4.書類選考・面接を受ける
就職・転職エージェントによって、得意分野やサービス内容が異なるため、自分のニーズに合ったエージェントを選びましょう。数社を比較することも大切です。
初回カウンセリングでは、自分の職歴やスキル、希望条件などのヒアリングが行われます。ヒアリング内容に応じて、希望や適性に合った求人を紹介してもらえるところは、就職・転職エージェントを活用するメリットでしょう。
エージェントにもよりますが、応募書類の添削や面接対策などのサポートが受けられることも特徴です。専門的な視点からアドバイスをもらえるため、面接の成功率アップが期待できるでしょう。
【まとめ】ハローワークを使うときの流れを確認しておこう!
ハローワークを利用した就職活動は「求職登録→求人検索→職業相談→応募・紹介状発行→面接→採用結果」という6つのステップで進みます。無料で利用でき、地域密着型の求人が豊富なのが大きな魅力です。一方で、平日の日中しか利用できない制約があります。
ハローワークは就職支援だけでなく、失業保険の手続きや職業訓練の申し込みもできる総合的な就労支援機関。初めて利用する場合は、カジュアル過ぎない私服で行き、学歴と職歴を記載した履歴書や筆記用具を持参するとスムーズに手続きができますよ。
「ハローワークで一人で就職・転職活動を進める自信がない…」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。
ハタラクティブは、20代の既卒や第二新卒、フリーターといった若年層向けの就職・転職支援を行っています。就活ノウハウを持つキャリアアドバイザーがマンツーマンで、一人ひとりに合ったお仕事をご紹介。選考書類の書き方や面接対策についても、応募先企業ごとにアドバイスします。
入社後のフォローも実施しているため、「就職・転職先でうまくやっていけるのかな…」といった不安を抱えている方も安心です。サービスはすべて無料でご利用いただけますので、ぜひ一度ご相談ください。
ハローワークの利用の流れに関するQ&A
最後に、ハローワーク利用に関する疑問や不安にQ&A形式でお答えします。各地域や利用する状況によって詳細が変わる可能性があるので、具体的な利用方法や手続きなどについては最寄りのハローワークにご確認ください。
ハローワークを利用できる時間帯は?
ハローワークの開庁時間は、基本的に平日の午前8時30分から午後5時15分までです。
ただし、一部のハローワークでは、夜間や土曜日も職業相談サービスを利用できる場合もあります。足を運ぶ前に、最寄りのハローワークの利用可能時間を確認しておきましょう。
ハローワークの利用が初めてで怖い…
初めてハローワークを利用する際には、「初めて利用するので手続きの方法を教えてください」と窓口のスタッフに伝えましょう。
ハローワークのスタッフが、利用者の事情に応じて必要な手続きやサービスについて詳しく案内してくれるので、「怖い」と恐怖心を抱いている方も安心できますよ。
ハローワークの利用には予約が必要?
基本的に、ハローワークを利用する際に予約は不要です。
ただし、窓口での専門的な職業相談を希望される場合や、就活イベントに参加したい場合などには事前予約が必要になることがあります。求人検索機の利用や窓口での一般的な相談、失業保険受給申請の手続きといった目的で訪れるのであれば、予約しなくても問題ありません。
在職中だとハローワークの使い方に制限はある?
在職中でもハローワークの求人情報の閲覧や相談サービスの利用は可能です。
ただし、求職活動を行っていないと判断されると、一部のサービスが受けられなくなる場合も。具体的には、失業保険の受給や一部の職業訓練の受講などが制限されます。このようなサービスの利用を考えている方は、それぞれを利用する流れや条件をあらかじめ把握しておきましょう。
