この記事のまとめ
- ハローワークの使い方は状況によって異なる
- ハローワークでは、求人検索や就職相談、職業訓練の申し込みなどができる
- ハローワークは、求人数が豊富で地元の求人も見つけやすい
- ハローワークへ相談前に就職や転職の目的を明確にし、どんな仕事をしたいか言語化する
- 就職・転職を成功させるならエージェントとハローワークを併用するのがおすすめ
これから就活を始める人のなかには、「ハローワークの使い方が知りたい」と思う人もいるのではないでしょうか。使い方が分からないと、利用するのをためらってしまいますよね。
ハローワークは、初めて利用するときに求職申込み手続きをします。そのあとは、求人検索をしたり就職相談をしたり、自分の状況に合わせて自由に利用できますよ。
このコラムでは、ハローワークの使い方やサービス内容を解説します。就職・転職エージェントとの違いについても触れていますので、どちらを使うか迷っている方にもおすすめです。キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスも参考にしながら、自分のペースで就活を進めましょう。
【状況別】ハローワークの使い方
ハローワークの使い方を、初めて・在職中・新卒・パートやニートの方に分けてまとめました。ハローワークに足を運ぶ前に、確認してみてください。
初めて使うときはハローワークインターネットサービスを使おう
「ハローワークが初めてだから緊張する…」まずはどのような求人があるか見たい」といった方は、自宅からハローワークインターネットサービスに登録するのがおすすめです。ハローワークインターネットサービスの「求職申込み手続きのご案内」には、登録のやり方が記載されています。
まず、自宅のパソコンやスマホからハローワークインターネットサービスにアクセスし、求職者マイページアカウント登録を行います。そして、アカウント登録完了後14日以内に生年月日や希望職種などの求職情報を入力し、求職者マイページを開設。その後、求人情報の検索やオンライン自主応募など、求職者マイページを使った自主的な就職活動が可能になります。
ただし、求人紹介を受けたり職業相談などをしたりしたい場合は、ハローワークに来所し利用者登録することが必須です。
参照元
ハローワークインターネットサービス
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在職中の転職希望者は求人端末(検索機)を使おう
在職中の方は、利用者登録後に求人検索用のパソコン(検索機・求人端末)を使って求人を探しましょう。ハローワークの求人端末は、登録している人なら誰でも無料で求人の検索と印刷ができます。基本的にハローワークの開庁時間に使えますが、混雑時は時間制限される場合もあるので注意しましょう。
また、実際に転職活動を開始する前に、一度就職相談をしてみるのもおすすめです。就職・転職事情に詳しい職員から、客観的なアドバイスが受けられるでしょう。
新卒は「新卒ハローワーク」を使おう
新卒の方は、「新卒応援ハローワーク」の利用がおすすめです。通常のハローワークも利用できますが、新卒応援ハローワークは新卒の就職支援に特化しているため、より手厚いサポートを受けられます。
たとえば、新卒者の就職支援を専門とする就職支援ナビゲーターが、担当者制で相談に応じます。就職活動の進め方や求人の選び方の相談など、一人ひとりの希望や困りごとに寄り添った支援が受けられるのが特徴ですよ。
利用対象が新卒なので、通常のハローワークよりも立ち寄りやすいでしょう。
参照元
厚生労働省
若者への就職支援
パートやニートの方はマザーズハローワークやサポステを使おう
パートやニートの方は、マザーズハローワークやサポステを利用するのもおすすめです。それぞれについて以下で詳しく解説します。
マザーズハローワーク
マザーズハローワークは、「子ども連れで仕事探しをしたい…」「子育てが一段落したから就職活動をしたいけど、ブランクがあって不安…」といった方におすすめです。絵本やおもちゃがあるキッズコーナーが併設されていて、チャイルドシートを横に置けるゆったりとした相談スペースがあるので、子ども連れの方も安心できますよ。
子育てと両立しやすい仕事の紹介や子育て支援サービスの紹介、パソコン講習といった就職セミナーなど、無料の支援メニューが豊富です。ハローワークインターネットサービスか窓口で求職申し込み後に、最寄りのマザーズハローワークに利用希望を伝えることで利用可能となっています。
参照元
厚生労働省
マザーズハローワーク事業
サポステ
サポステは、15歳から49歳までの働いていない方や就学中でない方たちが抱えている「働くことに対しての悩み」に向き合い、サポートしてくれる機関です。コミュニケーション講座やビジネスマナー講座、就労体験、就活セミナーなど、働くことに一歩踏み出せない方向けに手厚い支援を行っています。
現在ニートの方で、「自分に合う仕事なんてない…」「人とうまく話せるか不安…」と悩みがある方も安心して利用できますよ。
参照元
サポステ[地域若者サポートステーション]
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ハローワークとは?
ハローワークとは、公的な職業紹介所を指す一般的な呼び名です。正式名称は「公共職業安定所」で、全国各地に設置されています。雇用・労働省の管轄下にあり、国が運営している公的機関です。
ハローワークの役割と目的
ハローワークの主な役割は、求職者と企業をつなげることです。ハローワークでは、数多くの求人情報を提供しています。また、働き手と企業が円滑にコミュニケーションを取り、互いのニーズを満たすためのサポートも行っていますよ。
また、ハローワークでは失業保険の基本手当の申請も可能です。失業保険の基本手当とは、雇用保険の被保険者の方が失業中の生活を安心して過ごし、1日でも早い就職を目指すために支給される手当のこと。ハローワークは失業中の方をサポートする役割も担っているのです。
さらに、スキルや資格を得るための「職業訓練」も実施。求職者の自己の価値を高め、希望する職に適応させることが目的です。
ハローワークの特徴
一つ目は、求人情報が豊富に揃っていることです。業種や職種はもちろん、掲載されている働き方もフルタイムやパートタイム、契約社員、派遣社員など豊富。また、給与や勤務地、勤務時間などの詳細情報も掲載されているため、自分に合った仕事を探しやすいでしょう。
二つ目は、求職者への各種支援が充実していることです。履歴書・職務経歴書の書き方や面接のアドバイス、資格取得のための職業訓練など、就活を全面的にサポートしてもらえます。
三つ目は、就活や転職活動に詳しい相談員がいること。相談員はプロなので、求人について詳しく知っています。窓口での就職相談を利用すると、自分に合う求人を紹介してもらえますよ。
ハローワークの利用条件
ハローワークは、職を求める人なら誰でも利用できます。転職を考えている在職者や就活を行う学生、ニートやフリーターの方なども利用でき、年齢や性別は関係ありません。
「ニートは職業訓練を受けるべき?メリットやおすすめのコースを紹介」のコラムでは、ニートの方がハローワークの職業訓練を利用するメリットを解説しているので、チェックしてみてください。
ハローワークのサービス一覧
ここでは、ハローワークのサービス内容をご紹介します。どのようなサービスが受けられるのかを事前に把握し、ハローワークを有効活用しましょう。
ハローワークのサービス一覧
- マイページなどでの求人情報の検索・閲覧
- 応募書類の作成支援
- 職業訓練の申し込みと受講
- 就職相談
- 失業保険の手続き
1.マイページなどでの求人情報の検索・閲覧
ハローワークでは、全国の求人情報を検索・閲覧できます。自分の希望条件を入力すれば、マッチする求人を見つけやすいでしょう。
ハローワークの求人は、パソコン(検索機・求人端末)から閲覧が可能です。また、ハローワークインターネットサービスの求職者マイページを開設した方なら自宅のパソコンやスマホからも求人情報が見られますよ。
2.応募書類の作成支援
ハローワークでは、職員が履歴書や職務経歴書の作成をサポートしてくれます。具体的な書き方やポイントを教えてもらえるので、自分をより良くアピールするための書類作りが可能です。
3.職業訓練の申し込みと受講
「業種を変えたい」「新しいスキルを身につけたい」といった場合は、ハローワークの職業訓練がおすすめです。数多くのコースがあり、スキルや資格取得の支援を行っています。
「ハローワークの職業訓練って何?受講できるコース一覧や申し込み方法を解説」のコラムでは、職業訓練について解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
4.就職相談
ハローワークでは、窓口で就職相談ができます。自分の希望と現実のギャップをチェックし、最適なキャリアプランを立てられますよ。自分一人で就活を進めるのが不安な方は、何度か相談してみるのがおすすめです。
職業相談を活用するメリットやポイントは「職業相談をハローワークで!利用するメリットや実績作りについて解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
5.失業保険の手続き
ハローワークは失業保険(雇用保険の失業給付)の申請と受給ができる唯一の窓口です。前職を退職してから原則7日間の待期期間後に申請が可能となります。以下の必要書類を持参し、専用の窓口で手続きを行いましょう。
- ・雇用保険被保険者証(退職時に会社から受け取ったもの)
- ・マイナンバーカードまたは通知カード
- ・本人確認書類(免許証など)
- ・離職票(会社から発行されるもの)
- ・写真2枚(正面上半身、縦3cm×横2.5cm)
手続き完了後は定期的な認定日に来所する必要があるため、スケジュール管理が大切になるでしょう。
ハローワーク利用のメリット
ハローワークを利用するメリットは、無料で就職支援を受けられることです。ハローワークは公的機関で、就職が決まっても職員に報酬が発生することはありません。「就職させよう」という圧力が少ないので、安心して利用してみましょう。
また、その地域の求人が豊富なので、地元で働きたい方は理想の職場を見つけやすいでしょう。
ただし、県外の求人を探せないというわけではありません。ハローワークで地元以外の求人を検索することも可能。「ハローワークで県外の求人を探そう!利用方法や転職のポイントを解説」のコラムで県外への転職を成功させる方法を解説しているので、チェックしてみてくださいね。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河
ハローワークのWebサイトには無料で求人を掲載できるため、求人数が多いのも特徴です。ただし、ブラック企業に応募しないようしっかりと見極めましょう。
ハタラクティブでご紹介する求人は、実際に取材を行っているものもあるので、「入社したらブラック企業だった…」というリスクを防げますよ。心配な方は、ハローワークとハタラクティブを併用してみてくださいね。
ハローワーク利用のデメリット
ハローワークのデメリットは、職員によって就職相談の対応やアドバイスの質にばらつきがあることです。専門的なキャリアコンサルタントが常駐しているわけではないことや、職員の経験や知識に差があるからだと考えられます。
また、職員に対し「事務的な対応だ」と感じることもあるため、より具体的なアドバイスを求める場合には物足りなさを感じる可能性もあるでしょう。
もう一つのデメリットは、時間帯によって混雑すること。午前の早い時間や平日の昼間など、比較的空いている時間帯を狙うのがおすすめです。
ほかにも、「求人情報が十分に精査されていない」「企業に対する情報量が少ない」といったデメリットも。「ハローワークとは?詳しいサービス内容や利用時の流れなど分かりやすく解説」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてくださいね。
ハローワークを有効活用するコツ
ハローワークを利用し満足のいく就職活動をするためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。自分自身の準備と主体的な行動が、効果的なハローワーク活用の鍵となりますよ。
相談前に就職や転職の目的を明確にしておく
ハローワークの相談員に自分の希望を伝えるためには、就職や転職の目的を事前に整理しておくことが重要です。「なぜ今の仕事を辞めたいのか」「次の仕事に何を求めているのか」を明確にすると、的確なアドバイスが得られやすくなりますよ。
曖昧な状態で相談すると時間がかかるだけでなく、ミスマッチな求人を紹介される可能性も。自己分析シートなどを活用して、じっくり考えてみましょう。
どんな仕事・会社で働きたいか言語化しておく
希望する職種や業界、企業規模、勤務条件などを具体的に言語化しておくと、効率良く求人を探せます。たとえば、「IT業界で週3日のリモートワークが可能な事務職」というように具体的な条件があると、相談員も的確な求人を紹介しやすくなるでしょう。
曖昧な希望では時間がかかり、満足のいく結果を得られないことも。給与や福利厚生についての希望も忘れずに整理しておきましょう。
自分から主体的に動く
ハローワークは多くの求職者を抱えているため、待っているだけでは理想の仕事には出会えません。求人情報を定期的にチェックし、気になる求人は自分から積極的に相談員に質問するなど、主体的な行動が大切です。
ハローワークは就職や転職についてアドバイスをしてくれるというよりも、相談を聞いてくれるといったサポートの仕方です。担当制ではないので、手厚いサポートには期待できないでしょう。
「誰かが何とかしてくれる」という姿勢ではなく、自分の就職活動は自分で責任を持って進める意識を持つよう心掛けるのがおすすめです。
【まとめ】就職・転職ならエージェントの利用も検討しよう
ハローワークは無料で利用でき、豊富な求人情報と各種支援サービスが魅力です。特に失業保険の手続きや職業訓練の受講など、公共サービスならではの強みがあります。しかし、より専門的なキャリア支援や非公開求人へのアクセスを求めるなら、民間の就職・転職エージェントも併用するのがおすすめです。
就職・転職エージェントとは、求職者の就職・転職活動を支援する民間のサービスのこと。求職者と人材を募集する企業との間に立ち、マッチングを行っています。担当のアドバイザーが求人紹介をはじめ、就職や転職に関わるさまざまな相談に乗ってくれるので、仕事探しが初心者の方も安心です。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、既卒や第フリーターなどの若年層に向けた就職・転職支援サービスを行っています。
就職や転職の経験がない場合も、経験豊富なキャリアアドバイザーが手厚くサポート。一人ひとりの適性に合った求人を紹介するため、「思っていた仕事とは違う」と感じるリスクを減らせるメリットがあります。そのほか、応募書類の作成や面接対策などのサポートを無料で受けられるので、ぜひお気軽にご相談ください。
ハローワークの使い方に関するQ&A
いざハローワークを使おうとすると、不明点や疑問が浮かび上がることでしょう。ここでは、よくある質問をピックアップし、一つひとつにお答えします。
ハローワークへの求職登録手続きに必要なものは?
手続きの書類に、職務経歴や学歴を記載する欄があるので、職務経歴書や履歴書を作成しておくと便利です。
なお、ハローワークに行く前に、ハローワークインターネットサービスから求職者マイページアカウントを作成しておくことも可能です。求職登録を先に済ませたい方は、「求職者マイページアカウント登録」にアクセスしてみてください。
参照元
ハローワークインターネットサービス
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ハローワークのパソコンの使い方は?
ハローワークのパソコン(求人検索端末)は、まず受付で求職の申し込みをし、ハローワークカードを受け取ってから利用します。
端末では、ハローワークカードの番号を入力後、希望の職種や勤務地などの条件で求人を検索。気になる求人が見つかれば、詳細を確認し、求人票を印刷できます。
操作が不明な場合は、遠慮なく職員に質問しましょう。印刷した求人票は、その後の職業相談や応募に必要です。有効活用して、効率的に仕事探しを進めましょう。
ハローワークの利用には予約が必要?
求人情報の閲覧や検索など一部のサービスに関しては、予約なしで利用できます。
ただし、就職相談や職業紹介を希望する場合、セミナーに参加するときなどは、予約が必要な場合もあります。具体的な予約方法は、最寄りのハローワークにお問い合わせください。
ハローワークで失業保険の手続きができるの?
失業保険の手続きは、ハローワークで行えます。
初回の手続きには、雇用保険受給資格者証(離職票)をハローワークに提出し、雇用保険受給者初回説明会に参加して失業認定を受けましょう。
失業保険の手続きの流れや必要書類は「失業したらやることは何?必要な手続きや失業保険を申請する方法を解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
ハローワークに行くのは初めてだけど、なんて言えば良い?
ハローワークが初めてなら、受付で「初めて利用します。仕事を探したいのですが、どうすれば良いですか?」と伝えましょう。
職員が求職申し込みの手続きを案内してくれます。必要事項を記入後、「ハローワークカード」が発行されるので大切に保管してみてください。その後、求人検索パソコンの使い方や、職業相談の窓口を教えてもらえます。不明な点は遠慮なく質問し、あなたの就職活動をサポートしてもらいましょう。
