この記事のまとめ
- 「自分が何をしたいのか分からない」という仕事の悩みを抱えている人は多い
- 仕事で自分が何をしたいのか分からない場合、その原因や対処法を知ることが大切
- 仕事探しで何をしたいのか分からないのは、将来に対するビジョンがないことなどが原因
- 自分が何をしたいのか分からないときは、過去の仕事の経験を振り返り自己分析をしてみよう
- やりたい仕事を見つけるアプローチ方法は、20代・30代・40代などの年代によって異なる
「自分が何をしたいのか分からない…」と仕事探しで悩む方もいるでしょう。やりたい仕事がなかなか見つからないと、「このまま就職できないのでは」と不安になりますよね。
実は「自分が何をしたいのか分からない」という悩みを抱えている方は少なくありません。自分のやりたい仕事が分からないときは、その原因を深掘りしたうえで対処法を試してみるのがおすすめです。これまで気づかなかった自分の興味や適性が見つかる可能性がありますよ。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えつつ、自分が何をしたいのか分からない原因とその対処法をまとめました。20代・30代・40代の年齢別にやりたい仕事を探すポイントもご紹介しているので、これからの方向性を考えるヒントにしてみてください。
自分が何をしたいのか分からないと仕事で悩む人は多い
仕事で「自分が何をしたいのか分からない」と悩んでいる人は少なくないようです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025(p.36)」によると、就職活動や転職活動を始める際に「自分に向いている仕事(適職)が分からず不安」と感じている人は、フリーターで65.4%、正社員で58.2%でした。この結果から、就職・転職活動を始める人の半分以上が、自分に合う仕事が分からず悩んでいるといえるでしょう。
「自分が何をしたいのか分からない」と悩んでいる方は、悩みの原因や対処法を知ることが大切です。焦らず自分と向き合うことで「やりたいこと」が見えてくるかもしれませんよ。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
仕事で自分が何をしたいのか分からないと感じる原因
前述したように、仕事を探すうえで「自分が何をしたいのか分からない」と悩んでいる方は少なくありません。ここでは、なぜやりたい仕事が見つからないのか、その原因を解説します。
自分に当てはまる原因があるかチェックし、お悩みを解消する手掛かりにしてみてくださいね。
仕事で自分が何をしたいのか分からないと感じる原因
- 将来に対するビジョンがない
- 自己分析が不足している
- 職種や業種に関する知識が欠けている
- 条件を重視して仕事探しをしている
1.将来に対するビジョンがない
将来の仕事に対するビジョンが明確でないと、何を目指して努力するべきかが見えにくくなります。将来のビジョンがはっきりしているかどうかを判断するには、「5年後、10年後の自分が何をしているか」を具体的にイメージできるか考えてみましょう。
具体的なイメージができれば、これから何を目指すべきか見えてきます。イメージできなかったりぼんやりとしか考えられなかったりする場合は、今後の仕事の方向性が定まりにくく「自分が何をしたいのか分からない」と悩んでしまう可能性があるでしょう。
2.自己分析が不足している
自己分析が不足している場合も、自分が仕事に何を望んでいるのか分からなくなることがあります。詳しくは後述しますが、自己分析を深めるためには自分の好きなことや得意なこと、成し遂げてきたことをリスト化し、それぞれがどのような仕事につながるのか考えてみることがおすすめです。
自己分析をおろそかにしてしまうと、自分の強みや興味に気づくのが難しく「何をしたいのか分からない」という悩みにつながってしまうかもしれません。
3.職種や業種に関する知識が欠けている
職種や業種に対する知識が少ないと、自分がどのような仕事に適性があるのか判断するのは難しいでしょう。世の中の仕事について多くの種類を知っておけば、選択肢を広げることにつながります。
職種や業種に対する知識が少ない場合、「何をしたいのか分からない」のではなく「仕事について知らないだけ」という可能性も。インターネットで調査をするなどして、多様な職種や業種について知識を深めてみましょう。
「仕事の種類一覧!どんな職業があるかを知って就職・転職に活かそう」のコラムでも、世の中にある仕事や向いている人の特徴をご紹介しているのでチェックしてみてください。
4.条件を重視して仕事探しをしている
勤務地や給与といった具体的な条件ばかりを追求し、仕事内容そのものを二の次にしてしまうことも、何をしたいのかが分からなくなる原因の1つです。働くことの意義や充実感は、給与や福利厚生だけでなく「その仕事を通じて何を学び、何を成し遂げられるか」にも大きく関係します。
待遇面などの条件だけで就職や転職を決めてしまうと、肝心の仕事内容とのミスマッチが起こり、仕事を続けるモチベーションが低下することも。それが「何がしたいか分からない」という悩みにつながってしまう場合があります。
自分の適職の見つけ方や仕事探しのポイントについては、「自分の適職がわからない理由は?仕事探しのポイントや見つける方法を解説」のコラムで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
仕事で何をしたいのか分からないときの対処法
仕事探しで何がしたいか分からないと感じる場合、焦りや不安からよく考えずに就職先や転職先を決めてしまうこともあるでしょう。焦って行動を起こすと後悔の原因となることがあるため、以下の2つの行動は避けるようにしてくださいね。
仕事で何をしたいのか分からないときの対処法
- 自己分析を行い自分の興味・関心・強みを知る
- 「したくない仕事」から選択肢を絞る
- 数年後の自分をイメージして理想を叶える仕事を探す
- 世の中の職種や業種を調べ、新たな選択肢を見つける
- 第三者の意見や適職診断により客観的な視点を得る
1.自己分析を行い自分の興味・関心・強みを知る
自己分析は、自分が何をしたいのか分からないときの効果的な対処法です。自分の興味や関心、強みを知ることで自分に合う仕事の方向性が分かりやすくなります。
たとえば、学生時代に熱中したことやアルバイトで楽しかった経験などから、あなたが何に興味をもち、どのようなことにやりがいを感じるのかが見えてくるでしょう。また、自分の性格や価値観を知ることで、人と接するのが好きなのか、細かい作業が得意なのかなどが分かってきます。
自己分析の結果をまとめ、自分の興味や関心、強みを活かせる仕事を探してみましょう。
2.「したくない仕事」から選択肢を絞る
「やりたい仕事」が見つからないときは、「したくない仕事」から選択肢を絞っていく方法もあります。
まず、自分がしたくない仕事や苦手な作業をリストアップしましょう。次に、そのリストを基に避けたい職種や業界を特定します。たとえば、「長時間のデスクワーク」を避けたいなら、ITエンジニアや事務職は候補から外れるかもしれません。
このように、「したくない仕事」をはっきりさせることで、自分がやりたい仕事の条件が分かってくる場合があります。
ただし、「したくない仕事」にこだわり過ぎないことは重要です。多少の妥協点があっても、実際にやってみると「意外と自分に合っていた」ということも珍しくありませんよ。
3.数年後の自分をイメージして理想を叶える仕事を探す
数年後の自分をイメージすることで、どのような仕事に就けばその理想を叶えられるのかが分かってくる場合があります。
もし将来に対するビジョンがまだないのなら、あなた自身の理想像を描いてみましょう。「数年後はどのような生活を送りたいか」「どのような仕事に携わりたいか」などを考えることで、それを実現するために何が必要なのか、何をすべきなのかが明らかになります。
4.世の中の職種や業種を調べ、新たな選択肢を見つける
「知らない」から「知る」へシフトすることで、新たな選択肢を見つけられる場合があります。仕事探しで何をしたいのか分からないときは、まずは選択肢を広げることが重要です。
職種や業種について調べ、自分がこれまで知らなかった仕事に関する知識を得ましょう。そうすることで、自ずと視野が広がり自分に合った仕事を見つけやすくなります。
5.第三者の意見や適職診断により客観的な視点を得る
何かを決断するとき、自分の視点だけでなく他人の意見を参考にすることで視点が広がる場合があります。友人や家族のアドバイスを受けたり、適職診断を使ったりなどの方法で自分自身を客観視してみましょう。
周りに相談できる人がいなければ、仕事探しの専門家である転職エージェントに相談してみるのがおすすめ。プロならではの視点でアドバイスをしてくれるので、自分では見つけられなかった適性や強みを見つけやすくなるでしょう。
「自分のしたいことがわからない…見つけ方や仕事の探し方を解説」のコラムでは、自分が何をしたいか分からない場合の仕事の探し方を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
自分が何をしたいのか分からないときの仕事でのNG行動
仕事探しで何がしたいか分からないと感じる場合、焦りや不安からよく考えずに就職先や転職先を決めてしまうこともあるでしょう。ただし、焦って行動を起こすと後悔の原因となることがあるため、以下で紹介する行動は避けるようにしてくださいね。
消極的な姿勢で仕事に取り組む
自分が何をしたいのか分からず仕事に対するモチベーションが下がっていたとしても、消極的な姿勢で仕事に取り組むことはおすすめできません。消極的な姿勢は、自分自身の職場での評価を下げたり、周囲との人間関係に悪影響を与えたりする可能性があるからです。
現在の仕事に不満があっても、周囲とコミュニケーションをとりながら前向きに仕事に取り組む姿勢は大切でしょう。どのような仕事でもプロ意識をもって取り組むことで、新たな学びや予想外の適性が見つかるかもしれませんよ。
感情に任せて今の仕事を退職する
感情的になって退職しても、すぐに新しい仕事が見つかるとは限りません。また、正しい退職の手順を踏まず感情に任せて退職をすると、給与や退職金がもらえないというリスクがあります。
仕事を辞めた理由がはっきりしていないと、次の仕事探しでも何が自分に合うのか見つけづらいでしょう。そのため、感情に任せて辞めるのではなく、冷静に「今の仕事の何が合わないのか」「何が原因でやりたいことが見つからないのか」を自己分析する時間をもつことが大切です。
退職するときに起こりうるトラブルとその対処法は、「会社の辞め方を解説!伝え方のコツやトラブルの対処法も紹介」のコラムで解説しているので、円満に退職することを目指しましょう。
十分な情報を得ないまま応募・入社を決める
魅力的な求人があっても、すぐに応募・入社を決めるのはおすすめできません。仕事を選ぶ際にチェックすべきポイントには、仕事内容や企業の雰囲気、理念、給与体系、労働時間など多くの要素があります。
これらを十分に調べ、自分に合っていると感じたうえで応募・入社を決めることが重要です。情報不足での判断は、あとで「思っていた仕事内容と違っていた」と感じることも少なくありません。
「何をしたいのか分からない」という状態で、感情的に行動したり情報不足のまま就職先を決めたりするのは避けましょう。冷静に自己分析や情報収集を行うことで、自分にぴったりな選択が見えてくる可能性がありますよ。
誰にも相談せず1人で我慢する
仕事で悩んでいるときに誰にも相談せず1人で我慢するのは避けましょう。1人で抱え込むことで、ストレスが溜まり心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、視野が狭くなり冷静な判断が難しくなる場合もあるでしょう。
自分以外の人に相談することで、これまで気づかなかった視点や解決のヒントが見つかることがあります。職場の上司や先輩、家族、友人などの信頼できる人の意見を聞いてみましょう。
身近な人への相談が難しい場合は、キャリアカウンセリングサービスや就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。専門家のアドバイスを受けることで、自分だけでは気づきにくい点を専門的な視点から見直していけることがありますよ。
年代別の「やりたい仕事」を見つけるためのポイント
「やりたい仕事」を見つけるときのアプローチ方法は、年代によって異なります。ここでは、「自分が何をしたいのか分からない」とお悩みの方へ、年代別の考え方と行動のポイントを紹介するので参考にしてみてください。
【20代】未経験の仕事にチャレンジして視野を広げる
20代の方は、未経験の仕事にも積極的にチャレンジすることをおすすめします。未経験の仕事に挑戦することで、自分自身の可能性や知らなかった興味が見つかりやすいでしょう。
失敗を恐れずにチャレンジすれば、自身の成長を生む大きなエネルギーになります。これまで関わったことのない業種や職種に積極的に応募し、実際に働いてみることで自分の可能性を広げられるでしょう。
仕事を探すなかで「自分が何をしたいのか分からない」と感じている方にとって、今まで触れたことのない分野に挑戦してみることが、新しい視点に出会うきっかけになるかもしれません。
【30代】これまでの経験から将来をイメージする
30代の方は、これまでの経験から自分の将来を考えてみましょう。20代で得た知識や経験は、自分が何を得意とし、何に興味を感じるかを理解する大切なヒントになることがあります。
たとえば、これまで手がけたプロジェクトや業務のなかで、自分がやりがいを感じた瞬間や役割は何だったか振り返ってみるのも方法の1つ。その経験から、自分が活躍できる仕事とは何なのかを考えてみましょう。
【40代】これまでのキャリアから専門性や強みを見つける
40代の方は、これまでのキャリアを振り返り専門性や強みを見つけましょう。過去の職歴や担当した業務、獲得したスキルなどをリストアップすることで、自分の得意分野や専門性が分かってくる可能性があります。
また、周囲からの評価が大切な手掛かりになることも。上司や同僚、クライアントからもらった言葉を思い出してみると、自分では気づかなかった強みに目を向けるヒントになるかもしれません。年代によって強みやアピール方法は異なるため、仕事の探し方も変える必要があります。「仕事が見つからないのはなぜ?年代別にみる求人探しのコツや支援制度を解説」のコラムでは、仕事探しのコツを年代別に解説しているので参考にしてみてください。
仕事をするなかで適職が見つかる可能性もある
実際の仕事を通じて、新たな自分を発見することもあります。最初は、「自分に合った仕事かどうか分からない…」と不安になるかもしれませんが、新たな職種や業務に挑戦することで、これまで気づかなかった自分の強みや適職を見つけられる可能性があるでしょう。
今は「やりたい仕事」と思えなくても、実際にやってみると自分に合っているかもしれません。前向きな姿勢でチャレンジする気持ちが大切ですよ。
何をしたいのか分からない・仕事探しに疲れたときは?
「何をしたいか分からない」「仕事探しに疲れた…」と悩むときに、1人で抱え込むのはおすすめできません。適職が見つからないときにどうするべきか迷っている方は、プロの意見を聞いてみましょう。
就職・転職エージェントに相談するのがおすすめ
自分だけの力で何がしたいのかを見つけるのが難しい場合、就職・転職エージェントを活用してプロに相談してみましょう。就職・転職エージェントは、その人の経歴や能力、性格などに合う仕事を見つけるためのアドバイスをしてくれます。また、エージェントのデータベースには、大企業からベンチャー企業、非公開求人まで、さまざまな仕事の情報が集まっています。就職・転職エージェントを利用することで、自分では見つけられなかった新たな職種や業種、企業に出会うチャンスが広がることもあるかもしれません。
就職・転職エージェントをどう活用するべき?
就職・転職エージェントと相談する前に、「自分が何をしたいか」「自分が得意とするスキルは何か」をできるだけ明確にしておくことをおすすめします。また、理想の職場環境や働き方についても相談できるので、考えをメモしておくとスムーズに話を進められるでしょう。
就職・転職エージェントは、多くの就職・転職者をサポートしてきた経験から、あなたの現状に合った提案をしてくれます。しかし、最終的に仕事を選ぶのはあなた自身。エージェントからの提案は、自分の中にある「やりたいこと」を見つけるための手助けと考えましょう。
仕事探しで「自分が何をしたいのか分からない」と悩んでいる方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。仕事を探す際の迷いは、自分自身と深く向き合い、自分だけの道を切り開くチャンスです。
ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行ったうえで、あなたにぴったりの求人を紹介いたします。自分が何をしたいのか分からない方も大丈夫。過去の経験や性格などを振り返りながら、一緒にあなたの強みを見つけ出しましょう。応募書類の添削や面接対策なども、キャリアアドバイザーが手厚くフォローします。非公開求人も用意しているので、自分自身の可能性を広げる第一歩としてハタラクティブをぜひ活用してみてくださいね。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河
ハタラクティブでは、あなたの過去の仕事内容や体験をしっかりとヒアリングしたうえで、やりがいを感じられたり長期的に活躍しやすかったりする仕事を探すお手伝いをしています。
適職だと判断した仕事が未経験では挑戦が難しい場合も、私たちキャリアアドバイザーがどのようなキャリアを歩む必要があるのかを一緒に考えるので、ぜひお気軽にご相談してくださいね。
仕事探しで自分が何をしたいのか分からない人によくある質問
ここでは、仕事を探す際に「自分が何をしたいのか分からない…」とお悩みの方によくある質問をまとめました。「やりたい仕事ってどうやって探すの?」「自分の適職が分からないと転職は厳しい?」など、仕事探しに対する不安を感じている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
やりたい仕事がなくてもニートから正社員になれる?
もちろん可能です。
やりたい仕事がなくてニートになった場合は、「やりたいこと」にこだわらずに就業経験を積んでみるのがおすすめ。仕事とは「やりたいこと」だけではなく、「やらなければならないこと」も含まれます。仕事内容のすべてがやりたいことである必要はないので、一歩踏み出してみることから始めましょう。未経験の仕事にチャレンジしたあとで、新たな自分を発見することもありますよ。
ニートの方が社会復帰を目指す方法やおすすめの就職支援を紹介している、「ニートが社会復帰するには?おすすめの就職支援や何からすべきかを解説!」のコラムもあわせてご覧ください。
やりたい仕事や適職が分からないときは?
数年後の理想の自分をイメージし、その理想の姿に向かって歩き始めること、そして職種や業種についての知識を深めてみましょう。
適職が分からないという悩みをもつ人は多くいます。まずは一息ついて落ち着いて、新たな選択肢を探してみましょう。 どうしても適職が分からないときは、適職診断ツールや就職・転職エージェントのアドバイスを活用してみることをおすすめします。
自分に合った仕事を見つける方法は?
自分に合った仕事を見つけるコツは、「自分の強みと興味をうまく組み合わせる」ことです。
自分の得意分野や興味を再確認し、それに適した職業を探すことで、「自分に合った仕事」を見つけられるでしょう。また就職・転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。
就職・転職の悩みをプロへ相談したい方は、若年層向けの就職・転職支援サービスを提供するハタラクティブをぜひご利用ください。
