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仕事の選び方が分からない!何を基準に就活するか迷ったときの対処法6つ
この記事のまとめ
- 仕事の選び方が分からないときは、自分の好きなことや得意なことを考えてみよう
- 仕事の選び方が分からない人は、適職診断を受けてみるのも一つの方法
- 仕事選びの基準が定まったら、優先順位を決めるのがポイント
- 給与や待遇だけでなく自分の性格やスキルに合うか考えるのが幸せな仕事選びのコツ
- 仕事の選び方に迷ったら家族や友人、就活エージェントに相談するのがおすすめ
就職活動を行っている方のなかには、「仕事の選び方が分からない」「何を基準に応募企業を決めれば良いか分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。
仕事の選び方は、何を重視するかによって異なります。たとえば、好きなことを仕事にしたい、給与や待遇を重視、社会貢献がしたいなど、仕事に求めるものは人それぞれ。仕事選びに迷ったときは、自己分析をしっかりと行い、自分の希望や将来のビジョンを客観的に知ることが大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えつつ、仕事選びのコツを具体的にご紹介。応募企業を絞る際に役立つ、自己分析のやり方も分かりやすく解説します。新卒で就職活動がはじめての方、あるいは転職活動中に仕事選びに迷っているという方は、内容を参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
仕事の選び方【6つの基準】
仕事の選び方の基準
- 「好きなこと」「得意なこと」から選ぶ
- モチベーションを維持できそうな仕事を選ぶ
- 社会貢献を実感しやすい仕事を選ぶ
- 誇りを持って働ける仕事を選ぶ
- 企業の将来性や給与を基準に選ぶ
- 適職診断を受けてみる
仕事の選び方は、「何を重視するか」によって異なります。たとえば、好きなことを仕事にしたい、生活を安定させるために収入面を重視したい、など人それぞれです。
また、新卒なのか転職活動での仕事選びなのか、あるいは派遣の求人を探しているのか、といった状況によっても選び方の基準は異なるでしょう。就職活動や転職活動の際、「何を基準に仕事を選べば良いか分からない」という方は、以下の解説をヒントにしてみてください。
1.「好きなこと」「得意なこと」から選ぶ
一つ目に、好きなことや得意なことを基準に企業を決める、という仕事の選び方をご紹介します。
あなたが時間を忘れて没頭できる趣味や楽しいと感じること、周囲の人に褒められることを考えてみましょう。世の中には多種多様な職業があるので、自分の能力を活かせる仕事が見つかるはずです。
たとえば、パソコン作業が好きな場合は、システムエンジニアやプログラマー、ゲーム開発など。ファッションに興味がある方は、アパレルショップのスタッフやバイヤー、関連企業でマーケティングに携わる仕事もあります。
自分の好きなことや得意なことを仕事にすると、やりがいを感じやすく、成果を出しやすいといったメリットも。成果が出ればモチベーションアップにもつながるので、仕事で困難に直面したときも意欲的に取り組めるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
中村凌河
「何が好きか分からない」「得意なことがない」と感じ、仕事選びに迷っている方もいるかもしれません。そのような場合は自己分析を行うのがおすすめです。
自分自身を客観的に見つめ直すことによって、「やりたい仕事/やりたくない仕事」が明らかになるでしょう。
自己分析の方法は、後述する「仕事の選び方が分からないときに役立つ自己分析のコツ」でご紹介しているのでご覧ください。
2.モチベーションを維持できそうな仕事を選ぶ
二つ目にご紹介する仕事選びの基準は、「長期間モチベーションを維持できる仕事を考えてみる」です。
就職活動の際は、長期的に働きたいと思える仕事かどうかをイメージすることも重要。これは先述した「好きなことから選ぶ」にも似ていますが、「現時点で夢中になれるもの」に加えて、「5年・10年・数十年先まで継続できる仕事か」といった視点が追加されています。
就職後は「定年まで一つの企業で働きたい」といった考え方だけでなく、「必要に応じて転職したい」と考える人もいるでしょう。なかには、会社の都合で転職を余儀なくされる場合も。より専門性の高いスキルや知識を身につけたり、モチベーションを維持できたりする仕事であれば、転職の際も役立ちます。
3.社会貢献を実感しやすい仕事を選ぶ
幸せな仕事選びのコツとして、「社会貢献を実感しやすい仕事」に注目することも有効です。
具体的には、人々の生活をより良いものにする製品の開発や、社会課題の解決に取り組む仕事などが挙げられます。地域や社会への貢献度が高い仕事は、達成感や満足感を得やすく、やりがいにつながるでしょう。
「誰かの役に立ちたい」「困っている人に寄り添える仕事をしたい」と考えている方は、自分が携わりたい分野で活動している企業を調べてみると良いでしょう。
4.誇りを持って働ける仕事を選ぶ
「家族や友人に誇れる仕事かどうか」という基準で仕事を選ぶ方法もあります。
特定の技術を持った人しか就けない仕事や、ものづくりに関わる仕事、人助けができる仕事などが挙げられるでしょう。たとえ多くの人の目には触れない仕事であっても、自分がやりがいや目標を持って取り組めるのであれば、誇れる仕事といえます。自信を持って、人に話したくなるような仕事を選ぶことも大切です。
人に話せない仕事や、やりたくない仕事は避けましょう
就職活動では、自分がやりたくない仕事を選んでしまわないよう注意が必要です。正社員として就職・転職すると、多くの時間を仕事に費やすことになります。
そのため、苦手な作業や関心の持てない分野の仕事を選ぶと、やりがいや楽しみを感じられず早期退職につながる可能性も。また、人に話せないような仕事を選ぶと、誰にも相談できずストレスを溜め込んでしまう恐れもあるので避けましょう。
やりたくない仕事を書き出すことによって、やりたい仕事が見えてくる場合もあるので、「なぜ、やりたくないのか」といった理由もあわせて掘り下げてみることをおすすめします。
5.企業の将来性や給与を基準に選ぶ
企業の将来性や給与から仕事を選ぶのも一つの方法です。
また、給与を基準に仕事を選ぶのも、決して間違いではありません。いくら好きな仕事であっても、生活がままならなければ続けるのが難しいからです。
将来性があるかどうかは、以下の項目から知ることができます。
- ・業界全体が成長しているか
- ・会社の業績が衰退していないか
- ・時代に沿った柔軟性がある企業か
- ・従業員の離職率が高くないか
- など
上記の情報は企業のWebサイトや、会社の時価総額を公開しているサイトなどを参考にしてみると良いでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
中村凌河
仕事選びは自分が好きかどうか、企業に求める条件、あるいは「この会社で活躍できそうか?」など、さまざまな視点で考えることが大切です。
自分1人では調査が難しかったり、はじめての転職・就職活動で調べ方が分からない場合もあるでしょう。そのようなときは、友人や家族、就職・転職エージェントなど第三者に相談してみると、意外な意見を聞けるかもしれませんよ。
6.適職診断を受けてみる
仕事選びの参考として、適職診断を受けてみるのもおすすめです。スマホで手軽に受けられるので、過去に受けたことがある方もいるのではないでしょうか。
適職診断では、「給与や福利厚生を重視したい」「1人で集中できる仕事がしたい」「マニュアルに沿って仕事がしたい」「自分のアイディアを発揮したい」などの回答結果から、あなたに向いている仕事が表示されます。
適職診断は求人サイトや就職・転職エージェント、ハローワークで受けることが可能です。自分の性格や強み、企業へ求めるものなどをもとに適職が割り出されるため、仕事の選び方に迷っているときは試しに受けてみると良いでしょう。
やりたい仕事を探すには、そもそも世の中にある仕事の種類を知る必要があります。仕事の種類を知りたいときは、「仕事の種類一覧!世の中にどんな職業があるかを知って就活をスタートしよう」のコラムを参考にしてください。
基準が定まったら優先順位を決めるのが仕事選びのコツ
仕事選びの基準が一通り定まったら、何を最も重視するのか優先順位を決めましょう。仕事内容・給与・勤務場所・やりがい・社会貢献度・好きなことを仕事にするなど、絶対に譲れないものを3つ程度に絞るのがコツです。
優先順位を決めることによって、あなたが仕事に求めるものがさらに鮮明になり、就職活動や転職活動がスムーズになるでしょう。
仕事の選び方【3つの注意点】
仕事の選び方の注意点
- 給与や待遇以外の企業情報も詳しく調べる
- 自分の性格やスキルに合う仕事か見極める
- 漠然とした理由で仕事を決めない
ここでは、仕事選びにおいて注意すべき3つのポイントをご紹介します。
1.給与や待遇以外の企業情報も詳しく調べる
応募する企業を選ぶ際、給与や待遇は重要な要素です。しかし、それだけで企業を評価してしまうのは危険といえます。
企業理念や社風、実際にどのような人が働いているのかを知ることも大切です。このような情報は企業のWebサイトやSNS、口コミサイトなどから得られます。企業が目指している価値や業界での地位、職場の環境、働き方を確認しましょう。
企業を見極める際は、「雰囲気の良い会社に入るためにチェックするべきこと5選!」のコラムも参考にしてください。
2.自分の性格やスキルに合う仕事か見極める
仕事を選ぶときは、仕事内容が自分の性格やスキルとマッチしているか、見極める作業も重要です。
自分に合っていないと、業務に取り組むうえでストレスを感じることが多くなります。
たとえば、じっくりと一つのことに集中して取り組むのが好きなのに、スピード感を求められる仕事を選んでしまうと、ペースが合わず苦痛を感じるでしょう。
また、企業から求められるスキルに見合っていない場合、たとえ好きなことであっても、成果を出せずモチベーションが下がってしまう可能性も。たとえば、新卒の就職活動では技術と知識を身につけられる企業を選び、経験を重ねてから転職する方法もあります。
3.漠然とした理由だけで仕事を決めない
「紹介してもらった」「簡単そう」「たまたま見つけた」など、曖昧な理由だけで企業を決めるのは避けましょう。確かに、些細なきっかけから、自分に合う仕事に出会えることもあります。しかし、自分の意思や想いと関連性のない仕事を選ぶと、目標を見失ったりモチベーションを保てなくなったりする可能性も。
仕事を選ぶ際は自分なりの目標やビジョンを持ち、その仕事が目指す方向につながるかを確認しましょう。
仕事の選び方が分からないときに役立つ自己分析のコツ
仕事の選び方が分からないときに役立つ自己分析のコツ
- 過去の経験を振り返る
- 自分の強み・弱みを書き出す
- 「将来どうなりたいか」をイメージする
仕事の選び方が分からないときは、自己分析をしっかりと行うことが大切です。
自分自身のことを理解できれば「仕事選びで重視することは何か」や、「何が好きで何が苦手か」をもとに職種を絞れるでしょう。ここでは自己分析のコツを3つご紹介するので、内容を読みながらノートに書き出してみてください。
1.過去の経験を振り返る
自己分析を行うときは、自分のこれまでの経験を振り返ります。学生時代に好きだった科目やアルバイトで得たスキル、日常生活で褒められたことなど、あらゆる経験を洗い出してみましょう。成功体験だけでなく失敗した出来事や、悔しかった思い出など、一見ネガティブな経験も書き出すのがポイントです。
どのような経験をし、その出来事から何を感じたかは一人ひとり異なります。良し悪しを判断するのではなく、自分の思考や行動の傾向を知るための大切な情報と捉えましょう。
2.自分の強み・弱みを書き出す
過去の経験を書き出したあとは、その内容から見えてくる自分の強みと弱みを箇条書きにします。
たとえば、飲食店でアルバイトをした経験から、「コミュニケーション能力」や「時間管理能力」の高さが、自分の強みだと感じる方もいるでしょう。また、学生時代にスポーツに打ち込んでいた方であれば、「継続力」「協調性」「課題解決力」が身についている可能性もありますよね。
反対に、「人付き合いが苦手」「集中力が続かない」など、弱みが見えてきた方もいるかもしれません。
自分が持っている能力を知ると、それを活かせる仕事を選んだり、スキルアップのために何が必要かを見つけるきっかけになったりします。また、どのようなことに苦手意識を持っているかを客観的に知ることで、それを避けた仕事の選び方ができるでしょう。
自分の強みと弱みは、就職活動の面接でもよく聞かれる質問です。回答するときは、「私の強み/弱みは●●です」と結論を先に述べたあとに、自分の経験を交えながら、なぜそう思ったのかを伝えましょう。
3.「将来どうなりたいか」をイメージする
自己分析の際は自分が将来どうなりたいかを、しっかりとイメージすることも重要です。これから挑戦してみたいことや、10年後・20年後にどのような環境で何をしていたいかをイメージし、思いつくまま書き出してみましょう。そこから「5年後→3年後→1年後→半年後」と逆算すると、まず何を学ぶべきかが見えてきます。
具体的なビジョンを描くことで、自分が仕事に何を求めているのか、目指すゴールに到達するために必要なスキルは何かを知り、あなたに合う企業を選べるようになるでしょう。
将来のビジョンも面接でよく聞かれる項目の一つです。答え方に迷う方は、「面接でのキャリアプランの答え方は?例文や思いつかない際の対処法もご紹介」のコラムで回答方法を学びましょう。
就活で仕事選びに迷ったら?
ここでは、就職活動や転職活動中、仕事選びで迷ったときにできることをご紹介します。
インターンシップや就活セミナーに参加してみる
仕事選びに迷ったら、興味のある企業のインターンシップへ参加することをおすすめします。
インターンの期間は実際の業務を体験できるので、社風や仕事の進め方などを掴めるでしょう。また、インターンシップを経験した企業から内定をもらえる可能性も。求人サイトや企業のWebサイトだけでは分かりづらい情報を得られるので、興味のある企業でインターンシップを行っているか調べてみると良いでしょう。
就活セミナーは企業や大学、就職・転職エージェント、ハローワークなどで開催しているようです。
就職活動の進め方が分からないときや、企業の情報を集めたい方、あるいは就活中の仲間を探したい場合にも活用できます。
失敗を恐れず行動を起こすことも大切
就職活動では、「面接で上手く答えられなかったらどうしよう」「内定をもらえないのでは」と不安に思う方もいるでしょう。特に新卒ではじめての就職活動だったり、過去に不採用を経験したことがあったりする場合は、「失敗するのが怖い」と感じるかもしれませんね。しかし、行動を起こさなければ就職を成功させることはできません。時間をかけてじっくりと考えることも大切ですが、行動してみることで新たな道が見えることもあります。ネガティブなイメージや過去の経験に捉われ過ぎず、できることから一つずつはじめてみましょう。
それでも失敗が怖くて行動できない…という方は、「就職に失敗したらどうなる?その後にある進路や就活を成功させる方法を解説」のコラムをご覧ください。
第三者に意見を聞いてみる
仕事選びに迷ったら、家族や親しい友人、先輩など身近な人に意見を聞いてみましょう。また、ハローワークや就職・転職エージェントを活用するのもおすすめです。第三者からのアドバイスは、自分では気付かなかった強みや、可能性を見つける手がかりとなるでしょう。
就職活動・転職活動の支援を行うハタラクティブでは、男性・女性問わず「仕事の選び方が分からない」と悩む方のサポートを行っています。
ハタラクティブはプロのキャリアアドバイザーが、マンツーマンでカウンセリングを実施。経歴やスキル、企業へ求めるものなどを聞いて、あなたにピッタリの求人をご紹介します。また、自己分析や自己PRの作成、面接対策についてもアドバイスしますので、就職活動がはじめての方も安心です。
ご利用はすべて無料なので、「仕事選びの基準が分からない」「自分1人だけでは就職活動がなかなか進まない」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube