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仕事が長続きしないのはなぜ?理由を明らかにして対策を講じよう

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この記事のまとめ

  • 仕事が長続きしない人の特徴は、「真面目過ぎる」「人間関係に苦手意識がある」など
  • 仕事が長続きしないと収入が不安定になったり転職が難しくなったりする恐れがある
  • 仕事が長続きしないときは、理由を明らかにしたうえで対策を考えよう
  • どうしても仕事が長続きしない場合は、転職を視野に入れるのも一つの手

「仕事が長続きしない」「長く続けられる適職を見つけたい」とお考えの方は多いようです。人生において、仕事が占める時間は多いもの。いきいきと働くためにも、自分の適性や強みにマッチした仕事と出会いたいですよね。

まずは「仕事が長続きしない理由」を明らかにしたうえで、対策を考えましょう。理由によっては、現職での問題解決が可能なこともあります。どうしても仕事が長続きしない場合は、独立や転職といった道を検討してみることをおすすめします。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えながら、長続きする仕事を見つける方法を解説。仕事が長続きせずにお悩みの方は、ぜひご一読ください。

仕事が長続きしない人の特徴とは?

仕事が長続きしない人には、「真面目過ぎる」「人間関係を築くのが苦手」などの特徴があるようです。以下で詳しく解説しているので、「なかなか仕事が続かない…」とお悩みの方は、ご自身の性格や状況と照らし合わせてみてください。

真面目過ぎる

仕事が長続きしない人の特徴として、真面目過ぎることが挙げられます。「任された仕事は自分一人でこなさなければ」という責任感の強さから業務量が増えたり、悩みを周囲に打ち明けられなかったりする傾向にあるようです。一人で仕事を頑張り過ぎると心身ともに疲弊してしまい、仕事を続けるのが難しくなるでしょう。

人間関係を築くのに苦手意識がある

人とのコミュニケーションに苦手意識があることも、仕事が長続きしない要因になり得ます。どのような仕事においても、他者との最低限のコミュニケーションは必要です。「上司と性格が合わない」「社内の雰囲気に馴染めない」などの不安を感じていると、職場に行くことすら億劫になってしまうでしょう。

仕事が合っていないと感じている

「自分には合っていない」と感じている仕事も、長続きしにくいでしょう。自分のスキルや価値観に合っていない仕事において、モチベーションを維持することは難しいためです。モチベーションが低下すると「ほかの仕事のほうが面白そう」と興味が移り、結果として長続きしない傾向にあります。

飽きっぽい性格である

飽きっぽい性格から「仕事が長続きしない」という人もいるようです。

せっかく入社しても短期間でほかの仕事に目移りしてしまい、転職を繰り返すという人もいます。早期離職を何度も繰り返すと企業側から「またすぐに辞めるのでは」と不安視され、次第に転職が難しくなってしまうでしょう。詳しくは、このコラムの「転職のハードルが高くなる」をご一読ください。

高い理想を掲げている

高い理想を掲げていることも、仕事が長続きしない要因の一つです。高過ぎる理想と現実とのギャップを受け入れられず、「こんなはずではなかった」「自分に合う仕事はほかにあるはず」と離職してしまうことがあります。入社後のミスマッチを回避するためには、事前に企業研究をしっかりと行って情報を得ておくことが大切です。

経済的な余裕があり働く必要性を感じない場合も

経済的な余裕があり、働く必要性を感じない場合も仕事が長続きしない傾向があるようです。たとえば、「実家暮らしなので生活費の心配がない」「家族に金銭面で援助してもらえる」というように仕事を辞めても生活に困らない場合、離職するのに躊躇しないという人は多いでしょう。

仕事が長続きしないとどうなる?3つのリスク

仕事が長続きしない場合のリスク

  • 年齢が上がるにつれて仕事の選択肢が狭まる
  • 収入が安定しない
  • 転職のハードルが高くなる

仕事が長続きしないリスクは、「次第に仕事の選択肢が少なくなる」「収入が不安定」「転職しにくくなる」の3つです。以下で詳しく解説します。

1.年齢が上がるにつれて仕事の選択肢が狭まる

仕事が長続きしないまま年齢を重ねると、応募できる求人の数が限られる恐れがあります。

転職市場において20代のうちは経歴よりもポテンシャルを重視されるものの、30代、40代で評価されるのはそれまでの実績や備えているスキルなど。仕事が長続きせず、年齢が高くなっても十分なスキルや知識が身についていない場合、即戦力となり得る人材を求めている企業とのマッチ度は低くなってしまうでしょう。

2.収入が安定しない

仕事が長続きしないと、収入が不安定になるリスクもあります。仕事を頻繫に変えると、次の職を探すためのブランク期間が生じて収入が途切れたり、本採用後よりも給料が低い試用期間を過ごしたりする頻度が高くなるためです。

また、正社員の給料は勤続年数や実績に応じて徐々に上がっていくのが一般的。仕事が長続きしないと、給料アップのチャンスも少なくなってしまうでしょう。「正社員の給料を分類別に紹介!病欠時の給与計算や前払いの可否も解説」のコラムでは、年齢別の正社員の平均給与を紹介しています。

3.転職のハードルが高くなる

仕事が長続きしないままだと、転職のハードルが高くなりがち。一つの仕事に留まる期間が短いことは、転職市場において懸念点とみなされることがあるためです。

履歴書や職務経歴書を見た採用担当者に「短期間での転職を繰り返すのは本人に問題があるからなのでは」「またすぐに辞めてしまうのではないか」と不安を抱かれる可能性は高いでしょう。仕事が続かない人の選考対策は、「早期退職の理由は面接でどう伝える?伝え方のポイントや例文を紹介!」のコラムで詳しく解説しています。

「仕事が長続きしない」を解決する4つの方法

「仕事が長続きしない」を解決する方法

  • 仕事が長続きしない理由を深掘りしてみる
  • すべて完璧にこなそうとはしない
  • 職場で頼れる人を見つける
  • 息抜きの時間を作る

「仕事が長続きしない」というお悩みを解決するためには、「理由を深掘りする」「すべて完璧にこなそうとしない」などの方法を試してみるのがおすすめです。まずは、現在の仕事を長続きさせる方法を模索してみましょう。以下で4つの方法をご紹介しているので、ぜひお役立てください。

1.仕事が長続きしない理由を深掘りしてみる

「なぜ仕事が長続きしないのか」を考えてみましょう。仕事が続かない理由が明確になれば、具体的な対処法を考えやすくなります。

たとえば、「業務内容に興味をもてない」「飽き性である」のように自分に起因するものだけでなく、人間関係や待遇といった職場への不満が原因となる場合もあるでしょう。理由が曖昧なまま転職しても同じ理由で早期退職してしまう恐れがあるため、「仕事が長続きしない理由」を一度しっかりと考えることが大切です。

2.すべて完璧にこなそうとはしない

真面目さが原因で仕事が長続きしないときには、業務に支障がない範囲で少し手を抜いたり、誰かを頼ったりしてみましょう。

このコラムの「仕事が長続きしない人の特徴とは?」で述べたように、仕事を自分一人ですべて完璧にこなそうとすると、ストレスが溜まりやすくなります。同じ職場で長く働き続けるためには、「完璧でなくても良い」「失敗を糧にすれば良い」と割り切って臨むことがポイントです。

3.職場で頼れる人を見つける

職場で頼れる人を見つけるのも、仕事を長続きさせるのに有効な方法です。職場の人間関係は、仕事を続けるうえで非常に大切な要素。全員と親密にする必要はありませんが、気軽に話したり困ったときに助けを求めたりできる存在が一人でもいれば、前向きな気持ちで仕事に取り組めるでしょう。

4.息抜きの時間を作る

仕事以外で息抜きの時間を作ることも大切です。

前述の通り、疲労が溜まり過ぎると、仕事へのモチベーションが低下してしまいます。短時間でも構わないので、自分の好きなことに没頭する、リラックスするなど、仕事から離れてリフレッシュする時間を設けてみましょう。新たに気持ちを切り替えて、前向きに仕事に取り組めるようになるはずです。

どうしても仕事が長続きしないときの対処法

対策を講じてみても「現在の職場を辞めたい」という気持ちが払拭されないときは、新しい環境に移ってみることを検討しましょう。仕事に集中できない職場に身を置いていても良いパフォーマンスを発揮することは難しく、心身ともに疲弊してしまうためです。

ここでは、「会社を辞めて独立する」「違う企業に転職する」という2つの対処法を解説しているので、今後のキャリアパスを考える際の参考にしてみてください。

起業したりフリーランスになったりして独立する

どうしても仕事が長続きしない場合の解決策として、自分で企業を立ち上げたり、個人で仕事を請け負うフリーランスとして働いたりする方法があります。

自分のペースで仕事を進められることや、興味のある分野に特化した業務に従事できるのが独立するメリット。「組織や人間関係に囚われずに自由に仕事がしたい」とお考えの方にはうってつけの方法といえるでしょう。

ただし、起業したりフリーランスになったりするのにはリスクも伴います。具体的には、「仕事量や収入が不安定」「将来的に成功する確約もない」「自分一人に掛かる責任が大きい」などです。自分自身の適性や希望する働き方などと照らし合わせたうえで、検討してみましょう。

会社員以外の働き方を詳しく知りたい方は、「会社員に向いていない人はどうすれば自分らしい生き方ができるかをご紹介!」のコラムも参考にしてくださいね。

副業を始めてみるのもおすすめ

本業を続けながら副業を始めてみるのもおすすめの方法です。本業での収入があるため、経済的な心配をすることなく自分の興味のある分野に挑戦できるでしょう。さらに、副業が上手くいけば本業にできる可能性も。企業によっては従業員の副業を禁止している場合もあるので、まずは就業規則を確認してみましょう。

転職を検討してみる

転職し、まったく新しい職場で再スタートを切るという方法もあります。「仕事が長続きしない」と感じる原因が業務内容や人間関係、待遇といった職場での問題に起因する場合、転職は非常に有効な手段になり得るでしょう。

とはいえ、性急に退職することはおすすめできません。焦って転職先を決めると、同じ理由で早期退職に至る恐れがあるためです。「仕事が長続きしない理由」と「どのような職場なら問題が解決するか」を明確にしたうえで、転職活動に臨みましょう。

転職して「長続きする仕事」を見つけるためのコツ

「長続きする仕事」に転職するためには、「自己分析と企業研究を徹底する」「企業に求める条件を明らかにする」といったポイントを押さえる必要があります。以下で解説しているので、参考にしてみてください。

自己分析と企業研究を徹底する

転職に際しては、必ず自己分析と企業研究を行いましょう。自己分析とは、過去の経験を振り返って自分自身の強みや弱み、仕事に対する価値観などを明らかにする作業のこと。自分に向いているのはどのような仕事なのかを把握し、仕事探しをスムーズに行うのに役立ちます。

企業研究とは、志望先企業の社風や事業内容、求める人材像などをリサーチする作業のこと。企業について深く知ることは、自分がその環境に合っているかどうかの判断材料になるでしょう。

自己分析と企業研究で得られた結果は、志望動機や自己PRを考える際にも使えます。自己分析と企業研究は、転職活動を成功に導くために欠かせない作業であるといえるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純

北島愛純

自己分析の際は、自分の弱みにもしっかりと目を向けましょう。自分の嫌なこと・苦手なことは、仕事が長続きしない理由になり得るからです。求人を探す際、嫌なこと・苦手なことに該当する仕事を避けるのも、一つの方法ですよ。

私たちハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが自己分析のお手伝いも行っています。「どのように進めたら良いか分からない」とお悩みの方は、ぜひご相談くださいね。

企業に求める条件を明らかにする

転職する際は、転職先企業に求める条件を明らかにすることも大切です。どのような条件・環境であれば自分が長く働けるかを考えましょう。

求める条件が多過ぎると仕事選びがしにくくなってしまうため、順位付けをするのがおすすめです。給料や役職といった待遇面だけでなく、キャリアアップや職場の雰囲気などさまざまな要素のなかから、自分が優先したいものを順番にリストアップしてみましょう。

企業を選ぶ際は、「雰囲気の良い会社に入るためにチェックするべきこと5選!」のコラムも参考にしてくださいね。

自分の希望にマッチした仕事を探す

自己分析の結果と転職先企業に求める条件を擦り合わせたうえで、自分の希望にマッチした仕事を探します。

転職して「仕事が長続きしない」状況を打破するためには、自分自身の希望する条件とのマッチ度の高い仕事を見つけることが重要です。仕事内容が自分の興味やスキルに合っていることはもちろん、職場の雰囲気や働き方に馴染めそうかもチェックしましょう。

とはいえ、一人の力だけで企業の内情を詳しく調べるのには限界があります。そのような場合は、求人を扱う企業の詳細な情報をもっている転職エージェントを利用するのも一つの手。次の項で詳しく解説します。

転職エージェントを活用する

長続きする仕事に就きたいという思いはあるものの「一人で転職活動を進めるのは不安」という方には、転職エージェントを活用することをおすすめします。

転職エージェントとは、仕事探しだけでなく、応募書類の書き方や面接対策、企業との条件交渉までさまざまな面でキャリアアドバイザーによるサポートを受けられるサービスのこと。また、通常の求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえることもあるため、これまで選択肢になかった仕事に出会える可能性もあるでしょう。

仕事が長続きしないことにお悩みで転職を検討中の方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、主に若年層に特化した転職エージェントです。

専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望や適性をしっかりと把握したうえで、ぴったりのお仕事をご紹介します。企業とのやり取りもキャリアアドバイザーが代行するので、現職と並行しての転職活動もスムーズに進められますよ。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

仕事が長続きしない人によくあるお悩みFAQ

ここでは、仕事が長続きしない方によくあるお悩みをQ&A方式で解決します。

何年働けば「長続きする仕事」といえる?

同じ職場で5年以上働けば「長続きしている」といえるでしょう。入社から5年経てば一通りの業務を経験し、責任のあるポジションを任される時期だからです。

しかし、上記はあくまでも目安で、「長続き」の基準は職種や仕事における目標によって異なります。年数を意識し過ぎずに、自分自身のペースで目の前の仕事をこなすことに集中しましょう。

仕事が長続きしない女性におすすめの対処法は?

どうしても仕事が長続きしない場合は、男女問わず転職を検討することをおすすめします。転職する際は、どのような環境や条件であれば長く働けるのかを考えることが大切です。たとえば、家事・育児との両立が難しく仕事が長続きしないのであれば、フレックスタイム制や時短勤務制が導入されている職場を選ぶと良いでしょう。

仕事が続かない人が続けやすい仕事は?

製造業や配送業、ITエンジニアなどの仕事が挙げられます。これらの仕事の特徴は、周囲の人との親密なコミュニケーションが必須ではなく、一人でコツコツと取り組める点です。ほかにも、自分のペースで仕事を進められるフリーランスや、得意な分野で起業するといった働き方も視野に入れてみると良いでしょう。

メンタルが弱いので仕事が続かないのが悩みです…

まずは、自分自身のことを認めて受け入れましょう。精神的なストレスを感じながら無理をして仕事を続けると、心身に不調をきたす恐れがあります。自分自身を労わる時間を設け、心身のバランスをとることを優先しましょう。

また、メンタルが弱いと感じる方は、厳しいノルマがある仕事や多くの人とのコミュニケーションが必要な仕事は避けるのが得策です。「自分に合う仕事がなかなか見つからない」とお悩みの方は、転職エージェントの利用も検討してみることをおすすめします。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube