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土日休みの職種には何がある?探す際の注意点や就職を成功させる方法を解説
この記事のまとめ
- 土日休みが多い職種には事務職や公務員、業界ではIT業界や製造業が挙げられる
- 土日休みの職種に就くメリットは、「生活リズムが整う」「連休を取りやすい」など
- 土日休みで働くと平日に残業したり、公共施設が利用しづらかったりするのがデメリット
- 求人に「週休2日」とあるからといって、土日休みとは限らないので注意が必要
- 「土日休みの職種に就きたい」という方は、就職・転職エージェントに相談するのも手
就職・転職活動をする方のなかには、「土日休みの仕事がしたい」と考えている方もいるでしょう。土日休みの仕事を探すときに、どのような職種や業界にあるのか分からないと「希望する仕事が見つかるのか」と不安になりますよね。
土日休みが多い職種には、事務職や郵便局の職員、公務員が挙げられます。業界では、IT業界や製造業などがあるでしょう。希望条件も重要ですが、自分の適性を活かせたり、興味があったりする仕事を選ぶことが大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えつつ、土日休みが多い職種や業界を一覧でまとめています。また、仕事を探すときの注意するポイントや就職を成功させる方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
土日休みが多い職種と業界を一覧で紹介
ここでは、土日休みが多いとされている職種と業界をご紹介します。「仕事とプライベートのバランスを重視したい」「休日は自分の時間を大切にしたい」と考えている人は、これらの職種や業界を就職・転職活動の際の参考にしてみてください。
土日休みが多い職種
土日休みが多い職種は、以下で解説します。
事務職・経理職・人事職
土日休みが多い職種には、事務職や経理職、人事職が挙げられます。事務職や経理職、人事職は人や資源の管理を主な仕事としており、細かい作業を丁寧にこなすことが好きな人に向いているでしょう。
経理のポジションでは入金の確認や振り込み、経費の精算などを担当するため、銀行が休みの土日に勤務することは少ない傾向があります。経理職に興味がある人は、「経理未経験者は採用されない?就職難易度や成功に導くためのポイントを解説」のコラムで未経験からの就職を成功させる方法を解説しているので、チェックしてみてください。
郵便局の職員
郵便局のオフィス職も、土日休みが多い傾向があるでしょう。郵便局の職員がかつて公務員だった名残で、土日休みとする職場が多く存在しています。ただし、週末に営業している郵便局もあるため、応募する際は募集要項をしっかりと確認することが大切です。
オフィスでの業務は、窓口対応や電話応対、文書作成など多岐にわたります。そのため、複数のタスクを効率良くこなすことが得意な人には、やりがいを感じられるでしょう。郵便局のオフィス職は、正職員だけでなくアルバイトの募集もあり、時間が限られている男性・女性にも人気のある職種です。
国家・地方公務員
国家・地方公務員は、土日休みの職種の一つです。大卒の方だけではなく高卒の方も公務員試験を受験できるので、安定した職を求めて土日休みを希望する人は国家公務員や地方公務員を目指しても良いでしょう。
ただし、公務員のなかでも消防士や警察官など、勤務形態によっては祝日や週末に出勤が必要になることも。教員も学校行事やクラブ活動の指導のために週末出勤はあるので、しっかり検討することが大切です。
土日休みが多い業界
土日休みが多い業種は、以下で解説します。
IT業界
システムエンジニアやプログラマーなどのIT関連職種では、取引先が企業であることが多いため土日休みが一般的です。ただし、プロジェクトの進行具合や取引先の企業によっては、休日に出勤が必要になることもあるでしょう。
また、週末に休む代わりに、平日の残業が多い企業も存在します。残業がなく土日休みの職場を探している人は、休日だけでなく、残業の実態にも注目して求人情報を調べると良いでしょう。
IT業界に興味がある方は「IT業界に未経験者の転職は難しい?必要なスキルや志望動機の例文を紹介!」を参考にしてみてください。
製造業
製造業界には工場の生産ライン業務、商品の管理、営業活動、オフィスワークなど多彩な役職が存在し、土日を休む取引先が多いため業務がスムーズに運ぶよう休日を合わせる傾向があります。
ただし、取り組んでいる事業によっては24時間体制で運転する工場もあるので、週末勤務が求められることもあるでしょう。希望する勤務形態が可能かどうかを把握するためにも、応募先の企業について良く調べることが大切です。
商社業界
商社界においては、土日休みを実現できる職種として、オフィス職や営業職、プランニング職などが挙げられるでしょう。大部分の企業がカレンダーに従い休業するため、週末は休みたいと願う人には適した業界です。
ただし、海外取引がある場合は時差の関係で週末も対応が必要になることがあり、締切間近では土日出勤を要求される可能性も。商社での業務は目標達成や売上実績が直接的に評価や収入に反映され、充実感や成就感を感じやすい環境があるので高収入や昇進を目指す人にとっては魅力的な業界です。
金融業界
金融業界に関しては、銀行員や信用金庫職員など、土日休みが一般的な職種が多く見られるでしょう。これは、法律により銀行が土日や祝日、年末年始を休業日と定めているためです。
ATMは機械のため週末も稼働していますが、窓口業務は基本的には平日に限られています。金融業界での仕事は、顧客の金融資産を扱う重要な業務であるため高い責任感が求められますが、その分、仕事の達成感を強く感じられるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
北島愛純
土日休みの職種はいくつかありますが、経験者でないと就職が難しいものが多い傾向があります。未経験の業界へ挑戦する場合は、ハードルが高くなるかもしれません。
ただし、営業職、建設業、製造職、事務職などは未経験からでも挑戦できる求人が豊富なので新しい業界へ挑戦したい方にはおすすめです。また、土日休みを条件とすると給与や業務内容などの条件が希望に沿わなかったり、平日の残業が多かったりする可能性もあるので、求人情報をしっかり確認したうえで応募しましょう。
サービス業や接客業は平日休みが多い
飲食系、アパレル系、旅行関連、不動産業といったサービス業や接客業は、平日休みが多い傾向があります。なかには、シフト制が導入されていて、休みが不定休の職場もあるでしょう。
シフト制度であれば土日のどちらかが休みになる可能性があるので、「たまに土日休みが欲しい」という方にはおすすめです。仕事を選ぶときは、自分に合った働き方ができるかどうか確認しましょう。
土日休みの職種に就くメリット
土日休みの職種に就くメリットには、「家族や友達との予定が立てやすい」「結婚式や行事などのイベントに参加できる」「生活リズムが整いやすい」「連休を取得しやすい」が挙げられます。以下で、それぞれ解説するので、チェックしてみてください。
家族や友達との予定が立てやすい
週末休みの仕事に就いていると、同じく週末を休む家族や友人と時間を合わせやすくなるのがメリットです。平日に休みがある場合、相手の学校や仕事が終わる夕方以降しか共有時間を確保できず、できることが限られるでしょう。
家族と友人と休日を合わせることで、1日まるごとの活動や長期休暇を使った旅行といった計画もしやすくなります。「旅行が趣味」「家族との時間を大切にしたい」という方は、土日休みのほうがメリットが多い傾向があるでしょう。
結婚式や行事などのイベントに参加できる
週末休みの仕事では、週末に多く行われる結婚式や学校の行事などへの参加がしやすくなるのもメリットといえるでしょう。平日休みの場合、有給休暇を取得したり、事前に休日の希望を出したりする必要があります。
「子どもの学校行事には必ず参加したい」「参加したいイベントが土日開催が多い」という場合、土日休みを希望する方もいるため自分のライフスタイルに合っているほうを選びましょう。
生活リズムが整いやすい
土日休みのメリットには、生活リズムが整いやすいことが挙げられます。週末休みの仕事では、平日勤務・週末休みという規則正しいサイクルが生まれやすいでしょう。
生活リズムが整えば心身の健康を維持しやすく、ワークライフバランスも取りやすくなります。勤務日が不安定になりがちなシフト制と比較すると、生活が乱れにくいといえるでしょう。
ワークライフバランスが取りやすい安定した仕事は、「安定した職業に就きたい!その見分け方とおすすめの職種を紹介」のコラムで解説しているので仕事を探すときの参考にしてみてください。
連休を取得しやすい
週末休みはもともと2連休のうえ、金曜日または月曜日に休暇を取れば、長い連休を作れるのがメリットです。平日休みやシフト制の場合は休みが不規則なため、土日休みより連休を取得するハードルが高めでしょう。
会社からの連絡が少なくなる
週末休みの企業であれば会社自体が休みなので、仕事関連の連絡が少なくなるのが、土日休みのメリットの一つです。休日に業務連絡が入ることが格段に少なくなり、プライベートな時間を十分に楽しめるでしょう。
シフト制で休む場合、出勤している社員がいるので連絡が入る可能性があります。仕事とプライベートをしっかり分けたい方は、土日休みの職種が向いているでしょう。
土日休みの職種に就くデメリット
土日休みの職種に就くデメリットには、「休日に混雑するスポットが多い」「公共施設の利用が難しい」「土日は平日料金より高くなりやすい」「平日残業が必要になる可能性がある」が挙げられます。前項で解説したメリットと比較して、自分に適した働き方を判断してみてください。
休日に混雑するスポットが多い
土日休みの職種に就くデメリットには、休日に混雑するスポットが多いことが挙げられます。多くの職種で土日が休日とされているため、観光地やショッピングセンターなど多くの場所が土日に混雑する傾向にあるでしょう。
目的地までの道路や交通機関も混雑しがちなので、待ち時間が長くなったり、目的地までの移動が困難になったりすることも考えられます。せっかくの休日でも、行列や渋滞での疲労感がストレスになる人もいるかもしれません。
公共施設の利用が難しい
公共施設の利用が難しいことも、土日休みのデメリットといえるでしょう。役所や銀行などの公共施設は基本的に土日は閉鎖しているため、平日に時間を作って利用しなければなりません。
仕事の調整をしたり、有給休暇を取得したりするといった準備が必要となるでしょう。利用内容によっては、窓口手続きができない場合、書類上で行えることも。ただし、郵送で書類のやり取りを行うので、窓口より時間が掛かる可能性があるでしょう。
土日は平日料金より高くなりやすい
土日休みの仕事だと、平日料金より高くなりやすいのがデメリットになるでしょう。休日に設定された日にレジャー施設や一部の商業施設を利用すると、平日に比べて高い料金が適用されることがあります。
また、医療機関においても「休日加算」や「時間外加算」があるので、平日休みの人に比べて経済的な負担が増える場合があることを留意しておきましょう。
平日残業が必要になる可能性がある
土日休みの職種では、週末を休む代わりに平日の勤務時間が長くなる傾向にあるのもデメリットになるでしょう。休日出勤が可能であれば解決策になることもありますが、それが許されない状況では、平日の忙しさが増す一因となります。
土日しっかり休めれば残業があっても良い人は問題ありませんが、「あまり残業したくない」という方は、負担に感じる場合があるでしょう。残業が少ない企業を見つけたい方は、「優良中小企業で働きたい!特徴や探し方は?メリット・デメリットも解説」のコラムで探し方を解説しているのでチェックしてみてください。
土日休みの職種を探す際に注意したいポイント
土日休みの仕事をしたい方は、就活で希望する職種を探すときに注意することがあります。以下で解説するので、就活で役立ててください。
「週休2日制」は毎週2日休めるわけではない
求人票に「週休2日」とあるからといって、毎週2日休めるわけではないので注意しましょう。「週休2日制」とは、週休2日の週が月1回以上ある勤務形態を指すためです。
「週休2日制」の場合、1週目は2日休めても「次週からは週1日しか休みがない」ことがあり得るので、自分の希望する働き方ができるか考えたうえで入社を決めましょう。
「完全週休2日」とあっても土日とは限らない
土日休みの職種を探す際に注意したいポイントは、「完全週休2日」とあっても土日とは限らないことです。曜日指定されておらず、平日と土日どちらかで2日とされ連休にならない可能性もあるので注意しましょう。
また、「完全週休2日(土日祝)」と書かれている場合は、「祝日と土日どちらか1日」で週休2日となり、三連休になるとは限りません。ミスマッチを防ぐために、休日に関することは入社前にしっかり確認しておきましょう。
「年間休日数」をチェックしてみるのも手
土日休みを希望する方は、「年間休日数」をチェックしてみるのも手です。年間休日数が分かれば、一週間あたりの休日数を予測できるでしょう。
たとえば、「年間休日110日」は、週休2日制ですが祝日や土曜日の一部に出勤を求められる可能性があります。「年間休日120日」であれば、完全週休2日制で祝日も休みな場合が多いでしょう。
ただし、「残業したくないけど土日は休みたい」「この仕事をしたいけど平日休みは嫌だ」など、条件を絞りすぎると仕事が決まりにくくなるので注意が必要です。「仕事が決まらないのはなぜ?状況を抜け出すコツや焦りや不安の解消法を解説」のコラムでは、仕事が決まらない状況から抜け出す方法を解説しているので、スムーズに就活を進めるためにチェックしてみてください。
土日休みの職種に就くための5つの方法
土日休みの職種に就くための方法
- 異業種への転職では研修制度がある企業を選ぶ
- 安定した状態での転職活動を心掛ける
- 業務内容に焦点を当てる
- 面接の準備を徹底する
- 就職・転職エージェントを利用する
ここでは、土日休みの職種に就くための方法を5つ解説しています。土日休みを実現しながら、キャリアを築いていくときの参考にしてみてください。
1.異業種への転職では研修制度がある企業を選ぶ
土日休みを求めて異業種の職種へ転職する場合は、研修制度がある企業を選ぶのがおすすめです。充実した教育・研修制度を提供する企業を選ぶことで、未経験の業務内容をスムーズに覚えられるでしょう。
未経験歓迎とする企業では研修制度が整っている場合が多いようですが、志望する企業がどのようなサポート体制を整えているか、求人サイトや企業説明会などの情報で事前に確認しましょう。
未経験OKとする求人が多い職種は「未経験でもできる仕事8選!正社員就職成功のコツもご紹介します」のコラムでまとめているので、仕事を探すときの参考にしてみてください。
2.安定した状態での転職活動を心掛ける
就職・転職活動は、精神的にも経済的にも安定した状態で行うことを心掛けましょう。在職中の転職活動は、収入の安心感を背景にじっくりと次のステップを考える余裕を持たせてくれます。
退職後に転職活動を行う場合は、空白期間が長引かないよう注意しましょう。企業で活かせる資格を取得したり、即戦力となるためにアルバイトで経験を積んだりするなど自由に使える時間を有効活用すれば、就職が成功しやすくなる可能性があります。
3.業務内容に焦点を当てる
仕事を選ぶ際には、土日が休みであることだけでなく、具体的な業務内容についても詳しく調べることが重要です。自分のスキルやキャリアプランに合致するか、また、日々の業務が自分の価値観や生活スタイルに適合するかを検討しましょう。
4.面接の準備を徹底する
土日休みの仕事を目指すときは、面接の準備を徹底しましょう。土日休みの職種は競争が激しいため、面接で自己を効果的にアピールすることが重要になります。
面接では、自分の経験やスキルがどのようにその企業のニーズに応えられるかを具体的に説明しましょう。また、事前にリサーチした情報を基にした逆質問を準備することも、積極性を示す良い機会になりますよ。
5.就職・転職エージェントを利用する
土日休みの仕事がしたい方は、就職・転職エージェントを利用するのも方法の一つです。就職・転職エージェントに相談すれば、希望条件に沿った求人を紹介してくれるのでミスマッチを防げるでしょう。
「土日休みの会社に就職したい」「条件が合う求人を見つけられない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人をご提案。未経験OKな求人も豊富に保有しているので、納得できる企業や職種が見つかるでしょう。
また、応募書類の添削や面接対策なども行うので、安心して就活・転職活動に取り組めますよ。ご利用・ご登録はすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube