ハタラクティブ
ハタラクティブ

仕事で何をしていいかわからない原因は?陥りがちなことや対処法を解説

仕事で何をしていいかわからない原因は?陥りがちなことや対処法を解説の画像

この記事のまとめ

  • 仕事で何をしていいかわからないと感じる原因には、目標が見えていない可能性がある
  • 仕事で何をしていいかわからない状況に陥りやすい人は、他人の意見に流されやすい
  • 仕事で何をしていいかわからないときは、就職・転職エージェントに相談するのも手

「仕事で何をしていいかわからない」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。仕事での目的や進め方がわからないと、「この仕事は自分に向いていないのかな」と不安になりますよね。

仕事で何をしていいかわからいときに良くある原因には、「仕事に対して不安がある」「目標や将来ないたい姿が見えていない」などが挙げられます。改善に向けて対処法を試しても状況が良くならなければ、自分が活躍できる職場へ転職するのも良いでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えつつ、仕事で何をしていいかわからない状況の代表的な原因をまとめています。また、陥りがちなことや対処法もご紹介しているので、何をしていいかわからないと感じている状況を抜け出すための参考にしてみてください。

仕事で何をしていいかわからないときに良くある原因

仕事で何をしていいかわからないときは、なぜそのような状況に陥っているのかという原因を見つけることが大切です。以下で、仕事で何をしていいかわからないときに良くある原因を解説しているので、自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

仕事で何をしていいかわからないときに良くある原因

  • 自分のやっている仕事に対して不安がある
  • 自分の好きなことがわかっていない
  • 目標や将来なりたい姿が見えていない
  • わからないことを上司や同僚に聞きづらい
  • 仕事内容を理解したふりをしてしまう
  • わからないことをわかっていない

自分のやっている仕事に対して不安がある

給料に不満を感じていたり、自分に向いていない仕事なのではないかという不安を感じていたりすると、何をしていいかわからなくなることがあります。仕事・会社に対する不安や不満はモチベーションの低下につながるので、判断力や集中力が鈍ってしまっているかもしれません。

自分のやっている仕事に対して不安がある場合は、不安や不満を感じている原因を考えてみることが大切です。待遇面なのか業務内容なのかが分かれば、改善策を見つけやすくなるでしょう。

自分の好きなことがわかっていない

自分がやっている仕事の好きな部分がわからなくなっていることが、何をしていいかわからない原因かもしれません。毎日業務に追われていると、心の余裕がなくなり「何で自分はこの仕事についたんだっけ?」と感じることがあるでしょう。

一度初心に戻り、自分の仕事の好きなところと嫌いなところを考えてみるのも良いかもしれません。やりたいことの見つけ方については、「やりたいことの見つけ方を解説!就活・転職活動で重視するポイントとは?」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。

目標や将来なりたい姿が見えていない

人生における自分の将来の目標やなりたい姿が見えていないことが、何をしていいかわからない原因となっている可能性もあります。将来の目標が明確になっていないと、自分のやりたいことややるべきことがわからず、自分の取るべき最善の行動を取れなくなってしまうでしょう。

仕事に関することだけでなく、私生活のことでも構いませんので、自分の将来の目標を明確にすることで改善されるかもしれません。目標を明確にすることで仕事へのモチベーションが生まれ、集中力の向上につながるでしょう。

わからないことを上司や同僚に聞きづらい

仕事で何をしていいかわからないときに、不明点を上司や同僚に聞きづらいのが原因な場合もあります。「わからないことを質問して上司に怒られるのが怖い」「職場の雰囲気が気軽に質問できる空気ではない」などの理由から聞くことができず、何をしたらいいかわからないという状況が放置されてしまうということがあるでしょう。

仕事内容を理解したふりをしてしまう

会社からの評価が下がってしまうことを恐れ、何をしていいかわからない状態なのにわかったふりをしてしまう人もいるかもしれません。進め方や最終的なゴールがわからない状態で仕事を進めていった結果、途中でどうしたらいいのかわからなくなってしまう場合があります。

仕事でわかったふりをすると、自分の首を絞めることになるので避けたほうが良いでしょう。わからないことは「わからない」と、しっかり上司や同僚に相談することが大切です。

わからないことをわかっていない

新人の方や未経験の業界に就職して仕事を始めたばかりだと、「そもそも何がわからないのかわからない」「何をしたらいいかがわからない」ということもあるでしょう。まずは自分が何がわからないのかを把握するためには、業務全体の流れをしっかりと理解する必要があります。

いきなり業務を始めるのではなく、まずはなぜその仕事をやる必要があるのか、その仕事を終わらせた先にどのようなゴールがあるのかを明確にすることが大切です。

仕事で何をしていいかがわからない人が陥りがちなこと

ここでは、仕事で何をしていいかがわからない人が陥りがちな状況について解説します。何をしていいかわからないと感じたときには、以下の内容を参考に自分がどのような状況に陥ってしまっているのかを客観的に分析してみましょう。

仕事をする目的を理解していない

自分がやっている仕事が最終的に何を達成するためにやっているのか、何を目標としているのかがわからないという場合があります。仕事を行った先のことを理解していないまま仕事を進めてしまうと、次に何をやるべきなのか、この仕事が終わったらどうすればいいのかという適切な判断が難しくなるでしょう。

仕事が完了したら誰かに報告して次の指示をもらうのか、あるいは別の業務をすべきなのかなどを事前に把握しておくことが大切です。

20代より30代・40代のが仕事への理解力が高い必要がある

20代の新人時代はまだ仕事を覚えたり、スキルを磨いたりする段階のため、仕事をする目的が見えづらい場合があります。毎日仕事に取り組むことで、徐々に目的が見えてくるでしょう。

また、30代・40代とキャリアを重ねると人を教育したり、管理したりする立場になるので、仕事の進め方を把握しておく必要があります。年齢が若いと聞きやすい質問も、キャリアが重なってから「今さら聞けない」とならないためにも疑問を早く解決する癖をつけておきましょう。

仕事の進め方を間違えている

複雑な仕事をしなければならない場合などは、進め方を間違えてしまうと途中で次にやるべきことがわからなくなるということがあります。とりあえず目についた仕事を何も考えずに進めてしまうと、業務効率の低下にもつながるでしょう。

自分と同じ業務を過去に経験した先輩や、同様の仕事をしている同僚に質問しながら進めてみると良いかもしれません。

周りの意見に流されている

仕事で何をしていいかわからない人は決断力が低下している可能性があるので、周りの意見に流されてしまうことがあるでしょう。周りからさまざまな意見を聞くことで自分がやりにくい仕事の進め方を選択してしまい、仕事ですべきことが解決できない場合があります。

人の意見を聞いてアドバイスをもらうというのは重要ですが、自分の意見を持っていないとそのアドバイスが適切なものかどうかの判断が困難になるでしょう。周囲に意見を求めたら「指示」と捉えず、「アドバイス」として受け取ることが大切です。

自分がやろうとしている進め方ともらったアドバイス、どちらの方が効率よく進められるのか、あるいは良いとこ取りをして効率よく進められないかを考えてみましょう。

失敗が尾を引いてしまい自信を失っている

過去にあった仕事での失敗がトラウマとなって自分に自信を失ってしまっている場合も、何をしていいかわからないと感じることもあります。失敗するのを避けるために慎重になりがちですが、ミスは誰しも起こりうることなので一つ一つわからないことを丁寧に対処していけば問題ありません。

同じミスを繰り返さないよう、前回の失敗から学んだことを業務に活かすことが大切です。「なぜ失敗したのか」「失敗しないためにどう対処すべきだったのか」を明確にし、不明点があれば上司や先輩に相談してみましょう。

改善策を試してもミスが減らなかったり、「ついていけない」と感じたりした場合は、適性と業務内容が合っていない可能性があります。「仕事についていけない」と感じたときの対処法は「仕事についていけないときは辞めてもいい?原因や対処法について解説」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。

キャパオーバーの仕事でストレスが溜まっている

自分にとってキャパオーバーの仕事量を任されてしまった結果、やるべきことが多すぎて何から手を付けていいのかわからない場合もあるでしょう。仕事を任されるということは上司の期待の表れでもありますが、一人で解決する必要はありません。

キャパオーバーな仕事を無理に一人で続けると仕事が雑になったり、納期に間に合わなかったりという状況になってしまう恐れがあるためです。

仕事で何から着手していいかわからないまま無理に業務を続けると、ストレスから体調不良につながりかねせん。わからないことは積極的に質問しつつ、一人では無理だと感じたらすぐにサポートを頼みましょう。

仕事で何をしていいかわからないときの8つの対処法

仕事で何していいかわからないことがあるときは、放置せずに原因に対して適切な対策をすることが大切です。自分が陥っている状況を冷静に判断して、積極的に仕事に取り組めるよう以下で解説する対処法を参考にしてみてください。

問題が解決しない理由を明確にする

仕事で何をしていいかわからないときは、問題が解決しない理由を明確にしましょう。原因がわからないまま業務に取り組むと、モチベーションの低下につながりかねません。

たとえば、仕事で何をしていいかわからない原因が「先輩に質問するタイミングがなく解決できない」という場合、「先輩に聞く前に自分でできることがないか探してみる」「仲間や同じ業務を経験した同僚に聞く」など多角的な視点から改善策を考えてみましょう。

自己分析を行う

仕事で何をしていいかわからないことで「仕事がうまく進まずモチベーションが低下している」「やりがいを感じられない」という場合は、自己分析をしてみるのが有効です。自己分析で「自分の好きなことや得意なことは何か?」「自分が楽しいと思えるのはどんな状況か?」など自分の適性を把握することで、仕事でどういうことを意識すればやりがいを感じられるのかが分かるかもしれません。

自己分析を行うときは、過去の経験を振り返って深掘りすると適性が見えてくるでしょう。自己分析の具体的な方法については「自分のしたいことがわからない…見つけ方や仕事の探し方を解説」のコラムで具体的に解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

適性診断の結果を参考にする

「仕事で何がしたいかわからない」「自分に合った仕事を知りたい」と感じている場合は、適性診断を受けてみるのもおすすめです。適性診断では、自分がどんな仕事に向いているのか、どんな分野を得意としているのかを把握できるでしょう。

苦手なことや向いていない仕事なども客観的に分析してくれるので、今任されている仕事が「向いていない」「もっと適性を活かせる仕事がしたい」と感じたら、上司に相談してみるというのも一つの手です。効率よく仕事を進めるための建設的な意見としてアドバイスをもらえるでしょう。

仕事における目標を立てる

将来なりたい自分の姿が見えていないという場合には、まずは目標を立てるところから始めてみましょう。目標を立てるときは、「管理職になりたい」といった仕事関係や「将来家を購入したいから年収△△万円を目指したい」といったプライベートでの目標どちらでも構いません。

自分が今何をすべきかという判断は、将来どうなりたいのかという目標から逆算していくことが大切です。20代、30代、40代とキャリアを積んでいくなかで、どうなっていきたいのかを明確にすることが、仕事で何がしたいかわからないという状況を抜け出せるでしょう。

ビジネス本を読む

仕事の進め方が間違っているのかもしれないと感じたら、ビジネス本を読んで参考にしてみるのも良いかもしれません。ビジネス本には、効率の良い仕事の進め方や、仕事を行ううえでの思考法など参考になる内容がさまざまあります。

一気に読むのは時間的に難しいと思いますので、ちょっとした隙間時間や通勤時間などを利用して少しずつ読み進めていくと良いでしょう。本から知識を得れば仕事に対する意識も変わり、積極的に取り組めるようになるかもしれません。

身近な人に相談する

仕事でわからないことがあっても「先輩や上司に聞きづらい」という方は、同僚や友人など信頼できる身近な人に相談するのも方法の一つです。同僚や友人などの第三者に聞くことで、自分では思いつかなかった解決法や情報を得られるかもしれません。

わからないことを聞くことよりも、不明点を放置して仕事を進めるほうが他人に迷惑を掛けてしまうでしょう。また、同僚や友人に聞いても解決できない場合は、上司にいきなり聞くのではなくあらかじめ「業務の進め方について相談したいことがある」とアポを取っておくのもおすすめですよ。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

仕事で何をしていいかわからないときは、一人で抱え込まず第三者に相談しましょう。自分では気づけなかった観点からのアドバイスをもらえて、解決策が見つかるかもしれません。

また、自分以外の周囲の環境が原因でうまくいっていないのであれば、思い切って転職するのも良いでしょう。あなたにもっと合っている環境であれば活躍の可能性も高まり、早期に良いキャリアを築けますよ。

スキルや能力を磨く

そもそもどのように仕事をすればよいのかわからないという方は、業務に必要なスキルや能力を磨くというのも大切です。スキルを身につけることで、今よりも広い視野で業務を把握し、効率の良い進め方を判断できるでしょう。

ただし、スキルや能力は、一朝一夕で身につくものではありません。業務のなかでしっかりとスキルを身につけ、日々成長するという意識を持って仕事を進める努力が必要です。

努力した結果スキルや能力が身に付き、業務がスムーズに進めれば成功体験となり自信につながるでしょう。日々の努力を積み重ねれば、会社でのキャリアアップも目指せるかもしれません。

転職を視野に入れる

どうしても自分に合った仕事ではないと感じていたり、職場への不満から仕事のモチベーションが低下している場合には、転職を考えるのも一つの手です。ミスが続いて怒られることが多かったり、業務の難易度が高くて対策をしてもうまくいかなかったりしてストレスを感じ続けると、体調を崩しかねません。

「自分に合った仕事を見つけたい」「転職したいが方法が分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。

専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、学歴や経歴に合った支援を実施。応募書類の添削や面接対策などの支援から、内定後の相談まで一貫してサポートするので、転職活動をしたことがない方も安心して取り組めるでしょう。ご登録・ご利用はすべて無料なので、お気軽にご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube