- ハタラクティブ プラスTOP
- 自分に合う仕事探しの記事一覧
- 安定した職業に就きたい!その見分け方とおすすめの職種を紹介
安定した職業に就きたい!その見分け方とおすすめの職種を紹介
この記事のまとめ
- 安定した職業の特徴は、「経営が安定している」「ライフワークバランスがとれる」など
- 安定した職業や業界は、「公務員」「医療関係」「ITエンジニア」「教育関連」など
- 将来安定した職業でなくなる仕事は、平均収入の低下やAI化が進むと考えられる
- 安定した職業に就くためには、市場の動向や会社が求める人物像を調べることが大切
「安定した職業に就きたい」「安定した職業の求人かどうかを見分けるには?」という相談を受けることがよくあります。せっかく就職しても、収入面や雇用面での不安が残る働き方になってしまうのは避けたいですよね。
安定した職業に就くには、現在の企業の経営状況や成長度合いを確認するだけでなく、将来性があるかをチェックすることが重要です。また、「自分の適性に合っているか」「モチベーションを持って働けるか」といった側面からも、安定した働き方ができるかを考えてみましょう。
このコラムでは、専任のキャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えて、安定した職業について解説します。安定した職業に就きたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事にコメントしているアドバイザー
安定した職業の特徴って?
安定した職業の特徴って?
- 会社の経営が安定している
- ワークライフバランスを重視できる
- スキルを身につけ成長できる環境がある
- 成長産業に関わっている
ここでは、安定した職業の特徴をご紹介します。「安定した職業ってどう見極めれば良い?」という疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてみてください。
会社の経営が安定している
会社の経営の安定性は、重要な一つのポイントです。経営が安定している会社でその職業に就けば、長期的なキャリアプランを描きやすく、金銭面の心配をせずに働けます。経営が安定しているかどうかは、収益の安定性や業績の営業利益など、財務データを基に判断することが可能です。
優良企業の探し方を知りたい方は、「優良中小企業で働きたい!特徴や探し方は?メリット・デメリットも解説」のコラムをご覧ください。
「大手企業=安定している」とは限らない
「大手企業=経営が安定している」とは限らないという点に注意しましょう。大手企業だとしても、業績が振るわず経営破綻することがあります。大手企業であるかに注目するよりも、事業の需要や経営方針を分析し、将来性があるかを確認するのがおすすめですよ。
ワークライフバランスを重視できる
ワークライフバランスを重視して働ける職業は、心身の健康が安定しやすいでしょう。仕事の時間と休みの時間のバランスを取れれば、過労やストレスによる健康リスクを避けやすいといえます。健康な状態で長く働くことで、よりキャリアプランの実現に近づくでしょう。
スキルを身につけ成長できる環境がある
スキルを身につけ成長できる環境があるという点も、安定した職業に当てはまる特徴の一つ。スキルを身につけ向上させられれば、転職時にも役立ちます。専門的な知識や技術は多くの会社で需要があるため、働き口に困ることがないでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
八木寛斗
安定した仕事に就くには、手に職をつけることが重要です。どの会社でも評価してもらえる資格を取得することで職を失う心配はなくなります。
成長産業に関わっている
成長産業に関わる職業は将来性があるため、収入面での安定性が期待できます。たとえば、インフラといった生活に不可欠な産業は、将来的にも伸びる可能性が高いです。高齢化が進む日本では、福祉や介護業界も成長が見込まれるでしょう。現在はあらゆる業界でIT需要が高まっていることから、IT関連の仕事も将来性に期待できます。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
八木寛斗
業界自体が成長しているのかという点に加え、「会社自体の売上が伸びているか」も重要なポイントだと言えます。先述したように、どれだけ大きな会社も「倒産しない」とは言い切れないので、業界や会社を俯瞰視するようにしましょう。
時代や情勢の影響を受けにくいかも大切
「時代や情勢の影響を受けにくいか」という観点も大切です。国内からの影響だけでなく、世界経済や情勢が悪化しても、その影響を最小限に抑えられるようなビジネスモデルを持っているかについても注目してみましょう。
安定した職業や業界一覧
ここでは、安定している職業や業界の代表例を一覧でご紹介します。働きたい職種や業界がまだない場合は、以下を参考にしてみてくださいね。
1.公務員
公務員は、安定している職業の一つ。自治体は、市民サービスの提供を安定的に続ける必要があるためリストラされる可能性は低いです。給与体系は基本的に年功序列であるため、勤続年数と比例して着実に年収が増える点でも安定した働き方といえるでしょう。
2.医療関連
医療関連の仕事は、多くの人々の健康状態を保つために欠かせない存在です。医者はもちろん、看護師や薬剤師、治療士なども含まれます。地域や時代背景を問わず、安定的に需要がある業界です。
3.ITエンジニア
IT化が進む昨今、ITエンジニアは安定して働ける職業の一つ。幅広い分野でITの知識や技術が必要とされており、将来性もあるといえます。IT業界に興味がある方は、「IT業界に未経験者の転職は難しい?必要なスキルや志望動機の例文を紹介!」のコラムもご覧ください。
4.教育関連
教育は、社会を担う次世代を育成するために必要な仕事です。教師だけでなく、スクールカウンセラーや教育支援スタッフなどといった職業も含まれます。
子どもの成長に影響を与えるコミュニケーションや対人関係を築く力など、AIの代替が難しい点を踏まえると、雇用の安定性があるといえるでしょう。
5.製造業
製造業も、安定性を得られる働き方の一つ。自動車、電子機器、食品など、多くの人々が必要とする製品を生み出す製造業は、需要が落ち込みにくい傾向にあります。「ものづくりは仕事にできる?種類や向いている人は?将来性も紹介」のコラムでは、ものづくり系の仕事について詳しく解説しています。
6.インフラ関連
インフラ関連は、人々の社会生活を支えているため、非常に需要が高い職業です。電気やガス、水道、通信など、毎日の生活に欠かせないサービスを提供しています。
7.食品サービス業
生活をするうえで欠かせない食品サービス業は、常に需要があるでしょう。働く環境は、一般的な飲食店や宿泊施設内のレストラン・食堂など。シェフやパティシエ、管理栄養士など、細かい職種に分かれています。
8.美容・エステ業界
性別問わず、美容・エステに関心を持つ人々が増えている昨今、業界全体の需要は増加傾向です。職種としては、美容師やエステティシャン、メイクアップアーティストなどが含まれます。直接人の手で行う仕事が多いため、教育関連同様、AIの代替リスクは低いといえるでしょう。
美容業界の仕事や将来性については「美容業界の職種って?現状や今後の市場規模も解説」のコラムが参考になります。
9.損害保険業界
損害保険業界は、少子高齢化に伴い顧客数減少のリスクがあるものの、Webサイトや海外支店での集客をすることで安定性を保っているようです。また、損害保険業界の会社は、給与水準が高く収入面で安定している傾向にあります。
10.政府銀行職員
政府銀行の職員も、安定性のある職業の一つです。政府銀行(日本銀行)は、政府が運営している銀行のこと。職員は準公務員にあたるため、公務員と同じ規則や行動制限が適用されますが、長期的な安定した雇用と給料があるといえます。
将来「安定した職業」ではなくなる特徴
将来「安定した職業」ではなくなる特徴
- 平均収入が下がっている傾向がある
- AIやソフトへの代替が進んでいる
- リストラが多く行われている
現在安定している職業を知ると同時に、将来も安定しているかどうかを見極められるかが重要です。ここでは、将来的に安定性が低下し、安定した職業ではなくなる可能性のある特徴をいくつか挙げています。
1.平均収入が下がっている傾向がある
平均収入が下がっている傾向があると、 将来的に安定した職業ではなくなるかもしれません。業種や職種の平均収入の傾向をチェックして平均収入が下がっている場合、それは「会社の業績が低下している」「業界全体の成長が停滞している」という証拠になり得ます。
今後の成長が見込めなければ、その職業は将来的に安定しているとはいえないでしょう。
2.AIやソフトへの代替が進んでいる
人間による業務が、AIやソフトウェアに取って代わられつつある職種も注意が必要です。特に、繰り返しの作業や単純労働、データ入力などの業務は、AIやソフトウェアによって自動化される可能性が高いもの。AI化が進めば、人の手が必要な場面は減少し、職の安定性が低下する可能性があります。
「10年後もなくならない仕事って?AI時代の就活のコツを解説!」のコラムでは、AIに代替されにくい仕事の特徴をまとめました。
3.リストラが多く行われている
リストラが多く行われている業界や職種も危険信号です。経営状況の悪化や会社の事業構造改革に伴い、リストラが行われることが多い場合、その職業の安定性は揺らいでいるといえるでしょう。
安定した職業に就くためのポイント
安定した職業の特徴を知るだけでなく、就職するためのポイントも押さえておきましょう。以下を確認し、就活の流れも参考にしてみてください。
自分の適性と関心を見極める
安定した職業に就くためには、自己分析をして自分の適性と関心を見極めることが必要です。自分の関心があることや得意な分野、これまでの経験などをベースに、自分に適した職業を見つけましょう。
安定した職業の定義は人それぞれ異なりますが、長く働くためには、自分の適性を活かせるかを見極めるのが重要なポイントです。そのためにも、自己分析は必要不可欠なフローといえます。何の仕事をしたいのか分からないときは、「どんな仕事がしたいかわからない!見つける方法と面接時の回答例文を紹介」のコラムもご覧ください。
市場動向や将来性を調査する
市場動向や職業ごとの将来性を調査することも重要です。社会や業界全体の動向を見て「どの業種が成長しているか」「衰退しているか」を把握することで、安定した職業を選びやすくなります。安定した職業に限らず、自分に合った仕事を見つけるためにも、業界研究は入念に行いましょう。
会社が求める人材を調べる
会社が求める人材を調べましょう。職業の安定性だけでなく、自分と会社の相性を見極めるために必要な工程です。「自分の性格や適性と会社が求める人物像がかけ離れ過ぎている」という場合は、志望企業にこだわらずほかの会社を探しましょう。
資格を身につける
資格を身につけることも、安定した職業につくためにできることの一つ。特定の業界や職務における専門知識があることを証明する資格は、職業人としての信用を高め、就職活動を有利に進める役割を果たします。
たとえば、ITエンジニアを目指すのに有効な資格は、各種のプログラミング言語の資格や、システム管理の資格など。自分の気になる職業に活かせる資格があるか、調べてみると良いでしょう。
安定した職業の求人を見つける方法
ここでは、安定した職業の求人を見つける方法として「ハローワーク」「エージェント」の2つをご紹介します。効率的な就活をするためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハローワークを利用する
ハローワーク(公共職業安定所)は、就労意欲のある方なら誰もが利用可能な施設です。特に、地元の求人を探す際には、地域密着型の求人情報が充実しているハローワークを活用するのが向いているでしょう。
また、書類選考や面接のアドバイス、履歴書の書き方指導など、就職活動に役立つ情報やサポートを無料で提供しています。
就職エージェントに登録する
もう一つのメジャーな方法として、就職エージェントへの登録が挙げられます。就職エージェントには、プロのキャリアアドバイザーが在籍しているので、あなたの希望に合った求人を紹介してもらえるでしょう。自己分析をサポートしてくれるエージェントも多いため、自分の適性について客観的なアドバイスが欲しい方にはおすすめです。
また、エージェントの登録者にしか公開されない「非公開求人」も数多く存在するため、効率的に「安定している」という条件の求人に出会いやすいでしょう。
「安定した職業」を見つけるには、ハローワークと就職エージェントを併用するのも良い方法です。
若年層向け就職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活をサポート。適性の見極め以外にも、応募企業ごとに合わせた応募書類の作成や面接対策も行っていますので、充実した就職活動を送れるでしょう。
20代で「自分で長く働ける職業が分からない」「自分の相性の良い安定した職業を知りたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
安定した職業に関するQ&A
ここでは、安定した職業に関するよくある質問をまとめています。文系からの就職や資格なしで安定した職業に就く方法に触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
文系から安定した職業に就きたいです
文系に向いている仕事は事務や営業、人事など多くの職業が挙げられますが、安定した職業は教育関連の仕事といえるでしょう。
また、専攻に関わらず、「未経験者歓迎」の求人にも注目してみるのがおすすめ。「未経験者歓迎」の求人であれば、研修体制が整っている可能性が高く、将来的にも活かせるスキルや知識を習得できると考えられます。
高卒から就職して将来的にお金に困らない職業は何ですか?
高卒から収入面での心配が要らない職に就くなら、技能を身につける職業を選ぶと良いでしょう。たとえば、建設・インフラ関連、自動車整備、電気工事士、管工事士などの技術系職種は需要が高いといえます。
安定した仕事に就くには資格なしのままでは難しいですか?
安定した仕事に就くには、資格が必要というわけではありません。
しかし、資格を持つことで就職活動や転職活動がスムーズに行く可能性は高まります。自分が志望している「安定した職業」が、資格を取得することで就職しやすくなるのかを検討して実際の選考に臨むのがおすすめですよ。
英語を活かして働き続けたいけど求人の見つけ方が分かりません
求人を見つけるのに苦戦している場合は、就職エージェントに頼ってみましょう。
就職エージェントのハタラクティブでは、希望の就労条件に合った求人をご紹介。自分の適性や特技を活かして長く安定して働きたい方は、ぜひご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube