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ESFP(エンターテイナー)に向いている仕事は?特性に合った適職を紹介
この記事のまとめ
- ESFP(エンターテイナー)は社交的で適応力が高く、即興力に優れた性格タイプ
- ESFPに合う仕事の特徴は、人とのコミュニケーションを活かせること
- ESFPに向いている仕事は、「営業職」「販売職」「イベントプランナー」などがある
- 自分の興味や価値観も考慮し、変化に富んだ環境で短期目標を設定できる仕事を選ぼう
- ESFPに合う仕事に悩んだら、就職・転職エージェントに相談するのも手
「ESFPの性格に合う仕事って何だろう?」「自分の強みを活かせる職業を見つけたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。自分に向いている仕事が分からないまま就職すると、「すぐに辞めたくなったらどうしよう」「職場になじめないかもしれない」と不安になりますよね。
ESFPは社交的で適応力が高く、即興力に優れているという特徴があります。そのため、人とのコミュニケーションが多く、変化に富んだ環境で働ける職業が向いているでしょう。ただし、人それぞれの興味や経験によって向き・不向きは変わるため、自己分析もあわせて考えることが大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中野さんのアドバイスを交えつつ、ESFPに向いている仕事を解説しています。また、向いていないと感じやすい仕事の特徴や仕事選びで押さえるべきポイントもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
ESFP(エンターテイナー)とは?
ESFP(エンターテイナー)は、性格診断で16種類に分けられるタイプの一つです。ESFPは、「外向型(E)」「観察型(S)」「感情型(F)」「探索型(P)」の特徴をもつ性格タイプを表しています。
また、行動力のある「ESFP-A」と繊細で思慮深い「ESFP-T」に分けられます。自分がどちらのタイプかを知ることで、より自分らしい働き方や人との関わり方を見つけやすくなるでしょう。
以下で、ESFPの基本的な性格やESFP-AとESFP-Tの違いを解説します。
ESFPの基本的な性格
ESFPは社交的で明るく、人とのコミュニケーションを心から楽しむタイプです。新しい出会いにも前向きで、楽しい会話を通じて周囲を元気づける力をもっています。
また、「今この瞬間」を大切にし、過去や未来にとらわれず、目の前の楽しみやチャンスを積極的に捉えることが得意です。計画に縛られるよりも、その場の流れに柔軟に対応する即興的な行動を好み、理論よりも具体的な経験や感覚的な情報を重視します。どのようなときも楽観的で前向きな姿勢を忘れず、自然と人を励ます存在となる傾向があるでしょう。
「ESFPあるある」からみえる性格の傾向
ESFPが「あるある」と感じるような行動や思考パターンを挙げてみると、より具体的にその性格がみえてきます。
・人混みや賑やかな場所が好き
・計画を立てるより、その場の雰囲気で行動することが多い
・新しい趣味や活動にすぐに飛びつく
・友達や知り合いが多い
・物事を深く考えすぎず、直感的に判断しがち
・目立つことや注目を集めることが好き
・細かいルールや規則に縛られるのが苦手
・五感を使った体験を好む(美味しい食事、スポーツ、アウトドア活動など)
これらの「あるある」からも、ESFPが社交的で楽しいことを求める性格であることが分かります。同時に、計画性や細部への注意が苦手な面もみえてきますよね。
ESFP-AとESFP-Tの違い
以下で、ESFP-AとESFP-Tの違いをまとめました。
特徴 | ESFP-A | ESFP-T |
---|---|---|
自信・自己肯定感 | 自信があり、自己肯定感が高い | 自己批判的で、完璧を求めがち |
ストレス耐性 | ストレスに強く、前向きな態度を保つ | ストレスに敏感で、不安を感じやすい |
決断力・判断スタイル | 決断力があり、自分の判断に自信をもつ | 決断前に他人の意見を求めがち |
批判への反応 | 批判を受けてもあまり気にしない | 批判を受けると深く悩むことがある |
対人関係・働き方の傾向 | リーダーシップを取ることを好む | チームの一員として協力することを好む |
ESFP-AとESFP-Tの両者ともESFPの基本的な特徴をもっていますが、ストレス対処や自信の表し方などに違いがあります。
ESFPは社交的で楽しむことを大切にする性格タイプですが、個人によって表現の仕方や内面の特徴に違いがあることを理解することが大切です。自分自身や周囲のESFPをより深く理解することで、より円滑なコミュニケーションや人間関係を築けるでしょう。
ESFPに向いている仕事
ESFPは社交的で明るく、人とのコミュニケーションを楽しむ性格特性をもっています。初対面の人ともすぐに打ち解けられる柔軟さや、場の雰囲気に合わせて行動できる即興力も大きな魅力です。こうした特徴から、人との関わりが多く、変化に富んだ環境で活躍できる仕事に向いている傾向があるでしょう。
ただし、性格の傾向だけで職業を選ぶのは十分とはいえません。個人の興味や価値観、過去の経験なども重要な判断材料です。自己分析と職業研究を通して、自分にとって本当にしっくりくる働き方を見つけることが大切です。
ここでは、ESFPの特徴を活かせる仕事を5つ紹介します。気になる仕事があるか、ぜひチェックしてみてください。
ESFPに向いている仕事
- 営業職
- 販売職
- イベントプランナー
- 保育士
- 美容師
1.営業職
営業職は顧客に商品やサービスを提案・販売し、信頼関係を築く仕事です。人とのコミュニケーションを楽しむESFPにとって新しい顧客との出会いや商談は刺激的な経験にやりがいを感じ、モチベーションを保ちながら業務に取り組めるでしょう。
また、ESFPは相手の感情を敏感に察知し、共感する能力に優れています。この特性は、顧客のニーズを的確に把握し、適切な提案をすることにつながるでしょう。さらに、楽観的で前向きな姿勢は、困難な状況でも粘り強く交渉を続ける原動力となります。
営業職の仕事内容や年収は「営業職とは?どんな種類がある?仕事内容や就活成功のポイントを解説!」のコラムで解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
2.販売職
販売職とは店舗や販売イベントなどで商品を紹介・提案し、購入につなげる仕事です。人との交流を楽しみ、その場の雰囲気を盛り上げる能力は顧客との良好な関係構築に役立ちます。ESFPの明るく親しみやすい性格は顧客に安心感を与え、スムーズな接客につながるでしょう。
また、ESFPは「今」を大切にする傾向があるため、目の前の顧客に全力で向き合えます。これは、顧客満足度の向上につながる重要な要素です。さらに、新しい商品や販売方法にも柔軟に対応できる適応力は、変化の激しい販売業界で大きな強みとなるでしょう。
販売職を含める接客業に興味のある方は、「接客業とは?代表的な職種をご紹介!向いている人や転職に役立つスキルも」のコラムで接客業のやりがい・メリットも解説しているのでチェックしてみてくださいね。
3.イベントプランナー
イベントプランナーとは、企業や個人のニーズに応じてイベントの企画・運営を行う仕事です。内容の立案から当日の進行管理まで幅広い業務を担当し、関係者との調整や現場対応も重要になります。
アイデアを形にする創造性や、その場の状況に応じた柔軟な判断力が求められるため、行動力があり臨機応変に対応できるESFPに向いている職種といえるでしょう。また、状況の変化に柔軟に対応できる能力は、予期せぬトラブルが発生しやすいイベント業界で重宝される傾向があります。
4.保育士
保育士とは乳幼児や子どもの成長を支えながら、日々の生活や遊びを通じて心身の発達を促す仕事です。子ども一人ひとりに寄り添い、安全で楽しい環境を整えることが求められます。
明るく親しみやすい雰囲気をもち、人とのふれあいを大切にするESFPにとって、保育士はやりがいを感じやすい職種です。臨機応変に対応する力や、五感を使った関わり方が活かされる場面もあるでしょう。
5.美容師
美容師とはカット・カラー・パーマなどを通じて、お客さまの外見を整えて自信や魅力を引き出す仕事です。カウンセリングで希望を聞き取り、技術だけでなく会話や雰囲気づくりも求められます。
人と接するのが好きで、感覚的なセンスを活かしたいESFPにとって、美容師は自己表現と人の役に立つ喜びを同時に感じられる職業です。顧客との直接的なコミュニケーションを通じて、ESFPの社交性と共感力が十分に発揮されるでしょう。また、トレンドの変化が早い美容業界では、ESFPの適応力と新しいことへの好奇心が大きな武器となります。
美容関係の仕事に興味がある方は、「美容業界の職種って?現状や今後の市場規模も解説」のコラムもチェックしてみてください。
ESFPが「向いていない」と感じやすい仕事の特徴
ESFPは感覚や人との関わりを大切にするタイプのため、自分の特性を十分に活かせない環境ではストレスを感じやすく、仕事への満足度が下がることもあります。ここでは、ESFPが向いていないと感じやすい傾向のある仕事の特徴を紹介します。
ただし、成長や工夫次第で適応できるケースもあるため、あくまで一つの参考としてご覧ください。
ルーティンワーク中心で変化が少ない
ESFPにとって、ルーティンワーク中心で変化の少ない仕事は「向いていない」と感じることがあります。ESFPは新しい体験や刺激を好み、変化や多様性を求める傾向があるため、長期間同じ作業を続けることに退屈さを感じやすいでしょう。
たとえば、データ入力や文書整理などの単調な作業が中心の仕事は苦手とする傾向があります。日々同じ作業の繰り返しは、創造性や即興力を発揮する場面が限られるためモチベーションを維持するのが難しくなりやすいでしょう。
変化の少ないルーティンワークは、刺激や柔軟性を求めるESFPにとって退屈に感じやすいかもしれません。一方で、テクノロジーの進化により、AIエンジニアやロボットエンジニアなど、インターネットやAI技術を活用した「新しい仕事」が増えています。
また、ESFPは柔軟な発想や即応力に優れているので、自ら新しい仕事を生み出せる可能性もあるでしょう。「新しい仕事には何がある?これからの働き方や不安を解消する方法を解説」のコラムでは、新しい仕事として注目されている職種や新しい仕事に合わせて変化するこれからの働き方を解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
一人で作業を行うことが多い
ESFPは人とのコミュニケーションを楽しむ社交的な性格のため、一人で作業を行うことが多い仕事は向いていない可能性があります。ESFPは他者との交流から刺激やエネルギーを得る傾向があるため、孤独な作業環境では十分なパフォーマンスを発揮しにくいでしょう。
たとえば、プログラマーやデータアナリストなどが長時間パソコンに向かって一人で作業を行う傾向がある仕事として挙げられます。アイデアを共有したり、他者からフィードバックを得たりする機会が少ない環境では、モチベーションの維持が難しくなるでしょう。
ただし、チームでのミーティングを積極的に設けたり、業務の合間に誰かとアイデアを交換する時間を作ったりすることで、孤独感を軽減しやすくなります。また、オフィス勤務の場合、「日常的に他の人と直接会話する」「協力して仕事を進める機会が多い」といった職場を選ぶのも一つの方法ですね。
長期的な計画や戦略が求められる
長期的な計画や戦略が求められる仕事も、ESFPにとって「合わない」と感じやすいでしょう。ESFPは具体的で目に見える結果を重視する傾向があるため、抽象的で遠い将来の目標に向けて努力し続けることに困難を感じる可能性があります。
ESFPは「今」を大切にし、目の前の状況に柔軟に対応することを得意としています。即興力や適応力に優れていますが、遠い将来を見据えた計画立案や分析はESFPの不得意とする領域といえるでしょう。
たとえば、経営企画や戦略コンサルタントなど、会社の将来を左右する長期的な計画を立案する仕事は、ESFPにとって苦手意識を感じやすい分野です。
これらの特徴をもつ仕事環境で働く場合、ESFPの強みを活かせる機会を積極的に見つけることが大切です。たとえば、チーム内でのコミュニケーション役を担ったり、短期的なプロジェクトに携わったりすることで、自身の能力を発揮する機会を作れるでしょう。
自分に合った仕事かどうか判断したい方は、「仕事の決め方で大切なことは?自分に合ってるか不安なときの対処法を解説」のコラムでも解説しているのでチェックしてみてください。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中野 来未
ESFP(エンターテイナー)は、人と関わることやその場の空気を明るくする力に長けています。得意な対人スキルを活かせる接客や販売、イベント系、広報などが向いているでしょう。
ただし、性格タイプだけで仕事を選ぶのではなく、自分が「楽しい」「やりがいがある」と感じる瞬間を振り返ることが大切です。職場の雰囲気や働き方も含めて、自分に合う環境を探しましょう。
自分の強みや向いている仕事が分からない方は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめですよ。
ESFPの仕事選びで押さえたいポイント
ESFPが仕事を選ぶ際には自分の性格特性を十分に理解し、それを活かせる環境を見つけることが重要です。ESFPには社交的で適応力が高く、即興力に優れているという特徴があります。
これらの強みを活かしつつ、弱点をカバーできる仕事を選ぶことで、より充実したキャリアを築けるでしょう。ESFPの仕事選びで押さえたいポイントとして、以下の点が挙げられます。
- ・人とのコミュニケーションが多い仕事を選ぶ
- ・変化に富んだ環境を選ぶ
- ・短期的な目標設定ができる仕事を選ぶ
- ・チームワークを重視する環境を選ぶ
- ・自分の興味や価値観に合った仕事を選ぶ
以上のポイントを押さえつつ、自己分析を行い、自分に最適な仕事を探してみましょう。ただし、これらはあくまでも一般的な傾向であり、個人差があることを忘れないでください。
自分自身の特性や価値観をよく理解し、それに合った仕事を探すことが大切なポイントとなるでしょう。
「自分に合った仕事を見つけられるか不安」「自分の強みを活かして仕事がしたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや既卒など若年層の就職・転職支援に特化しています。
豊富なカウンセリング実績を持つキャリアアドバイザーが、希望や経験、性格などをじっくりとヒアリングし、性格に合う仕事を厳選して紹介します。求人の大半は未経験OK。経験やスキルよりも、あなたの人柄やポテンシャルを重視して仕事探しを進められるでしょう。
また、応募書類の添削や面接対策も行うので、就職・転職活動をしたことがない方も自信をもって選考に臨めますよ。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
※このコラムは16Personalities(16タイプ診断)の解説であり、MBTI®とは無関係・別物です。 MBTI診断は、資格を持つ専門家から行われる必要があります。このコラムの内容は、16タイプ診断に基づく一般的な情報の一例としてご覧ください。
※「MBTI®」は一般社団法人日本MBTI協会に商標登録されています。
ESFPに関する疑問
ここでは、ESFPに関する疑問をQ&A形式で解説します。
「ESFPは仕事ができない」といわれる理由は?
「ESFPは仕事ができない」というのは、正しいとは限りません。ESFPの性格特性と、一般的な企業環境とのミスマッチがあることが背景にあるためです。たとえば、長期的な計画を立てることが苦手だったり、細かい詳細に注意を払えなかったりすることで、「仕事ができない」という誤解を招くことがあるでしょう。
しかし、これらの特徴は適切な環境や役割で活かせれば、むしろ強みとなります。そのため、自分の得意なスタイルや価値観に合った働き方を見つけることが、ESFPにとっての満足度や成果につながりやすくなるでしょう。
仕事においてESFPと相性が良いタイプは?
ESFPと仕事上の相性が良いタイプには、「ISTJ(管理者)」「ESTP(起業家)」「ISFJ(擁護者)」が挙げられます。これらのタイプはESFPが苦手とする計画性や注意深さ、安定したサポート力をもっているため、ESFPの即興力や社交性とバランスよくかみ合い、チームとしての力を高められます。ただし、相性はあくまで一般的な傾向であり、実際の関係性は個人の価値観や経験によって異なることを覚えておきましょう。
ESFPにおすすめの仕事は?
ESFPの特性を活かせるおすすめの仕事には「営業職」「イベントプランナー」などが挙げられます。ESFPの社交性や適応力、創造性といった強みを活かせる仕事が向いているでしょう。ただし、個人の興味や経験、スキルセットによっても適性は変わってくるので、自己分析とあわせて検討することが大切です。就職・転職エージェントのハタラクティブでは経験やスキルではなく、あなたの個性や自分では気がつけていない得意なこと、興味のあることを活かせる仕事を提案します。ミスマッチを防ぎたい方は、ぜひご相談くださいね。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
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