この記事のまとめ

  • 仕事でやりたいことがわからない原因は、「自分を客観視できない」「経験不足」など
  • やりたいことを仕事にすると、やりがいや成果につながる
  • 仕事でやりたいことがわからないときは、自己分析で強みを探すのがおすすめ
  • 仕事でやりたいことがわからないときは、他者との比較やマイナス思考をやめよう
  • やりたい仕事が見つからない場合は、就職・転職エージェントに相談するのも一つの手

「仕事でやりたいことがわからない」と悩み、就職や転職に対して不安を感じる方もいるでしょう。やりたいことがわからないと、無理に見つけようとしたり周りと比べたりして焦ってしまいますよね。

「仕事でやりたいことがわからない」悩みは、多くの社会人が抱えているようです。解決するには、あなたの悩みの原因を突き止め、適切なアプローチをする必要があります。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを交えながら、仕事でやりたいことがわからないときの対処法について解説。また、やりたいことを探す際の注意点についてもご紹介しています。一緒に悩みを解決し、自分に合った仕事を見つけましょう。

仕事でやりたいことがわからない8つの原因

自分のやりたいことがわからないときは、原因を突き止めることで対処法が見えてくることも。

ここでは、「仕事でやりたいことがわからない」と悩んでしまう原因について解説します。やりたいことを見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.やらなければいけない仕事に追われている

やるべき仕事に追われていると、「自分のやりたいことがわからない」という状況に陥りやすくなってしまいます。

なぜなら、目の前の仕事ばかりに注目してしまい、やりたいことについて考える余裕がなくなるためです。また、仕事に追われて疲れていると、やりたいことを前向きに考えるのが難しくなってしまうかもしれません。

仕事が忙しく、やりたいことは何かを考える余裕がない日々が続くと、自分が何をやりたいのかわからなくなってしまうようです。

2.自己分析ができていない

自己分析が不十分で自分自身を客観視できていないことが原因で、仕事でやりたいことがわからない可能性もあります。

自分のやりたいことを明らかにするためには、適性や希望、興味などを理解しなくてはいけません。しかし、適性や希望などがあやふやだと、やりたいことも曖昧になってしまいます。

結果として、どのような仕事に就きたいか思い描いたり、キャリアプランを立てたりすることが難しくなってしまうでしょう。

3.人生経験や知識が足りない

人生経験や知識が足りないと、自分の適性に合った仕事に出会えず、「自分のやりたいことがわからない」と悩んでしまうことがあるかもしれません。

たとえば、習い事やアルバイトの経験が少なかったり偏っていたりすると、自分が苦手なことや得意なことのデータが少ないため、経験から判断することが難しくなってしまいます。同様に、仕事に関する知識が足りないと選択肢が限られてしまうため、本当にやりたい仕事に出会える確率も低くなりがちです。

一方、経験や知識が豊富だと選択肢が増え、「仕事でやりたいことがわからない」と感じにくくなるでしょう。

4.自分に自信がなく挑戦を諦めている

自分に自信がもてないことも、「やりたいことがわからない」と感じる原因の一つです。自信がない状態では、自分の可能性を狭く見積もりがち。たとえば「英語が得意だからといって、通訳になれるわけじゃない」と諦めていると、やりたいことを見失ってしまうかもしれません。

やりたいことを仕事にするには、自分の能力を信じて小さな一歩を踏み出すことが大切です。

5.失敗を恐れている

失敗に対して強い恐怖心をもっていると、「仕事でやりたいことがわからない」と感じてしまうことがあるようです。

「失敗したらどうしよう」「失敗したくない」という気持ちが強いと、自分のやりたいことであってもブレーキをかけてしまうことも。何度も諦めていると、何をやりたいか考えること自体をやめてしまい、「やりたいことがわからない」という状況に陥ってしまうようです。

新しい仕事を始めるときは、失敗と成功を繰り返しながらやりたいことを突き詰めていくものです。失敗を恐れるのではなく、「失敗から成長しよう」という意識をもって行動してみてくださいね

6.周りを優先して自分の気持ちを抑えている

自分の気持ちよりも周囲の評価や期待を優先していると、本当にやりたいことが見えなくなります。たとえば、「親が喜ぶから」「周りから認められそうだから」という理由で就職先を決めてしまうと、自分自身の興味や情熱とはかけ離れた仕事を選んでしまうこともあるでしょう。

周りの価値観に合わせた仕事を続けると、いつか「これは本当に自分がやりたかったことなのか」という疑問にぶつかるかもしれません。やりたいことを見つけるには、自分の内なる声に耳を傾け、本当の興味や関心を見つめ直すことが重要です。

7.主体的に動く習慣がない

受け身の姿勢が身についていると、自分から新しいことを見つける習慣が身につかず、やりたいことを見つけられない可能性があります。「何をすれば良いですか?」と常に上司や同僚に指示を求めている状況では、自分のやりたいことを発見するのは難しいでしょう。
主体的に行動することで、自分の興味や関心に気づける可能性がありますよ

8.現状に満足している

今の状態に大きな不満がないことも、やりたいことが見つからない原因の一つです。特に安定した仕事に就いている場合、わざわざリスクを取って新しいことに挑戦しようとは思わないかもしれません。

現状に不満がない場合は、心の奥底で「やりたい」と感じていることがないか探してみましょう。自分の気持ちに正直になることが、やりたいことを見つける第一歩となりますよ。

やりたいことが見つからないのはなぜ?原因と仕事の見つけ方を解説」のコラムでは、やりたいことが見つからない原因ややりたいことの見つけ方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

仕事でやりたいことを見つけるメリット

「やりたいことがわからない」という状態を脱け出すことで、仕事のやりがいを見つけられるだけでなく、成果につながったりトラブルに対応する力が身についたりする可能性があります。

ここでは、「自分のしたいこと」を見つけるメリットをご紹介するので、一緒に確認していきましょう。

仕事でやりがいを得やすい

やりたいことを見つけることで、仕事でやりがいを得やすくなるでしょう。

「やりたい」と思う仕事に就くと、それだけでモチベーションがアップするものです。前向きな気持ちで仕事ができるため、「もっとこうなりたい」「スキルアップしたい」といった夢や目標も見つかりやすく、やりがいを実感できるでしょう。

前向きな気持ちで仕事に取り組むためにも、やりたい仕事を見つけることは有効といえます。

成果を出しやすくなる

自分のやりたいことを仕事にすると、成果を出しやすくなるというメリットもあります。

仕事に興味をもっていたり、好きなことに打ち込めたりすると、「成長したい」「スキルを身につけたい」という意欲が湧いてくることも。自分から進んでスキルアップを目指すので、成長や成果につながりやすいようです。

成果を出すと待遇や給与に反映されるため、「より高度な技術やスキルを習得したい」とモチベーションが上がることも。専門性が身につくと、さらなる仕事の成果が期待できるでしょう。

プライベートが充実する

仕事にやりがいを感じると、オフの時間も充実する傾向があります。なぜなら、仕事のストレスやモヤモヤした気持ちを持ち帰ることが少なくなり、プライベートの時間を純粋に楽しめるようになるからです。

仕事での充実感がポジティブな気持ちをもたらし、趣味やプライベートの人間関係に良い影響を与えることもあるでしょう。

トラブルに直面しても前向きに取り組める

好きな仕事や情熱をもてる業務であれば、困難な状況に直面しても前向きに取り組める可能性があります。「やりたいからこそ」という強い気持ちがあれば、問題が起きたときも成長の機会として捉えられるようになるでしょう。

仕事でやりたいことが明確な場合、それを叶えるためにトラブルを解決する意欲も自然と湧いてきます。また、興味のある分野なら情報収集も積極的になり、問題解決のための知識やスキルも身につきやすくなるでしょう。

やりたいことの見つけ方を解説!就活・転職活動で重視するポイントとは?」のコラムではやりたいことを見つけるメリットや具体的なステップを紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

仕事でやりたいことがわからない状況を抜け出す準備

やりたいことが見つからないと感じている状況から抜け出すためには、いきなり答えを探すのではなく、まず準備が必要です。心の整理や環境の調整を行うことで、自分の本当の気持ちに向き合える状態を作ってみてください。

以下の3つのステップで、自分自身と向き合うための土台を築いていきましょう。

仕事でやりたいことを見つけるステップ

  • 本当にやりたいことがわからないのか考える
  • やらなければいけないタスクを減らす
  • ポジティブ思考を身につける

1.本当にやりたいことがわからないのか考える

「やりたいことがわからない」と思っていても、心の奥底では何かやりたいことが見つかっている場合があります。まずは静かな時間を作り、自分の内面と率直に向き合ってみましょう。「もし世間体や収入、他人の評価を全く気にしなくて良いとしたら、何をしたいか」と自問自答してみてください。

すぐに答えが出なくても構いません。この問いかけを繰り返すことで、徐々に自分の本音が見えてくることがありますよ。

たとえば、「本当は絵を描くことが好きだけど、そんなことを仕事にするなんて非現実的だ」と思い込んでいた方が、改めて考えることでイラストレーターやデザイナーへの道を歩み始めるケースもあります。やりたいことを見つけるには、自分の気持ちに正直になることが第一歩です。

2.やらなければいけないタスクを減らす

やりたいことを見つけるためには、やらなければいけないタスクを減らす必要があります。先述したように、日々の業務や生活に追われていると、やりたいことを考える余裕がなくなるからです。

「考える時間」を確保するために、日常のタスクを見直し、本当に必要なことだけに集中する習慣をつけましょう。タスクを管理するには、ツールを活用したり、業務の優先順位を整理したりするのがおすすめです。

また、完璧主義を手放し、「八割できていればOK」という考え方に切り替えることで、精神的な余裕も生まれるでしょう。時間の使い方を見直すと、自分自身と向き合う貴重な時間を確保できますよ。

3.ポジティブ思考を身につける

やりたいことを見つける準備として、ポジティブに考える習慣をつけることが大切です。先述したように、「どうせうまくいかない」「自分には無理だ」といったネガティブな思い込みがあると、やりたいことに正直になれません。

前向きにやりたいことを叶えるためにも、日ごろから「失敗するかもしれないけれど、チャレンジする価値はある」「完璧でなくても、一歩ずつ進めば良い」という考え方を意識しましょう。

毎日の小さな成功体験を意識的に記録したり、感謝の気持ちをメモしたりすることで、徐々にポジティブ思考を身につけられます。

仕事でやりたいことの見つけ方4選

「仕事でやりたいことがわからない」という悩みを解決するには、自己分析を行ったり、憧れや目標の対象を見つけたりするのがおすすめです。ここでは、仕事でやりたいことを見つける方法をご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。

1.自己分析をする

仕事でやりたいことがわからないときは、まず自己分析を行ってみましょう。

自己分析とは、あなた自身の経験を振り返り、「好きなことと苦手なこと」「長所や短所」「仕事に対する価値観」などを深く理解する作業です。自分自身を客観的に分析できるため、適職探しや自己PRの作成などに役立ちます。

やりたいことを見つけるためにも、就職活動や転職活動の前に一度自己分析を行ってみるのがおすすめです。

過去の経験を振り返る

自己分析では、過去の仕事や学生時代の経験を振り返ります。以下で基本的なやり方を解説するので、ぜひ試してみてくださいね。

  • ・これまでの経験を振り返る
  • ・経験した内容を掘り下げる
  • ・自身の適性や価値観を洗い出す

前職やアルバイト、学生時代の経験を振り返り、楽しかったことや苦労したことなどをリストアップします。「なぜ楽しかったのか」「どうして苦しい状態でも続けられたのか」など、「なぜ」「どうして」を繰り返して深掘りしていきましょう。「グループでの共同作業が得意」「細かい作業に苦手意識がある」といった感情の動きや考え方の傾向が明らかになっていき、適性や価値観が見えてくるでしょう。

仕事の選び方が分からない!何を基準に就活するか迷ったときの対処法6つ」のコラムでは自己分析のコツや仕事の選び方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

趣味や部活など仕事に直接関係ない経験もOK

経験を振り返るとき、特別な結果を残した特技や業務に活かせる経験などがないと、「自分には強みがないのでは…」と感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、仕事に直接関係ない経験も、重要な自己分析の材料です。

大切なのは、経験を通してあなた自身の考え方の特徴や強み、価値観などを言語化すること。小さな出来事でも弱気にならずに、「なぜ行動したのか」「どうしてできたのか」を入念に考えてみましょう。

自分の長所を探す

誰にでも得意なことや強みがあります。それは必ずしも「特別な才能」である必要はなく、ほかの人より少しだけ得意なことでも構いません。自分の長所を知ることで、それを活かせる仕事の方向性が見えてきます。

長所を見つけるには、友人や家族に「私の良いところは何だと思う?」と直接聞いてみるのも効果的です。周りの人からの視点は、自分では気づいていない強みを発見する助けになります。また、過去に褒められたことや感謝されたことを思い出してみるのも良いでしょう。

たとえば、細かいことに気がつく場合は、経理やデザイン、品質管理など多くの職種で役立ちます。「人の話を聞くのが得意」という方は、営業、カウンセラー、人事など対人関係が重要な職種に適しているかもしれません。

価値観を明らかにする

あなたが仕事するうえで大切にしているものを考えてみましょう。お金や社会貢献、自己成長など、人によって重視する価値観は異なります。自分の価値観を明らかにすることで、それに合った仕事を探しやすくなります。

価値観を知るために、「10年後どんな仕事をしていたいか」「お金に困らないなら何をしたいか」などの問いに答えてみましょう。これらの答えから、あなたの本当の優先順位が見えてくるかもしれません。

たとえば、「自由な時間を大切にしたい」という価値観をもつ人は、リモートワークが可能な職種やフリーランスの働き方に向いている可能性があります。「社会に貢献したい」という価値観の人は、教育や医療、NPOなどの分野に魅力を感じるでしょう。

2.興味があることをリストアップする

子どものころから現在までの間で、興味をもったことや好きだったことをすべて書き出してみましょう。趣味や習い事、読書、映画鑑賞など、日常生活のあらゆる場面で「これは楽しい」と感じたことを思い出し、リストにまとめてみてください。

このリストを作る際の重要なポイントは、「実現可能かどうか」「収入につながるか」などを考えず、純粋に自分が興味をもったことをすべて書き出すことです。思いつくままに書き出すことで、自分でも気づいていなかった傾向や共通点が見えてくることがあります。

リストができたら、それらの興味の共通点や傾向を分析し、どのような仕事が興味と関連しているか調べてみましょう。一見関係なさそうな興味も、仕事につながる可能性があります。

3.憧れの人を見つける

仕事でやりたいことがわからないときは、憧れや目標となる人を見つけることも有効です。

目指すべき人がいないと張り合いややりがいが感じられず、「やりたいことがわからない」と悩む要因に。憧れの人を見つけて、「近づくためにはどうすれば良いか」を考えることで、今すべきことや力を入れるべきことが明らかになるでしょう。

憧れの人は、職場の上司や先輩、友人など、誰でも構いません。お手本となる存在を意識することで、やりたいことを見つけられる可能性が高まりますよ。

4.人生を豊かにする方法を探す

やりたいことを仕事だけに限定せず、「自分の人生をより豊かにするためには何ができるか」という広い視点で考えてみましょう。

たとえば、「もっと旅行に行きたい」と思うなら、旅行業界や航空業界の仕事を検討してみる価値があります。地域のコミュニティ活動に参加したい場合は、NPOや地方自治体、地域密着型の企業などが選択肢になるかもしれません。

人生の豊かさを追求するなかで、それを仕事にできるかどうかを考えることで、これまで気づかなかった可能性が見えてくることがあります。

自分が何をしたいのか分からない…仕事や人生でやりたいことを見つける方法」のコラムでは、何がしたいかわからない原因と対処法を解説しているので、ぜひご覧くださいね。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

北島愛純

北島愛純

働く前に「自分のやりたいこと」を見つけるのが難しいという場合は、趣味や部活などの過去の経験を突き詰めることで、あなたの才能が発揮できる場面や熱をもって取り組めることがわかることもありますよ。また、実際に働くなかで、新たな目標ややりたいことを見つける方も。今「やりたいこと」が見つからなくても、焦らずにゆっくり探してみてくださいね。

わたしたちは、カウンセリングを通してあなたの人柄や適性を見極め、おすすめの求人をご提案しています。第三者からの意見や提案があることで、これまで知らなかった自分の強みを知るきっかけにもなるでしょう。

仕事でやりたいことを見つけるための行動

仕事でやりたいことがわからない場合は、実際に行動を起こすことで新たな可能性や興味が見つかることがあります。ここでは、やりたいことを見つけるための行動プランをご紹介します。興味をもったことから少しずつ挑戦してみましょう。

1.信頼できる人やプロに相談する

仕事で何をやりたいか、一人で考え込んでもなかなか答えが見つかりませんよね。やりたいことがわからないときは、第三者の視点を取り入れることで新しい気づきが得られる可能性があります。家族や友人、先輩など信頼できる相手に相談してみましょう。

また、就職・転職エージェントキャリアアドバイザーをはじめ、プロに相談することもおすすめですよ。

エージェントはあなたに合う仕事を教えてくれる!

就職・転職エージェントのキャリアアドバイザーは、経験やスキル、性格からあなたに合った仕事を提案してくれます。多くの求人の情報や業界知識をもっているため、自分では気づかなかった選択肢を教えてもらえることも。
無料で相談できるサービスも多いので、積極的に活用してみましょう。

2.興味があることに挑戦する

少しでも興味を感じたことには、実際に挑戦してみることが大切です。たとえば、「プログラミングに興味があれば、無料の講座で基礎を学ぶ」「料理が好きなら、短期の料理教室に参加してみる」など、小さな一歩から新しいことを始めてみましょう。

重要なのは、完璧を目指さず、気軽に試してみるという姿勢です。最初からうまくいく必要はありません。むしろ、「思っていたより楽しい」「想像より難しい」といった実感こそが、自己理解を深める貴重な情報となります。さまざまなことに挑戦することで、自分が本当にやりたいことは何か見えてくるでしょう。

3.外出してみる

意識的に新しい場所に出かけて刺激を受けると、これまで気づかなかった興味や関心が芽生えることがあります。

美術館や博物館、コンサート、セミナー、ワークショップなど、普段行かないような場所に足を運んでみましょう。また、旅行も視野を広げる機会の一つです。見知らぬ土地で異なる文化や価値観に触れることで、自分のなかの新たな可能性に気づくことがあります。

たとえば、何気なく立ち寄った展示会で出会ったアート作品に心を動かされ、クリエイティブな仕事に興味をもつことも。好奇心をもって外の世界に触れると、自分のなかに眠っていた興味が目覚める可能性がありますよ。

4.本や映画をヒントにする

やりたいことがわからない場合は、興味のある本を読んだり、映画を見たりしてみましょう。本や映画の世界は、現実では経験できない多様な生き方や価値観に触れる機会を与えてくれます。心を動かす小説や映画などから、自分のやりたいことのヒントを得られるかもしれません。

特に印象に残った物語や共感したキャラクターについて考えてみましょう。なぜその物語に惹かれたのか、どのようなシーンに感動したのかを分析することで、自分の価値観や関心が見えてくることがあります。

たとえば、医療ドラマに熱中するのは、人を助ける仕事に興味があるサインかもしれません。ビジネスのサクセスストーリーに惹かれるのは、起業や経営に関心があることを表している可能性があります。

フィクションの世界を楽しむ自分の姿から、現実の仕事の方向性を探る手がかりが得られるでしょう。

5.偉人や有名人の人生について調べる

歴史上の偉人や現代の成功者の人生について調べることは、生き方や働き方を知る一つの方法です。偉人や有名人がどのようにして自分の道を見つけたのか、どのような困難を乗り越えてきたのかを学ぶことで、自分自身の道を考えるヒントになるでしょう。

特に興味深いのは、必ずしも一直線に成功した人ばかりではないという点です。多くの成功者は、試行錯誤や失敗を繰り返しながら、自分の道を見つけていきます。そのプロセスを知ることで、「完璧な答えをすぐに見つけなければならない」という気持ちが薄れ、長い目で自分の道を探す勇気がもてるでしょう。

やりたいことがわからない場合の注意点

やりたいことを見つける過程では、いくつか注意点があります。注意点を理解することで、精神的な負担を減らしながら前に進んでいけるでしょう。

ここでは、やりたいことを見つけるときの注意点を解説します。少しずつ自分の可能性を広げていきたい方は、ぜひご一読くださいね。

周囲の成功している人と自分を比べ過ぎない

やりたいことがわからないときは、成功している他者と自分を比較しないようにしましょう。

ほかの人と比べてしまうと、焦りや自信のなさから冷静な判断ができず、自分自身の良いところや強み、価値観を見失ってしまいかねません。自己肯定感が低くなり、さらに他人と比べてしまうといった悪循環に陥る恐れもあります。

先述したように、やりたいことを探すときは、過去の経験を整理して、「やってみたい」「挑戦したい」と思うものを洗い出す必要があります。比較するのはあくまで過去の自分自身のみにして、他者のことは参考やお手本程度に捉えておきましょう。

過度なマイナス思考はやめる

過度なマイナス思考をやめることで、仕事でやりたいことを見つけられる可能性があります。

慎重な性格は武器にもなりますが、始める前から「どうせできない」「失敗するから」といったマイナスなことばかり考えてしまうと、挑戦する意欲が削がれてしまうでしょう。マイナス思考が癖になると新しいことへの挑戦を諦めるようになり、ますます「自分のしたいこと」が不明瞭になる恐れも。

また、過度なマイナス思考は、あなた自身の強みや長所を隠してしまいかねません。やりたいことがわからない状況を解決するためにも、自己分析を通して、自分自身の良い部分を見つめ直してみましょう。

自分の気持ちを正直に受け入れる

やりたいことを探す際は、「こうあるべき」という思い込みや社会的な期待に縛られず、自分の気持ちに正直になることが大切です。たとえ、それが周囲の期待とずれていたとしても、自分の感情を信じる勇気をもちましょう。

自分の気持ちを受け入れるための第一歩は、自分の感情を「良い・悪い」で評価せず、客観的に観察することです。「こう感じるべきではない」と気持ちを抑え込むのではなく、「今、こういう気持ちがある」とありのままに認めることから始めましょう。

現実的な目標を考える

やりたいことが明らかになってきたら、現実的な目標を立て、一歩ずつ達成していきましょう。大きな夢は大切ですが、すぐに実現できない目標ばかりを追い求めると、挫折してしまう恐れがあります。

大きな目標は、小さな目標の積み重ねで達成されます。「いつか起業したい」という大きな目標があるなら、まずは「業界知識を身につける」「必要な資格を取得する」といった小さな目標を決め、一つずつクリアしていくことで着実に前進していきましょう。

仕事でやりたいことがない人が適職を見つける方法

「やりたいことがない」と感じる人でも、自分に合った仕事、つまり「適職」を見つけることは可能です。ここでは、やりたいことがはっきりしていなくても、自分に合った仕事を見つけるための7つの方法を紹介します。ぜひ、自分に合った仕事を見つけるためのヒントにしてみてくださいね。

1.世の中の仕事を調べる

まずは世の中にある職業を知ることから始めましょう。職業図鑑や業界研究の本、Web上の職業情報サイトなどを活用して、仕事内容や必要なスキル、働き方などを調べてみてください。知らなかった仕事のなかに、興味を引かれるものが見つかるかもしれません。

職業体験イベントやインターンシップに参加するのも一つの方法です。実際に体験すると、夢中になれる仕事が見つかる可能性がありますよ。

2.誰のために働きたいかを考える

「何をするか」だけでなく、「誰のために働くか」という視点も重要です。子どもや高齢の方、患者さま、ビジネスパーソンなど、自分が貢献したいと感じる対象を考えてみましょう。特定の人々のために働くことにやりがいを感じる場合があります。

たとえば、子どもの成長に関わりたいと思う人は、教育関係の職種をはじめ、子ども向け商品の企画・開発、児童福祉関連の行政など、さまざまな選択肢があります。

「誰のために」という軸で考えることで、これまで気づかなかった職業の可能性が見えてくるでしょう。

3.強みを活かせる仕事を選ぶ

自分の強みを活かせる仕事に就くことで、成果を上げやすくなり、仕事の満足度も高まります。強みとは、自分が得意なことや周りから評価されること。自分の強みを見つけるには、以下のような質問を自分に投げかけてみましょう。

  • ・学生時代や今までの仕事で、どんなことが得意だったか?
  • ・周りの人からどんな場面で頼られるか?
  • ・誇りに思える成果は何か?

これらの質問に答えることで、自分の強みが見えてくるでしょう。たとえば「人と話すのが得意」「創造的なアイデアが思い浮かぶ」などが強みに該当します。

強みが明確になったら、それを活かせる職種を探しましょう。コミュニケーション能力が強みなら営業や接客、創造力があるならクリエイティブ系の仕事に向いているかもしれません。

4.適職診断を受ける

やりたいことがわからない場合は、適職診断ツールを活用することも一つの方法です。Webサイト上で公開されているツールでは、複数の質問に回答すると自分の性格や強みに合った職業を提案してもらえます。

就職・転職エージェントのハタラクティブでも、無料で適職診断ツールを利用可能です。結果をもとにキャリアアドバイザーに就職の相談もできるので、ぜひご利用くださいね。

5.やりたくない仕事を書き出す

仕事でやりたいことがわからないときは、やりたくないことを考えてみましょう。

やりたいことがわからなくても、やりたくないことは見つかることも。たとえば、マルチタスクが苦手なら複数の業務を同時にする仕事、ずっと座っているのが辛いならデスクワークなど、やりたくないと思うものを書き出してみてください。

残った仕事のなかから、「これをやってみたい」「できそう」と思えるものを絞り込んでいくと適職を見つけられるかもしれません。

6.「求められること」や「できること」を考える

自分がやりたいことがわからなくても、社会で「求められていること」や「自分ができること」から適職を探す方法は効果的です。現在の職場や社会全体で必要とされているスキルを把握し、自分の強みとマッチする部分を見つけましょう。

たとえば、以下のような質問を自分に投げかけてみてください。

  • ・今の職場でどんな能力が評価されているか?
  • ・友人や家族から頼られることは何か?
  • ・今後の社会でどんなスキルが必要とされそうか?

「やりたいこと」よりも「できること」から始めることで、徐々に仕事への興味が湧いてくることも。実務経験を積むうちに、思わぬ才能や適性が見つかる可能性もありますよ。

7.プライベートの目標や夢を叶える手段を探す

仕事は人生の一部であり、必ずしも「やりたいこと」を仕事にする必要はありません。むしろ、プライベートでの目標や夢を実現するための手段として、仕事を考えるアプローチもおすすめです。

プライベートの目標を明らかにすれば、それを叶えるための仕事の条件(収入、休日、立地など)も自然と見えてくるでしょう。休日の充実が仕事のモチベーションにつながる循環を作り出せば、ワークライフバランスの取れた人生設計が可能になりますよ。

未経験から正社員就職に挑戦できる仕事はある?

未経験から正社員を目指せる仕事は、ITエンジニアや営業職、介護職、事務職、販売職などがあります。特に、IT業界や介護業界など人手不足の業界では、未経験の方の採用が積極的に行われている場合があるようです。

未経験からの就職を成功させるためには、「学ぶ姿勢」や「成長への意欲」をアピールすることが重要。就職・転職エージェントでは、未経験OKの求人を紹介してもらえることがあるので、ぜひ利用を考えてみてくださいね。

【まとめ】必ずしも仕事でやりたいことを見つける必要はない

自分のやりたいことがわからないことに悩み、行き詰ってしまったときは、「無理にやりたい仕事を見つけなくても良い」と考えてみてください。最初からやりたいことが決まっていなくても、経験を積むなかで目標ややりがいが見つかる可能性があります。

仕事選びに迷ったら、ぜひ就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーがあなたに合う仕事をご紹介します。自己分析を一緒に行うので、「強みがわからない」「やりたいことがない」という方はぜひご利用くださいね。

やりたいことがわからないときのQ&A

「自分のしたいことがわからない」という悩みを抱えている方に向け、よくある質問や不安についてQ&A方式でお答えしていきます。

自分が何をやりたいかわからないので、人生が不安です…

なぜ、やりたいことがわからないのか原因を探ってみましょう。原因に合わせて対処することが大切です。

たとえば、自分の適性や性格を客観視できていない場合は、自己分析を丁寧に行うことで解決する可能性があります。また、知識や経験が不足しているなら、仕事や習い事、趣味など公私問わずさまざまな経験を積むことで、やりたいことが見えてくるでしょう。

自分のやりたいことがわからない高校生です。このまま就活して大丈夫?

高校生の時点でやりたいことがはっきりしていないのは普通のこと。自分の適性や興味を知るには、さまざまな経験を積むことが大切です。

就活をする場合は、無理にやりたいことを決めるのではなく、幅広い求人に目を通してみましょう。進路相談室や担任の先生に積極的に相談するのもおすすめです。

20代でやりたいことがわからない場合の対処法は?

今の仕事で「少しでも興味をもてること」「得意なこと」を見つけ、それを深めていくのがおすすめです。たとえば、今の職場で「この業務は楽しい」と感じる瞬間があれば、それに注目し、関連するスキルを磨いていくと、次の目標が見えてくることがあります。

どうしてもやりたいことが見つからない場合は、ほかの仕事に挑戦してみるのも一つの手。「仕事でやりたいことがない・分からないのはなぜ?適職を見つけるコツを解説」のコラムも参考に、自分に合った仕事を探してみましょう。

30代で自分が本当にやりたいことを見つけられますか?

はい、30代で十分にやりたいことを見つけられます。なぜなら、20代の試行錯誤を経て、ある程度の社会経験や自己理解が深まっている時期だからです。30代では自分の強みや価値観がより明確になっていることが多く、それをもとに本当にやりたいことを見極められるでしょう。

これまでの経験から好きなことや得意なことを洗い出したり、10年後の理想の姿を具体的にイメージしたりして、やりたいことを探してみてくださいね。

転職したいけどやりたいことがない…どうすれば良いですか?

「何を避けたいか」を考えてみましょう。たとえば、「残業が多い」「成長の機会が少ない」という環境を避けたい場合、これを条件に転職を目指すのがおすすめです。

ハタラクティブでは、キャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行い、一人ひとりに合う求人をご紹介します。自分に合った仕事に就きたい方は、ぜひご相談くださいね。