この記事のまとめ
- 既卒は新卒よりも就職率は低いものの、就職している人もいるため不可能ではない
- 既卒は卒業後3年以内なら就職しやすいが、5年以上経つと難しくなる可能性がある
- 既卒で就活が難しいのは、既卒期間を説明ができず早期退職が不安要素になっているから
- 既卒で就職しやすいのは、「営業職」「技術職」「事務職」など未経験OKの求人が多い職種
- 既卒が就職を成功させるには就活を振り返ったり、プロの協力を得たりすることが大切
就職したいけど「既卒は就職できないのでは」と悩む方もいるでしょう。就職の進め方がわからなかったり、なかなか内定を得られなかったりすると「このままずっと就職できないのでは」と、不安になりますよね。
既卒は新卒と比べて就職率が低い傾向にありますが、決して就職できないわけではありません。既卒が就職活動で苦戦する主な理由は、行動量や面接対策などが不足している傾向があります
しかし、卒業後3年以内であれば「新卒枠」で応募できる企業も。これまでの就職活動を振り返って得た経験の活かし方や既卒期間を前向きに説明できれば、就職できる可能性は高くなるでしょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えつつ、既卒が就職できない理由や成功させるポイントをまとめました。自分に合った仕事を探す際に、参考にしてみてください。
「既卒は就職できない」といわれる理由
「既卒は就職できない」という言葉を耳にしたことがある方もいるでしょう。その背景には、既卒が新卒よりも就職率が低かったり、既卒に対してポジティブなイメージをもっていない企業があったりするためです。
ここでは、「既卒は就職できない」といわれる根拠となる理由を説明するので、既卒から就職活動を始める方はチェックしてみてください。
既卒は新卒よりも就職率が低い
既卒は就職できないといわれる理由の一つに、既卒は新卒よりも就職率が低いことが挙げられます。厚生労働省の「令和6年上半期雇用動向調査結果の概況」では、転職した人のなかで、新卒以外の人がどのくらい就職しているのかを示しています。この資料をもとに、新卒と既卒者を含む人と転職した人の割合の差をみてみましょう。(男女計)
| 入職者の種類 | 人数 |
|---|---|
| 転職入職者数 | 277万8,100人 |
| 未就業入職者数(新規学卒者数) | 99万9,400人 |
| 未就業入職者数(新規学卒者以外) | 76万1,900人 |
参照:厚生労働省「令和6年上半期雇用動向調査結果の概況 (3)職歴別入職者数と入職率の状況(p.10)」
入職前1年間に就業経験のない既卒も含む新卒以外の未就業入職者数は、76万1,900人です。新たに就職した人のうち、新卒の入職者は99万9,400人と新卒以外の就職者よりも多いことがわかります。そのため、「既卒からの就職は難しい」といわれることがあるでしょう。
既卒に限定した就職率ではないものの、就業経験のない人も就職できているため、「既卒は就職できない」とはいえません。
「既卒の就活は厳しいってホント? 内定を獲得するためのコツと対策」のコラムでは、既卒の就活の実態を解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和6年上半期雇用動向調査結果の概要
企業からみた既卒のイメージ
既卒に対して、ネガティブなイメージをもつ企業もあることから「既卒からの就職は難しい」と感じる人もいるかもしれません。既卒者に対する印象の例は、以下のとおりです。
- ・早期退職の恐れがあると思われやすい
- ・既卒期間が長い理由を説明できない
採用担当者は「なぜ新卒で就職しなかったのか」という点に疑問を抱く傾向があります。採用担当者が納得できる理由を説明できないと、「採用してもすぐに退職しそう」「就業意欲が低い」といった印象をもたれ、内定を得られない可能性があるでしょう。
しかし、年齢が若いことで、将来性を評価する企業はあります。アルバイトやインターンなどの経験は、即戦力として評価されることもあるでしょう。
既卒として就職活動するときは、既卒期間中の経験を仕事でどのように活かすかを具体的にアピールすると成功しやすくなりますよ。
既卒は就職できないとは限らない
「既卒から就職するのは難しい」と感じるかもしれませんが、就職できないとは限りません。正社員の経験やスキルがなくても、既卒者を積極的に採用している企業は多く存在します。
特に、若手人材の確保に力を入れている企業は、ポテンシャルや熱意を重視する傾向にあります。そのため、「なぜ正社員として就職しなかったのか」という採用担当者の疑問にしっかり答え、入社への強い意欲を伝えられれば、内定獲得の可能性は十分に高まるでしょう。
「既卒に自分は当てはまる?就活のやり方や人生終了ではない理由を解説します」のコラムでは、「既卒就活=人生終了」ではない理由を解説しているのでチェックしてみてください。
既卒の定義
既卒に法的な定義はありませんが、最終学歴を卒業してから3年以内の人のうち、正社員として就職したことがない人を指します。卒業してから就活している人やフリーターとして働いている人も既卒に当てはまるでしょう。
また、似た言葉で「第二新卒」があります。第二新卒は一度就職したが、1~3年以内に離職した人のこと。既卒と第二新卒には「就職経験の有無」といった違いがあるので、混同しないよう注意しましょう。
「既卒と第二新卒の違いって何?就活が有利になる場面や成功させるコツを解説」のコラムでは、既卒と第二新卒別に就活するメリット・デメリットをまとめているのでチェックしてみてください。
既卒として就職が厳しくなるタイミング
既卒は企業によって「新卒枠」で就職活動できる可能性があります。ポテンシャル採用を重視し、若手人材の獲得に積極的な企業があるためです。
しかし、既卒のまま年齢が重なったり、空白期間が長引いたりすることで、就職活動が難航しやすくなるでしょう。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査」を参考に、卒業してから何年経つと、既卒者を新卒採用の対象とする企業が減るのをみてみましょう。(「既卒者は対象としていない」「無回答・ 非該当」「N 」を除く。)
| 卒業からの年数 | 回答企業の割合 |
|---|---|
| 前年度卒のみ | 11.9% |
| 2年程度前卒まで | 7.5% |
| 3年程度前卒まで | 17.2% |
| 5年程度前卒まで | 1.6% |
| 5年程度超前卒まで | 2.9% |
参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査 図表2-42 新規大卒採用において何年前までの既卒者を対象とするか(p.34)」
卒業後5年以上経った既卒者を新卒として採用する企業はごくわずかで、合わせて4.5%にとどまります。このことから、最終学歴から5年以上経つと、新卒枠での就職活動は難しくなるといえるでしょう。
一方、既卒者を新卒採用の対象とするのは、「卒業後3年以内」としている企業が17.2%と最も多くなっています。既卒として就職活動をする場合、早めに行動することが成功のカギとなるでしょう。
ただし、年数に関わらず、既卒者を採用するかは企業の判断によって異なります。なぜ新卒で就職しなかったのか、卒業から何をしてきたのかを明確に説明できるよう準備しておくことが重要です。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査
既卒が「就職できない」「厳しい」と感じる4つの原因
既卒者が就職活動で苦戦する背景には、企業側の採用傾向や自己アピールの難しさなど、いくつかの原因があります。これらの問題を理解し、適切な対策を立てれば成功に近づけるでしょう。
以下で、既卒が「就職できない」「厳しい」と感じる原因を4つ解説するのでチェックしてみてください。
既卒が「就職できない」「厳しい」と感じる原因
- 「すぐ辞めるのでは」と思われやすい
- 既卒期間が長い理由を説明できていない
- 新卒よりも応募できる求人が少ない
- 仕事に必要なスキルが身についていない
1.「すぐ辞めるのでは」と思われやすい
既卒者は、「就職後に早期退職する可能性がある」と思われやすい傾向があります。既卒になった理由は人によって異なりますが、「新卒時、真剣に就職活動に取り組まなかった」「自分のやりたいことが見つからなかった」などが原因といえるでしょう。
そのため、企業側が抱く既卒者のイメージが「自己分析が不十分」「入社意欲が低い」となり、採用されにくくなることがあるようです。マイナスイメージを払拭できるよう、面接対策することがポイントになるでしょう。
2.既卒期間が長い理由を説明できていない
既卒期間が長期化した理由を明確に説明できないことが、就職が不利になる原因につながることがあります。面接官が納得できない理由を述べると、「ごまかしているのでは」「仕事への熱意が低い」とマイナスな印象をもたれかねません。
既卒期間はコンプレックスになりやすいですが、正直に説明することが大切です。既卒期間を説明するため、反省したことや経験したことを振り返ってみましょう。
「自分を見つめ直し、やりたいことが見つかった」「既卒期間を経験したことで、仕事への意識が変わった」などポジティブに説明することを心掛けるのがポイントです。この経験をどう活かしていくかを具体的に伝えると、内定を獲得しやすくなるでしょう。
「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムでは、面接で空白期間を説明する仕方や伝えるときのポイントを解説しているので参考にしてみてください。
3.新卒よりも応募できる求人が少ない
既卒者向けの求人は、新卒向けと比べて少ないのが現状です。多くの企業が新卒一括採用を重視し、既卒者向けの採用枠を設けていません。そのため、選択肢が限られ、就職活動が思うように進まないと感じることがあるでしょう。
就活サイトで「既卒」「第二新卒」などのキーワードで検索したり、既卒に理解のある企業を中心に応募することが大切になります。
4.仕事に必要なスキルが身についていない
既卒期間中に業務で活かせる特別なスキルを身につけていないと、就職活動で不利になることがあります。 企業が即戦力や成長可能性を重視するため、同年代の社会人と比較され、業務に必要なスキルが不足していると判断される可能性があるからです。
何も行動せずに既卒期間を過ごすと、ギャップはさらに広がります。資格取得や独学でのスキルアップ、短期インターンやボランティアでの経験蓄積をしたうえで就職活動に臨むと、スムーズに選考を進められるでしょう。
ただし、学習意欲や向上心を重視する企業もあります。未経験でも「今後どうスキルを伸ばしていきたいか」という将来のビジョンも積極的に伝えることで、採用担当者に好印象を与えられる可能性もあるでしょう。
既卒が人生終了ではない!就職を目指せる理由
就職活動に不安を感じたり、うまくいかなかったりすると、「このまま就職できないのでは」と気持ちが沈みやすくなりますよね。しかし、既卒だからといって就職できないわけではありません。
以下で、既卒から就職を目指せる理由を解説するので、前向きに就職活動をするためにチェックしてみてください。
卒業3年以内は「新卒」として扱う企業がある
卒業から3年以内であれば「新卒枠」で応募できる企業があるので、就職を諦める必要はありませんよ。厚生労働省の「卒業後3年以内の既卒者は、「新卒枠」での応募受付を!」によると、最終学歴卒業後から3年以内であれば既卒者も「新卒枠」で応募可能にする呼びかけをしています。
この指針に沿った採用活動を行っている企業を選べば、既卒者も新卒者と同じように就職活動を進められるでしょう。
しかし、すべての企業が実施しているわけではありません。 企業によっては卒業年数で応募資格を区切っている場合もあります。そのため、応募先の求人情報をしっかりと確認し、採用条件を事前に把握しておくことが大切です。
「新卒と既卒の違いは?内定を得るコツも紹介!」のコラムでは、新卒と既卒の違いを解説しているのでチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について
企業は既卒や第二新卒など若い人材を求める傾向がある
少子高齢化による労働力不足を背景に、企業は既卒や第二新卒など若い人材を求める傾向があります。若い人材は柔軟性があり、企業文化に適応しやすいと判断されることがあるためです。
また、既卒者がもつ社会経験やアルバイト経験も、企業にとってプラスに評価されやすいでしょう。新卒者とは異なり、基本的なビジネスマナーや仕事の進め方をすでに理解しているため、入社後の教育コストを削減でき、即戦力として期待されます。
就職活動では自分の経験をポジティブに伝えることが大切です。正社員経験がなくても、入社への熱意や仕事への真面目な姿勢をアピールすれば、内定につながりやすくなるでしょう。
就職できない既卒にみられる8つの特徴
すでに就職活動を進めている方のなかには、「なかなか内定を得られない」と悩んでいる人もいるかもしれません。就職できない原因は人によってさまざまです。原因を見つけることで、適切な対策をとればスムーズに選考を進められるでしょう。
以下で、就職が難しいと感じる既卒者に共通する特徴を8つご紹介します。自分に当てはまるものがないかチェックし、内定獲得しやすくするための参考にしてみてください。
就職できない既卒にみられる特徴
- 就職活動の準備と行動量が足りていない
- 既卒になった理由に正当性がない
- バイトと就活を両立できていない
- 志望動機が曖昧で入社意欲が伝わらない
- 面接に不慣れで実力を発揮できない
- 就活を一人で進めている
- 大手企業や有名企業の求人ばかり探している
- 働く目的をもてていない
1.就職活動の準備と行動量が足りていない
就職活動の準備と行動量が不十分ということが、就活が難しいと考えられる原因として挙げられます。自己分析や企業研究、面接練習といった選考対策を怠ると、ミスマッチが起きたり、面接で実力を発揮できなかったりすることが考えられるでしょう。
また、求人の応募数が足りないといった行動量の不足も、内定を獲得しにくい原因の一つです。応募できる大企業や有名企業に絞ると、新卒や高スキル保持者がライバルとなり就職が難航しやすくなるでしょう。
入念に自己分析や企業研究をして視野を広げて求人探しをすることで、自分の適性に合った企業を見つけやすくなります。ミスマッチから転職を繰り返したり、内定を得られず入社意欲が低下したりといった悪循環を避けるために、準備を含めて行動量を上げてみましょう。
2.既卒になった理由に正当性がない
既卒になった理由に正当性がないのも、就職が難航する既卒者によくみられる特徴の一つです。既卒者は面接で「なぜ卒業後すぐ就職しなかったのか」と、既卒になった理由を聞かれることがあるでしょう。
面接官が納得する理由を説明できないと「就業意欲が低いのでは」とマイナスな印象を与えやすくなり、採用に至らない原因になります。
ネガティブな理由を隠そうとせず、事実を正直に伝えつつ、それをどう乗り越え、何を得てきたかを前向きな内容で伝えましょう。空白期間に得た経験や反省点を振り返り、これからどう活かしていくかを具体的に説明できれば就職がうまくいく可能性が高まりますよ。
3.バイトと就活を両立できていない
バイトをしながら就職活動をする人のなかで就活がうまくいかない場合、両立できていない可能性があります。バイトの空いた時間で就職活動を行うと、平日の企業説明会や面接に参加しにくく、求人探しや応募書類の作成に使える時間も限られるため、内定まで時間がかかるでしょう。
就職活動が長引くと、バイトを辞められず収入が安定しなかったり、年齢が重なり就職が不利になったりする原因になりかねません。一度バイトと就職活動の時間の割り合いを見直し、計画を立て直してみるのがおすすめです。
4.志望動機が曖昧で入社意欲が伝わらない
志望動機が曖昧で入社意欲が伝わらないことも、内定を獲得しにくい原因の一つといえるでしょう。志望動機では、自分のスキルや経験を業務へどう活かし、企業でどのような活躍をしたいか明確に伝えることが大切です。
既卒者はマイナスイメージをもたれやすい傾向があるため、企業側の不安を払拭する必要があります。入社後の具体的な目標を伝えることで、「熱意やポテンシャルがある」と評価されるでしょう。
「志望理由の例文を状況別に解説!構成や履歴書へ記載する際のポイントも紹介」のコラムでは、志望理由の基本的な構成や書き方を解説しているので参考にしてみてください。
5.面接に不慣れで実力を発揮できない
既卒者のなかには、「緊張してうまく話せない」と面接に苦手意識をもっている方もいるでしょう。面接に自信がないまま臨むと、採用担当者に自信のなさが伝わり、「頼りない」といったネガティブな印象を与えやすくなるため就職活動が進みにくくなります。
面接をする目的は熱意や企業とのマッチ度のほかに、「コミュニケーション能力」を確認することです。面接本番で実力を発揮できない場合、面接練習を入念に行いましょう。
限られた時間のなかで自分をアピールしながらコミュニケーション能力を発揮できれば、就職が成功しやすくなりますよ。
6.就活を一人で進めている
就活を一人で進めているため、間違っている点や改善点が見つけられず、就職活動が難航する原因になっている場合があります。また、一人で就活を行うなかで就活が長引くと、気持ちが沈みやすくなることもあるでしょう。
就職活動でつまづいたら、一人で悩まずに信頼できる人や就職支援機関などに相談してみましょう。第三者の協力を借りることで、一人では見つけられなかった改善点やアドバイスを受けられる可能性があります。
「就職相談の無料窓口5選!サービス内容や活用方法を解説」のコラムでは、就職相談が無料でできる窓口や実施しているサービス内容を紹介しているので、自分に合った支援を受けられる機関がないかチェックしてみてください。
7.大手企業や有名企業の求人ばかり探している
大手企業や有名企業の求人ばかり探している場合、就職が難航する可能性があります。大手企業や有名企業だけを志望していると、選択肢が狭くなります。また、知名度の高い企業は競争率も高く、既卒者にとってハードルが高いため内定を得にくくなるでしょう。
大手企業や有名企業だけなく、広い視野をもって求人を探すことが大切です。中小企業も含めて求人を探すことで、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
8.働く目的をもてていない
明確な働く目的がないと、面接官に伝わる熱意や意欲が弱くなってしまい、内定につながりにくくなります。なぜなら、目的意識は行動の原動力となり、面接での受け答えに説得力を与えるからです。
自分なりの「働く理由」をもつことで、就職活動の方向性も定まります。まずは、自分の価値観や興味を整理し、社会にどう貢献したいかを明確にしてみましょう。また、どんな生活スタイルを実現したいか考えることで、希望する働き方が見えてきますよ。
「やりたいことが見つからないのはなぜ?原因と仕事の見つけ方を解説」のコラムでは、やりたいことが見つからないときの対処法や見つけ方を解説しているのでチェックしてみてください。
既卒におすすめ!未経験から挑戦しやすい職種
未経験から挑戦しやすい職種は、資格や経験が求められにくいため既卒者も活躍できる可能性がありますよ。以下で、未経験から挑戦しやすい職種を紹介するので、興味がある仕事がないか、チェックしてみてください。
営業職
営業職とは企業や顧客といった取引先に対し、自社のサービスや商品を提案し販売する仕事です。営業職はスキルや経験よりも、コミュニケーション能力や人柄を重要視されるため、「人と話すのが好き」「コミュニケーションをとることに自信がある」という方には特に向いているでしょう。
以下に、営業職の仕事内容や平均収入、向いている人の特徴、ポイントをまとめました。
| 仕事内容 | 企業を対象に製品やサービスを提案・販売する営業活動で、BtoBとも呼ばれる |
| 平均年収 | 652.6万円 |
| 向いている人 | ・精神力が強い人 ・論理的な思考がある人 ・失敗から学べる人 |
| ポイント | ・成果、頑張りが評価や収入に反映されやすく、業界によっては高年収が狙える ・大きい金額を扱えるため、組織のなかでも重要度が高い ・経済や業界の動向に関する知識も求められる |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag コンサルティング営業(IT)」
また、これまでの経験やスキルだけでなく、ポテンシャルも評価されやすい職種のため、未経験からでも挑戦しやすい仕事です。
「営業職とは?どんな種類がある?仕事内容や就活成功のポイントを解説!」のコラムでは、営業の種類や営業職未経験から挑戦しやすい業界をまとめているので、興味のある方はチェックしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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事務職
事務職では、主に書類作成やデータ入力、電話・メール対応や来客対応といった業務を行います。事務職の求人は未経験OKが多いのが特徴です。専門的な知識やスキルがなくても、働きながら仕事のやり方を覚えていけるため、既卒者も挑戦しやすい職種といえるでしょう。
オフィス内で集中して仕事に取り組めるので、「コツコツと地道な作業が得意」「体を動かすよりも座って作業をする仕事が好き」という方におすすめです。
以下で、事務職の仕事内容や平均年収、向いている人の特徴、ポイントをみてみましょう。
| 仕事内容 | 社内の文書作成、データ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する |
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 向いている人 | ・正確さ、几帳面さ、スピード感をもって作業することが得意な人 ・電話応対や来客対応などができる、コミュニケーション力のある人 ・一つの作業を集中して続けられる人 |
| ポイント | ・特別な学歴や資格は不要で、経験を積みながらスキルアップ可能 ・パソコンスキル、文書作成、簿記などに関する資格を取得すると活躍の幅が広がる ・就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 一般事務」
また、事務職のなかには一般事務・営業事務・医療事務といった種類がいくつかあります。業務内容も種類によって異なるので、自分が興味のある事務職を探してみてください。
「事務員とは?仕事内容は?向いている人の特徴や就職を目指す方法を解説」のコラムでは、事務員の種類ごとに仕事内容を解説しているのでチェックしてみてください。
参照元
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技術職(IT関連)
技術職(IT関連)は、専門的な知識がないと就職が難しいと思うかもしれません。ですが、IT技術の急成長により人手不足の状況にあり、未経験者を積極的に採用している企業があります。
IT技術職では、チームでの開発や顧客とのやりとりをするため、これまでの社会人経験で培ったコミュニケーション能力や予期せぬトラブルにも対応できる柔軟性が活かせるでしょう。
「システムエンジニア」を参考に、IT関連の仕事内容や平均年収、向いている人の特徴、ポイントをみてみましょう。
| 仕事内容 | Webサービスの設計から開発、保守運用まで一連の工程を担当し、システムを構築する |
| 平均年収 | 574.1万円 |
| 向いている人 | ・論理的思考力をもつ人 ・新しい技術に興味をもっている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
| ポイント | ・学歴や資格が必須とされることは少ない・在宅・リモート勤務、フレックス制で働ける場合が多い ・技術だけでなくコミュニケーション能力も重視される |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag システムエンジニア(Webサービス開発)」
新人向けの研修制度が整っている企業も多いため、未経験から働きながら専門知識やスキルを身につけられます。専門的な知識を身につけて経験を積めば、マネジメント職やフリーランスなどキャリアアップも目指せるでしょう。
「ITとは?覚えたい用語や未経験からチャレンジしやすい職種をご紹介!」のコラムでは、IT業界のなかで未経験からチャレンジできる職種をまとめているので、仕事を探すときの参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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接客・販売職
接客・販売職の業務内容は、お客さまのニーズに合う商品を提案したり、販売したりすることです。人と接することが好き、人の役に立つことが好きという人に適している仕事といえるでしょう。
接客・販売職の仕事内容や平均年収、向いている人の特徴、ポイントは以下のとおりです。
| 仕事内容 | 接客、商品販売(レジ)、在庫管理、ディスプレイなど、売場の運営を担当する |
| 平均年収 | 369.4万円 |
| 向いている人 | ・長時間立って接客できる体力がある人 ・トレンドに敏感な人 ・顧客のニーズを把握し、それに合ったコミュニケーションをとれる人 |
| ポイント | ・シフト制で働き、休日が不規則になることが多い ・ファッションや雑貨が好きだと活躍しやすい ・商品の包装や配送の手配も担うことがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag デパート店員」
接客・販売職は営業職同様、人柄やコミュニケーション能力が求められるため未経験者にもおすすめの職種です。飲食店やアパレルショップでのアルバイト経験は、選考に有利になる場合があるので積極的にアピールしましょう。
参照元
職業情報提供サイト job tag
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人材不足の業界や職種に注目するのもおすすめ
既卒として就職活動をする際は、人材不足の業界や職種にも注目してみましょう。人材不足に悩む業界や職種は、経験よりも意欲や適性を重視して採用する企業が多いため、既卒者も採用される可能性があります。
人材不足の傾向がある業界・職種には、IT業界や介護職などが挙げられます。人材不足の分野では入社後の教育体制が充実していることが多く、スキルアップの機会もあるでしょう。
人材不足は、転職サイトの「求人倍率」や「急募」マークのある求人をチェックすると判断しやすくなりますよ。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗
既卒の場合、中途採用枠(即戦力採用)での採用になることから、新卒者と比較すると選択肢は限定される可能性があります 。ですが、経験がなくても採用してくれる企業もあるので、企業の見極めが重要といえるでしょう。
また、既卒者は即戦力採用なので1社目から希望する職種に就けなくても、転職が有利になる経験を得られれば就ける可能性は高くなります。
既卒の就職を成功させる8つのポイント
既卒者の就職活動は、新卒とは異なる戦略が必要です。既卒ならではの強みを活かし、適切な対策を講じることで、就職成功の可能性を高められるでしょう。
以下で、既卒の就職を成功させるポイントを8つ解説するので、就職活動が成功するか不安な方はチェックしてみてください。
既卒の就職を成功させるポイント
- できるだけ早く就職活動を始める
- 積極的に行動する
- これまでの就職活動を振り返る
- 既卒OKの求人を探す
- 既卒期間を前向きに説明できるようにする
- 仕事に必要なスキルを身につける
- 面接練習を徹底する
- 就職・転職エージェントを利用する
1.できるだけ早く就職活動を始める
既卒として就職活動を始めるなら、できるだけ早く行動するのがおすすめです。既卒期間が長くなるほど、「なぜ就職しなかったのか」「空白期間に何をしていたのか」といった疑問を抱かれやすくなります。
時間が経つにつれて、企業はあなたのポテンシャルだけでなく、即戦力となるスキルや経験をより重視するようになります。空白期間が短い方が、将来の目標や計画を立て、すぐに行動に移したという熱意も伝わりやすくなるでしょう。
2.積極的に行動する
既卒の就職活動を成功させるには、積極的に行動することも大切です。就職活動は、待っているだけでは自分に合った仕事を見つけられません。
興味のある企業の説明会に参加したり、OB・OG訪問をしたりするなど、積極的に情報収集を行いましょう。特に、既卒者は新卒向けのイベントに参加できないこともあるため、自分から企業に問い合わせるなどの主体的な行動が重要です。
就職活動を積極的に行う姿勢は、企業への熱意のアピールにつながります。
ただし、どこでも良いから応募すると、ブラック企業に就職してしまう恐れも。自己分析を行い希望条件の優先順位を決めて、企業研究も怠らないよう注意しましょう。
「就職先を『どこでもいい』で選ぶと失敗する?リスクや成功させるコツを解説」のコラムでは、「どこでもいい」で就職すると起こるリスクをまとめているので目を通してみてください。
3.これまでの就職活動を振り返る
就職活動がうまくいかない原因を見つけるには、これまでの活動を客観的に振り返ることが重要です。次の選考に活かせる具体的な改善策が見つかれば、成功に近づけるでしょう。
書類選考で不採用になることが多い場合は、応募書類の内容を見直しましょう。企業が求める人物像とあなたのスキルや経験が合っているか、自己PRや志望動機がわかりやすく書かれているかなど、第三者の視点で見直すことが大切です。
面接で不採用が続く場合は、面接での立ち居振る舞いや受け答えに原因があるかもしれません。身だしなみ、表情、声のトーン、話す内容、質問への答え方などを客観的に見直してみましょう。
可能であれば、模擬面接を友人や家族にお願いしてフィードバックをもらうのも有効です。
早期退職の不安を払拭するのが目的
既卒者が就職がうまくいかないと感じる原因の一つに、面接官に「早期退職するのでは」と思われることがあります。面接官の不安を払拭できているかを踏まえて、これまでの就活を振り返ってみましょう。
応募書類では、「自己PR欄での志望動機から説得力を感じるか」、面接では「既卒である理由を説明し、納得してもらえたか」などを確認すると、問題点が見えてくる可能性がありますよ。
4.既卒OKの求人を探す
既卒として就職活動をするなら、「既卒OK」の求人を中心に探すのがおすすめです。既卒者を積極的に採用する企業は入社後の教育体制やサポートが整っており、熱意やポテンシャルを重視する傾向もあるため、内定を獲得しやすいでしょう。
求人サイトや転職エージェントを利用して、「既卒歓迎」「第二新卒歓迎」と記載された求人を探すことで、効率的に自分に合った企業を見つけられます。また、研修制度やサポート体制が充実している企業を見つけられれば、入社後のミスマッチも防げるでしょう。
5.既卒期間を前向きに説明できるようにする
既卒として就職活動する場合は、既卒期間を前向きに説明できるようにしておきましょう。既卒として就活する際に、面接で「なぜすぐ就職しなかったのか」「空白期間はどのように過ごしていたのか」と聞かれることがあります。
「仕事をしたくなかった」とネガティブな理由で既卒になった場合、言い訳をしたり、開き直ったりすることは避けましょう。正直に理由を伝えたうえで、経験から学んだことと志望動機を結び付けて説明すると良い印象を与えられます。
挫折した経験も言い換えれば有効なアピールポイントに
「希望する職種に就くために努力していたが、就職できず空白期間ができた」といった理由で、既卒になった場合ネガティブになる必要はありません。挫折経験から立ち直り再び就職を目指し行動していることは、十分アピールポイントになりますよ。
就活に関わらず学生時代に挫折経験がある場合は、体験から得たことを業務にどう活かすかを明確に伝えましょう。具体的に活躍するイメージを伝えることで、空白期間を有効なアピールポイントにつなげられます。
6.仕事に必要なスキルを身につける
既卒者が就職活動を有利に進めるためには、実践的なスキルを身につけることが効果的です。特に未経験の職種を目指す場合は、応募する業界で求められるスキルを事前に学んだうえで選考に臨むと内定に近づけるでしょう。
たとえば、IT業界で求められるプログラミング言語やフレームワークなどの具体的なツールや知識を習得することは、選考において強力なアピールポイントになります。単に「勉強しています」と伝えるだけでなく、実際にそのスキルを使ってポートフォリオ(作品集)を作成すると、企業にあなたの能力と熱意を具体的に示せるでしょう。
また、就職活動の空き時間を利用してスキルアップに励むことは、面接で「現在何に取り組んでいますか?」と聞かれた際の強力なアピールポイントになります。
7.面接練習を徹底する
就職活動を成功させるためには、スキルや経歴だけでなく、面接での印象も重要な要素です。面接で実力を最大限に発揮できるよう、徹底した練習をおすすめします。
「既卒だから」という自信のなさは、態度や声のトーンから面接官に伝わってしまうことがあります。自信をもって面接に臨むために、事前に質問される内容を予測し、練習を繰り返しましょう。
面接練習のポイントは、以下のとおりです。
- ・ハキハキと話すことを意識する
- ・簡潔に答えられるように練習する
- ・客観的なフィードバックをもらう
事前の準備をしっかり行うことで、本番での緊張を和らげ、あなたの熱意やポテンシャルを面接官に伝えられるでしょう。
8.就職・転職エージェントを利用する
既卒で就活をする際に、就職・転職エージェントを利用することも検討してみましょう。就職・転職エージェントは、あなたの希望や適性に合った企業を紹介してくれます。
履歴書の添削や面接対策など、選考を突破するための具体的なアドバイスも受けられる場合もあるでしょう。一人で悩まずに専門家のサポートを受けることで、効率的に活動を進められますよ。
【まとめ】経歴が不安ならエージェントに相談しよう
既卒だからといって就職できないわけではありません。確かに新卒と比べると就職のハードルは高くなりますが、自分の状況を正しく理解し、適切な対策を講じることで内定に近づけるでしょう。
既卒から就職を成功させるには、既卒期間をポジティブに説明できるよう準備し、自分に合った求人を探すことが大切です。
「一人で就職活動できるか不安」「自分に合った仕事がわからない」と悩む方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、既卒やフリーターなど若年層に特化した就職エージェントなので、既卒歓迎の求人も多く取り扱っています。
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既卒で就職できないと悩む人に向けたQ&A
ここでは、既卒で就職できないといった悩みをもつ方によくある疑問をQ&A形式で解決しています。
既卒になってしまったら人生終了ですか?
新卒での就職が叶わず、焦りや不安を感じますよね。しかし、既卒になったからといって、人生が終わるわけではありません。人手不足の業界では、既卒者を積極的に採用する企業が増えているためです。この期間を自己成長の機会と捉え、前向きに就職活動に取り組めば、あなたの意欲や社会人としてのポテンシャルは評価されるでしょう。
既卒就活で後悔しないために気をつけることは?
既卒者が就活で後悔しないために、就職に向けての準備を徹底することが大切です。既卒をコンプレックスに捉え、「採用してもらえればどこでも良い」と採用されることを就活の目的にしないよう注意しましょう。就職先がブラック企業だったり、自分の適性と業務内容が合わずミスマッチになったりする恐れがあります。自己分析と企業研究を徹底し自分に合った就職先を見つけられれば、後悔するのを避けられるでしょう。
既卒1年目の就活は成功できますか?
はい、成功できる可能性は十分にあります。新卒採用に比べて既卒1年目の採用枠を設ける企業は多く、第二新卒として新卒同様にポテンシャルを評価してもらえることが多いからです。できるだけ早く就職活動を開始し、明確な目標をもって取り組むことが重要です。「既卒1年目の就活は難しい?進め方と成功させるポイントを紹介!」のコラムで既卒1年目の就活を成功させるポイントを解説しているのでチェックしてみてください。
