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大卒でフリーターはやばい?就職しない人の割合や正社員になる方法を解説
この記事のまとめ
- 大卒でフリーターになる人の割合は16~21.8%程度
- 大卒でフリーターになる理由は、希望の会社が不採用だったことや就職後の早期退職など
- 大卒でフリーターになるデメリットは、雇用の安定や給与アップが難しいこと
- 面接対策では、新卒で就職しなかった理由やフリーターとして得た経験を整理しよう
- 大卒フリーターが就活するときは、ハローワークや就職エージェントの利用がおすすめ
大学卒業後にフリーターとして働く方のなかには、「いつまでも就職しないままでいいのかな…」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
大卒者が就職せずにフリーターになる理由には、希望の会社に入れなかったことや、一度就職はしたものの早期退職したことなどが挙げられます。不本意な結果でフリーター生活を続けていて、「就職するにはどうしたらいい?」と悩むこともありますよね。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えながら、大卒のフリーターが就職を目指すときの流れやポイントをご紹介します。大卒でフリーターになる人に多い理由や、フリーターでいるメリットとデメリットも解説するので、ぜひご一読ください。
この記事にコメントしているアドバイザー
大卒フリーターの割合はどれくらい?
大学を卒業した後にフリーターとして働く人の割合は、年々変化しています。独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」によると、2002年以降の男女別の大卒フリーターの割合は以下のとおりです。
2002年 | 2007年 | 2012年 | 2017年 | |
---|---|---|---|---|
男性 | 14.8% | 16.4% | 23.2% | 21.8% |
女性 | 8.5% | 11.7% | 16.2% | 16% |
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-(55p)図表2-24 フリーターの学歴構成の推移」
2002年から2012年にかけて、大卒フリーターの割合は男女ともに増加傾向にあるといえるでしょう。フリーターが増えたのは、1993年から2005年に訪れた就職氷河期が関係しているといわれています。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③
大卒者がフリーターになる4つの理由
大卒者がフリーターになる理由
- 希望の会社に就職できなかった
- 就職はしたが早期退職した
- 試験に合格できなかった
- 就活をしていなかった
ここでは、大卒者がフリーターになる4つの理由をご紹介します。大学を卒業しても就職の道を選ばない背景には個人差がありますが、主によく見られる理由は以下のとおりです。
1.希望の会社に就職できなかった
就活はしていたものの、希望の会社に就職できなかったり、どこの企業からも内定をもらえなかったりしたことで、大卒フリーターになった場合です。
多くの学生は、将来の夢の実現や理想のキャリアパスを求め、就活に臨みます。しかし、厳しい就職環境や競争率の高い企業での選考では、なかなか思うような結果が得られないことも。
希望の進路が叶えられない結果になったときや卒業後無職にならないために、「とりあえず」の選択としてフリーターの道を選ぶ方は少なくないでしょう。
2.就職はしたが早期退職した
大学卒業後に就職はしたものの、早期退職したことでフリーターになった方もいます。新しい環境や周囲からの期待、仕事の責任などに対応できず、早期退職を選択する新社会人も少なくありません。
心身の健康を守るために退職を選ぶのは悪いことではないものの、その後の進路に迷ってしまうことはあります。そのような場合の一時的な選択肢として、フリーターとして生計を立てつつ次の一歩を考える方もいるでしょう。
3.試験に合格できなかった
自分が目指す就職先で必要な国家資格試験や公務員試験に合格できず、就職できなくなってしまった方が大卒フリーターになる場合もあるでしょう。
公務員をはじめ、資格職に就くためには試験をパスしなければならない場合があります。資格によっては難易度の高い試験をクリアしなければなりません。そのため、試験に落ちてしまった方は合格するまでの期間、フリーターとしてアルバイトをしながら勉強を続ける選択をすることもあるでしょう。
4.就活をしていなかった
そもそも就活自体をしておらず、卒業後無職になるのを避けるためにフリーターになったという方も少なくないようです。
大学生活を楽しむあまり、あるいは就職することへの漠然とした不安から、就職活動をしなかった学生もいます。フリーターとして働く時間の合間を使って自分自身と向き合い、本当にやりたいことや得意なことを見つけようとする方もいるでしょう。
大卒者がフリーターになるメリット
大卒者がフリーターになることにネガティブな印象をもつ方もいますが、フリーターになることにはメリットもあるのです。以下では、大卒者がフリーターになるメリットをご紹介します。
好きな日数・好きな時間帯だけ働ける
大卒者がフリーターになるメリットは、好きな日数・好きな時間帯だけ自由に働けることです。アルバイトやパートは正社員と違って時間の融通が利くので、週に数日だけ働いたり、1日のうちの特定の時間帯だけ勤務したりといった自由度の高い働き方ができます。
自分の生活スタイルに合わせて仕事ができるので、過度なストレスなく自分のペースで働いていけるでしょう。
時間を自由に使える
前述のように、フリーターは自分の好きな時間だけ働けるので、自由に使える時間が正社員よりも多くなります。自分が仕事に割く時間を調節すれば、長期休暇を取得することも可能でしょう。自由な時間があれば、将来的に就職するための新しい資格やスキルを学ぶこともできるため、自己成長の時間を有意義に過ごせるでしょう。
正社員よりも仕事のプレッシャーが少ない
正社員に比べて、フリーターは仕事のプレッシャーが少ないのもメリットです。長期的なキャリアや昇進に関するプレッシャーも基本的にないため、精神的な余裕を保ちやすいといえるでしょう。責任の重い仕事から距離を置いて、自分のペースで業務に取り組める環境は、人によっては正社員待遇よりも魅力的に映ります。
職場を変えても収入が大きく下がらない
正社員は転職すると給与が下がるリスクを抱えがちですが、フリーターの場合、職場を変えても収入が大きく下がることは少ないというメリットがあります。
アルバイトやパートは時給に大きな差がない仕事が多いため、異なる職場に移っても同じような収入を期待できることが多いのです。そのため、もし現在の職場が合わないと感じたら、比較的容易に次のアルバイト先へと移行することができます。
大卒者がフリーターになるデメリット
大卒者がフリーターになることには前述したメリットがある反面、以下のようなデメリットも存在します。就職しないで大学を卒業するかどうかは安易に判断せず、フリーターになるメリットとデメリットの両方を比較して決めるようにしましょう。
雇用が安定しない
フリーターは正社員とは異なり、雇用が安定していない点がデメリットの一つです。フリーターの契約期間は短期間であることが多く、次回契約を更新されないリスクも抱えています。常に経済的な不安を抱える状況はストレスにもつながるため、注意が必要です。
給与アップやキャリアアップが難しい
給与アップやキャリアアップが難しいのも、大卒でフリーターになるデメリットです。フリーターの給与は、基本的に時給で計算されることが一般的。これは、正社員に比べて大幅な昇給の機会が少なく、給与アップが見込みづらいことを意味します。
また、キャリアアップの面でもフリーターは正社員より不利で、職歴やキャリアの構築が難しいでしょう。
基本的にボーナスはもらえない
フリーターは基本的に、ボーナスはもらえません。正社員に対し年に1回か2回のボーナスを支給する企業は多いですが、フリーターにボーナスを支給する企業はほとんどないと考えて良いでしょう。そのため、ボーナスの有無一つとっても、正社員とフリーターでは生涯賃金の差が開いていってしまうのが実態です。
フリーターを続けるか迷う方は、まずは賃金を含めて正社員との違いを認識しましょう。詳しくは、「アルバイトと正社員の違いを解説!メリット・デメリットもお伝えします」のコラムをご覧ください。
フリーター期間が長引くほど就職しづらくなる
フリーターとして過ごす期間が長くなればなるほど、正社員としての就職が難航する傾向があります。フリーター経験は正式な職歴ではないため、フリーターでいる時期が長引くほど、企業の採用担当者にスキル不足などの懸念を抱かれてしまうでしょう。
企業側は正社員を採用する際に、年齢に応じたキャリアや経験を重要視することも。フリーターを長く続けることで、経験をアピールしづらくなるかもしれません。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
太田雅子
就活で既卒の大卒フリーターと新卒の学生を比較すると、フリーターが不利な側面はあるかもしれませんが、やる気や就職への熱意次第でポテンシャル採用を行う企業は多く存在しています。
ただし、年齢を重ねたりフリーター期間が長引くいたりするほど、ポテンシャル採用の可能性が低くなっていくのも事実です。そのため、フリーターの方は「今が最も就職しやすい時期」であると考えて、少しでも早く就職への行動に移すことが大切です。
「30代で就職するには?未経験・職歴なしから正社員になるポイントを解説!」のコラムでは、フリーター期間が長引いている人へのアドバイスをまとめています。
大卒フリーターが内定をもらうまでの就職活動の流れ
大学を卒業しフリーターとして働いている方々のなかには、正社員として働くことを目指す人も多いです。では、大卒フリーターはどのようなステップを踏んで内定を勝ち取ることができるのでしょうか。以下では大卒フリーター向けに、内定をもらうまでの就職活動の流れを解説します。
自己分析で就職したい職種や業界を絞り込む
まずは自己分析をして、就職したい職種や業界を絞り込んでみましょう。自己分析は、就活を行ううえでの土台となります。
自分の興味や価値観、得意不得意などを明確にし、分析した結果に合う職種や業界を探すのがポイントです。このとき、大学で学んだことやフリーターとしての経験が活かせる分野があれば、そこを狙うのも良いでしょう。
応募する企業を探す
自己分析が完了したら、結果に基づいて自分の希望に合う企業を探して応募しましょう。求人サイトやハローワーク、就職エージェントなど、さまざまなサービスを利用して、積極的に仕事探しをすることが大切です。
興味のある仕事が多過ぎて選べなくなってしまったときは、求人検索で希望条件を細かく設定し、ピッタリの企業を絞り込んでみましょう。企業選びのポイントは「雰囲気の良い会社に入るためにチェックするべきこと5選!」のコラムで確認しましょう。
面接対策や応募書類の作成を行う
応募先企業から選考日時についてのお知らせが来たら、面接当日までに余裕をもって、その企業に合わせた面接対策と応募書類の作成を行います。
フリーター経験は正式な職歴ではないものの、応募先企業で活かせるアルバイト経験があったり、アルバイトと同業種であったりする場合は、履歴書や職務経歴書に積極的に書き込んでアピールしましょう。
また、面接では自己PRや志望動機が重要になるので、本番でスムーズに回答できるよう、面接対策と面接練習も行ってくださいね。可能であれば、家族や友人などの第三者に面接官役をやってもらい、フィードバックをもらって本番に活かしましょう。
面接を受ける
しっかり選考対策をしたら、企業とすり合わせた日時と場所で実際に面接を受けます。面接官からの第一印象を落とさないためにも、清潔な服装と身だしなみを意識し、時間よりも少し早めに面接会場付近まで到着しておくことが大切です。
緊張せずに自分を表現するためには、事前準備と練習が肝心。落ち着いて、自己分析の結果や応募書類に書いた内容をもとに、自信を持って話しましょう。
大卒フリーターが就職活動をするための準備
大卒フリーターが就活を成功させるには、就職する目的や就活に割く期間などをあらかじめ決めておくことも重要です。ここでは、大卒フリーターが就活をするための準備について解説します。しっかり計画を立てて就活を進めれば、あなたにぴったりの職場が見つかるはずです。
就職する目的を考える
就活を始めようと思ったときは、まず自分が就職する目的を考えてみてください。就職の目的が明確でないと、就活が長引いたり不採用が続いたときなどに心が折れる原因にもなりかねません。
また、就職する目的がはっきりしていると、就活中に自分が何を重視すべきかを判断しやすくなります。安定した収入を得たい、専門的なスキルを身につけたい、人との関わりを大切にしたいなど、自分なりの就職の目的を考えてみてくださいね。
就活の期間を決める
就活をするときは、あらかじめ就活にかける期間の目安も決めておきましょう。期間を無制限にしてしまうと仕事探しに対する緊張感が生まれにくく、就活の長期化につながります。また、あまりに短期間で結果を出そうとしても、焦りや不安が募ってしまうでしょう。
一般的に、就活にかかる期間は3ヶ月から半年程度といわれています。自分のライフスタイルや経済的な余裕を考慮しながら、現実的な目標を立ててみてくださいね。「転職する時期は何月がおすすめ?あなたの目的に合わせて適した時期を解説!」のコラムでは、就活におすすめの時期を解説しています。
面接までに大卒フリーターが対策すべきこと
ここでは、面接までに大卒フリーターが対策すべきことを解説します。面接でよく聞かれる質問はいくつかありますが、大卒フリーターから就職を目指す方の場合、以下についてより綿密な対策をしておくと良いでしょう。
新卒で就職しなかった理由
大卒フリーターの方は、新卒で就職しなかった理由を振り返り、面接官に適切に説明できるようにしましょう。
就職しなかった理由はネガティブなものばかりではなく、「自分が本当にやりたい仕事を見つけるため」や「さまざまな経験を積みたかった」など、ポジティブな側面を持っていることもあります。ネガティブな理由はポジティブな内容に言い換えつつ、あなた独自のストーリーとして、自信を持って話せるようにしておきましょう。
就職したいと思った理由
なぜ今就職をしたいと思うようになったのか、そのきっかけやモチベーションも整理しましょう。就職への目的意識がはっきりしていると、面接官に対して熱意を伝えやすくなります。
たとえば、「フリーターとしての経験を活かしてキャリアを築きたい」「より専門的なスキルを身につけたい」といった前向きな理由は、志望動機に対する説得力を高めるでしょう。
フリーターとしての成功体験や失敗談
フリーターとしての成功体験や失敗談も、面接で話せるように対策しておきましょう。フリーターとしての経験は決してネガティブなものではありません。成功体験や失敗談も含め、何を学び、どう成長したかをアピールしましょう。
仕事を通して身につけた対人スキルや問題解決能力、柔軟性や責任感など、どのような状況でもプラスに働くスキルを得たはずです。それらを具体的なエピソードと一緒に話せるようにしておくと、面接官に自分の強みを理解してもらいやすくなります。
就活では、面接対策に加えて書類選考の対策も必要です。正社員経験がない人が履歴書を書く際は、「職歴なしは不利?履歴書の書き方や就活でアピールすべきポイントを解説!」のコラムでポイントを押さえましょう。
大卒フリーターの就職活動がうまくいかないときは?
正社員を目指して就職活動をしているけれど、不採用が続いている…そんなときはどうしたら良いのか、非常に頭を悩ませる問題ですよね。ここでは大卒フリーター向けに、就職活動がうまくいかないときの対処法をご紹介します。
まずは契約社員・派遣社員として働いてみる
内定をもらえず就職活動が長引いてしまっているときは、正社員だけにこだわらず、まず契約社員・派遣社員として働いてみるのも将来的に就職するための選択肢です。
契約社員や派遣社員として働くことで実務経験を積み、自身のキャリアやスキルを磨いて、正社員にふさわしい人材に成長することもできます。また、社内で信頼を築くことができれば、契約社員・派遣社員から正社員登用される道を開くのも不可能ではありません。
なお、フリーターと契約社員はどちらも非正規雇用社員ですが、両者にはいくつか違いがあります。詳しくは「フリーターと契約社員の違いは?目指すなら正社員がおすすめな理由を解説」で解説しているので、こちらもご一読ください。
就職したい仕事に活かせる資格を取得する
就職活動が停滞しているなら、スキルアップのために資格取得にチャレンジしてみるのも良い方法です。自分が就職したい職種や業界に対応した資格は、履歴書や職務経歴書でアピールするポイントになりますし、面接時の自信にもつながります。
ただし、闇雲に資格を取ればいいというわけではなく、就職先で活かせそうなものに絞って勉強するようにしましょう。
ハローワークの職業訓練を受けてみる
希望する職種がはっきりしていて、そのための知識やスキルを身につけたい場合、ハローワークが提供する職業訓練を受けるのもおすすめです。
職業訓練は、無料、もしくは非常に低コストで受けられることが多く、専門的な技能を身につけたり、最新の業界知識を学んだりする絶好の機会です。また職業訓練を利用することで、同じような境遇の人たちとネットワークを築くこともできます。
大卒フリーターが無料で利用できる就職支援サービス
大卒フリーターの就活で利用できる無料の就職支援サービスには、ハローワークや就職エージェントなどが挙げられます。ここではそれぞれの概要を解説するので、ぜひご一読ください。
ハローワーク
ハローワークは、日本全国にある公共の就職支援機関です。全国各地の豊富な求人情報を検索・応募できるほか、職業相談やキャリア形成支援のサービスを利用できます。
また、ハローワークには面接技術の向上を目的としたセミナーや、履歴書の書き方を教えるワークショップなど、実践的なサポートも充実。就職活動中の交通費の一部を補助してくれるプログラムもあるので、経済的な負担が軽減できる場合があるのも魅力です。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
就職エージェント
ハローワークは国が運営する就職支援機関ですが、就職エージェントは民間企業が運営する就職支援サービスです。ハローワークでは基本的に自分で求人検索を行いますが、就職エージェントではプロのアドバイザーが自分に合った求人を紹介してくれる点が異なります。
また、面接対策や応募書類の書き方指導なども実施しているので、就職全般のサポートを受けられます。エージェントを利用することで、自分の強みや経験を最大限に活かせる職種や業界への理解を深められ、比較的短期間で効率的に就職活動が可能になるでしょう。
大卒フリーターや既卒からの就職を目指す方は、ハタラクティブをご利用ください。若年層向け就職エージェントのハタラクティブでは、一人ひとりの希望に合わせた求人紹介や就職支援を行っています。専任のキャリアアドバイザーがつくので、よりきめ細やかなサポートを受けられるのが特徴です。
内定獲得後や入社後のアフターフォローも充実しているので、就活の最後までご安心くださいね。もちろん、これらのサービスはすべて無料です。フリーターから就職を目指す方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
大卒フリーターの就職に関してよくある質問
ここでは、大卒フリーターの就職に関してよくある質問にお答えしていきます。
大卒がフリーターになるのは親不孝ですか?
大卒者が就職せずフリーターになっても、親不孝だとはいえません。フリーターの働き方も将来の選択肢の一つであり、大卒後すぐに正社員として働き始めることが人生の全てではありません。
大切なのは、自分の将来に対する真剣な考えを持ち、自己実現のために努力されているかどうか。もし「フリーターであることが後ろめたい」と感じている場合、家族とのコミュニケーションを大切にし、自分の今後の考えや計画を理解してもらうことも重要です。
大卒フリーター女性の就職におすすめの仕事はありますか?
大卒フリーター女性の就職におすすめの仕事は、事務や総務、広報といったオフィスワークのほか、美容関連やIT系の分野などが挙げられます。また、趣味や特技があれば、それを活かせる職種を選ぶのも良いでしょう。
大卒フリーターは勝ち組ですか?
勝ち組といえるかどうかは、その人が設定している人生の目標にもよります。フリーターとして充実した生活を送り、現状に満足感を覚えていれば、勝ち組であるといっても良いでしょう。
ただし、現状に不満をもちながらフリーターを続けている人が負け組というわけではありません。大切なのは、自分にとっての「勝ち」とは何かをしっかりと見定めることです。
大卒フリーターは何歳までに就職するべき?
「何歳まで」という厳密なルールはありませんが、一般的には30歳になるまでが一つの目安とされることが多いです。しかし、昨今は年齢よりも能力や経験が重視される時代になりつつあります。
「●●歳だから就職しなきゃ」と考えるのではなく、契約社員や派遣社員といった形であっても、自身がやりがいを感じる仕事で長く働くのも一つの選択肢です。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube