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既卒の就活は厳しいってホント? 内定を獲得するためのコツと対策

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この記事のまとめ

  • 既卒の就活は新卒と比べると厳しいものの、就職のチャンスはある
  • 既卒の採用は、教育のしやすさや早期の入社など企業にもメリットがある
  • 既卒は大学で身につけたスキルや卒業後の経験などを就活でアピールしよう
  • 既卒の就活には、ハローワークやエージェントなどを活用しよう

就職を目指している既卒者のなかには、「既卒に就職は無理?」「就活は新卒よりも厳しい?」など、就活に不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。実際に、お悩みを抱えた既卒者の方からそのような相談を受けることがあります。

既卒者の就活は新卒に比べると厳しい部分があるのは確かですが、きちんと準備を整えれば就職は不可能ではありません。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えつつ、既卒者の方が就活を成功させるためのコツをまとめました。就職を考えている既卒者の方や、就活が上手くいかず悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

既卒の就活の実態とは?

既卒者とは、一般的に学校を卒業してから3年以内に正社員として働いた経験がない人のことを指します。

周りが新卒で就職しているなか、自分だけ社会経験がない状態だと「就職に不利なのでは?」と不安を覚えることもありますよね。ここでは、既卒の就活に関する事情について解説するので、参考にしてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

既卒の就活が新卒と比べて難易度が高いことは否定できません。私たちハタラクティブは既卒の就活が成功するようサポートしていきます。

まずはヒアリングを念入りに行い、あなたの希望に沿った求人をご紹介。お話を聞くなかであなたが企業にアピールできるポイントも一緒に探していくので、自分に合った仕事を見つけたい既卒の方はご相談ください。

既卒の就活は新卒よりも厳しい?

既卒の就活は、新卒と比較すると厳しい可能性があります。企業が新卒の一括採用をメインにしている場合、既卒者を対象としていないことも。また、既卒に対して「新卒時に就職できなかったのは何か理由があるのでは?」と不安視する企業もあるようです。

ただし、既卒者に就職するチャンスがまったくないわけではありません。次の項で詳しく解説します。

既卒は就職のチャンスはある?

既卒も就職のチャンスはあります。

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和4年8月)の概況 (3) 既卒者の応募可否及び採用状況(p.14)」によると、既卒者の応募を可能としている企業の割合は69%。そのうち実際に既卒者を採用した企業は38%という結果が出ています。また、27%の企業が今後既卒の応募を可能にしたいと考えているようです。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和4年8月)の概況

企業にとっての既卒採用のメリットとは?

既卒は正社員として働いた経験がない分、企業側にとっては内定を出してからすぐに入社をしてもらえる、教育がしやすいといったメリットがあるようです。

既卒は新卒のように学校の卒業を待つ必要がなく、企業の退職の手続きも必要としないため、内定を出してからすぐの入社が可能となります。そのため、人材を早めに確保したい企業にとっては大きなメリットといえるでしょう。

また、社会人経験がない分、仕事内容や会社の方針を1から教えられるという点に魅力を感じている企業もあるようです。
未経験から社会人を目指す場合は、「未経験でもできる仕事8選!正社員就職成功のコツもご紹介します」のコラムをチェックしてみましょう。

既卒の就活でのアピールポイントは?

既卒者が就活で自己PRする際は、「既卒ならではの強み」をアピールすることが大切です。

既卒者は社会人としての経験はないものの、学生時代に身につけたスキル、就活を経て学んだこと、卒業後のアルバイトや勉強の経験など、企業にアピールできるポイントは十分にあります。

具体的なエピソードを交えながら、仕事に対する姿勢や、どのように企業に貢献していきたいかを分かりやすく伝えましょう。
選考でのアピールポイントは、「職歴なしは不利?履歴書の書き方や就活でアピールすべきポイントを解説!」のコラムを参考に明らかにしてみてください。

失敗の経験もアピール材料になる

既卒者は一度就活で失敗した経験も、伝え方によってはアピール材料になります。

新卒で就職しなかった理由を素直に述べ、その経験を経てどのようなことを学んだか、反省を活かしてどのように仕事に取り組んでいきたいかをアピールすると良いでしょう。

既卒であることをネガティブにとらえ過ぎず、その経験を経てどのように成長したかアピールしてみるのがおすすめです。

既卒の就活における注意点

既卒者が就活をする際の注意点は、謙虚な姿勢を忘れず、しかし自分自身を過小評価しないことです。

謙虚であることと、自己評価が低いことは違います。
前述したように、新卒の就活での経験や反省を活かすことは大切ですが、失敗経験にばかり目を向けてネガティブにならないよう注意しましょう。

自分に自信がないネガティブな姿勢は、採用担当者に伝わってしまいます。過度に自分を責めず、これからに向けて前向きな姿勢を示していくことが大切です。

既卒の履歴書の書き方

履歴書は、就活において今後の選考に進むための重要な書類です。
既卒者が履歴書を書く際のポイントとしては、以下の点が挙げられます。

  • ・卒業後に何をしていたか書く
  • ・志望動機を明確にする

自己PR欄には卒業後に何をしていたか、その経験を通してどのように成長したかを具体的に書きましょう。卒業後の努力を伝えることで、企業に勤勉さをアピールできます。

また、志望動機は「なぜ応募先の企業を選んだのか」「どのような点に魅力を感じたのか」を明確にしましょう。念入りな企業分析によって得た視点や、その企業での具体的なビジョンを取り入れることで、採用担当者に熱意が伝わりやすくなります。

既卒の就活を成功に導くコツと心構え

既卒の就活を成功に導くコツと心構え

  • 前向きな姿勢で臨もう
  • 自己分析を徹底的に行う
  • 就職支援サービスを活用する
既卒者の方が就活を成功させるには、前向きな姿勢で臨むことや、自己分析を丁寧に行うことが大切です。また、就職支援サービスも活用しましょう。下記で詳しく説明するので、就活の参考にしてみてください。

前向きな姿勢で臨もう

既卒者の就活においては、あきらめずに前向きな姿勢で臨むことが大切です。

前述したように、ネガティブな姿勢で選考に臨むと採用担当者に伝わってしまい、不安を与える可能性があります。
これまでの就活の反省点を整理し、これからどうしていきたいかを伝えられるようにしておきましょう。

自己分析を徹底的に行う

自己分析を徹底的に行い、自分のことを知っておきましょう。
これまでの経験を振り返り、やりがいを感じた体験や、達成感を得た体験、嬉しかった体験などを整理していきます。そのなかから共通点を見出せれば、それが自分の就活における「軸」といえるでしょう。

自己分析は、ノートに書き起こす方法もありますが、自己分析ツールを使用する方法も効率がアップするのでおすすめです。
自己理解が深まれば、志望動機や自己RPなどを企業に伝える際に説得力が増します。
詳しくは「自分が何をしたいのかわからない…原因ややりたいことを見つける方法を紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひご覧ください。

就職支援サービスを活用する

既卒者の就活には、就職支援サービスを活用するのも有効です。
下記で既卒者の就活にお勧めの就活支援サービスを紹介しているので、参考にしてみてください。

ハローワーク

ハローワークは、国が運営している就業支援サービスです。
ハローワークでは原則3カ月の有期雇用を経て、既卒者と企業の合意のうえで正規雇用に移行する「3年以内既卒者トライアル雇用」を行っている企業の求人も取り扱っています。
また、自分が取得したい資格やスキルについて学べる職業訓練もあるので、興味がある分野のスキルを身につけたい方にもおすすめです。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者トライアル雇用のご案内

就職エージェント

就職エージェントは、プロのキャリアアドバイザーが就活をサポートするサービスです。

ヒアリングの結果に基づき、アドバイザーが自分に合った仕事を見つけるためのアドバイスや、求人の紹介などを行います。

一人で就活するのが不安な既卒者は、就職エージェントを活用するのもおすすめです。
就職エージェントのハタラクティブでは、既卒者の就活をサポートしています。
未経験歓迎の求人やほかでは扱っていない非公開の求人を多く紹介しているので、あなたに合った仕事を見つけられるでしょう。

また、就職に関するお悩みの相談や応募書類の添削などにも対応しているので、「新卒のときに就活に失敗しているから心配…」という方も安心して就活に取り組めます。
既卒で就職できるのか不安を抱いている方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

既卒の就活に関するQ&A

ここでは、既卒の就活に関するお悩みにQ&A形式でお答えしていきます。「既卒の就活は厳しいの?」「既卒の就活はどうすればいい?」など、お悩みを抱えている既卒の方はぜひご一読ください。

既卒に就職は無理?

既卒者の方も就職は無理ではありません。新卒と比較すると厳しいですが、早いうちに就活を始めれば就職のチャンスは十分にあります。また、企業によっては既卒を積極的に採用している場合もあるので、自分のアピールできるポイントを整理しておきましょう。自分の強みを的確に企業に伝えられれば、内定を獲得できる可能性があります。

既卒は大手企業に就職できる?

既卒の方も大手企業に就職することは可能です。大手企業も既卒を新卒枠で採用している場合があるので、そのような求人を探してみると良いでしょう。ただし、新卒枠で応募する場合、新卒と競うことになります。大手企業に入社するためには、具体的なビジョンやその企業で働くという熱意を持ち、企業にアピールすることが大切です。

既卒の就活のやり方は?

まずは自己分析を行い、自分が何を得意とし、どのようなキャリアを歩みたいかを具体的に考えることから始めましょう。自己分析で見つけた自分の強みや適性に合った企業を見つけるために、業界研究や企業研究を徹底的に行います。自己分析と企業研究の結果から、「その企業で活かせる自分の強みは何か」「その企業のどこに魅力を感じるのか」を洗い出し、採用担当者に伝わりやすい自己PRや志望動機を作成しましょう。
ハタラクティブでは、求人の紹介のほか、面接対策や応募書類作成のサポートも行っているので、一度ご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube