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大卒の就職先に多いのはどこ?おすすめの職種や成功させる方法を解説
この記事のまとめ
- 大卒者が多い就職先には、「卸売・小売業」「医療・福祉系」が挙げられる
- 大卒者で就職先が決まらないときは進学したり、企業したりするのも方法の一つ
- 大卒で就職先が見つからないと、空白期間ができて就活に影響する可能性がある
- 文系の大卒者は営業や事務、理系はIT関連やメーカーなどがおすすめの職種
- 大卒者で就職先が決まらない方は、就職・転職エージェントに相談するのも手
大卒の就職先や進路がなかなか決まらないという方もいるでしょう。さらに空白期間ができると、「このまま就職できないのでは」と不安になりますよね。
大卒の就職先に多いのは、「卸売・小売業」「医療・福祉系」です。職種では文系は営業や事務、理系はIT関連やメーカーなどがおすすめですが、自分の適性に合ったのを選ぶことを心掛けましょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣さんのアドバイスを交えつつ、大卒の就職先に多い業界と職種をランキング形式で解説しています。また、学部別におすすめの職種や就職を成功させる方法のご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
大卒者が多い就職先と状況
文部科学省の「令和5年度学校基本統計結果の概要(p6)」の調査結果によると、令和5年度の大卒者の就職率は75.9%という結果でした。年度によって変動はありますが、大きく下がることは少ないようです。
また、「大卒者の割合は?学歴別に正社員と非正規雇用社員の平均賃金の差も解説」のコラムで大卒者の割合やその他学歴との平均収入の差を解説しているので、チェックしてみてください。
産業別に見る大卒者就職先ランキング
文部科学省が令和5年に発表した「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学)」の調査結果をもとに、以下で大卒者の就職先ランキングを産業別にまとめました。
産業 | 就職率 |
---|---|
卸売・小売業 | 14.2% |
医療・福祉系 | 14.2% |
情報通信業 | 11.7% |
製造業 | 10.5% |
教育、学習支援業 | 7.7% |
大卒者の就職先で、就職率の高い業界をまとめると、「卸売・小売業」と「医療・福祉系」が14.2%で就職率が最も高いことが分かります。「情報通信業」が11.7%、「製造業」が10.5%、「教育、学習支援業」が7.7%となっています。
職種別に見る大卒者就職先ランキング
前項の同資料から、職種別に見る大卒者の就職先ランキングは、以下のとおりです。
職種 | 就職率 |
---|---|
専門的・技術的職業 | 41.6% |
事務 | 24.2% |
販売 | 23.0% |
製造業 | 5.3% |
保安職業 | 1.5% |
大卒者の就職先で、就職率の高い職種をまとめると、「専門的・技術的職業」が41.6%で就職率が最も高いことが分かります。次いで「事務」が24.2%、「販売」が23.0%、「サービス職業」が5.3%、「保安職業」が1.5%という結果でした。
この結果から、製造技術者、情報処理・通信技術者、教員、医師といった手に職をつける職種が人気といえるでしょう。
大卒者の男女別でみる就職率は?
令和5年に厚生労働省が発表した、「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(p2)」という調査結果によれば、男女どちらも令和5年3月における就職率は97.3%となっていることから、男性と女性に就職率の差はほとんどないといえるでしょう。。年度によって当然差はありますが、平成20年から就職率90%以上で推移しているため、性別に限らず大卒の就職率は高水準で推移していることが分かります。参照元
e-Stat
トップページ
厚生労働省
令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
大卒者が就職先を見つけられないときの選択肢
大卒者として就活を進めるなかで、就職先がなかなか見つからないといって「どこからも内定を得られないのでは」とネガティブになる必要はありません。就職先が決まらないときの選択肢として、「進学する」「フリーターになる」「起業する」「フリーランスになる」「ワーキングホリデーに参加する」が挙げられます。
以下で、それぞれ解説するので、なかなか就職先が決まらない方は、参考にしてみてください。
進学する
大学卒業後に、専門学校や大学院などに進学するというのは一つの進路です。特に、大学では学びきれない内容や、さらに専門的な学びを得たいという方にはおすすめの進路かもしれません。
また、大学で専攻した内容とは違う内容を学ぶために、別の大学に入学したり、語学留学したりするという選択肢もあるでしょう。いずれも、専門的な知識を得るのが目的で進学する際は、就職したい業界や職種を明確にすることがモチベーションを保つためにも大切です。
進学を希望する場合は、自分のやりたいことを明確にしたうえで選択しましょう。大学卒業後の進路が決まらないときに考えたいことを「大学卒業後の進路はどうする?決まらないとき考えたいこと」のコラムでまとめているので、参考にしてみてください。
フリーターになる
就職も進学もせず、アルバイトで生計を立てるフリーターという選択肢もあります。フリーターを選ぶ理由はさまざまですが、「大学時代にやりたい仕事が見つからなかった」「夢や目標を叶えるためにフリーターの道を選んだ」などの理由が挙げられるでしょう。
フリーターは正社員と比較して時間をコントロールしやすいという特徴があるので、自分のやりたいことを見極めるための期間としてフリーターを選択するのも手です。ただし、フリーターとしての期間が長引くと、年齢が重なることでスキルや経験を求められやすくなるため、正社員就職が難しくなる可能性も。フリーターになる場合は、「何歳まで」「このスキルが身につくまで」といった期間を決めておきましょう。
ニートになるのは避けよう
就職先が決まらないからといって、ニートになるのはおすすめできません。ニートはフリーターと異なり、アルバイトも行わない人を指します。ニートの期間は職歴に空白期間が生まれるので、採用担当者に「就業意欲が低い」と判断されやすいでしょう。ニート期間が長引くほど就職のハードルが高くなるので、早い段階で進路を決定することがおすすめです。
起業する
大学卒業後に自ら会社・事業を立ち上げるという人もいるでしょう。近年では起業のハードルも下がり、誰でも登記を行うだけで会社の設立が可能です。
ただし、起業は業務にかかわるすべての責任を自分自身で背負うことになり、収入を保証してくれる人もいません。大卒で就職して働くよりも忙しくなる覚悟や、失敗したときのリスクまで考えたうえで選びましょう。
フリーランスになる
特定の組織への所属をしないで働くという場合、フリーランスになるという選択肢が挙げられるでしょう。現在はインターネットの発達により、クラウドソーシングで個人でも仕事を受注することが簡単に行える時代です。
依頼される仕事は専門的なスキルを求められることが多いため、既にスキルを持っている人や、何かしらのスキルを身に着けて仕事に活かしたいと考えている人におすすめです。
ワーキングホリデーに参加する
大学卒業後に海外のワーキングホリデーに参加する人もいます。ワーキングホリデーは留学と異なり、現地で実際に仕事をしながら生活するというのが特徴です。
ワーキングホリデーによる仕事の経験は職歴に含まれないことが一般的で、18~30歳といった年齢制限にも注意しましょう。就職せずにワーキングホリデーを選択した理由や、ワーキングホリデーで何を学んだのかを明確にしておくと、帰国してから就職する際に採用担当者の興味を惹き、ほかの応募者との差をアピールできるでしょう。
大卒者が就職先を決めないメリット
意外に思われる方もいるかもしれませんが、就職しないことによるメリットもあります。就職しないことによって正社員として働かなければならない拘束時間が無くなり、自分のやりたいことを追求できるのが最大のメリットといえるでしょう。
以下で解説しているので、就職先を決めないメリットの理解を深めてみましょう。
夢や目標に向けて時間を使える
就職先を決めないことで、夢や目標に向けて時間を使えるのがメリットです。たとえば、就職せずフリーターとしてアルバイトで生活する場合は、勤務時間を自分の提出したシフトによって決定することがほとんどなので、正社員より自由に時間を調整しやすいでしょう。
資格を取得したり、海外の生活を経験したりしてみたいという方は、就職先を決めないことで、有意義な時間の使い方ができますよ。
就活に時間や費用を使う必要がない
就活に時間や費用を使う必要がないのが、就職先を決めないメリットに感じる方もいるでしょう。就職活動は長い人だと1~2年近くの月日が必要になり、交通費や面接用のスーツの購入代金もかかります。
就活にかかるぶんの時間と費用を、自分のやりたいことのために使いたい方もいるでしょう。ただし、就職しないままでいると、受け取れる年金が減ったり、加齢とともに就職するのが難しくなったりするリスクがあります。
大卒がフリーターになるメリット・デメリットは「大卒でフリーターはやばい?就職しない人の割合や正社員になる方法を解説」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
ライフスタイルを維持できる
大学卒業後のライフスタイルを変化させる必要がないため、ストレスを感じにくいのもメリットといえるでしょう。正社員として働くようになれば、その会社の勤務時間に合わせたライフスタイルを送る必要があります。
また、新しい同僚や上司、経験したことのない業務など、自分を取り巻く環境も大きく変化するため、気が付かないうちにストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。大学在学中と変わらないアルバイト先で仕事をするのであれば、そういった変化に対応する必要もなくなります。
大卒者が就職先を決めないデメリット
ここまで就職しないことによるメリットを挙げてきましたが、当然就職しないデメリットも存在します。就職しないことによるデメリットは、すぐに感じることはないかもしれませんが、時間が経つにつれて徐々に感じる可能性が高いです。
以下で、大卒者が就職先を決めないデメリットをまとめたので、前項に解説したメリットと比べて後悔しない選択をするための参考にしてみてください。
雇用が安定しない
フリーターとしてアルバイトで生活すると、雇用が安定しないというデメリットがあります。フリーターは正社員とは異なり有期契約雇用なので、いつ雇用契約が解除されるかわかりません。
少なくとも、正社員のように定年まで同じ職場でフリーターとして働き続けるというのは難しいでしょう。また、正社員と比べて福利厚生が充実していないというのも、注意しなければならないポイントです。
社会的信用を得にくい
フリーターは正社員のように毎月給与が入ることが保証されていないため、収入が不安定になりがち。社会的信用が低くなるのがデメリットの一つです。
社会的信用が低いと「ローンが組めないため高額な商品を買えない」「クレジットカードの新規作成ができない」などの事態に陥る可能性が挙げられるでしょう。もし、将来的に一戸建て住宅の購入や賃貸マンションの契約、車の購入や結婚などを考えている場合は、正社員になることを検討するのをおすすめします。
同世代と収入差が広がる
フリーターと正社員では、時間が経つにつれて正社員の方が収入が大きくなるのが、就職先を決めないデメリットになります。正社員の初任給はそこまで高くないことが多いため、フリーターとも差が出にくいですが、正社員は昇進や昇給、賞与によって収入増加が見込めるでしょう。
一方、フリーターの場合は、昇進や賞与はほとんどなく、必ずしも時給が上がるとも限らないため、正社員ほどの収入の増加は見込みづらいでしょう。厚生労働省が令和4年に調査した「令和4年賃金構造基本統計調査」によれば、年齢が高くなるにつれてフリーターと正社員で収入差が広がっているという調査結果が出ています。
フリーターと正社員との手取りの違いは「フリーターの手取りはどれくらい?計算方法や正社員の収入との違いを解説」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査
大卒後の進路に迷ったら?
大卒後に自分が進む進路に迷った場合は、まず自分が「なぜ迷っているのか?」を考えてみると良いです。迷っている理由が「やりたいことがある」といった内容であれば、就職せずにフリーターとして生活するというのも良いでしょう。ただし、「やりたいことがないからとりあえずフリーター」という漠然とした理由であれば、安易にフリーターの道を選択することはあまりおすすめしません。
フリーター期間が長くなればなるほど、就職が難しくなっていき、やりたいことが見つかっても就職できないという事態に陥ってしまう可能性もあるためです。自分の将来を考えた上で、最適な進路を見つけることをおすすめします。
大卒者が就職先を見つけられないことで出る影響
大卒者が就職先を見つけられないことで出る影響
- 就職活動は「既卒」扱いになる
- 空白期間をマイナスに捉えられる可能性がある
- 年齢が上がるにつれて採用のハードルが上がる
大卒後にフリーターやニートになると、職歴に空白期間が生まれ、就職・転職活動に不利になる可能性もあります。ここからは、大卒後にニートやフリーター期間が長くなることによる就活への影響について詳しく見ていきましょう。
就職活動は「既卒」扱いになる
大学卒業後に、就職経験がない人は「既卒」という扱いになります。既卒は採用担当者に「真面目に就活しなかったのでは」「就業意欲も低い」といった印象を与えやすいため、新卒より就職活動のハードルが高くなる可能性があるでしょう。
自分の誇ることができる長所や、スキルを身に着けておくことで、新卒との違いをアピールできるようにしておきましょう。自分が何に該当するのか分からない方は、「既卒に自分は当てはまる?就活のやり方や人生終了ではない理由を解説します」のコラムで各学歴について解説しているので確認してみましょう。
卒業後3年以内の既卒は新卒扱いになる可能性がある
2010年に厚生労働省が各企業に向けて通達した「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~」により、大学卒業後3年以内の既卒者を新卒として受け付けるという企業も増加しています。令和5年の「労働経済動向調査(令和5年8月)の概況(p13)」の調査結果によれば、既卒を新卒として受付を行った企業は70%もあり、そのうち38%が採用に至ったようです。ただし、法律によって定められたものではないため、すべての企業で大卒後3年以内を新卒とするというわけではないため、注意が必要です。
参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~
労働経済動向調査(令和5年8月)の概況
空白期間をマイナスに捉えられる可能性がある
企業によっては、空白期間をマイナスに捉えられる可能性があるので注意しましょう。大卒後に就職せず、数年たってから就職活動を行った場合には、面接で「なぜ就職をしなかったのか?」と質問されることが想定されます。
空白期間に対してどのような受け答えをするかによって、印象は大きく変化するので、ネガティブな理由もポジティブに伝えることを心掛けましょう。たとえば、「資格を取得するために勉強していた」「将来やりたい仕事に就くために、スキルを身に着ける期間としていた」などの前向きな理由であれば、企業の採用担当者からも好印象を受けられるでしょう。
「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムで、就活において空白期間が与える影響や答えるときのポイントを解説しています。空白期間があるうえで就活を進める方は、参考にしてみてください。
年齢が上がるにつれて採用のハードルが上がる
ニートやフリーターの期間が長くなるにつれて年齢も重なるため、応募できる求人が少なくなったり、スキルや経験が求められやすくなったりするので採用のハードルが高くなります。
新卒の就職活動では、社会人経験やスキルよりも若さやポテンシャルを評価される傾向があるでしょう。ただし、中途採用になると、即戦力としてスキルや経験が求められやすくなるので、正社員を目指す方は、可能な限り早めからの就職活動をおすすめします。
大卒者の就職先におすすめの職業(文系・理系別)
ここからは、文系と理系それぞれの専攻によっておすすめの職業を紹介します。自身の専攻や将来のやりたいことなどを考慮して、参考にしてみてください。
文系が就職しやすい職業
文系からの就職は、職種の幅が広くなりやすいです。専門的なスキルや知識よりも、コミュニケーション能力や仕事に対する意欲などが求められることが多いでしょう。
営業
営業の仕事は、企業の要ともいえる売上を上げるための非常に重要な役職です。事業内容によっては、消費者だけでなく取引先との信頼関係を構築する必要があるので、コミュニケーション能力や行動力、責任感が求められるでしょう。
「営業職とは?きついって本当?向いている人の特徴や年収、目指し方を解説!」のコラムで営業職に向いている人の特徴を解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
人事
人事で主となる仕事としては採用が挙げられますが、ほかにも社員研修を始めとした教育を担当します。また、社員の評価や勤怠管理も仕事の一つ。人的マネジメントの力が必要なポジションであり、コミュニケーション能力や協調性を求められるでしょう。
経理・財務
経理・財務は、会社のお金の管理を一任される重要なポジションです。大企業になれば、日々の取引量が膨大になるほか、金額も大きくなることも。常に数字と向き合う仕事になるため、几帳面な人や責任感、またお金に関する知識が必要になるでしょう。
広報
企業のブランディングを主に担当し、企業のイメージアップを任されるのが広報の仕事です。インターネットやSNSを通じた情報発信を行う業務となるため、ブランディング能力やSNSの理解度などが求められるでしょう。
企画・マーケティング
企画部門は顧客ニーズに合わせた商品開発を行い、マーケティング部門は商品開発のための顧客ニーズの分析及び情報収集を担当します。どちらも常に仮説と検証を繰り返す地道な仕事なので、責任感のある人や真面目な人、発想力などが求められるでしょう。
事務
事務は書類作成や来客対応など幅広い業務をこなしながら社員の仕事をサポートし、効率よく業務を進める手助けをする重要なポジションです。
売上を上げたり新商品の開発を行ったりするわけではないため、地味な仕事に見えるかもしれませんが、企業の生産効率を上げるために欠かせません。
細かい作業を取り扱うことも多いため、几帳面な人や真面目な人、誰かのサポートをするのが好きな人に向いています。
販売
実際に店舗で顧客と接する重要なポジションです。いわゆる接客業から在庫管理、品出しなどを行います。顧客と直接かかわるためコミュニケーション能力はもちろん、売上を上げるための営業力や在庫管理のための管理能力が求められるでしょう。
理系が就職しやすい職業
理系からの就職は、専門的な職業への就職がしやすくなります。学生時代に学んだ専門的な知識をそのまま仕事に活かしやすいため、自分に適性のある職種を選びやすいことが特徴といえるでしょう。
もちろん、新しいことに挑戦したいという場合であれば、大学時代に専攻していない分野への就職も可能です。
IT関連
大学在学中に情報関係の分野を専攻していた場合、IT関連業界への就職が有利になる可能性もあります。ITに関する知識はもちろん、開発などを担当したい場合にはプログラミングの知識やスキルを身に着けておくと就職に有利に働くかもしれません。
また、IT技術の発達にともない、人手不足な傾向があるので、未経験歓迎とする求人も。IT企業の特徴や職種は「IT企業とは?特徴や職種を解説!就職のポイントもまとめました」のコラムで解説しているので、仕事を選ぶときの参考にしてみてください。
金融
論理的思考力に自信があるという方は、金融関係の仕事に挑戦してみても良いでしょう。金融業界は一度の取引でかなり大きな金額を動かす仕事になるため、取引に確固たる合理性が求められます。数字に強く、論理的に物事を考えることが得意という方におすすめです。
メーカー
メーカーは専門的なスキルを求められることが多く、学生時代に専攻していた分野がそのまま仕事に活かしやすい職種です。メーカーはものづくりの仕事となるため、専門性や技術力が必要となります。
もちろんものづくりに直接かかわる仕事に限らず、営業や企画、データサイエンティストなどの分野に就職できるでしょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
中村凌河
コツコツと取り組む能力は、特に技術的な専門性が求められる分野で高く評価されるため、キャリアアップや収入アップにつながりやすいでしょう。たとえば、IT業界では、継続的なスキルアップとプロジェクト遂行能力がキャリア成長の鍵となります。
会計や財務分野では、専門知識を深めることで上級のポジションを目指すことができるでしょう。仕事を選ぶときは自分の得意なことを活かし、専門性を高めると成功しやすくなりますよ。
大卒後の就職を成功させるためのポイント
大卒後の就職を成功させるためのポイント
- 自己分析で自分を知る
- 企業研究をしっかりと行う
- 資格を取得する
- 就職支援サービスを活用する
ここでは、大卒で希望の就職先への就職を成功させるためのポイントをまとめました。就職活動をこれから始める方も、既に始まっているという方も役に立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析で自分を知る
就活を始めるときは、自己分析で自分の長所や得意なこと、やりたい仕事を見つけるところから始めましょう。自己分析をするときは、過去の経験を振り返り、出来事を掘り下げると自分の価値観や適性が見えてきます。
自己分析をおろそかにして、何となくで就職先を決めてしまうと、企業とのミスマッチから離職してしまう可能性が高くなるので注意しましょう。「どこでもいい」で就職先を決めるリスクは「就職先を「どこでもいい」で選ぶと失敗する?リスクや成功させるコツを解説」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてください。
企業研究をしっかりと行う
自己分析で自分の得意なことややりたいことが見つかったら、応募する求人を決めるために企業研究を行いましょう。企業研究は、インターネット上で行うだけでなく企業説明会やOB・OG訪問へ実際に足を運び、直接働いている人に聞いてみるのがおすすめです。
企業の求めている人材を知ることで、自分がその人材に見合っているか、あるいはどうマッチさせるかを考えてみましょう。企業研究の結果を面接で発揮できれば、入社意欲の高さが評価され就職が成功しやすくなります。
資格を取得する
大卒後にブランク期間があるという方は、資格を取得するというのも一つの手です。資格は自分自身の持っているスキルを証明してくれるだけでなく、資格取得のための努力が企業から評価される可能性があるでしょう。
取得する資格を選ぶときは、自分がやりたい仕事にマッチした資格を取得することがポイントです。
就職支援サービスを活用する
就職・転職活動に不安がある人は、就職支援サービスを活用することもおすすめです。就職エージェントでは、キャリアアドバイザーが、一人ひとりに合った求人の紹介や、就活に関する相談に乗ってくれます。
一般的な就職情報や求人サイトには掲載されていない企業の求人を紹介してくれることもあるため、就職先の決め方に不安がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
「大卒から就活できるか不安」「空白期間をうまく説明できない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。
専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人をご提案。応募書類の添削や面接対策も行うので、安心して就活に臨めるでしょう。
大卒者の就職先を決めるときによくある疑問Q&A
ここでは、大卒者が就職先を決めるときによくある疑問をQ&A形式で解決しています。
大学卒者がフリーターになるのは負け組ですか?
大卒者がフリーターになる理由は「やりたいことがあった」「資格取得の勉強がしたかった」などさまざまなので、負け組になるとは限りません。
就活においても、空白期間ができた理由を明確に説明すれば不利になる可能性は低いです。ネガティブな理由であっても、反省点を盛り込んで就業意欲があることを伝えられれば、就職が成功しやすくなりますよ。
大卒後の就職は学部で難易度が変わるって本当ですか?
就職先で専門知識が求められない限り、学部で難易度が変わることはありません。
たとえば、営業や事務の仕事では、専門知識よりもコミュニケーション能力や人柄が求められる一方で、ITエンジニアやメーカーといった専門知識が必要な分野も。コラム内の「大卒者の就職先におすすめの職業(文系・理系別)」で学部別におすすめの職業をまとめているので、自分の適性に合った職種を選びましょう。
大卒で就職先を決められないときはどうしたら良いですか?
就職・転職エージェントに相談することをおすすめします。
就職・転職エージェントでは一人ひとりの適性に合った求人を提案してくれるので、ミスマッチを防げるのがメリット。就職・転職エージェントのハタラクティブで紹介する求人は担当者がすべて足を運んだ優良企業です。詳しい業務内容や社風もお伝えできるので、安心して就活に臨めますよ。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube