- ハタラクティブ プラスTOP
- 高卒からの就職の記事一覧
- 高卒女性の就職割合は?歓迎されやすい職種や就活成功のポイントをご紹介!
高卒女性の就職割合は?歓迎されやすい職種や就活成功のポイントをご紹介!
この記事のまとめ
- 高卒女性の就職割合は高く、アピール次第で内定を手に入れられる
- 高卒女性の方が卒業後すぐに就職すれば、早期に社会人としての経験が積める
- 高卒女性の方が就職するときは事務職や営業職、IT職などの仕事がおすすめ
- 希望する業界に関連する資格を有していると、就職活動時に有利になることもある
- 働くうえで譲れない条件を明確にして、自分に合った就職先を見つけよう
「高卒女性は就職できるの?」「希望条件の叶う就職がしたい」とお悩みの方もいるでしょう。現状の不安がなかなか解消されないと、就職を成功できるのか不安に感じてしまいますよね。
高卒女性の方は自分の特性やスキルを理解したうえで仕事探しをすれば、学歴や性別を問わず就職は可能です。また、学歴不問や未経験者歓迎の求人なら、スキルや経験を求められにくいので挑戦しやすいでしょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの北島さんのアドバイスを参考に、高卒女性が就職成功を目指すためのポイントをまとめました。就職市場における高卒女性の現状を理解しつつ、就職を成功させるコツを掴みましょう。
この記事にコメントしているアドバイザー
高卒女性の就職状況とは
この項では、高卒女性の就職割合や給料の平均について詳しく解説いたします。高卒女性が直面する就職状況を確認してみましょう。
高卒女性の就職割合
文部科学省の「令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について」によると、高卒女性の就職率は97.3%でした。
最終学歴が高卒の場合も、自分の経験やスキルをアピールすれば就職を目指せるでしょう。なお、高卒者は在学中に就職活動に取り組むことが多く、中途枠での就職・転職はハードルが高くなることも考えられます。
参照元
文部科学省
令和5年3月高等学校卒業者の就職状況(令和5年3月末現在)に関する調査について
高卒者の求人倍率
厚生労働省の「令和5年度『高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況』取りまとめ(7月末現在)」によると、高校新卒者の求人倍率は3.52倍でした。
この数値から、求職者1人につき3件以上の求人があると判断できるため、高卒新卒者の女性が正社員就職を目指せることが分かります。
参照元
厚生労働省
令和5年度『高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況』取りまとめ(7月末現在)
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
女性だからといって、就職先に制限はかかりません。男性比率の多い職種はありますが、女性が活躍されていたり、フォローアップ体制が充実していたりする会社も増えていますよ。
高卒女性の方が仕事探しをするときは、自分が何を大切にしたいかによって歩むキャリアが違ってきます。たとえば、将来的に結婚や育児を検討している方は、産休育休制度や時短勤務制度のある職場を、ワーク・ライフ・バランスを重視する方は残業の少ない職種を選択する傾向があるでしょう。
高卒女性における給料の平均
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(学歴別)」によると、高卒女性の平均給与は22万2,900円でした。
ただし、実際の給与は、業界・職種・地域などによって変動します。また、経験年数や保有資格、専門的なスキルによっては平均以上の給料を得ることもできるでしょう。
「高卒での転職は難しいのが現実?おすすめの資格や強みを解説します!」のコラムでは、高卒の方におすすめな資格を解説しています。自分が興味ある業界で活かせる資格を取得すれば、内定を獲得しやすかったり、収入アップしたりできる可能性があるのでチェックしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒女性が就職するメリット
高卒女性の方が就職するメリットには、社会人経験の蓄積やキャリアプランの見直しが早期に取り組めることが挙げられます。自分が興味のある分野を見極めながら、理想とするキャリアの形成を目指しましょう。
早期に社会人経験を身につけられる
高等学校を卒業後、すぐに就職すれば、社会人としての経験を早期に身につけることが可能です。高卒女性の方が早いうちに社会人経験を積んでおくと、仕事に対する責任感や協調性、コミュニケーション能力などに磨きをかけられるでしょう。また、経済的な自立ができたり、経験年数を重ねることで昇給に期待できたりするのもメリットです。
キャリアプランの見直しが早めにできる
早めに就職したところが自分に合わなかった場合でも、高等学校卒業後の20歳前後であれば別の道を選択しやすい傾向にあるでしょう。就職・転職市場では、年齢が若めであるほどポテンシャルを評価してもらえるのが現状です。
高卒者なら、大卒者が転職を検討する時期よりも年齢が若い可能性があるため、キャリアプランの見直しをしやすいでしょう。就職後に本当にやりたいことが見つかった場合も、勉強の時間を確保しやすいといえます。
「高卒就職のメリット・デメリットとは?就活に学歴は関係ある?」のコラムでは、高卒から就職するデメリットを解説しています。高卒で就活をするメリットとデメリットを理解して、就活を成功につなげましょう。
高卒女性におすすめな4つの職種
高卒女性におすすめな4つの職種
- 事務職
- 営業職
- IT職
- 介護職
ここでは、高卒女性の方におすすめな就職先を4つご紹介いたします。それぞれの特徴やおすすめポイントを知り、自分の希望する働き方に合うか考えてみましょう。
1.事務職
事務職の仕事内容は、各種書類の作成や電話およびメールの対応、事務連絡の通達、備品管理など多岐にわたります。パソコンの基本スキルは求められますが、専門的な知識や技術が求められない傾向にあるため、高卒女性の方も就職を目指しやすいでしょう。
ただし、業界によっては英語や簿記のスキルが条件となる場合もあるので注意が必要です。基本的にはオフィスワークですが、営業事務といった職種の場合は外回りの業務が発生する場合もあるでしょう。
2.営業職
営業職は、顧客に対して商品やサービスを提供し、ビジネスを成立させる役割を果たします。学歴不問の求人が多く、コミュニケーション能力や協調性のある高卒女性の方におすすめ。実力重視の職種のため、職場の体制や営業成績によっては、年齢を問わず高収入を見込める可能性があります。
3.IT職
急速成長するIT業界に関わる仕事は需要が高く、未経験者向けの研修やフォロー体制が充実している傾向にあるでしょう。そのため、高卒女性の方も働きながらスキルアップを目指すことが可能です。
IT関連で高卒女性の方におすすめの職種は、エンジニアやプログラマーなど。求人によっては在宅勤務が可能なものもあり、希望のライフスタイルに合わせた働き方が実現できるかもしれません。
「IT企業とは?特徴や職種を解説!就職のポイントもまとめました」のコラムでIT業界にある職種をご紹介しているので、興味があるものがないかチェックしてみてください。
4.介護職
超高齢化社会における日本では、介護職が人手不足な傾向にあります。高齢者と接することが好きな高卒女性の方は、介護業界で歓迎されるでしょう。介護現場は女性の従業員が多く、キャリアアップのロールモデルもあるため、長期的な活躍が可能です。
高卒女性が取得しておくと就職に有利な資格
就きたい職種や興味のある分野に関連する資格を取得しておくと、就職活動を有利に進められるかもしれません。専門的な資格を有することは、仕事に必要な知識の証明となります。就職成功につなげるためにも、下記の内容を参考にしてみてください。
日商簿記検定2級
日商簿記検定は3級から存在していますが、実務で使えることをアピールするなら2級以上がおすすめです。日商簿記検定2級を取得すれば、経営状況の理解や財務諸表の読解力が身につくでしょう。業務に必要な処理や分析ができるようになるため、事務職を目指す高卒女性の方に適している資格です。
販売士
販売士は、接客や販売の仕事に就職したい高卒女性の方が取得すると有利に働く資格の一つです。3級は接客や売場づくりに必要な基礎的な知識を、2級は流通や小売向けの高度な専門知識を、1級は企画・マーケティング・経営計画などに関わる専門知識の習得が可能。販売士の資格を手に入れれば、顧客のニーズに沿った提案がしやすくなるでしょう。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロオフィススペシャリスト(MOS)は、その名のとおりマイクロソフトオフィスの操作スキルがあることを証明できます。資格の勉強を通じて基本的なパソコンスキルが身につくため、就職後の幅広い業務に反映できるでしょう。パソコンスキルが求められる仕事を目指したい高卒女性の方は、マイクロオフィススペシャリストを取得すると、スムーズに作業を進められるのでおすすめです。
介護職員初任者研修
介護職への就職を検討している高卒女性の方は、介護職員初任者研修の資格を取得するのがおすすめです。無資格・未経験でも歓迎される傾向にありますが、業界に関する基本的な知識があることが伝われば、やる気や熱意を評価されやすいでしょう。
介護職員初任者研修は誰でも取得でき、合格率も高いため、ハードルが低いといえます。介護職の業務内容は「高卒におすすめの就職先は?探し方・決め方のコツを押さえて就活しよう」のコラムで解説しているので、仕事を選ぶときの参考にしてみて下さい。
高卒女性が就職を成功させるコツ
高卒女性の方が就職活動に取り組むときは、就職先に求める条件・自分の特性・企業の特徴などをしっかりと理解しておくと、成功に一歩近づけるでしょう。以下では、高卒女性の方が就職を成功させるコツを3つまとめたので、就活を進めるときの参考にしてみてください。
譲れない条件を明確にする
高卒女性の方が就職を成功させるためには、仕事探しにおいて譲れない条件を明確にしましょう。仕事内容・給与・休日日数・人間関係など、就職で何を大事にしたいかは人それぞれです。
希望条件に適した職場ならミスマッチを防げたり、納得して勤務に取り組めたりすることが可能。自分がどのような働き方を実現したいかをよく考え、就職活動に反映させましょう。
自己分析と企業研究を徹底する
高卒女性の方が就職活動をするときは、自己分析と企業研究も必要です。自己分析をすれば、自身の強みや弱み、興味関心、スキルなどを理解したうえで、自分にマッチした企業を探せるでしょう。そのうえで気になる企業が出てきたら、企業のビジョンや方向性、働きがいなどの要素を多角的に調査すると就活が成功しやすくなります。
就職エージェントを活用する
高卒女性の方が就職成功を目指すなら、就職エージェントを活用するのも良いでしょう。就職エージェントでは、条件に適した求人の提案や書類作成のアドバイス、面接対策などの幅広いサービスを受けられます。また、キャリアアドバイザーと相談することで、自分では気づかなかった業界や企業を見つけられるかもしれません。
「高卒女性が応募できる求人を効率的に見つけたい」「今後のキャリアを相談しながら自分に合った仕事を探したい」とお考えの方は、ハタラクティブの就職支援サービスを利用してみませんか。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがあなたの就職活動をトータルサポートいたします。求人の提案・就職に関する相談・企業目線でのアドバイス・入社後のアフターフォローなどに対応。就職や転職が初めての方も安心です。まずはお気軽にご相談ください。
高卒女性の就職に関するQ&A
ここでは、高卒女性の方が就職を目指すときに抱える疑問やお悩みを、Q&A形式で解消いたします。自分に合った職種や環境を見つけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
高卒女性が就職して高収入を得る方法はある?
高卒女性の方が就職して高い収入を確保するには、「専門性の高いスキルを身につける」「資格を取得する」「高収入に期待できる業界を目指す」などの方法が挙げられます。
実務経験を積んで専門的なスキルに磨きをかければ、キャリアアップに期待ができるでしょう。職場によっては資格手当が支給されるところもあるので、専門資格を取得するのも効果的です。基本給の高い業界なら収入面のやりがいを維持しながら働ける可能性があります。
高卒でフリーターの女性は正社員として就職できる?
可能です。
とはいえ、未経験者歓迎や社会人経験不問の求人であっても、「若手」という点が就活で有利に働くことも。高卒でフリーターの女性は、早めに就職活動に移ることが重要です。応募先の業務に関連するアルバイト経験があるなら、経験を通じて身につけたスキルを積極的にアピールしましょう。
高卒女性で資格なしでも就職は可能ですか?
資格なしでも就職は目指せます。
自身の強みを理解し、自己PRにつなげれば、採用担当者へ好印象を与えられるでしょう。ただし、希望する業界や職種によっては、資格取得をした方ほうが有利に働く場合もあります。資格取得にかかる期間と就職活動に必要な時間を照らし合わせ、最適な行動をしましょう。
高卒女性はアパレル業界への就職を目指せますか?
アパレル業界は学歴を問わない傾向にあるため、高卒女性の方も就職が可能です。
学歴不問で正社員向けの求人が見つからない場合は、アルバイトや派遣から経験を積んでキャリアアップを目指すのも手。ファッションに興味や関心のある方は、アパレル業界での活躍を検討しましょう。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube