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面接前に体調不良になった場合の対処法を解説!当日の連絡方法とは?

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この記事のまとめ

  • 体調不良で面接を欠席しても選考に落ちないので無理をしないようにする
  • 体調不良の際は面接日を調整してもらったり、選考そのものを辞退したり方法がある
  • 体調不良で面接を欠席するときは、早めに連絡をして謝罪の姿勢を示す
  • 面接前の体調不良を防ぐには、感染予防対策や充分な休息が効果的

面接当日に体調不良になる可能性は、誰にでもあります。とはいえ、就活の面接日に体調不良になってしまったら、どうすれば良いか焦ってしまいますよね。

万が一面接前に体調不良になったら、無理をせず早めに企業へ連絡を入れることが大事です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを踏まえつつ、面接当日に体調不良になってしまったときの対処法や注意点をご紹介します。

体調不良時の連絡の流れを理解していれば、就活時の不安を軽減できるでしょう。「どのような連絡手段を取ればいいの?」「日程の変更は可能?」と気になる方は、ぜひ内容をご一読ください。

面接当日に体調不良になったときは無理をしない

就活の面接日に体調不良になってしまったら、自分の体調を第一に考えるようにしましょう。無理をして面接に挑むと、その後の体調が悪化してしまう可能性が考えられます。

また、体調不良でうまく回答できなかったり、面接中に倒れてしまったりするリスクもゼロではありません。「志望度の高い企業だから」と無理をするのではなく、自分の魅力を発揮できる健康状態で面接に取り組むことが大切です。あきらかに普段とは違う体調だと自覚したら、面接日を調整する方向へシフトしましょう。

体調不良で面接を欠席しても選考に落ちる訳ではない

「面接当日に欠席の連絡を入れると、不採用につながるのでは?」と不安に思う人もいるかもしれません。確かに、面接日の変更は企業側のスケジュールに影響を与えるため、できるだけ回避した方が良いのは事実です。

しかし、やむを得ない理由がある旨をきちんと伝えれば、選考から落とされることはありません。就活の面接を欠席するときは、適切な方法で連絡を取り、再度挑戦する姿勢を示しましょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

多くの企業は社員や求職者の健康を大切にしており、理解を示してくれる場合があります。そのため、日程変更に柔軟に対応してもらえることが期待できますよ。

面接日に起こりがちなトラブルとして、「交通機関の遅延で時間に遅れそうになる」という状況もあります。遅刻が不安な人は、「面接で遅刻したら謝罪すべき?伝え方や避けるために大切な準備内容を解説」のコラムを読んで対策を立ててくださいね。

面接当日に体調不良になったときの対処法

面接当日に体調不良になってしまった際の対処法には、「日程の変更やWeb面接を希望する方法」と「採用面接そのものを辞退する方法」があります。面接を受ける企業への志望度や体調不良の度合いによって、どちらの行動を取るか決めましょう。

日程の変更やWeb面接を希望する

就活の面接日に体調不良を自覚したら、日程の変更やWeb面接への切り替えをお願いすることが可能です。最近では、Web面接に対応している企業が増加傾向にあり、企業によっては対応してくれる場合があります。

「体調不良になってしまったから」と面接を諦めるのではなく、別の方法を提案することで、応募先企業が熱意を汲み取ってくれることもありますよ。Web面接のマナーについては、「Web面接はスマホで受けられる?注意点や事前に準備しておくことを解説!」のコラムで事前に確認しておきましょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

体調不良の状態で面接に参加すると、就活で十分なパフォーマンスを発揮できない可能性が高いです。そのため、率直に自分の状態を伝え、日程変更の依頼をすることが賢明です。体調が優れないまま面接に臨むよりも、誠実に事情を伝えて新しい面接日程を調整すれば、より良い印象を残せますよ。

採用面接そのものを辞退する

体調不良が長引きそうだったり、面接への再挑戦が困難になりそうだったりする場合は、面接そのものを辞退することも選択肢の一つです。

企業によっては、体調の回復後に再度選考を打診してくれる場合もあります。選考を辞退する際も、企業側へ失礼のない対応を心がけておくと、トラブル回避につながるでしょう。

体調不良で面接当日に連絡するときのポイント

面接当日に体調不良になってしまったら、どのように連絡すれば良いのか不安に思う方もいるかもしれません。この項では、適切な連絡手段をご紹介します。

基本的には電話連絡が望ましい

体調不良で欠席や面接日の調整を願い出るときは、企業側へ電話で連絡をしましょう。電話なら即時に内容が伝わり、企業側も迅速な対応が可能になるからです。

面接当日に体調不良の連絡をするときは、「相手のスケジュールを変えてしまうこと」や「仕事をしている時間にイレギュラーな電話をしてしまうこと」の謝罪を取り入れながら、欠席の旨を伝えましょう。

電話に苦手意識を持つ人は多いですが、就職・転職活動では企業と電話でやり取りする場面が多々あります。「電話の折り返し方を知ろう!基本的なマナーや会話の流れを解説」のコラムを読んで基本のマナーを知れば、今より自信を持てますよ。

やむを得ない場合はメールで連絡をする

体調によっては電話が困難だったり、なかなか担当者との連絡がつかなかったりすることも考えられます。このようなやむを得ない事情のときは、メールで連絡をしましょう。

メールで連絡をするときは、一目で要件が伝わるように、件名を明確にします。担当者が内容を理解しやすいよう、本文は改行や段落をきちんと入れて、基本的なメールマナーを守ることが大切です。

面接当日に体調不良で連絡するときの注意点

面接当日に体調不良で連絡するときの注意点

  • 企業側へ早めに連絡する
  • 謝罪の姿勢を明示する
  • 日程を調整してもらえたら感謝の言葉を伝える

体調不良で面接当日に連絡するときは、早めの連絡を心掛けることが重要です。面接を欠席する謝罪と、日程調整の感謝を忘れずに、マイナスイメージを避けるための行動をしましょう。

企業側へ早めに連絡をする

就活の面接当日に体調不良だと判断したら、企業側へ早めに連絡を入れましょう。企業側は、面接前に応募者の資料を確認したり、当日の業務スケジュールを立てたりしています。欠席の連絡が必要以上に遅くなると、責任感が欠けていると思われてしまう可能性も。

早めに欠席の連絡ができれば、「体調不良時においてもしっかりと対応ができている」「冷静な判断力がある」という印象を与えられるかもしれません。

謝罪の姿勢を示す

体調不良でやむを得ず面接を欠席する際は、謝罪の姿勢を示すことが大切です。体調不良といえども、企業側へ迷惑をかけてしまうことをきちんと理解し、謝罪の気持ちを言葉にしましょう。

謝罪の言葉がなければ、企業側に「仕事で何かあっても謝らないかもしれない」と判断され、採用から遠ざかるリスクがあります。反対に、きちんと謝罪の姿勢を示せれば、同僚・上司・顧客などにも誠実な対応ができる人材だと見てもらえるかもしれません。

日程を調整してもらえたら感謝の言葉を伝える

欠席の連絡の際、面接日の調整をしてもらった場合には、感謝の言葉を伝えましょう。採用活動をしている企業は、複数の応募者の面接対応やスケジュール調整を行っています。企業側が行ってくれた配慮に感謝の意を明示しつつ、再度面接に臨む熱意を言葉にしましょう。

感謝の気持ちと前向きな姿勢を伝えられれば、体調不良で欠席してしまった悪影響を軽減でき、担当者との信頼関係を築くことが可能です。

理解のある企業であれば、体調不良を理由に選考に落ちることはないでしょう。人材を大切にする優良企業の見分け方を知りたい方は、「優良中小企業で働きたい!特徴や探し方は?メリット・デメリットも解説」のコラムを参考にしてください。

体調不良で面接日の変更を希望するときの例文

ここでは、体調不良で面接日の変更を希望する際の例文を、電話とメールの2つの手段でご紹介します。就活時にどのような文言で内容を伝えれば良いかの参考にしてください。

電話の場合

お世話になっております。○○○○と申します。

本日面接に伺う予定でしたが、体調が芳しくないため、日程のご相談をお願いしたく、ご連絡いたしました。ご担当者の△△様はいらっしゃいますか?

(担当者へ取次後)

お忙しいところ申し訳ありません。○○○○と申します。
本日面接予定でしたが、早朝から発熱があり、伺うことが難しくなってしまいました。直前のご連絡となり、申し訳ありません。
可能であれば、あらためて面接の機会をいただけないでしょうか。

(変更の了承後)

面接日の調整をしていただき、ありがとうございます。この度はご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。
○○日に改めて面接をお願いできればと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

メールの場合

件名:面接日程変更のご相談(氏名)

株式会社△△
ご担当者様

お世話になっております。○○○○と申します。
お忙しい中のご連絡となり、申し訳ありません。

本日○時より面接予定でしたが、体調が芳しくないため、日程を変更していただくことは可能でしょうか。
大変お手数おかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

---------------------------------
○○○○(氏名)
〒○○○ー○○○○
東京都○○区○○
電話番号:△△△ー△△△△ー△△△△

体調不良で面接そのものを辞退するときの例文

下記では、体調不良で就活の面接を辞退する際の例文を、電話とメールの2つの手段でご紹介します。面接を辞退する際は、企業側に失礼のないよう、誠実な受け答えを心がけましょう。

電話の場合

お世話になっております。○○○○と申します。

本日面接に伺う予定でしたが、体調が芳しくないため、欠席の旨をお伝えしたく、ご連絡させていただきました。ご担当者の○○様はいらっしゃいますか?

(担当者へ取次後)

お忙しいところ申し訳ありません。○○○○と申します。
本日面接予定でしたが、体調不良のため辞退のご連絡をさせていただきました。

貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、急な辞退となり申し訳ありません。

メールの場合

件名:面接辞退のご相談(氏名)

株式会社△△
ご担当者様

お世話になっております。○○○○と申します。
お忙しい中のご連絡となり、申し訳ありません。

本日面接予定でしたが、体調不良により辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

大変恐縮ではありますが、何卒よろしくお願いいたします。

---------------------------------
○○○○(氏名)
〒○○○ー○○○○
東京都○○区○○
電話番号:△△△ー△△△△ー△△△△

面接前に体調不良を防ぐためのコツ

万全の健康状態で面接に臨むには、体調を管理する必要があります。面接前に体調不良を防ぐコツは、感染予防対策をしっかりと行い、十分な休息と栄養を取ることです。

感染予防対策をしっかりと行う

面接前の体調不良を防ぐには、感染予防対策に注力することが重要です。日頃からできる感染予防対策には、「マスクを着用する」「手をこまめに洗う」「手指の消毒をする」などが挙げられます。

また、面接日が近づいてきたら「できるだけ人混みを避ける」といった行動を心がけるのも手です。散歩や買い物は人の少ない時間・場所を選ぶだけでも、感染予防につながるでしょう。

面接対策自体を万全にしたい方は、「面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説」のコラムを参考にしてください。

十分な休息時間と栄養補給を心掛ける

質の良い睡眠と適切な栄養補給は、体調を最適に保つために欠かせません。睡眠時間を確保すれば、面接当日の顔色が良く、しっかりとした受け答えができるでしょう。適度な運動をしたり、寝る前のスマホ操作を避けたりするのも、休息の充実度を上げられます。

また、バランスの良い食事を心がけることも大切です。ビタミンやミネラルといった免疫力を高める栄養素を積極的に接種すれば、不調を引き起こすリスクを減らせますよ。

「就活の面接対策が足りているのか不安」「企業側とのやり取りがうまくできるかわからない」と不安な方は、ハタラクティブを活用してみませんか?ハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがあなたの就職・転職活動を手厚くサポートいたします。

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面接前に体調不良になってしまうことに関するQ&A

ここでは、面接前の体調不良に関するお悩みを、Q&A形式でお答えいたします。以下の回答内容を参考に、万が一就活の面接前に体調不良になってしまったときの不安を和らげましょう。

体調不良の連絡でマイナス印象を与えることはある?

欠席理由の伝え方や連絡の仕方によっては、就活時にマイナス印象を与える可能性があります。「欠席理由がわかりにくい」「自分都合で日程を調整する」といった内容では、採用担当者の不信感につながるかもしれません。体調不良は誰にでも起こりうる事情なので、きちんとした理由を伝え、相手の都合を伺う姿勢が大切です。

体調不良で声が出ない場合は面接をどうキャンセルする?

就活時に体調不良で声が出ないときは、メールで面接キャンセルの連絡が可能です。面接辞退の連絡は基本的に電話が推奨されますが、特殊な状況においては採用担当者にも納得してもらえます。メールで面接欠席の連絡をするときは、自分の状況を簡潔に伝え、改めて日程を調整してもらえるかどうかを依頼してみましょう。

エージェント経由で応募していた面接を欠席するときは?

エージェント経由で応募した求人の場合は、志望先企業ではなくエージェントに「体調不良で面接を欠席したいこと」を伝えましょう。企業側はエージェント経由でしか応募者の情報を確認できないため、混乱を招く可能性があるからです。

エージェントに欠席の連絡をすれば、企業側とのやり取りをしてもらえ、面接日の調整も対応してくれます。体調不良を自覚したら、できるだけ早めにエージェントに連絡を入れることが重要です。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube