ハタラクティブ
ハタラクティブ

ハローワークの面接練習はどんな感じ?活用するメリットや申込み手順を解説

ハローワークの面接練習はどんな感じ?活用するメリットや申込み手順を解説の画像

この記事のまとめ

  • ハローワークで面接練習をすることで、全体の流れを把握できる
  • ハローワークで面接練習をするなら、服装も本番同様に整えるのがおすすめ
  • ハローワークでは応募先ごとの対策はできないので、民間エージェントも検討しよう

就活や転職活動で必ずといっていいほど行われる項目の一つが面接です。「緊張するから苦手」「できればやりたくない…」など面接に苦手意識があると、「合格できるのかな」と不安になりますよね。

面接は練習を重ねるほど慣れるため、できる限り練習をしておくことで内定獲得しやすくなるでしょう。一人で面接練習を行うのが難しい場合は、ハローワークや就活支援サービスなどを利用するのも方法の一つです。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんの意見やアドバイスを交えながら、就職支援の第一人者ともいえるハローワークでの面接練習についてまとめました。面接練習を行うメリットやほかの支援先もご紹介。「面接はやりたくない」「うまく答えられない気がする」など、面接に対して不安な気持ちを持つ方は、ぜひ参考にしてください。

ハローワークで面接練習をする3つのメリット

ハローワークで面接練習をするメリット

  • 基本的な面接の流れを体感できる
  • 第三者のフィードバックを受けられる
  • 面接で意識すべきポイントが明確になる

就活・転職時にハローワークで面接練習を行うことで、面接の基本的な流れが分かるので本番で過度に緊張することを防げます。また、第三者からフィードバックを受けることで、自分では気づけない面接での注意点が明らかになることも。また、スタッフから面接官視点でのアドバイスを受けられるので、面接で何を意識すべきかが明らかになるでしょう。

1.基本的な面接の流れを体感できる

まず一つ目のメリットとして、実際の面接の流れを体感できるという点が挙げられます。面接官に自己PRを求められたり、適性を問う質問に対応したりするなど、就活・転職活動で頻繁に起こる場面を経験しておくことで、初めての面接でも恐怖感や緊張を緩和できます。

2.第三者のフィードバックを受けられる

ハローワークで面接練習を受けることで、面接官役を果たすスタッフより、第三者の視点からのフィードバックを受けられます。自己分析が難しい場合や、自身の発言がどのように受け取られるか不安な人にとって、客観的な意見は非常に参考になりますよ。たとえば、「話し方が早すぎる」や「視点が定まっていない」など、自己改善のヒントが得られるでしょう。

3.面接で意識すべきポイントが明確になる

ハローワークで面接練習を行うことで、面接で特に重要なポイントについて明確に理解できます。面接練習を受ければ、面接官が求めるスキルや経験を伝える際の具体的な自己PRの方法や適切な回答の仕方など実践的な知識を身につけることができるでしょう。

面接で気を付けたいポイントは、「面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説」のコラムで解説しています。あらかじめチェックしておけば、面接練習でより有効なアドバイスを受けられるでしょう。

ハローワークでの面接練習は、就活未経験者でも安心して面接に臨むための大切な準備の一つ。人材採用の現場で求められるスキルを身につけ、成功に近づける一歩となるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

height="67"

 

就活時はハローワークで練習するだけでなく、客観的に自分の面接がうまくできるのかを図るために、スマホの動画などで自分の面接練習を録音することもおすすめです。自分の姿を動画として客観的に見ることで、「ここの言い回しわかりづらいな」「笑顔が出ていないな」「ここは全く覚えられていないな」などの発見がありますよ。

ハローワークとは?特徴を理解しよう

ハローワークは、求職者と求人を結びつけるために存在する公共職業安定所のことであり、厚生労働省が主体となって運営しています。面接練習を行うなら、ハローワークがどんな場所なのか理解しておきましょう。

全国にあるので利用しやすい

ハローワークの最大の特徴は、全国に設置されていることです。各都道府県の主要都市はもちろん、地域ごとにも設置されているので居住地の最寄りを探しやすいのが特徴。地域により提供されるサービスや取り組みの具体例は異なりますが、全てのハローワークで求職者支援と失業保険の手続きが行われています。

誰でも無料で利用できる

ハローワークのサービスは、誰でも無料で利用できます。収入がない状態でも気兼ねなく利用できるのは大きなメリット。また、無料のため何度も利用することも可能です。

プロのアドバイザーから自分にマッチする求人情報を提供してもらえたり、面接の練習を通じて有意義なフィードバックをもらえたりするなど、対面サービスも無料で利用できます。ハローワークを利用したことない方は、「ハローワークの利用方法とは?初めての方へ使い方を解説!」で利用方法を解説しているのでチェックしてみてください。

平日の日中にしか開いていない

一般的にハローワークの開所時間は、平日の日中です。そのため、在職中など求職活動を行いたいけれども平日に時間を作ることが難しい方は、Webサービスを利用するといった対応が必要でしょう。ただし、都市部のハローワークでは平日の夜間や土曜日の開庁を行っていることもあるため、事前に情報を確認するのがおすすめです。

ハローワークで面接練習を行うときの3つのポイント

ハローワークで面接練習を行うときのポイント

  • 本番と同じ服装で行く
  • 本番の気持ちで挑む
  • 注意点や改善点を素直に受け入れる

就活や転職活動で行われる面接は、企業と求職者が一対一で直接会う最も重要な場の一つ。より練習を有意義にするためにも、本番と同じ姿勢で取り組むのがおすすめです。

1.本番と同じ服装で行く

そもそもハローワークで行う面接練習の一つの大きな意義は、実際の面接のリハーサルを体験できること。その経験を最大限に活用するためにも、就活本番を想定した服装で参加することをおすすめします。リクルートスーツやビジネスカジュアルなど、その企業や業界の面接にふさわしい格好をしていくと良いでしょう。

スーツの着こなしに対してのアドバイスも期待できる

就活や面接が初めてだったり慣れていなかったりすると、スーツを着ていても着こなしに対して不安を覚えることもあるでしょう。面接練習の際に服装に関するアドバイスも依頼しておけば、就活シーンにふさわしい着こなし・身だしなみかどうかを助言してくれますよ。

2.本番の気持ちで挑む

ハローワークで面接練習を受けるときは服装だけでなく、本番同様の心構えで臨むことも心掛けましょう。真剣さと緊張感をもって取り組むことで、本番を迎えた際のパフォーマンスの向上につながるでしょう。

特に、面接は自分が適した人材だと、企業へ直接アピールできる大切な場所。「面接の自己紹介で伝えるべき内容は?例文とあわせてポイントを解説!」のコラムでは面接でよくある自己紹介の失敗例を解説しているので、参考にして十分に力を発揮できるようにしましょう。

3.注意点や改善点を素直に受け入れる

面接後のフィードバックを恐れず、また、素直に受け入れる姿勢も大切です。面接練習では、担当者からアドバイスや指導を受けられます。その意見はすべてが、自身の面接の技術向上につながるでしょう。意見を素直に受け入れて改善していくことで、あなたの面接での受け答えがより良くなっていくでしょう。

ハローワークは面接練習だけも利用できる?

ハローワークを利用したからといって、必ず求人に応募する必要はありません。ハローワークを面接練習のためだけに利用することはできます。しかし、利用するには利用者登録が必要になるので注意しましょう。

公務員志望者でもハローワークの面接練習は利用可能?

ハローワークの面接練習サービスは、就職を希望する人なら誰でも利用可能です。公務員志望の方も利用できますが、ハローワークで公務員の求人は紹介していないため「公務員向け」の面接練習はできません。

公務員試験は一般企業とは異なり口述試問という形をとる傾向が強いため、この口頭試問は面接とは異なるのでハローワークでは対応していないようです。ただし、公務員試験も面接が実施されるので、自己PRの方法、質問への的確な回答といった面接の基本を練習できるでしょう。

ハローワークの面接練習では基本的な技術や対応を身につけ、就活時に自分自身を売り込む術を磨けます。加えて、ハローワークの面接練習は何度でも利用可能なため、公務員試験のように多段階にわたる面接を控える方々にとっても有効な訓練手段となるでしょう。

公務員は雇用が保証されていて、給与も安定しているので安定した仕事の一つです。「安定した職業に就きたい!その見分け方とおすすめの職種を紹介」のコラムで安定した仕事を一覧でご紹介しているので、興味がある方はチェックしてみてください。

ハローワークの面接練習に申し込む手順

求職活動を支援するための公的なサービスとして、ハローワークが提供する面接練習。その申込手続きについて詳しく解説します。

ハローワークの利用登録を行う

まず最初に行うのは、ハローワークの利用登録です。各都道府県に設置されているハローワークの窓口を訪れ、必要な書類とともに利用登録をしましょう。

具体的には面接練習を行いたい旨をスタッフに伝え、個人情報、希望職種、職歴などを記入した申請書を提出します。記載内容に問題がなければ、ハローワーク求職支援サービスを受けられるでしょう。

職安とは?どうやって利用する?サービスの特徴や求人の探し方を紹介」のコラムでは、サービスの特徴やうまく活用するポイントを解説しているのでチェックしてみてください。

面接練習の予約を取る

登録が完了したら、次は面接練習の予約をしましょう。予約方法は窓口で直接申し込めますが、ハローワークの公式Webサイトや電話を利用することで自宅からでも予約が可能です。

予約時には希望日時を指定しますが、混雑具合によっては希望に沿えない場合もあるので、候補は複数用意しておきましょう。厚生労働省の「全国のハローワーク」で場所を調べられるので、確認しておくとスムーズに予約できます。

参照元
厚生労働省
ハローワーク

面接練習は就職エージェントを利用するのもおすすめ

就活や転職活動などで新しい職を求める際、ハローワークだけでなく就職エージェントを利用するのもおすすめです。両者を利用することで、多角的な視点から就職について考えたり、有効な情報を得たりできるでしょう。

ハローワークと就職エージェントの違い

これまで説明したとおり、ハローワークは国が運営を行い、全国的に展開されている公的な雇用サービス機関です。ハローワークは利用者の年齢、職業、性別を問わず誰でも無料でサービスを利用できます。

一方で、就職エージェントは民間企業が運営するサービス。利用者の年齢や特徴を制限していたり、紹介する仕事が特定の業種や職種だったりとサービスによって特徴が異なります。

専門知識を持ったキャリアアドバイザーが個々の転職希望者に対してパーソナルなサポートを行い、給与交渉や面接準備など細かい部分まで手厚くサポートします。

就職エージェントを利用する流れは「既卒者は就活サイトを活用しよう!利用時の流れや上手な使い方を解説」のコラムでも解説しているので、利用を検討している方はチェックしてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

height="67"

 

ハローワークでは基本的な面接でのマナーや敬語の伝え方、自己PRの方法などを教えてもらえます。ただし、受ける企業に特化した言い回しや深堀された際の回答など、一つひとつを深掘りして対応してくれるわけではありません。

特に、中途採用の面接において大事なのは、どれだけその企業を理解しているか、その企業で活躍していくイメージを持てているかという点です。基本的なマナーを身につけていることは大前提として、その先の内容面が合否を分けるといえるでしょう。

わたしたち就職エージェントは、民間企業ならではのきめ細やかな対応や企業の特徴を把握した回答を個別にお伝えできるので、より一歩踏み込んだ対策をサポートできますよ。

就職エージェントで面接練習を行うメリット

就職エージェントで面接練習を行うメリットは大きく分けて2つあります。1つ目は、専門的なアドバイスを受けられること。コンサルタントは転職成功に必要なスキルを熟知しているため、あなたがどのような面接対策をすべきか、具体的にどの部分を改善すべきかをアドバイスしてくれるでしょう。

2つ目は、自分が応募したい企業の内情を知ることができる点です。就職エージェントは企業と直接連携を取っているため、企業の募集背景や評価基準など、公にはなかなか知ることのできない情報を提供してくれます。これらの情報は面接対策だけでなく、企業研究にも役立つでしょう。

ハローワークでの面接練習も、就職エージェントでの面接練習も、どちらも費用は無料。目的と需要に応じて、上手に活用してください。

初めての就活や転職活動なら、若年層向けエージェントのハタラクティブを利用してみませんか?就職・転職エージェントのハタラクティブでは、ハローワークと同様に求人紹介や面接練習といった就職サポートを行っています。

専属のキャリアアドバイザーがあなたの悩みや不安をヒアリングし、ぴったりな求人をご紹介。また、面接日程の調整や労働条件の交渉などは担当スタッフが代行するので、スムーズに就活や転職活動を進められるでしょう。「面接練習をして就活を有利に進めたい」「一人で就活を進めるのが不安」といった方は、ぜひハタラクティブへご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube