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面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説
この記事のまとめ
- 面接に受からない原因には、志望動機から熱意を感じられないことが挙げられる
- 受からない人の特徴は、「自分に自信がない」「本領が発揮できていない」など
- 面接時間が長かったり、質問が多かったりする場合は合格している可能性がある
- 面接での受け答えは自己分析と企業研究を徹底したり、面接練習したりすると改善できる
- 面接に受からない人は、就職・転職エージェントに相談するのががおすすめ
面接は就職活動のなかで重要な試験といえるからこそ、なかなか内定を得られないと「受かるためにはどうすれば良いか分からない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
面接に合格するためには、しっかりと自己分析を行って、自分の強みをアピールする必要があります。また、自分の強みが会社の求める人物像にマッチすることも大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えて、面接で不合格になってしまう人の特徴や理由を解説しています。また、面接に合格できるようになるための具体的な対策を紹介しますので、志望企業から内定を勝ち取りたい方は、ぜひご覧ください。
この記事にコメントしているアドバイザー
面接に受からない原因6選
面接に受からない原因
- 自分の伝えたいことが相手に伝わっていない
- 志望動機から熱意を感じられない
- 一般常識に欠けている
- アピールすべき長所がズレている
- 清潔感がない
- 場慣れしておらず必要以上に緊張している
面接に受からないのには、主に6つの原因が考えられます。就職活動や転職活動をしているなかで、「面接試験が難しい」と思う方もいるのではないでしょうか。せっかく書類選考に合格しても、面接で不合格となっては意味がありません。以下の点に心当たりがある場合は、改善するべき対策を取ることがおすすめです。
1.自分の伝えたいことが相手に伝わっていない
面接を受けるうえで大切なのが、自分がアピールしたいポイントをしっかりと相手に伝えることです。面接では採用担当の質問に対して、わかりやすく、かつ伝わりやすく答えることが好印象につながるでしょう。
必要以上に長く話してしまったり、話す内容に具体性が欠けていたりすると、自分がアピールしたいポイントや熱意が面接官に伝わらないという状況になりかねません。
面接官の目を見て話そう
面接の際には相手の目を見て話すことで、話した内容がより熱意がこもって伝わりポジティブな影響を与えることもあります。なかには、面接官の目を見て話すことが苦手な人もいるかもしれません。目を見て話すのが苦手な場合は、相手の目を見たあとに鼻の周辺に視線を合わせて会話を続けることがおすすめですよ。2.志望動機から熱意が感じられない
面接に受からない原因に、志望動機の弱さが挙げられます。ありきたりで熱意の感じられない志望動機を話してしまうと「この会社に入りたい」という気持ちが弱く、入社意思も弱いと判断されてしまう可能性があるでしょう。
同じ業種の会社を複数受けている場合は、業界に対する熱意は共通したものであっても志望動機を作成するときは同じ内容にならないよう注意が必要。数ある企業のなかからなぜ応募先企業を選んだのか、各会社によって志望動機を使い分けて面接官に伝えることが大切です。
3.一般常識に欠けている
面接に受からない理由の一つに、一般常識がないと判断されることが挙げられます。新卒や第二新卒、中途採用を問わず、一般常識が備わっていないと採用担当に「社会人として大丈夫か」と不信感を抱かれてしまうかもしれません。
面接での質問のなかで、注目しているニュースや時事問題などについて意見を求められることもあるでしょう。日頃から新聞を読んだり、ニュースをチェックしたりするのがおすすめです。
4.アピールすべき長所がズレている
いくら自分の強みをアピールしても、それが応募先の企業で活かされなければ面接に合格することが難しくなります。面接試験では「企業との相性」も重要な選考基準として見られているので、マッチしていない長所のアピールをしてしまうと、逆に「会社のことを理解していない」というマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。社会人経験がある方は前職での経験、ニートやフリーターの方は過去のバイトの経験から希望する企業で活かせるスキルがないか振り返って何をアピールするべきか見極めましょう。
5.清潔感がない
面接に受からない原因として、社会人としての身だしなみが整っていないというのも考えられます。身だしなみは社会人としての当たり前のマナーであり、清潔感がない人は面接官にも良い印象を持たれることはありません。スーツの汚れやシャツのしわ、ネクタイが曲がっていないかなど服装に対する気遣いはもちろん、髪型やメイクにも意識することが大切です。
6.場慣れしておらず必要以上に緊張している
面接で場慣れしていないと必要以上に緊張してしまい、本来の力を出せずに不合格になってしまう恐れがあります。コミュニケーション能力に自信があっても、大切な面接という環境下で日常通り話せるとは限りません。緊張してしまうことは仕方がありませんが、面接練習の回数を重ねて場慣れしていくことで緊張することも減り、質問されたことに対してしっかりと答えられるようになるでしょう。面接で好印象になるコツについては「面接の自己紹介で伝えるべき内容は?例文とあわせてポイントを解説!」でも紹介しているので、参考にしてみてください。
面接に受かりづらい特徴
面接に受からない人の特徴として、面接官に評価されたいという思いから偽りの自分を演じてしまっている人もいます。就活本や周りの成功体験はあくまでも一例であり、同じやり方で進めても自分が合格するというわけではありません。面接になかなか合格できない人は、本来の自分で面接を受けることを心掛けてみましょう。
本来の自分の力を発揮できていない
面接で本来の力を発揮できていない人は、面接官に評価されそうなエピソードを無理やり話しているという場合があります。たとえば、資格を取得したり、ボランティア活動に参加したりするなど、一般的に面接で評価されやすい経験を話すだけでは相手に響きません。資格の取得やボランティアに参加した経験があれば、「経験からどのような学びがあったか」としっかりと自分の言葉でアピールできるようにしましょう。
自己評価が極端に低い
面接では自己評価の低さが伝わり、自信がない人と判断されてしまい不合格となってしまうことがあります。「周りと比べて自分なんて...」と思っている人は自分に対しての厳しさや謙虚さがあるからこそ、必要以上に自分を責めて自信が持てないのかもしれません。
逆に、自分に対して厳しい部分があるということを長所として、しっかりと面接官に伝えることもアピール方法の一つです。自分に自信が持てない場合「「自分にできる仕事がわからない」ときはどうする?適職の探し方をご紹介!」のコラムで解決法を解説しているので、自分に何ができるか分からないという方はご一読ください。
面接官の対応でわかる!面接に受かるか受からないかの判断基準3選
面接に受かるか受からないかの判断基準
- 次回の面接の日程調整が行われた
- 入社後の仕事内容について具体的な説明があった
- 面接の雰囲気が良く時間も長く取られた
面接に受かるか受からないかは、面接中の面接官の対応である程度判断することができます。たとえば、面接終盤で日程の確認が行われたり、入社後の業務内容に関する具体的な説明や面接時間が長かったりすると合格している可能性が高いといえます。以下の3つのようなことが面接中にあれば、合格しているサインかもしれません。
1.次回の面接の日程調整が行われた
面接中に次回の日程調整が行われた場合は、その面接に合格している可能性が高いでしょう。面接官が応募者に対して不安要素などがあった場合は、面接後に合否を考える可能性が高いことが考えられます。
そのため、「△月△日の予定は大丈夫ですか?」と聞かれたら、面接の対応に不信感を抱かれることなく、安心して採用できると思ってもらえたと考えられます。面接中や終盤で次回日程の話題が出た場合は、次の選考に進める可能性があると前向きに考えても良いでしょう。
2.入社後の仕事内容について具体的な説明があった
面接で入社後の具体的な仕事内容に関する説明があった場合は、合格している可能性が高いといえるでしょう。面接官が入社後の話をするのは、採用後の動きを考えているから。具体的な業務内容や「入社後は△△部署で◇◇のような仕事をしてもらう予定です」と伝えられれば、前向きに採用を考えているといっても良いでしょう。
3.面接の雰囲気が良く時間も長く取られた
面接の雰囲気が良く時間も長かったとなれば、合格している可能性があります。面接時間が長引くのは、面接官が応募者のことをより深く知りたいと感じている証拠。面接官が穏やかな雰囲気で興味を持って話を聞いてくれている場合や業務外の雑談で話が盛り上がった場合は、合格していると考えても良いでしょう。
ただし、面接時間が予定時間より短くても、必ず不合格になるとは限らないので焦る必要はありません。就職先が決まらない焦りや不安を解消する方法は、「仕事が決まらないのはなぜ?状況を抜け出すコツや焦りや不安の解消法を解説」のコラムでご紹介しているので、参考にしてみてください。
面接で気をつけたい3つの注意点
面接で気をつけたい3つの注意点
- 模範解答にとらわれない
- 回答の使い回しは避ける
- 面接中にネガティブな雰囲気を出さない
「面接にどうしても受かりたい」「不合格が続いてモチベーションが落ちている」など、面接試験に受からずに辛い状況が続いていると面接中の受け答えに現れ、不採用につながるといった悪循環を招いてしまう恐れがあります。ここでは、面接や就職活動に疲れた際に注意するべき点を3つ紹介するので、自覚がある人や思い当たる節がある人は参考にしてみてください。
模範解答にとらわれない
模範回答通りに面接中の受け答えをしてしまうと自分の言葉で話せなくなってしまい、意欲や熱意が伝わりにくくなってしまいます。また、「正しく答えよう」ということに気を取られて、本来の質問に答えていなかったり、面接官が何を聞きたいのか見失ってしまったりすることもあるでしょう。
面接では質疑応答の仕方にとらわれすぎず、会話を通じて相手に自分の強みをアピールしましょう。面接官も会話の流れや状況に応じて質問の内容を変えることもあるので、事前に用意していた回答に執着せず、その場の質問に臨機応変に応じることが大切です。模範解答にならない面接での答え方は、「「仕事をする上で大切なこと」を面接で聞かれたら?例文や対策を紹介」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
回答の使い回しは避ける
各会社によって求める人物像が異なるので、同じ回答を使い回すのは避けましょう。何度も面接を繰り返し受けていると自然と回答が似てきてしまいしますが、志望動機や自己PRは応募した企業に合わせて変える必要があります。
質問に対する解答を使い回してしまうと提携文的に答えてしまうようになり、「企業研究が足りていない」と捉えられてしまうかもしれません。アピールするべきポイントは、応募する企業に合わせましょう。
また、その場の会話の内容や面接の流れに応じて、答えを臨機応変に変えることも大切です。面接では全体的なコミュニケーション能力も見られているので、解答を使い回さずに各企業ごとに面接の準備を進めましょう。
面接中にネガティブな雰囲気を出さない
「雰囲気が暗い」「自信のなさが感じられる」などと捉えられると、良い評価につながりにくくなるので避けましょう。不合格が続いていたり、プレッシャーを感じたりした状態で面接に臨むと、自然とネガティブな雰囲気が出てしまい、面接官にマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
また、ネガティブな気持ちから、回答の内容や自己PRも消極的になってしまうことも。就職活動が長引いてしまうと疲れてしまうのも当然ではありますが、面接中は気持ちを切り替えることを意識しましょう。
面接に受からないときの対処法4選
面接に受からないときの対処法
- しっかりと自己分析を行う
- 企業研究を入念に行う
- コミュニケーション能力を磨く
- 実際に面接の練習を行う
面接になかなか合格できない人は、自己分析や面接練習といった事前準備が足りていない可能性があります。自己分析や企業研究はもちろん、コミュニケーション能力の向上や面接練習を行うことで面接官にも準備してきた姿勢が伝わり、合格に近づけるしょう。
1.しっかりと自己分析を行う
自己分析をしっかりと行うことは、面接対策を行ううえで大切なステップです。自分自身がどのような人間か、またどのような適性を持つ人材かを把握することで、自分にマッチした企業に入社できる可能性が高まるでしょう。
自己分析で自分の強みを発見できれば、面接でアピールできるポイントも見つかることもあります。面接官にも自分の適性や強みを聞かれたときも具体的に答えられるようになると説得力が上がり、持っている能力を活かせる職種や会社へ入社しやすくなるでしょう。
2.企業研究を入念に行う
企業を研究を入念に行うことで志望動機を明確化することができ、面接官にもアピールできるようになります。志望動機がありきたりで曖昧になってしまう原因として、企業についての理解が足りていないという可能性が考えられるでしょう。
企業研究を行ううえでWebサイトや採用ページをしっかりと確認することはもちろん、新卒の場合はOB訪問をするのも有効です。中途採用であっても実際にその会社の人から話を聞くなどして、面接官にしっかりと「なぜこの会社で働きたいか」を明確に伝えられるようにしましょう。
また、自己分析と企業研究を同時に行うことで、自分が目指している姿や大切にしている価値観と企業のビジョンや社風がマッチするか分かり、どの企業に応募するべきかも見えてきます。さらに、企業研究を通じて会社が求める人物像も見えてくるので、応募先企業に自分の能力をより適切にアピールすることができ、採用される確率もアップするでしょう。
3.コミュニケーション能力を磨く
自己分析を通じてコミュニケーションが苦手だと判断した場合は、コミュニケーション能力を高められるよう訓練することが大切です。コミュニケーション能力が高まれば、想定していない質問や事前に用意していなかった質問が不意に飛んできた場合でも臨機応変に対応できるでしょう。
コミュニケーション能力を磨くためには、面接練習も有効です。家族や友人、就職・転職エージェントなどの第三者に面接官役をやってもらうことで、本番に近い練習ができるでしょう。
4.実際に面接の練習を行う
面接練習は、「緊張してうまく質問に答えられない」という方にもおすすめです。面接練習をすることには面接官役の相手に自分の受け答えのフィードバックを得られたり、コミュニケーション能力が向上したりするメリットがあるでしょう。
志望動機や身だしなみといった面接を受ける準備は完璧でも、本番になると緊張して質問にうまく答えられない人もいるかもしれません。面接練習を繰り返し行い場慣れしておけば落ち着いて質問に答えられたり、面接官に対する言葉遣いにも違和感がなくなったりすることで、面接に受かりやすくなるでしょう。面接練習はハローワークでも受けられるので、「ハローワークの面接練習はどんな感じ?他の就職サービスを検討するメリット」の記事を参考にして活用するかどうか検討してみてください。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
太田雅子
面接で受かるコツは、受けている企業の求めている人物像だとアピールすることです。たとえば、チームワークを大切にしている社風の企業に対し、「私の強みは一人で業務を裁けるところです」とアピールしてもそれはマイナス点になってしまいますよね。
一方、同じアピール方法でも、一人分の作業量が多く個人ノルマを求められるような社風の企業の場合は合格する確率が上がるでしょう。このように、志望動機やアピールポイントがあなたの目指している職種や企業にあっているかどうか確認すると良いですね。
面接に受からないときは就活の進め方を見直そう!
面接になかなか合格できない人は、就活の進め方を見直すこともおすすめです。周りの力を借りずに自分一人の力だけで進めようとする人や逆に周りの意見に流されすぎてしまうなど、就活が思うように進まない原因はいくつかあるでしょう。どんなに努力をしていても、成果につながらない場合は、プロの力を借りることも効果的です。
応募する業界や企業の選択肢を増やす
応募する業界や企業が限られている人は、より広範囲であなたにマッチする条件の会社を探してみましょう。たとえば、企業選びの条件が多い方や会社の規模にこだわっている方は、多少の妥協点を見つけることも大切です。
ほかにも、給料や福利厚生などの待遇面や、聞こえが良いからという理由で大企業ばかりエントリーするのもおすすめはできません。中小企業にも条件が良く働きやすい会社はあるので、応募する企業の幅を広げてみましょう。
アドバイザーのサポートを受けて自己分析を行う
自己分析のやり方に自信がない人は就職・転職エージェントに相談することもおすすめです。プロのキャリアアドバイザーから客観的な意見をもらいながら自己分析を行うことで、今までなかなか合格につながらなかった原因や今後の面接で活かせるアピールポイントなども発見できるでしょう。
「書類選考は受かるけど面接が通らない」「最終面接に合格できない」などの悩みがある方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは高卒や既卒、第二新卒やフリーターの方を対象とした就職・転職エージェント。
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監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube