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面接で遅刻したら謝罪すべき?伝え方や避けるために大切な準備内容を解説

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この記事のまとめ

  • 面接に遅刻したら速やかに謝罪するのが大切
  • 面接に遅刻して謝罪するときは、メールより電話でするのが無難
  • 面接に遅刻してもきちんと謝罪すれば、即不採用になる可能性は低い
  • 面接に遅刻して謝罪したあとは、言い訳せず簡潔に理由を伝えるのを心掛ける

面接に遅刻してしまった際に、謝罪するべきか悩む方も多いかもしれません。遅刻したときに正しく対処できなかったら、「即不採用になるのでは」と不安になりますよね。

面接に遅刻したからといって、必ず不採用になるとは限りません。遅刻してしまうことがわかったら、まずは電話で謝罪の連絡を入れることが大切です。会場に到着してからも、しっかりと面接官に謝罪しましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えながら、面接に遅刻した場合の謝罪の仕方を解説します。遅刻した際のNG行動や、謝罪メールを送るときの例文などもまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

面接に遅刻したら謝罪することが大切

面接当日に遅刻することが分かったら、速やかに担当者に連絡することを心掛けましょう。謝罪するときは電話でするのが基本ですが、電車内など通話が難しい場合は、メールで謝罪してから電話してもOKです。

面接に遅刻したからといって即不採用になる可能性は低いので「もう無理だ」と諦めず、最後まで前向きに取り組むことが大切。以下で解説しているので、確認してみてください。

面接に遅刻しても即不採用にはならない

面接に遅刻しても、誠意を持って謝罪すれば即不採用となる可能性は低いでしょう。面接官が注目するのは、「遅刻したあとの対応」です。

「速やかに連絡する」「到着時にきちんと謝罪できる」など、遅刻したあとの対応によって与える印象は大きく変わるでしょう。正しく対応できれば、「トラブルに対して冷静に対応できる」と評価につながる可能性があります。

ただし、先方の貴重な時間を奪っているので、ネガティブに捉える面接官がいるのは事実。遅刻しないように、早めに行動したり、余裕を持ってスケジュールを立てたりすることが大切です。

遅刻しても最後まで諦めず面接に臨む

前述のとおり、遅刻したら何をしても不採用になるというわけではありません。遅刻しても、「もう無理だ」と諦めるのは避けましょう。

遅刻したことに対して謝罪したら、失態したことを取り返す気持ちで最後まで諦めず面接に臨んでください。前向きな姿勢が評価され、内定獲得につながる可能性があります。

ネガティブな気持ちのまま就活を続けると、内定が獲得しにくくなり空白期間が伸びるリスクがあるので注意しましょう。空白期間が面接官に与える印象は「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムで解説しているので、確認してみてください。

面接時の遅刻で謝罪するときの伝え方

ここでは、面接に遅刻してしまったときの正しい伝え方を紹介します。万が一の事態にも対応できるようにしておきましょう。

遅刻の連絡はメールではなく電話でする

面接に遅刻する旨の連絡は、メールではなく電話で行いましょう。面接担当者がメールに気づくとは限らないため、なるべく早く確実に伝わる電話で連絡するのが望ましいです。

メールを見てもらえなかった場合、無断遅刻と判断される可能性があるので注意しましょう。ただし、電車やバスのなかといった電話ができない状況であれば、一度メールで連絡したうえで電話ができる状況になったら連絡するなど、臨機応変な対応をしてくださいね。

また、面接当日に体調不良になった場合、日程変更したい旨を伝えるときも電話がおすすめです。面接当日に体調不良を伝えるときの注意点は「面接前に体調不良になった場合の対処法を解説!当日の連絡方法とは?」のコラムで解説しているので、合わせてチェックしておいてください。

早めの連絡と正確な到着時間を伝える

面接に遅刻してしまうことが確定してしまった場合、すぐに相手方に連絡するように心掛けましょう。連絡の時間が遅れれば遅れるほど、相手にとって悪印象を与えてしまいます。

また、人間は自分の失敗を小さく見せたいという心理が働きがちです。15分の遅刻を5分の遅刻と報告してしまうと逆効果になるので、到着時間は正しい時刻を伝えましょう。

連絡した時刻よりもさらに遅刻してしまっては、面接担当者に「時間にルーズな人」といった印象を与えてしまい、悪影響を及ぼします。15分遅刻するのであれば、余裕を持って「20分ほど遅刻します」というように、確実に到着する時間で連絡しましょう。

1分の遅刻でも連絡は必要?

予定時間より1分でも遅れる場合は、連絡することをおすすめします。「ギリギリ間に合うだろう」と油断して遅刻した場合、「計画性がない」といった悪印象を与えかねません。ギリギリでも合わないと判断したら、速やかに連絡することを心掛けましょう。

面接室に入る前に身だしなみを整える

遅刻してしまったときにこそ、身だしなみには十分に注意するようにしましょう。遅刻して焦ってしまい、身だしなみに気が回らない場合があります。

遅刻したうえに身だしなみが乱れていると、面接官の印象はさらに悪くなる可能性も。遅刻してしまっているので時間をかけすぎないようにしたうえで「入室前に髪型や衣服の乱れていたら直す」、「汗を拭いて清潔感を出す」など、最低限の身だしなみができているか入室前に確認しておくようにしましょう。

遅刻した理由を正直に伝える

面接に遅刻してしまう場合、遅刻の理由は正直に伝えましょう。遅刻の理由を正直に話し、誠心誠意謝罪し、深くお辞儀をすることで申し訳ない気持ちが伝わる可能性があります。

嘘が見破られてしまった場合、面接官の信用を一気に失いかなねません。言い訳したり、嘘をついたりすると、さらに内定が遠ざかる恐れがあるので避けましょう。

面接の前後で謝罪と感謝の言葉を伝える

面接に遅刻してしまった場合は、面接が始まるときと面接が終わったあとに謝罪をしましょう。面接が始まったときに謝罪をすることは当然ですが、面接後にも「改めまして、この度は遅刻してしまい申し訳ありませんでした」と謝罪したうえで、「遅刻したにもかからず、面接する機会を設けていただきありがとうございました。」と感謝の気持を伝えましょう。

遅刻してしまったことによる謝意をしっかりと面接官に伝えることで、遅刻した悪印象を払拭できるかもしれません。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

遅刻した場合、面接前、面接時、面接後に謝罪しましょう。 面接前は電話にて遅れてしまう旨の連絡を入れます。面接時は、面接担当者への挨拶のタイミングで謝罪しましょう。

面接後は改めて遅刻したことに対する謝罪とともに感謝の気持ちを伝えます。 良い印象で面接を締めくくり、遅刻でのイメージダウンを挽回しましょう。

遅刻したときの対応が合否に影響する可能性もある

遅刻してしまったときにどのような行動を取るかが、面接の合否に大きく影響する場合があります。遅刻後に取る行動によって、十分に面接官の信頼を取り戻せるでしょう。

面接官は遅刻してしまった人がどのような対応を取るかをしっかりと見ています。適切な対応が取れるかどうかで、合格する可能性も、不合格になってしまう可能性もあることを留意しておきましょう。

面接に遅刻して謝罪前後に避けるべき3つのNG行動

面接に遅刻して謝罪前後に避けるべきNG行動

  • 言い訳をする
  • 急ぐ素振りがない
  • 気持ちの切り替えができていない

面接に遅刻すると焦ってしまい、避けるべき行動を取り内定が遠ざかる恐れがあります。面接に遅刻したら、言い訳せず正直に理由を伝えることが大切。また、「連絡したから」と急ぐそぶりを見せないのもマナー違反でしょう。ここでは、絶対にやってはいけないNG行動を3つ紹介します。遅刻しても落ち着いて対応できるようにしましょう。

1.言い訳をする

遅刻してしまったときは、その理由を簡潔かつ正直に述べるようにしましょう。長々と話をしてしまうと、言い訳だと受け取られ、反省していないとみなされてしまう可能性もあります。

遅刻した理由を細かく面接官に伝える必要はありません。遅刻の理由をダラダラと言い訳のように述べるのではなく、客観的に何が起きたかの状況だけを伝えるようにしましょう。

2.急ぐ素振りがない

遅刻したときに、急ぐ素振りを見せないのはNGです。もちろん、遅刻するのが分かって「まずい」と感じて焦ってしまうと、事故に遭う恐れが。急ぎするのは危険なので避けましょう。

ただし、遅刻したにもかかわらず、堂々と部屋に入っていって余裕の態度を取っていては、反省の色が全く見られないと受け取られてしまうかもしれません。遅刻して申し訳ないという気持ちは常に持ち、会場についたらなるべく早く謝罪できるよう心掛けるのが大切です。

3.気持ちの切り替えができていない

面接が始まったら、しっかりと気持ちを切り替えて面接の受け答えに集中しましょう。遅刻による焦りから気持ちが切り替えられず、スムーズに受け答えができないと今までの準備や努力が無駄になってしまいます。

遅刻してしまった場合は、謝罪の気持ちはしっかりと持ちつつもできるだけ早く頭を切り替え、面接に集中できる状態を作りましょう。そのほかに面接で気をつけるべきポイントは「面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説」で紹介していますので、参考にしてみてください。

面接に遅刻して謝罪するときに送るメールの例文

面接に遅刻してしまう場合には電話で連絡を入れるのがマナーです。しかし、電車やバスの中など、どうしても電話ができない状況ということもあるでしょう。

ここでは、電話ができる状況になる前に、メールで遅刻する旨を伝えるときの例文を解説します。焦る気持ちのなかでも、正しい内容を簡潔に伝えられるようにチェックしておいてください。

  • 件名 本日▽時からの面接遅刻のご連絡 △△大学 (氏名)
  • ▲▲株式会社
    採用担当者 ○○様
  • お世話になっております。
    本日、▽時より貴社の面接を予定している、△△大学の(氏名)です。
  • 本日▽時より面接のお約束を頂いておりましたが、(遅刻の理由)。そのため、約束の時刻に到着することができなくなってしまいました。
  • 本来であればお電話にてご連絡差し上げなければならないところ
    (電話出来ない状況の理由)お電話でのご連絡が難しく、メールにてご連絡させて頂くこと、何卒ご容赦くださいませ。
  • 貴重なお時間をいただいているにも関わらず、このような事態になってしまい誠に申し訳ございません。
  • つきましては、大変恐縮ではございますが、本日の面接を別時間又は別日への振り替えを行うことは可能でしょうか。
  • お忙しいところ大変恐れ入りますが、何卒ご検討いただけますと幸いです。
    宜しくお願いいたします。
  • (署名)

遅刻の理由別の謝罪例文

ここでは、遅刻してしまった理由ごとの謝罪例文を紹介します。面接時の謝罪や、上記のメール例文に自分なりの言葉で当てはめて使用してみてください。

例文1:寝坊

大変お恥ずかしい話なのですが、寝坊により遅刻してしまいます。

お忙しい中貴重なお時間を頂いているにも関わらず、このような事態になってしまい大変申し訳ございませんでした。

例文2:体調不良

本日朝から発熱してしまった影響で通院が必要になり、遅刻してしまいました。

お忙しい中貴重なお時間を頂いているにもかかわらず、私の体調管理の甘さからこのような事態になってしまい、大変申し訳ございませんでした。

例文3:交通機関の乱れ

本日▲▲線で人身事故が発生した影響で車両が停止してしまい、遅刻してしまいました。

お忙しい中貴重なお時間を頂いているにもかかわらず、お約束の時間に間に合わず、大変申し訳ございませんでした。

例文4:道に迷った

面接会場へ行く道中、道に迷ってしまい遅刻してしまいました。

お忙しい中貴重なお時間を頂いているにもかかわらず、私の事前確認不足からこのような事態になってしまい、大変申し訳ございませんでした。

例文5:前の企業の面接が長引いた

他社の面接が予定時刻よりも長引いてしまい遅刻してしまいました。

お忙しい中貴重なお時間を頂いているにもかかわらず、お約束の時間に間に合わず、大変申し訳ございませんでした。

また、電話ができない状況のなかで、面接予定の企業から電話がかかってくる場合もあるでしょう。電話ができる状況になった段階で折り返しの電話をするときのマナーは「電話の折り返し方を知ろう!基本的なマナーや会話の流れを解説」のコラムで解説しているので、あわせてチェックしておくと安心です。

面接に遅刻して謝罪しないために大切な3つの準備

面接に遅刻して謝罪しないために大切な準備

  • 面接会場までのルートを事前に確認しておく
  • 面接日のスケジュールに余裕を持たせる
  • 面接日当日は早めに行動する

大切な面接に遅刻しないためには、事前の準備と心構えが重要です。ここでは、当日面接に遅刻しないためにできる準備を3つ紹介します。他人事だと思わず、当日しっかりと面接に臨むことができるように準備しておきましょう。

1.面接会場までのルートを事前に確認しておく

最寄り駅から会場までの道が分からず遅刻することもあります。面接会場までの行き方はしっかりとあらかじめ把握しておきましょう。電車の乗り換えや時間だけでなく、面接会場の最寄り駅から会場までのルートも把握しておくことが大切です。

特に、初めて行く場所では、思ったよりも道が入り組んでいる、渋滞する時間帯があるといった不測の事態も考えられます。当日の交通トラブルや、工事によって道を変更しなければならないなどの事態にも臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

また、Web面接を行う場合、ルートを確認する必要はありませんが、「回線トラブルが起こる」「面接で使用する端末の充電が少ない」といったトラブルが起こる可能性があります。Web面接での注意点は「Web面接はスマホで受けられる?注意点や事前に準備しておくことを解説!」のコラムで解説しているので、どのような形の面接でも対応できるようにチェックしてみてください。

2.面接日のスケジュールに余裕を持たせる

面接予定日は、余裕を持ったスケジュールを組んでおくことを心掛けましょう。就活では、2社以上の面接を同じ日にスケジュールすることもありますが、前の面接が長引くと次の面接に遅刻することに。

面接の前に何か予定を入れたいという場合にも、面接との時間はできるだけ離しておくのがおすすめ。前の予定が長引いてしまった場合にも、面接に遅刻せずに行くことができるでしょう。

また、どうしても予定に余裕がなく遅刻してしまう可能性が高いと思ったら、企業側に変更を依頼するのが大切です。企業側から日程を指定された場合は、別日や別時間に変更することも可能となっています。

3.面接日当日は早めに行動する

面接当日は特に、予定よりも早く行動する意識が大切です。可能であれば、面接の1時間前には面接会場の近くにまで到着しておくと良いでしょう。

早めに行動することで、予定外のトラブルに巻き込まれても遅刻することなく時間通りに面接を行える可能性が高くなります。常に「何かあるかもしれない」ということを想定して早めに行動することが重要です。

面接に自信がない方はプロに相談しよう

「面接でうまく答えられるか不安」「一人で面接練習するのが難しい」といった不安がある方は、就職・転職エージェントのプロに相談することをおすすめします。

プロの視点からアドバイスを受けられれば、面接で自分の強みや適性を十分に発揮できるので成功につながりやすくなるでしょう。また、自分に合った求人を提案してくれるので、ミスマッチを防げるのもメリットの一つです。

面接の準備や進め方に悩んでいる方は、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用してみてはいかがでしょうか。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職支援サービスです。

専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人をご提案。面接対策はもちろん、応募書類の添削も行うので、スムーズに就職・転職活動ができるでしょう。

面接に遅刻するときの謝罪に関するQ&A

ここでは、面接に遅刻するときの謝罪に関する疑問をQ&Aで解決しています。

面接に遅れたら「諦めよう」という気持ちにならない方法は?

遅刻したことで気持ちの切り替えが難しい場合は、「最後まで頑張れば合格できる可能性がある」と思うことを心掛けましょう。
遅刻したからといって、必ず不合格になるとは限りません。最後まで意欲的に取り組む姿勢や冷静に対応する姿勢が高評価につながる可能性があるので、「アピールするチャンス」と思い、諦めずに頑張ってみましょう。

面接に遅刻して謝罪するときのタイミングはいつが良いですか?

面接に遅刻したら、面接前・面接が始まるとき・面接後に謝罪しましょう。
まず、遅刻が確定した時点で電話で遅刻する旨の連絡をします。次に、面接担当者への挨拶のタイミング、面接後に謝罪と感謝の気持ちを述べるようにしましょう。コラム内の「面接時の遅刻で謝罪するときの伝え方」で伝え方を解説しているので、チェックしてみてください。

面接に遅刻したお詫びのメールを送るときの件名はどう書く?

お詫びメールの件名は、面接担当者が一目で分かる内容にすることが大切です。
たとえば、「遅刻の謝罪と本日の面接のお礼/所属・氏名」のように、誰から何の用件で送ってきたメールなのかを明記しましょう。就職・転職エージェントのハタラクティブでは求人のご紹介から内定後までしっかりサポートするので、トラブルが起きても専属のキャリアアドバイザーに相談できるので安心です。面接に不安がある方は、ぜひご利用ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube