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面接で落ちた理由を聞くのはあり?不採用になる原因やメールでの例文も解説

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この記事のまとめ

  • 面接で落ちた理由を聞くのは問題ないが、開示義務がないので教えない企業もある
  • 面接で落ちた理由を聞くときは、不採用の連絡が来たときに問い合わせるのがベター
  • 面接で落ちる理由には「企業ニーズとのミスマッチ」「企業研究不足」などが挙げられる
  • 面接で落ちる理由が分からない方は、就職・転職エージェントに相談するのも手

就職や転職活動をするなかで、面接で不採用通知を受け取ることもあるでしょう。面接で落ちた理由を知って次の選考に活かしたいけど、聞いても問題ないか分からないと判断が難しいですよね。

企業に面接に落ちた理由を聞いても、問題ありません。不採用理由を問い合わせるときはメールが望ましいですが、電話で連絡を受けたときに聞いてもOKです。時間が経つと取り扱われた個人情報や評価データを削除される可能性があるので、早めに問い合わせましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの荒井さんのアドバイスを交えつつ、面接に落ちる理由を聞くときに心掛けることを解説しています。また、不合格になる理由や面接対策をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

面接に落ちた理由を聞くのは問題ない

面接で不合格だった原因を企業側に確認しても問題ありません。不採用の通知を受けたあとは、できるだけ迅速に落ちた理由を尋ねるのが良いでしょう。これは、取り扱われた個人情報や評価データが、特定の期間後に削除される可能性があるためです。

不採用の連絡時に聞くのがベター

面接に落ちた理由は、不採用の連絡を受けたときに聞くのが望ましいです。採用担当者は、多数の応募者を扱ったり、業務が忙しかったりするため、繰り返し連絡を取ることは避けたほうが良いでしょう。

面接の結果について問い合わせること自体は問題ありませんが、対応する際には相手に不快感を与えないよう十分に注意する必要があります。

応募先企業から連絡が来た際に、電車内やバス内といった電話に出られない場合は速やかに折り返しましょう。「電話の折り返し方を知ろう!基本的なマナーや会話の流れを解説」のコラムで電話を折り返すときのマナーを解説しているので、チェックしてみてください。

不採用の理由を聞くときは食い下がるのは避けよう

面接を受けた企業に落ちた理由を聞いて納得できないからといって、食い下がるのは避けましょう。電話の担当者は、実際に選考を判断した面接官とは限りません。

また、選考後に追及しても、選考結果が変わることはないので、理由を聞くときは節度を保つことを心掛けましょう。面接に落ちた理由をしっかりと受け止め、次の選考に活かせるようにすることが大切です。

面接に落ちた理由を聞くも教えてくれない理由

面接不合格の理由を明かすかは企業により異なり、消極的な場合がほとんどです。不採用の詳しい理由を求めても、必ずしも企業から回答があるとは限らない点を念頭に置いておきましょう。

企業に不採用にした理由を開示する義務はないため

企業は応募者に対して不採用の理由を開示する法的義務を負っていないため、理由を伝えない場合があります。不採用理由を述べることにより、応募者からの不満や抗議を招いたり、企業のブランドイメージに悪影響を及ぼしたりする可能性があるため、多くの企業は回答を避ける傾向があるでしょう。

また、不採用の理由を公開することで、採用基準が漏れ、今後の人事戦略への影響も懸念されるため、多くの企業は不採用理由の非公開を方針としています。理由を開示する企業が少ないことを踏まえ、問い合わせを行う際にはこの点を理解しておきましょう。

連絡担当者が不採用理由を伝えられてないから

採用担当者が不採用の詳細を知らないことも、答えられない理由として挙げられるでしょう。面接や選考の最終的な決定が上層部によって行われ、別の担当者が選考結果を連絡することがあるためです。

また、選考の連絡をする担当者が、不採用の理由を伝える権限を持っていない可能性も。必ずしも企業すべての人が人材採用に関わり、情報を得ているとは限らないことを留意しておきましょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

荒井幹太

荒井幹太

基本的には不採用理由を企業に聞くこと自体は問題ありません。ただし、開示をしていない企業も存在するため、企業によっては落ちた理由が分からない場合もあります。

エージェント経由での転職の場合、不採用理由はエージェント側に入ることも。「手応えがあったのになんで落ちたのか知りたい」という方は、担当のエージェントに確認しても良いでしょう。

面接で手応えありなのに落ちる理由は?合格フラグなしで受かる原因を解説」のコラムでは、手応えありで落ちるときの理由を解説しているので、面接を受ける前にチェックしてみてくださいね。

面接に落ちた理由をメールで聞くときの例文

不採用の理由を尋ねる際は、メールを利用する方が適切です。この方法なら、採用担当者が忙しい時間を避けて、ゆっくりと対応する時間を選べるため、返答を得やすいでしょう。

メールでの連絡時には、これまで企業とのやりとりに使用していたメールアドレスを用いるのがマナー。メールでのやりとりがない場合は、企業の募集サイトにあるメッセージ機能を利用してみるのも一つの手段です。

不採用の理由を聞くメールの例文

不採用の理由を問い合わせる際のメール例は、以下のとおりです。

  • 〈件名〉選考結果に関する問い合わせ(氏名)
  •  
  • 〈本文〉株式会社△△ 人事部 担当▲▲様
  • お世話になっております。
  • 先日、面接の機会をいただいた(氏名)です。
  •  
  • この度は、貴重な選考結果のお知らせを頂戴し、心より感謝申し上げます。
  • 差し支えなければ、選考結果に至った理由を教えていただけないでしょうか。
  • 今後の就職(転職)活動に活かしたいと考えたため、ご連絡させていただきました。
  •  
  • ご多忙のこととは存じますが、ご対応いただけたら幸いです。
  • 何卒、よろしくお願いいたします。
  •  
  • (氏名)
  • メールアドレス
  • 電話番号

メールの件名には、内容と送信者が明確にわかるように記入し、本文では最初に面接の機会を頂いたことへの謝意を表しましょう。不採用の理由に関する質問は、簡潔に明確に記述することが重要です。

ただし、返信が来ないからといって、何度も連絡するのは避けて次の選考へ向けて気持ちを切り替えましょう。とはいえ、なかなか内定を得られないと、気持ちを切り替えるのが難しくなりますよね。

就職が難しいと感じたら、「「就職できる気がしない」と思う原因は?うまくいかないときの対処法を解説」のコラムで対処法を解説しているので参考にしてみてください。

面接選考でよく聞く落ちた4つの理由

面接選考でよく聞く落ちた理由

  • 企業が求める経験やスキルとのミスマッチ
  • 身だしなみが整っていない
  • 企業研究ができていない
  • 面接で逆質問をしなかった

ここでは、面接に落ちる理由でよく聞く4つを解説します。面接でなぜ落選したのか、その理由がはっきりしない方は、以下のポイントに該当するかどうかを振り返ってみてください。

1.企業が求める経験やスキルとのミスマッチ

面接に落ちる理由には、企業が求める経験やスキルとのミスマッチが挙げられます。個人の性格や勤務条件が合致していても、仕事内容に必要な経験やスキルが足りないことで落選となる可能性があるでしょう。

ただし、スキルや経験が過剰にある場合も、チーム内のバランスや指導の観点から不適合と判断されるので、不採用につながることがあります。

また、自身が持つ適性と求められる職種が合っていない場合も、不採用の理由になります。たとえば、PC操作に自信がないにも関わらず、高度なPCスキルを要求される職種に応募したり、体力に自信がないのに肉体労働が伴う仕事に挑戦したりすると、企業からは「仕事を継続できない」と懸念されるでしょう。

就活や転職活動では、自分の適性や活かしたい経験、スキルをしっかり理解し、適した職種を選ぶことが重要です。自分に合う仕事の探し方は、「自分に向いてる仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムで解説しているので参考にしてみてください。

2.身だしなみが整っていない

身だしなみが整っていないのも、面接での落選理由として考えられます。面接には、特に指定がない限り、スーツを着用し清潔感がある身だしなみを心掛けましょう。服装以外にも、ヘアスタイル、メイク、アクセサリー、小物にも気を配ることが大切です。

3.企業研究ができていない

企業研究ができていないと、面接で合格を得にくいことがあります。企業についての理解が浅いと、説得力のある志望動機を述べることが難しく、面接で不利になりやすいでしょう。

「経験を生かせそうだと感じた」「条件が良さそうだ」というあいまいな志望理由は、企業研究が不十分であると見なされがちです。面接前には、企業の事業内容や求める人材像をしっかりと調べ、それに合った自己PRができるよう準備しましょう。

4.面接で逆質問をしなかった

逆質問をしないことも、面接で不採用となる要因の一つです。逆質問は、自身の志望度やモチベーション、入社への意欲を示す絶好の機会。逆質問の機会があれば、積極的に質問して、興味や熱意をアピールしましょう。

書類選考でよく聞く落ちた理由

ここでは、書類審査で落選しやすい理由を解説します。就職・転職活動で書類作成するときの参考にしてみてください。

成果が明確になっていない

過去の成果や経験を不明瞭に表現すると、自身の強みが適切に伝わらないため、選考で落とされる可能性があるでしょう。成果を明確に伝えるには、具体的な数字を用いることで説得力を持たせることができ、印象にも残りやすくなります。

丁寧に書類作成されていない

応募書類に未記入の項目があったり、誤字脱字があったりすると、丁寧に書類作成されていないと判断され、不採用につながりやすくなります。同じ内容を複数の企業に提出すると「志望動機を使い回している」と判断され、好印象を得るのが難しくなるでしょう。

応募書類を作成するときは、各企業に応じて慎重に書類を作成することが大切です。手書きの場合は、間違いがあれば修正液を使用せず、最初からやり直すことで書類の完成度が高まるでしょう。

定型文を使用して工夫できていない

応募書類を自分の言葉で書かずに、インターネットや書籍のサンプル文をそのまま使用して提出すると、不合格になるリスクがあるでしょう。サンプル文をそのまま使用すると、個人の性格や特性が伝わりにくくなるためです。

書類選考を通過したとしても、面接時に口頭で説明する内容と書類の内容に一貫性がないと判断される可能性も。サンプル文はあくまで参考として、自分の言葉で書くことが重要です。

志望動機の書き方が分からない方は、「志望動機書の書き方やコツは?第二新卒や未経験から転職する際の例文も紹介」のコラムで基本的な書き方と書くときのコツを解説しているので書類を作成するときの参考にしてみてください。

面接に落ちた理由を聞く以外にできる3つの対策

面接に落ちた理由を聞く以外にできる対策

  • 自己分析や企業研究を入念に行う
  • 面接練習をする
  • 就職・転職エージェントを活用する

面接に落ちた理由を聞くほかに、面接に落ちたら改善点がないか振り返ってみるのも大切です。また、以下で解説する不採用を避けるためにできる対策を行うことで、次回の面接での成功確率を高められるでしょう。

1.自己分析や企業研究を入念に行う

自己分析と企業研究を徹底的に行うことで、自分に合った職を見極め、選考過程での失敗を避けられるでしょう。自分の強みやスキルが企業の求める人材像と一致していれば、採用される可能性は自然と高まります。

自己分析と企業研究に十分な時間を割いて就活すれば、自分に適した職場に就職できるでしょう。

2.面接練習をする

事前にしっかり面接練習をすれば、本番で自分の力を十分に発揮できるので不採用を避けられるでしょう。想定される質問への回答を準備をしたり、ビジネスマナーを再確認したりするなど、面接前の対策に力を入れることが肝心です。

また、面接練習を怠ると緊張によって本来の自分を見せられなかったり、質問の趣旨から外れた回答をしてしまったりすることがあるでしょう。模擬面接を利用して面接の雰囲気に慣れ、自分の回答が質問に適切に対応しているかを確認し、改善していくことが有効です。

さらに、面接練習では回答内容だけでなく、入退室の仕方や服装のチェックなども含みます。これらは短期間で身に付くものではないため、面接の実際の状況を想定した繰り返しの練習が必要になるでしょう。

一人で面接練習を行うのが難しい場合は、身近な人に協力してもらったり、就職支援機関を利用したりするのも手です。ハローワークで就活・転職活動している方は、求人検索や職業相談のほかに面接対策を利用してみましょう。

ハローワークの面接練習は「ハローワークの面接練習はどんな感じ?活用するメリットや申込み手順を解説」のコラムで特徴や申込み手順を解説いているので、利用を検討居ている方はチェックしてみてください。

就職・転職エージェントを活用する

より効果的に面接対策をしたいと考えている方は、就職・転職エージェントを活用するのも手です。就職・転職エージェントを活用すれば、プロの視点で就活のアドバイスを受けられるため、面接で落ちる可能性を下げられるでしょう。

「面接に落ちる理由が分からない」「自分に合った職場を見つけたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用してみてはいかがでしょうか。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職支援サービスです。

専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、学歴や経歴に応じた就職や転職のサポートを実施。一人ひとりに合った求人をご提案するので、ミスマッチを防げるでしょう。

応募書類の添削はもちろん、面接対策も行うのでスムーズに就職や転職活動を進められます。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

面接で落ちた理由を聞くときによくある疑問Q&A

ここでは、面接に落ちた理由を聞くときによくある疑問をQ&A形式で解決しています。

面接に落ちた理由を聞くときは電話とメールどっちが良いですか?

不採用の連絡が来たとき以外は、メールで問い合わせるのがおすすめです。
メールは担当者の都合に合わせて返信できるので、回答を得やすいでしょう。ただし、電話で不採用の連絡が来た場合は、そのときに聞くのがベターです。

面接の不採用メールには返信すべきですか?

面接の不採用メールには、返信しないのが基本的に不要です。
選考結果が届くタイミングは、次の選考に進んだ応募者とのやり取りで忙しいことが考えられるため、採用担当者への連絡は控えるのが良いでしょう。ただし、「最終選考まで残れたことへの感謝を伝えたい」「個人的にお世話になった担当者がいる」といった場合は、返信してもOKです。

面接に落ちた理由がわからないときの対策方法はありますか?

面接に落ちた理由が分からない場合は、内容を振り返って改善点がないか考えてみましょう。
また、面接練習をするのも有効です。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、専属のキャリアアドバイザーが一人ひとりに合ったアドバイスをお伝えします。一人で面接練習をするのが難しいと感じる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube