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面接練習は必要?やり方は?効果的に進める方法や意識すべきポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 面接練習をすれば自信を持って本番に臨めるため、選考に良い影響を与える可能性がある
  • 面接練習すると、「緊張しづらくなる」「話し方を見直せる」などがメリットになる
  • 面接練習をするときは、流れを把握したうえで取り組むのが効果的
  • 対面の面接とWeb面接では、練習するときの注意点が異なる
  • 就職・転職エージェントを活用すると、プロのアドバイスを得られるのでおすすめ

就活や転職活動を始めるときに、「面接練習ってしたほうが良いの?」「やり方が分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。面接練習の必要性や取り組み方が分からないと、本番に役立つのか、うまくいくのか不安になりますよね。

面接練習を怠ると、緊張して自分をうまくアピールできない場合があります。そのため、面接練習を繰り返すことで自信を持って本番に臨めるので、選考に良い影響を与えられるでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの高城さんのアドバイスを交えながら、面接練習の必要性やメリットをまとめました。また、面接練習を効果的に進める方法や意識すべきポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

面接練習を行う必要性

面接で緊張すると、うまく自分をアピールできない可能性があります。そのため、事前に練習を重ねて面接に慣れておけば、自信を持って本番に臨めるでしょう。

面接はあなたの第一印象を決定づける場であり、ここでの印象が採用に大きく影響します。また、限られた時間内で効率的に自分をアピールするためには、伝え方を工夫することが大切になるでしょう。「面接の自己紹介で伝えるべき内容は?例文とあわせてポイントを解説!」のコラムで面接で好印象になる自己紹介のコツを解説しているので、参考にしてみてください。

面接に不安を抱いている人は多い

ハタラクティブの「若者しごと白書2024(p.41)」によると、6割以上の方が面接対策に不安があると回答しています。このことから、就活や転職活動での面接に不安を抱いている人が多くいるのが事実。多くの人が不安に感じているからこそ、対策を万全にすることでアピールできるチャンスを得られるでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024

面接練習をする3つのメリット

面接練習をすることで、就活や転職活動の選考が有利になる可能性があるでしょう。その理由は、面接練習をすることで、「緊張しづらくなる」「受け答え方が自然になる」「話し方を見直せる」といったメリットを得られ、自分を十分にアピールできるようになるからです。以下で、それぞれ解説するので、チェックしてみてください。。

面接練習をするメリット

  • 緊張しづらくなる
  • 受け答え方が自然になる
  • 話し方を見直せる

1.緊張しづらくなる

面接練習を繰り返すことで、本番を想定した状況に慣れて緊張しづらくなるのがメリットです。初めての面接では緊張してしまいがちですが、繰り返し練習することで、徐々に平常心を保ちながら話せるようになるでしょう。また、自分の言葉で話せるようになることで、自信を持って面接官と向き合うことができます。

2.受け答え方が自然になる

面接の練習をするメリットには、受け答え方が自然になることも挙げられます。面接官から質問された内容に対して正確に答えられないと、「対応能力がない」「入社意欲が低い」といったことを懸念されかねません。面接でよくされる質問に答える練習をすることで、自然に話せるようになるでしょう。

フリーターが面接でよく聞かれる質問は?服装の注意点や落ちない方法を解説」のコラムでは、面接でフリーターの方がよく聞かれる質問をまとめています。フリーター以外の方にも当てはまる内容があるので、確認してみてください。

3.話し方を見直せる

自分の話し方を見直せるのも、面接練習で得られるメリットの一つです。実際の面接を想定した模擬練習を通じて、話す速度や声のトーン、間の取り方など改善すべき点が見えてくるでしょう。

練習相手がいない場合、スマートフォンやカメラの録音機能や録画機能を活用するのがおすすめです。自分の話し方を客観的に確認できれば、改善するための具体的な対策を立てられますよ。

自分の強みや魅力を効果的にアピールできるようになる

面接練習で緊張せずに受け答えができれば、自分の強みや魅力を効果的に企業へアピールできるでしょう。ただし、企業ニーズに適したアピールができないと、「自社とは合わない」と選考を見送られる可能性があります。

自己分析で自分の適性を見直し、企業研究で理念や事業内容を調べましょう。自分と企業との共通点を見つけることで、より有効なアピールにつながるでしょう。

面接練習を効果的に進める方法

面接練習の効果を最大限に引き出すためには、ただ闇雲に練習するのではなく、戦略的に進めていくことが重要です。以下で、面接練習を効果的に進める方法を解説するので、参考にしてみてください。

面接の流れを把握する

面接練習の成果を得るためには、面接の流れを理解しておくと良いでしょう。一般的な面接の流れは以下の通りです。

  • ・開始: 面接官との挨拶、アイスブレイク
  • ・自己紹介: あなた自身の簡単な紹介
  • ・質問: あなたの経験やスキル、志望動機などを聞かれる
  • ・逆質問: あなたから企業への質問
  • ・終了: 面接官への挨拶

流れを把握しておくことで、面接全体をイメージしやすくなり、落ち着いて対応できるようになります。

面接の自己紹介で伝えるべき内容は?例文とあわせてポイントを解説!」では、自己紹介をするときの基本的な項目や、好印象を与える自己紹介のコツを解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

高城綾香

高城綾香

面接練習の仕方としては2つのステップがあります。

・内容作成:志望動機や自己PRなど、面接で質問される回答を考える
・話す練習:事前に考えた内容もメモを見ずに話せるように練習をする
同じ企業でも面接担当者によって質問が異なる場合もあるため、すべての質問を予想することはできません。ただし、「応募先企業を選んだ理由」や「志望動機」など、高確率で質問される内容があるので、基本的な質問に対する回答を用意しておくと良いでしょう。

特に、志望動機を聞かれた際は入社意欲を見極められている可能性があるので、企業研究と業務内容の十分な理解が求められます。就職・転職エージェントでは企業ごとに面接対策を行えるので、面接が不安な場合は活用をして対策すると良いでしょう。

よく聞かれる質問への回答を準備する

面接でよく聞かれる質問への回答を準備したうえで、面接練習を行いましょう。たとえば、「自己紹介」「志望動機」「あなたの強みと弱み」「将来のキャリアプラン」などが、一般的な面接でよく聞かれる質問です。よくある質問に対して、事前にしっかりと回答を準備しておくことで、冷静に対応できるでしょう。

ただし、よくある質問だけ練習すれば安心というわけではありません。面接では応募者の対応力を見極めるため、予想外な質問をされる可能性があることに留意しておきましょう。

模擬面接で実践練習を行う

準備が整ったら、実際に模擬面接で実践練習を行ってみましょう。頭のなかでイメージしていても、実際に話そうとするとうまく伝えられない場合もあります。面接練習を行うときは、家族や友人に面接官役をお願いすると客観的なアドバイスを得られるでしょう。

第三者にフィードバックをもらのがおすすめ

模擬面接後は、第三者からのフィードバックをもらうのがおすすめですよ。客観的視点から自分だけでは気づかなかった改善点が見つかれば、より効果的な面接対策につなげられるでしょう。

面接練習をするときに意識すべき5つのポイント

面接練習だからといって、手を抜いてしまうと的確な改善点を見つけるのが難しくなります。面接練習をするときは、本番同様の形式で行えば効果的な練習になるでしょう。以下で、面接練習をするときに意識すべきポイントを5つ解説するので、参考にしてみてください。

面接練習をするときに意識すべきポイント

  • 的確な回答を心掛ける
  • 自分の言葉で話すことを意識する
  • 逆質問で積極性と熱意を示す
  • 服装や身だしなみを整える
  • 目線、姿勢、表情、声のトーンに気を配る

1.的確な回答を心掛ける

面接練習は、的確な回答を心掛けて行うのが有効です。面接官が応募者に質問するのは、単にあなたの知識や経験を知る目的だけではありません。

質問に対する回答から、あなたの人物像や潜在能力を見極める目的もあります。そのため、質問の裏側にある意図を汲み取り、的確な回答をするように心掛けましょう。

2.自分の言葉で話すことを意識する

面接練習でも、自分の言葉で話すことを意識することが大切です。事前に完璧な回答を準備していても、棒読みになってしまっては、あなたの熱意や誠意は伝わりません。

ある程度の練習は必要ですが、面接はあくまでも「会話」であることを意識し、自分の言葉で話すように心掛けましょう。等身大のあなたを表現することで、面接官との距離も縮まり、より自然なコミュニケーションを取れれば好印象につながるかもしれません。

3.逆質問で積極性と熱意を示す

面接練習では聞かれた質問への回答方法のほかに、逆質問での積極性と熱意の示し方も身につけておきましょう。面接の終盤には、「何か質問はありますか?」と逆質問の時間を与えられることがあります。

逆質問は、あなたが入社に向けてどれだけ真剣に考えているのか、企業への理解を深めようとしているのかをアピールする絶好の機会です。事前にしっかりと企業研究を行い、事業内容や社風に関する質問はもちろんのこと、面接を通して得られた情報や疑問点を具体的に質問することで、あなたの熱意が伝わるでしょう。

4.服装や身だしなみを整える

面接練習を行うときも、本番同様に服装や身だしなみを整えましょう。一般的に、服装はスーツで行くのが基本ですが、業界や企業の雰囲気に合わせた清潔感のあるものを選ぶのがおすすめです。

派手なアクセサリーや奇抜な髪型は避け、清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。面接練習から身だしなみを整えておけば、相手に与える印象が分かります。練習で改善点が見つかれば、本番で好印象を得やすくなるでしょう。

5.目線、姿勢、表情、声のトーンに気を配る

面接練習では、面接官の目を見て話す、背筋を伸ばして座る、適度に相槌を打つなど、基本的なビジネスマナーを意識しましょう。緊張して硬い表情になるのではなく、笑顔を交えながら、明るくハキハキと話すことが大切です。

声のトーンは、相手に与える印象を大きく左右するので、自信を持って堂々と話しましょう。「面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説」のコラムでも面接で気をつけることを解説しているので、併せてチェックしてみてください。

【形式別】面接練習するときの注意点

ここでは、面接形式別に面接練習するときの注意点を解説します。面接は対面形式だけでなく、Webを利用したオンライン形式もあります。それぞれの形式に合わせた対策を講じることで、スムーズに面接を進め、自信を持って自分をアピールしましょう。

対面面接の場合

対面での面接では「面接会場の雰囲気に慣れる」「入退室時のマナーを身につける」「面接官との距離感を意識する」ことを意識しましょう

面接会場の雰囲気に慣れる

対面面接では、面接会場の雰囲気に慣れることを心掛けましょう。対面面接では、初めて訪れる企業やオフィス環境に緊張してしまう場合もあるため注意が必要です

対面面接は応募先企業で行われることが多いため、中に入って雰囲気に慣れるのは難しいでしょう。そのため、事前に余裕を持って到着し、受付や待合室で会社の雰囲気を感じておくことで、緊張が和らぐかもしれません。ます。

入退室時のマナーを身につける

対面での面接を練習するときは、入退室時のマナーを身につけることも大切です。ノックの仕方、挨拶のタイミング、お辞儀の角度など、基本的なビジネスマナーを再確認しておきましょう。

面接官との距離感を意識する

面接官との距離感を意識するのも、対面面接での注意点の一つ。適切な距離感を保ちながら話すことは、円滑なコミュニケーションを取るうえで重要です。面接官との距離感を意識しながら、自然体で話せるように心掛けましょう。

一人で練習するのが難しいならハローワークを活用するのも手

一人で対面形式の面接練習をするのが難しいなら、ハローワークを活用するのも手です。ハローワークでは、就職支援の一環で面接練習を受けられます。

また、求人紹介や個別の職業相談など、面接の練習以外にもさまざまなサービスを無料で受けられるので、活用してみてください。ハローワークでの面接練習については「ハローワークの面接練習はどんな感じ?活用するメリットや申込み手順を解説」で詳しく紹介しています。

Web面接の場合

Web面接では、「通信トラブルに備える」「適切な照明を設定する」「背景に気を配る」ことに注意して面接練習に取り組みましょう。

通信トラブルに備える

Web面接では、通信トラブルが起こるリスクに備えることが大切です。事前に回線速度を確認したり、予備の Wi-Fi 環境を用意したりして、安定した通信環境を確保しておきましょう。

適切な照明を設定する

適切な照明を設定するのも、Web面接をするときの注意点といえます。カメラの位置や角度、照明によって与える印象は大きく変わるでしょう。事前にカメラ映りを確認し、明るくクリアな映像で面接に臨めるように工夫することが大切です。

背景に気を配る

Web面接では、あなたの背後にある背景も面接官の目に触れます。生活感が出てしまうものを片付けたり、バーチャル背景を使用したりするなど、清潔感のある環境を作ることが重要です。

また、Web面接はPCやタブレットのほかに、スマートフォンを使用したい方もいるでしょう。「Web面接はスマホで受けられる?注意点や事前に準備しておくことを解説!」のコラムでは、Web面接をスマホで受ける前にするべき準備やマナーを解説しているので、チェックしてみてください。

面接練習が不安なら就職・転職エージェントを活用しよう

面接練習が正しく行えているか不安なら、就職・転職エージェントを活用するのがおすすめです。就職・転職エージェントに相談すれば、経験豊富なキャリアアドバイザーが面接官役となり、実践的な面接練習を行うことができます。プロからフィードバックを受けることで、客観的な視点を取り入れ、弱点克服につなげられるでしょう。

「面接できちんとした受け答えができるか不安」「面接練習の仕方が分からない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職支援を行う民間のサービスです。

求職者一人ひとりの適性に合わせた求人の紹介や、企業にアピールできる書類作成のアドバイス、面接対策などのサポートを行います。模擬面接ではキャリアアドバイザーが面接官役を務め、改善点も一緒に確認が可能。当日の服装や面接マナーもアドバイスしますので、安心して本番を迎えられるでしょう。サービスはすべて無料なので、悩んでいる方はぜひ利用してみてください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube