ハタラクティブ
ハタラクティブ

ニート向けの就職支援を活用しよう!主なサービス内容や利用のコツを解説

ニート向けの就職支援を活用しよう!主なサービス内容や利用のコツを解説の画像

この記事のまとめ

  • ニートとは、「15~34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者」のこと
  • ニートの就職支援機関は、「サポステ」「ハローワーク」「就職エージェント」など
  • ニートの就職支援を受ける前に、生活リズムを整えたり社会参加したりすると良い
  • ニートの就職支援を受けるときは、事前に就職への気持ちを整理しておくとスムーズ
  • ニートが就職を成功させるには、なるべく早く就職活動を開始するのがおすすめ

ニート向けの就職支援を活用したくても、サービス内容やそれぞれの違いが分からず、一歩踏み出せないという方もいるでしょう。

ニートの方向けの就職支援機関には、「地域若者サポートステーション」や「ハローワーク」といった行政による機関や、民間企業が運営する「就職エージェント」などがあります。それぞれのサービス内容や強みは異なるため、上手に活用するには、違いをしっかり比較する必要があるでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えながら、ニート向けの就職支援機関の種類やそれぞれの特徴について解説。また、支援機関を活用するためにするべきことや、就活を成功させるためのポイントもご紹介します。
あなたに合った就職支援を受けるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ニートの定義

ニートは「15~34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者」と定義されています。若年無業者と呼ばれることもありますが、どちらも同じ意味の言葉です。

厚生労働省の調査によると、ニート人口と年齢層に占める割合は、以下のように推移しています。
ニート人口と年齢層に占める割合のグラフのイメージ

引用:厚生労働省「第1-(5)-71図 若年無業者の動向

統計によると、2020年度時点のニート人口は約69万人。同年齢層の人口の2.8%を占めています。また、35~44歳の無業者は、同年齢層の人口の2.5%にあたる39万人でした。
年度によって多少のばらつきはあるものの、ニート人口は各年齢層ごとに2~3%の間で推移しており、一定数存在していることが分かります。

ニートと引きこもり、フリーターの違いは?

ニートと引きこもり、フリーターは、混同されがちな言葉であるものの、指している状態が異なります。それぞれの定義について確認していきましょう。

厚生労働省の「ひきこもりVOICE STATION」によると、引きこもりとは、「様々な要因の結果として、就学や就労、交遊などの社会的参加を避けて、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態」を指す言葉です。

ニートとの違いは、就労や就学だけでなく、友人との交流や外出といった社会参加全般を回避していること。家族以外との関わりをもたず、家にこもっている状態を引きこもりといいます。

一方、厚生労働省の「フリーターについて」によると、フリーターの定義は、「15~34歳の若年者(学生及び主婦を除く)のうち、勤め先における呼称がアルバイト又はパートである者」です。正規雇用ではないものの、働いている場合は、「ニート」や「引きこもり」には当てはまりません。

参照元
厚生労働省
第1-(5)-71図 若年無業者の動向
まず知ろう!「ひきこもりNOW」!
IV フリーターについて

ニートや引きこもりにおすすめな就職支援機関

ニートや引きこもりにおすすめな就職支援機関

  • 1.地域若者サポートステーション
  • 2.ジョブカフェ
  • 3.ハローワーク
  • 4.就職エージェント

ニートの支援機関が多く、どれを選ぶべきか分からず悩んでしまう方もいるかもしれません。それぞれに異なる強みや特色があるため、あなたに合うサービスを見つけることが大切です。

ここでは、ニートや引きこもりの方におすすめな就職支援機関をご紹介します。

1.地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーションとは、15~49歳までのニートや引きこもりといった、仕事をしていない方を対象とした就職支援機関です

サポステの強みは、専門知識をもったスタッフとの面談やコミュニケーション能力を改善できる講座を通じて、人間関係や社会生活の不安を解消できること。「いきなり就活は抵抗がある…」という方も、徐々に仕事へのモチベーションを上げられますよ。

もちろん、職業体験やビジネスマナー講座、就活セミナーといった、就活に役立つサービスも充実しています。就職後の相談も可能なため、一歩踏み出したいニートの方にぴったりのサービスでしょう。

参照元
厚生労働省
サポステ

2.ジョブカフェ

ジョブカフェとは、若者が就職するためのサービスをワンストップで受けられる、都道府県が設置している就職支援機関です。施設によって対象年齢は異なるものの、概ね20~30代の求職者への支援を行っています。

ジョブカフェは、都道府県ごとの特色を活かしたセミナーや職場体験を受けられるのが特徴。地域に根ざしたサービスが充実しているため、地元で就職したいという方におすすめです。

また、合同説明会や就職セミナーといったイベントも定期的に開催されています。地域の企業を知れたり、就活の疑問を解決できたりする機会が豊富なことも、おすすめするポイント。多角的なサポートを受けながら、安心して就活が進められますよ。

参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援

3.ハローワーク

ハローワークは、厚生労働省が運営している就職支援機関です。全国500ヶ所以上に設置されており、職歴や年齢を問わず、仕事を探している人なら誰でも利用できます。

ハローワークの強みは、全国のハローワークに寄せられた、豊富な求人情報が閲覧できること。地元の優良企業や、求人サイトでは見つけられない中小企業など、見逃しがちな求人情報も見つけられますよ。

また、ハローワークインターネットサービスを利用すれば、場所を問わずに求人を検索することが可能です。どのような求人があるかを知りたいニートの方は、まずはインターネットサービスを利用してみるのも良いでしょう。

職業訓練をしながら支援金も受けられる制度がある

ハローワークで受けられる魅力的なサービスの一つが、職業訓練です。職業訓練とは、就労に向けて必要な知識・技術を身につけられる訓練のこと。ものづくりや介護、パソコンスキルといった豊富な内容から、学びたいものを一つ選んで受講できます。

職業訓練は、失業保険を受給しながら受けられる公共職業訓練と、受給できない人向けの求職者支援訓練の2種類。求職者支援訓練では、雇用保険が受給できない方や受給期間が終了した方に向け、月10万円の支援金を給付する求職者支援制度があります。

失業保険が受けられないニートの方も、収入や資産の条件をクリアすれば、支援金を受給しながら職業訓練が受けられますよ

参照元
厚生労働省
ハローワーク
求職者支援制度のご案内

4.就職エージェント

就職エージェントとは、民間企業が運営している就職支援機関のこと。「20代向け」や「エンジニア向け」といったように、特定の年齢層や業界・職種に特化したサービスが多く存在しています。

就職エージェントは、専門知識をもったキャリアアドバイザーが担当制で対応するのが一般的なため、きめ細やかな支援を受けられるのが魅力です。「ニート期間が長くて不安」「就活のやり方が全く分からない」といった、就職活動に対する不安に寄り添いながら、就活の進め方を丁寧に教えてもらえます。

チャットや電話で質問ができる場合もあるため、疑問を解消しながら、あなたのペースで就活を進められるでしょう。

不安なら専門家への相談やニート同士との交流から始めよう

「ニートからいきなり就職支援を受けるのは不安」という方は、ひきこもり地域支援センターを利用してみることをおすすめします。ひきこもり地域支援センターとは、ニートや引きこもりの方の生活や社会復帰を支援する機関のことです。

コーディネーターによる相談支援やニートの方同士の交流会をとおして、社会や地域での居場所づくりやネットワークの構築をサポートしています。徐々にコミュニケーションの機会を増やしたり、行動範囲を広げたりできるので、無理なく社会活動に慣れていけますよ。

ひきこもり地域支援センターの場所を知りたい方は、ひきこもりVOICE STATIONの「全国の相談窓口はこちら」からお探しいただけます。
また、ひきこもり地域支援センターは、サポステやハローワークといった就労支援機関と提携して支援を行っています。段階的に就職を目指していけるため、ぜひ活用してみてくださいね。

参照元
厚生労働省
ひきこもり支援推進事業

ニートが支援を受ける前にしておくと良いこと

ニートが支援を受ける前にしておくと良いこと

  • 生活習慣を見直す
  • 社会や人と関わる機会を増やす
  • 社会復帰に対する気持ちを整理する

ニートの方のなかには、生活習慣の乱れや不安な気持ちから「就労支援を受ける勇気が出ない」という方もいるかもしれません。就労支援を受けるには、身体や心の調子を整えておくことが大切です。

万全の状態で支援を受けるためにも、ニートの方は以下の3つを意識してみてください。

1.生活習慣を見直す

ニート期間中に不規則な生活が身についてしまった方は、生活習慣を見直してみましょう。昼夜逆転の生活や運動不足が常態化してしまっていると、支援機関のサービスが受けられないだけでなく、就職後の疲れやストレスの原因にもなりかねません。

まずは、「いつもより30分早く寝る」「朝ごはんをしっかり食べる」といった、簡単な改善方法を試してみましょう。慣れてきたら簡単な運動を取り入れたり、一日のスケジュールを決めて行動してみたりと、徐々に活動量を増やしてみてくださいね。

2.社会や人と関わる機会を増やす

ニート期間中に、人との関わりや社会参加の機会が減ってしまったという方は、外部との交流の機会を増やすことも大切です
ニート生活の間は、「身内や近しい人としかコミュニケーションを取っていない」という方もいるでしょう。しかし、支援機関の利用時や就職後は、初対面の人とも円滑にコミュニケーションを取らなくてはいけません。

ひきこもり地域支援センターで引きこもりやニートの方同士の交流会に参加してみたり、サポステのスタッフへ相談したりすることから始めても良いでしょう。交流しやすい環境や相手から始め、少しずつコミュニケーションの輪を広げていくことが大切です。

3.社会復帰に対する気持ちを整理する

ニート生活から正社員就職を目指すときは、どうしても「自分にできる仕事はあるのか」「職歴がなくても大丈夫か」と不安になってしまいますよね。そのようなときは、就職に対する不安や疑問を整理し、言語化するのがおすすめです

漠然とした不安や悩みを一人で抱えたままだと、どうしても就職活動に後ろ向きになってしまうもの。気持ちを整理することで、あなた自身の考えがまとまり、前向きになれる可能性があります。
また、カウンセリングや面談であなたの気持ちが伝わりやすくなったり、支援員から効果的なアドバイスや解決策を教えてもらえるといった効果も期待できますよ。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

太田雅子

太田雅子

ニートの方が就職するためには、ニートになった理由を整理しておくと良いでしょう。「ニートとなった理由」や「ニート期間をどう過ごしていたか」は、採用担当者に聞かれることが多い質問です。ニートになった理由や反省を踏まえ、就業意欲をアピールするために、ニート期間中の気持ちや就職に向けた考えをまとめておきましょう。

わたしたちハタラクティブは、ニートの方が自信をもって就職するためのお手伝いをしています。マンツーマンのヒアリングを行って支援するため、あなたの気持ちを整理しながら就職活動の見通しを立てられますよ。ぜひお気軽にご相談くださいね。

ニートが就職活動を行うときのポイント

ニートが就職活動を行うときのポイント

  • なるべく早く行動に移す
  • 経歴を問わない求人を中心に探す
  • 就職支援機関を積極的に活用する

ニートの方が就職活動を行うときは、闇雲に進めるだけでは採用までに時間がかかってしまう恐れも。「なるべく早く行動する」だけでなく、「応募しやすい求人に絞る」「疑問や不安があるならプロを頼る」といったポイントを押さえておきましょう。

1.なるべく早く行動に移す

ニートの方は、選択肢を広げるためにも、なるべく早く就職活動を開始するようにしましょう
就活市場では、20代の若い人材は、将来性や柔軟性といったポテンシャルが評価される傾向にあります。実務経験やスキルがなくても挑戦できる求人の割合が高いため、ニートの方が応募できる求人の選択肢も豊富です。

また、ニート生活が長引くと、企業から「なぜ働かなかったのか」「すぐ辞めてしまうのでは」といった懸念を抱かれかねません。マイナスのイメージを払拭することは簡単なことではないため、ニート期間は長引かせずなるべく早く行動に移しましょう。

30代になると就職の難易度が上がる傾向にある

30代になると、未経験の業界・職種への就職は難易度が上がる傾向にあるため、注意が必要です
企業は、30代の人材に対し、即戦力として活躍できる実務経験やスキルを求めています。そのため、未経験可の求人が限られてしまうのです。

また、30代で就職できたとしても、上司が年下だったり、仕事に慣れるまでに時間がかかったりと、やりにくさや苦労を感じる恐れも。そういったリスクを回避するためにも、早く行動することが大切です。

2.経歴を問わない求人を中心に探す

効率良く就活を進めたいニートの方は、経歴を問わない求人を中心に探してみてください
「未経験歓迎」「経歴不問」といった求人は、ポテンシャルや意欲を評価されやすく、ニートの方が採用される可能性が高いといえます。入社後に業務の進め方やスキルを学べる体制が整っていることも多く、無理せず仕事を覚えられるでしょう。

実務経験や資格などが条件の求人には、経験豊富な求職者が集まるため、ニートから内定を得られるチャンスが遠のいてしまう恐れがあります。ニートの方は経歴が不利になりにくい求人に注目し、条件をよく確認してから応募するようにしましょう。

3.就職支援機関を積極的に活用する

就活が初めてだったり久しぶりだったりするなど、就職に不安を感じているニートの方は、積極的に就職支援機関を活用するのがおすすめです

一人で悩んでいても、なかなか解決策が見つからずにさらに悩んでしまうといった悪循環に陥ってしまうもの。就職支援機関を活用すれば、専門知識をもったキャリアアドバイザーから、適切なアドバイスや解決策を提案してもらえますよ。

「ニートから正社員になりたい」「就活のやり方が分からないので支援してほしい」という方は、ハタラクティブをご活用ください。ハタラクティブは、20代の若年層を中心に支援を行っている、就職・転職エージェントです。

キャリアアドバイザーが、ヒアリングをとおしてあなたの悩みや気持ちに寄り添い、適性に合った求人情報をご紹介。未経験歓迎の求人を多く扱っているため、職歴に不安のあるニートの方も、複数の選択肢のなかから自分に合った仕事を探せます。「やりたいことが分からない」という方には、仕事の探し方や適性の見極め方からお伝えしますよ。

また、応募書類の添削や模擬面接といった選考対策のサポートもお任せください。ニート期間の説明やあなたの魅力のアピール方法、ビジネスマナーなど、一つずつ丁寧に指導します。入社後のアフターフォローも行っているため、安心して正社員就職ができるでしょう。
サービスはすべて無料で受けられるため、まずはお気軽にご相談くださいね。

ニートの就職支援に関するQ&A

ニートの方が就職支援を受けるときによくある質問について、Q&A方式でお答えします。

ニート支援を行うNPO法人ではどのようなサービスが受けられる?

NPO法人とは、特定非営利活動法人とも呼ばれ、社会貢献のために設立された団体のことを指します。行政の支援機関や民間の就職・転職エージェントと同じく、ニートの就労に関する多角的な支援を提供しているのが特徴です。

居場所づくりや自立のための生活支援に力を入れている団体や、就労に向けた相談や職業体験といった就職支援を主に行っている団体など、団体によってサービスの内容は大きく異なります。

NPO法人の利用を検討しているニートの方は、いくつかの支援団体を比較して、自分の受けたい支援内容や性格に合った団体を選ぶと良いでしょう。

30代ニートが利用できる就職支援はありますか?

30代のニートの方は、地域若者サポートステーションやハローワークを利用できます。サポステは49歳まで、ハローワークは年齢制限を設けていないため、お気軽に活用してみてくださいね。

また、民間の就職エージェントでも就職支援サービスを提供しています。エージェントによって、若年層向け、ハイクラス向けなどさまざまな種類があるので、自分の状況にあったサービスを選びましょう。

ずっとニートだったため、働ける自信がありません…

いきなり就職活動を始めることに不安がある方は、地域若者サポートステーションやハローワークといった、就職支援機関の利用から始めてみましょう。

サポステでは専門家による面談や職業体験、ハローワークでは職業訓練といった、就職に向けたサポートが受けられます。就職支援機関については、このコラムの「ニートや引きこもりにおすすめな就職支援機関」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。


また、正社員就職を目指す前に、アルバイトで経験を積むのもおすすめです。勤務時間や日数が比較的自由に選べるほか、簡単な仕事から働けるため、少しずつ就労への自信がついていくでしょう。

ニートにおすすめの就職支援機関はありますか?

ニートの方が就職支援機関を利用するなら、就職エージェントがおすすめです。専任のキャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを行うため、就職に関する不安や疑問などを解消しながら、自信をもって就活に臨めるでしょう。

就職・転職エージェントのハタラクティブでは、あなたの希望や適性を踏まえ、未経験から活躍できる求人を厳選してご紹介します。「ニートの就職は難しいのでは…」と悩んでいる方も、まずはお気軽にご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube