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ニートにおすすめの就職支援サービスをご紹介!準備を整え正社員を目指そう

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この記事のまとめ

  • ニートにおすすめの就職支援サービスは、ハローワークや就職エージェントなどがある
  • 就職支援だけでなく、ニートやひきこもりの相談を受け付けている施設もある
  • 窓口での面談のほか、電話やメールで相談できる就職支援サービスもある
  • ニートから就職を目指すときは、資格やスキルを勉強してみるのも一つの方法

「ニートからの就職に不安がある」「何から始めれば良いか分からない…」といったご相談を受けることがあります。就職活動を進めるときは、さまざまな疑問や不安がありますよね。特にニートの方は、スキルや経歴に自信が持てず、最初の一歩をなかなか踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

しかし、ハローワークやジョブカフェ、就職・転職エージェントなど、ニートの方が利用できる就職支援サービスはいくつもあります。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えつつ、就職支援サービスの特徴や、ニートから就職を目指すときのポイントを解説。内容を参考にしながら、就職活動をスタートしてみてください。

ニートにおすすめの就職支援サービス6選

ニートにおすすめの就職支援サービス6選

  • ハローワーク
  • 地域若者サポートステーション
  • ジョブカフェ
  • 子ども・若者総合相談センター
  • ひきこもり地域支援センター
  • 就職・転職エージェント

1人で就職活動を行うのは不安が大きいですよね。「何から始めたら良いのか分からない」「ニートからの就職活動で気をつけるポイントは?」など知っておきたいことも多いと思います。

そんなときは、就職支援サービスを活用してみるのがおすすめ。以下では、ニートの方が就職を目指すときに利用できる6つの就職支援サービスをご紹介します。

1.ハローワーク

ハローワークは、国が運営する就職支援サービスで全国各地に設置されています。ハローワークでは求人情報を検索するだけでなく、窓口で希望の就職先を伝えて求人を探してもらったり、就職活動の進め方を相談したりすることが可能です。

また、職業訓練や就活セミナーなども受けられるので、どのような就職支援を行っているのか、一度最寄りのハローワークを訪れてみると良いでしょう。

なお、ハローワークの利用に年齢制限はありません。20代のニートの方だけでなく、30代・40代から就職を目指している方も活用してみてくださいね。

参照元
厚生労働省
ハローワーク

2.地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーション(サポステ)は、「就職に対して前向きになれない」「働くこと自体に不安がある」といった悩みを抱えているニートの方におすすめの就職支援サービスです。

就職活動をスタートする前に、あなたが感じている不安やニートとして生活していた理由、置かれている状況などを伝えると、解決に向けたアドバイスをもらえます。地域若者サポートステーションには、「就職への一歩を踏み出したい」と考える方が多く訪れているようです。

ハローワークと同様に国が運営する就職支援サービスのため、全国各地にあるのも特徴。近くにない場合は電話やメールで相談もできます。また、無料でコミュニケーション講座やビジネスマナー講座、職場体験プログラムといった支援も受けることが可能です。

なお、地域若者サポートステーションは「15歳から49歳まで」と、対象となる年齢を設けています。

参照元
厚生労働省
サポステ

3.ジョブカフェ

ジョブカフェは、各都道府県が主体となって運営している就職支援施設です。地域によって「●●ジョブステーション」「△△就職支援センター」などのように呼び方が異なります。

ジョブカフェでは求人情報を探すだけでなく、カウンセリングや就職セミナー、面接対策など、就職活動全般をサポートしてくれるのが特徴。さらに、働くためのマナー教育やビジネススキルの習得など、地域ごとにさまざまな就職支援を無料で実施しているようです。

また、ジョブカフェは就職したあとの相談もできるので、「職場になじめない」「仕事が合わない」などの悩みが出てきた場合のアドバイスももらえます。

利用できる年齢は「30代前半まで」「40代まで」など、それぞれのジョブカフェによって異なるのでWebサイトで確認してみてください。

参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援

4.子ども・若者総合相談センター

子ども・若者総合相談センターは、都道府県や市区町村に設置されている無料相談窓口です。就職を目指す際のアドバイスだけでなく、ニートやひきこもり、不登校など生活全般における悩みを聞いてくれます

また、生活に困っている場合には具体的な改善策も提案してくれるので、金銭的な理由から「できるだけ早く就職したい」と考えているニートの方は相談してみると良いでしょう。

参照元
内閣府
子ども・若者支援地域協議会、子ども・若者総合相談センター

5.ひきこもり地域支援センター

ひきこもり地域支援センターは、ニートやひきこもりなど、社会から距離を置いて生活している方の社会復帰をサポートするサービスです。全国に相談窓口があり、ひきこもり支援専門のスタッフが、就職や生活に関する相談にのってくれます。

また、ひきこもり地域支援センターは、ハローワークや福祉施設、NPO法人など幅広い機関と連携をとっているので、相談内容に応じたサービスを紹介してもらうことも可能です。

参照元
厚生労働省
ひきこもり支援ポータルサイト「ひきこもりVOICE STATION」

6.就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは、プロの就活アドバイザーが在籍している、民間の就職支援サービスです。自分に合う仕事を紹介してもらえるだけでなく、面接対策やスケジュール調整、履歴書の添削など就職活動にまつわるさまざまなサポートを受けられます。

正社員として就職した経験がないニートの方や、「就職できないのでは」と不安な方にとって心強い味方になるでしょう。

なお、就職・転職エージェントは、「看護師向け」「20代の若者向け」のように、利用できる年齢やスキルが絞られている場合があります。エージェントを利用するときは、ニートの就職支援を行っているか確認しましょう。

ニートの方向けの就職支援機関については「ニート向けの就職支援を活用しよう!主なサービス内容や利用のコツを解説」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ニートが就職支援サービスを利用するメリット

就職に対し自信を失ってしまったニートの方にとって、就職支援サービスは非常に有効な手段といえるでしょう。就職活動の情報を集められるうえ、人に悩みを相談することで安心できたり、就職への道筋を立てられたりするからです。

また、第三者の意見を聞くことによって、自分では気づかなかった強みや、向いている仕事が見つかる可能性もあります。

ニートの定義は?

厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書(63p)」では、「ニートとは15歳から34歳までの非労働者のうち、通学も家事もしていない独身者」と定義されています。
以下で、その内容を詳しく見ていきましょう。

参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究

1.通学していない

まず、ニートの基本的な一面として、「通学していない」という要素が挙げられます。定期的な学校教育に参加しておらず、何らかの学位や資格を目指していない人を指すのが一般的です。

たとえば、高校や大学を中退した場合や、卒業後に進学をしなかった方などが該当します。

2.働いていない

次に、ニートには「働いていない」という要素があります。アルバイトや自営業、家事手伝いなどを一切行っていない場合、この「働いていない」に該当するでしょう。

なかには、何らかの事情によって、あえて就職していない人もいると思います。

3.就職活動をしていない

3つ目のニートの定義として「就職活動をしていない」という要素があります。求人情報を調べたり面接を受けたりするなどの、積極的な行動を起こしていない状態が該当するでしょう。

また、就職のために資格の勉強をしたり、職業訓練を受けたりもしていない場合は、「就職活動をしていない」に含まれます。

ニートとひきこもりの違いは?

一般的にひきこもりは、社会との関わりを極力避ける生活を送っている方を指す言葉です。

一方でニートは仕事や通学、就職活動をしていない状態を指すので、社会と接する意志があるかどうかは一人ひとり異なります。

ニートから就職を目指す前の準備

ニートから就職を目指す前の準備

  • なぜ働くのかを考えてみる
  • 家族以外の人と関わる時間を増やす
  • 生活リズムを整える
  • 就職への恐怖心を取り除く

ニートの方が就職を目指すときは、なぜ働くのかを考えてみたり、生活リズムを整えたりすることから始めてみましょう。

ここでは、ニートの方におすすめの準備を4つご紹介します。

1.なぜ働くのかを考えてみる

ニートの方が就職を目指すときは、「自分が働く理由」を明確にしましょう。たとえば、経済的な理由や生活の質を上げるため、自分の能力を試すため、社会とのつながりを持つためなど、目的は人それぞれ異なります。

自分自身が納得する理由や動機を明確にしておけば、就職活動で困難に直面した際も、乗り越えられるはずです。

2.家族以外の人と関わる時間を増やす

仕事をするにあたっては、周囲の人と良好な人間関係をつくることが大切です。就職する前に徐々に家族以外の人とのコミュニケーションを増やしていくことで、対人スキルや社会性を身につけられるでしょう。

就職すると職場の同僚や上司、お客さまや取引先企業など、さまざまな人と関わる機会があります。趣味を通じた仲間と交流したり、興味のある地域活動へ参加したりするなど、できることから始めてみましょう。

3.生活リズムを整える

生活リズムが崩れてしまっているニートの方は、早寝早起きの習慣を身につけることも重要です。就業時間は職種や職場によって異なるものの、午前8~9時に業務がスタートする会社が多くあります。

また、働くうえでは、期日に向けてスケジュールを立てることもあるので、自分で時間の管理を行えるようにしておくと役立つでしょう。

4.就職への恐怖心を取り除く

ニートの方のなかには、就職に対して恐怖心を抱いている方もいるかもしれません。「一度就職したけど人間関係が上手くいかず退職した」「数年間働いていないので仕事そのものに不安がある」など、就職に恐怖を感じる理由はさまざまでしょう。

しかし、ニートから就職を目指すのであれば、勇気をもって一歩踏み出すことが大切。まずは、何に恐れを感じているのか、どうすればその恐怖心を取り除けるのかを、じっくりと考えてみましょう

世の中には多種多様な職業や働き方があるので、あなたにとって安心して就職できる会社がきっと見つかるはずです。

ニートから就職を目指す際の準備については「ニートから就職できる?主な悩みやおすすめの就職支援サービスを紹介」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

就職前にアルバイトをするのも一つの方法

ニートからいきなり就職するのが不安な方は、アルバイトから始めてみるのもおすすめです。まずは短時間での勤務を経験することによって、時間を意識した生活や、人とのコミュニケーションに少しずつ慣れていけるでしょう。

アルバイトで得たスキルや知識は、就職活動のときにもアピールできるので、正社員として働いた経験がない場合は、選択肢の一つとして考えてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

ニートやフリーターなど、正社員未経験の人を受け入れている会社はあります。また、その仕事が未経験であっても問題なく業務に就けるように、研修制度や資格取得制度を整えている会社もありますよ。

ただし、就職やアルバイトの経験が一度もない場合は、履歴書や面接でどのように自分をアピールするかが大事なポイントになります。「自分ではアピールの仕方が分からない」というニートの方は、わたしたちキャリアアドバイザーにご相談ください。

就職に対する悩みやこれまでの体験などを聞いて、あなたならではのアピールポイントを見つけ、就職の軸を言語化していきます。

ニートの就職活動を成功させるためのポイント

ニートの就職活動を成功させるためのポイント

  • 就職に活かせる資格やスキルを勉強してみる
  • ニートの期間に何をしていたかを記録しておく
  • 人手不足の業界や「未経験歓迎」の求人を選ぶ

ここでは、ニートからの就職活動を成功させるポイントを3つご紹介します。

1.就職に活かせる資格やスキルを勉強してみる

ニートの方には、就職後に活かせる資格やスキルを勉強しておくのがおすすめです。

就職先の仕事内容に直接結びつくスキルがあると、面接時に入社意欲や成長の可能性をアピールしやすいでしょう。たとえば、パソコンスキルや語学、IT関連の資格などが挙げられます。

興味のある分野や就職したい会社で、どのようなスキルを求められているかを調べて、学んでみましょう

ニートの期間が長引かないよう注意が必要

就職のために資格やスキル取得を目指す場合は、ニートの期間が長引いてしまわないよう注意が必要です。ニートの期間が長引き年齢を重ねると、求人の選択肢が狭くなる傾向にあります。

また、ニートの期間が長期になればなるほど、企業から「きちんと働けるのか」「すぐに辞めてしまわないか」といった懸念を抱かれる恐れも。いつから就職活動をスタートするかを決めて、勉強の計画を立てましょう。

2.ニートの期間に何をしていたかを記録しておく

就職活動の面接では、「働いていない期間(空白期間)に何をしていたか」といった質問を受ける可能性があるため、メモに残しておくと役立ちます。

また、ニートとして生活をしていた理由をはじめ、仕事をしていない期間に経験したことや、学んだことなどを記録しておきましょう。

ただし、ネガティブな内容ばかりになってしまうと、面接官に悪い印象を与える場合もあるので注意が必要です。自分の体験をもとに、企業から「ぜひ採用したい」「成長の可能性がある」と感じてもらえるような伝え方を考えましょう。

空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムでは面接や履歴書での空白期間の伝え方を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

努力したことは面接で積極的にアピールしよう!

ニートの方が面接に臨む際は、これまでの努力や成果を積極的にアピールすることが大切です。たとえば、学生時代の部活動に励んだ経験や、特定の分野に関して知識を深めるために行った努力などは、問題解決能力あるいは意欲の高さをアピールできます。

あなたの経験がどのように職場で活かせるかを伝えると、より効果的でしょう。

3.人手不足の業界や「未経験歓迎」の求人を選ぶ

ニートからの就職活動の際は、求人の選び方も大切な要素の一つです。たとえば、介護業界や運送業、建設業などは人手不足のため、求人数が多い傾向にあります。

また、「未経験歓迎」と記載されている求人は、資格やスキルがなくても始めやすいので、経験を積むのに適しているでしょう。

ニートからの就職におすすめの業界

福祉業界やIT業界、運送業などは今後もさらなる需要が見込まれます。ほかにも、飲食業や情報サービス業、小売業、警備の仕事などもおすすめです。これらの業界では未経験の方にも応募のチャンスが豊富にあります。

「ニート向けの就職支援サービスを探している」「就職したいけどできるか不安」と感じている方は、就職・転職サービスのハタラクティブにご相談ください。

マンツーマンでカウンセリングを行うので、不安や希望を丁寧に聞いて、あなたにピッタリの求人をご紹介することが可能です。

また、「就職したいけど、やりたいことがない」「アピールできるスキルがない」といったニートの方のお話も、専任のキャリアアドバイザーが丁寧に伺います。登録・相談はすべて無料なので、お気軽にお問い合わせくださいね。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube