この記事のまとめ
- 高卒ニートから就職を目指すなら早めに行動しよう
- 高卒ニートの就職には自己分析や面接対策、ニート期間の前向きなアピールが重要
- 工場スタッフや事務職、介護職など高卒ニートでも就職しやすい職業が多数ある
- 高卒ニートからの就活に不安を感じる場合は、就職・転職エージェントを活用しよう
高卒ニートの就職が可能かどうか、不安を感じている人もいるでしょう。豊富にある仕事の中から自分に合うものを見つけたり、何をすればよいか分からず行動に移せなかったりする人もいるのではないでしょうか。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えつつ、高卒ニートが就職する方法について解説します。高卒ニートから就職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
高卒ニートは就職できる?
厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(概要)」によると、若者支援を受けたニートのうち、約半数が就職に成功しています。
この調査は高卒者だけを対象としたものではありませんが、適切な支援を受けることで、ニートから就職への一歩を踏み出せる可能性が高いことを示しています。
ニート期間と就職成功率の関係について、以下とされています。
| ニート期間 | 就職成功率 |
|---|---|
| 1年以下 | 44.2% |
| 1年超~3年以下 | 45.1% |
| 3年超~5年以下 | 50.7% |
| 5年超 | 42.3% |
参照:厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究報告書(p.12)」
上記のデータから、若者支援を受けたニートはニート期間に限らず、就職成功率40%以上を記録していることが分かります。高卒ニートの期間が長くても、適切な公的支援やエージェントのサポートなどを受ければ、就職への一歩を踏み出せる可能性が高くなるでしょう。
ただし、このデータは特定の支援施設での結果であり、就職した人の多くがアルバイト雇用でした。高卒ニートの期間が長引くほど、正社員としての就職が難しくなる傾向は否定できません。そのため、正社員就職を目指す人は、できるだけ早めに就職活動を始めることが重要であると言えるでしょう。
なお、このデータは2019年のもので、やや古い資料となるため、あくまでも参考程度にしてください。
参照元
厚生労働省
ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(概要)
高卒ニートの現状
高卒ニートでも就職は可能ですが、就職を成功させるためには、現状を正しく理解しておくことが重要です。ここでは、ニートの割合や高卒の就職率などについて、詳しく解説します。
完全失業者は全体の2.5%
まずはじめに、完全失業者とは一般的にニートとされる人に近い定義のことです。厚生労働省の「労働力調査に関するQ&A(回答)」によると、完全失業者とは、以下に当てはまる人とされています。
- ・仕事についていない
- ・仕事があればすぐに就くことができる
- ・仕事を探す行動をしていた
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果」によると、2024年の完全失業率は平均で2.5%とされており、2023年の完全失業率より0.1%低くなっているとされています。
また、過去10年を見ても完全失業者の割合に大きな変動はありません。以上のデータより、完全失業者は低い水準で、一定数存在することがわかります。
参照元
総務省統計局
労働力調査に関するQ&A(回答)
15~24歳のニートの割合は多い
同資料の若年層の完全失業者率を見ると、高卒ニートが該当する年齢階級の完全失業者の割合は他の年代に比べて、やや高いとされています。
| 年齢階級 | 完全失業者の割合 |
|---|---|
| 15~24歳 | 4.0% |
| 25歳~34歳 | 3.4% |
| 35歳~44歳 | 2.3% |
| 45歳〜54歳 | 2.1% |
参照:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果(p.13)」
高卒ニートは、15歳~34歳の働いていない人のうち、家事も通学もしていない人である「若年無業者」にあてはまります。上記のデータから、15歳〜24歳は、ニートになる可能性が高い一方で、年齢が上がるにつれてその状態から脱する人が多くなる傾向があることがわかります。
高卒ニートが、正しい就職の方法を知ったり、適切な支援を受けたりすることで、社会復帰は十分に可能だと考えられるでしょう。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果
高卒の63.5%が正社員就職している
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、高卒の63.5%が正社員就職をしています。最終学歴ごとの正社員割合を以下の表にまとめました。
| 最終学歴 | 正社員の割合 |
|---|---|
| 中学 | 34.0% |
| 高校 | 63.5% |
| 大学 | 87.3% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(p.13)」
上記のデータから、学歴が高くなるほど、正社員として働いている若者の割合が高いことがわかります。学歴が就職に影響するとは限りませんが、上記の結果を理解しつつ、高卒ニートが就職できる方法を見つけることが大切です。
後に「高卒ニートから就職を叶える方法」について、解説するので参考にしてくださいね。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
「高卒ニートは人生おわり」は本当?
高卒ニートだから「人生がおわり」ということはありません。先述したとおり、高卒ニートが該当する15〜34歳のニートの割合は少ないです。
また、厚生労働省の「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書」によると、20〜24歳のニートのうち、ニート期間が1年以内の人の就職率は約70%、5年超の人の就職率は約2%とニート期間が短いほど、就職率も高くなることがわかります。
そのため、ニートの割合が少ない、かつニート期間が短い高卒ニートは、就職できる可能性も高く「人生おわり」ということはないでしょう。ニートとして生活する理由は人それぞれ
ニートとして生活する理由には、「就職活動が上手くいかなかった」「病気やケガのため働けなくなった」「経歴やスキルに自信がない」などが挙げられるでしょう。ほかにも、「就職活動に不安がある」「やりたい仕事がない」といった理由から、結果的に高卒ニートになった方もいるかもしれません。
ニートの期間が長くなると就職に対する意欲が低下したり、「就職したい」と思ったときに応募できる企業の選択肢が狭くなったりするなどのデメリットがあります。
現在ニートとして生活している方は、やむを得ない場合を除き、できるだけ早く就職活動をスタートするのがおすすめです。
正社員就職にはどのようなメリットがある?
ここでは、正社員として働くメリットをご紹介します。
自分で収入を得ることで生活が安定する
正社員として働くと、経済的な安定をもたらします。家賃や食費、娯楽費といった日常生活に必要な費用を自分の力で賄えるほか、将来のために計画を立てて貯蓄することも可能です。
また、正社員は毎月の給与だけでなく、ボーナスや退職金をもらえたり、住宅手当や育児支援など福利厚生を受けられたりすることもあります。ただし、いくらもらえるかや福利厚生の内容は、会社によって異なるため、気になる方は応募前に確認しましょう。
社会的信用が得られやすくなる
正社員として働くことで、社会的な信用が高まります。たとえば、クレジットカードの審査や賃貸住宅の契約、ローンを組む際など、さまざまな場面で「正社員」という肩書きは社会的な信用を得られやすくなります。
家族や友人との関係においても「働いている」という事実は自信を持って社会と関わる土台となりますよ。また、職場での人間関係を通じて新たな出会いがあり、人脈が広がることも期待できます。社会とのつながりが増えることで、生活の充実度も高まっていくでしょう。
特別な理由がない限り解雇される心配がない
正社員は無期雇用契約(定年まで働ける契約)のため、会社から一方的に解雇されることはありません。「明らかに勤務態度が悪く改善の見込みがない」「会社が倒産する」といった特別な理由がない限り、給与額や業務の量を減らされる心配なく働けます。
一方、会社の経営状況によって大幅に勤務シフトを減らされたり、契約更新をしてもらえなかったりする可能性があるのが、アルバイトや派遣など非正規雇用の特徴です。
キャリアと実績を積み重ねられる
正社員として働くと、責任のある業務を任される機会が増えます。そのため、長期的に経験を積むことでキャリアアップやスキルアップを目指せるでしょう。
また、身につけた知識や実績は、ほかの仕事に転職するときもアピールできますよ。正社員のメリットについては「アルバイトと正社員の違いを解説!メリット・デメリットもお伝えします」のコラムでも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
高卒ニートの就職が不利と言われる理由
就職活動において、不利だと感じる高卒ニートの方もいるかもしれません。なぜ高卒ニートからの就職が不利といわれているかを以下で解説します。
スキルや実績が少ないことを懸念されやすいから
高卒ニートの方に対し「スキルや実績が少ない」といった点を懸念する企業もあります。選考の際は業務を遂行するスキルや、これまで仕事でどのような経験を積んだのかが、一つの判断基準となっていることが多いためです。
とはいえ、応募者に何を求めるかは職種や企業によって異なります。たとえば「未経験歓迎」「学歴不問」と記載がある求人であれば、スキルや実績よりも入社意欲や人柄を重視する傾向があります。高卒ニートからの就職を成功させるためには、どのような企業に応募するかも大きなポイントとなります。
企業が社会経験不足を懸念する可能性がある
長期間のニート生活は、コミュニケーション能力や協調性、仕事への適応力に疑問を持たれることがあります。また、「なぜ働いていなかったのか」という理由について、企業側が懸念を抱く可能性もあります。
これに対しては、アルバイトやボランティア活動など、何らかの社会経験を積むことで対応できるでしょう。また、面接では正直に自分の状況を説明し、ニート期間に学んだことや成長したことをポジティブに伝えることが重要です。
学歴で選べる仕事が狭まることがある
一部の職種や企業では、学歴によって応募資格が制限されることがあります。たとえば、公務員の上級職や総合職、大手企業の総合職などでは大卒以上が条件となっていることが多いです。
しかし、高卒でも十分に活躍できる職種は数多く存在します。技術職や専門職、サービス業など、スキルや人柄が重視される分野では学歴よりも実力で評価されます。
また、入社後に通信教育や社会人大学などで学歴を取得し、キャリアアップを目指すことも可能ですよ。
年齢を重ねるほど求人の選択肢が狭まるから
就職活動においては、年齢が若いほど求人の選択肢が多い傾向にあります。これは、採用の際「自社で成長してほしい」「長期的に活躍してほしい」と願う企業が多いためです。
また、新卒一括採用が主流の日本では、高卒ニートかどうかに関わらず、年齢を重ねるごとに求人の選択肢は狭まります。
ただし、高卒ニートからの就職ができないわけではありません。次の章では、就職を目指す際の具体的なアドバイスをご紹介します。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗
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高卒ニートから就職を叶える方法
ここでは、高卒ニートから就職を叶える方法を紹介します。自分にできそうなことから始めてみてくださいね。
自己分析をして強みを見つける
就職活動の第一歩は、自己分析をして自分の強みを見つけることです。自分の得意なこと、興味があること、大切にしている価値観などを書き出してみましょう。たとえ職歴がなくても、日常生活や学生時代の経験から見つけられる強みはあるはずです。
自己分析の方法としては、紙に箇条書きで自分の特徴を書き出したり、友人や家族に自分の印象を聞いたりするのが効果的。自己分析を通じて「自分は何ができるのか」「どのような環境で働きたいのか」を明確にすることで、就職活動の方向性が定まるでしょう。
資格やスキルを身につける
就職を目指す高卒ニートの方は、実際の業務で役立つ資格やスキルを身につけるのもおすすめです。たとえば、パソコン操作が得意な方にはITパスポートやMOS、介護関連の仕事に就きたい方は介護職員初任者研修といった資格が挙げられます。
たとえ面接の時点で資格取得にいたっていなかったとしても、「就職のために努力している」とアピールすることが可能です。
面接対策を徹底する
面接は、企業にどう評価されるかを決定づける重要なプロセスです。自己PRや志望動機、強みなど、自分の特性をアピールすることが就職成功へのカギとなります。
面接の際は、高校卒業後にニートとして生活していた理由や、その期間に何をしていたかを正直に回答しましょう。反省点や学んだこと、就職後に実現させたいキャリアなども伝えると効果的。
就職活動の面接は、高卒ニートかどうかに関わらず、誰しもが緊張してしまうもの。質問に対する答えを準備し、入室から退室までの流れを繰り返し練習することで、自信を持って面接に臨めるようになるでしょう。
複数の求人に応募する
複数の気になる求人に応募してみることで、就職のチャンスを増やせます。また、業界や職種をあまり絞り過ぎずに、さまざまな企業の仕事内容や給与、福利厚生などを調べるのがポイントです。
就職・転職サイトをはじめ、ハローワークや就職・転職サービスなど、それぞれで得られる求人情報は異なります。はじめから「自分ができることは少ない」と決めつけず、可能な限り多くの求人情報を集めて応募しましょう。
企業の情報を収集する
求人の中で興味のある企業があれば、情報を収集しましょう。企業研究をすることで、面接での質問に的確に答えられるだけでなく、自分に合った企業かどうかを判断する材料にもなります。
企業研究の方法としては、公式Webサイトや採用ページの確認はもちろん、口コミサイトやSNSなどもチェックするとよいでしょう。また、可能であれば会社説明会に参加したり、その会社の商品やサービスを実際に利用してみたりするのも効果的ですよ。
企業の理念や事業内容、最近のニュースなどを把握しておくと「なぜこの会社で働きたいのか」という質問に具体的に答えられます。
ニート期間を前向きにアピールする
就職面接では、ニート期間について質問されると思って事前に準備しておきましょう。ニート期間についての質問に対して、言い訳や嘘をつくのではなく、その期間をどう過ごし、何を学んだかを前向きに話すことが重要です。
たとえば「自分を見つめ直す時間にした」「独学でスキルを磨いた」「家族のサポートをしていた」など、その期間で得たものや成長した点をアピールしましょう。ニート期間について、正直に話しつつも、これからの意欲や決意を伝えることで、マイナスイメージを払拭できる可能性があります。
アルバイトから始めてみる
正社員として就職することに不安を感じる高卒ニートの方は、アルバイトから始めてみるのも一つの方法です。決まった時間に働く習慣を身につけるために、たとえば週3日、3〜5時間程度でスタートし、徐々に勤務時間を長くしていくと良いでしょう。
アルバイトで身につけたスキルや業務の知識をもとに、就職する企業を選択することも可能です。ただし、先述したように、年齢を重ねるごとに求人の選択肢は狭まります。いつごろまでに就職活動を始めるのか、期限を決めておきましょう。
早めに就職活動を始める
ニート期間が長くなればなるほど、就職のハードルは高くなる傾向があります。気持ちの準備ができたら、できるだけ早く就職活動をスタートさせましょう。
就職活動の準備としては、まず履歴書や職務経歴書を作成し、必要に応じて証明写真を用意します。また、スーツなどの面接用の服装も準備しておきましょう。情報収集は継続的に行い、毎日求人情報をチェックする習慣をつけられると良いですね。
「完璧な準備ができてから」と考えているとスタートできないことも多いので、準備しながら応募を始める姿勢が大切です。
就職した経験がある場合は面接でアピールしよう
高卒ニートの方のなかには、過去に正社員として働いた経験がある方もいるでしょう。短期間であっても社会人として働いた経験は、選考時の大きなアピールポイントとなります。その経験を通じて何を学び、どのように成長したのかを面接でアピールすれば、あなたの意欲や可能性が採用担当者に伝わるでしょう。
高卒ニートにおすすめの職業と仕事内容
ここでは、以下の高卒ニートの方におすすめの職業とそれぞれの特徴をご紹介します。
高卒ニートにおすすめの職業と仕事内容
- 工場スタッフ
- ドライバー
- 事務職
- 警備員
- Webライター
- プログラマー
- 営業職
- 介護職
- 公務員
- 接客業
- 建設作業員
工場スタッフ
工場スタッフは、特別な技術や経験を必要としない求人も多く、高卒ニートが就職しやすい職種といえるでしょう。工場スタッフの概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | 工場内で原材料や製品の搬入出、機械清掃、構内清掃、廃棄物処理などを行う |
| 平均年収 | 345.4万円 |
| 向いている人 | ・指示を正確に守れる人 ・安全意識の高い人 ・報告や連絡をきちんとできる人 |
| ポイント | ・男女比は職場、仕事内容などにより異なる ・雇用形態は多様で、非正規社員の割合が高い ・シフト制で早朝勤務になることがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 工場労務作業員」
職場によって異なるものの、工場スタッフは決められた業務を1人で行う場合が多い傾向にあります。そのため、「1人作業が好き」「マニュアルに従って業務を進めたい」と考えている高卒ニートの方におすすめです。
ルート配送ドライバー
自動車の運転が好きな高卒ニートの方には、ドライバーの仕事がおすすめです。特にルート配送ドライバーは人手不足の状態が続いているため、未経験者を受け入れている会社が多くあります。ルート配送ドライバーの概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | 決められた時間とルートで、店舗や事業所に商品を配送し、空容器などの回収も行う |
| 平均年収 | 394.5万円 |
| 向いている人 | ・安全運転ができる人 ・計画的に行動できる人 ・地理に詳しい人 |
| ポイント | ・運転免許(車両に応じた種類)が必要 ・「運行管理者試験」「安全衛生管理者試験」などに合格すると、管理職への昇進できる可能性がある ・一人乗車で担当の店舗や事業所を回るのが基本 |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag ルート配送ドライバー」
なお、ドライバーとして就職するには普通自動車運転免許が必要です。運転するトラックの重量や積載量によっては、専用の運転免許がないと応募できない場合も。しかし、なかには入社後に免許取得を支援してくれる会社もあるので、求人を見るときは応募条件をよく確認しましょう。
事務職
事務職はデータ入力や書類の整理、電話応対などが主な仕事です。企業にとって欠かせないポジションのため、求人も豊富に出ています。事務職の概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | 社内の文書作成、データ入力、電話対応など、定型的な事務作業全般を担当する |
| 平均年収 | 529.6万円 |
| 向いている人 | ・正確さ、几帳面さ、スピード感をもって作業することが得意な人 ・電話応対や来客対応などができる、コミュニケーション力のある人 ・一つの作業を集中して続けられる人 |
| ポイント | ・特別な学歴や資格は不要で、経験を積みながらスキルアップ可能 ・パソコンスキル、文書作成、簿記などに関する資格を取得すると活躍の幅が広がる ・就業時間は規則的なことが多く基本的には残業が少ない |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 一般事務」
パソコン作業が好きな方や企業の運営側に関わりたい方、ほかの部署で働く人のサポートをしたい高卒ニートの方におすすめです。
警備員
警備員の仕事は、学歴や職歴よりも人柄や真面目さが重視される傾向にあるため、高卒ニートの方でも正社員を目指しやすい職種といえます。警備員の概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | 施設や工場、商業施設などで、事故・火災・不法侵入の防止と対応を行う |
| 平均年収 | 353.8万円 |
| 向いている人 | ・迅速な判断、冷静な対応ができる人 ・人の生命や財産を守る意識が高い人 ・時間や規則を守れる人 |
| ポイント | ・勤務形態は施設により異なる(日勤のみ、三交代制など) ・警備会社の約90%は従業員100人未満の規模 ・18歳未満、破産宣告を受けている人、刑務所出所後5年未満の人などは就業ができない |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 施設警備員」
勤務時間は配属される現場の勤務体制によって異なり、午前中から夕方だけでなく、深夜や早朝勤務を担当する場合もあるようです。勤務中はその場を離れられないことも多いので、体力に自信のある方に向いている職業といえるでしょう。
Webライター
文章を読んだり書いたりするのが好きな方には、Webライターもおすすめです。企業に所属して働く以外に、フリーランスとして仕事を受ける方法もあるため、高卒ニートでも目指せる職種です。Webライターの概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | ブログやコラム、Web広告、商品の説明文などをライティングする |
| 平均年収 | 約415万円 |
| 向いている人 | ・文章を書くのが好きな人 ・相手にわかりやすく説明できる人 ・自己管理能力がある人 |
| ポイント | ・ライティングの基礎を学ぶには、オンライン講座や書籍を活用する方法がある ・未経験の場合、個人ブログの開設やクラウドソーシングサイトで実績作りをするのも手 ・求人によってはリモートワークで働くことも可能 |
Webライターはパソコンとインターネット環境があれば、自宅で仕事が始められるのがメリットです。また、勤務時間も自分の都合に合わせやすいため、いきなりフルタイムで働くことに抵抗を感じている高卒ニートの方も始めやすいでしょう。
プログラマー
プログラマーは、高卒でも実力があれば採用されるチャンスがあります。プログラミングは独学でも学べるスキルなので、ニート期間中に勉強して就職を目指すのも一つの方法です。プログラマーの概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | システムエンジニア(SE)が作成した詳細設計に基づきコンピュータプログラムを作成し、ソフトウェアを開発する |
| 平均年収 | 574.1万円 |
| 向いている人 | ・論理的思考力がある人 ・新しい技術に興味を持っている人 ・細部まで丁寧に取り組める人 |
| ポイント | ・内部情報や個人情報の取扱い、コンプライアンスに注意を払う必要がある ・セキュリティ上、リモートワークが制限される場合もある ・ノーコードやAIの台頭により、システム全体の開発力や専門性が重視される傾向 |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag プログラマー」
近年はプログラミングスクールも増えており、短期間で基礎を学べる環境も整っています。IT業界は実力主義の傾向が強く、学歴よりもスキルが評価される分野なので、努力次第でキャリアアップの可能性も高いでしょう。
営業職
コミュニケーション能力を活かしたい人におすすめなのは、営業職です。「人と話すのが好き」「相手の気持ちを汲み取るのが得意」といった方に向いています。以下は、メーカー営業の概要になります。
| 仕事内容 | メーカーが自社開発した商品を直接顧客に提案し販売する |
| 平均年収 | 618.3万円 |
| 向いている人 | ・専門知識の習得に意欲的な人 ・技術的な内容を理解できる人 ・長期的な関係構築が得意な人 |
| ポイント | ・アフターフォローも営業業務の一環とされることがある ・ルート営業や反響営業の形を取ることが多い ・企業によっては、企画や開発の段階から他部署と連携して進める |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 食品営業(食品メーカー)」
営業職は、会社の商品やサービスを、取引先企業や個人に向けて提案するのが主な仕事。利益拡大を目指す会社にとって必要なポジションのため、未経験者が応募できる求人が豊富にあるのも特徴です。
給与のほかに、業績に応じた報酬をもらえる場合もあるので、自分の努力次第で年収アップを目指せる点もメリットといえます。
介護職
人の役に立ちたいと考えている高卒ニートの方には、介護職をおすすめします。介護職は、高齢者施設や個人の自宅で入浴や食事、排泄など身の回りのサポートをするのが主な仕事です。介護職の概要は以下のとおりです。
| 仕事内容 | 高齢者や障がいのある方の日常生活を支援し、自立に向けた介護や生活援助を行う |
| 平均年収 | 378.6万円 |
| 向いている人 | ・相手の気持ちを察知できる人 ・細かい観察力のある人 ・福祉系の専門知識を学び、活かす意欲のある人 |
| ポイント | ・24時間体制の施設が多い ・人材不足により、需要は増加傾向にある ・労働環境や賃金を改善する動きが進行している |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 訪問介護/ホームヘルパー」「施設介護員」
介護業界は、少子高齢化が進む日本において、今後ますます需要が高まることが予想されます。そのため、専門知識や経験がなくても応募できる求人があることも。
研修制度や資格取得支援制度がある会社を選択すれば、働きながらスキルアップやキャリアアップを目指せるでしょう。
公務員
安定した仕事に就きたい高卒ニートの方は、公務員を目指すのも一つの方法です。公務員は大きく分けて「国家公務員」と「地方公務員」の2種類があります。国家公務員は、社会を支えるような仕事が多く、地方公務員は、地域に密着した仕事が多いです。以下は地方公務員の概要になります。
| 仕事内容 | 地方自治体で行政施策の企画立案や予算編成、住民へのサービスに関する事務処理を行う |
| 平均年収 | 481.4万円 |
| 向いている人 | ・幅広い行政分野に関心がある人 ・責任感、奉仕の精神を持つ人 ・公正かつ中立な判断ができる人 |
| ポイント | ・試験は3つの区分(大学卒業程度、短大卒業程度、高校卒業程度)に分けられる ・行政内部での異動が多い ・政令指定都市は、都道府県と同等の役割と機能を担う |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 地方公務員(行政事務)」
公務員として就職するためには、まず目指す分野の公務員試験に合格しなければなりません。その後、各施設や自治体の採用試験を受けるのが一般的な流れです。
公務員試験の受験資格である年齢や学歴の目安は、自治体および受験する分野ごとに異なるので、事前に確認しておきましょう。
接客業
飲食店やアパレルショップ、ホテルなど、接客業は未経験者でも応募しやすい職種の一つです。人と接するのが好きな人や人の気持ちを理解することが得意な人に向いています。以下は、ホテルスタッフの概要になります。
| 仕事内容 | ホテルで宿泊客の受付、案内、客室清掃、荷物運搬など、快適な滞在のための各種サービスを提供する |
| 平均年収 | 338.3万円 |
| 向いている人 | ・ホスピタリティ精神があり、笑顔で接客できる人 ・清潔感や身だしなみに気を配れる人 ・臨機応変に対応できる人 |
| ポイント | ・「ホテル、マネジメント技能士」「サービス接遇検定」などの資格があると業務に活かせる ・学歴問わず挑戦でき、入社後に研修を受けることが多い ・外国人旅行客の増加により、語学力を求められることがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag フロント(ホテル・旅館)」「客室清掃・整備担当(ホテル・旅館)」「接客担当(ホテル・旅館)」
接客業の仕事内容は、お客様への応対や商品説明、レジ操作などが中心です。コミュニケーション能力や柔軟性が身につく仕事であり、これらのスキルは様々な職種に活かせます。アルバイトから始めて、正社員に登用される道もあるでしょう。
建設作業員
建設作業員は、建物や道路の建設現場での作業を行います。建設作業員の仕事は、資材の運搬や設置、現場の清掃など、体力を使う作業が中心なため、体力に自信がある人に向いています。以下は、建設作業員の概要になります。
| 仕事内容 | 土木工事現場で、機械あるいは人手で、掘削、盛土、コンクリート作業などを行う |
| 平均年収 | 415.1万円 |
| 向いている人 | ・注意力、集中力のある人 ・指示を正確に守れる人 ・屋外作業を長時間行う体力がある人 |
| ポイント | ・機械化の標準化が進行しているが、人力作業は一定の需要が見込まれる ・年末年始やお盆など、長期休暇が多い ・早出、残業、夜勤、休日出勤などの可能性がある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag 建設・土木作業員」
初めは単純作業からスタートしますが、経験を積むことで専門的なスキルを身につけられますよ。また、土木施工管理技士などの資格を取得することでキャリアアップの可能性も開けるでしょう。
ものづくりに関わる仕事なので、完成した建物や道路を見たときの達成感も大きいです。
※ご紹介している職業に関する情報は、2025年5月時点のものです
高卒ニートからの就職活動に便利なサービス
高卒ニートから就職を目指すときは、就職・転職サイトやハローワーク、就職・転職エージェントといったサービスを活用してみましょう。以下でそれぞれのサービスの特徴をご紹介します。
就職・転職サイト
就職・転職サイトは、スマホやパソコンなどで手軽に求人情報を閲覧できます。多種多様な業界や職種の求人情報を網羅しており、あなたの経歴やスキルに合わせて検索条件を絞って、仕事を探すことが可能です。
給与や勤務時間といった基本情報だけでなく、企業の口コミや実際に働いている従業員のインタビューが掲載されていることもあります。
世の中にどのような仕事があるか知りたい高卒ニートの方は、就職・転職サイトから情報を集めてみると良いでしょう。
ハローワーク
就職を目指す高卒ニートの方には、ハローワークもおすすめです。ハローワークは全国にあり、窓口で職業紹介や就職に向けたアドバイスを受けられます。なお、ハローワークを利用する際は「求職者登録」を行う必要があるため、事前にWebサイトで仮登録を済ませておくと、窓口での手続きがスムーズですよ。
また、はじめての就職活動に不安を感じる高卒ニートの方は、就職前に職業訓練を受けるのも一つの方法です。職業訓練は、就職に役立つスキルや資格を無料(一部有料)で身につけられるプログラムのことです。
社会人として必要なコミュニケーションスキルやパソコンスキルの習得のほか、建築関連や介護職で活かせる資格取得など、さまざまなコースが用意されています。どのような職業訓練が受けられるかは地域によって異なるので、利用するハローワークに直接問い合わせてみましょう。
参照元
ハローワークインターネットサービス
求人者マイページからの事業所登録・求人申込み(仮登録)方法について
就職・転職エージェント
就職活動の進め方が分からない高卒ニートの方は、就職・転職エージェントを利用するのも有効な方法です。エージェントには、プロのキャリアアドバイザーが在籍しており、就職・転職に関する不安や悩み、企業へ求めるものなどをヒアリングしたうえで、あなたに最適な求人を紹介してくれますよ。
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マンツーマンであなたのお話を丁寧に伺い、ピッタリの求人をご紹介します。
高卒ニートから就職を叶えたい人はプロに相談してみよう
高卒ニートから就職を叶えるには、未経験や無資格でもOKな求人を探すことから始めましょう。また、コラム内で紹介したとおり、ニート期間が短い人ほど就職率が高いといったデータもでているため、早めに就職活動を行うことも大切ですよ。
就活は、自己分析や求人探し、書類作成、面接などを1人で行わなければいけないため、不安を感じる人も多いです。そこで、就活に不安を感じる人には、就職・転職エージェントのハタラクティブがおすすめです。
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「一人での就職活動は不安」「何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ一度ハタラクティブに相談してみてはいかがでしょうか。無料で利用できるので、まずは話を聞くだけでも大きな一歩になりますよ。
高卒ニートの女性におすすめの仕事はある?
高卒ニートの女性には、一般事務やホテルや旅館のフロント、介護職などがおすすめです。その他にも、高卒ニートの女性が就職できる職業はあるため、厚生労働省の職業情報サイト「job tag」などを参考にしてみてくださいね。
20歳の高卒ニートがすべきこととは?
20歳の高卒ニートであれば、卒業3年以内の既卒者として新卒枠で応募できます。社会人経験がないことが教育しやすいと評価されることもあるため、興味のある仕事やできそうな仕事を見つけて、早めに就職活動を行うとよいでしょう。
