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家事手伝いはニートと同じ?違いや正社員就職が不安なときの対処法を解説

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この記事のまとめ

  • 家事手伝いとニートの違いは定義のほかに、過ごし方や就職を希望しない理由などがある
  • 家事手伝いとニートの方は、空白期間をポジティブに伝えると好印象につながりやすい
  • 家事手伝いとニートの就活では「経験を活かせる」「未経験歓迎」の求人を探すのがコツ
  • 「社会人経験がない」「就活に不安がある」という方は、就職支援サービスを利用しよう

「家事手伝いとニートは何が違うの?」という疑問をお持ちの方もいるでしょう。家事手伝いやニートをしていると、「就職できないのでは」と不安になりますよね。

現在就職しておらず、職歴に空白期間があるという点では同じですが、日常生活の送り方や就職を希望しない理由といったことが異なります。就きたい職種を絞ったり、希望する業界で役立つ資格を取得したりすると、就活が成功しやすくなるでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの八木さんのアドバイスを交えながら、家事手伝いとニートの違いや就職が不安なときの対処法を解説しています。また、家事手伝いとニートで異なるおすすめの職種や就職するときのポイントもご紹介しているので、現在家事手伝いやニートで、就職活動を考えているという方はぜひ参考にしてみて下さい。

家事手伝いとニートの定義

特定の仕事に就いていないという点で、家事手伝いとニートは同じ意味だと捉える人もいるでしょう。以下で、それぞれの定義を解説するので、自分はどちらに当てはまるのか確認してみましょう。

家事手伝いの定義

家事手伝いとは、炊事・洗濯・掃除・介護などの家事を手伝っている人や主として行っている人を指すのが一般的です。「家事支援」「家族のサポート」などともいわれ言葉としては普及していますが、公的に特定の状態を定義しているわけではありません。

家事手伝いになるきっかけは、以下のような場合が挙げられます。

  • ・両親が自営業で家事をする余裕がないため
  • ・家族の介護で両親が家事ができないため
  • ・ひとり親など家族が不在にすることが多いため

上記のことから、家事手伝いをするきっかけには、家庭の事情で就職が難しいため家事手伝いをしている場合が多いようです。ただし、なかには、結婚に向けた準備期間や家族の負担を減らすために家事手伝いを積極的に行っている人もいるでしょう。

「介護」は家事手伝いに含まれる?

家族の介護も、家事手伝いに含まれます。食事・入浴・排泄介助など身の回りの世話といった介護をしながらの家事は負担も大きいことから、就職を希望しない家事手伝いをしている方もいるでしょう。

就職意欲はあるものの、さまざまな事情で就職を選択しない方がいるのが家事手伝いの特徴です。介護や家庭の事情で就職できなかった場合は、面接で「介護のため家事手伝いをしていた」と説明すれば、空白期間ができた理由を納得してもらえるでしょう。

ニートの定義

厚生労働省「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書(p63)」でニートとは、「15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」と定義されています。

ニートは就職できる状態にあるものの、就業意欲がない人を指すのが一般的。また、家事もしていないのが定義されていることから、家事手伝いと異なるといえるでしょう。

ニートから就職したいと考えている方は、「ニートから脱出するにはどうしたら良い?必要な準備や成功させる方法を解説」のコラムでニートから抜け出すために必要な準備を解説しているので参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」

家事手伝い=ニートと認識されることもある?

家事手伝いとニートで定義は異なりますが、「就職していない」という共通点があることから同じと捉える方もいるでしょう。以前まで、家事手伝いには女性の社会進出が進んでいなかった歴史的な背景から、「家事手伝い=花嫁修行中・婚活中の女性」を指す意味合いもありました。

現在では女性と男性は変わらず特定の職種に就職して仕事を行っているということが多くなったため、家事手伝い=花嫁修業中という認識は薄れていき、家事手伝い=ニートと捉えられるようになったといえるのでしょう。

「家事手伝いはニートだろ」は間違い?それぞれの違い

ここからは、定義以外にある家事手伝いとニートの違いを解説していきます。「1日の過ごし方」「就職を希望しない理由」「社会との関わり方」「ライフプランに対する意識」の4つの観点から、それぞれの違いを確認してみましょう。

1日の過ごし方

家事手伝いは、1日のなかで家事や介護に多くの時間を使うことになります。前述した炊事や洗濯以外にも、日々の買い物や人によっては家庭の収支管理を行うこともあるでしょう。

また、家事のほかに介護を行っている方は、隙間時間に家事を行う必要があるため、1日のスケジュールが濃密です。一方ニートの方は、仕事だけでなく家事や通学なども行っていないのが特徴。読書や勉学など趣味の時間が多く確保できるので、起床や就寝時間も含めて1日のスケジュールの自由度が高いのが特徴といえるでしょう。

就職を希望しない理由

家事手伝いの人は、両親や祖父母の生活を支えるという目的や、将来の自分自身の生活を考えた結果、就職しないという選択を取っていることが多いようです。就職したい気持ちを持ちながら、何かしらの目的を持って家事手伝いを行っているといえるでしょう。

ニートの方は、あえて就職せずにニートでいるという選択を取っている人は少ない傾向があります。ただし、体調やケガが原因で自宅療養するためといったやむを得ない理由でニートになっている方もいることも留意しておきましょう。

社会との関わり方

家事手伝いの場合、何かしらの形で社会と関わりを持つことがあります。前述のとおり、買い物に行ったり、介護の一環として通院補助のために病院へ行ったりするので他者と関わる機会が多く、コミュニケーションも必要になります。

一方、ニートの場合、外に出る必要性が少ないので同居している家族以外とのコミュニケーションを怠りがちです。自分から進んで外で行動を起こそうと思わない限り他者と関わる機会がないので、対人関係に苦手意識を持つことに悩む方も多いでしょう。

厚生労働省が平成19年に行った、「ニートの状態にある若年者の実態および支援策に関する調査研究報告書(概要)」によれば、ニート状態にある方は「人に話すのが不得意」と答える割合が64.4%、「職場で友達をつくる」という行動を「難しい・やや難しい」と答える割合が64.6%と、コミュニケーションに対して苦手意識を持っている傾向があることが分かります。

参照元
厚生労働省
「ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究」

ライフプランに対する意識

家事手伝いをしている方の場合、将来を見据えた生活に役立つために選択していたり、「介護が落ち着いたら就職しよう」と考えていたりするため、ライフプランを描けている傾向があります。

ニートの方は「就職がうまくいかなかった」「人間関係に不安がある」といった、ネガティブな理由を持つ方もいるため、ライフプランが描きにくい場合があるでしょう。

「社会復帰できるか不安」「ニートからの就職は何から始めればいいか分からない」という方は、「ニートが社会復帰するには?おすすめの就職支援や何からすべきかを解説!」のコラムでそれぞれの解決方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

家事手伝いやニートを続けることにはリスクも

家事手伝いやニートを続けて年齢が重なると、応募できる求人数が減ってきたり、スキルや経験が求められやすくなったりするため、就職が難しくなるリスクがあります。

家事手伝いやニートになる場合、「◇◇年までに就職する」と期間を決めるのがおすすめ。また、面接では、家事手伝いやニートになった理由や空白期間に取り組んだことを聞かれる可能性があるのでしっかり答えられるようにしておきましょう。

また、まだ就職するか悩んでいる方で「ニートでいるとどうなるの?」という疑問に対して、「「仕事したくない」とニートを続けるとどうなる?就職を目指すコツを解説」のコラムでニートでいるリスクを解説しているので、併せてチェックしてみてください。

「家事手伝い」「ニート」の男女別でみる割合

一般的に、家事手伝いをする方には女性が多いというイメージを持つ方も一定数いるでしょう。ニートは男性が多いと思われがちですが、近年では女性でニートを選択する方も増えています。

以下で、家事手伝いとニートの割合を男女別で解説しているので、チェックしてみてください。

家事手伝いの割合

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③(p84)」を参考に、15〜34歳の若年層のうち「独身家事従事者」の割合は以下のとおりです。

独身家事従事者1992年2017年
男性5,000人(0.0%)4万8,000人(1.4%)
女性14万8,000人(1.2%)12万3,000人(1.4%)
男女計15万3,000人(0.6%)17万1,000人(0.6%)

引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③ 図表3-1 無業状況の推移(15~34 歳・在学者を除く)

上記の表で独身家事従事者数は1992年では男性は5,000人、女性は14万8,000人とあり、2017年は男性4万8,000人、女性12万3,000人となっていることから、いずれの年代でも家事手伝いをするのは女性のほうが多いことが分かります。

ただし、女性だけでみると、14万8,000人から12万3,000人と減少しているため、女性の社会進出したことが影響しているといえるでしょう。「フリーター女性の就職事情は?20代や30代向けに就活のポイントも解説」のコラムでは、女性ニートが就活するときのポイントを解説しているので、参考にしてみてください

ニートの割合

同調査を参考に、以下でニートの割合を男女別でまとめました。

非求職無業者1992年2017年
男性31万2,000人(2.5%)33万3,000人(3.8%)
女性16万7,000人(1.3%)20万2,000人(2.3%)
男女計47万9,000人(1.9%)53万5,000人(3.1%)

引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③ 図表3-1 無業状況の推移(15~34 歳・在学者を除く)

上記の表から、1992年におけるニートの男性は31万2,000人、女性は16万7,000人。2017年では男性が33万3,000人、女性が20万2,000人いることが分かります。家事手伝いとは異なり、ニートの割合は男性のほうが多いといえるでしょう。

ただし、2017年で15~34 歳の男女の非求職無業者のうち、就業希望を持っている人は 42.4%(22.7 万人)いるとしています。就職したい理由が「その他」を除いて「社会に出たい」が23.1%と一番多いことから、社会人として自立したいと考える方が一定数いるといえるでしょう。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―

家事手伝いとニートで異なるおすすめの仕事

家事手伝いとニートでは、アピールになるポイントが異なります。自分がどの仕事に向いているか把握して、就活を有利に進めましょう。

以下では、家事手伝いとニート別におすすめの仕事を解説しているので、どのような求人を探すべきか迷ったときの参考にしてみてください。

家事手伝いは経験を仕事に活かせる仕事

家事手伝いをしている方は、経験を仕事で活かせる求人を探すと就活が成功しやすくなるでしょう。たとえば、家事手伝いから就職・アルバイトに有利になる職種は、家事代行サービスです。

家事代行サービスとは、依頼主の自宅に実際に訪問し、日常的な家事を代行する仕事。発生する業務は、掃除・洗い物・炊事・買い出し・ペットの散歩など、家事全般です。

家事代行サービスを利用する依頼主は、多くの場合日常的な仕事が忙しく、家事に手を回す時間がないという方が多いでしょう。依頼主の溜まってしまった家事をこなす必要があるため、仕事の計画性や柔軟性、要望に沿った処理能力などのさまざまなスキルが求められます。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

八木寛斗

八木寛斗

家事代行サービスは1回の仕事で拘束される時間は2〜3時間と短い傾向があるため、空白期間が長く仕事がある生活に慣れていない方も挑戦しやすいでしょう。時給は1,000円以上〜なかには2,000円という求人も。自宅での家事経験があればスムーズに仕事ができるため、仕事としては未経験者でも挑戦しやすいですよ。
個人宅へ伺うことから、丁寧に対応できる方や、家事代行という日常生活のサポートが仕事なので世話好きな方などが求められています。

ニートは「未経験者歓迎・経歴不問」の仕事

家事手伝いを日常的に行っていないニートの方が就職を目指す場合には、「未経験者歓迎・経歴不問」の求人から始めてみるのがおすすめです。

ニートの方がいきなり有名企業への就職を目指すと、経験豊富なライバルが多いため不利になりやすいかもしれません。未経験から始めやすい職種を選び、経験とスキルを積んでから将来のキャリアアップを目指すという方法が良いでしょう。

ニートの方におすすめの職種は「ニートは正社員就職できる?面接対策やおすすめの職種を解説!」のコラムで解説しているので、自分の興味がある仕事があるか探すときの参考にしてみてください。

家事手伝いやニートから就職するための5つのポイント

家事手伝いやニートから就職するための5つのポイント

  • 自分のやりたいことやできることを洗い出す
  • 就きたい職種を絞って選ぶ
  • 目指す業界・職種に必要な能力やスキルを身に着ける
  • 資格の習得を目指す
  • 職業訓練に参加する
  • 仕事への意欲や熱意をアピールする
  • 面接で空白期間についてポジティブに答える

ここでは、家事手伝いやニートなど、職歴に空白期間がある方が就職するポイントをまとめました。今から就職を目指したいと思う方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.自分のやりたいことやできることを洗い出す

これから就職を目指している家事手伝いやニートの方は、自己分析を行うことが大切です。とりあえず何でもいいから就職しようと闇雲に探すのではなく、「自分の得意なことは何か?」「自分がやりたいことは何か?」を明確にしておきましょう。

興味もなく、やりたくもない職種に就いてしまうと、すぐに辞めてしまう可能性や、モチベーションが低下する恐れもあります。どこでもいいで就職先を選ぶリスクは「就職先を「どこでもいい」で選ぶと失敗する?リスクや成功させるコツを解説」のコラムでも解説しているので、チェックしてみてください。

2.就きたい職種を絞って選ぶ

自己分析が終わったら、結果をもとに自分がやってみたい職種を選びましょう。たとえば家事手伝いの経験があり、人の生活を支える仕事に就きたいと考えている方であれば、介護職や福祉系の仕事などが候補になるかもしれません。

もちろん、自分にとって経験がない事だとしても、自己分析の結果「やってみたい」と思う職種があれば、就職を目指すのも良いでしょう。自分の得意なことやスキルを活かせる職場に就職できれば、やりがいを感じられたり、キャリアアップを目指せたりするメリットがあります。

3.目指す業界・職種に必要な能力やスキルを身に着ける

就職したい職種を選んだら必要な能力は何かを調べ、身に着けるための行動を起こしましょう。たとえば事務系の職種に就こうと考えているのであれば、PCスキルや会計のスキルが必要になるかもしれません。

どのようなスキルを身に着けることができれば、就職活動でアピールしやすいかを考えてみると良いでしょう。資格取得やスキルを磨くためにできた空白期間は、選考で不利に働きにくいので面接官に空白期間に取り組んだ内容をしっかり説明できるようにするのが大切です。

資格の習得を目指す

職種によっては、就職するのに資格が必要という場合もあります。求人票の応募条件に必須としている資格がないか、しっかり確認しましょう。

また、就職活動に資格が必要ない場合にも、「現在△△の資格を取得するために勉強中です」というようなアピールをすることができれば、選考で有利に働くかもしれません。

就職を希望する職種にとって有利に働く可能性がある資格があれば、その取得を検討するのをおすすめします。

職業訓練に参加する

家事手伝いやニートの期間が長く、仕事にいきなり就くのが不安という方は、ハローワークが無償で行っている職業訓練に参加してみるのも良いかもしれません。ハローワークで受けることができる職業訓練は、雇用保険の受給者を対象とした公共職業訓練と、雇用保険の受給が出来ない方も対象とした休職者支援訓練に分類されます。

自分の状況に応じて、適切な訓練を受けるようにしましょう。職業訓練を受けるメリットは「ニートは職業訓練を受けるべき?メリットやおすすめのコースを紹介」のコラムで解説しているので、利用するか迷っている方は参考にしてみてください。

4.仕事への意欲や熱意をアピールする

家事手伝いやニートの方は、就職しようとしている職種での仕事に対して、熱意と意欲をアピールすることが大切です。また、企業側は職歴に空白期間があることから、早期退職してしまう可能性を不安視していることもあるため、問題なく働くことができるということをアピールして、採用担当者の不安を払拭しましょう。

5.面接で空白期間をポジティブに答える 

家事手伝いやニートの方は、就職活動の面接で空白期間ができた理由をポジティブに答えることを心掛けましょう。

空白期間ができた理由がネガティブな場合でも、嘘をつかずに正直に答えることが大切です。ネガティブにならないよう、空白期間をポジティブなものとして伝えることができると、採用の可能性も高まるでしょう。

アルバイト経験がある場合には履歴書に記載できる?

家事手伝いやニートの方で、アルバイトの経験があるという場合には職歴として過去のアルバイト経験を記載することは可能です。

ただし、一般的にアルバイトの経験は職歴に含めない場合が多いため、自分が就職を希望する企業にとって求められるスキルや経験をアピールすることができる場合に記載するという方法が無難でしょう。

経歴や職歴を誤魔化すと、経歴詐称になる恐れがあります。嘘の経歴や職歴を伝えるリスクは「経歴や職歴詐称はバレない?バレた人はどうなるの?リスクと就職時の心構え」のコラムでも解説しているので、チェックしておきましょう。

家事手伝いやニートからの正社員就職が不安なときの対処法

家事手伝いやニートからの正社員就職が不安なときの対処法

  • アルバイトから始めてみる
  • 派遣社員で仕事を紹介してもらう
  • 在宅で働くことができる求人を探す

家事手伝いやニートの期間が長く、いきなり正社員として働くことに不安があるという方は、まずはアルバイトや派遣労働者といった雇用形態で、少しずつ仕事に慣れるのもおすすめです。

以下で仕事を始めるのが不安なときの対処法を解説しているので、自分に合った方法を見つけてみましょう。

アルバイトから始めてみる

いきなりフルタイムで仕事を始めるのが不安な方は、自分で働く時間や期間を調整しやすいアルバイトから始めてみるというのはいかがでしょうか。

特に、正社員としての仕事経験がない場合は、いきなり正社員として働くと労働時間の長さや自分の時間が取りづらさ、業務量の多さなどのギャップが理由で、早期退職につながる可能性があります。

自分のペースで仕事をしつつ、仕事の経験を積みながら将来的な正社員へのキャリアアップを目指すのも一つの方法。アルバイトによっては、正社員登用制度を導入しているものもありますので、アルバイトから正社員を目指せるでしょう。

正社員要用制度とは、アルバイトから正社員へ雇用を切り替える制度です。働きながら正社員を目指せるので、入社後のミスマッチを防げるのがメリットといえるでしょう。

ただし、すべての企業が導入している制度ではありません。入社前に制度を利用できる職場かどうか確認してみましょう。

派遣社員で仕事を紹介してもらう

派遣会社に登録して、仕事を紹介してもらうというのも良いでしょう。派遣会社の登録の際に、面接が必要な場合もありますが、仕事を自分で探す手間が省けるのも魅力の一つです。

また、派遣先企業に直接雇用されるという仕事の形態である、「紹介予定派遣」という選択肢も。紹介予定派遣で勤務後、双方の合意を得られれば正社員として就職できます。

つまり、紹介予定派遣社員として入社したからといって、必ず正社員になる必要はありません。業務内容や職場の雰囲気が合わないと感じたら、契約満了で退社できるので安心して就職できるでしょう。

在宅で働くことができる求人を探す

外に出て仕事をすることに抵抗がある方や、そもそも外に出る時間が取れないという方は、在宅ワークを探してみるというのも良い方法かもしれません。一般的に在宅ワークは収入もそれほど高くない点には注意が必要ですが、自分の時間を有効活用することができるという点でメリットがあります。

未経験から挑戦できる在宅ワークは「未経験からリモートワークするには?おすすめの職種や正社員のなり方を紹介」のコラムでご紹介しているので、興味があるものがないかチェックしてみてください。

一人での就活が不安なら就職支援サービスを活用しよう

家事手伝いやニートからの就職活動を一人で行うことに不安があるという方は、就職支援サービスを活用してみてはいかがでしょうか。就職支援サービスは、自分に合った職種を紹介してもらうだけでなく、就職相談も行えます。

また、応募書類の添削や面接対策など幅広いサポートを受けることができるため、就職活動を効率的に進めていきたいという方におすすめです。

ハローワーク

ハローワークは、厚生労働省が雇用の安定のために運営を行う公的機関です。求人情報の検索や応募だけでなく、職員が就職相談に乗ってくれるほか、就職セミナーや職業訓練を無償で受けられるのが魅力といえるでしょう。

ハローワークで仕事探しや支援を受けるには、登録が必要になります。「ハローワークの使い方を解説!状況別の利用方法やサービス一覧もご紹介」のコラムで利用する方法を解説しているので、今まで利用したことがない方は参考にしてみてください。

就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは、求職者に専属のエージェントが付き、マンツーマンで就職をサポートしてくれるサービスです。一人ひとりの状況に応じた専門のプロフェッショナルが就職のサポートを行ってくれるため、専門性の高いアドバイスを受けられます。

「家事手伝いをした経験をうまくアピールしたい」「ニートから就職できるか不安」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した就職・転職エージェントです。

専属のキャリアアドバイザーが不安や希望条件をヒアリングします。未経験歓迎の求人を豊富に保有しているので、あなたにぴったりな求人をご提案が可能。求人紹介から内定後まで一貫してサポートするので、社会人経験がない方も安心して就活に臨めるでしょう。

家事手伝いやニートからの就活によくある疑問Q&A

ここでは、家事手伝いやニートの方が就活を始めるときによくある疑問を解説しています。

家事手伝いやニートは同じですか?

家事手伝いとニートでは、日常的に家事を行っているかどうかの違いがあります。
また、どちらも就業していない点は同じですが、就業意欲があるのとないのも違いといえるでしょう。コラム内の「「家事手伝いはニートだろ」は間違い?それぞれの違い」でも解説しているので、チェックしてみてください。

家事手伝いやニートから就職するときのコツは何ですか?

家事手伝いは経験を活かせる職種、ニートの方は未経験歓迎・年齢不問の職種を選ぶのがおすすめです。
年齢が重なると応募できる求人数が減ったり、スキルや経験が求められたりする傾向があるので、早めに就職活動を始めましょう。また、自己分析を行って、自分の得意なことや興味がある職種に挑戦してもOK。未経験の仕事に就職できるように、活かせる資格を取得したり、アルバイトで経験を積んでから挑戦するのも手です。

就職できるか不安なときはどうしたら良いですか?

就職支援サービスの活用を検討しましょう。
就職支援サービスを利用すれば就活に関する相談ができたり、自分に合う求人を紹介してくれたりするので、ミスマッチを防げます。就職・転職エージェントのハタラクティブでは求人のご紹介はもちろん、応募書類の添削や面接対策も行うので、社会人経験がない方もスムーズに選考を進められますよ。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube