ハタラクティブ
ハタラクティブ

ニートから就職・転職はできる?おすすめの職種や支援サービスも紹介!

ニートから就職・転職はできる?おすすめの職種や支援サービスも紹介!の画像

この記事のまとめ

  • ニートからの就職や転職は、年齢を重ねる前に始めるのがおすすめ
  • ニートから就職や転職をしやすいのは「現場監督」「介護士」「営業」など
  • ニートからの就職や転職は、自己分析を徹底することが大切
  • ニートからの就職や転職は、エージェントに頼るのも手

就活相談を受けていると、「ニートから就職・転職はできる?」「転職で過去のニート期間が不利になる?」という不安の声をよく聞きます。空白期間がどのような印象になるかは気になりますよね。

選考においてニート期間がネックにならないようにするためには、エージェントに頼るのも良い方法。プロの視点から仕事探しを支援してもらうのがおすすめです。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村凌河さんのアドバイスを交えながら、ニートが求人エージェントを利用する際の利点、おすすめな職種、そして正社員就職のためにできることをまとめています。

はじめて求職活動をする方も、ぜひこのコラムを参考にしてみてください。

ニートから就職・転職はできる?

ニートから将来的に就職・転職をすることは可能です。選考を進めるためには、ニートとして過ごした期間をしっかり振り返ることが大切でしょう。

働いていなかった期間があることで、採用担当者によってはネガティブな印象をもつことがあります。しかし、ニート期間を経て得た学びや経験、仕事をしようと決断するに至った経緯などを明確に伝えられれば、「就業意欲がある」と評価してもらいやすくなります。

ニートとして過ごした期間がどのような印象を与えるかを詳しく知りたい場合は、「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムをぜひご覧ください。

ニートの就職・転職活動事情

ニートから就職や転職で正社員への道を探す際には、早めに行動を開始することが肝心です。

以下で20代と30代に分けて就職・転職活動事情を詳しく解説しているので、それぞれの特徴をぜひ参考にしてみてください。

20代はポテンシャル採用をしてもらえる

20代は、ポテンシャル採用をしてもらえるのが強みです。今後の伸びしろを評価してもらえるので、未経験の仕事にも挑戦しやすいでしょう。

多くの企業は、若年層に対して「柔軟性」「組織の活性化」といった肯定的なイメージを抱いています。20代であれば経験不問で応募できる求人も多くあり、若さと伸びしろを評価して積極的に採用する企業は少なくありません。学ぶ意欲や素直さをアピールすることで、採用してもらえる可能性をさらに高めることが可能ですよ。

20代の転職について詳しく知りたい方は「20代の転職でおすすめの職種には何がある?目指せる職業を男女別で解説」を参考にしてみてください。

30代は就職のハードルが上がる

30代ニートの就職活動は、よりハードルが上がります。選考では、「即戦力」としてのスキルや実践経験を求められるようになるからです。

30代は、すでに社会人経験を積んで管理職やリーダー経験がある転職者がライバルになることが増えます。そのため、チーム運営や人材育成の経験がないと選考を通過するのが難しいことも。

30代でニートから正社員を目指す際は、専門の支援サービスや転職エージェントの利用も考慮に入れ、成功率を高めるための戦略を練るのがおすすめです。

30代の転職について詳しく知りたい方は、「30代ニートから正社員就職を目指そう!就活支援の活用法も解説」のコラムを参考にしてみてください。

ニートから就職・転職しやすい職種6選

ニートから就職・転職しやすい職種

  • 現場監督
  • 営業
  • 事務員
  • 接客スタッフ
  • 介護士
  • ドライバー

ニートから職探しをするときは、「未経験者歓迎」「経験不問」といった挑戦しやすい仕事を選ぶのがおすすめです。

挑戦しやすい職種には、施工管理、営業、一般事務、飲食業、介護、配送業が挙げられます。経験から身につく知識や専門スキルよりも、対人スキルや性格を重点的に評価される傾向にあります。

各職種について以下で詳しく解説しているので、ぜひ仕事選びの参考にしてください。

1.現場監督

現場監督は、資格なしで未経験から挑戦できる仕事です。ただし、企業によって細かい規定は異なるので注意が必要です。

また、活躍しながら専門性を高めたいと感じた場合に、資格取得や技術の習得を支援してくれる企業もありますよ。将来を見据えて応募前に確認しておくのも良いでしょう。

建設現場での仕事に興味がある方は、「鳶職とは?向いている人の特徴や給料を解説!大工との違いも紹介」のコラムもあわせてご覧ください。

2.営業

営業は、商品やサービスを顧客に提案し、信頼関係を築く対人能力が求められます。個人の性格や対応力が重視されるため、未経験者であることがネックにならず、ポテンシャルを評価されやすい職種。ただし、扱う商品や業界によって求められるスキルは異なるため、求人選びには注意が必要です。

営業について詳しく知りたい方は、「内勤営業とは?きついって本当?仕事内容や向いている人について解説!」のコラムを参考にしてみてください。

3.事務員

一般事務や営業事務など、事務職は特別な資格を必要としない場合が多く、未経験から働くことをスタートさせやすい仕事です。一般的なパソコン操作やビジネスマナーが身についていれば、選考で好評価につながる可能性があります。

事務で働くことに興味がある方は、「高卒から事務職への就職は難しい?仕事内容や効果的な志望動機を解説」のコラムもあわせてご覧ください。

4.接客スタッフ

幅広い業界で必要とされる接客スタッフに挑戦するのもおすすめです。

たとえば、飲食業界では、接客や調理といったどちらのポジションにも未経験から挑戦できる環境が整っていることも。人と接することが好きな方や、特定の分野の商品を扱う仕事に興味がある方にとって、接客スタッフは魅力的な選択肢でしょう。

接客スタッフの例として、「スーパーの正社員になるには? 仕事内容や年収について解説!」のコラムもぜひご一読ください。

5.介護士

人手不足が顕著な介護業界では、未経験者歓迎の求人が多く、資格取得支援制度を設けている施設もあります。将来性のある職種として、介護士はニートからの転職におすすめです。

職業情報提供サイトjobtag「施設介護員 入職前後の訓練期間、入職前の実務経験」によると、介護の仕事をするにあたっての訓練期間は「1~6ヶ月以下」「特に必要ない」としている職場が多いことが分かります。しかし、現場監督と同じく、さらなる専門性を身につけたい場合には資格取得を支援してくれる企業が多くあるのも実情。自分のペースでスキルアップしやすい環境で働きたい方には、おすすめの仕事といえるでしょう。

参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト jobtag

6.ドライバー

EC市場の拡大に伴い、配送業界では未経験者を対象とした求人が増えています。運転が得意な方や単独で進める仕事を希望する方にとって、ドライバーは向いている職種です。普通自動車免許があれば応募できる求人は多くあるので、調べてみると良いでしょう。

ドライバーとして働くことについては、「ルート配送の仕事とは?正社員として働くメリットや就職のポイントを解説!」のコラムでも解説しています。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中村凌河

中村凌河

求人に「資格なしOK」「未経験者歓迎」「経歴不問」と書かれている場合も、選考過程で適性検査が行われることがあります。応募することを決めたら、仕事の流れや働くうえで必要な意識や考え方を調べておくのがおすすめです。「就業意欲がある」とアピールしやすくなったり、入社前に働くモチベーションを高めたりする効果があるでしょう。

ニートが就職・転職で失敗してしまう理由

ニートからの就職・転職活動が上手くいかない主な理由として、「アピールポイントが見つからない」「具体的な職業願望が定まらない」「就職・転職に関する知識不足」という点が挙げられます。

これらの問題に対処するためのアドバイスを以下で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

アピールポイントがない

多くのニートの方が、「アピールできるような経験やスキルがない」と感じているようです。アピールポイントが見つからない場合は、繰り返し自己分析を行ってみましょう。

自己分析とは、過去の出来事や当時の感情、物事を決断した際の考え方を掘り起こしながら、自分の特性や考え方の傾向を探る作業です。

自己分析についてより詳しく知りたい方は、「仕事探しで何がしたいか分からないときの対処法!20代・30代別に解説」のコラムもぜひ参考にしてみてください。

どんな仕事をしたいか分かっていない

「何をしたいのか分からない」という状態では、企業に対して具体的な志望動機を伝えられず、マイナスな評価になることがあります。

したいことが分からないときも、前述した自己分析が役に立つでしょう。自己分析をとおして将来したいことを見つけられるため、就職後のミスマッチも防ぎやすくなります。

まずは自分の興味や強みを生かせる職業を探し、その業界や職種について詳しく調べてみてください。職業体験やインターンシップに参加して、実際の仕事内容を体験するのも一つの方法です。

就職に対する知識が不足している

就職・転職活動に必要な知識が不足していると、履歴書の書き方や面接対策など、基本的な準備に不備が生じてしまうことがあります。

「応募書類を書いた経験がなくて不安」「基本的なマナーが分からない」という場合は、就職・転職支援サービスやエージェントを活用して、キャリアアドバイザーから具体的なアドバイスを受けるのがおすすめです。

また、オンラインでのセミナーやワークショップに参加すれば、ほかの求職者の方と知り合い、情報交換をすることも可能になります。

ニートからの就職・転職におすすめの支援サービス

ニートが就職活動を行う際、エージェント以外にも多くの活用できるサービスがあります。就職・転職サイトや地域に根ざしたハローワーク、若者支援のためのジョブカフェやサポステなど、さまざまな選択肢を活用することが可能です。

就職・転職サイト

就職・転職サイトは、多数の企業からの求人情報や転職に役立つ情報が掲載されており、基本的には無料で利用できます。自分のタイミングで求人を閲覧し、関心がある企業へ直接応募することも可能です。しかし、応募プロセスの各ステップを自分自身で管理する必要があるため、自立して就職活動を進めたい方に適しています。

ハローワーク

ハローワークは、日本の厚生労働省が運営する公的な雇用支援サービスで、全国に支所を構えています。特に若者や就職氷河期世代向けの特別窓口もあり、自分の状況やニーズに応じたサービスを受けることが可能です。

ジョブカフェ

ジョブカフェは、若年層の就職支援を目的としたワンストップサービスセンター。求人検索だけでなく、仕事探しから内定獲得までをトータルでサポートしています。

就職や転職が初めての方にとって、就職活動の各段階で必要とされる具体的な支援を一貫して受けられるのが魅力です。

サポステ

サポステ(地域若者サポートステーション)は、就労に向けて一歩を踏み出せない若者を対象にした支援機関です。仕事探しのみならず、人間関係やコミュニケーションスキルの向上を目的とした相談やセミナーを提供しており、就職活動における心理的なハードルを下げるための支援も行っています。

ニートからの就職・転職はエージェントを活用しよう

ニートの方々が就職や転職を考える際、エージェントの活用は大いに役立ちます。就職・転職エージェントは、求職者と企業の間で最適なマッチングをサポートし、求人の紹介、応募書類のブラッシュアップ、面接準備、さらには企業との連絡取り次ぎまで、幅広いサービスを提供しています。特に、エージェントは企業から直接情報を収集し、応募前に会社の詳細を把握しやすいメリットがあります。

以下では、ニートからの就職・転職におけるエージェント利用の利点を詳しく説明しています。

自分に適した求人を見つけやすい

エージェントを通じて就職活動をすることの最大の利点は、自分の能力や経験にマッチした職場を見つけやすいことです。キャリアアドバイザーがあなたの状況を理解したうえで適切な求人を紹介してくれるため、自身で求人を探す手間が省けますよ。

専門的なサポートを受けられる

エージェント経由の求職活動は、書類のアドバイスや面接の模擬練習、キャリアに関する相談など、個別のサポートが充実しています。特に、長期間のブランクがある方や初めての就活をする方にとって、心強いサポートだといえます。

非公開求人にアクセスできる

エージェントを利用することで、一般には公開されていない求人情報にアクセスできることも。このような求人は競争率が低く、採用される可能性が高くなると考えられるでしょう。

ブラック企業を避けやすい

エージェントをとおして行う就職・転職では、ブラック企業への入社リスクを低減できます。エージェントが厳選した求人のみを紹介してくれるため、企業の質が保証され、安心して応募できますよ。

企業の内情を知れる

エージェントを利用すると、求人情報だけでは分からない企業の内部状況についても事前に知ることが可能です。これは面接準備において大きなアドバンテージとなり、また入社後のギャップを減らすことにもつながります。

ハタラクティブは、20代のニートやフリーター、既卒や第二新卒に特化した就職・転職エージェントです。「未経験者歓迎」の求人を多数取り揃えているため、「ニートから職に就きたい」という方も挑戦しやすいでしょう。1分程度でできる、性格から分析する適職診断も受けられるのが魅力です。専任のキャリアアドバイザーが内定獲得まで一貫した支援を行いますので、ぜひお気軽にご相談ください。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube