ハタラクティブ
ハタラクティブ

ニートで仕事が怖いと感じたら?対策方法と今から出来ることを紹介

ニートで仕事が怖いと感じたら?対策方法と今から出来ることを紹介の画像

この記事のまとめ

  • ニートで仕事が怖いと感じるのは、自信のなさや働くことへの不安がある
  • ニートで仕事が怖いと感じたときは、働くメリットを考えるのがおすすめ
  • 仕事が怖いと感じるニートの方は、自分に合った仕事を見つけるようにしよう

ニートで仕事が怖いと感じる理由は様々ありますが、恐怖心を克服するためには、まずはその事実を受け止め、原因と対処法を冷静に考えるということが必要になります。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの板垣拓実さんのアドバイスを交えながら、ニートが仕事を怖いと感じてしまう代表的な理由とその対処法を紹介。また、今から始められる就職活動の準備や、仕事の探し方を具体的に解説します。正社員になりたいという気持ちはあるけど、仕事や就活が怖いと感じている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

ニートで仕事が怖いと感じてしまうのはなぜ?

ニートで仕事が怖いと考えてしまうのは、自分に自信が持てなかったり人間関係の構築に不安があったりするのが原因と考えられます。正社員として働きたい気持ちはあるけど、仕事が怖くてなかなか就職活動が出来ないという方もいるでしょう。ここでは、仕事が怖いと感じる原因を突き止め、恐怖心を克服するための糸口を見つけていきます。

自分に自信がない

職歴や資格がなく、仕事ができないのではないかと自分に自信がないという理由から、仕事を怖いと感じることもあります。また、就職経験はあるけどすぐに辞めてしまい、また同じことになってしまうのではないかと不安を持つ方もいるでしょう。

人間関係が怖い

就職後に同じ職場の人と上手くやっていく自信がないこともあるでしょう。人と接することへの不安から、職場で上手くなじめなかったらどうしようと想像してしまうこともあります。過去に人間関係でトラブルがあったという方であればなおさらです。

働くことが怖い

働いた経験がなく、仕事が上手く出来ないのではないかと感じるのも、仕事が怖いと感じる原因です。また、長い期間仕事をせずにニートでいたことや、引きこもりになって家から出ていない場合には、ブランク期間があることがネックとなって仕事をすることが怖いと感じることもあるかもしれません。

自分がやったことの無いことに挑戦することは、勇気が必要になります。仕事ができずに他の人に迷惑をかけてしまうのではないかと考えてしまい、なかなか就活に踏み出せないということもあるでしょう

怒られることに対して恐怖心がある

仕事で失敗して怒られるのが怖いという人もいるでしょう。過去に目上の人から強く怒られた経験があり、トラウマになっている可能性も。そのような経験がある場合は、より就活に対して不安を感じてしまうことでしょう。

面接が怖い

就活の面接でニート期間について追及されるのではないかという不安から、仕事が怖いと感じる人もいるでしょう。長期間人と話をしていない場合などは、面接官との対話が上手くできないのではないかと不安に感じることもあるかもしれません。

ブラック企業に就職したらどうしようという不安

ブラック企業に入社してしまい、過労やストレスで倒れてしまうのではないかと不安に思う方もいます。特に昨今ではSNSやニュースなどでブラック企業についての報道が多く行われているため、自分もそうなってしまうのではないかと、より恐怖心を感じることもあるでしょう。

社会人になることに対して不安を感じている方は、「就職が怖い7つの理由!社会人になる不安とその解消法を解説します」の記事で不安の解消法を解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

ニートが不安視する「仕事が怖い」は克服できる!

ニートの方が「仕事が怖い」と感じる理由は様々ですが、その原因がわかれば対処することもできます。ここからは、ニートの方が仕事や就職活動への恐怖心を克服するための対処法について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。

仕事をすることのメリットを考える

仕事が怖いと感じていると、つい仕事のネガティブな側面ばかり見てしまいがちですが、仕事をすることのメリットにも目を向けてみましょう。例えば「お金を稼げる」「仕事で達成感を得られる」など。少し見方を変えるだけで様々なポジティブな面が見えてきますよ

楽しいと思える仕事の探し方については、「世の中の面白い仕事とは?やりがいを感じる職種を見つけよう!」のコラムでも解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。

仕事は辞めても良いものであると考える

「すぐに仕事を辞めてしまうのではないか」と不安に感じている方は、仕事はいつ辞めても良いものだと考えましょう。労働者には、憲法で職業選択の自由が、民法で雇用期間の定めがない場合における退職の自由が認められています。

そのため、ニートから正社員として就職したものの、何らかの理由で働き続けることが難しければ離職は可能です。すぐに辞めてしまうと再就職活動に影響を及ぼすので、可能な限り働き続けるのが望ましいですが、辞められないわけではないと考えると気持ちが楽になるかもしれません。

自分に合った仕事を探す

仕事が怖いと感じているニートの方は、自分に合った仕事に絞って探してみるのも良いでしょう。例えば、職場の人間関係が怖いと感じているのであれば、出来るだけ人と関わる必要のない仕事を探してみるなどがおすすめです。あまり外に出たくないと感じるのであれば、在宅ワークを探してみるのも良いでしょう。最近では働き方の多様化に伴い、インターネット上に多くの情報があり、様々な条件の仕事を見つけることができます。自分に合った条件の仕事を探してみてはいかがでしょうか。

自分に向いてる仕事の探し方については、「自分に向いてる仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムで解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

資格の勉強などから始めてみる

自分に自信がなく仕事が怖いと感じるニートの方は、資格の勉強などから始めてみるのも一つの手です。資格は自分の持つスキルや知識を証明するものであり、就活に有利に働くだけでなく、自分にできることがあるという自信を与えてくれるものでもあります。

何のスキルも経験も無く、就活をするのが不安だと感じている方は、まずは自分の興味のある仕事に役立つ資格や情報を調べてみるのも良いでしょう。

年齢はあまり気にしない

ニート状態が長いと年齢が気になって就職に踏み切れないこともあるでしょう。ニート状態が長いと就職活動が難航するのは事実ですが、仕事に対する意欲やポテンシャルでカバーできることも。

特に、人手不足が続いている運送業界や介護業界などでは、働き手の確保を優先するために経歴ではなく人柄や意欲を重視する企業が多いといわれています。そのため、就業経験がなかったりブランクが長かったりしても、年齢が20代など若ければ就職のチャンスは大きいといえるでしょう。

ハローワークで職業訓練を受けてみる

働いたことがなく、仕事ができるか不安というニートの方は、ハローワークで開催される職業訓練に参加してみるのもおすすめです。ハローワークで開催している職業訓練は、失業保険を受給している人を対象とした「公共職業訓練(離職者訓練)」と、失業保険を受給していない人を対象とした「求職者支援訓練」があり、ニートの場合は「求職者支援訓練」を受けられます。

参照元
厚生労働省
ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

板垣拓実

板垣拓実

就職活動や面接に対する不安は非常に一般的なものです。この不安を克服するためには面接対策や模擬面接などの事前準備をしっかり行うことや、たまには息抜きをしながらリラックスをして気を張り詰めすぎずに転職活動を行うことが効果的といえます。

ニートの期間があると不利に思われがちですが、それをどのように捉え、前向きに説明するかが重要です。自分の経験を価値あるものとして伝え、企業が求めるスキルや特質を前面に出すことで、良い印象を与えることができますよ。

仕事が怖いと感じるニートの方におすすめの仕事

仕事が怖いと感じるニートの方は、怖いと感じる原因の少ない仕事を検討してみましょう。たとえば、人間関係に不安があるなら人とのかかわりが少ない仕事、経歴に不安があるなら未経験者を歓迎している仕事など。

とりあえずで就職活動を始めてしまうと、自分に合わない職場や興味のない仕事についてしまい後悔してしまうということにもつながります。ここからは、仕事が怖いと感じているニートの方におすすめの仕事について紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。

人とあまり関わらなくてよい仕事

人間関係に不安を感じているという方は、職場で人とあまり関わる必要のない仕事を選ぶのがおすすめです。代表的な例として、工場勤務や清掃が挙げられます。

工場作業員のような仕事では、ベルトコンベア式のライン作業や、梱包などがメインとなるため、淡々と一人で作業を行っていくことができます。清掃の仕事も、与えられた仕事を一人でこなしていく仕事であるため、人と積極的に関わる必要がなくおすすめです。

未経験歓迎や経歴不問の仕事

ニートで働いた経験がない事から仕事が怖いという方は、未経験者歓迎・経歴不問の求人へ応募するというのも一つの手です。

未経験者歓迎の仕事は、募集の時点で企業も経験のない人が入社することを想定しているので、研修制度が整っていたり取り組みやすい業務から始められたりするのが特徴。介護職や施工管理職、IT業界といった人手不足に陥りがちな業界に多くなる傾向があります。

また、飲食業や接客業などは、働くにあたって特別なスキルや資格、経験を必要としません。アルバイトの従業員が多いことからも、比較的簡単な業務が多いといえるでしょう。働きながらキャリアアップに向けたスキルを身につけるという点でも、未経験者歓迎の仕事は働き始めるのにおすすめです。

在宅ワーク

家から出て人と直接かかわるのが怖いというニートの方は、在宅ワークの仕事を始めてみるのも良いでしょう。働き方の多様化に伴い、近年ではクラウドソーシングによってインターネット上で仕事を受注することも難しくない時代です。

在宅ワークの代表的な仕事としては、動画編集やWebライティング、プラグラマーなど。PCを持っていれば出来るような作業が多くあります。専門的なスキルを身につけるチャンスともいえるため、将来のキャリアアップも見込めるでしょう。

ニートの方におすすめの職種については、「ニートは正社員就職できる?面接対策やおすすめの職種を解説!」のコラムでも紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

ニートで仕事が怖いと感じる場合の仕事の探し方

前述のとおり、仕事が怖いと感じるニートの方は、まずは自分がどのような仕事が向いているのかを考えておくことがおすすめです。自分は何が得意なのか、将来どうなりたいのか、また仕事をする上で譲れない条件を一つ挙げるとしたらなにかを考え、それを踏まえて仕事を探してみましょう。仕事の探し方は、以下の方法がおすすめです。

ニートで仕事が怖いと感じる場合の仕事の探し方

  • 求人サイトを活用する
  • 近場の求人を探してみる
  • ハローワークを利用する
  • 就職エージェントに相談してみる

求人サイトを活用する

インターネット上で求人を検索し、応募まで行うことができる求人サイトの活用は仕事の探し方としておすすめの方法の一つです。外に出る必要がなく、空いている時間にインターネットから簡単にアクセスして情報を得ることができるため、効率の良い求人探しが可能になります。

近場の求人を探してみる

遠くの勤務地で働くことが不安という方は、地元の求人を探してみるのも良いでしょう。近隣のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、その他の店舗などであれば、求人募集が貼られていることも珍しくありません。

近場であれば通勤時間も少なく済むので、仕事に就くハードルが下がる可能性も。とりあえず求人情報を見るだけでも足を運んでみてはいかがでしょうか。

ハローワークを利用する

地元の求人を多く探してみたいという方は、ハローワークに登録して利用するのがおすすめです。ハローワークは、自治体ごとに施設があり、その地域における求人情報を多く取り揃えています。求人検索と紹介以外にも、職業訓練や面接対策、就職に関する相談にも対応してくれるため、初めての就職活動でも安心して行うことができるでしょう。

就職エージェントに相談してみる

一人での就職活動に不安があるという方や、そもそも何をしたらよいのかわからないという方は、就職エージェントに相談してみるのも一つの手です。就職エージェントでは、一人ひとりの希望に合った業界情報や企業紹介から、企業とのやり取りの代行、就活相談のカウンセリング、応募書類の添削から面接対策まで幅広くサポートを行っています。効率よく就職活動を進めたいというかたにおすすめです。

ニートの方におすすめの就職支援サービスについて詳しく知りたいという方は、「ニートにおすすめの就職支援サービスをご紹介!準備を整え正社員を目指そう」のコラムで紹介しています。ぜひご覧ください。

ニートからの就活や仕事選びで悩んでいるなら、若年層向けエージェントのハタラクティブを利用してみませんか?

ハタラクティブは20代を中心に、既卒やフリーター、ニートからの正社員就職をサポートしているエージェントです。ニート経歴が選考に影響するか不安なら、ぜひご相談ください。専任の担当者が企業選びから内定後まで一貫してお手伝いいたします。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube