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経理未経験者は採用されない?就職難易度や成功に導くためのポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 経験者のほうが有利ではあるものの、未経験から経理職への就職は可能
  • 未経験から経理職を目指す場合、日商簿記2級以上を取得しておくのがおすすめ
  • 経理の仕事を探す際は、「未経験OK」の求人に注目しよう

経理の仕事に興味があるものの、「未経験者は採用されないのでは?」と不安に思っている方は多いようです。採用される見通しがなければ、前向きな気持ちで求職活動に臨むことは難しいですよね。

経理未経験者は経験者と比べると採用されるハードルは高いものの、就職自体が不可能なわけではありません。「未経験OK」の求人を選んだり、意欲が伝わるようなアピールをしたりすることで、採用される可能性は高まります。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えながら、未経験から経理の仕事に就くための方法を解説。経理の仕事内容や魅力なども紹介しているので、就活や転職活動のモチベーションを高めるためにお役立てくださいね。

経理未経験者は採用されないって本当?

「未経験から経理職に就くのは難しいのではないか」という疑問をお持ちの方は多いかと思います。確かに、経験者と比較すると就職は難しいものの、絶対に採用されないというわけではありません。

以下で未経験が経理職を目指す場合の就職難易度を解説しているので、ぜひご一読ください。

経験者と比較すると難しいが就職は可能

経験者と比べると、未経験から経理職として採用されるハードルは高いのが現実です。一から教育する手間が掛かる未経験者よりも、即戦力を期待できる経験者のほうを採用したいと考える企業は多いと考えられます。

とはいえ、企業側は必ずしも経験者のみを求めているわけではありません。企業が欲しているのは、長く会社に貢献してくれる人材です。そのため、「積極的に学ぶ姿勢」や「意欲の高さ」をしっかりとアピールすれば、未経験者であっても採用される可能性は十分にあります。

「未経験だから無理だろう…」と諦めずに、自分ができるアプローチを考えてみましょう。未経験から新しいことに挑戦したいという強い気持ちは、企業側からも評価されるはずです。「30代の転職は未経験だと厳しい?おすすめの職種とエージェント活用法!」のコラムでは30代未経験からの転職について解説しているので、参考にしてみてください。

未経験者はアルバイトや派遣で経験を積む手もある

未経験からいきなり正社員を目指すのではなく、アルバイトや派遣で経理の経験を積むのも有効な手段です。基本的な経理スキルを身につけておけば、転職活動でのアピールに役立ちます。雇用形態に関わらず、実際に経理として就業した経験は選考でのアドバンテージになり得るでしょう。

【未経験者向け】そもそも経理職とは?

「経理」と聞いて、「お金に関わる仕事なのは分かるけど、具体的に何をするのかは知らない」と思う方もいるのではないでしょうか。

この項では、経理の仕事内容や魅力などを紹介しています。経理職に対する知識を深めたい未経験者の方は、参考にしてみてください。

経理の仕事内容

経理とは、企業の収支やお金に関わる取引を管理・記録する仕事です。業務内容はあらかじめルーティン化されていることが多く、主に「日次業務」「月次業務」「年次業務」の3つに分けられます。

 具体的な業務内容
日次業務預金や現金の管理、帳票への記録、経費精算など
月次業務領収書・請求書発行、社員の給与計算、税金の納付など
年次業務賞与の計算、年末調整、決算書類の作成など

社員の給与計算や税金の支払い、決算書類の作成など、企業のお金の流れを一手に握るのが経理職です。経理の仕事が不正確だと企業の安定性にも影響を及ぼすため、一つひとつの業務を確実に遂行するスキルが求められるでしょう。

経理職の魅力

経理職の魅力は、「専門的な知識やスキルを身につけられること」と「年齢を問わず長く働きやすいこと」です。以下で詳しく解説します。

専門的な知識やスキルを身につけられる

企業の財務状況を把握する過程で、専門的な知識やスキルを身につけられるのは、経理職ならではの魅力といえるでしょう。経理の知識やスキルを短期間ですべて身につけることは難しいため、経験を積むことで即戦力としての価値も高まります。

年齢を問わず長く働きやすい

経理職はデスクワークが中心となるため、年齢を問わず長く働きやすいのも魅力です。また、経理職は業界や企業規模を問わず必要とされる職種なので、求人の種類が豊富というメリットがあります。

「私生活の変化に合わせて働き方を変えたいけど経理の仕事は続けたい」という場合も、希望に合う求人を見つけやすいでしょう。身につけたスキルを活かしながら、安定して働き続けたいという方におすすめの仕事といえます。

経理職に向いている人の特徴は?

経理職に向いている人の特徴としては、「正確な作業ができる」「責任感が強い」「数字に苦手意識がない」などが挙げられます。細かいデータを正確に扱う集中力や、物事をコツコツ進められる持続力なども大切です。また、業務においては他部署や社外とのやり取りも必要なため、コミュニケーション力や協調性も必要とされるでしょう。

経理未経験者におすすめの資格やスキル

経理未経験者におすすめの資格やスキル

  • 基礎的なパソコンスキル
  • 柔軟な対応力
  • 日商簿記2級以上のスキル

未経験から経理の仕事に就きたいとお考えの方には、「基礎的なパソコンスキル」「柔軟な対応力」「日商簿記2級以上のスキル」などを取得しておくことをおすすめします。

未経験者の場合であっても、経理の仕事で活かせるスキルを少しでもアピールすることが大切です。以下で詳しく解説しているので、ご自身で伸ばせそうなスキルがないか確認してみてください。

1.基礎的なパソコンスキル

未経験から経理職を目指したい方は、基礎的なパソコンスキルを習得しておくと良いでしょう。経理の仕事ではExcelを使ったデータ集計や分析を頻繁に行うため、パソコン操作ができるかどうかは重要なチェックポイントです。

また、ExcelやWordといったソフトのスキルを証明する「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の資格を取得するのもおすすめ。アピールが強化されるだけでなく、資格取得のための努力を評価される可能性も高まります。

パソコンスキルについては「基本的なPCスキルって何?身につけ方や就活で役立つおすすめの資格を紹介」のコラムで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

2.柔軟な対応力

経理の仕事では、柔軟な対応力も必要です。予期せぬトラブルに対応したり複数のタスクを同時にこなしたりするためには、臨機応変に対応する力が欠かせません。状況に応じて適切な判断を下す能力を備えている人は、他部署や社外とのやり取りもスムーズに進めやすいでしょう。

対応力は業界や職種を問わず求められるため、経理未経験者もアピールしやすいスキルです。前職やアルバイトでの経験を振り返り、対応力があることを裏付けるようなエピソードがないか考えてみましょう。

3.日商簿記2級以上のスキル

企業の経営状況や取引内容を帳簿に記録する簿記は、経理として働くうえで必要なスキルの一つです。未経験から経理職を目指す場合、「日商簿記」の資格を取得しておくと、スキルの証明に役立つでしょう。特に、日商簿記2級または1級を保有していると、「実務で活かせるスキルを有している」と評価される可能性が高まります。

日商簿記には、学歴や年齢、実務経験といった受験資格はありません。また、どの級から受験しても良いとされています。ただし、日商簿記1級の難易度は非常に高いため、未経験者はまず2級の取得を目標にするのがおすすめです。

簿記の資格については「簿記が就職に有利なのは何級から?検定の難易度や資格を活かせる仕事を紹介」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

太田雅子

太田雅子

情報漏洩や申告漏れといったリスクを回避するために、経理職に従事する人材を選ぶ際は企業側も慎重になる傾向があります。そのため、未経験者の就職ハードルは高く、日商簿記や公認会計士の資格を求められることも多いようです。

「いきなり正社員の経理職を目指すのは難しい」と感じる場合、経理以外の事務職に就いてビジネススキルを学びながら資格取得を目指すという方法もあります。わたしたちハタラクティブでは、あなたのキャリアビジョンに沿ったお仕事をご提案しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

経理未経験者が就職を成功させるためのポイント

経理未経験者が就職を成功させるためのポイント

  • 「未経験OK」の求人に注目する
  • 自己分析を徹底する
  • 資格欄で自分のスキルをアピールする
  • 志望動機欄で熱意を伝える

未経験から経理職への就職を成功させるためには、「未経験OKの求人に注目する」「自己分析を徹底する」といったポイントを押さえる必要があります。

以下に4つのポイントをまとめましたので、就職・転職活動に前向きに取り組むための参考にしてみてください。

1.「未経験OK」の求人に注目する

経理の仕事を探す際は、「未経験OK」の求人に注目してみましょう。経理は専門的な知識が必要な職種ではあるものの、すべての企業が経験者のみを採用しているわけではありません。「自社の風土に合った人材を育てる」ことを目的として、未経験者を歓迎している企業も存在します。

未経験者の採用を前提としている企業であれば、入社後の研修や資格取得支援の制度が整っていることが多いのも魅力です。求人サイトの検索欄で「経理職」「未経験OK」と条件を入力して、自分に合う仕事がないか探してみましょう。

未経験分野への挑戦は20代のうちが有利!

未経験の分野への就職や転職は、20代のうちに行うのがおすすめ。20代のうちは、経歴やスキルよりも将来性や意欲を重視されやすく、未経験であっても採用される可能性が高いからです。

そのため、20代で未経験の経理職に採用されるチャンスは十分にあります。30代、40代と年齢を重ねて選択肢が少なくなる前に行動を起こしましょう。

2.自己分析を徹底する

未経験から経理職を目指す際は、自己分析を徹底して行いましょう。自己分析とは、これまでの経験を振り返って自分自身の強みや弱み、興味があることなどを明らかにするための作業です。

自己分析を行うことで、選考でアピールできる強みを明確に把握できます。「未経験だから活かせそうなスキルはない…」と思っている方も、経理職に役立ちそうな強みを思いがけず発見できる可能性がありますよ。

3.資格欄で自分のスキルをアピールする

履歴書の資格欄は有効に活用しましょう。その資格に関する知識を備えていることや意欲を企業側に伝えるのに役立ちます。すでに取得済みの資格だけでなく、勉強中のものも記載可能です。

ただし、経理職とは関係のない資格は書かないのがベター。経理として働くうえで活かせる資格名と取得年月日を正確に記入しましょう。

4.志望動機欄で熱意を伝える

志望動機では、未経験から経理職に就きたい理由や就職後の目標をしっかりと伝えることが大切です。企業側は、志望動機の内容から「自社とのマッチ度」や「熱意の高さ」をチェックしています。

自己分析で把握した自身の強みを盛り込み、志望企業に入社後どのように貢献できるかを具体的に示しましょう。経理職に就きたいという熱意や、企業の求める人材像に合致することをアピールすれば、未経験から採用される可能性は大きくなります。

未経験から経理職を目指す際の志望動機の例文

「事業拡大に伴って、未経験者を積極採用中の貴社で経理の仕事に挑戦したいと思い、志望いたしました。私は食品メーカーの営業職として新卒から3年間勤務しました。営業として売り上げを上げる努力をするなかで、それらを活かし管理する経理の仕事に興味を抱いた次第です。

営業職で磨いたコミュニケーション力や数字を扱う能力は、経理職でも活かせると考えております。また、現在は日商簿記2級の取得に向けて勉強中です。一日でも早く貴社に貢献できる人材になれるよう努める所存です。」

就職・転職エージェントを利用するのもおすすめ

未経験から経理職を目指す場合、就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。就職・転職エージェントとは、仕事探しや応募書類の作成、面接対策などをサポートしてくれるサービスのこと。業界の動向や企業ごとの情報に精通したアドバイザーからの助言やノウハウを得ることが可能です。

「自分に合う求人が見つからない…」「未経験なのでアピール方法が分からない」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、第二新卒や既卒などの若年層を対象にした就職・転職エージェントです。

専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望や適性を丁寧にカウンセリングしたうえで、ぴったりのお仕事をご紹介します。履歴書の添削や模擬面接といったサポートも行っているので、どのようなアプローチをすればいいかお悩みの方も安心です。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。

未経験から経理職を目指す際によくある疑問Q&A

ここでは、未経験から経験職を目指す際によくある疑問をQ&A方式で解決していきます。

経理の仕事に未経験から転職できる?

未経験から経理の仕事に就くことは可能です。
経理職は専門的な知識が必要とされるものの、未経験者を採用する企業も存在します。企業の採用意欲を高めるためには、未経験から経理の仕事に就きたいという熱意や、スキルや知識を積極的に学ぼうとする姿勢を示すことが大切です。

未経験で経理の仕事をするのは「しんどい」?

最初のうちは未経験の業務を「しんどい」と感じることはあるでしょう。
とはいえ、段階を踏んで経理の知識とスキルを身につけていけば、「しんどい」と感じる気持ちは徐々に軽減できると考えられます。いち早く業務をスムーズにこなせるようになるために、まずは基礎知識をしっかりと学び、スキルアップのために常に努力するようにしましょう。

いきなり経理職を目指すのが難しい場合は?

未経験から経理職に就くのが難しい場合は、経理事務の仕事で経験を積む手もあります。
経理事務とは、帳簿の記入やチェック、経費の管理といった経理職のサポート業務を行う職種です。事務職のため企業規模や業界を問わず求人が多く、経理職と比較すると専門性を問われにくいのが特徴。スキル不足が不安な方は、まずは経理事務として実務経験を積んでから、将来的に経理職に転職する道を検討してみると良いでしょう。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube