- ハタラクティブ プラスTOP
- 仕事の種類の記事一覧
- ゲーム業界とは?主な職種や向いている人の特徴を解説!
ゲーム業界とは?主な職種や向いている人の特徴を解説!
この記事のまとめ
- ゲーム業界とは娯楽サービスの企画や開発、販売など幅広く手掛ける産業のこと
- ゲーム業界にある職種は、「デザイナー」「企画」「エンジニア」の3つに分類される
- ゲーム業界に向いている人の特徴はものや作品作りが好きで、こだわりがある人
- コミュニケーション能力やプログラミング言語を習得すると、仕事で役立つ可能性がある
- 未経験からゲーム業界に挑戦したい場合は、就職・転職エージェントに相談するのも手
「ゲーム業界とはどのような業界?」「どんな仕事がある?」と興味を持っている方もいるでしょう。ゲーム業界への理解が曖昧なままだと、「未経験から就職できないかも」「自分に合っているのか分からない」と不安になりますよね。
ゲーム業界とは娯楽サービスの企画や開発、販売など幅広く手掛ける産業で、「デザイナー」「企画」「エンジニア」などの職種があります。流行やトレンドに敏感な人やもの作りが好きな人、こだわりがある人などが活躍できる可能性があるでしょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの高城さんのアドバイスを交えつつ、ゲーム業界についてまとめています。また、ゲーム業界にある職種や向いている人の特徴もご紹介。ゲーム業界で役に立つスキルにも触れているので、これから就職・転職活動を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
ゲーム業界とは?
ゲーム業界とは、ゲームをはじめとする娯楽サービスの企画や開発、販売など幅広く手掛ける産業です。家庭用ゲーム機の本体を作ったり、ゲームソフトやスマートフォン向けのアプリゲームやオンラインゲームを企画・開発したりするなど、さまざまな企業で成り立っています。
近年では、個人や少人数のチームが低予算で開発した「インディーゲーム」の需要も高まりつつあり、企業に属さなくてもゲームの開発や販売を行っている人もいるでしょう。また、ゲーム対戦をスポーツ競技として認められている「eスポーツ(electronic sports)」も注目されています。
ゲーム業界は、3DグラフィックスやVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、AI(人工知能)など、最先端技術を用いて常に革新と創造性が求められる業界です。ゲーム業界に限らず、最先端技術が発展することで新しい仕事が出てくる可能性もあります。
「新しい仕事には何がある?これからの働き方や不安を解消する方法を解説」のコラムでは、新しい仕事として注目されている職種や就職するメリット・デメリットを解説しているので、新しい仕事に興味がある方は、参考にしてみてください。
ゲーム業界の主な職種
ゲーム業界は、多種多様な職種から成り立っています。それぞれの職種がそれぞれの役割を果たし、協力することで、魅力的なゲームが作られるでしょう。
以下で、ゲーム業界にある主な職種を解説します。ゲーム業界にある職種の仕事内容や特徴を理解し、自分に合ったものがないか探してみてください。
ゲーム業界の主な職種
- デザイナー職
- 企画職
- エンジニア職
- そのほかの職種
デザイナー職
デザイナー職は、ゲームに登場するキャラクターの見た目や動き、背景、オブジェなどをデザイン担当する仕事です。プレイヤーが最初に目にする部分でゲームの印象を大きく左右するので、重要な役割を担っています。高いクオリティを実現するために作業工程を細分化し、それぞれでイメージを的確に表現するスキルが求められるでしょう。
主な職種には、「ゲームデザイナー」「グラフィックデザイナー」「CGデザイナー」が挙げられます。以下で、それぞれ解説するので、興味があるものがないかチェックしてみてください。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーとは、キャラクターや背景をデザインしてゲームの世界観を設計する仕事です。たとえば、ゲームに登場するキャラクターの見た目や個性、舞台となる背景をデザインします。
主人公や敵などのキャラクターの衣装や表情、背景の色合いなど、ゲームの趣旨に沿ってプレイヤーが世界観に没頭できるよう細かい部分まで配慮することが求められるでしょう。ゲームデザイナーの年収は技術力や実績によって大きく上下する可能性があります。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、ゲームデザイナーが提案した内容を完成させて実際にゲームで使用できるようにする仕事です。3Dモデリングや2Dアートを使用してデザインすることもあるでしょう。
また、商品パッケージやタイトルロゴを担当する場合もあります。グラフィックデザイナーとして経験を積めば、ゲーム全体のデザインを指揮する「ゲームアートディレクター」へキャリアアップすることも目指せるでしょう。職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「グラフィックデザイナー」によると、平均年収は約509万円となっています。
CGデザイナー
CGデザイナーの仕事は、デザインしたキャラクターを動かすことです。3Dモデルやアニメーションを制作するため、CG技術が求められるでしょう。また、CGクリエイター検定の資格を取得していると仕事で役立ちますよ。職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「CG制作」によると、平均年収は約509万円です。
企画職
ゲーム業界の企画職は、ゲームのコンセプトやストーリー、ゲームシステムなどを企画・立案するのが主な仕事です。開発スケジュール調整や予算の管理を行いながらゲームの方向性を決めて、制作現場を統括します。
また、ゲームの販売促進を手掛けるのも企画職の仕事になるため、重要なポジションといえるでしょう。ゲーム業界における企画職の平均年収は、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「ゲームクリエーター」によると約551万円ですが、業務内容や勤務年数によって上下する可能性があります。
主に「ゲームプロデューサー」「ゲームプランナー」「ゲームディレクター」の職種が挙げられるでしょう。以下でそれぞれ解説するので、チェックしてみてください。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲーム開発プロジェクト全体の責任者としてチームの指揮をとるのが仕事です。ゲームの企画・立案をはじめ、予算やスケジュール管理や開発チームの編成など、プロジェクトを成功に導くためのあらゆる業務を統括します。
プロデューサーはゲームのクオリティだけでなく、プロジェクトの成否にも影響するので重要な役割です。また、作業の進捗管理やトラブルの対応なども行うため、豊富な知識と経験が求められるでしょう。未経験からの挑戦はハードルが高くなるので、ゲームディレクターとしての経験を積んでからキャリアアップを目指すのがおすすめです。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲームの具体的な内容を企画・設計するのが仕事です。ゲームのストーリーやイベント、キャラクター設定、画面のレイアウトなどを考案し、ゲームの細部まで企画します。プレイヤーを飽きさせないための工夫や面白くするためのアイデアが求められるでしょう。
ゲームディレクター
ゲームディレクターは、ゲーム開発現場の指揮官とて各部門の連携をスムーズにし、開発が円滑に進むように管理するのが仕事です。プロデューサーが決めたスケジュールに則って、円滑にプロジェクトを進めることが求められるでしょう。
プログラマーやデザイナー、サウンドクリエイターなどさまざまな職種のスタッフをまとめて、各部門の連携をスムーズに行えるようにします。ゲームディレクターの経験年数や役職によって業務範囲が異なるため、平均年収の幅も広がるでしょう。
エンジニア職
ゲーム業界におけるエンジニア職の仕事はプログラミングスキルを駆使し、ゲームのシステムや機能を開発することです。プレイヤーがスムーズにゲームができるように、プログラミングスキルを駆使してプレイ環境を整えます。
家庭用ゲーム機やVRゲーム端末などのほかにも、最近では3DCGやVR、AIなどを扱えるスキルがあると企業で重宝される可能性があるでしょう。ゲーム業界のエンジニア職では、主に「ゲームエンジニア」「ゲームプログラマー」があるので、以下でそれぞれ解説します。
ゲームエンジニア
ゲームエンジニアの仕事は、ゲームプランナーが作成した仕様書をもとにゲーム機の開発を行うことです。家庭用ゲーム機の端末からオンラインゲームの開発や運用、VRゲームの制作など、携わる分野は多岐にわたるでしょう。
開発の分野によって求められる要件定義は異なるため、幅広いIT技術に精通していることが求められます。たとえば、「AIエンジニア」としてAI技術を用いれば、リアルなゲーム体験を提供できたり、新しいゲームを開発したりすることが期待できるでしょう。なお、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「AIエンジニア」の平均年収は、約558万円です。
「ITとは?覚えたい用語や未経験からチャレンジしやすい職種をご紹介!」のコラムでは、ITに関連する覚えておきたい用語やIT企業で働くメリットとデメリットを解説しているので、参考にしてみてください。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーは、ゲームプランナーが考案したゲームシステムや機能を、実際にプログラミングで実装するのが仕事です。企画書の指示に沿ってゲーム内のシステムを製作したり、表示画面や操作などのUI(User Interface)を整えたりして動作やエフェクト効果の調整などを行います。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「プログラマー」によると、平均年収は約557万円です。ただし、企業によっては、ゲームプログラマーはゲームエンジニアに含まれていたり、業務内容の範囲が異なったりする場合があるので、求人票をしっかり確認してみましょう。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
トップページ
そのほかの職種
ゲーム業界には、ほかにも以下のような職種があります。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
シナリオライター | ゲームのストーリーを考える仕事です。登場するキャラクターの性格やセリフも設定します。 |
サウンドクリエイター | ゲームのBGMや効果音を作成します。作曲以外にも、音をデジタルデータ化するスキルも求められるでしょう。 |
デバッガー | デバッガーとは、ゲーム内にあるバグを見つける仕事です。何度も同じ作業を繰り返しながらプログラムに不具合がないか探すことで、ゲームの完成度を高める重要な役割を担っています。 |
バックオフィス | バックオフィスとは、エンジニア職やデザイナー職を支える仕事です。主に、人事や総務、財務などさまざまな職種や業務が含まれます。自らは利益を生まないものの、売上や利益を上げる部署を指させる重要なポジションといえるでしょう。 |
専門的なスキルや知識がなくても、ゲーム業界へ就職できる可能性はあります。自分の適性を活かせる職種を見つければ、活躍できるでしょう。
「未経験からゲーム業界に就職できる?おすすめの職種や成功のポイントを解説」のコラムでは、ゲーム業界未経験におすすめの職種やゲーム業界に未経験で挑む前に押させたい知識を解説しているので、チェックしてみてください。
ゲーム業界の市場規模と今後の展開
ゲーム業界は常に成長を続けるため変化が激しく、流行に左右されやすいといった特徴があります。通信技術やIT技術の発達などにも、影響を受けやすい業界といえるでしょう。
以下で、ゲーム業界の市場規模と今後の展開を解説するので、就職したいと考えている方は、参考にしてみてください。
ゲーム業界の市場規模
ゲーム業界の市場規模は、年々拡大しています。2023年に経済産業省が行った調査「ゲーム産業は依然高水準!国内のゲーム市場は2兆円超え」では、2022年国内のゲーム市場規模は2兆316億円です。10年前にあたる2012年の国内ゲーム市場は約9,800億円程度だったため、そこから約2倍に成長したことが分かります。
また、最近ではeスポーツといった新しいゲーム分野が登場し、世界市場の拡大が続く可能性があるため今後の成長が期待できるでしょう。
参照元
経済産業省
ひと言解説 (サービス業・製造業の解説・分析レポート・統計)
ゲーム業界の今後の展開
ゲーム業界の今後の展開は技術革新と新たなビジネスモデルの登場する可能性があるため、さらに多様化していくと予想されるでしょう。今後発展が進むことが期待されているのは、VR・ARゲームやeスポーツが挙げられます。また、ゲームクリエイターや利用方法の変化も考えられるでしょう。以下で、それぞれ解説します。
VR・ARゲーム技術の発達 | 技術の発展により、VR・ARゲームの市場も拡大していく傾向があるでしょう。VRゲームとは、ヘッドマウントディスプレイといった特殊な機器をつけて人工的に作られた仮想空間をまるで現実のように体験できるゲームで、ARゲームは実世界に仮想世界を重ね合わせて表示させて遊ぶゲームのことです。 専門的なスキルが求められるため、今後技術者が増えればさらに市場は拡大していく可能性があるでしょう。 |
eスポーツ市場の拡大 | 通信システムが4Gから5Gが主流となれば、容量の重いeスポーツ市場も拡大するでしょう。4Gが主流の場合、格闘ゲームやレーシングゲームなどの対戦型のスポーツゲームが主になります。 5Gになることで、さらにeスポーツの種類も広がるでしょう。 |
ゲームクリエイターの独立 | 技術の進化や働き方の自由化により、ゲーム制作企業に入社せずに個人でゲーム開発をするフリーランスのゲームクリエイターが増えるでしょう。 個人で活動することで多方面の人脈を作れ、新しいゲームやプラットフォームが生まれる可能性が広がるためです。魅力的なゲームを製作できれば、個人でヒット商品を開発できる可能性があるでしょう。 |
ゲームのサブスク化 | これまでゲームはソフトを購入して利用するのが一般的でした。しかし、インターネットやIT技術の発展に伴い、定額で利用できる「サブスク化」されている傾向があります。 ゲームをサブスク化することで、ユーザーは気軽にゲームを試せたり、定期的にアップデートが行われるため安心してプレイできたりするメリットがあるため、今後も需要が高まる可能性があるでしょう。 |
ゲーム業界への就職を検討している場合、今後の動向を理解することが大切です。希望する業界や企業への理解を深めれば、志望動機やキャリアビジョンが描きやすくなるでしょう。
ゲーム業界に就職するメリット・デメリット
ゲーム業界への就職を目指す際は、働くメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。メリット・デメリットを理解したうえで自分の適性や希望するキャリアパスを考慮すれば、ミスマッチを防げるでしょう。
以下で、ゲーム業界に就職するメリット・デメリットをそれぞれ解説するので、自分の希望する働き方ができるか判断してみましょう。
メリット
ゲーム業界に就職するメリットには、以下が挙げられます。
・最先端の技術に触れられる
・創造性を活かせる
・世間から評価されているという実感を得られる
ゲーム業界は技術の発展に伴って常に新しい技術を取り入れる傾向があるため、最先端の技術に触れられる機会があるでしょう。新しいことに挑戦するのが好きな方には、魅力的に感じる可能性があります。
また、ゲームでは創造性を求められる傾向があるので、自分の適性を活かせられればやりがいを感じられるでしょう。その結果、自分が手掛けたゲームがヒットすれば、社内だけでなく世間から評価を受けられるので達成感を得られる可能性もあります。
デメリット
ゲーム業界に就職するデメリットは、以下のとおりです。
・長時間労働になる場合がある
・業界の変化が速い
・頻繁にトラブルの対応する必要がある
ゲームのなかにはオンラインで行うものもあるため、ユーザーが増えればサーバーに不可が掛かります。バグや回線落ちなどのトラブルが起きやすくなるため、頻繁に対応することが求められることがあるでしょう。
ゲーム業界に向いている人の特徴
ゲームが好きだからといって、仕事にすればうまくいくとは限りません。「自分には合わないかも」とミスマッチを感じれば、モチベーションが下がり退職につながる可能性があります。
仕事を選ぶときは自分の適性と仕事内容のマッチ度などを慎重に判断することで、やりがいを感じながら仕事に取り組めるでしょう。以下で、ゲーム業界に向いている人の特徴を解説するので、自分に当てはまるか判断するときの参考にしてみてください。
ゲーム業界に向いている人の特徴
- 流行やトレンドに敏感な人
- ものや作品を作ることが好きな人
- こだわりがある人
流行やトレンドに敏感な人
ゲーム業界に向いているのは、流行やトレンドに敏感な人な人が挙げられます。ゲーム業界は、技術革新や流行の変化に影響されやすい業界です。常に新しい技術やゲームが生まれており、市場のトレンドは目まぐるしく変わっていきます。
新しいゲームの傾向をいち早く察知し、市場のニーズを理解していれば、ユーザーに受け入れられるゲーム企画を立案できるでしょう。流行やトレンドへの感度を高めるには、多種多様なジャンルの新作ゲームをプレイして面白さや人気の理由を分析したり、ゲーム展示会やイベントに参加し、最先端の技術やトレンドを直接体感したりするのがおすすめです。
常にアンテナを張って情報を収集し、市場の動向を把握することで、ゲーム業界で活躍できる可能性が広がるでしょう。
ものや作品を作ることが好きな人
ものや作品を作ることが好きな人も、ゲーム業界に向いている可能性があります。ゲームはストーリーやキャラクターデザイン、操作性、音楽、など、さまざまな要素が組み合わさって作られた作品です。ゲーム業界で働くうえでゲームが好きな気持ちも大切ですが、「良いゲーム(作品)を作りたい」という制作意欲も求められます。
たとえば、ゲームはシナリオが良くても、その世界観に合わないキャラクターデザインや音楽だと、魅力的には感じません。また、操作性が悪いと、ユーザーの不満につながる可能性があります。試行錯誤を繰り返しながら、より良い作品を作り上げることに情熱を注げれば、完成した時の達成感を味わえるでしょう。
「ものづくりは仕事にできる?種類や向いている人は?将来性も紹介」のコラムでは、ものづくりに該当する仕事の種類や就く際の注意点を解説しているので、参考にしてみてください。
こだわりがある人
こだわりがある人も、ゲーム業界で活躍できる可能性があります。高品質なゲームを開発するには、細部へのこだわりが不可欠です。グラフィックの美しさ、操作性、サウンド、ストーリー、ゲームバランスなど、あらゆる要素にこだわり抜くことで、ユーザーを魅了する作品を作れるでしょう。
ゲーム業界で役に立つスキル
ゲーム業界で役立つスキルを身につければ、就職が有利になるだけでなく、仕事で活躍しやすくなるでしょう。以下で、ゲーム業界で役に立つスキルを解説するので、参考にしてみてください。
コミュニケーション能力
ゲーム業界では、コミュニケーション能力が求められる傾向があります。ゲーム開発は、プログラマーやデザイナー、サウンドクリエイター、プロデューサーなどさまざまな分野の人たちとチームで作業を行うためです。
自分の考えやアイデアを明確に伝えて相手の意見を丁寧に聞き、建設的な議論を行うためには、円滑なコミュニケーションが必要になります。また、クライアントとやり取りを行う場合もあるので、身につけておくとスムーズに仕事のやり取りを行えるでしょう。
ただし、コミュニケーションをとるのが苦手だからといって、仕事ができないとは限りません。プログラマーやゲームクリエイターとして独立すれば、最低限のコミュニケーション能力があれば活躍できる可能性があります。「一人でできる仕事やそのメリット・デメリットを解説!仕事を得る方法も」のコラムでは、一人でできる仕事をするメリット・デメリットや仕事を探す方法を解説しているので、チェックしてみてください。
ソフトの操作スキル
ゲーム業界へ就職を希望する場合は、業務で使用するシフトの操作スキルを身につけておくと仕事で役立つでしょう。ゲーム業界では専門的なソフトを使用する場合があるため、入社前に操作スキルを身につければ仕事に取り組みやすくなります。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
高城綾香
ゲーム業界で使用するソフトには、グラフィックデザインの場合PhotoshopやIllustrator、3DモデリングにはMayaやBlender、ゲームエンジンにはUnityやUnreal Engineなどが挙げられます。業務内容をしっかり調べ、使用するソフトを確認しておきましょう。
ゲーム業界での具体的な職種と求められるスキルは、下記のとおりです。
・ゲームプログラマー:「C++」「C#」「Python」などのプログラミング言語、ゲームエンジンの使用経験、数学や物理の知識、プログラミングスキルが求められるでしょう。
・ゲームデザイナー:論理的思考力と創造力、ExcelやFlowchartでのデザインやプランニングスキル、プロトタイピングツール(UnityやUnreal Engine)の利用経験、コミュニケーション能力(プログラマーやアーティストとの連携)などがあると仕事で役立ちますよ。
・ゲームテスター:問題発見能力と細かい観察力、コミュニケーションスキル(バグ報告書の作成)、ゲームの知識が求められる傾向があります。
いずれの職種を目指す際は、自分のキャリアビジョンや適性とのマッチ度を確認することが大切です。「なんとなく楽しそう」「やりがいを感じられそう」といった曖昧な理由で決めずに、どのように活躍したいかを考えてみるのがおすすめですよ。
プログラミング言語の習得
ゲーム業界へ就職したい場合は、プログラミング言語を取得しておくのもおすすめです。「C++」「C#」「Java」「Python」など、ゲーム開発で使用されるプログラミング言語は多種多様あるため、目的に合った言語を習得しましょう。スキルを学びながら開発プロセスへの理解を深めれば、ほかの職種ともスムーズに連携がとれる可能性があります。
専門用語を覚えておくことも重要
ゲーム業界では、専門用語を覚えておくことも仕事をするうえで重要なことです。たとえば、本的に無料でできるオンラインゲームを指す「F2P(Free to Play)」や、参加者がゲームの登場人物を担当し、冒険や謎解きなどをゲームのなかの世界で行う「RPG(Role Playing game)」などがあります。
ほかにも、「FPS」や「MMORPG」など多数存在する独自の専門用語を理解することで、円滑にコミュニケーションをとれて仕事が取り組みやすくなるでしょう。専門用語は面接の場で使用される場合もあるので、覚えておけば業界への関心の高さもアピールできますよ。
未経験からゲーム業界へ就職・転職するには
未経験からゲーム業界へ就職・転職することは可能です。以下で、未経験からゲーム業界への就職・転職する方法をまとめたので、自分に合った方法を見つけてみてください。
デバッガーを目指す | 未経験の場合、デバッカーを目指すのがおすすめです。デバッカーは特別なスキルや資格が求められにくいため、未経験から始めやすいでしょう。 また、アルバイトの求人が出ている場合もあるので、挑戦しやすいのも特徴の一つです。ゲームのバグがないか確認するために根気強さが求められます。ゲームが得意だったり、ゲーム操作に慣れていたりすると、活躍できる可能性があるでしょう。 |
アシスタントとして経験を積む | アシスタントとして経験を積むのも、未経験からゲーム業界へ就職・転職する方法の一つです。プロデューサーやディレクターの補助をしながら知識を身につけて業界への理解を深められれば、アシスタント経験を活かしてスムーズに業務に取り組めるでしょう。 |
企画書を用意する | 未経験からゲーム業界へ挑戦したい場合は、企画書を用意するのも手です。企業によっては、面接で応募先企業が扱うゲームの改善点や新商品の開発の企画書を求められる場合があります。 企画内容によって、ゲームへの関心の高さをアピールできれば、好印象を得られる可能性があるでしょう。また、イラストや画像を挿入したり、文字に色をつけたりするなど、見やすくなるような工夫を意識すれば、完成度の高い企画書になります。 |
事前に面接準備を行う | 未経験の業界へ就職・転職を希望する場合は、事前に面接準備を行うことが重要です。準備を怠ると、「入社意欲が低い」と判断されて選考が不利になりやすいので注意しましょう。 企業研究を行い、志望動機につなげたり、面接練習を行ったりすれば、入社意欲の高さをアピールできます。 |
「未経験からゲーム業界に就職できる?おすすめの職種や成功のポイントを解説」のコラムでも、ゲーム業界未経験者におすすめの職種や未経験からゲーム業界への就職を成功させるポイントを解説を解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
就職・転職エージェントを利用するのも一つの手
未経験からゲーム業界で仕事がしたい場合は、就職・転職エージェントを利用するのも手です。就職・転職エージェントを利用すると、求職者に合った求人を紹介してくれるので、ミスマッチを防げるメリットがあります。
自分で求人を探す手間が省けるので、知識やスキルを身につけるための時間を確保しやすくなるでしょう。ゲーム業界で役立つ知識やスキルを身につけたうえで、自分の適性に合った企業が見つかれば内定を得られる可能性があります。
「ゲーム業界へ就職できるか不安」「自分に合った仕事の見つけ方が分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは20代を中心にした転職・就職支援に特化しています。
専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、学歴や経歴に合ったサポートを実施。未経験歓迎の求人も多数保有しているので、自分にぴったりな仕事を見つけられるでしょう。
また、応募書類の添削や面接対策も実施しているので、就職・転職活動の経験がない方も安心して臨めますよ。サービスはすべて無料なので、ぜひご相談ください。
ゲーム業界に関するよくある質問
ここでは、ゲーム業界に関するよくある質問をQ&A形式で解決します。
「ゲーム業界はやめとけ」って本当?
必ずしも、ゲーム業界に挑戦しないほうが良いとはいえません。「ゲーム業界はやめとけ」といわれる理由には、「収入が低い場合がある」「長時間労働になる可能性がある」などが挙げられるでしょう。
ただし、「仕事が辛い」と感じる基準は人によって異なるため、ゲーム業界に入ったからといって後悔するとは限りません。仕事が辛くても、好きなことに取り組めたり、手掛けたゲームがヒットしたりして、やりがいを感じることでモチベーションにつながる可能性もあります。自分が仕事に求めることを明確にすれば、後悔を避けられるでしょう。
ゲーム業界の仕事はハードなの?
ゲーム業界は業界の変化が速く、頻繁にトラブルに対応する必要があるためハードな面もあります。一方、最先端の技術に触れられたり、世間から評価されているという実感を得られたりするメリットもあるので、自分がやりたいことを明確にすれば「仕事がきつい」と感じにくいでしょう。
コラム内でも「ゲーム業界に就職するメリット・デメリット」を解説しているので、チェックしてみてください。
20代未経験でもゲーム業界に就職できる?
20代未経験からゲーム業界に就職することは可能です。スキルや知識が問われにくいデバッカーの求人を探したり、ゲーム業界のアルバイト求人に応募したりすることで就職できる可能性があります。
年齢が重なるとスキルや経験が求められやすくなり転職が難しくなるので、早めに行動するのがおすすめです。「正社員は何歳まで目指せる?20代がおすすめな理由や就活のポイントを解説」のコラムでは、20代のうちに正社員就職を決めるのが理想な理由を解説しているので、参考にしてみてください。
ゲーム業界の志望動機が思い浮かばない…
「志望動機が思い浮かばない」と悩む場合は、就職・転職エージェントに相談するのがおすすめです。就職・転職エージェントではサービスの一環として、応募書類作成のサポートを行っているので、好印象を得られる内容が書けるでしょう。
ハタラクティブは一人ひとりに専属のキャリアアドバイザーが書類添削や面接対策も行うので、自信を持って選考に臨めますよ。書類作成や面接対策に不安がある方は、ぜひハタラクティブへご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
SNS : LinkedIn®・YouTube