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ホテルに就職するには?やめとけって本当?業界の実態と必要なスキルを解説
この記事のまとめ
- ホテル業界で後悔しないためには、情報収集を徹底して業界の実態を理解することが大切
- ホテル業界では、インバウンド需要の回復が進んでいる
- ホテルで働くやりがいと楽しさは、お客さまの笑顔を直接見られること
- ホテル就職の際、接客スキルや語学力を示せる資格があると役立つ可能性がある
- ホテル就職を目指すなら、ホスピタリティマインドやコミュニケーション力を身につけよう
「ホテルで働きたいと考えているけど、業界についてあまり知らず、就職できるか不安」という方もいるでしょう。興味のある仕事の実態が分からないと、就職したあとに後悔しないか不安になりますよね。
ホテル就職で後悔しないためには、情報収集に取り組み、業界の実態と自分の適性や理想がマッチしているかを確認することが大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの林さんのアドバイスを交えながら、ホテル業界の現状と将来性をまとめています。また、ホテル業界に就職した場合の平均年収や主な仕事内容とやりがいについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
ホテル業界への就職で後悔しないためには?
ホテル業界で後悔しないために、情報収集を徹底して業界の実態と自分の適性・理想を照らし合わせることが大切です。
ホテル業界は接客を中心としたサービス業で、華やかに見える一方、シフト勤務や繁忙期の忙しさなど大変な面もあります。後悔しないためには、業界の特徴を理解し、自分の理想の働き方と合っているかを見極めましょう。
具体的には、企業の口コミを調べる、現場の声を聞く、インターンや職場見学に参加するなどの方法があります。また、求められるスキルやキャリアパスも確認し、長期的に働ける環境かどうかを考えましょう。業界のリアルを把握し、自分の適性と照らし合わせることで、ミスマッチを防ぎ、納得のいく選択をしやすくなります。
「就職に失敗したらどうなる?その後にある進路や就活を成功させる方法を解説」のコラムでは、就職で失敗しない方法についてまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
ホテル業界の現状と将来性
ホテル業界は、観光やビジネスに密接に関わる重要な産業です。ここでは、ホテル業界の現状と将来性についてまとめました。
ホテル宿泊者数の現状
観光庁の「宿泊旅行統計調査」によれば、2023年1~12月の延べ宿泊者数は6億1,747万人で、そのうち外国人延べ宿泊者数は1億1,775万人でした。特に、外国人延べ宿泊者数は11,775万人で、前年比613.5%の増加を記録しています。
以下の表は、2023年1〜12月の宿泊者数の内訳を示しているので、ぜひご参照ください。なお、()内の数字が前年比を表しています。
月別 | 延べ宿泊者数 | うち外国人 |
---|---|---|
年間合計 | 6億1,747万人(37.1%) | 11,775万人(613.5%) |
1月 | 4,180万人(50.1%) | 642万人(3012.6%) |
2月 | 4,284万人(86.7%) | 618万人(3095.0%) |
3月 | 5,288万人(59.4%) | 789万人(2327.2%) |
4月 | 4,715万人(43.9%) | 987万人(1859.9%) |
5月 | 5,135万人(39.5%) | 902万人(1282.4%) |
6月 | 4,738万人(39.8%) | 957万人(1483.9%) |
7月 | 5,444万人 (36.6%) | 1,105万人(1467.8%) |
8月 | 6,435万人(37.3%) | 1,060万人(1366.0%) |
9月 | 5,218万人(32.6%) | 1,009万人(1121.3%) |
10月 | 5,611万人(27.3%) | 1,250万人(496.8%) |
11月 | 5,448万人(18.9%) | 1,204万人(217.3%) |
12月 | 5,251万人(11.5%) | 1,254万人(113.4%) |
参照:観光庁「宿泊旅行統計調査報告(令和5年1~12月)(p.5)」
これらのデータから、外国人宿泊者数の増加が特に顕著であり、インバウンド需要の回復が進んでいることが分かります。
参照元
観光庁
宿泊旅行統計調査 | 観光統計・白書
ホテル業界に就職した場合の平均年収
ホテル業界への就職を考えている方にとって、気になる点の一つが年収でしょう。ここでは、ホテル業界の平均年収について、詳しく解説します。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、ホテル業界を含む「宿泊業、飲食サービス業」の平均賃金は、25万9,500円。この金額をもとにしたホテル業界のおおよその年収は、「25万9,500円×12ヶ月」で311万4,000円となります。なお、この平均賃金にボーナスや変動手当は含まれていません。
産業 | 賃金(年収) |
---|---|
鉱業、採石業、砂利採取業 | 36万6,700円(440万0,400円) |
建設業 | 34万9,400円(419万2,800円) |
製造業 | 30万6,000円(367万2,000円) |
電気・ガス・ 熱供給・水道業 | 41万200円(492万2,400円) |
情報通信業 | 38万1,200円(457万4,400円) |
運輸業、郵便業 | 29万4,300円(353万1,600円) |
卸売業、小売業 | 31万9,600円(383万5,200円) |
金融業、保険業 | 39万3,400円(472万0,800円) |
不動産業、物品賃貸業 | 34万800円(408万9,600円) |
学術研究、専門・技術サービス業 | 39万6,600円(475万9,200円) |
宿泊業、飲食サービス業 | 25万9,500円(311万4,000円) |
生活関連サービス業、娯楽業 | 27万8,700円(334万4,400円) |
教育、学習支援業 | 37万7,200円(452万6,400円) |
医療、福祉 | 29万8,000円(357万6,000円) |
複合サービス事業 | 30万2,000円(362万4,000円) |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 28万5,700円(342万8,400円) |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p.10)」
上記によると、ホテル業界を含む「宿泊業、飲食サービス業」の平均年収は、ほかの産業と比べて比較的低い水準です。ホテル業界を含む宿泊業の平均年収が全産業平均より低い背景には、以下のような要因が考えられます。
- ・労働集約型産業であるため人件費がかさみやすい
- ・24時間365日稼働しているため夜勤や休日出勤が発生して割増賃金の負担が生じる
- ・経済状況や季節変動の影響を受けやすいため業績が安定しない場合がある
新卒でホテルに就職する場合、大手ホテルチェーンであれば月給20万円前後が一般的なようです。諸手当や賞与を含めると、年収は300万円前後になることが多いでしょう。もちろん、ホテルの規模や立地、ブランド、職種によって年収は異なります。外資系高級ホテルや都市部の大型ホテルでは、比較的高年収になる可能性があります。
平均年収について気になる場合は、「正社員の給料を分類別に紹介!病欠時の給与計算や前払いの可否も解説」のコラムも、ぜひご一読ください。産業別や学歴別などのさまざまな分類別の平均年収について解説しています。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
ホテルスタッフの仕事内容と魅力
ここでは、ホテルスタッフの主な仕事内容と魅力をまとめました。以下で詳しく解説するので、ぜひご一読ください。
主要部門と職種の概要
ホテルには、お客さまに最高のサービスを提供するために、さまざまな部門が存在します。それぞれの部門が連携を取りながら、ホテル全体の運営を支えています。
フロント部門
ホテルの顔とも言えるフロント部門は、お客さまが最初に接する場所。主な仕事内容は次のとおりです。
チェックイン・チェックアウト業務 | お客さまのチェックインとチェックアウト手続きや宿泊料金の精算などを行う |
予約管理 | 電話やインターネット、旅行代理店などからの予約受付や変更、キャンセル対応などを行う |
館内案内 | レストラン・宴会場・施設などの場所や利用方法を案内する |
問い合わせ対応 | お客さまからのさまざまな質問や要望に対応する |
フロントスタッフには、丁寧な言葉遣いや笑顔、臨機応変な対応、そして語学力も求められる傾向があります。
客室部門
客室部門は、お客さまが快適に過ごせる空間を提供する重要な役割。主な仕事内容は次のとおりです。
客室の清掃 | ベッドメイキングやバスルームの清掃、掃除機がけ、ゴミ回収などを行う |
アメニティの補充 | タオルやシャンプー、石鹸などのアメニティを補充する |
客室の点検 | 設備の不具合や備品の不足がないかを確認する |
客室スタッフには、細やかな気配りや清潔さを保つための丁寧な作業、効率的な作業を行うための時間管理能力が求められます。
レストラン部門
ホテル内のレストランやバーで、お客さまに食事や飲み物を提供するのがレストラン部門。主な仕事内容は次のとおりです。
料理・ドリンクの提供 | お客さまの注文を受け、料理や飲み物を提供する |
テーブルセッティング | お客さまを迎える準備として、テーブルセッティングを行う |
接客サービス | お客さまの要望に応じたサービスを提供する |
レストランスタッフには、メニューに関する知識や丁寧な接客、チームワークが求められます。
宴会部門
結婚式や会議、パーティーなど、さまざまなイベントを開催するのが宴会部門。主な仕事内容は次のとおりです。
イベントの企画・運営 | お客さまの要望に合わせてイベントの企画・運営を行う |
会場設営 | イベントの内容に合わせて、会場の設営を行う |
料理・ドリンクの提供 | イベントに合わせた料理や飲み物を提供する |
接客サービス | お客さまに合わせたサービスを提供する |
宴会スタッフには、コミュニケーション能力や臨機応変な対応力、チームワークなどが求められます。
やりがいと楽しさ
ホテルで働くやりがいと楽しさは、お客さまの笑顔を直接見られることです。さまざまな人と接することで、自分自身の成長につながる場合もあるでしょう。自分が提供したサービスで、お客さまが喜んでくれることが、やりがいとなるようです。
また、さまざまな国籍や文化背景をもつお客さまとの出会いで、自分自身の視野が広がる場合も。さまざまな状況に対応することで、コミュニケーション能力や問題解決能力の向上も目指せるでしょう。
さらに、ホテルの仕事はチームワークが大切です。仲間と協力して仕事を進め、目標を達成したときの喜びがやりがいや楽しさにつながるでしょう。
ホテル就職に役立つ資格と語学力の目安
厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)フロント(ホテル・旅館)」によると、フロント(ホテル・旅館)に就くために必須の資格は特にありません。ただし、以下の資格を取得しておくことで、就職で役立つ可能性はあります。
- ・ホテルビジネス実務検定(H検)
- ・サービス接遇検定
- ・観光英語検定
ホテル業界での就職やキャリアアップには、接客スキルや語学力が求められがちなため、資格取得を目指すのも有効です。特に、外国人対応をしたい場合は、「TOEIC」を受けてスコアを伸ばすのも良いでしょう。
語学力については、外国人観光客が多いホテルでは英語が求められ、TOEIC600点以上が一般的な目安とされています。ホテルによっては700点以上が求められることもあり、英会話でスムーズに接客できる能力が必要です。また、訪日外国人の多い地域では中国語や韓国語のスキルが強みになることも。中国語検定(HSK)や韓国語能力試験(TOPIK)で中級レベル以上を取得していると、外国人対応の業務に活かしやすくなるでしょう。語学力を高めることで、対応できるお客さまの幅が広がり、キャリアアップの機会も増えるため、ホテル業界を目指すなら積極的に学ぶのがおすすめです。
ホテルへの就職に学歴は影響する?
ホテルへの就職に学歴はそれほど影響しません。一般的なホテルのフロントスタッフや接客業務では、学歴よりも接客スキルや語学力、コミュニケーション能力が重視される傾向にあるため、高卒や専門卒からも十分に就職可能です。
ただし、外資系ホテルや高級ホテル、管理職を目指す場合は大卒以上の学歴が求められることもあるでしょう。特に、ホテル経営や管理職に進みたい場合は、観光学やホスピタリティを学べる大学や専門学校の卒業がおすすめです。したがって、一般的なホテルスタッフとして働く場合は学歴の影響は少ないですが、キャリアアップや特定のホテルを狙う場合は、学歴が評価されるケースもあるといえます。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
ホテル業界が求める人材像
ここでは、ホテル業界が求める人材像について解説。以下で詳しく紹介するので、ホテル業界への就職を検討している場合は、ぜひチェックしてみてください。
ホスピタリティマインド
ホテル業界で重要視される資質の一つが、「ホスピタリティマインド」です。これは、お客さまに対する思いやりの心やおもてなしの精神を指します。お客さまに心から満足していただくためには、単にサービスを提供するだけでなく、お客さまの気持ちを理解し、期待以上の体験を提供することが重要です。たとえば、以下のような行動が挙げられます。
- ・お客さまの名前を覚えて滞在中に名前で呼び掛ける
- ・お客さまの好みや要望を把握してサービスに反映する
- ・困っているお客さまにはこちらから声を掛けてサポートする
- ・お客さまの誕生日や記念日をお祝いする
ホスピタリティマインドをもつことで、お客さまとの信頼関係が構築され、リピーター獲得につながることも。ホスピタリティマインドは、日常生活において人への思いやりを意識することで育めるでしょう。
コミュニケーション能力
ホテル業界では、お客さまや同僚とのコミュニケーションが業務の中心です。お客さまはさまざまな国籍や文化背景をもつため、円滑なコミュニケーションはホテルサービスの質を左右する要素となり得ます。ホテルで働くうえでは、以下のようなコミュニケーション能力が求められるでしょう。
- ・さまざまなバックグラウンドの方と円滑にコミュニケーションを取る能力
- ・お客さまの要望を丁寧にヒアリングして的確に理解する能力
- ・同僚や上司と情報を共有して業務を遂行する能力
- ・トラブルやクレーム発生時に状況を把握して適切な対応をする能力
コミュニケーション能力が備わっている人材は、お客さま満足度向上だけでなく、業務の効率化や円滑なホテル運営にも貢献できます。コミュニケーション能力を向上させるには、さまざまな人と関わる機会を増やすことが大切です。ボランティア活動やサークル活動、アルバイトなどをとおして、実践的なスキルを磨いておきましょう。
就職先として理想的なホテルの選び方
ホテルへの就職を考えている方にとって、自分に合った職場を見つけることは大切です。就職先として理想的なホテルを選ぶことで、長期的なキャリアの成功と充実した職業生活につながる可能性もあるでしょう。ここでは、就職先として理想的なホテルの選び方について詳しく解説します。
自分に合った雰囲気と働き方
ホテル業界は多種多様で、それぞれのホテルによって独自の雰囲気と働き方があります。自分に合った職場環境を選ぶことは、仕事への満足度と成長に影響しうるでしょう。
具体的には、高級ホテルの場合、きめ細やかなサービスと厳格な規律が求められがちです。一方、ビジネスホテルでは、効率的な運営と実務的なスキルが重視される傾向があります。リゾートホテルでは、お客さまにくつろいだ雰囲気のなかでのおもてなしが求められるでしょう。ホテルを選ぶ際には、以下の点を考慮するのがおすすめです。
ホテルの規模 | 大規模チェーンホテル・個性的な小規模ホテル |
ターゲット顧客 | ビジネス客中心・観光客中心・富裕層向け |
立地 | 都市部・郊外・リゾート地 |
サービススタイル | フォーマル・カジュアル |
勤務体制 | シフト制の詳細・休日の取り方など |
これらの要素を自分の性格や価値観、キャリアプランと照らし合わせて検討しましょう。たとえば、人と接するのが好きで柔軟な対応力がある人は、個性的な小規模ホテルや高級ホテルが向いているかもしれません。効率的な業務遂行を得意とする人は、大規模チェーンホテルやビジネスホテルでの活躍が期待できるでしょう。
人気度と経営状況の確認
ホテルを選ぶうえでは、人気度と経営状況の確認も重要です。人気があり経営が安定しているホテルは、従業員にとって安定した職場環境を期待できるといえるでしょう。反対に、経営状況が悪化しているホテルでは、待遇の低下や雇用不安といったリスクが高まる可能性も。ホテルの人気度と経営状況は、次のような方法で確認できます。
- ・口コミサイトやSNSでの評価を確認する
- ・業界誌やニュースで該当ホテルの情報を調べる
- ・ホテルのWebサイトで最新の情報や施設の状況をチェックする
- ・可能であれば実際に宿泊してサービスの質や施設の状態を確認する
- ・就職サイトや求人情報で、募集の頻度や内容をチェックする
口コミサイトで高評価を得ているホテルは、顧客満足度が高く、従業員のモチベーションも高い傾向があります。定期的に施設のリノベーションや新しいサービスの導入を行っているホテルは、経営に余裕があり、従業員の育成にも力を入れていると推測できるでしょう。
ただし、注意が必要な点もあります。急激な拡大や過度な宣伝を行っているホテルは、長期的な安定性に欠ける恐れもあるでしょう。また、求人情報で頻繁に従業員を募集している場合は、離職率が高い可能性があるため、その理由を調べておくことが大切です。
ホテル就職を目指す場合は、人気の理由や持続性、経営陣の方針、将来のビジョンにも注目しましょう。可能であれば、就職前にインターンシップやアルバイトを通してホテルの実態を知るのも有効な手段です。
「就職先を『どこでもいい』で選ぶと失敗する?リスクや成功させるコツを解説」のコラムでは、就職先選びのコツをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ホテル就職を叶えるための準備
ホテル就職を目指す場合、しっかりとした準備を行うことが大切。ここでは、ホテル就職を成功させるためのポイントをお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
業界研究と自己分析のポイント
ホテル業界は、ラグジュアリーホテルやビジネスホテル、リゾートホテルなどさまざまな形態があり、求められるスキルや働き方も異なります。そのため、どのようなホテルで働きたいのかを明確にすることが重要です。たとえば、高級ホテルでは接客の質が特に重視され、語学力やマナーの習得が求められがち。一方、ビジネスホテルは効率的な対応が求められ、フロント業務のスピードや事務処理能力が重要になります。こうした違いを理解することで、自分に合った職場を見つけやすくなるでしょう。
また、自己分析では「なぜホテルで働きたいのか」「自分の強みをどのように活かせるか」を考えることが大切。「接客が好き」「語学を活かしたい」「非日常の空間を提供したい」など、自分の志向を整理し、応募時の志望動機につなげることがポイントです。
インターンシップや説明会の活用法
ホテル業界を目指すなら、インターンシップや企業説明会を積極的に活用するのがおすすめ。インターンシップでは、実際のホテル業務を体験できるため、仕事の流れや求められるスキルを具体的に学べます。また、現場で働く社員と直接話せる機会があり、業界のリアルな実態を知れたり、職場のミスマッチを防げたりするでしょう。企業説明会では、ホテルの理念や働き方について詳しく知れるほか、採用担当者から選考のポイントを直接聞ける場合もあるため、エントリーシートや面接対策にも役立てられます。特に、気になるホテルがある場合は、説明会に参加して実際の雰囲気や求める人物像を把握しておきましょう。インターンシップや企業説明会を通じて得た情報をもとに志望動機を作成し、ホテルごとに適したアピールを心掛けることが大切です。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

林 瑠莉香
ホテル業界への就職を目指したくても、求人の探し方が分からない場合もありますよね。求人を探す際には、求人サイトや就職エージェントを活用する方法があります。求人のなかには経験者向けと未経験者向けのものがあるため、見極めることが大切です。研修制度や育成プログラムが整っている職場であれば、一から学べる環境といえるため、未経験者の方におすすめといえます。
就職エージェントでは、キャリアアドバイザーがマンツーマンでヒアリングを行い、一人ひとりに合った求人紹介をしているため、「一人での就職が不安」という場合は、利用を検討してみてください。自分の経験やスキルに合った職場を選んで、ホテル就職を成功させましょう!
ホテル就職後のキャリアパス
ここでは、ホテル業界のキャリアパスについて、昇進・給与・長期的なキャリア形成の可能性といった観点から、解説します。以下で詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
昇進の仕組みと給与の変化
ホテル業界では、経験と実績に応じて段階的に昇進し、それに伴い給与も上昇することが一般的です。ホテル業界では顧客サービスの質が重視されがちなため、経験を積みスキルを向上させることが昇進の鍵となります。一般的なキャリアパスと給与の目安を以下にまとめました。
新入社員 | フロントスタッフやレストランスタッフなど、顧客と直接接する部門からスタートすることが一般的です。この時期は、基本的なホスピタリティや業務の流れを学びます。月給は20万円程度からの場合が多いようです。 |
主任・係長クラス(入社3~5年目ごろ) | 業務に習熟すると、主任や係長などの役職に就き、後輩の指導やシフト管理などを担当します。月給は25万円程度になることもあります。 |
アシスタントマネージャー・マネージャークラス(入社7~10年目ごろ) | 部門の責任者として、スタッフの管理や顧客対応の最終責任を負います。月給は30万円以上になる場合があるようです。 |
総支配人(入社15年以上) | ホテル全体の運営責任者として、経営戦略の立案や各部門の統括を行います。月給は50万円以上になることもあるようです。 |
昇進や昇給を目指すには、日々の業務で高い評価を得るだけでなく、語学力の向上やホテルマネジメントに関する資格取得など、自己啓発も大切。ただし、ホテルの規模や業態、個人の能力によっても昇進スピードや給与の上がり方には差が出ることに注意が必要です。
長期的なキャリア形成の可能性
ホテル業界では、長期的なキャリア形成が可能で、さまざまな選択肢があります。以下にホテル業界におけるキャリア形成の例をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
ホテルチェーン内でのキャリアアップ | 大手ホテルチェーンでは、国内外のさまざまなホテル(都市型やリゾート、ビジネスホテルなど)で経験を積めて、幅広い知識とスキルを習得できます。異動によってキャリアアップを目指すことも可能です。 |
専門分野でのキャリア | ホテル内の特定部門でスペシャリストとしてキャリアを築くこともできます。たとえば、レストラン部門でシェフ、宴会部門でウェディングプランナーなど、専門性を高める道があります。 |
独立・起業 | 経験を積んだあと、ホテルやレストランを経営する道も開かれています。小規模なペンションやブティックホテルの経営など、独立の選択肢もあります。 |
関連業界への転職 | ホテル業界で培ったホスピタリティやマネジメントスキルは、ほかのサービス業でも高く評価されます。旅行代理店や航空会社、イベント企画会社など、関連業界への転職も可能です。 |
長期的なキャリアを考える際は、自分の興味や適性を見極め、業界の動向や新しい技術・トレンドにも対応できるよう、常に学び続ける姿勢が大切です。
「一人でホテル就職を目指すのは不安…」「自分に合った仕事を探したい」という場合は、就職エージェントを利用してみませんか?
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ホテルへの就職に関するよくある質問
ホテル業界への就職を考えている方のなかには、「気になる疑問や不安がある」という人もいるでしょう。ここでは、ホテル就職に関するよくある質問について、キャリアアドバイザーの視点から解説します。
外資系ホテルへの就職に強いのは大学卒って本当?
外資系ホテルへの就職は、大学卒だからといって「強い」とは限りません。外資系ホテルは、英語力や国際的な視点、ホスピタリティスキルを重視する傾向にあるため、実務経験や語学力が重要です。大学卒でなくても、英語が堪能だったり業界経験があったりするなら、選考で積極的にアピールしましょう。
高卒からホテルへの就職はできる?
高卒からホテルに就職できる可能性はあります。ホテル業界では、学歴よりも接客スキルやコミュニケーション能力、実務経験を重視する傾向があるからです。また、高卒で入社した場合も、実際に働きながら経験を積むことで、キャリアアップや管理職への昇進のチャンスも得られるでしょう。高卒からホテル業界に就職できる可能性はあるので、スキルや意欲をアピールすることが大切です。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
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