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エネルギー業界はやめとけって本当?向いてる人や志望動機の書き方も解説

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この記事のまとめ

  • エネルギー業界は社会に不可欠なため、一概に「やめとけ」とはいえない
  • エネルギー業界は電気やガス、ガソリンなどを供給する産業
  • エネルギー業界は、比較的高い平均年収である
  • 社会貢献を実感できることがエネルギー業界で働く魅力の一つ
  • 変化に柔軟で長期的な視野をもてる場合、エネルギー業界に向いている可能性がある

「エネルギー業界に興味があるけど、実際どうなの?」と疑問に思う方もいるでしょう。エネルギー業界に挑戦したくても、実態が分からないと不安になりますよね。

エネルギー業界は、技術革新や環境規制の影響を受けながら成長を続けており、今後も社会に不可欠な分野として発展が期待されます。特に、再生可能エネルギーの拡大や脱炭素化の推進が重要なテーマとなっており、企業は新技術の開発やエネルギー効率の向上に取り組んでいるようです。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの佐藤さんのアドバイスを交えつつ、エネルギー業界についてまとめました。エネルギー業界の仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

エネルギー業界はやめとけって本当?

エネルギー業界は社会に不可欠なため、一概に「やめとけ」とはいえません。エネルギー業界は、電力・ガス・石油・再生可能エネルギーなど多岐にわたり、大手インフラ系なら安定性が高く、給与水準も比較的良好といえるでしょう。特に電力・ガス会社は規模が大きく、社会基盤を支えるため安定志向の人向きといえます。

一方、石油・ガス業界は世界情勢や環境規制の影響を受けやすく、今後の方向性を見極める必要があるでしょう。再生可能エネルギー分野は成長中で、新技術や事業開発に関われる魅力はありますが、競争が激しく変化のスピードも速いのが特徴です。

業界全体として脱炭素化や技術革新が進んでおり、今後は再生可能エネルギーや電力の自由化がさらに進展する可能性があります。業務負荷は高めの傾向があり、シフト勤務や出張が多い職種もあるため、ワークライフバランスを重視する場合は企業や職種選びが大切です。
安定を求めるなら大手インフラ系、成長や挑戦を求めるなら再生可能エネルギー関連企業や新技術に関わる分野を検討することで、業界の変化に柔軟に対応できる人にとっては魅力的な選択肢といえるでしょう。

そもそもエネルギー業界とは?

エネルギー業界は、日常生活や経済活動に欠かせない、電気やガス、ガソリンなどを供給する産業です。この業界について、以下で詳しく解説します。

エネルギー業界の定義と範囲

エネルギー業界とは、エネルギー資源の開発・生産や変換、輸送、供給、そして消費に関連するあらゆる企業や組織が関わる産業分野です。 資源の種類や供給形態によってさまざまな分野が含まれます。以下に、具体的な分野をまとめました。

電力会社発電所を運営し、家庭や企業に電気を供給する
ガス会社都市ガスやLPガスを製造・供給し、家庭や企業で使用できるようにする
石油会社原油を採掘・精製し、ガソリンや灯油、重油などを販売する
再生可能エネルギー企業太陽光や風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーを利用した発電事業を行う
原子力関連企業原子力発電所の建設・運営や、原子力関連技術の研究開発を行う
エネルギー商社エネルギー資源の調達・販売や、エネルギー関連プロジェクトの開発などを手掛ける

上記の分野は互いに関連し合い、社会全体のエネルギー需要を支えているようです。

インフラ業界とは?向いている人や職種を紹介!今後の動きも解説」のコラムでは、インフラ業界についてまとめているので、あわせてチェックしてみてください。

エネルギー業界の主な仕事内容

エネルギー業界では、さまざまな職種と役割があります。主な仕事内容をいくつか見ていきましょう。

エネルギー資源の開発・生産石油や天然ガスの採掘、石炭の採掘、ウランの採掘など、エネルギー資源を確保するための仕事です。再生可能エネルギーの場合は、風力発電所の建設や太陽光パネルの設置などが該当します。安定したエネルギー供給には、資源の確保が不可欠です。
エネルギーの変換発電所では、石油や石炭、天然ガス、ウラン、水力、風力、太陽光などのエネルギー資源を電力に変換します。エネルギー資源を私たちが使いやすい形に変換することは重要な仕事です。
エネルギーの輸送・供給発電所で生産された電気は、送電線を通して家庭や企業に届けられることが一般的。ガスはパイプラインを通じて、石油製品はタンカーやトラックで輸送されます。エネルギーを消費者に届けるためのインフラ整備と運用は欠かせません。
エネルギー技術の開発より効率的なエネルギー生産技術や、環境負荷の少ない新しいエネルギー技術の開発は、エネルギー業界の未来にとって重要です。たとえば、次世代太陽電池の研究や、二酸化炭素の排出量が少ない発電技術の開発などが挙げられます。
エネルギー政策・規制国や地方自治体は、エネルギー政策を策定し、関連企業の活動を規制することで、エネルギーの安定供給や環境保全を図っているようです。エネルギー業界で働く人のなかには、これらの政策立案や規制に関わる仕事に携わる人もいます。

上記のとおり、エネルギー業界の主な仕事内容は、「エネルギー資源の開発・生産」「エネルギーの変換」「エネルギーの輸送・供給」「エネルギー技術の開発」「エネルギー政策・規制」です。エネルギーの安定供給を支えるため、多岐にわたる職種が存在し、それぞれに専門的な知識や技術が求められることが分かります。

エネルギー業界の平均年収

エネルギー業界の平均年収は、企業や職種によって大きく異なります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によれば、エネルギー業界を含む「電気・ガス・ 熱供給・水道業」の平均賃金は、41万200円。平均年収は、「41万200円×12ヶ月」で492万2,400円となります。以下に、業界別の平均年収をまとめました。

業種平均年収
電気・ガス・ 熱供給・水道業492万2,400円
学術研究、専門・技術サービス業475万9,200円
金融業・保険業472万800円
情報通信業457万4,400円
教育・学習支援業452万6,400円
鉱業・採石業・砂利採取業440万400円
建設業419万2,800円
不動産業・物品賃貸業408万9,600円
卸売業・小売業383万5,200円
製造業367万2,000円
複合サービス事業362万4,000円
医療・福祉357万6,000円
運輸業・郵便業353万1,600円
サービス業(ほかに分類されないもの)342万8,400円
生活関連サービス業・ 娯楽業334万4,400円
宿泊業・飲食サービス業311万4,000円

参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(p.10)

なお、上記の平均年収は「賃金×12ヶ月」で算出しています。
上記から、エネルギー業界を含む「電気・ガス・ 熱供給・水道業」といったインフラ関連事業は比較的高い平均年収であることが分かるでしょう。

ただし、これらはあくまで平均値であり個人の経験や能力、企業規模などによって、実際の収入は変動します。

正社員の給料を分類別に紹介!病欠時の給与計算や前払いの可否も解説」のコラムでは、年齢や学歴、産業ごとの給料について解説しているので、ぜひご一読ください。

参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況

エネルギー業界の仕組みと将来性

エネルギー業界への就職を検討している方のなかには、「将来性はあるの?」と気になる人もいるでしょう。ここでは、エネルギー業界の仕組みと将来性について、解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

電力業界の特徴と動向

電力業界は再生可能エネルギーの導入拡大や電力自由化の影響で変革が進んでおり、安定供給の確保と脱炭素化の両立が課題の業界といえるでしょう。電力業界は社会インフラを支える産業で、安定した電力供給が求められます。

業界はこれまで、発電や送電、配電の各段階で大手電力会社が主導的な役割を果たし、地域ごとに電力供給が行われてきました。しかし、電力自由化の進展により新規参入企業が増え、消費者は複数の選択肢から電力会社を選べるようになっています。

また、再生可能エネルギーの普及も進んでおり、脱炭素化の流れに対応するため、太陽光発電や風力発電などの導入が加速しているようです。このような変化に伴い、電力業界は価格競争が激化し、特に新電力会社は競争力のある料金プランを提供するために革新が必要といえるでしょう。

さらに、自然災害の影響を受けた際の電力の安定供給を維持するため、インフラの強化やリスク管理のための投資も進んでいるようです。これらの動向から、電力業界は環境への配慮や技術革新を重視しながら、持続可能なエネルギー供給の実現に向けて変革を続けています。

ガス・石油業界の現状と課題

ガス・石油業界は、エネルギー供給の柱となっており、世界中で広く利用されているのが現状です。しかし、近年、環境問題や価格変動、供給の不安定さなど、課題面もあります。

ガス・石油の採掘や輸送には環境への負荷が大きく、温室効果ガスの排出や海洋汚染といった問題が指摘されているようです。これにより、各国は再生可能エネルギーの導入を促進し、脱炭素化を目指す方向にシフトしています。

また、エネルギー需要の変化や、化石燃料の枯渇リスクが懸念されているため、長期的な存続のために新たな技術革新や事業転換が必要といえるでしょう。加えて、近年の原油価格の急激な変動や供給リスクは、業界の安定性に影響する可能性も。これに対処するためには、価格安定化のための市場調整や、輸送インフラの強化が求められます。

エネルギー業界で働く魅力とキャリアパス

エネルギー業界は、日常生活や経済活動を支えるうえで重要です。電気・ガス・石油など、エネルギー供給なくして生活は成り立ちません。この業界で働くことには、社会貢献度の高さやグローバルな活躍の場などの魅力があります。

ここでは、エネルギー業界で働く魅力とキャリアパスについてまとめているので、ぜひご一読ください。

直接的に社会貢献できる

エネルギー業界で働く魅力の一つは、社会貢献を実感できることです。エネルギーは社会基盤を支える重要な要素であり、人々の暮らしや経済活動を支えているといえるでしょう。

家庭での照明や冷暖房、情報機器の利用、工場の稼働、交通機関の運行など、あらゆる場面でエネルギーが利用されています。エネルギー供給に関わる仕事は人々の生活や経済活動、ひいては社会全体を支えているといえるでしょう。

たとえば、再生可能エネルギーの導入・普及は、地球温暖化対策に貢献します。エネルギー効率の高い技術開発や省エネルギー化の推進は、持続可能な社会を実現するのに必要だからです。また、災害時の迅速なエネルギー供給体制の構築は、被災地の生活再建を支え、社会の安全・安心につながる可能性があります。

このように、エネルギー業界では、社会のさまざまな課題解決に貢献できるため、やりがいを感じられます。自分の仕事が社会に及ぼす影響を肌で感じられることは、モチベーションにつながるでしょう。

グローバルな活躍の機会がある

エネルギー問題は、資源の偏在性や地球環境問題への対応など、国境を越えた協力が不可欠なグローバルな課題です。エネルギー業界では国際的に活躍できる可能性も。石油や天然ガス、ウランなどのエネルギー資源は世界中に均等に存在するわけではなく、特定の国や地域に偏在しています。そのため、国際的な資源取引やエネルギーが必要になるでしょう。

また、再生可能エネルギー技術の開発や普及、地球温暖化対策においても、国際協力は欠かせません。具体的には、海外の資源開発プロジェクトへの参加や国際的なエネルギー取引、新興国へのエネルギーインフラ構築支援、国際機関との連携、地球環境問題への取り組みなど、さまざまな活躍の機会を得られることも。これらの活動を通じて、異文化理解や語学力向上、国際的な人脈形成など、貴重な経験を積めるでしょう。

国内外のさまざまなプロジェクトや部門を経験することで、専門知識・スキルを深化させるとともに、マネジメント能力やリーダーシップを磨ける可能性も。将来的には、経営幹部や国際機関の専門職員、コンサルタントなど、キャリアアップを目指せるでしょう。

エネルギー業界に向いてる人の特徴

エネルギー業界に向いているのは、変化に対して柔軟に対応し、長期的な視野で安定したエネルギー供給を支える意欲がある人です

エネルギー業界では、技術革新や市場の変化が急速に進んでいるため、柔軟性と適応力が求められがち。特に再生可能エネルギーや環境問題への意識が高い場合は、業界の今後の方向性に合わせた仕事をこなせる可能性があります。

また、持続可能なエネルギー供給を実現するため、長期的な視野での思考や計画性も重要。エネルギーの安定供給には何十年先を見据えた計画が必要だからです。さらに、チームで協力しながら大規模なインフラやシステムを管理するため、コミュニケーション力やリーダーシップも求められます。エネルギー事業では、さまざまな部門が関わり合い、異なる専門性をもつメンバーと協力する必要があるからです。

「エネルギー業界に向いてるか分からない」「自分に向いてる仕事が分からない」とお悩みの場合は、「自分に向いてる仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムも参考にしてみてください。

エネルギー業界の主要職種と求められるスキル

エネルギー業界には多様な職種があり、それぞれに異なる役割と求められるスキルがあります。特に技術系職種と営業マーケティング職は、業界の変革を支えるうえで重要な位置を占めています。
以下では、これらの職種の役割と必要な能力について詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。

技術系職種の役割と必要な能力

技術系職種は、主に発電所の運営やエネルギーインフラの管理、再生可能エネルギーの導入を担当することが一般的です。特に、再生可能エネルギーやエネルギー効率化の分野では、技術の革新が急速に進んでいるため、専門的な知識と柔軟な対応力が不可欠です。たとえば、太陽光発電や風力発電は、設置環境や気象条件に大きく影響されるため、技術者はそれらに対応するための専門的な知識と経験が必要です。

また、電力システムやインフラの管理技術も進化しており、デジタル化の知識が求められるでしょう。技術革新に対応するためには、分析力や問題解決能力が必要です。業界全体が技術革新を目指し、効率的かつ環境に配慮した方法でエネルギー供給を進めるためにも、技術系職種の人は常に最新の技術に関する情報を学び、適応していく能力が求められます。

営業・マーケティング職の重要性

営業マーケティング職は、提供するサービスや製品を市場に広める仕事です。特に、電力自由化や再生可能エネルギーの普及に伴い、エネルギー市場は競争が激化しています。顧客のニーズを把握し、適切なエネルギープランを提案するためには、業界の動向や技術について深い理解が求められるでしょう。たとえば、顧客が再生可能エネルギーの選択肢を選ぶ背景には環境意識やコストの問題がありますが、それを理解するためにはエネルギー業界の特性や規制を把握していることが必要です。

また、顧客との信頼関係を築くためには、優れた交渉力やコミュニケーション力が不可欠。顧客が求める情報やサービスを的確に提供し、関係性を築く能力が営業職に求められます。さらに、エネルギー業界は規制や法律もあるため、それに基づいて営業戦略を立てることが必要です。業界の法規制を理解し、それに従った戦略を提案できる能力は、営業マーケティング職にとって重要といえます。

エネルギー業界における今後の展望

エネルギー業界は近年、地球温暖化対策や持続可能な社会の実現に向けて、変革期を迎えているようです。ここでは、エネルギー業界の今後の展望について、カーボンニュートラルへの取り組みと新たなビジネスモデルの創出という二つの観点から詳しく見ていきましょう。

カーボンニュートラルへの取り組み

地球温暖化は世界的な課題であり、その対策として温室効果ガス、特に二酸化炭素の排出量削減が求められています。カーボンニュートラルとは、二酸化炭素の排出量と吸収量を均衡させ、実質的な排出量をゼロにすること。エネルギー業界は、二酸化炭素の主要な排出源の一つであるため、カーボンニュートラルの実現に向けて中心的な役割を担っています。

エネルギー業界では、再生可能エネルギーの導入拡大と、化石燃料の効率的利用という二つのアプローチでカーボンニュートラルを目指しているようです。具体例を以下にまとめました。

  • ・太陽光発電や風力発電、地熱発電などの再生可能エネルギーの導入拡大
  • ・水素エネルギーの活用と関連インフラの整備
  • ・二酸化炭素回収・貯留技術(CCS)の開発と実用化
  • ・エネルギー効率の高い設備や機器の開発・普及
  • ・ スマートグリッドの構築によるエネルギー利用の最適化

これらの取り組みを通じて、エネルギー業界は環境負荷の低減と安定的なエネルギー供給の両立を図っています。

新たなビジネスモデルの創出

エネルギー業界では、技術革新やデジタル化の進展、消費者ニーズの多様化を背景に、新たなビジネスモデルの創出も進んでいるようです。従来の電力や石油・ガスの供給に加え、エネルギーの効率的な利用や新たなサービスの提供に焦点が当てられています。具体例としては、以下のとおりです。

  • ・AIやIoTを活用した家庭や企業向けの省エネ支援とエネルギーマネジメントサービス
  • ・電気自動車(EV)向け充電インフラの整備と運営
  • ・再生可能エネルギー発電事業者と消費者を繋ぐプラットフォームの提供
  • ・蓄電池を活用したピーク電力の抑制サービス
  • ・エネルギーデータを活用した新サービスの開発

これらの新しいビジネスモデルは、エネルギー業界の企業に新たな収益源をもたらすだけでなく、社会全体のエネルギー利用の効率化、ひいてはカーボンニュートラルへの貢献も期待されています。ITやデータ分析、マーケティング、ファイナンスなどのスキルと、エネルギーに関する知識を組み合わせることで、この分野での活躍の道は広がるでしょう。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

佐藤 幸之輔

佐藤 幸之輔

エネルギー業界への就職・転職を考えている場合、将来性や今後の課題が気になることもありますよね。エネルギー業界では、地政学リスクや燃料価格の変動による影響が大きく、安定供給をどのように維持するかが重要課題となっています。

そのため、脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーや水素、アンモニアなどのクリーンエネルギーが注目されているようです。なかでも、太陽光や風力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーが拡大傾向にあります。そのほかにも、AIやIoTを活用したスマートグリッド(次世代電力網)やエネルギーマネジメントシステム(EMS)の開発が進行しているようですよ。

エネルギー業界への就職・転職のポイント

エネルギー業界への就職や転職を考えている方にとって、事前の準備と適切な心構えが成功の鍵となります。ここでは、エネルギー業界への就職・転職を成功させるためのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

業界・企業研究の進め方と情報源

エネルギー業界への就職・転職活動で重要なのは、業界・企業研究です。企業の事業内容や社風を理解することは、自分に合った企業を見つけるだけでなく、面接対策にも役立ちます。業界研究の進め方は、以下のとおりです。

エネルギー業界の全体像を把握するエネルギーの種類(石油・石炭・天然ガス・原子力・再生可能エネルギーなど)や、発電・送電・販売といったバリューチェーンを理解しましょう。
注目されているトレンドや課題を理解するカーボンニュートラル実現に向けた動きや、再生可能エネルギーの導入拡大、エネルギー価格の高騰といった業界の現状を把握しましょう。
主要企業の特徴や強みを比較する電力会社やガス会社、石油元売会社など、各企業の事業内容や規模、強み・弱みを比較し、自分に合った企業を見つけましょう。
自分の興味や適性と照らし合わせる自分がどの分野に興味があり、どのようなスキルを活かせるかを考え、企業選びの軸を明確にしましょう。

上記のとおり、企業研究を行う際は「エネルギー業界の全体像を把握する」「注目されているトレンドや課題を理解する」「主要企業の特徴や強みを比較する」「自分の興味や適性と照らし合わせる」の順に取り組んでみてください。

エネルギー業界の情報収集には、政府機関(経済産業省の資源エネルギー庁)の公式Webサイトで政策や市場動向を確認しましょう。また、新聞や専門誌をチェックすることで、最新の業界ニュースや企業の動向を把握できることも。
さらに、企業のWebサイトやIR情報(決算報告・事業計画)を確認し、プレスリリースやニュースリリースを通じて最新の取り組みを理解することも大切です。就職・転職サイトで社員の口コミやインタビューを参考にしながら、企業文化や働き方の実態を把握できるでしょう。

面接対策のコツ

ここでは、面接対策のコツをご紹介します。効果的な面接対策として、以下の点に注意しましょう。

業界の最新動向を押さえる再生可能エネルギーの導入状況や電力自由化の進展など、最新の動向を理解しておきましょう。
志望企業の特徴を理解する事業内容や強み・弱み、企業文化、社風などを把握し、なぜその企業で働きたいのかを明確にしましょう。
環境問題への意識を示す地球温暖化対策やSDGs、カーボンニュートラルへの取り組みなどについて、自分の考えをまとめておきましょう。
具体的なエピソードを用意する自己PRや志望動機、学生時代の経験などを語る際は、具体的なエピソードを交えて説明することで、説得力が増します。
よくある質問への回答を準備する「なぜエネルギー業界を選んだのか」「将来のエネルギー業界をどのように見ているか」「どのように貢献をしたいか」といった質問への回答を事前に準備しておきましょう。

エネルギー業界の面接では、業界知識や志望動機に加え、「環境問題やエネルギー政策に対する考え」「論理的思考力」「コミュニケーション能力」なども評価される傾向があります。上記を参考に、面接対策を徹底しておきましょう。

面接に受からない原因と具体的な対策を紹介!気をつけたい注意点も解説」のコラムでは、面接対策について解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

エネルギー業界における志望動機の書き方

志望動機では業界への関心だけでなく、「なぜこの企業なのか」「どのように貢献できるか」を具体的に伝えることが大切です。ここでは、初めての就職の場合と中途それぞれの志望動機のポイントと例文を紹介します。

初めての就職でエネルギー業界を目指す場合

初めての就職でエネルギー業界を目指す場合の志望動機では、業界の社会的意義と自分の関心を結びつけることがポイントです。志望動機の例文を以下にまとめました。

「エネルギーは社会の基盤を支える不可欠な要素であり、その安定供給と持続可能な発展に貢献したいと考えています。大学では環境問題を学び、再生可能エネルギーの可能性に強く関心をもちました。貴社は△△(企業の強み)に注力しており、その技術を通じて社会に貢献できる点に魅力を感じました。持続可能なエネルギー供給に向けて努力し、成長していきたいと考えています」

エネルギー業界は社会のインフラを支える重要な分野であり、安定した供給や環境負荷の低減が求められます。志望動機では「なぜエネルギー業界なのか」を明確にし、関心をもったきっかけや学びを絡めて伝えるようにしましょう。

転職して中途でエネルギー業界を目指す場合

転職して中途でエネルギー業界を目指す場合の志望動機では、前職の経験をどのように活かせるかを明確にすることがポイントです。以下に志望動機の例文をまとめました。

「前職では××業界で○○(業務内容)に従事し、課題解決力や○○のスキルを培いました。エネルギー業界は今後ますますの技術革新が求められる分野であり、自身の経験を活かしながら新たな挑戦ができる環境に魅力を感じています。特に貴社の△△(企業の特徴)に共感し、業務改善やプロジェクト推進のスキルを活かしながら、持続可能なエネルギー供給に貢献したいと考えています」

異業種からの転職の場合も、業界の成長性や社会的意義を理解し、自身のスキルがどのように貢献できるかを示すことが重要です。「前職の経験を活かしつつ、新たな業界で成長したい」という姿勢を伝えましょう。

「志望動機の書き方に自信がない」という場合は、「志望動機書の書き方やコツは?第二新卒や未経験から転職する際の例文も紹介」のコラムもぜひご一読ください。

また、エネルギー業界で働くためには、就職・転職エージェントに頼るのもおすすめ。就職・転職エージェントのハタラクティブは、若年層の既卒や第二新卒、フリーター、ニートの方の就職・転職活動をサポートしています。
専任のキャリアアドバイザーが、求職者一人ひとりを内定獲得まで一貫して支援。求人紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策もじっくり行えるのが特徴です。性格から分かる1分程度の適職診断もあるので、「一人での求職活動が不安…」という場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

エネルギー業界に関するよくある質問

ここでは、エネルギー業界に関するよくある質問をまとめました。Q&A形式で回答しているので、ぜひチェックしてみてください。

エネルギー業界は文系からも目指せますか?

エネルギー業界は文系出身者も目指すことは可能です。エネルギー業界というと、技術職をイメージして理系の専門知識が必要だと考える方もいるでしょう。
しかし、実際には、営業や経営企画、広報、人事など、文系出身者が活躍できる職種も多岐にわたります。また、技術的な側面だけでなく、顧客へのサービス提供や市場分析、経営戦略の立案、法規制への対応など、多様な業務を含んでいるため、文系・理系を問わず挑戦できるといえるでしょう。

エネルギー業界に就くのに必要な資格はありますか?

エネルギー業界に就職するために必須の資格はありません。ただし、特定の技術職や専門職では、資格が役立つ場合もあるようです。
エネルギー業界は、電力・ガス・石油など、それぞれ専門性が高い分野で構成されています。資格は、特定の分野における専門知識や技能を証明するものとなるため、キャリア形成に役立てられるでしょう。

後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
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