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職務内容の書き方やポイントを解説!採用担当者が見るポイントも紹介
この記事のまとめ
- 職務内容には、「会社名と入退社の時期」「役職や仕事内容」「実績」などを記載する
- 職務内容の書き方は、箇条書きや作成ツールを利用するのがおすすめ
- 職務内容の書き方は、採用担当者が見るポイントを押さえよう
- 職務内容の分かりやすい書き方は、転職エージェントに頼るのも良い方法
「職務内容の書き方って?」「何を書けば良い?」という相談をよく聞くことがあります。自分がこれまでに行ってきた業務を分かりやすくまとめるのは難しいですよね。
職務内容の書き方は、各項目の記入目的や採用担当者にとっての理解しやすさを意識するのがポイント。具体的かつ簡潔に書くのは難しいイメージもありますが、職務内容を分かりやすくする書き方を押さえることで、充実した書類になるでしょう。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの荒井さんのアドバイスを交えて、職務内容を分かりやすく書く方法を解説します。まずは書類選考を通過するためにも、ぜひチェックしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
職務内容の書き方
ここでは、職務内容の書き方を解説します。項目ごとに書かなければいけない内容や注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
荒井幹太
職務経歴書には、主に「氏名と簡単な経歴」「社名」「主な事業内容」「業界内のポジション」などを記載するのが基本です。コツとしては、正しい情報を調べて記載することが重要になります。自分の就業先のWebサイトや雇用契約書などから正しい情報を抜粋して記載しましょう。
職務内容の項目
職務内容には、「入社・退社した会社名とその時期」「役職や仕事内容」「実績」などの項目があります。これまでの自分の経歴を採用担当者に伝えるには、それぞれの項目の目的を知ることが大切です。
入社・退社した会社名とその時期
入社・退社した会社名とその時期は、忘れずに書きましょう。職務内容を応募先企業に「これまでにどの企業でどのくらい働いていたか」を伝えるためには、欠かせない内容です。
前職の勤務先や勤務期間を正確に記載しないと、場合によっては経歴詐称につながる恐れがあるので注意しましょう。経歴詐称のリスクについては、「経歴詐称は罪?バレる理由や該当する刑事罰について解説」のコラムで詳しくまとめました。
役職や仕事内容
これまでに担った役職と仕事内容も記載しましょう。仕事内容は、分かりやすくまとめることが大切です。具体的に記載することで、採用担当者に入社後の働く姿を想像してもらえるきっかけになります。なお、前職で「社外秘」とされていた情報は漏らさないように注意してください。
実績
役職や仕事ごとの実績もあわせて書くと、「やり遂げる責任感がある」「成果を出す実力がある」というポジティブな印象になるでしょう。
数値で表すと伝わりやすい
職務内容に記載する実績は、具体的な数字で表すと伝わりやすくなります。数字で表す項目の例は、売上増加率、処理スピードの改善割合など。前職について何も知らない採用担当者に理解してもらうことを念頭に、分かりやすい説明を心がけましょう。
職務内容の例
- 20△△年△月~20△△年△月 株式会社◎◎◎勤務
【役職】Webディレクター
【主な業務】 - ・クライアントのヒアリング、フロント業務
- ・Webサイトのデザイン設計
- ・新人Webデザイナーの教育・研修
- 【実績】
- ・約△△社のWebサイトをデザイン。
- ・CVR△△%という課題を△△%まで引き上げて解決。
- ・新人Webデザイナーの育成計画を立て直し。例年よりも使用言語数を△△個増やし、チーム全体の作業効率を△△%アップ。
ほかにも、担当地域や営業スタイルなどがあった場合はあわせて記載しましょう。職務経歴の欄を充実させることで、「働くことに積極的な人材」という印象になる可能性があります。
職務内容とは
職務内容とは、自分が担っていた仕事内容や役割のことです。先述した職務内容の例から分かるように、実績もあわせて詳しく記載することで、採用担当者自身の適性や能力を示す効果があります。
「事業内容」との違い
事業内容は、企業自体がどのような業種に属し、どのような商品やサービスを提供しているのか、そして企業の目標や方向性、市場での立ち位置などを示すものです。「前職の企業がどのような活動を行っているのかを示すためのもの」と覚えておきましょう。
職務内容を分かりやすくする3つの書き方
職務内容を分かりやすくする3つの書き方
- 箇条書きを活用して簡潔に書く
- 職務経歴書の作成ツールを使う
- テンプレートを参考にする
「分かりやすい文章を書けるか不安...」という心配をお持ちの方は多いようです。職務内容を分かりやすくまとめるには、いくつか方法があります。簡単に試しやすい方法を以下でご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
1.箇条書きを活用する
職務内容を書く際、箇条書きを活用するのがおすすめ。文章を箇条書きでまとめると、一つひとつの職務内容を明確に区別できるため、情報が視覚的に整理されて読みやすくなります。ただし、各箇条書きは長くならないようにしましょう。
2.職務経歴書の作成ツールを使う
職務内容を分かりやすくするには、職務経歴書の作成ツールを使うのも手。インターネット上には多数の職務経歴書作成ツールがあります。形式を整理できるだけでなく、どのように内容を書くべきかのヒントやガイドラインも示してくれるので、内容を的確にまとめることが可能です。
ツールを活用することで書類を一から作成する手間が省け、ほかの選考準備にも取りかかりやすくなるでしょう。
3.テンプレートを参考にする
テンプレートを見るのも、職務内容を分かりやすくするには良い方法といえます。テンプレートを参考にすることで、自分の職務内容をどのように記入するかのアイデアを得られるためです。店舗で職務経歴書を購入する場合は、「100均の職務経歴書は使用OK!選ぶコツや就職・転職時の書き方を掴もう」のコラムを参考にしてください。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
荒井幹太
Webサイトを検索すると、職務経歴書の具体例もありますので、参考にして作成してみると良いでしょう。自分の職業の例を検索して、「採用担当者に伝わりやすい文章とは何か」をチェックしてみてくださいね。
見本の丸写しはNG
テンプレートを参考にする際、見本の丸写しはNGです。コピペしたことが明らかになると、書類選考の時点で不採用とされてしまうでしょう。信用問題に関わることですので、あくまでも中身の文章は自分で考えることが大切です。
採用担当者が職務内容を通して見るポイント
企業が候補者の職務内容を見る際、特に重視する部分があります。応募書類からポジティブな印象を持ってもらえるよう、職務内容を書く前に以下の点をチェックしてみてください。
求人の募集要項とマッチするかどうか
採用担当者は、職務内容を通して、求人の募集要項とあなたがどれだけマッチするかを見るでしょう。具体的には、募集要項で求められているスキルや経験が、あなたの経歴に含まれているかどうかが重要です。
長く働けそうか
職務内容を通して、あなたが長期間企業に勤務できる見込みがあるかも確認されます。
もしこれまでの職務内容が応募している職務と一致していない場合、「一貫性がない」「新しいポジションでうまくいくか」という懸念を持たれることもあるでしょう。
また、前職を短期離職している場合は退職理由の書き方にコツがあります。詳しくは、「職務経歴書に退職理由を書かないのはOK?必要な状況と書き方の例文を解説」のコラムをご覧ください。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
荒井幹太
スキルや知識、資格だけでなく、自分の強みや入社への意気込みを記載しておくのがおすすめです。
異業種への転職の場合、志望動機や自己PRでも就労意欲を伝えることは可能です。しかし、自分の強みを記載することで、「活かせるポイントや採用メリットがある」と思ってもらえるかもしれません。
企業が求める人物像を調べる
企業が求める人物像を調べ、自分が一致している部分を強調して書くのも良いでしょう。豊富な経験やスキルがあっても、それが企業にマッチしていなければ、採用してもらえる可能性は低いといえます。選考対策には欠かせない企業研究にもなり得る作業ですので、一度企業が求める人物像を調べてみるのがおすすめですよ。
書類提出前に確認しておきたい3つのこと
書類提出前に確認しておきたい3つのこと
- 誤字脱字がないか
- 簡潔にまとめる
- 会社独自の用語や専門用語は分かりやすく書く
職務経歴書や履歴書など、応募書類を提出する前には、次の3つのポイントで一度見直しを行いましょう。書類選考を通過するためにも、ぜひチェックしてみてください。
1.誤字脱字がないか
誤字脱字がないかをしっかりチェックしてから、書類提出に進みましょう。書類審査は、採用担当者があなたの経歴を知るためだけのものではなく、注意力や丁寧さを判断する一つの材料です。誤字脱字が多いと、「仕事を丁寧にするのか」「注意力がないのではないか」と懸念される恐れがあります。
書類選考の結果通知が遅く不安になった場合は、「書類選考の合格結果が遅い理由とは?連絡が来ないときの対応策もご紹介!」のコラムをご覧ください。
2.簡潔にまとめられているか
書類に記載する内容は、簡潔にまとめられているかが大切です。冗長な表現は読み手を疲れさせるだけでなく、情報が伝わりにくくなってしまいます。職務内容だけでなく、ほかの項目も、要点をまとめて無駄がない文章であるかを見直すことが重要です。
3.会社独自の用語や専門用語を乱用していないか
第三者が読んで理解できる言葉を使いましょう。
前職で使用していた専門用語や業界用語のように、特定の環境のみでしか使われない用語は、読み手を混乱させる可能性があります。分かりやすい表現に置き換えることで、気遣いができる人材であることも証明できるでしょう。
「応募書類の書き方が不安」「選考対策をしてほしい」という場合は、転職エージェントに頼るのがおすすめです。
20代向けの転職エージェントのハタラクティブでは、求人紹介だけでなく、自己分析や応募書類の作成、面接対策など、一人ひとりの転職活動を一貫してサポートしています。「自分に合った仕事って?」「効果的な応募書類の書き方を知りたい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
登録から内定獲得までのサービスはすべて無料ですので、安心してご利用いただけますよ。
職務内容の書き方に関するQ&A
ここでは、職務内容の書き方に関するよくある疑問に回答しています。「職務内容にバイトの経歴を記載するか」「職務内容は手書きで作成するべきか」といった質問に触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
バイトの経歴も職務内容に書いて良いですか?
アルバイトの経験も、職務内容として記載できます。
飲食店のアルバイト経験を他業界・多職種の応募書類に詳しく落とし込むのが難しい場合は、「飲食店でのアルバイト経験あり」と簡潔に記述しましょう。なお、面接で業務内容を深掘りされた際は、しっかり答えられるようにしておくのが大事です。
職務経歴書は手書きとパソコンどちらで作成すべきですか?
職務経歴書の作成を手書きでするかパソコンでするかは、企業からの指定がなければ応募者の自由です。パソコンで職務経歴書を作成すれば、修正が容易で全体の確認がしやすいため、おすすめといえます。
履歴書に書く内容と職務内容の違いが分からないです
履歴書と職務内容は、それぞれ目的とする内容が異なるもの。履歴書は学歴や資格、職歴、志望動機などを一覧できるもので、自身の経歴全般をまとめたものです。
職務経歴書の目的は、特定の仕事での経験やスキル、マネージメント能力などを詳細に記述すること。新たに応募する仕事の採用担当者に、自分がどのような役割を果たせるかを具体的に示すためのものです。
応募書類に書いた内容に自信がありません…
応募書類の作成は難しいですよね。まずは、自分の経験やスキルを一つひとつ整理してみましょう。次に、そのなかから求人内容と関連のある部分を強調して記入します。
「分かりやすい文章を書きたい」という場合は、ぜひ転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが応募書類の作成をサポートいたします。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube