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職務経歴書とは?企業が見ていることや書くときのポイントを例文で解説

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この記事のまとめ

  • 職務経歴書とは、これまでの経歴や業務内容のほか資格やスキルを記載する書類
  • 職務経歴書の提出が必要かどうかは、応募先企業によって異なるので確認が必要
  • 企業は職務経歴書からスキルのほかに、自社とのマッチ度を確認していることがある
  • 職務経歴書を書く際は、事前準備として自己分析や企業研究を行うのがおすすめ
  • 書き方に不安がある場合は、プロに添削してもらうと完成度が上がる

就活や転職活動を始める方で、「職務経歴書ははどのように書けばよいのか?」と疑問に感じる方もいるでしょう。職務経歴書の書き方が分からないと、「うまく伝えられず不採用にならないか」と不安になりますよね。

職務経歴書には、履歴書だけでは説明しきれない自身の詳細な経歴や保有しているスキルなどを記入します。職務経歴書を作成することで、自身のスキルや過去の業務を詳しく採用担当者に伝えることができるため、企業からの指示がなければ作成したほうが良いでしょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの太田さんのアドバイスを交えながら、職務経歴書の書き方を解説しています。また、職務経歴書で企業が見ていることや書くときのポイントをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

職務経歴書とは

職務経歴書とは、今までの仕事の経歴や自身の持つスキルなどの情報を詳細に伝えることを目的とした書類です。職務経歴書の提出が必要かどうかは、応募先企業によって異なるので応募前に確認しましょう。

職務経歴書は、履歴書と一緒に応募先企業に提出するのが一般的です。入社後に活かせる経験やスキルを企業にアピールすることで、好印象を得やすくなるでしょう。

職務経歴書は手書きとPCで作成するのとどちらが良い?

職務経歴書を作成する際には、手書きでもPCで作成してもどちらでも問題あません。企業から指定がある場合には、指示に従って作成するようにしましょう。

職務経歴書に記載する内容

職務経歴書に記載する情報としては、主に「タイトル・提出日」「職務概要(要約)」「職務経歴」「実績・役職」「資格・スキル・免許など」「自己PR」「志望動機」の7つの記載項目が用意されているのが一般的です。

職務経歴書の書き方はハローワークインターネットサービスの「職務経歴書の作り方」によって具体的な書き方や内容について提示されていますが、ここでは7つの項目をピックアップして具体的に解説していきます。

タイトル・提出日

職務経歴書を作成する際には、最初にタイトルと提出日を記入します。タイトルは「職務経歴書」と記入すれば問題ありません。

また、日付は、記入日ではなく提出日を記入します。郵送の場合はポストに投函する日付、面接で直接企業に持参する場合は面接日の日付を記入しましょう。

職務概要(要約)

職務概要の項目では、これまでの職務の経歴を簡潔に要約して記入します。字数の指定はありませんが、基本的には100〜250字程度を目安にしましょう。

具体的な詳細情報を記入する必要はありませんが、応募した求人の企業が求めている人材であるかどうかを判断できるように、自らの経歴を分かりやすく記入することを意識することが大切です。

職務経歴

職務経歴は、前項に記載した「職務概要」の詳細な情報として記入します。これまで行ってきた業務の内容だけでなく、以前に勤めていたことがある企業の正式名称や所属していた部署、また自身が業務に携わるなかで工夫したことも具体的に記入すると伝わりやすくなるでしょう。

実績・役職

過去の経歴でどのような役職についていたことがあるのか、またどのような実績をあげたのかを詳細に記入しましょう。以前所属していた企業で実績をあげていたら、効果的なアピールポイントとなります。

達成した事柄だけでなく、その際にどのような点が大変だったのか、どのようにして問題解決の糸口を見つけ出したのかなど、具体的な情報を記入することで採用担当者の興味を惹けるかもしれません。

資格・スキル・免許など

自分が持っている資格やスキル、免許も、職務経歴書に記入する項目の一つです。記入する際には箇条書きで、資格や免許であればその取得日も記入しましょう。

また、応募先企業と関連性のないものは記入する必要はありませんが、少しでも役に立ちそうだと感じたら記入しておくことがおすすめです。特にアピールできるようなものがない場合は空欄にすることは避けて、「特になし」と記入しましょう。

自己PR

職務経歴書の自己PR欄では、応募先求人の企業に対して自分のスキルや資格を活かして入社したい意欲をアピールしましょう。自己PRは就職・転職活動においては非常に重要な項目なので、面接でも聞かれることもあります。

思いつかない場合は、「自分を採用することでどのようなメリットがあるのか」を具体的に示すことを意識すると作成しやすくなるでしょう。「自己PRが書けないニートの方へ!対処法や作成するときのポイントを解説」のコラムでも、作成時のポイントを解説しているので、参考にしてみてください。

志望動機

職務経歴書の志望動機欄では、数ある企業のなかで応募先求人の企業を選んだ理由を明確に記載しましょう。志望動機欄は履歴書にも記入する欄が設けられていることがあります。

履歴書と職務経歴書に志望動機を書くときは、内容を統一させることを心掛けましょう。自身の経歴や将来のキャリアプランを明確にすることで、応募先企業でしか叶えられないことが見つけやすくなります。

職務経歴書と履歴書との違いは?

履歴書と職務経歴書の違いは、その書類が持つ目的です。履歴書は応募者がどのような人物なのかという過去の経歴を伝えること、職務経歴書では応募者がどのような業務を経験してきたのかという職歴を伝えることが目的であるという違いがあります。

履歴書はほとんどの求人募集で必須のものとなりますが、職務経歴書は必須ではないという求人もあるため補足的な書類といえるでしょう。

参照元
ハローワークインターネットサービス
履歴書・職務経歴書の書き方

職務経歴書で企業が見ている3つのポイント

企業からの指示がなく、職務経歴書を用意するか迷ったら作成した方が良いでしょう。職務経歴書があることで、企業の採用担当者は応募者がどのようなスキルを持っているのか、どんな仕事を経験してきたのかを知れるため、採用につながる可能性があるためです。

以下では、企業の採用担当者がどのような視点で応募者の職務経歴書を確認しているのかを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

職務経歴書で企業が見ているポイント

  • 過去に取り組んでいた業務内容
  • 過去の実績とスキル
  • 自社の求める人物像とのマッチ度

1.過去に取り組んでいた業務内容

企業側は職務経歴書で応募者が過去にどのような仕事をして、どのような業務を経験してきたのかを確認しています。職務経歴書の内容から、仕事への取り組み方や適性を把握したいと考えていることがあるでしょう。

また、入社後の配属先をどうするか考えるときの参考にしていることもあるようです。職種ごとにどのような点がアピールポイントになるかは異なるので、自身が応募する職種に合わせて適切なアピールを心掛けましょう。

2.過去の実績とスキル

応募者が過去どのような実績を積み上げてきたのか、専門的な知識やスキルは有しているのかどうかという点も、職務経歴書から確認されています。たとえば、「前職で売上を10%向上させた」といった数字を用いた具体的な実績は説得力があり、採用担当者の興味を惹く内容といえるでしょう。

また、「どのように売上を向上させたのか?」といった懸念を払拭するために、根拠となる内容があるとより好印象を得られるでしょう。

3.自社の求める人物像とのマッチ度

企業側は、自社の求める人物像と応募者がマッチしているかどうかも職務経歴書から見ています。たとえば、チームよりも個人で業務を行う企業であれば、前職でプロジェクトのリーダーや管理職といった経験があっても魅力的な人材とはいえないので採用に至りにくいでしょう。

また、企業理念や社風と応募者が合うかどうかも自己PRや志望動機などから確認される場合もあるので、自己分析と企業研究を行い、自分自身と企業の求める人物像をマッチさせることが大切です。

職務経歴がアルバイト経験のみの場合は?

アルバイト経験も職務経歴書に記入して問題ありません。通常アルバイト経験は職歴とはみなされないことが基本ですが、アルバイト経験が企業にとって役立つ場合はしっかりアピールしましょう。

たとえば、アルバイトで接客の経験がある場合、接客で培ったコミュニケーション能力は大きなアピールポイントとなるでしょう。職務経歴書にアルバイト経験を記載する場合は、自身が応募した企業で役立つ経験かどうかを判断することが大切です。

職歴なしの履歴書の書き方は「職歴なしは不利?履歴書の書き方や就活でアピールすべきポイントを解説!」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。

職務経歴書のフォーマット

職務経歴書でよく使用されるフォーマットは、「編年体式」「逆編年体式」「キャリア式」の3つです。以下で、それぞれ具体的に解説するので、自分に合った種類を選びましょう。

編年体式

編年体式とは、古い順に経歴を並べて記入していくフォーマットです。特に様式を指定されない場合には、編年体式で書くことが多いでしょう。履歴書の学歴欄や職歴欄と同様に、上から順番に並べていく形式となるため分かりやすいフォーマットといえます。

逆編年体式

逆編年体式では、新しい順に経歴を並べて記入していきます。編年体式とは逆になり、直近の経歴が書類の一番上に記入されることになるでしょう。

逆編年体式のメリットとしては、最も近い時期の実績を一番最初にアピールできるという点です。ただし、記入の際は、時系列が分かりにくくならないよう注意しましょう。

キャリア式

キャリア式とは時系列ではなく、行った業務ごとのまとまりで職務経歴を記入するフォーマットです。たとえば、「Webページ制作」というカテゴリのなかではWebページ制作で自身が携わった業務の情報を列挙し、「システム開発」では自身が制作に携わったシステム開発に関する業務の情報を記入するというような記入方法になります。

キャリア式のメリットは、自分が持っている専門的な知識やスキルをアピールしやすい点です。また、転職回数や業務が多岐に渡り編年体式・逆編年体式では長くなってしまう場合は、キャリア式のほうが分かりやすくなるでしょう。

職務経歴書は市販やWebからのダウンロードなどで入手できる

職務経歴書は、市販で購入したり、Webからダウンロードしたりして入手できます。コンビニや文房具店、100円ショップなどで履歴書を購入する際に、一緒に買っておくと便利かもしれませんね。

また、インターネット上では各フォーマットの職務経歴書テンプレートを無料でダウンロードすることも可能です。サイトによってフォーマットが異なることもありますので、自身が書きやすいと感じるフォーマットを選んでダウンロードしましょう。

履歴書が売ってる場所はどこ?選ぶ際の注意点や選考を通過するコツも解説!」のコラムでは、履歴書を販売している場所や選ぶときのポイントをまとめているので、チェックしてみてください。

職務経歴書を書くときに必要な事前準備

職務経歴書を書く際は、いきなり記入し始めるのではなく準備を行うと書きやすくなるでしょう。以下では、職務経歴書を実際に記入するにあたって、必要な事前準備を解説しているので、参考にしてみてください。

自己分析などで自身のキャリアを振り返る

職務経歴書を書く前に自己分析を行い、自身がどのような仕事でどのような経験を積んできたのかというキャリアを一度振り返ってみましょう。複数回転職を繰り返した人は、どの企業でどのような仕事を行い、どのような学びを得たのかを具体的にしていくことが大切です。

また、過去だけでなく、将来のキャリアプランも併せて考えておくと良いでしょう。過去の経験を踏まえたうえで、将来自分はどうなりたいのか、どのような仕事をしたいのかを明確化することで「ポテンシャルがある」「就業意欲が高い」と好印象を得られるかもしれません。

自己分析をするときのコツは、「仕事の選び方が分からない!何を基準に就活するか迷ったときの対処法6つ」のコラムで解説してるので実施するときの参考にしてみてください。

応募先企業の求める人物像と照らし合わせる

自己分析の結果と、応募先企業が求めている人物像がマッチしているかどうかを確認しましょう。応募先企業が求めている人物像を知るためには、企業研究を行うことがおすすめです。

企業研究ではWebサイトや求人サイトをチェックしたり、企業説明会やインターンシップに参加したりすることで、企業理念や取り組んでいる事業の理解を深めることを心掛けましょう。企業への理解が深まれば、どのような人材が求められるかも見えてきます。

職務経歴書でアピールできる代表的な3つのスキル

続いて、職務経歴書上でアピールすることができる代表的なスキルを紹介します。自分がこれらのスキルを持っているのであれば、積極的にアピールしていきましょう。

職務経歴書でアピールできる代表的なスキル

  • ビジネススキル
  • 語学スキル
  • PCスキル

1.ビジネススキル

職務経歴書でアピールできるのは、ビジネススキルです。ビジネススキルには、コミュニケーション能力や問題解決能力、マネジメント能力などが挙げられるでしょう。

ただし、応募先企業で役立つスキルに合わせてアピールすることが大切です。たとえば、コールセンターに応募する場合は判断力、商品開発の場合は企画立案スキルなどをアピールするのが有効です。

記入する際は、事実だけでなく具体的なエピソードも交えられると説得力が上がるでしょう。スキルを身につけるために意識したことや工夫したこと、その結果や成果につながったことを具体的に説明できれば、採用担当者の興味を惹きやすくなります。

2.語学スキル

英語や中国語などの外国語の語学スキルを持っている場合は、積極的にアピールしましょう。企業によっては海外に支部を持っていることや、海外企業との取引を行っていることもあります。

海外とのやり取りができることを証明する語学スキルは、大きな強みとなるでしょう。語学関連の資格を記入する際には、スコアといった具体的な数字を記載すると相手にレベルが伝わりやすくなりますよ。

3.PCスキル

実用的なスキルとしてはPCスキルもおすすめです。具体的にはワードやエクセル、パワーポイントなどのofficeソフトが基本的なPCスキルといえるでしょう。

PCスキルは使用経験を具体的に記入するだけでも構いませんが、MOSやITパスポートなどの資格を保有していると有利に働くことがあります。アピールできる基本的なPCスキルは、「基本的なPCスキルって何?身につけ方や就活で役立つおすすめの資格を紹介」のコラムでも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

職務経歴書を書くときの注意点

職務経歴書を書くときにある注意点を押さえて作成すれば、完成度が高い書類になります。企業によっては、書類の書き方から人柄を判断されることもあるので、完成度が上がると「真面目な人」「マナーが身についている」といった好印象を得られるでしょう。

以下で、職務経歴書を書くときの注意点をまとめたので、作成するときの参考にしてみてください。◯誤字・脱字がないかチェックする

職務経歴書を書くときや書き終えたら、誤字・脱字がないかチェックすることが大切です。応募書類は応募者の第一印象を決めることがあるので、ミスがあったら「詰めが甘い」「適当」といった印象を与えかねません。

誤字・脱字があった場合は修正ペンや修正テープを使うと見づらくなるため、新しい用紙に書き直すのがマナーです。ほかにも、字の大きさは整っているか、パッと見たときの印象として読みたいと思えるように綺麗な状態か、書類は折れたり曲がったりしていないかなど採用担当者から見て整っているか確認すると良いでしょう。

専門用語の多用は避ける

職務経歴書を書くときは、専門用語の多用は避けたほうが良いでしょう。専門用語を多用してしまうと採用担当者が理解できず、結果として何の情報も伝えられない職務経歴書になってしまう可能性があります。

たとえば、採用担当者は人事部に属する場合が多いので、専門的な知識がない場合も考えられるでしょう。職務経歴書を確認する採用担当者が、その分野に詳しいかどうかは別問題と認識しておくのがおすすめです。

守秘義務に抵触しない

職務経歴書に記載している内容が前職の守秘義務に抵触していないかどうかもしっかりと確認しておきましょう。守秘義務違反になると、情報漏洩として罪に問われる可能性もあるので注意が必要です。

書式と年号を統一する

書式と年号が統一されているかどうかも、職務経歴書を書くときの大切なルールです。たとえば、書類の日付は西暦で書かれているのに、職務概要では和暦で書かれているのは避けたほうが良いでしょう。

また、年号以外にも、フォントを統一することで見やすくなります。「職務経歴書は必要?わからない時の対処法や書くときの注意点を解説」のコラムでも職務経歴書を書くときの注意点をまとめているので、併せてチェックしてみてください。

職務経歴書の提出はどうすれば良い?

職務経歴書を提出する際は、特に指定がない場合は履歴書の提出方法に準ずる形で提出します。履歴書を郵送で送るのであれば、職務経歴書も履歴書に同封する形で郵送して問題ありません。

郵送する場合はしっかり封筒に入れたうえで、「職務経歴書在中」と記入しましょう。記入は油性ペンやボールペンなど消えないペンで記入するのがマナーです。

また、メールの場合は、ワード形式ではなくPDFに変換してから送付しましょう。PDFに変換した書類をメールで送る際は、「△△職応募の件/氏名(ふりがな)」というように担当者が何のメールか一目で分かるような件名を付けることが大切です。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

太田雅子

太田雅子

職務経歴書は自分のスキルを証明したり、アピールしたりするためのものなので、状況を細かく伝えることが大切です。成果物がある場合は、達成率や前年比、売上金額などを具体的な数字を用いて詳細に記載すると良いでしょう。

また、資格で証明できるものがあれば記載することがおすすめです。資格は専門的なスキルや知識があることを客観的に証明するので、記載することで「即戦力になる」と判断される可能性がありますよ。

職務経歴書の例文

ここでは、職務経歴書の書き方を簡単な例文でご紹介します。例文はあくまで参考程度に留め、自分の経歴に併せた内容に書き直して使用してみてください。

職務概要(要約)

職務概要(要約)の例文は、以下のとおりです。

  • 私は20△△年に▲▲大学を卒業後、家電メーカーである▽▽株式会社に新卒で入社しました。営業職として家電量販店等への営業を経験し、20△△年に▼▼株式会社へと転職しました。
  • ▼▼株式会社では製品開発部門に配属され、新商品の企画及び開発に従事いたしました。また、その2年後にはプロジェクトマネージャーとして現場やスケジュール管理を担当し、プロジェクトを推進するという経験をしてきました。

職務概要(要約)では、短い文章で要点を伝えることが大切です。ただし、職務経歴書で最初に目を通す項目になるため、採用担当者の目を引く内容にする書き方にも注意しましょう。

職務経歴

職務経歴の例文は、以下のとおりです。

  • ▽▽株式会社(在籍期間:2年)資本金:▲▲億円、従業員数:▲▲名、売上高:△億△△万円
  • 期間:20△△年4月~△△年3月まで、雇用形態:正社員配属、部署:営業部 職務内容:家電量販店を始めとする消費者への販売代理店への営業。
  • ▼▼株式会社(在籍期間:4年4ヶ月)資本金:▲▲億円、従業員数:▲▲名、売上高:△億△△万円
  • 期間:20△△年4月~△△年3月まで、現在雇用形態:正社員配属、部署:企画開発部 職務内容:新製品企画及び開発。また現在はプロジェクトマネージャーとして製品開発プロジェクト全般の管理業務。

職務経歴は、自身が勤務していた会社について記載する必要があります。記載する情報量も多いので、見づらくならないように注意しましょう。

スキル・実績

スキル・実績を記載するときの例文は、以下のとおりです。

  • Officeソフト全般(Word,Excel,PowerPoint):企画発表や株主総会で使用するプレゼンテーション資料の作成、議事録、プロジェクト管理に使用するシートの作成など。
  • AdobeCCソフト(Photoshop,Illustrator):画像の加工及び編集、デザイン制作。
  • マネジメントスキル:プロジェクトマネージャーとしての経験から、スケジュールや各部署の連携を管理のほかに、人的マネジメントなど社内のモチベーション向上なども担当。

スキル・実績を記載するときは、箇条書きでOKです。スキルを活かして行っていた業務を書くことで、採用担当者が入社後のイメージをしやすくなるでしょう。

資格

資格を記載するときの例文は、以下のとおりです。

  • TOEIC:850点(20△△年▲月取得)
  • 実用英語技能検定準1級(20△△年▲月取得)
  • MOS(20△△年▲月取得)
  • 普通自動車第一種運転免許(20△△年▲月取得)

資格も、スキル・実績同様に箇条書きで記載しましょう。併せて横に取得日を記載することで見やすくなります。

ただし、記載する資格がないからといって、過度に心配する必要はありません。職種によって、資格よりも人柄やポテンシャルを評価する企業があるためです。

資格なしは就職で不利?企業が資格よりも重視しているポイントを紹介!」のコラムでは、資格よりも企業が重視しているポイントを解説しているので参考にしてみてください。

自己PR

自己PR資格を記載するときの例文は、以下のとおりです。

  • 営業を担当したことにより、「どうしたら相手にとってメリットのある提案をすることができるか」「どのように話せば魅力的な提案をすることができるか」というようなことを考えられるようになりました。その結果、社内での営業による月間契約件数1位を3期連続で取得しました。
  • また、転職後の新製品の企画開発の経験では、「どのような商品が顧客に求められているのか」を主観ではなく、さまざまなデータを分析し、なおかつ顧客の声を取り入れながら考えるという経験から、マーケティングの知識やスキルが身に付いたと感じております。
  • プロジェクトマネージャーとしての経験から、自分だけでなくプロジェクト全体を俯瞰して見ることができるようにもなりました。これらの経験から、入社後も貴社の製品開発やプロジェクト管理などを積極的に学び、一日でも早く貢献したいと考えております。

自己PRでは自分の持っているスキルや適性の具体的な活かし方を交えつつ、「入社意欲」「熱意」を伝えることを心掛けましょう。また、企業ニーズに合った内容にすることで、好印象を得られる可能性が高まります。

職務経歴書の書き方が不安ならプロに添削してもらおう

職務経歴書を書いたことがない方や、在職中に転職活動を行っている方など、書き方に不安を抱く場合もあるでしょう。職務経歴書の書き方が不安なときは、就職・転職エージェントのプロに添削してもらうのも手です。

プロの視点から添削してもらえれば、完成度が高い職務経歴書ができるでしょう。添削してもらうことで効果的なアピールができるので、選考をスムーズに進めたい方にもおすすめですよ。

「職務経歴書の書き方が分からない」「職務経歴書の内容を確認してほしい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは、若年層を中心に就職・転職活動のサポートを行う転職支援サービスです。

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後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube