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証明写真に適した服装は?選ぶときのコツや撮るときのポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 証明写真の服装は、就職・転職活動の場合は男女共にスーツを着用するのが基本
  • 証明写真の服装以外にも、サイズや撮影日に注意する必要がある
  • 証明写真の服装を選ぶときは、企業や業界を調べたうえで判断するのがおすすめ
  • 証明写真の撮影は、証明写真機以外に写真館やカメラアプリでも行える

就職・転職活動やアルバイトの履歴書に貼付する証明写真の服装をどうすれば良いか悩んでいる方もいるでしょう。適した服装が分からないと、「選考で落とされるのでは」と不安になりますよね。

証明写真の服装は、男女共にスーツを着用するのが基本です。ほかにも、規定サイズにしたり、撮影日から3ヶ月以内の写真を使用したりするといったマナーがあるので注意しましょう。

このコラムでは、キャリアアドバイザーの高城さんのアドバイスを交えながら、履歴書に貼付する証明写真に適した服装を解説します。また、選ぶときのコツや撮るときのポイントもご紹介。これから就活や転職活動を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。

証明写真を撮るときに適した服装

証明写真を撮るときに適した服装は、男女共にスーツが基本です。ただし、就職・転職活動やパート・アルバイトなどの使用目的や状況によって、適した服装は異なるでしょう。以下で、それぞれの状況ごとに証明写真を撮るときに適した服装を解説するので、参考にしてみてください。

就職・転職活動の場合

就職・転職活動の履歴書に添付する証明写真の服装は、スーツを着るのが基本です。スーツを着ることで、社会人としてのマナーを備えていることや清潔感をアピールできるでしょう。

また、高校生や大学生が新卒として就活するときや第二新卒、既卒の転職活動のときは、リクルートスーツで問題ありません。ただし、すでに社会人としての経験が長い場合は、リクルートスーツよりもビジネススーツのほうが無難です。

既卒と第二新卒の違いって何?就活が有利になる場面や成功させるコツを解説」のコラムでは、既卒と第二新卒の違いを解説しているので、自分がどれに当てはまるか分からない方はチェックしてみてください。

パート・アルバイトの場合

パートやアルバイトの履歴書に添付する証明写真の服装は、オフィスカジュアルがおすすめです。スーツである必要はありませんが、普段着よりもビジネスシーンに適した服装を着たほうが好印象を得やすいでしょう。ただし、業務にスーツの着用が義務付けられているバイト先であれば、証明写真の服装もスーツが望ましいです。

パスポートやマイナンバーに貼る証明写真の服装は?

パスポートやマイナンバー、運転免許証などの証明写真は私服でも問題ありません。ただし、パスポートやマイナンバー、運転免許証などは本人確認書類として扱われる場合があるため、他人に見せる機会が多いでしょう。そのため、あまり派手すぎる服装で撮影するのは避けたほうが良いかもしれませんね。

証明写真で服装以外に気をつけるべき5つの基本的なマナー

証明写真には服装以外にもいくつか気をつけるべきマナーがあります。特に、就活や転職活動で使用する履歴書の証明写真から、社会人としての基本的な常識を備えているかどうかを見られる可能性もあるため注意しましょう。以下で、証明写真で服装以外に気をつけるべき代表的なマナーを代表的な3つ解説するので、参考にしてみてください。

証明写真で服装以外に気をつけるべきマナー

  • 規定のサイズにする
  • 撮影日から3ヶ月以内の写真を使用する
  • 証明写真の裏に名前と撮影日を記載する
  • 背景はシンプルな色を選ぶ
  • 証明写真は使い回さない

1.規定のサイズにする

証明写真は、規定のサイズのものを使用しましょう。証明写真のサイズは、横40mm×縦30mmが基本です。

ただし、貼付先の書類によってサイズが異なる場合もあるため注意しましょう。貼付先の書類に証明写真貼付用の枠が設けられている場合には、四角をしっかりと合わせて貼付します。履歴書などで証明写真がはみ出していると、「だらしない人なのかもしれない」という印象を与えかねません。

2.撮影日から3ヶ月以内の写真を使用する

履歴書に添付する証明写真は、撮影日から3ヶ月以内のものを使用しましょう。また、3ヶ月以内であっても自分自身の見た目が大きく変わっている場合には、直近に撮影した写真を使うのが賢明です。証明写真と本人の見た目が異なると、面接時に相手に不信感を与えてしまう可能性があるのでなるべく避けましょう。

3.証明写真の裏に名前と撮影日を記載する

証明写真の貼付前に、自分の名前と撮影日を記載することもマナーの一つです。履歴書の郵送中に証明写真がはがれてしまい、誰のものか分からなくなる可能性もあるでしょう。そのような場合に、写真の裏に名前と撮影日を記載しておくことで、誰のものかを判別できるので企業側が混乱するのを避けられます。

4.背景はシンプルな色を選ぶ

証明写真の背景は、シンプルな色合いにしましょう。特に、水色や白、灰色などがおすすめです。

背景色は、企業に与える自分の印象を左右します。たとえば、水色であれば清潔感、白は柔らかいイメージ、灰色は落ち着いた雰囲気といった印象を与えやすいでしょう。企業にどのような印象を持ってもらいたいかを考え、適した背景色を選ぶのが有効です。

5.証明写真は使い回さない

一度使用した証明写真は、撮影日が3ヶ月以内であっても使い回すのは避けましょう。就職・転職活動やアルバイトの面接時に履歴書を持参し、そのまま履歴書を持ち帰る場合があります。

すでに一度貼った証明写真はをはがすとよれてしまったり、傷がついてしまったりすることがあるので、だらしない印象を与えてしまう可能性があるでしょう。「もったいない」と感じるかもしれませんが、新しい履歴書には新しい写真を使用するのがマナーです。

また、証明写真をはがして再利用できないからといって、履歴書を使い回すのもマナー違反となるので注意しましょう。履歴書を別企業でも使用すると、記載されている志望動機や自己PRを使い回すことになり「うちの会社じゃなくても良いのでは」とネガティブな印象を与えかねません。

履歴書が売ってる場所はどこ?選ぶ際の注意点や選考を通過するコツも解説!」のコラムで書類選考に通過しやすくなる履歴書を作成するコツを解説しているので、参考にしてみてください。

【男性・女性別】証明写真の服装を選ぶときのコツ

ここでは、男性と女性それぞれの服装を選ぶときのコツについて解説します。

男性の場合

男性が証明写真を撮るときの服装を選ぶときのコツは、以下のとおりです。

スーツ

スーツの色は、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色合いを選択しましょう。ただし、黒は威圧感を与える可能性があるので、証明写真には適していないと考える企業もあります。応募先企業や業界の特色を良く調べたうえで、適した服装を選びましょう。

また、スーツのサイズが自身に合っているかもしっかりと確認することが大切です。袖が手に被っていないかどうか、手首が見えてしまっていないかどうかなどをチェックしましょう。

スーツのサイズは体型によって大きく左右されます。すこし前まではピッタリだったスーツでも合わなくなっている可能性があるため、撮影前に確認しておきましょう。

シャツ

証明写真でスーツを着るときのシャツの色は、白やライトブルーのワイシャツがおすすめです。ストライプなどの柄物ではなく、無地のものを選択しましょう。

また、夏場でも袖はまくらずに長袖のまま撮影するのが基本です。撮影日の前日までにしっかりとクリーニングを済ませておき、シワやシミのない状態にしておきましょう。

ネクタイ

ネクタイの色はスーツの色に合わせたものを選びましょう。ただし、白や黒のネクタイは、一般的に慶弔で使用されるものとなるため、就職・転職活動の履歴書には適しません。また、派手な色のネクタイも避けましょう。

髪型

髪型は黒の短髪で整えておきましょう。前髪が顔にかかってしまうと、顔がはっきりと見えなくなり暗い印象を与えてしまいます。証明写真を撮るときは、おでこが見えるような髪型にしておくことがおすすめ。また、ワックスやグリースを使用しても問題ありませんが、つけすぎないように注意しましょう。

女性の場合

以下では、女性が証明写真を撮るときの服装を選ぶときのコツを解説します。

スーツ

女性も男性同様、スーツの色は黒や紺、グレーなどの色がおすすめです。女性の場合は、ベージュカラーも明るい印象を与えられるでしょう。また、証明写真の撮影前にサイズの確認と、クリーニングを忘れないように注意しましょう。

インナー

インナーは白や淡い色のシャツやブラウス、カットソーなどを着用しましょう。派手な柄や装飾がついているタイプのものは避けて、無地のものを選択するのがマナーです。ワイシャツの種類は応募する職種によって選ぶと良いでしょう。

たとえば、真面目な印象を与えたい事務職であればレギュラータイプ、明るく社交的な印象を与えたい営業職であればスキッパータイプがおすすめです。カットソーの場合、胸元が開いていないものを選びましょう。

髪型

女性の場合も男性と同様に、髪型は顔周りがしっかりと見えるように整えておきましょう。ロングヘア―であれば、後ろでまとめておき、耳に髪がかからないようにすれば、すっきりとした印象を与えられます。

また、前髪は眉毛にかからないようにしておきましょう。必ずしもおでこが見える必要はありませんが、横に流すなどの工夫をして目が隠れないようにすることが大切です。

メイク

メイクはナチュラルメイクを意識しましょう。派手な色のリップや濃いシャドウは避けた方が無難です。ただし、美容系への就職を考えている方は、企業によっては華やかなメイクが歓迎されることも。自身の応募する企業の特徴をしっかりと理解したうえで、最適なメイクで臨みましょう。

美容業界に興味がある方は、「美容業界の職種って?現状や今後の市場規模も解説」のコラムで美容業界の職種や役立つ資格をまとめているのでチェックしてみてください。

ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

高城綾香

高城綾香

証明写真では、特定の服装や外見の基準が求められることがあります。証明写真に適した服装やスタイリングとしては下記を参考にしてみてください。髪型:清潔感のある髪型を意識しましょう。前髪は目にかかっていないか。無造作でボサボサだったりするものはNGです。ワックス等の整髪剤を使い整えましょう。

服装:履歴書写真の服装は、黒か紺のスーツに、白いブラウス・ワイシャツやシンプルデザインのカットソーが基本です。シャツのボタンは第一ボタンまでしっかり留めましょう。

女性のインナーは、胸元が開きすぎず、鎖骨が少し見えるくらいが適切です。男性は基本的にネクタイも着用しましょう。派手すぎないものがおすすめです。証明写真の表情や服装やスタイリングに問題があると、ビジネスマナーや対人印象の部分で懸念されることがあるので注意しましょう。

証明写真を撮るときに避けたほうが良い服装

証明写真を撮るときには、避けたほうが良い服装があります。以下で解説するので、撮影する前にチェックしてみてください。

帽子・ヘアバンド

証明写真を撮るときは、帽子やヘアバンドなど、髪の毛を隠してしまうアイテムの着用は避けましょう。証明写真は本人確認を目的としているため、顔全体がハッキリと写っている必要があります。ただし、例外として、医療用のキャップや宗教上の理由で着用しているターバンなどは認められることもあるでしょう。

マフラー

マフラーも脱いだ状態で証明写真を撮影しましょう。マフラーを着用していると、顔の下半分を隠してしまう可能性があります。また、ネックウォーマーやタートルネックなどの着用も避けましょう。

マスク

マスクも証明写真の撮影時には外しましょう。口元を完全に覆い隠してしまうため、本人である確認ができなくなります。

サングラスやカラーレンズメガネ

サングラスやカラーレンズのメガネは、目元を隠してしまうことがあるので撮影時には取るようにしましょう。透明なレンズのメガネは問題ありません。

カラコン

カラコンの着用も、基本的にはNGです。カラコンは目の印象を大きく変えてしまう恐れがあり、本人である証明が取れなくなってしまうことがあります。通常のコンタクトレンズやメガネで撮影したほうが無難でしょう。

転職活動でリクルートスーツはNG?ビジネススーツとの違いや転職に適した服装を紹介」のコラムでも、季節別に転職活動時の服装を選ぶポイントを解説しているので、合わせてチェックしてみてください。

服装の色と背景色が同じにならないようにする

証明写真を撮るときは、服装の色と証明写真の背景色が同じにならないようにすることも大切です。証明写真の背景色と同色の服装が一緒になると背景と人物が同化してしまい、うまく撮影できない可能性があるでしょう。

また、最近では、証明写真をスマートフォンで撮影して、アプリ上で本人確認をするという場合も多いようです。その場で担当者が直接本人確認をする場合は問題ありませんが、機械が認証を行うという際に、本人確認がうまくできない可能性があるので避けましょう。

証明写真を撮影する方法

証明写真は主に3つの撮影方法があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、自分やシーンに合った撮影方法を選びましょう。

証明写真機

証明写真を撮影するときに証明写真機を使う方が多いようです。証明写真機はコンビニや駅前などさまざまな場所に設置されているうえに一人で撮影できるため、気軽に撮影できるでしょう。

費用は撮影方法により異なりますが、一般的に1,000円未満で撮影できるため、費用を抑えて撮影したいという方におすすめです。ただし、一人で撮影するぶん、撮影前に表情や角度の調整が難しいと感じるかもしません。近年では撮影技術の向上で綺麗な仕上がりになりますが、慣れないと納得がいかない仕上がりになる可能性があるでしょう。

写真館

証明写真は、写真館でも撮影してもらえるでしょう。写真館とは、プロのカメラマンに撮影してもらえる場所です。専門的な機材も揃っているため、光の当たり具合や背景色をプロが調整してくれるので、綺麗な写真が仕上がるでしょう。

また、店舗や企業によっては、メイクサービスを受けられる場所もあるようです。証明写真の映りにこだわりたいという方には、おすすめの撮影方法といえるでしょう。

ただし、写真館で撮影すると、費用面が高額になる傾向があるので注意が必要です。プロのカメラマンと専用機材、専用の撮影場所が用意されているぶん、一回当たりの撮影費用がほかの撮影方法より掛かるでしょう。

カメラアプリ

証明写真は、スマートフォンに入っているカメラアプリで撮影することも可能です。近年のカメラアプリは画質も向上しており、証明写真機や専用のデジタルカメラと同じくらい綺麗な写真を撮影できるでしょう。場所も選ばず家のなかでも撮影できるため、撮影時間を短縮できるメリットもあります。

ただし、照明や背景を自分で用意しなければ、映りが悪くなる可能性があるので注意しましょう。履歴書の証明写真は加工することに対してマナー違反と考える企業もあるため、高品質な写真を求める場合にはあまり適さないかもしれません。

また、企業のなかには、Webで応募書類の提出を求める場合もあるでしょう。Web履歴書の写真を用意する方法は「Web履歴書へ写真を貼り付ける方法は?データ化のノウハウや自撮りのコツ」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。

写真シールやスナップ写真はNG

履歴書に写真シールやスナップ写真を貼付することはマナー違反なので避けましょう。写真シールは安価で綺麗に撮影できますが、自動加工によって不自然な印象を受ける可能性があります。履歴書の内容を評価されても、写真で選考が不利になる恐れがあるので注意しましょう。

服装を整えて証明写真を撮るときの3つのポイント

服装を整えたうえで、綺麗に証明写真を撮影できれば好印象を得られるでしょう。以下で、服装を整えて証明写真を撮るときのポイントを3つ解説するので、参考にしてみてください。

服装を整えて証明写真を撮るときのポイント

  • 遮光する
  • 膝に白のハンカチや紙を乗せる
  • 椅子の高さと身体の傾きに注意する

1.遮光する

証明写真機を使用するときは、遮光すると綺麗に撮影できるでしょう。証明写真機内は適切な光量に調整されているため、外部からの日光や照明の光が入ってしまうと不自然な写真になる可能性があります。証明写真機には必ずカーテンが用意されているので、撮影前にしっかりと閉まっているかどうかを確認してから撮影しましょう。

2.膝に白のハンカチや紙を乗せる

証明写真機で撮影する際に、膝に白のハンカチや紙を置いておくと映りが良くなります。上部からの光をハンカチや紙が反射して簡易的なストロボの役割を果たしてくれるため、下からも光が当たり綺麗に撮影できるでしょう。

3.椅子の高さと身体の傾きに注意する

証明写真機で撮影するときは、用意されている椅子の高さや自身の身体の傾きにも注意しましょう。証明写真機内の椅子は、身長を問わず適切な撮影を行えるように上下に動かして調節できます。顎を少し引いて、目線がしっかりとカメラを捉えて両肩が水平になるように調整しましょう。

就職・転職活動の履歴書は自分の第一印象を採用担当者に与える重要な役割があります。証明写真で相手に与える印象は大きく変わるので、好印象を与えられる写真を撮影することを心掛けましょう。

「証明写真の撮り方に不安がある」「履歴書の書き方が分からない」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心にした転職・就職支援に特化しています。

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後藤祐介

監修者:後藤祐介

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格 : 国家資格キャリアコンサルタント国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®YouTube