- ハタラクティブ プラスTOP
- 書類選考のお悩みの記事一覧
- 書類選考の期間の目安は?連絡が遅れる理由や問い合わせ方法を例文で解説
書類選考の期間の目安は?連絡が遅れる理由や問い合わせ方法を例文で解説
この記事のまとめ
- 書類選考にかかる期間は約1~2週間が一般的で、状況や企業規模によって前後する
- 書類選考の期間が長引くのは応募者が多かったり、担当者が多忙だったりするため
- 書類選考の期間の長さによって「合格」「不合格」が決まるとは限らない
- 書類選考期間中は応募書類の内容を見返したり、面接対策をしたりするのが有効
これから就職活動を始める際に、書類選考にかかる期間が気になる方もいるでしょう。選考結果が届く期間が分からないと、「連絡が来ないから選考に落ちたのでは」と不安になりますよね。
書類選考にかかる期間は、1~2週間程度が一般的です。応募者の数や担当者の業務状況によって前後する場合があります。連絡を待つ間は面接対策をしたり、他社の選考を受けたりすると効率良く就職活動を進められるでしょう。2週間以上経っても連絡が来ず、問い合わせする場合は失礼のないよう丁寧な対応を心掛けることが大切です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの高城さんのアドバイスを交えつつ、書類選考にかかる期間を解説しています。また、選考結果の連絡が遅れる理由や問い合わせ方法を例文付きでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事にコメントしているアドバイザー
書類選考にかかる期間は約1~2週間が一般的
書類選考にかかる期間は、一般的に約1~2週間が一般的です。企業は応募者の書類を精査し、次の選考に進む候補者を選抜するために、この期間を設ける傾向があります。ただし、企業の規模や業種、職種、応募者数、選考プロセスなどによって、期間は変動するのであくまで目安と捉えておきましょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
高城綾香
書類選考にかかる期間は企業やその時の募集状況によって異なります。基本的には書類提出から1~
2週間以内には選考結果が届くのが一般的ですが、長いときは1ヶ月程度かかることもあるでしょう。
なかには、選考通過の方のみ結果通知が届く場合もあります。1週間以上経っても選考結果が届かない場合は書類選考でお見送りになっている可能性も考えられるでしょう。ほかの求人への応募を受けるべきか判断できるよう、結果通知にかかる期間や連絡の有無を担当者に確認しておくのも手ですね。
新卒採用と中途採用で書類選考にかかる期間の違い
新卒採用と中途採用では、書類選考にかかる期間が異なる場合があります。一般的に、新卒採用は中途採用よりも選考期間が長くなりやすいでしょう。
新卒採用では応募者数が集まりやすく、就活生のポテンシャルや将来性を総合的に評価するために、企業は選考に時間をかける傾向があります。中途採用は欠員が出たことによる穴埋めや、即戦力となる人材を採用したいのが企業側の目的です。実務経験やスキルを重視するため、選考基準が明確で、評価が迅速に行われる傾向にあるでしょう。
書類選考の期間は企業規模によって異なる
企業規模によっても、書類選考にかかる期間は異なります。一般的に、大企業は中小企業よりも選考期間が長くなる傾向にあるようです。
大企業の場合
大企業や有名企業は待遇が良かったり、経営が安定していたりする傾向があるため、就職希望者が集まりやすく選考に時間がかかる可能性があります。また、採用担当者も複数名いる傾向があることが、結果が出るまでに時間を要する原因と考えられるでしょう。
中小企業の場合
中小企業は経営者や人事担当者が直接書類選考を行うことがあります。そのため、大企業よりも比較的早く選考結果が出る可能性があるでしょう。
ただし、中小企業だからといって、待遇が悪かったり、経営が不安定だったりするとは限りません。中小企業のなかにも働きやすいと感じられる職場はあります。自分に合った企業を探すために、視野を広げてみましょう。
「優良中小企業で働きたい!特徴や探し方は?メリット・デメリットも解説」のコラムでは、優良中小企業を見分けるための特徴や判断する方法を解説しているので、参考にしてみてください。
大学教員の公募や派遣・紹介予定派遣なども期間は同じ
大学教員の公募や派遣社員や紹介予定派遣の選考期間も、民間企業と変わらないでしょう。ただし、応募先によっては、研究業績や論文などが含まれる場合、選考委員会による審査が必要となります。そのため、選考期間が目安よりもかかる可能性があるでしょう。
書類選考の期間はあくまで目安であり、企業や状況によって変動することを理解しておくことが重要です。応募前に企業のWebサイトや求人情報で選考プロセスを確認し、疑問点があれば問い合わせるようにしましょう。
就活方法ごとにかかる期間
就活方法によっても、書類選考にかかる期間は異なる場合があるでしょう。企業へ直接応募する方法のほかには、ハローワークや就職・転職エージェントが挙げられます。以下で、それぞれで書類選考にかかる期間の目安を解説するので、参考にしてみてください。
ハローワーク
ハローワークを利用して求人に応募した場合、書類選考は約1~2週間程度かかるでしょう。ハローワークは誰でも利用できるため、一つの求人に対して同時に複数人が応募している可能性があります。応募者数が集中すると、どうしても選考に時間を要するでしょう。
選考にかかる期間は、求人情報に記載されていることがあるので確認してみましょう。記載がない場合は、ハローワークの相談員に確認するのも方法の一つです。
「ハローワークとは?詳しいサービス内容や利用時の流れなど分かりやすく解説」のコラムでは、ハローワークで利用できる主なサービスや利用するメリット・デメリットを解説しているので、利用したことがない方はチェックしてみてくださいね。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントを利用して就活する場合、1週間以内に連絡が来る傾向があるでしょう。就職・転職エージェントが事前に候補者のスクリーニングを行います。そのため、一企業に対して応募が集中するのを避けられるため、比較的短縮されるでしょう。
また、就職・転職エージェントは企業と信頼関係を築いているため、「結果の連絡が来ない」ということはありません。応募先企業から就職・転職エージェントに選考結果の通知が来たら、すぐ担当者から応募者に連絡が届くでしょう。
パート・アルバイトの書類選考にかかる期間
パート・アルバイトの書類選考にかかる期間は、1週間以内で結果が出るのが一般的です。企業は即戦力となる人材を迅速に確保したいと考えているため、選考プロセスが簡素化されている傾向があります。応募書類の提出後、数日以内に面接を行うこともあるので、余裕をもって応募しましょう。
書類選考の期間が長引いて連絡が遅れる4つの理由
選考期間が長いからといって、必ずしも悪い結果とは限りません。書類選考の期間が長引く企業側の事情を理解すれば、面接対策をしたり、企業研究を進められたりして焦らず冷静な対応ができるでしょう。
以下で、書類選考の期間が長引いて連絡が遅れる理由を4つ解説するので、「連絡が来ないから落ちたのでは」と不安になるのを避けられるよう参考にしてみてください。
書類選考の期間が長引いて連絡が遅れる理由
- 応募者が多い
- 担当者が多忙で余裕がない
- 複数の部署で選考確認をしている
- 求人に応募した時期が長期休暇と重なっている
1.応募者が多い
書類選考にかかる期間は、応募者が多いと長引く傾向があります。応募者が集中した場合、すべての書類に目を通して精査を行うのに時間を要するでしょう。
たとえば、複数人の応募が来ても、採用予定人数が1~2名など少人数の場合もあります。企業は、優秀な人材を見逃さないよう、一人ひとりの応募書類を丁寧に確認するでしょう。また、公平性を期すため、応募締切後、選考を一斉に開始する企業もあるため選考に時間がかかることがあります。
2.担当者が多忙で余裕がない
書類選考にかかる期間が長引く理由には、担当者が多忙で余裕がないことも挙げられます。企業の人事担当者が採用活動以外にも出張や研修などの業務を抱えていたり、会社が繁忙期だったりする場合があります。その場合、書類選考に十分な時間を割けないこともあるでしょう。
書類選考以外の事前準備に追われている場合もある
書類選考以外にも、採用活動における企業説明会や面接の事前準備に追われている場合があります。
ほかにも、企業内に人事担当者が一人でしかいなかったり、社長が採用担当をしていたりする場合、繁忙期や重要なプロジェクトが進行中の時期は、どうしても書類選考の優先順位が下がってしまうこともあります。そのため、選考結果の連絡が遅れることもあるでしょう。
3.複数の部署で選考確認をしている
複数の部署で選考確認をしていると、書類選考に時間がかかる原因の一つです。採用活動に人事のほかにも、経営担当者や配属先の現場責任者の確認も必要になれば選考期間が長引く場合があるでしょう。
4.求人に応募した時期が長期休暇と重なっている
応募時期が、企業の長期休暇と重なると、選考に時間がかかるようです。ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始などの長期休暇期間中または前後に応募した場合、選考期間が通常よりも長引く可能性があるでしょう。
長期休暇中は担当者が不在となるため、選考作業が中断されることがあります。休暇明けは、通常業務に加えて、休暇中に滞った業務の処理に追われて書類選考にすぐには着手できないことも考えられるでしょう。
書類選考の期間が「遅い=不合格」「早い=合格」?
書類選考の結果通知の時期は、必ずしも合否と直結するものではありません。企業によって選考プロセスや応募者数が異なるため、結果通知のタイミングもさまざまです。
連絡が遅いからといって「連絡がないから落ちたんだ」と過度に落ち込む必要はないでしょう。企業の採用プロセスや状況によって結果通知の時期が変わることを理解し、焦らずに次のステップに備えることが大切ですよ。
書類選考に落ちたり、面接に受からなかったりすることが続く場合、選考結果を待つ時間を利用して自分の失敗を受け止めて改善策を探してみましょう。「志望動機に説得力が足りない」「面接に慣れていればもっとアピールできた」などのうまくいかない原因を明確にしたうえで改善点を見つけられれば、就活が成功しやすくなりますよ。
「仕事が決まらないのはなぜ?状況を抜け出すコツや焦りや不安の解消法を解説」のコラムでは、仕事が決まらない理由や仕事が決まらない状況を抜け出すコツを解説しているので、参考にしてみてください。
【例文付き】書類選考の結果を企業に問い合わせる方法
書類選考にかかる期間の目安が過ぎても連絡がない場合は、応募先企業に問い合わせてみましょう。適切なタイミングで適切な方法で問い合わせることで、不安を軽減できる可能性があります。
ただし、企業側の負担にならないよう配慮することが大切です。以下で、書類選考の結果を企業に問い合わせる方法を例文付きで解説するので、参考にしてみてください。
メールで問い合わせる場合
書類選考の結果をメールで問い合わせる場合の例文は、以下のとおりです。
- <件名>
選考結果のお問い合わせ(自分の名前)
<本文>
△△△△株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。貴社の△△職に応募させていただきました、△△と申します。
△月△日に応募書類をお送りいたしました。
合否の通知をいただけるまで◯日程とお伺いしておりましたため、
選考結果をお伺いできればと思い、ご連絡いたしました。
その後選考のご状況はいかがでしょうか。
目安で構いませんので、選考結果の通知がいただけそうな時期をお教えいただけましたら幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。
--------------------------------------------
名字 名前
〒△△△-△△△△
△△県△△市△△番地
携帯電話:△△△-△△△△-△△△△
メールアドレス:△△△△@ △△△△.ne.jp
--------------------------------------------
メールで問い合わせする場合は、どのような要件で誰かの連絡かが一目で伝えられる件名にしましょう。文面の最後には自分の連絡先を記載すると、担当者が連絡先を調べる手間を省けるのでおすすめです。
なお、担当者の名前が分からないときは、「採用ご担当者様」とすれば問題ありません。「『採用担当者様』の正しい使い方は?使用するときの注意点やマナーを解説」のコラムでは、「採用担当者様」の正しい使い方や使うときの注意点を解説しているので、参考にしてみてください。
電話で問い合わせる場合
電話で問い合わせる場合は、以下のように伝えましょう。
- 「お世話になっております。先日、貴社の△△職に応募させていただきました、△△△△と申します。書類選考の件でお電話いたしました。ご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。」
(担当者が電話に出てからの対応)
「お忙しいところ恐れ入ります。先日、応募書類をお送りさせていただきましたが、その後、選考の状況はいかがでしょうか。合否通知をいただける時期の目安でも構いませんので、教えていただきたく、お電話いたしました。」
電話で選考結果の問い合わせをするときは、昼休みや終業間際の時間は避けましょう。落ち着いた声で、はっきりと簡潔に用件を伝えると、スムーズに要件が伝わりますよ。電話の最後には、「本日はありがとうございました。失礼いたします。」とお礼の言葉も忘れずに伝えましょう。
就職・転職エージェントを活用した場合は担当者に確認する
就職・転職エージェントを利用して求人に応募した場合は、直接応募先企業に問い合わせるのは避けて担当者に確認してみましょう。就職・転職エージェントに問い合わせる場合も、丁寧な言葉遣いを心掛けます。
書類選考の期間に行うのが望ましいつの準備
書類選考期間中は不安な気持ちになりがちですが、この期間を有効活用することで次のステップにスムーズに進めます。提出書類の内容確認と面接対策を行いつつ、他社の求人への応募を並行して行いましょう。
以下で、書類選考の期間に行うのが望ましいつの準備をまとめたので、スムーズに就職活動を進められるようチェックしてみてください。
1.履歴書の内容を見返す
書類選考の結果を待っているときは、履歴書の内容を見返してみましょう。書類選考に通過した場合、面接が行われるのが一般的です。面接では、志望動機や自己PRなど提出書類に記載されている内容の質問をされる可能性があります。
書類に書いた内容と矛盾した回答は「志望動機を使いまわしているのでは」とマイナスな印象を与える場合があるので、企業研究の結果を発揮できるような伝え方を考えておきましょう。
「履歴書の書き方を解説!記載する際のマナーや好印象を与えるポイントも紹介」のコラムでは、履歴書の書き方を項目ごとに解説しているので、書き方に不安がある方は参考にしてみてください。
2.面接対策を行う
面接対策を行うのも、書類選考期間中に行える準備の一つです。書類選考に通過できても、面接で自分をうまくアピールできなかったり、キャリアプランが曖昧なままだったりすることで内定が遠ざかる可能性があります。
面接官に聞かれる質問を想定し、回答を用意しておきましょう。あらかじめ回答の内容をまとめておけば、相手に伝わりやすくなります。また、繰り返し練習すれば緊張せず落ち着いて面接に臨めるでしょう。
「面接練習は必要?やり方は?効果的に進める方法や意識すべきポイントを解説」のコラムでは、面接練習をするメリットや効果的に進める方法を解説しているので、参考にしてみてください。
3.ほかの求人に応募する
書類選考期間中は、ほかの求人に応募することも大切です。書類選考に必ず通過しているとは限らないため、何もしないままでいると結果が出るまでの時間が無駄になる恐れがあります。
複数の選考を同時に受けて内定を得られれば、より自分に適した企業を選択できるでしょう。効率良く選考を進められるよう、積極的に就職活動を続けるのがおすすめです。
「書類選考の期間中に何をすればいいか分からない」「選考になかなか通過できない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、若年層の就職・転職支援に特化しています。
専属のキャリアアドバイザーが希望や経験、性格などをじっくりとヒアリングします。ヒアリングした内容をもとに求人をご提案するので、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
応募書類作成のサポートはもちろん、好印象を得られるように添削も実施。面接対策も行うので、書類選考をスムーズに進められるでしょう。サービスはすべて無料なので、ぜひご相談ください。
書類選考の期間に関するQ&A
ここでは、書類選考の期間に関する疑問をQ&A形式で解決します。
書類選考は何日で連絡きたかによって結果が違う?
連絡が来るまでの日数と選考結果に直接的な関係はありません。選考にかかる期間は、企業の採用プロセスや応募者数、選考時期などによって異なるためです。「△日経っても連絡が来ないから落ちたんだ」とネガティブにならずに、面接対策や他者の求人へ応募などできることを進めていきましょう。
書類選考で3日以内に連絡がこない際は確認の連絡をしても良い?
3日以内に確認の連絡をするのは、早過ぎる可能性があります。一般的に、書類選考にかかる期間は1~2週間です。なかなか連絡が来ないと不安になりがちですが、長くても2週間程度は連絡を待つのが望ましいでしょう。それ以上待っても来ない場合は、応募先企業や利用した就職・転職エージェントの担当者に確認しても問題ありません。どれくらいで連絡が来るか気になる場合は、求人票や担当者に確認してみましょう。
書類選考でほぼ内定が決まるって本当ですか?
書類選考で内定が決まることはありません。書類選考は採用活動を効率良く進めるための工程の一つです。企業とのマッチ度が高い人を採用したいと考えるため、書類選考で内定を決めることはないでしょう。
就職・転職エージェントのハタラクティブでは専属のキャリアアドバイザーがヒアリングを行います。適性や経歴に適した求人や企業をご紹介するためミスマッチを防げるでしょう。応募書類の添削や面接対策も行うので、効率良く就活を進めたい方は、ぜひご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナー
SNS : LinkedIn®・YouTube