この記事のまとめ
- 「転職したいけどしたいことがない」と悩んでいる人は多い
- 転職活動を進めるなかで、「したいこと」が見つかる可能性は十分にある
- 自己分析が不十分だったり視野が狭かったりすると、「したいことがない」と感じやすい
- 先に「やりたくないこと」を明確にして転職先を探す方法もある
- 適職診断や就職・転職エージェントを活用して、興味のある仕事を見つけよう
「転職したいけどしたいことがない…」とお悩みの方もいるでしょう。将来のビジョンややりたい仕事が定まっていないと、「転職活動が上手くいかないのでは?」と不安になってしまいますよね。
しかし、やりたい仕事がないからといって、転職を諦める必要はありません。転職活動中や入社後に「自分が本当にしたいこと」が見つかる場合もあるので、迷っている方は思い切って行動を起こしてみるのも選択肢の一つでしょう。適職診断を利用したり就職・転職エージェントに相談したりすることで、興味を惹かれる仕事に出会える可能性もありますよ。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中野さんのアドバイスを交えながら、やりたい仕事がない状態から転職先を見つける方法を解説します。年代別の転職活動のコツや、やりたい仕事がない人が仕事を選ぶ際のポイントについてもまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「転職したいけどしたいことがない」のはダメなこと?
「したいことが見つからないまま転職するのはダメ?」と考えている方もいますが、実はそうではありません。明確な目標がない状態であっても転職活動を始めること自体に意味があります。したいことが見つからなければ転職活動をしてはいけない、ということはないので、「やりたいこと」にこだわりすぎないようにしましょう。
実際、最初から明確な目標があったわけでなく、行動するなかで自分の道を見つけた方もいます。完璧な計画がなくても、動き出すことで新しい可能性が開けるケースは珍しくありません。まずは一歩踏み出してみる勇気が大切といえるでしょう。
転職を希望するものの「やりたい仕事がない」という人は多い
「やりたい仕事がない」と悩んでいる人は少なくありません。多くの人が自分に合った仕事を見つけられずに悩んでいるのが現状です。特に若い世代では、この悩みを抱える人が多い傾向にあります。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025 2-1. 仕事のやりがい(p.16)」によると、18~29歳のフリーターの19.4%、正社員の12.3%が仕事に対して「やりがいを感じることはない」と回答しています。
また、同調査の「3-8. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度」によると、フリーターの34.0%、正社員の22.2%が「自分に向いている仕事が分からない」と不安を感じているようです。
この結果から、若者の多くが仕事にやりがいを見出せず、適職が分からないと感じているといえるでしょう。
「やりたい仕事がない」と感じることは決してマイナスではありません。むしろ、自分のキャリアについて真剣に考えるきっかけになる可能性があります。大切なのはこの状況を前向きにとらえ、自己理解を深めながら自分に合った仕事を探していく姿勢です。
今の仕事に満足していない人も多い
現在の仕事に不満を抱えながら仕事を続けている人も多いようです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025 2-2. 現在の仕事の満足度(p.17)」によると、フリーター・正社員ともに約2割の人が、現在の仕事に「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答しています。
以下のグラフは、同調査で「現在の仕事に満足していない理由」を尋ねた回答結果です。

引用:「若者しごと白書2025 2-4. 仕事に満足していない理由(p.20)」
正社員・フリーターともに、「給与」の次に「仕事に面白みを感じない」と回答した人が多いことから、現在仕事をしている人が必ずしも「やりたい仕事」に就けているわけではないといえるでしょう。今の仕事に満足していない状態で、転職せずに仕事を続けている人が多いことが分かります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
転職活動をするなかでやりたいことに出会えることもある
したいことが明確に決まらないまま転職活動を始めたとしても、進めるうちにしたいことが見つかる可能性があります。実際に求人を見たり、業界研究をしたり、転職サイトに登録してさまざまな提案を受けたりするうちに、「こんな仕事もあるのか」と視野が広がるでしょう。思いがけない業界や職種に興味がわいてくることも少なくありません。
また、転職活動中には分からなくても、仕事をするなかで「やりたいこと」に気づくことも。「やりたいこと」を基準に選んだ仕事ではなかったとしても、経験を積み、できることが増えることで「この仕事を続けたい」と感じるケースもあるようです。
「やりたいことがない」と思っていても、動き出してみることで新たな道が見えてくることもあります。焦らず、自分のペースで転職活動を進めましょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス

中野 来未
自分のやりたいことが明確な状態で転職する方は、意外と少ないもの。たとえやりたいと思って転職した仕事でも、「実際の仕事内容や働き方が想像とは違った…」とミスマッチを感じることもあります。
反対に、働いてみて初めてやりがいや適性を見出せることもあるので、「したいことがない」と感じている方も不安になり過ぎないようにしてください。無理にやりたいことを見つけようとはせず、自分の「得意なこと」や「興味があること」を掘り下げて考えてみることをおすすめします。
「転職したいけどしたいことがない」と感じる原因
この項では、「転職したいけどしたいことがない」と感じる理由を解説します。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
1.自己分析が十分ではない
「転職してもやりたいことがない」と感じる場合は、自己分析が十分に行えていない可能性が考えられます。自己分析とは、これまでの経験のなかから自分の得意・不得意なことや興味があることなどを洗い出す作業のこと。自分が何を得意とし、何に情熱を感じるのかを理解することは、転職活動の軸を決めるのに役立ちます。
自己分析をしていなかったり不十分だったりすると、自分の能力や価値観を把握できていないまま転職活動をしなければなりません。世の中には多くの仕事が存在するので、選ぶ基準が曖昧なままだと、仕事探しに時間が掛かります。また、自分自身を客観視できていないと、いざ選考に臨んでも効果的なアピールが難しいでしょう。
転職を思い立ったら、自分を客観的に見つめ直す時間を確保してみましょう。「就職する際に一度やったことがある」という方も、現時点で自分を見つめ直すために再度自己分析することをおすすめします。
2.仕事探しの視野が狭い
仕事探しの視野が狭い場合も、「転職したいけどしたいことがない…」という状況に陥りやすいようです。少ない選択肢のなかから、「やりたいこと」を見つけるのは難しいものです。また、特定の業界や職種にこだわり過ぎてしまうと、ほかの可能性を見落としてしまう可能性もあります。
仕事探しをする際は視野を広げ、多角的な情報取得を意識することが大切です。自分がこれまで知らなかった職種に出会えたり、興味を抱くきっかけができたりすることで、転職活動が前向きに進みだすでしょう。
3.待遇や条件だけを重視している
求人をチェックする際、待遇や条件だけを重視していると、自分が本当にやりたいと思える仕事を見逃す可能性があります。特に、高待遇や好条件を望み過ぎていると、選択肢がどんどん少なくなってしまい「このなかにはしたいことがない…」と後ろ向きな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
もちろん、給料や勤務時間などは転職において重視すべき項目ではあるものの、それがすべてではありません。仕事探しをする際は、業務内容や社風、業績などもしっかりと調べましょう。
いくら待遇や条件が良くても、業務内容や職場の雰囲気が合わなければ働きづらさを感じてしまいます。長く安定して働ける仕事を選ぶには、いろいろな視点から自分の興味や価値観と合っているかを確かめることが重要ですよ。
仕事選びのポイントについては「仕事の決め方で大切なことは?自分に合ってるか不安なときの対処法を解説」のコラムで解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
4.失敗したくない気持ちが強い
失敗を恐れる気持ちが強過ぎることも、「したいことがない」と感じる原因の一つです。この心理は、新しいことへの挑戦を妨げ、可能性を狭めてしまう可能性があります。
失敗を過度に恐れてしまう方は、「失敗は成長の機会」という考え方に転換することが大切です。完璧を求め過ぎず、小さな一歩から始めてみましょう。たとえば、興味のある分野のオンライン講座を受けたり、関連するボランティア活動に参加したりするのもおすすめです。
また、「失敗」の定義を見直すことも効果的。目標を達成できなくても、そこから学んだことがあれば、それは価値のある経験といえます。この視点をもつことで、新しいことに挑戦する勇気が生まれるでしょう。
周囲の人や先輩の失敗談を聞くのも手です。多くの成功者も最初は失敗を重ねてきたと知れば、自分の不安も和らぐでしょう。
このように、失敗を恐れずに行動することで、自分の本当にやりたい仕事に出会える可能性が高まります。まずは小さな挑戦から始め、徐々に自信をつけていくことが重要です。
5.「やりたい仕事」を難しく考え過ぎている
「やりたい仕事」を見つけることを、難しく考え過ぎている場合もあります。完璧な仕事を探そうとするより、まずは行動してみることが大切です。
たとえば、興味のある分野でアルバイトやインターンを始めてみましょう。実際に体験することで、予想外の魅力を発見できる場合があります。また、自分の得意なことや趣味を活かせる仕事を探すのもおすすめです。
「やりたい仕事」は時間とともに変化することもあります。現在の自分に合った仕事を選び、そこから新しい興味や可能性を見つけていくのも方法の一つ。大切なのは、完璧を求め過ぎないことです。仕事を通じて自己成長できる環境を見つけましょう。
6.将来のビジョンが明確ではない
「したいことがない」と感じる原因の一つに、自分の将来像が描けていないことが挙げられます。5年後、10年後にどんな自分でありたいか、どんな生活をしていたいかといった長期的な目標がないと、目の前の選択に迷ってしまうでしょう。将来への漠然とした不安から「やりたいこと」を見つけられないケースも少なくありません。
「30歳までに管理職になりたい」「10年後に○○の仕事をしていたい」といった具体的なキャリアプランや人生設計を設定することが、仕事選びの軸になることも。将来のビジョンを描くには、まず自分の価値観を理解し、どんな生き方・働き方を理想とするのかを考える時間をもつことが大切です。
7.周囲の意見や目を気にし過ぎている
他者からの評価や世間体を過度に気にすると、本来の自分の望みが見えなくなってしまいます。「親が喜ぶ仕事」「友人から尊敬される職業」「世間的に評価の高い企業」など、他者基準で仕事を選ぼうとすると、自分が本当に満足できる選択から遠ざかってしまうでしょう。
周りの意見は参考程度にし、最終的には自分が納得できる選択をすることが大切です。後悔のない転職をするためには、他人の評価より自分の満足度を優先しましょう。
したいことがないときの転職先の見つけ方
「したいことがない」という理由で転職を諦める必要はありません。
ここでは、転職の目的が決まっていない方が実際に行動を起こすための方法を紹介するので、参考にしてみてください。
1.これまでの経験から強みを見つける
これまでの経験から自身の強みを見つけ、仕事探しに活かしましょう。自分の強みが発揮できる仕事であれば、やりがいや充実感を得られる可能性が高いからです。また、転職後に活かせるスキルや技術は、選考でのアピール材料にもなります。
仕事だけでなく、学生時代や趣味など、過去のあらゆる出来事のなかで「何が楽しかったか」「いつ成果が出たか」を紐解きましょう。時系列順に紙に書き出して、分かりやすくまとめるのがおすすめですよ。
「やりたい」より「得意」で考える方法も
やりたい仕事がないなら、「得意」から考えるのも有効です。得意なことはモチベーションを維持しやすく、成果や成長にも繋がりやすいでしょう。過去の経験や周囲の評価、適性診断で得意分野を見つけ、それが活かせる業界・職種を探す方法もあります。「やりたい」と「得意」のバランスを考え、自分に合った仕事を見つけることが大切です。
2.世の中の仕事を調べてみる
幅広い求人情報に目を通して、仕事に関する知識を増やすことを意識してみましょう。世の中にある仕事についての知見を広げれば、「やりたいこと」に出会える可能性が高まります。
関連知識を増やすときは、求人サイトやビジネス誌に目を通し、職種ごとの仕事内容や求められるスキルを把握しましょう。今まで知らなかった職種や、意外にも自分のスキルが活かせそうな仕事を知ることで、興味をもつきっかけにもなります。
世の中にどのような職種があるのか知りたい方は、「職種がわからない人へ種類を一覧で紹介!就職活動や転職活動の進め方も解説」のコラムをチェックしてみてください。
3.趣味に関連した仕事から探してみる
趣味を仕事にすることは、やりがいと楽しさを両立できる魅力的な選択肢です。自分の好きなことを仕事にできれば、高いモチベーションを維持しやすいでしょう。
たとえば、料理が好きなら飲食店での勤務やフードコーディネーターを、音楽が好きならイベント企画や楽器販売を検討してみるのもおすすめ。写真やイラストが趣味なら、グラフィックデザイナーやWebデザイナーなどの選択肢もありますよね。
ただし、趣味を仕事にする場合、プロとして一定の技術や知識が求められることに注意しましょう。趣味のレベルアップを図りながら、関連する資格取得やスキル向上に努めることが大切です。
また、趣味を仕事にすることで、これまでの楽しみ方が変わる可能性もあります。それでも趣味への情熱を失わず、仕事としての責任も果たせるかを十分に考慮しましょう。
4.将来のビジョンを設定する
「自分が将来どうなりたいか」というビジョンを先に設定する方法もあります。「40歳までに△△の役職に就きたい」「3年以内に□□の資格を取得したい」というように、具体的な目標と達成時期を考えてみましょう。先に目標を決めることで、達成のためにとるべき行動が明らかになります。
仕事に関する目標を決めるのが難しい場合は、私生活で叶えたい希望を考えてみるのもおすすめです。「車を買いたい」「引っ越しをしたい」などの願望を自覚することで気持ちが前向きになり、転職活動のモチベーションアップに繋がる可能性があります。
5.身につけたいスキルから探してみる
自分の身につけたいスキルを習得できる仕事を選ぶことも有効です。たとえば、「英語力を高めたいから外資系企業や貿易関連の仕事を選ぶ」「コミュニケーション能力を鍛えたいから営業職を選ぶ」といった方法があります。スキルアップを目標にすることで、仕事選びの新たな基準が生まれるでしょう。
最初は「スキルを身につけるため」と割り切って始めた仕事でも、経験を積むうちに興味がでてきて、いつの間にか「やりたい仕事」に変わることも少なくありません。また、自分が成長していることを実感できる仕事はやりがいを感じられ、長く続けられる可能性があります。成長志向で仕事を選ぶことは、将来の可能性や選択肢を広げることに繋がるでしょう。
6.「やりたくないこと」を洗い出してみる
「やりたいこと」に繋がる要素を探すと同時に、「やりたくないこと」を洗い出してみるのも手です。自分が避けたい仕事内容や職場環境について考えてみましょう。たとえば、人と接することが苦手と感じる方の場合、人と接する機会の多い営業職や接客業は避け、1人での作業が多い製造職や配送ドライバーなどを候補として挙げることができます。
自分が苦手だったり苦痛だったりすることとは対極にあるような仕事は、「やりたいこと」とまではいかずとも、「苦にならず続けられる仕事」になる可能性があるでしょう。
7.適職診断を利用する
適職診断とは、自分がどのような仕事に向いているのかを知るためのツールです。性格や興味・関心、仕事に対する価値観などから、適性がある職種を導き出します。
適職診断を利用する手段には、簡単ないくつかの質問に答えるとおすすめの仕事を導き出してくれるWebサイトや、適職を知るためのフローがまとめられている本などが挙げられるでしょう。「したいことがない」という状態から自分の強みや興味があることを把握し、自己理解を深めるための助けとなります。
ただし、適職診断の結果のみに頼り過ぎることがないように注意しましょう。自己分析を行ったうえで、適職診断の結果を参考程度にチェックするのがおすすめです。
8.周囲の人に相談してみる
やりたい仕事がないときは、1人で悩み続けるのではなく周囲の人に相談してみましょう。親しい友人や信頼できる上司、家族などから客観的なアドバイスをもらうことで、悩みを解決する糸口が見つかる可能性があります。ほかにも、ハローワークや就職・転職エージェントなどのサービスを利用して相談にのってもらうのも有効な手段です。
自分に向いている仕事に出会う方法が知りたい方は、「自分に向いてる仕事に出会うには?見つけるメリットや探し方を解説」のコラムも、ぜひチェックしてみてください。
年代別!したいことがない場合の転職活動のコツ
転職活動では、年齢によって求職活動のポイントが異なります。この項では、転職活動でのアピールポイントや取り組むべきことをそれぞれの年代ごとに解説しているので、参考にしてみてください。
20代は興味のある分野に注目する
20代はほかの年代に比べて社会人経験が少ないため、「何がしたいか分からない」と悩む方は多いようです。
しかし、20代という若い年齢であれば、スキルや経歴よりも意欲や将来性を買われて採用される可能性は十分にあります。20代は未経験業界に挑戦しやすい年代であるため、少しでも興味がある分野があれば経験を問わず転職先の候補に加えてみるのがおすすめです。
「興味があるけど未経験だから転職は難しいだろう…」と諦めず、仕事探しの視野を広げてみましょう。
「未経験者の転職におすすめの業界・職種は?仕事探しのポイントを解説」のコラムでは、未経験からチャレンジしやすい業界・職種を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
〇30代は今後のキャリアを重視する
30代は、積み上げてきた経験をもとにさらなる飛躍を目指せる年齢です。そのため、転職活動では、今後のキャリアを重視して転職先を選ぶことをおすすめします。「何がしたいか分からない」と感じている場合は、「この先自分はどうなりたいのか」「どのような立場で働きたいのか」など、将来像を具体的に描いてみましょう。
40代・50代はスキルや経験を活かせる仕事を探す
40代・50代は、即戦力や管理職としてのキャリアが望める年代のため、転職活動ではスキルや経験を重視される傾向にあります。そのため、40代・50代で「やりたいことがない」と悩んでいる場合は、自身がもっているスキルや経験を見直し、それらを活かせる仕事を探すのがおすすめです。
「自分が仕事において得意なことは何か」「これまでの経験や実績をどのように活かせるか」などを改めて考えてみましょう。
やりたい仕事がないニート・フリーターは?
やりたいことが見つからずに行動を起こせない無職やニート・フリーターの方は、自分を知ることから始めてみましょう。自分の得意なことや興味があること、夢中になれることなどをリストアップし、そのなかから仕事に繋がりそうな要素を抜き出してみてください。
仕事探しのサポートを受けられるハローワークや地域若者サポートステーション、就職・転職エージェントなどの利用もおすすめですよ。
したいことがない人が転職活動をする際のポイント
やりたいことが明確でなくても、効果的に転職活動を進めることは可能です。ポイントを押さえれば、自分に合った仕事を見つけられるでしょう。
したいことがない人が転職活動をする際のポイント
- 「なぜ転職したいか」を明確にする
- 仕事に求める条件に優先順位をつける
- 適性を考慮した仕事選びをする
- 面接での受け答えは「ポジティブ」を心掛ける
「なぜ転職したいか」を明確にする
転職したい理由を自分自身で理解することが、転職を成功させる第一歩といえます。現在の職場の何が不満なのか、どんな環境で働きたいのかを具体的に言語化しましょう。自己分析によってやりたいことが具体的にならなくても、避けたい条件や譲れない条件は見えてくるはずですよ。
自分の転職理由が明確になれば、面接で転職理由を質問されたときにも説得力のある回答ができるようになります。「現職では新しい技術への挑戦が難しく、より成長できる環境で自分の能力を活かしたいと考えました」といった前向きな姿勢をアピールできるでしょう。
転職理由は、面接で聞かれる可能性の高い質問です。「転職理由の書き方・伝え方を例文付きで解説!面接で好印象を与える方法とは」のコラムでは、転職理由の伝え方を例文付きで紹介しているので、参考にしてみてください。
仕事に求める条件に優先順位をつける
仕事選びでは給与や労働時間、やりがいなど、さまざまな条件を考えるかもしれませんが、希望する条件をすべて満たすのは困難でしょう。だからこそ、自分にとって何が大切かを明確にし、優先順位をつけることが重要です。
「ワークライフバランス重視」「キャリアアップ重視」など、自分の価値観に基づき優先順位を決めれば、仕事探しの軸が定まりミスマッチも避けられます。優先順位は固定せず、状況に応じて見直す柔軟さも大切です。
適性を考慮した仕事選びをする
自分の適性を理解しそれに合った仕事を選ぶことは、働きやすさに繋がります。適性とは、個人の性格や能力、価値観などを総合的に考慮したものです。
自己分析や適職診断を活用し、自分の強みや弱み、好みを客観的に把握しましょう。たとえば、コミュニケーション能力が高い人は営業職や接客業が向いている可能性があります。細かい作業が得意な人は、プログラマーやデザイナーなどの職種が適しているかもしれません。
適性を考慮することで、仕事のストレスが軽減され、パフォーマンスの向上に繋がる可能性があります。ただし、適性だけでなく、興味や将来性なども総合的に判断することが大切。自分に合った仕事を見つけることで、やりがいを感じながら長く働けるでしょう。
自分の適職の見極め方が分からない方は、「自分の適職がわからない理由は?仕事探しのポイントや見つける方法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
面接での受け答えは「ポジティブ」を心掛ける
面接は、ポジティブな姿勢で臨むことが重要です。そうすることで、意欲的で柔軟性のある人材だと評価されやすくなるでしょう。
たとえば、退職理由を伝える際に職場環境や人間関係への不満だけを述べるのは避けましょう。「新しい分野にチャレンジしたいと考えたためです」といった前向きな表現に置き換えることで、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。また、自分のスキルや経験がどのように活かせるかを具体的に説明することで、仕事への適性もアピールできるでしょう。
仕事に対する意欲や適性をアピールするには、企業研究を十分に行い、その会社が求める人材についてよく調べておくことが大切です。「御社のIT技術に強い魅力を感じており、これまでの経験を活かして貢献したい」など、会社に対する関心を示すことでモチベーションの高さをアピールできます。
ポジティブな姿勢は、面接を通過するためだけでなく、実際に仕事を始めてからも重要です。新しい環境で成長しようという意欲が、やがて仕事への興味や適性に繋がっていくでしょう。
したいことがない人が転職活動をするときの注意点
転職活動の際に「やりたいこと」の有無だけにとらわれると、視野が狭くなりがちです。より広い観点から自分と仕事の相性を考えることが大切といえます。ミスマッチを防ぐためにも、以下のポイントに注意しましょう。
「やりたい仕事」であることを重視し過ぎない
「やりたい仕事」にこだわり過ぎると、かえって仕事選びの幅を狭めてしまう可能性があります。実際、仕事を始めてからその仕事の面白さや魅力を発見することは珍しくありません。
初めは興味がなかった仕事でも、経験を積むうちに新たな可能性や楽しさを見出せることがあります。たとえば、営業職に就いた人が、顧客さまとの関係構築や目標達成の喜びを感じ、やりがいを見出すケースもあるでしょう。
職場環境や成長機会、ワークライフバランスなど、仕事内容以外の要素を重視することで、長期的な満足度が高まる可能性もあります。「やりたい仕事」という固定観念にとらわれず、柔軟な姿勢で仕事を選ぶのがおすすめですよ。
ただし、完全に興味のない分野や、自分の価値観と合わない仕事を選ぶのは避けましょう。適度なバランスをとりながら、成長できる環境を探すことがキャリア形成において重要です。
やりたい仕事が適職とは限らない
「やりたい仕事」が必ずしも自分に合った仕事とは限りません。憧れの仕事を実際に始めてみると想像と違ったということはよくある話です。適性や仕事内容との相性を重視したほうが長く続けやすいほか、結果的に充実感を得られることが多いでしょう。
自分の性格や行動パターンを客観的に分析し、それに合った職種を探すことで、結果として「やりがいのある仕事」を見つけられる場合もあります。
焦らず自己分析を深めながら、自分に合った仕事を見つけていきましょう。
「好き」「憧れ」だけで仕事を選ばない
「好き」や「憧れ」だけで仕事を選ぶのはおすすめできません。労働環境や賃金といった現実的な側面も考慮しなければ、理想と現実のギャップに苦しむ可能性があるからです。自分の適性や能力、業界の将来性、待遇、ワークライフバランスなども踏まえて、多角的に検討しましょう。
たとえば、「音楽が好き」を仕事に活かしたい場合、「ミュージシャンになる」だけはなく「音楽制作に携われる仕事に就く」「CD販売店で音楽の魅力を発信する」など、「好き」を別の形で仕事に繋げる方法もあります。「好き」はモチベーションになりますが、現実的な視点とのバランスのとれた仕事を選択することが重要でしょう。
やりたい仕事がない場合は就職・転職エージェントに相談するのもおすすめ
「やりたいことが分からない…」「具体的なアドバイスが欲しい」という方は、就職・転職エージェントに相談してみましょう。就職・転職エージェントとは、キャリアアドバイザーが仕事探しや選考対策をサポートしてくれるサービスのこと。職種や求人情報、企業ごとの事情にも詳しいアドバイザーからの助言を受けながら、転職活動を進められるのがメリットです。
就職・転職エージェントでは、やりたい仕事がない方の希望や経験を聞いたうえで、おすすめの求人情報やアプローチの方法を教えてくれます。1人で抱え込んでしまいがちな不安や疑問に対しても、専門的な視点から答えてくれるので、安心して転職活動を進められるでしょう。
「転職したいけどしたいことがない」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、既卒や第二新卒など若年層に特化した就職・転職エージェントです。キャリアアドバイザーがあなたの希望や悩みをしっかりとヒアリングしたうえで、ぴったりの求人を紹介します。
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転職したいけどしたいことがない方によくある質問
ここでは、「転職したいけど興味のある仕事が見つからない…」「スキルがない私にもチャンスはある?」といったお悩みを、Q&A方式で解決していきます。
転職したいけどしたいことがない…
やりたい仕事が見つからないときは、自己分析をして自身の経験やスキルのなかから仕事に活かせそうな要素を抜き出してみましょう。自己分析をするなかで、自分のやってみたいことや得意なことが見つかることがあります。
また、求人情報や企業のWebサイトなど多くの情報に目を通して、職種に関する知識を増やすのもおすすめです。さまざまなアプローチをしてみることで、自分では思ってもいなかった分野に興味がわいてくる可能性があります。
やりたい仕事を見つける方法については、「自分がしたい仕事を見つけるには?おすすめの方法やサービスを紹介!」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
転職したいけどスキルがない20代はどうする?
まずは、自分がもっているスキルを伸ばすことを目標にしてみましょう。新たなスキルを習得するのは時間が掛かります。自分のこれまでの経験を振り返り、伸ばせそうなスキルがないか考えてみましょう。学生時代に部活動で培った協調性や、アルバイト経験で得たコミュニケーション能力も、多くの仕事で重視されるスキルです。
また、20代という若い年齢であれば、スキルや経歴よりも意欲や将来性が重視される傾向があるため、未経験の業界・職種に挑戦してみるのもおすすめ。仕事探しの視野を広げ、興味がもてそうな仕事を探してみましょう。
転職したいけどスキルがない30代はどうする?
30代で転職活動する際は、自己分析を通じて、これまでの経験で身につけたスキルがないか探してみましょう。
30代は、20代に比べて知識や経験が重視される傾向にあるため、転職が厳しくなる可能性があります。コミュニケーション能力や問題解決能力など、さまざまな仕事で求められるスキルがあれば、選考でアピールできます。自分にとっては重要ではないスキルでも、第三者にとって魅力的なスキルに感じられるかもしれませんよ。
やってみたい仕事があるときはすぐに転職すべき?
希望する求人を逃さないために、早期の行動を起こすことは大切といえます。
ただし、転職の成功率アップやミスマッチ回避のために、無計画な行動は避けるのが無難です。自己分析や企業研究など、選考対策を一歩一歩確実に進めていきましょう。
転職したいけど何がしたいか分からなくなった場合はどうする?
自己分析で強みや興味を見つめ直し、幅広い業界・職種について調べてみましょう。スキルアップで選択肢を増やしたり、インターンや短期のアルバイトで実際に仕事を体験したりするのもおすすめです。焦らず、自分に合った仕事を探しましょう。
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