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働きながら転職するのは大変?在職中の求職活動を上手に進めるコツ!
この記事のまとめ
- 働きながら転職するのは一定の大変さがあり、計画的に行う必要がある
- 働きながら転職するメリットは、収入面の心配がなくブランク期間ができないこと
- デメリットは、仕事と転職活動の両立に体力的な負担がかかりやすいこと
- 働きながら転職活動を進めるには、有給休暇やオンライン面接を活用するのがコツ
- 在職中の転職活動は、転職エージェントを活用して効率よく行うことが可能
「これから転職活動をするなら働きながら?それとも退職後?」とお悩みの方もいるでしょう。働きながら転職活動をするには、仕事との両立が欠かせません。そのため、「自分には無理なのではないか」と不安になることもありますよね。
転職活動を働きながら行うか退職後に行うかで悩んだ場合は、それぞれのタイミングで行うメリットとデメリットを比較してみましょう。よりメリットを感じる方を選べば、転職に失敗するリスクを減らせるはずですよ。
このコラムでは、働きながら転職するメリット・デメリットについて、キャリアアドバイザーの高城さんのアドバイスを交えながら解説します。在職中の転職活動の進め方もご紹介しているので、ぜひご覧ください。
この記事にコメントしているアドバイザー
働きながら転職するのはきつい?
働きながら転職活動をするのは、一定の大変さがあるものです。「大変だけど問題ない」と思う人もいれば、「きつい」と感じる人もいるので、一括りで考えないようにしましょう。ここでは、働きながら転職活動をする際に大変と感じやすい場面をご紹介するので、参考にしてみてください。
業務量によっては体力的に辛い可能性がある
働きながら転職活動を行う場合、仕事と転職活動の2つを同時にこなさなくてはなりません。1日の業務が終わったあとに、転職サイトで求人を探したり、履歴書を書いたりする必要があるため、体力的な負担は大きいでしょう。
仕事にも転職活動のやり方にもこだわりが強い場合、人によっては睡眠時間を削って無理をしてしまうことも。仕事とプライベートのバランスを保つのは難しいかもしれませんが、健康を損ねることのないよう、業務量の調整や転職活動の効率化などを図りながら上手に進める必要があります。
転職活動に疲れないために、「転職活動に疲れたと感じるのはなぜ?見直すポイントや世代別の対処法を解説」のコラムも参考にしてください。
スケジュールの調整が難しい場合がある
働きながら転職活動をするには、仕事と転職活動のスケジュールが被らないように調整することも必要です。しかし、平日の日中に仕事をしている方が同じような勤務時間の求人に応募する場合、面接選考の時間が被ってしまうことも少なくありません。
面接の時間に職場で急なトラブルがあれば、どちらを優先すれば良いか困ってしまう場合もあるでしょう。現在の職場に転職活動をしていることを言わずに選考を進めている場合は特に、スケジュールの調整に困難さを感じることがあるかもしれません。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
高城綾香
面接は、平日の日中に行われることが多いです。今の仕事が土日休みの場合は、休みを取って面接に行かなければならないこともあります。
転職活動のスケジュールの調整が心配な方は、わたしたちハタラクティブがお手伝いすることも可能です。内定獲得後の条件交渉などもお任せいただけるので、お気軽にご相談ください。
働きながら行う転職活動のやり方
働きながら転職するというのは、一見すると難しそうですよね。しかし、計画を立てて行動すれば決して難しいことではありません。
ここでは、在職中の転職活動がどのように進むのかをご紹介するので確認してみましょう。
在職中の転職活動の流れ
在職中の転職活動を想定した基本的な流れを簡単にご紹介します。
- ・自己分析(転職の軸を設定)
- ・情報収集(業界研究/企業研究)
- ・求人探し(転職サイト/転職エージェント)
- ・応募書類の作成(履歴書/職務経歴書)
- ・面接対策(よくある質問に対する回答準備/模擬面接)
- ・内定通知(電話/メール)
- ・内定承諾(給与交渉/条件交渉/入職日の決定)
- ・直属の上司へ退職相談(退職日の決定)
- ・引き継ぎ(書類の整理/挨拶)
- ・現在の職場を退職
- ・新しい会社へ入職
まずは自己分析や業界・企業研究を通して、「自分がなぜ転職を考えているのか」「どのような仕事に就きたいのか」を明確にしておくことが大切です。ここで考えた内容が、転職活動の軸となります。
次のステップは、転職サイトや転職エージェントを活用し、求人を探すことです。気になる求人があれば履歴書と職務経歴書を用意して応募しましょう。求人を探す手段の詳細は「就職相談の窓口にはどんな所がある?サービス内容も知って上手に活用しよう」のコラムで確認できます。
書類選考を突破したら、いよいよ面接です。働きながら転職活動をする際に最も大変さを感じるのは「面接」といっても過言ではありません。仕事の合間を縫ってしっかりと対策をしたうえで、万全の体制で面接に挑みましょう。
最後は、内定の承諾と入職・退職それぞれの手続きです。内定を承諾して入職日が決まったら、すみやかに現職の会社へ退職意向を伝えてください。退職の際には、業務の引き継ぎなどをきちんと行い、円満退職できるように配慮することが必要です。
働きながら転職活動を行うメリット・デメリット
ここでは、働きながら転職活動を行うメリットとデメリットをご紹介します。「在職中と退職後、どっちに転職活動をすればいい?」とお悩みの方は、後述する「辞めてから転職活動をするメリット・デメリット」と見比べてみてください。
働きながら転職活動を行うメリット
現在の仕事を持ったまま転職活動を行う方法には、いくつかのメリットがあります。さっそく見ていきましょう。
収入面の心配がない
1つ目のメリットは、収入面での安定です。一度仕事を辞めてから転職活動を行うと、新たな仕事が決まるまでの期間収入が途絶えるリスクがあります。対して、働きながら転職を行う場合は求職活動中に収入が途切れることはありません。経済的に不安定な状況を避けられるのは、働きながら転職活動を行う大きなメリットといえます。
ブランク期間ができない
2つ目のメリットは、ブランク期間ができないことです。転職活動に専念するため仕事を辞めると、新たな仕事が見つかるまでの間、働いていない期間が発生します。
長期のブランクは、転職活動にネガティブな影響を及ぼす要素です。働きながら転職活動を行えば、新たな就職先が決まるまで現職を続けられ、ブランク期間を気にする必要はありません。
なお、ブランク期間が企業に与える印象については、「空白期間が面接官に与える印象は?答え方のポイントや履歴書の記載例を紹介」のコラムで詳しく触れています。
納得がいくまで転職先を検討できる
3つ目は、納得がいくまで転職先を検討できることです。働きながら転職活動をすれば、収入が途切れないため焦る必要がなく、自分が納得できるまで求人探しに時間をかけられます。万が一途中で気持ちが変わっても、今の仕事を続けることも可能です。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
高城綾香
働きながら転職をするメリットは、次の仕事を見つけてから退職できるため、ブランク期間を空けずに転職できる点です。離職期間を経てから転職をされる方もいらっしゃいますが、あまりにも期間が空くと「この期間は何をしていたのか?」と懸念されることがあるので注意しましょう。
働きながら転職活動を行うデメリット
メリットがある一方で、働きながら転職活動を行うデメリットも存在します。
仕事と転職活動の両立に体力的な負担がともなう
1つ目のデメリットは、体力的な負担がともなうことです。働きながら転職活動を行うと、現職の業務と転職活動の両立により、肉体的にも精神的にも少なからず負担が掛かります。負担がストレスになれば、心身の不調につながることもあるので、働きながら転職活動を行う場合は十分気をつけましょう。
面接日のスケジュール調整が難しい
2つ目のデメリットは、スケジュール調整が大変なことです。冒頭でもお伝えしましたが、働きながらの転職活動では、企業から指定された面接日程と現職のスケジュールを調整する必要があります。欠勤や早退はそう何度も繰り返せるものではないため、時間の確保に苦労する方が多いようです。
入社日が1ヶ月以上先になる
3つ目は、内定を承諾してから入社できるのが1ヶ月以上先になる可能性があることです。在職中に転職活動を行う場合、現職の就業規則により、退職まで一定の期間(通常は1ヶ月程度)を確保しなければならない場合があります。すぐに転職したい場合は、デメリットに感じるかもしれません。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
高城綾香
働きながら転職をするデメリットは、仕事と転職活動の両立の難しさです。休日や空いた時間に転職活動をすることになるため、スケジュールの調整や体力的に大変な面もあると思います。
ハタラクティブでは、働きながら転職する際の負担を少しでも減らせるよう、選考の日程調整や面接のフォローを実施しているので、ぜひご利用ください。
辞めてから転職活動をするメリット・デメリット
続いて、会社を辞めてから転職活動をするメリットとデメリットをご紹介します。働きながら転職活動をする場合と比較してみましょう。
辞めてから転職活動するメリット
現職を辞めてから新たな転職先を探すメリットは下記のとおりです。
転職活動に専念できる
普段仕事をしていた時間を自由に使えるため、転職活動に専念できます。求人探しや応募書類の作成、面接の準備といった時間の確保が楽になり、働きながら転職活動をする場合のデメリットであった、スケジュール調整の難しさや体力的な負担を解消できるでしょう。
仕事を辞めてから転職活動をする場合は、退職時期を見極めることもポイントです。「転職する時期は何月がおすすめ?あなたの目的に合わせて適した時期を解説!」のコラムでは、転職活動に有利な時期を紹介しています。
自己啓発の時間が取れる
時間に余裕ができるため、新たなスキルを学ぶ時間を確保しやすくなります。特定の資格取得を目指したり、働くうえで必要な考え方を学んだりするなど、自己啓発の時間にするよい機会です。
すぐに入社できる
すでに退職しているため、内定を獲得すればすぐに入社することが可能です。「すぐに働ける人材が欲しい」という企業側の要望があっても、期間を空けず柔軟に入社日を決められるメリットがあります。
辞めてから転職活動するデメリット
退職後に転職活動をする際は、下記のようなデメリットがあることも念頭に置きましょう。
収入がなくなるため経済的な不安がある
退職後の転職活動では、収入が途切れるため生活面で不安が生じるリスクがあります。お金は、月々の生活費やローンの返済、さらには転職活動に掛かる費用など、さまざまな場面で必要です。貯金が不十分な場合、経済的に厳しい状況に立たされる場合があるので注意しましょう。
ただし、退職後に失業手当を受け取れる場合は、経済的な不安を減らして転職活動を行えます。受給条件については「退職後にハローワークで行う手続きって何?失業保険の受給条件や手順を解説」のコラムをご覧ください。
ブランクが長引けば転職に不利になる
新たな職場を見つけるまでの期間、実際にはどのくらい時間がかかるかは未知数です。その期間が長引くと、職務経歴のブランクが生まれ、それが新たな雇用者から見て不利に作用する可能性もあるでしょう。たとえば、技術の進歩が著しいIT業界では、少しでも情報が古くなると採用のハードルが上がることがあります。
時間がある分、中だるみしやすくなる
金銭的な懸念がない場合、時間的な余裕から「もっとほかにも良い求人があるはず」「もう少し見てみようかな」と転職活動が長期化しやすいといえます。時間的な余裕があることは良いことですが、転職活動が長期化すると、モチベーションの低下につながることもあるようです。
働きながら転職活動を上手に進めるコツ
働きながら転職活動を上手に進めるコツ
- 急に休めない場合は有給休暇を活用する
- オンライン面接を利用する
- 入社希望日から逆算してスケジュールを立てる
働きながら転職活動を行うのは一定の大変さがあることは否めませんが、やり方次第で効率化は図れるはずです。ここでは、できる限り効率的に転職活動を進めるコツをご紹介するので、できそうなことから試してみてください。
急に休めない場合は有給休暇を活用する
働きながらの転職活動では、勤務時間に面接日程の調整を行う必要が出てくる場合があります。とはいえ、取引先とのアポイントメントや会議の予定が入ってしまうとなかなか休みは取れないもの。そのような事態を避けるため、あらかじめ有給休暇を数日取得しておくなどして、面接日を確保しておくと良いでしょう。
オンライン面接を利用する
働き方が多様化している昨今では、面接の形も多様化し、オンライン面接の利用が増えてきました。働きながら転職活動を進めるうえで、時間や場所の制約の少ないオンライン面接は非常に有効です。昼休みや勤務後など、自分の都合の良い時間に面接が行えれば、効率よく転職活動を進められます。
在職中に転職活動する際は、本人希望欄に連絡可能な時間を記載するなど、応募書類の書き方も工夫しましょう。詳しくは「履歴書で「在籍中」を伝える正しい書き方は?本人希望欄の活用方法も解説!」のコラムをご覧ください。
入社希望日から逆算してスケジュールを立てる
入社希望日から逆算してスケジュールを立てることは、転職活動をスムーズかつ効率的に進めるために重要です。達成時期と必要な準備・行動を明確にしておけば、転職活動が無駄に長引くことを防げるでしょう。
仕事と転職活動の両立に疲れたときはリフレッシュも必要
働きながら転職活動をする場合、仕事との両立は精神的にも肉体的にもきつい場面があります。十分な睡眠時間の確保や栄養バランスを考えた食事、適度な運動など、自身の体調管理を最優先に考えるようにしましょう。疲れを感じたときは、限界を感じる前にリフレッシュすることも大切です。短い休暇を取る、趣味に没頭する、マッサージに行くなど、心機一転できる時間を設けることで、ストレスを必要以上に溜め込まない工夫をしてみてくださいね。
働きながら転職活動をする際の注意点
最後に、働きながら転職活動を進める際の注意点をご紹介します。ついやりがちな行動もあるので、一度目を通しておきましょう。
会社に迷惑が掛からないように配慮する
働きながら転職活動を行う際は、今の職場に迷惑が掛からないよう配慮する必要があります。遅刻や早退、欠勤などが続いたり、業務中に転職活動を行うことがあれば、本来進めるべき業務が滞ってしまうことも。仕事と転職活動を両立するには、予定を詰め込み過ぎないことが大事です。
また、退職日についても今の職場に配慮する必要があります。繁忙期で人手が足りない時期に辞めるのは職場の迷惑になるため避けたほうが無難。「転職先が決まったので辞めます」と勝手に決めるのではなく、必ず直属の上司と相談しながら退職日を決めましょう。
相談時に引き止めにあうといったトラブルが生じた際は、「退職で嫌がらせを受けたときの対処法は?ヤメハラの例や回避する方法を解説」のコラムをご覧ください。
会社のパソコンやメールアドレスは使用しない
転職活動に、勤務先のパソコンや社用スマホ、社用メールアドレスを使用するのはNG。会社のパソコンやメールアドレスを転職活動に使用すると、情報漏えいのリスクや、業務への影響があるためです。一般的なビジネスマナーとしても適切ではなく、応募先に悪印象を与える恐れもあるので気をつけてください。
転職エージェントのサポートで効率良く仕事を探せる
「働きながら転職活動をするのが大変そう…」と感じる場合は、在職中の転職を諦めるのではなく、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントは、市場のトレンドを把握したうえであなたに合った転職先を提案してくれます。さらに、応募書類の作成サポートや面接日程の調整など、幅広いサポートがあるので、現職に影響を与えることなく効率的に転職活動を進めることが可能になりますよ。
若年層向けの転職エージェント「ハタラクティブ」でも、在職中の転職活動をサポートいたします。専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで支援するので、一人で行う転職活動よりも効率的です。
働きながら転職活動を行う際、特に大変さを感じやすい「選考スケジュールの調整」や「企業との条件交渉」もハタラクティブが代行。「勤務時間中に応募先とやり取りが発生したらどうしよう」というお悩みを解消できますよ。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください!
働きながら転職活動をする際によくある質問
ここでは、働きながら転職活動をする際にありがちな疑問をQ&A形式でまとめました。在職中と退職後とで転職活動のタイミングを迷っている方は、参考にしてみてください。
転職は働きながら?それとも辞めてから?
どちらが適しているかは、あなたの状況次第といえます。
たとえば、「退職して収入がなくなったら困ってしまう」という場合は、働きながら転職活動を行うのがおすすめ。また、困難な業務環境や精神的な負担からすぐにでも解放されたい場合は、退職してからの転職活動が有益になるかもしれません。自分の状況に合わせて判断しましょう。
働きながら転職活動をするのは違法ですか?
働きながら転職活動を行うことは違法ではありませんが、今の会社に影響を与えるような形で業務時間中に転職活動を行うのはNGです。
また、転職活動に会社のパソコンやメールアドレスを使用して情報が流出すると、罪に問われるリスクがあります。マナーとしても、仕事と転職活動は切り離して行うようにしましょう。
働きながら転職活動を行うのは無理でしょうか?
スケジュール管理を徹底すれば、働きながら転職活動をスムーズに進めることは可能です。
仕事と転職活動のバランスを保つことが求められますが、それ自体が新たなスキルを習得する良い機会でもあります。在職中の転職を検討している方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。応募先の選定や選考スケジュールの調整、条件交渉の代行などにも対応しているので、無理なく転職活動を進められますよ。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube