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新卒2年目の転職は難しい?甘え?辞めたほうが良い状況も解説
この記事のまとめ
- 新卒2年目を含む3年目までに離職した高卒者は37.0%、大卒者は32.3%いる
- 新卒2年目の転職は、早期退職や仕事への熱意のなさを懸念されやすい
- 新卒2年目で労働環境や企業理念などミスマッチがある場合は、転職するほうが良い
- 新卒2年目での転職は、ポテンシャルを評価されやすいので未経験分野に挑戦しやすい
転職相談で、「新卒2年目は転職できる?」「厳しい転職活動になりそう」といった声をよく聞きます。新卒2年目は、徐々に仕事に慣れ、入社当初にはなかった悩みや気づきが生まれる時期ですよね。また、転職したくても、新卒入社した会社を辞めることには多少の不安が伴うものです。
新卒2年目の転職は、企業から「社会人としてのスキルを習得しきれていないのでは?」「また早期退職になるのでは...」と懸念されることがあります。しかし、選考対策の仕方によっては、「新卒2年目」という若さを強みとして転職活動を進めることが可能です。
このコラムでは、キャリアアドバイザーの中村さんのアドバイスを交えながら、新卒2年目の転職活動について解説します。「転職したいけど厳しそう...」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事にコメントしているアドバイザー
新卒2年目の転職は厳しい?
新卒2年目に転職を考える理由には、以下のようなものが挙げられます。
・働いてみたものの、自分に合っていないと感じる
・企業の将来性に不安を感じる
・キャリアアップを目指したいが現職では難しい
上記のような転職理由と同時に、「職務経験が浅いのに転職先を探すのはリスクがあるのでは」という不安もあるようです。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
中村凌河
新卒2年目は正社員経験が1年ありますが、まだ専門スキルや経験を培う前の段階である場合が多いため即戦力でない分、高いスキルが求められる企業への応募は難易度が上がります。
しかし、実際に新卒2年目の転職の厳しさは、選考対策やそのときの転職市場の動向によっても左右されるでしょう。
ここでは、新卒2年目の転職事情を解説しますので、参考にしてみてください。
新卒2年目の転職事情
新卒2年目で転職したい場合、「新卒2年目で転職を選択する人はどのくらいいるのだろう...」と疑問に思うことはありますよね。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します 学歴別就職後3年以内離職率の推移(p.1)」によると、令和2年3月に学校卒業後、新卒入社をして3年目までに離職した高卒者は37.0%、大卒者は32.3%います。
このデータは新卒2年目のみの数値ではありませんが、新卒入社3年目になるまでに離職する方は多くいることが明らかです。
新卒2年目は、基本的に「第二新卒」としての就職活動になります。そのため、中途採用になることを覚えておきましょう。「第二新卒」の言葉の意味については「第二新卒とはいつまで?企業が求める理由や転職を成功させるポイントを解説」のコラムでも詳しく解説しているので、転職活動を始める前にチェックしてみてください。
新卒枠で応募できる可能性がある
新卒枠で応募できる可能性もあります。厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~『青少年雇用機会確保指針』が改正されました~」によると、学校を卒業して3年以内のうちは新卒として応募することが可能になりました。新卒枠で応募できれば、新卒入社して就いた職種とは異なる分野に挑戦できます。
もちろん、新卒枠の募集要項や求められる人物像は企業や求人によって違いがあるので、事前のリサーチが必要です。資格や専門的なスキルが求められる職種では、実務経験が優先されるケースもあります。
応募したい求人を見つけた際は、募集要項をしっかり確認してから選考準備を進めるようにしましょう。
ハタラクティブ プラス在籍アドバイザーからのアドバイス
中村凌河
新卒枠ではポテンシャルも採用基準なので、印象面や人柄が評価されます。とはいえ、前述したように中途採用としての面接なので、「前職で学んだことや頑張った経験などが問われることもある」という点を意識して選考対策するようにしてくださいね。
参照元
厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~
新卒2年目の転職が厳しいといわれる理由
新卒2年目の転職が厳しいといわれる理由
- 社会人としてのスキルを習得しきれていない
- 早期離職を懸念される
- 仕事への熱意が伝わりにくい
ここでは、新卒2年目の転職が厳しいといわれる理由を解説します。
社会人としてのスキルを習得しきれていない
社会人としてのスキルを習得しきれていないことが、新卒2年目で転職活動をする際の厳しさにつながっていることもあるようです。
新卒で入社してからの2年間は、社会人としての基本的な考え方や働き方を学ぶ大事な時期。ビジネスマナーやコミュニケーションスキル、仕事の進め方や業界の知識など、身につけることは多くあるでしょう。
多くの企業が「新人がこれらのスキルを習得するにはある程度の時間が必要」としているため、2年目で転職を考えると「まだ一通りのスキルを身につけきれていないのでは?」と懸念されることがあります。
早期離職を懸念される
早期離職を懸念されるのも、「新卒2年目での転職が厳しい」といわれる要因の一つ。
「新卒2年目での転職」は、企業にとっては「すぐに退職するタイプ?」「また早くに辞めてしまったら...」といった懸念ポイントになり得ます。
企業は新しい人材の教育にコストを掛けるため、「新人教育で学ぶことを吸収して活躍してほしい」「早期退職せずに長く活躍してほしい」という思いがあるでしょう。
早期離職を懸念されないようにするには、「早期退職の理由は面接でどう伝える?伝え方のポイントや例文を紹介!」のコラムで面接での回答方法のポイントを参考にしてみてください。
仕事への熱意が伝わりにくい
新卒2年目での転職は、自分がやりたい仕事に対する熱意が十分伝わりにくい側面もあります。
前述したように、まだ一通りのスキルが身につく前に早期退職したことで、企業には「仕事への熱意があるのか」という懸念が生まれかねません。
また、面接で短期間での転職理由を前向きなものとして説明できないと、「本当にこの仕事をしたいと思っているのか」「熱意がないように見えるぶん、ミスマッチを起こしやすそう」といった、さらなる不安要素も発生するでしょう。
面接で仕事への熱意を伝えるには、「『仕事をする上で大切なこと』を面接で聞かれたら?例文や対策を紹介」のコラムも活かして転職準備を進めるのがおすすめです。
新卒2年目で転職を検討すべき3つの状況
新卒2年目で転職を検討すべき3つの状況
- 労働環境が悪い
- ミスマッチが生じている
- 会社の先行きに不安がある
ここでは、新卒2年目で転職を検討すべき状況を紹介します。
「新卒2年目で転職したいけど、後悔しないか不安」「働き続けるほうが良いのか」と考えている方は、以下をチェックしてみてください。
1.労働環境が悪い
労働環境が悪い場合は、早めの転職を検討するのが良いでしょう。
労働環境が悪い職場の特徴としては、以下のような例が挙げられます。
・長時間労働が常態化している
・休日出勤が多い
・有給休暇が取りにくい
・ハラスメントを受ける
このような労働環境で働き続けると、心身の健康を損なってしまうかもしれません。
プライベートの時間を確保しにくいという点からは、仕事以外の自己実現が難しくなることも考えられます。仕事面と生活面のバランスが上手く取れないと大きなストレスにつながることがあるため、改善が見込めない場合は転職を考えると良いでしょう。
2.ミスマッチが生じている
ミスマッチが生じていると、新卒枠で応募できるうちにもう一度キャリアの立て直しを図るのがおすすめです。
ミスマッチは、あなたのキャリアプランと企業が求める人材像や理念、今後の展望が一致していないということ。「仕事内容が期待していたものと大きく異なる」「成長したい分野でのスキル向上の機会が得られない」といった場合も含まれます。
自分が望むキャリアを築けないというミスマッチが明らかに生じているのであれば、より自分に合った環境へ移るのが良いでしょう。
3.会社の先行きに不安がある
会社の先行きに不安がある場合も、新卒2年目で転職を検討するのが良いといえます。
前述した、ミスマッチが生じている場合と違う点としては、「会社が経営不振に陥っている」「業績が悪化し続けている」「リストラが絶えない」など、将来的な安定性に疑問が生じるのが特徴です。
また、入社した会社だけでなく、業界自体の先行きが不透明である場合も含まれるでしょう。長期的な視点でキャリアの安定と成長を考えたとき、転職に踏み出すのが賢明な選択になることもあります。
「新卒2年目で転職するのはあり?」という疑問がある場合は、「仕事を辞めるのは逃げじゃない!退職の判断基準と逃げ癖の改善方法を解説」のコラムもぜひご一読ください。
新卒2年目で転職しないほうが良い4つの状況
新卒2年目で転職しないほうが良い4つの状況
- 希望の仕事ができない
- 転職理由が曖昧
- 給料に納得がいかない
- 職場の人間関係に馴染めない
ここでは、新卒2年目で転職を検討すべき状況とは反対に、転職しないほうが良い状況について解説します。
以下の理由で転職したい場合は、転職せずに悩みを解決できる方法があるか考えてみるのがおすすめですよ。
1.希望の仕事ができない
入社して間もないころは、「入社してみたけど、希望していた仕事とは違うな」と感じることがあるかもしれません。しかし、「希望の仕事ができない」という悩みから転職を考えている場合は、一度立ち止まってみましょう。
希望の仕事をするためには、いくつかステップを踏まなければいけないことがほとんど。まずは新人研修で基礎を学び、徐々に応用スキルを身につけていくのが一般的です。
すぐ転職を考える前に、身につける必要のあるスキルや知識、受ける研修の数などを確認して「希望の仕事ができるようになるまでの道のり」を確認すると良いでしょう。
2.転職理由が曖昧
転職理由が曖昧な場合は、転職しないほうが良いといえます。
「何となく居心地が悪い」「多分もっと良い会社がある」といった明確でない理由のまま転職活動をしても、次の職場でも同じ考えになってしまう可能性があるからです。
時間を掛けて自己分析をし、「職場には何が不足しているのか」「仕事に何を求めているのか」といった点を明確にしてみましょう。転職する必要性を見つめ直したり、悩みを解決する方法を見出せたりします。
3.給料に納得がいかない
働くうえで給料は重要なポイントですが、給料に納得がいかない場合は、長期的な視野をもってみましょう。
入社当初の給料は、今後の長いキャリアを積むなかでのスタートラインに過ぎません。経験を積み重ねてスキルを向上させれば、昇給のチャンスがあります。また、会社によって異なりますが、多くの場合ボーナスの支給もあるでしょう。
入社すぐに給料だけを理由に転職を考えるのではなく、長期的なキャリア形成を見据える姿勢をもつことが重要です。
4.職場の人間関係に馴染めない
はじめての社会人生活をするなかで、新しい環境への適応や人間関係に悩むこともあるでしょう。しかし、職場の人間関係に馴染めないとき、すぐに転職しようとするのはおすすめしません。
どの職場にも特有の文化や空気感があるため、すぐに転職しても、次の職場でも同じ悩みを抱える可能性があります。「仕事上の関係」だと割り切ったり、ほかにも興味のある仕事があれば部署移動を検討したりするのも手。
あまりにも環境が合わないと感じる場合は転職も選択肢の一つですが、まずはいくつか改善策を試してみるのがおすすめです。
新卒2年目で転職するメリットとデメリット
新卒2年目で転職すると、今後の進路にもたらす影響がいくつか生まれます。
ここでは、新卒2年目で転職するメリットとデメリットのそれぞれを解説。前述した、転職したほうが良い例や転職しないほうが良い例に加え、今後の進路を考える参考にしてみてください。
メリット
転職するメリットには、「ポテンシャルを評価してもらえる」「異業種や未経験の職種に挑戦できる」の2点があります。
ポテンシャルを評価してもらえる
新卒2年目で転職するメリットの一つは、ポテンシャルを評価してもらえることです。
まだまだ伸びしろがあるフレッシュさをもちつつも、社会人として働く基本的なマナーや意識が身についているのは、新卒2年目の強みといえます。
異業種や未経験の職種に挑戦できる
異業種や未経験の職種に挑戦できるのも、新卒2年目で転職するメリットです。
職歴が長いと、特定の分野での専門的な活躍になりがちですが、キャリアを積む初期段階である新卒2年目は、異業種や未経験の職種にキャリアデザインを変更しやすいといえます。また、前述したように、新卒枠で応募できる企業が多いのも強みといえるでしょう。
デメリット
転職するメリットは、「新卒よりは期待されやすい」「収入ダウンのリスクがある」の2点です。
新卒よりは期待されやすい
新卒よりは期待されやすいのは、デメリットといえるでしょう。
転職市場において新卒者に比べると、「少しでも実務経験があるほうが即戦力になる」と捉えられるもの。これはメリットのようでもありますが、期待値が高いぶん、入社後のプレッシャーも大きくなりやすいというデメリットがあります。
収入ダウンのリスクがある
新卒2年目で転職すると、新卒入社した会社の初任給よりも、転職先の給料が低くなってしまうことがあります。特に、「給料が低いから」という理由で転職先を探す場合には、注意が必要です。
これまでの経験を活かせない異業種や職種に挑戦する場合も、身につけた知識やスキルをないものとして再スタートすることになるため、収入が減少するリスクを覚悟する必要があるでしょう。
新卒2年目の転職活動で注意すべきポイント
新卒2年目で転職する場合は、はじめての社会人生活に慣れる過程のなかで、また新たな職場を見つけなければいけないため、焦りや不安が生まれやすいでしょう。
ここでは、新卒2年目で転職活動を行う際の注意すべきポイントについて紹介します。
新卒時の就活感覚から脱け出す
新卒2年目の転職活動では、新卒時の就活感覚から脱け出すことが重要です。
学生のころの就職活動では、多くの企業が今後の展望や人柄を重要な評価基準としています。しかし、社会人としての転職では、企業側が求めるのは「やる気」だけではありません。働いた経験が1年あるため、新卒入社した会社で学んだことや、それらを今後どのように活かせるかが問われるでしょう。
スキルに見合ったポジションを探す
自分のスキルに見合った職場やポジションを見つけることが大切です。未経験の分野に挑戦する際も、必須とされている資格やスキルがないかを確認してから応募するようにしましょう。
しかし、ただスキルがあるからといって、すべての企業で受け入れられるわけではありません。経験やスキルだけでなく、自己分析をして適性があるかどうかも明らかにしたうえで、自分に合うポジションを見つけましょう。
自分の適性を見極めよう
自分の適性を見極めることは、転職先でミスマッチを起こさないためにも重要な作業になります。自己分析をしたり適職診断を受けたりすることで、自分に向いている職業や仕事内容を発見することが可能です。
適職診断について気になる方は、「やりたいことがない人の仕事探しは適職診断で叶う?向いてる仕事を知る方法」のコラムをぜひご覧ください。また、ハタラクティブでは、性格から分かる1分程度の適職診断を受けられます。
一時的な感情だけで内定承諾しない
一時的な感情だけで内定を承諾しないことも、新卒2年目の転職活動で大切なポイントです。
「早く自分に合った環境で働きたい」「楽になりたい」といった焦りのなかで内定を承諾するのは、また早期退職をすることになりかねません。
内定を得たからといって即座に承諾するのではなく、自分のキャリアにとってプラスになるのかをじっくり考える必要があります。短絡的に決断すると、その後のキャリアに影響してしまうでしょう。
就職先の選び方は、「就職先を『どこでもいい』で選ぶと失敗する?リスクや成功させるコツを解説」のコラムをぜひ参考にしてみてください。
新卒2年目の転職理由と伝え方
ここでは、新卒2年目での転職理由の作り方やその伝え方を解説します。転職を決めるきっかけは人それぞれですが、企業に「自社で活躍してほしい」と思ってもらえるように伝えることが大切です。
転職の動機を明確にする
転職活動をするには、転職の動機を明確にする必要があります。転職の動機が明確でないと、前述した「仕事への熱意が伝わりにくい」という事態になりかねません。
転職の動機を明確にすると、「新しい環境で何を得たいのか」「どのようなスキルを身につけたいのか」といったキャリアプランも見えやすくなります。その結果、分かりやすい転職理由の作成にもつながり、面接時に自信をもって理由を話すための準備にもなります。
ポジティブな印象になるように心掛ける
転職理由は、ポジティブな印象になるように心掛けましょう。不満や批判をメインに話すと、マイナスな印象を与えかねません。たとえば、「この会社のやり方は自分には合わない」と伝えるのではなく、「新しい方法でスキルを活かしたい」といった前向きな表現を使うのがおすすめです。
内容や構成だけでなく、「ネガティブな言葉や表現を使わない」という点も意識しましょう。転職に対する熱意や将来の展望があることを伝えれば、ポジティブなイメージをもってもらいやすくなります。
好印象を与える転職理由に関しては、「転職理由の書き方・伝え方を例文付きで解説!面接で好印象を与える方法とは」のコラムをチェックしておきましょう。
新卒2年目の転職を成功させる5つのコツ
新卒2年目で転職活動を始める場合は、以下の5つのコツを意識して選考を進めてみてください。
1.自己分析をしっかりと行う
転職活動の軸になる自己分析をしっかり行いましょう。これまでの経験はもちろん、自分の得意なこと、興味をもっていること、将来やりたいことなどを改めて振り返り、転職先に求めることを洗い出します。
自己分析は次のキャリアを築く出発点になるため、じっくり時間を掛けて自分を見つめ直しましょう。
2.企業研究を精密に行う
自己分析が完了したら、応募したい企業についての研究を行います。企業の文化やビジョン、業界内での位置づけなど、深い部分まで理解することが重要です。
企業への理解度は、志望動機の作成や面接での受け答えにも関わるもの。自己分析の結果とあわせて、自分がその企業で活躍できるかどうかを判断する材料にもなります。
3.新卒2年目の強みをアピールする
転職活動では、強みをアピールする必要があります。前述したように、新卒2年目は、ポテンシャルを評価してもらえるのが強みの一つ。新たな業務内容や企業文化を吸収して成長する伸びしろがあるとアピールするのがおすすめです。
また、新卒2年目の強みだけでなく、自己分析で発見したあなた個人としての強みもあわせて伝えられると良いでしょう。
4.説得力のある転職理由を考える
説得力のある転職理由を話せるようにしておくことが大切です。
説得力をもたせるには、志望動機との一貫性をもたせる必要があります。たとえば、「△△のスキルを学びたかったから」という転職理由に対して、「ワークライフバランスを取りやすいから」という志望動機をメインに話してしまうと、一貫性が感じられず転職する意図が見えにくくなってしまうでしょう。
転職理由をしっかり作成することは、志望動機にもつながります。志望動機についても知りたい方は、「転職の志望動機が思いつかない!内容を充実させるポイントや例文を解説」のコラムをご一読ください。
5.転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用してプロの手を借りるのも、転職活動を成功させる重要な手段の一つです。
転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーがあなたに合った求人を紹介してくれます。自己分析の深掘りや面接対策なども行ってくれるので、効率的に転職活動を成功させられるでしょう。
転職エージェントのハタラクティブでは、20代の第二新卒やフリーターの方の転職活動を支援しています。キャリアアドバイザーによる求人紹介により、自分の適性に合った求人の選考を集中的に受けられるのがメリットです。応募書類の添削や面接練習も繰り返しでき、企業ごとの特色も教えてもらえます。
「新卒2年目の転職って成功するの...?」「自分に合った環境に移りたい」と考えている場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
新卒2年目の転職に関するQ&A
ここでは、新卒2年目の転職に関するお悩みを解決しています。
入社した会社の年収が低い場合や転職を繰り返した場合についても触れているので、ぜひチェックしてみてください。
思っていたよりも年収が低いので辞めたいです
年収の低さも転職理由にはなり得ますが、すぐに転職するのは避けるのがおすすめです。
しかし、もし「昇給の機会はあるのか」「昇給するために身につけるべきスキルは何か」といった点を調べたうえで年収が上がる見込みがなければ、転職を検討してみても良いでしょう。
転職を繰り返すと内定を獲得しにくくなりますか?
何度も転職を繰り返していると、採用担当者に「すぐに辞めてしまうのでは?」という印象を与えかねません。
やむを得ない理由で転職を繰り返してしまっている場合は、明確な転職理由を説明できたり、キャリアにおいてステップアップしていると示せたりすれば、マイナスなイメージは避けられることもあります。
「社会人2年目で転職するのは早い」といわれました
社会人2年目で転職することに対しては「早い」という声も確かにありますが、「新卒2年目の転職事情」で述べたように、新卒入社をして3年目までに離職した高卒者は37.0%、大卒者は32.3%います。
転職理由は人によって異なるため、前向きな理由で転職するのであれば、新卒2年目の転職も一つの選択肢になり得るでしょう。
新卒2年目で転職活動を成功させられる自信がありません
転職活動を成功させられる自信がないときは、転職エージェントに登録するのがおすすめです。転職エージェントのプロの力を借りれば、効率的に自分の適性に合う求人情報を集められます。
転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーがあなたの適性を分析して求人紹介を行うため、ミスマッチが起きにくいのが特徴です。応募企業とのやり取りや選考日程も代行するため、在職中の転職活動をスムーズに進めたい方は、ぜひご相談ください。
監修者:後藤祐介
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。
ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
資格 : 国家資格キャリアコンサルタント・国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績 : 「働く」をmustではなくwantに。建設業界の担い手を育て、未来を共創するパートナー対談・定時制高校で就活講演 高卒者の職場定着率向上へ・【イベント開催レポート】ワークリア障がい者雇用セミナーSNS : LinkedIn®・YouTube